【ちむどんどん】第11週のネタバレ!シェフ代行の暢子が苦戦した理由とは?
【ちむどんどん】第11週のネタバレ!
NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)【ちむどんどん】第11週「ポークとたまごと男と女」のあらすじネタバレをお伝えします。
ちむどんどん第10週では、新しい看板メニューに挑んだ暢子が見事に成功!
第11週では暢子がシェフ代行に!しかし苦戦してしまいます。その理由とは?
今回は【ちむどんどん】第11週のネタバレについて。
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【ちむどんどん】第11週のネタバレ
『ちむどんどん』第11週のあらすじネタバレを紹介!
51話(6月20日)
暢子(黒島結菜)は厨房の花形「ストーブ前」を熟せるまでに成長していた。
そんなある日、シェフの二ツ橋(髙嶋政伸)が大ケガをして入院してしまう。
二ツ橋を失ったフォンターナの厨房は大混乱。
二ツ橋が退院するまでは1か月掛かる。
その期間、厨房の司令塔の役割「シェフ」の代わりを誰が務めるのか?
房子(原田美枝子)が二ツ橋と相談して選んだ「シェフ代行」とは…
【出演】黒島結菜,仲間由紀恵,竜星涼,川口春奈,上白石萌歌,原田美枝子,髙嶋政伸,中原丈雄,山路和弘,
【ちむどんどん】51話|テンパる矢作(井之脇海)の誇張がひどい!
52話(6月21日)
暢子は二ツ橋の入院中の「シェフ代行」に指名された。
矢作(井之脇海)をはじめ厨房スタッフたちはショックを受け、親戚びいきを疑う嫌な空気が広がる。
その頃、沖縄・やんばる地域では、良子(川口春奈)が復職したいと石川(山田裕貴)に訴える。
一方、和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)が勤める新聞社でも、男女の役割について議論が起きて、トラブルに…。
【出演】黒島結菜,仲間由紀恵,竜星涼,川口春奈,上白石萌歌,原田美枝子,山中崇
53話(6月22日)
シェフ代行の暢子(黒島結菜)は、兄・賢秀(竜星涼)から「舐められないように、強気で」と助言される。
兄の言うとおり、強気な態度で臨む暢子。だが、矢作(井之脇海)ら厨房スタッフが反発して…。
暢子は、どうしたらいいのか悩みはじめる。
一方、沖縄・やんばる地域では…良子の希望する復職に障害が立ちはだかる。
【出演】黒島結菜,原田美枝子,竜星涼,川口春奈,上白石萌歌,片岡鶴太郎,石丸謙二郎,
【ちむどんどん】53話|三郎(片岡鶴太郎)の助言にネット反響!
54話(6月23日)
シェフ代行の暢子は、フォンターナの厨房を上手く仕切ることできなかった。
矢作たち男性スタッフとの溝がより一層深くなっていた。
悩む暢子は入院中の二ツ橋に会ってヒントをもらう。
だが、スッキリしない暢子は沖縄の家族にも相談する。
そのころ、沖縄では、母・優子(仲間由紀恵)が復職したい娘・良子の想いを支えていた。
【出演】黒島結菜,仲間由紀恵,竜星涼,川口春奈,原田美枝子,高嶋政伸,片岡鶴太郎,石丸謙二郎
55話(6月24日)
暢子は家族からのアドバイスを受けた。
そして、新たな気持ちでシェフ代行に挑んだ暢子。
今までの強気な態度を改めた暢子への矢作(井之脇海)たち男性スタッフは…。
沖縄やんばるでは、優子の支えを得て、良子が学校の先生に復帰する。
一方、和彦が巻き込まれていた新聞社でのトラブルは、房子のアイディアで急展開へ!
【出演】黒島結菜,仲間由紀恵,竜星涼,川口春奈,上白石萌歌,原田美枝子,髙嶋政伸,片岡鶴太郎,中原丈雄,山中崇,
ちむどんどん第11週のあらすじネタバレはここまで。
【ちむどんどん】第11週の事前レビュー
『ちむどんどん』第11週を事前レビューします。
シェフ代行の暢子が苦戦した理由とは?
シェフ代行の暢子が苦戦します。その理由とは何か考察していきましょう。
まず考えられる理由は、「コネでの抜擢」疑惑と「強気な態度」の2つ。
ちなみに第11週タイトルは【ポークとたまごと男と女】。
これも理由のヒントになりそうですよね。
ポークは力仕事をする男の象徴?たまごは出産の役割がある女の象徴か。
つまり「男女の役割の問題」?
まとめると暢子が苦戦した理由は以下の3つ↓
- オーナーのコネではないかという不満。
- 暢子が強気な態度に出たこと。
- 男と女の性差の問題。
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
オーナーのコネ疑惑
オーナーのコネというのは、暢子が房子の親戚なこと。これは事実。
疑惑というのは、コネでシェフ代行に任命されたのではないかという疑惑。
つまり「実力で選ばれたんじゃない!」という不満ですね。
これが本当なら厨房スタッフも怒りますし、モチベーションも下がってしまいます。
頑張ってもどうせ出世できないんのかって…。
果たしてその真偽は?
強気な態度
暢子の強気な態度が反発を招いてしまうようです。
なぜ反発されてしまったのか?
理由は3つ考えられます。
(1)コネのくせに!
もし誤解が解けてないならば「どうせコネだろう」という不満があって暢子を認めていないからでしょう。
(2)後輩のくせに!
また、暢子が一番の後輩な点もあるでしょう。「後輩なくせに生意気」と思ってしまうはず。
(3)女のくせに!
男は一般的にプライドが高いので、暢子の強気な態度が癇(かん)に障ったのでは?女のくせに、と。
この男と女の問題については次から詳しくみていきます。
男と女の問題(1)男尊女卑
作中の時代は、1970年代後半。
1979年に国際連合で「女性差別撤廃条約」が採択されました。
日本では「男女雇用機会均等法」が1986年4月から施行。
まだまだドラマ内での女性の地位は低かったと思います。
予告動画で暢子のこんなセリフがあります↓
女も男と同じように働けるし、ポークも食べる!
第11週の予告より
体力がない女は男のように働けない…とでも言われたのでしょうか。
ポークも食べるの意味はよく分かりませんけど(笑) 女性も昔から食べますよね。
矢作が問題というより、「女のくせに」と見下してしまう社会の風潮、男尊女卑の価値観。これが男と女の問題のひとつでしょう。
女性脳の暢子が苦戦した理由
たしかに男性の方が女性より体力はあります。
スポーツでも男女別にしているように、これは明らか。事実。
でも、男女の性差は、本来はどちらが上とか下ではなく、ただの違いのはず。
ベストセラー本『話を聞かない男、地図が読めない女』(著:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ)で、女性の脳は言語操作に長けるため「女は会話ができる」、男性の脳は空間操作に長けるため「男は地図が読める」傾向にあると示していましたが…
一般に女性は「言語能力と社会的認知」に特長があり、男性は「システム化と空間認識能力」に特長があるとされています。
「社会的認知」とは、「他者の意図」「傾向」「行動」を知覚し、解釈し、適切な感情で対応しようとする認知機能のこと。
本来、女性脳の暢子はで他者とうまくやれるタイプだろうし、これまでを見たところ「愛されキャラ」だと思います。なのにどうして?
私(筆者)は、賢秀のアドバイスで苦戦することになったのだと思います。
つまり過剰に強気に出たから…。
男と女の問題(2)男はプライドで生きている
「男はプライドを食べて生きている」と心理カウンセラーの五百田達成さんは著書で指摘しています↓
第3章 結婚/家庭編―家庭では女が社長、男は部下(男はプライドを食べて生きている、女はパンを食べて生きている;男は使えないものを集める、女は使えそうなものを捨てられない)ほか
五百田達成「察しない男 説明しない女-男に通じる話し方 女に伝わる話し方-」より
ドラマ『悪女(わる)』(日本テレビ)最終話では、男の人は自慢話が好きなのに弱みをひとに話すことが苦手と指摘していました。また、劇中である人物が年下の女性に役職で負けるわけにいかないと思って、家庭ではシリコンバレーから男の上司が来たと嘘をついていました。
同ドラマでは、男は弱みを見せられないプライドがあるとともに、【男は仕事ができないとダメ】というプレッシャーもあると描かれていました。
また、日曜劇場『マイファミリー』第5話では三輪(賀来賢人)が妻から、見栄っ張りでプライドばっかり高いと言われてしまうシーンがあります。大手弁護士事務所をクビになったのに、今でもお金があると装っていた三輪ですが、妻に嘘がバレて見栄っ張りと言われるのです。
つまり、男はプライドが大事な生き物。嘘をついたり見栄を張ってプライドを守ります。
まとめると・・・女性の地位が低い時代に後輩の暢子が先輩たちを飛び越えて「シェフ代行」へ抜擢されて、厨房スタッフの男たちはプライドが傷つけられてしまいました。そんな状態の男たちに対して、暢子が過剰に強気に出てしまったことで、シェフ代行として苦戦してしまったと考察します。
男と女の性差より個人差
男と女の性差の記事を今回色々と調べてみたのですが、「男性脳」「女性脳」は存在しないとする研究結果もあることが分かりました。
東京大学大学院教授の四本裕子さんは『「男性脳」「女性脳」に根拠はあるか 性差より個人差』(2022年6月3日配信)の記事において、脳の特徴は性差よりも個人差の方が大きい点を挙げて以下のように主張しています。
男女の平均値の違いにとらわれて、その下に広がっている多様な個人差に目を向けず、「女性だからあなたはこれが得意」「男性だからこう」と性別で分けるのは、非生産的な方法だと思います。能力のある人が、その能力を発揮できるチャンスの芽を摘んでしまっているからです。性別ではなく個人を見て、「本当に適性のある人」を取りこぼしていないかどうか、きちんと見る必要があるのではないでしょうか。
https://style.nikkei.com/…
ちむどんどん第11週では、「男と女の役割」が取り上げられます。厨房でも暢子と矢作が言い争ったり、新聞社でも問題に…。
時代背景の中で、『ちむどんどん』がどう性差の問題を描くのか分かりませんが、個人差があるのに「男だから」「女だから」と型にはめるのはもったいないなと思います。
画像出典:NHK
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