【ちむどんどん】98話|矢作の食い逃げ設定は必要?

【ちむどんどん】98話(98回)

朝ドラ【ちむどんどん】第98話(第98回)が2022年8月24日に放送されました。

放送後、矢作の食い逃げ設定は必要だったのかと疑問の声が…。

今回は【ちむどんどん】98話のあらすじネタバレと感想について。

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目次

【ちむどんどん】98話のあらすじネタバレ

【ちむどんどん】98話のあらすじネタバレです。

食い逃げで捕まった矢作(井之脇海)

房子(原田美枝子)は暢子(黒島結菜)がどうしてもこのまま開店するというのならと、3つの条件を出した。

そのひとつが、[店の味を任せられる料理人]を雇うこと。

暢子はこの条件にあう料理人を探していたが、うまくいかない。

そんな中、「あまゆ」の商店街でバッタリ出会ったのは、食い逃げで捕まった矢作(井之脇海)だった。

取り押さえられた矢作は包丁を落とした。危険人物とみなされた矢作は、(包丁を)「返してくれ!」と必死になって声をあげた。

「あまゆ」にて。三郎(片岡鶴太郎)が中心になって矢作の事情聴取をする。

矢作は「アッラ・フォンターナ」を自主退職した後、独立して開業したが失敗し、フォンターナの権利証も盗んだ。

現在は借金取りに終われ、妻・佳代(藤間爽子)とも離婚。日雇いの仕事を転々としているうちに、横浜・鶴見に流れ着いた。不景気だから何日も職にあぶれ「腹が減って、腹が減って」食い逃げしてしまったという。

三郎は「だからって無銭飲食していいのか?不景気なのはお前さんだけか」と、世の中のせいにはさせない。

矢作は暢子の方を見て言った。

「笑うだろ。調子乗って独立して、見栄張って分不相応な店かまえて、半年もたねえで、このざまよ。」

暢子は矢作に沖縄料理店「ちむどんどん」を手伝ってほしいと誘った。

矢作はイタリア料理じゃないことに驚いた。

暢子は妊娠中なことを明かして、矢作は求める料理人の条件を満たしているからと誘う。

矢作「嫌だね。第一、オレはもう料理人じゃねぇ。料理なんて懲り懲りだよ!」

矢作はそう言って机の上の包丁を持ち去り、「あまゆ」を去っていく。

注:愛用してきた包丁を奪われそうになったときに取り返そうとしたり、忘れずに持ち帰る行為はいまだ「料理人」であることの証しか?

暢子は表まで矢作を追いかけた。

矢作は和彦に突き飛ばしたことを謝罪し、「お腹の子、大事にしろよ」と暢子に声をかけて去った。

給食改革

沖縄では、良子(川口春奈)は給食改革で悪戦苦闘していた。

困った良子が優子(仲間由紀恵)に相談すると、優子が近所の人と井戸端会議をすることで、色々と知恵が集まる。

良子は共同売店へ行き、善一(山路和弘)に農家を紹介してほしいとお願いする。なぜそこまでするのか?良子は故郷の野菜を食べてもらたい思いを熱心に訴える。スーパーができたため地元の野菜があまり食べられなくなったから、給食を通して食べてほしい、と…。

安室のおばぁ(あめくみちこ)が良子のその訴えを立ち聞きしていて…。

一方、智(前田公輝)は居酒屋「珊瑚礁」に歌子(上白石萌歌)をレコード歌手の卵として売り込む。お金まで払う余裕はないと店主に言われるが、「歌わせてもらえれば、お金はいりません。野菜もサービスしますから」と頼む。

だが、智はギャラを前払いしてもらってきたと嘘をついてお金を歌子に渡して、ためらう歌子にお願いした。

夜、小中学校。安室のおばぁが職員室を訪ねてきて、良子に給食用に野菜を提供してもいいという親戚や友人を紹介してくれた。

安室のおばぁ「大事な給食を、あんただけに任せられんからねぇ。気が変わらんうちに早く連絡しなさい。あんたのためじゃない。子どもたちのためやさ」

良子は安室のおばぁに感謝した。

結末

暢子はフォンターナを訪れる。すると帰り際の矢作の妻・佳代(藤間爽子)とすれ違った。

暢子は矢作の現状を伝えたのち、房子に矢作を雇うことを了承してほしいと頼む。

補足:房子は「ちむどんどん」のオーナーでも何でもないので、社員採用に承諾は必要ありません。なんだか、すっかりアドバイザーという会長職みたいな感じです(笑)

二ツ橋(高嶋政伸)は矢作の悪事を知っているので、難色を示す。

房子はさっきすれ違った女性が矢作の妻だと明かす。

二ツ橋によると、矢作が上京して最初に勤めたレストランでコックとウエイトレスとして出会い、矢作が一目惚れ。「やっとプロポーズを受け入れてもらったと、うれしそうに話していたこともありました」という。

暢子が「なんで今頃、別れた奥さんがこの店に?」と尋ねると…房子は下を向いて…。 

佳代がフォンターナを訪れた真意は明かされないまま場面は暢子と和彦の自宅へ。

暢子は「矢作さんに賭けてみたい。矢作さんはまだ料理人としての自分を諦めていないと思う」と確信していた。

暢子は「まくとぅそーけー、なんくるないさ」の精神で、矢作をもう一度スカウトすることを決める。

(つづく)

【ちむどんどん】98話の感想

矢作の食い逃げ設定は必要?

食い逃げで捕まってしまった矢作。

…物語上、矢作の食い逃げ設定は必要だったのか?と視聴者から疑問の声が殺到。

店の売り上げと権利書を盗んだだけでもう充分に悪者なのに…。さらに無銭飲食とは…。

それだけ貧乏で、追い込まれているという描写なんでしょうけど、ネットでは「そこまで悪者にしなくていいのでは?」という指摘が多かったです。

給料分は働くというので、そこまで乱暴にする必要はなかったんじゃないのかとも思います。いや、それなら、なんで逃げたんでしょうね。「働く」と言っても拒否されたから逃げたのかな?ちょっと疑問に思いました。

さて。ラスト、矢作の腕を見込んで諦めない暢子。犯罪者を見捨てないのは、父親譲りでしょうか。矢作も警察に突き出されなかったですし、国民的ドラマの「朝ドラ」でこうも罪を許す展開が珍しいような…。

そういえば矢作の飲食代を支払ったのでしょうか。三郎か暢子か?そういう細部も気になってしまいますね。

矢作の妻が房子を訪ねた理由は、意図的に視聴者に隠している演出でしょうけど…。

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画像出典:NHK

ちむどんどん98話

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