【舞いあがれ!】33話|赤楚衛二の本心打ち明ける演技が大好評!

【舞いあがれ!】第33話

朝ドラ【舞いあがれ!】(舞い上がれ!)第33話(第33回)が2022年11月16日(水曜)に放送されました。

33話は長崎・五島パート。貴司役・赤楚衛二の本心打ち明ける演技が大好評!祥子ばんばの名言も炸裂して…。

今回は【舞いあがれ!】(舞い上がれ!)33話のあらすじネタバレ・感想について!

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【舞いあがれ!】33話のあらすじネタバレ

【舞いあがれ!】(舞い上がれ!)33話のあらすじネタバレです。

凍った心を溶かす場所

舞いあがれ第33話
(C)NHK

舞(福原遥)と久留美(山下美月)は貴司(赤楚衛二)がいる五島に向かう。舞には貴司の居場所の当てがあった。それはかつて舞が送った絵葉書の灯台。

舞たちが灯台へ行くと、貴司はやはりそこにいた。舞と久留美の突然の登場に驚く貴司だが、二人に自分の心の内を素直に吐露する。

貴司「僕も、ここ来たら、変われるんちゃうかなて思てな」

久留美「変わりたいの?」

貴司「なんか、しんどなってしもうてん。入社して1年たっても営業成績、最下位のまんまでな。他のやつらにできてることが何でお前にはできへんねんって、めちゃ言われるようになって…。普通は聞き流せるんやろうけど、僕には突き刺さって、痛くて、しゃあないねん。

そんなんでも、僕のホンマの気持ち、八木のおっちゃんにだけは話せててん。会社で凍った心、デラシネっちゅう、あったかいところで溶かして、また出社できた。けど、おっちゃん、おらんようになってしもて…。

ほなもう、会社に行く足がすくんでしもて。一歩も動かれへんねん。どないしようって焦っている内、何でかわからんけど、この絵葉書のこと思い出したんよ。周りに溶け込んで、うまいことやろうとして、空っぽになってしもた。僕には何にもない。」

舞と久留美は静かに耳を傾けた。舞が「優しすぎんねん」というが、貴司は「人とぶつかんのが怖いだけや」という。だから人と合わせて本音を心にしまいこみ、自分の好きなもの・やりたいものさえも分からなくなってしまった。

舞が「しんどかったんやな」と受け止める。久留美が「ここ来て、何してたん?」と聞いた。

貴司「3日間、ここにおってん。最初は、白い波ばっか見ててな。ほんなら、海の色がキレイやなって気ぃ付いて。近くから遠くへ、どんどん青色が濃くなっていくのを見てた。海の果てまで見てたら、そっから空が始まってた。無限の青やで。空が暗なったら、浮き上がるように星が見えてきてん。ただの闇やと思ってた空に、こんなぎょうさん星あったんやなって…。今まで狭い世界しか見えてなかったんやな。来て、良かったわ」

自分のことば知っちょる人間

舞いあがれ第33話

その後、舞たち3人は祥子(高畑淳子)の船で、祥子の家へ。

貴司「ここが舞ちゃんの暮らしてた島なんやなあ。いっぺん来てみたかったんや。」

舞「うれしい。ありがとう」

久留美「おばあちゃん、かっこええな。」

舞「やろ。」

貴司がお風呂に入っている時、舞が貴司の両親に電話して、貴司と会えたことを報告。

電話を切った直後、大きな魚を持って一太が現れる。  

一太が「舞?ばえー!祥子ばんばの家に急なお客さんやけん、持ってけって…舞やったとか!」と歓喜。

舞の後ろから風呂上がりの貴司が「こんばんは」と一太に挨拶。舞が「貴司くん」と紹介し、祥子が一太も夕食に誘う。「およ」と了解した一太だが、なにを勘違いしたのか「俺はよか」と慌てて帰ってしまう。

祥子の家で、舞・久留美・貴司の3人は夕食をともにする。事情を聴いた祥子は貴司に「そっで逃げてきたとか」とストレートな物言い。舞は「そんな言い方…」と驚くが、祥子は「ちゃんと認めた方がよかぞ」と言う。

貴司:「はい。認めたら楽になりました。やっと凍った心が解けてきた気ぃします。ああ、海ってこんな色やった、空ってこないキレイやったなって、ちょっとずつ思い出して。違う自分になりたくて五島に来たのに、今のままでええんやって思えたんです。空にこんだけ星があることも知らんかったくせに、世の中のことはもう全部分かった、もうええって思ってました」

祥子「舞、面白か幼なじみたいね。難しいことは分からんばってん、ここに来てよかったごたっね」

舞「貴司君はな、文学青年なんよ」

祥子「変わりもんたいね」

舞「また言い過ぎやて」

祥子「そがん腫れもんごた扱わんでよか。…貴司君も周りに合わせんでよか。自分のことば知っちょる人間が一番強かけん。変わりもんは変わりもんで、堂々と生きたらよか

それを聞いた貴司はスッキリした表情で「はい」と、うなずく…。

33話の結末

舞いあがれ第33話
(C)NHK

翌日、浜辺にて。舞が、これからどうするのかと貴司に聞く。

貴司は本当の自分のまま生きている場所を探したい、という。探し方は分からない。もしかしたらないかもしれない。だが…「いろんな所に行ってみたいと思う。ほんで歌を詠(よ)む」と言う。

貴司は、自ら作った短歌を舞と久留美に見せる。

星たちの 光あつめて 

見えてきた この道をいく

明日の僕は

貴司は帰ってまず両親を説得するという。久留美も福岡の母に会ってくると宣言。

舞も「私も頑張るわ。パイロット諦めへん」と決意表明。

一方、岩倉家では…。舞から五島に残るとメールが来たことで浩太(高橋克典)は決心。めぐみ(永作博美)に、舞ともう一度話し合うため「五島に迎え行こう」と提案する。

(つづく)

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【舞いあがれ!】33話の感想

【舞いあがれ】33話の感想です。

赤楚衛二の本心打ち明ける演技が大好評!

赤楚衛二さんの本心を打ち明ける演技が大好評でした。

灯台での約6分間の独白も、その後の祥子さんの家で表情を取り戻していく2段階の演技も…いいですよね。

演出方法(と、それにこたえる演技)に着目してる方もいました↓

たしかに灯台での夕陽も活かしながらの撮影は、雰囲気がとても良かったですよね。絵ハガキの写真を見てきたという貴司くん。その夕陽に照らされ、3人で海を見ながら、貴司くんの気持ちをじっくり聞いて…。とてもいい友人関係、いいシーンの撮影でした。

まあ、貴司の語る言葉は詩的で、ちょっと舞には難しそうに感じましたが(笑)私は同じシーンを二度、三度と聞く中で、暗闇の中で輝く星に気づけた貴司くんの精神の回復が伝わってきました。(遅い?)

「変わる」のでなく、「今のまま」生きるって、素敵。

人に合わせて無理に変わって自分を見失ってはいけない…って、視聴していて思いました。

でも、貴司くんは旅人になって居場所探しするってことですかね?これは意外な展開。歌人になった貴司くんが、いつか舞ちゃんのピンチを助けてくれるかもしれません。

そして久留美も決断。勇気出しましたね。もちろん、舞も諦めないと宣言。

3人の決断、立ち上がるまでの心境がとても視聴していて伝わり、沁みてきました。

3人とも、頑張れ!!


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当記事の画像出典:『舞いあがれ!』HP

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