【カムカムエヴリバディ】90話│ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ。

【カムカムエヴリバディ】90話

朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第19週 第90話が2022年2月28日に放送されました。

第90話では、「ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ。」という3世代を連なるメッセージが描かれて…。

今回は【カムカムエヴリバディ】90話のあらすじネタバレと感想について。

目次

【カムカムエヴリバディ】90話のあらすじネタバレ

【カムカムエヴリバディ】90話のあらすじネタバレです。

ひなた(川栄李奈)は泣いていた

朝。大月家の玄関にて。

るい(深津絵里):「お弁当忘れなや」

桃太郎(青木柚):「うん。…お姉ちゃん大丈夫かな?」

るい:「気にしてんと、あんたは朝練、頑張り。行ってらっしゃい」

ひなたは五十嵐(川栄李奈)に振られてショックを受け、ベッドに寄りかかっていた。

服も昨日のまま。バックは床に投げっぱなし。一晩中泣いていた様子…。

五十嵐(本郷奏多)が虚無蔵に挨拶

そのころ、五十嵐は映画村の道場を掃除していた。

そこへ虚無蔵(松重豊)がやってきたので、挨拶する。

五十嵐:「申し訳ございません。今まで、ご指導くださりありがとうございました。」

虚無蔵が「はなむけだ」と刀を差しだすと、「俺はもう殺陣は」という五十嵐。

虚無蔵:「どこで何をして生きようと、お前が鍛錬し、つちかい、身につけたものはお前のもの。決して奪われることないもの。一生の宝とせよ。」

虚無蔵は、そういって木刀を渡しました。

錠一郎だからわかる五十嵐の気持ち

錠一郎(オダギリジョー)は映画村へ行き、休憩室で五十嵐と会った。

そのころ、ひなたの部屋にて。ひなたはまだすすり泣いていて、ベッドで横になる。

るい(深津絵里)が「ひなた、入るよ。お腹すいたやろ。お粥つくったよ。ここ置いとくね。」と机に置いた。

るいはひなたのベッドに腰かける。ひなたはベッドに横になりながら言う。

ひなた:「お母ちゃん、私、全然気ぃつかへんかった。私の気持ちが文ちゃんを苦しめてたやなんて。」

るいはひなたをさすった。一方、錠一郎の方は…。

五十嵐:「ひなたとのことは…」

錠一郎:「ああ。だいたい。」

五十嵐:「それなら、他にあるんじゃないかと。娘を泣かせやがってとか、責任取れとか、一発殴らせろとか…。すみません。こんなことになってしまって。」

五十嵐は頭を下げて謝った。

錠一郎:「五十嵐君。僕もなあ。夢があったんや。若い頃。でもかなわんかった。一度は手が届いたように見えたけど、でもアカンかった。」

五十嵐:「あの。夢って?」

錠一郎は、トミー北沢(早乙女太一)のCDを五十嵐に渡す。

「知ってる?」と錠一郎が聞くと、五十嵐は「名前くらいは」という。

錠一郎:「僕の友達。レコード出してCD出して、アメリカまで行って。僕の叶えられへんかった夢、全部叶えてる。新譜出るたびに買ってるけど1回も聞いてへん。そやから僕にはわかるんや。五十嵐君は、ひなたのこと大事に思ってる。そやからこそ、ひなたの前から消えるんやって。僕がるいの前から消えようとしたように…。」

ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ。

ひなたの部屋は、るいが「On the sunny side of the street」を歌う。

ひなたは起き上がり、その曲を聴く。

映画村にて。錠一郎は「暗闇にかすかな光が見えた。るいの手をつかんで歩き始めた道の向こうに。そしたら、生まれてきてくれた。まぶしい光のかたまりみたいな、ひなたが。」と告げた。

るいが歌い終わった。「何それ?」と言うひなたに、曲名を教えるるい。

るい:「『On the sunny side of the stree』ひなたの名前の由来や。ひなたがひなたの道を歩けますように。

映画村にて。錠一郎は「五十嵐君。これからいろんなことあると思うけど、それが五十嵐君が選んだ道なら、それがきっとそれが日向の道になるから」と声をかける。

るい・錠一郎が同時に「ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ。」とひなたに、五十嵐に伝える。

錠一郎は五十嵐と握手をして別れる。

るいは「さあ、店戻らんとお客さんまってるわ。」と言って、店にのれんを出しに行く。

ひなた:「ありがとう。」

母に勇気づけられたひなたは、ベッドから立ち上がり、風鈴に向けて刀を「はあ!」と振り下ろす。

(TO BE CONTINUED)

【カムカムエヴリバディ】90話の感想

「ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ。」が繋ぐ3世代

90話は、「ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ。」という言葉を、るい・錠一郎がひなた・五十嵐へ投げかけました。

安子編から続いている、『On the sunny side of the stree』のメッセージです。

稔(松村北斗)は幸せな未来像を安子(上白石萌音)にこう語っていました。↓

「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも自由に聴ける。僕らのこどもには そんな世界を生きてほしい…ひなたの道を歩いてほしい」

そんな願いが込められているひなたの名前。ひなたの生きる道もきっと輝く。輝いてほしいと両親が願っている・・・そう実感したひなたは元気になりました。

未来なんてわからなくたって、生きるのだ。

本作【カムカムエヴリバディ】には、「未来なんてわからなくたって、生きるのだ。」というキャッチコピーがあります。

振り返ると、本作は未来の見えない暗闇と同時に、それでも生きる希望を描いてきましたね。

錠一郎が海に飛び込んだ時、「歩いても歩いても暗闇しかないんだ、どこへ向かって歩いているのかわからん、サニーサイドが見えない…。」 と嘆きました。

るいは「怖がらんでいい、私が守る!あなたと2人で、ひなたの道を歩いていきたい」と錠一郎を抱きしめました。

そうして、光がさしました。ひなたが誕生しました。

夢をあきらめ経験者だからこそ、錠一郎は五十嵐の気持ちがわかります。

そして黍之丞が『暗闇でしか見えぬものがある、暗闇でしか聞こえぬ歌がある』というように、暗闇でもがき苦しんだ先に、光がさすことを錠一郎は体験的に知っています。

だから、錠一郎の言葉にはとても説得力がありました

光さす時を信じて

幼少期のひなたが「なんで何やっても続かへんのかな」と嘆いていたときも…

るいは「心配せんでええ。今は真っ暗闇に思えるかもしれんけど、いつかきっと光がさしてくる。ひなたの人生が輝く時が来る。」と言っていました。

口うるさい時がある母・るいですが、一貫して、ひなたを優しく励ましてきたのですね。

ひなた、五十嵐がどういう道を進んでいくのかわかりません。

今は暗闇に見えるかもしれない。けれど、いつかきっと2人に光がさすんじゃないか、と視聴していて希望を抱くことができた第90話でした。

89話< >91話

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画像出典:NHK

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