映画【こんな夜更けにバナナかよ】のネタバレと視聴率!感動の実話の内容とは?

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こんな夜更けにバナナかよ

映画【こんな夜更けにバナナかよ】のネタバレと視聴率!感動の実話の内容とは?

大泉洋主演、高畑充希、三浦春馬ら共演の映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】が12月4日に金曜ロードショーで地上波初放送!

今回は映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】のネタバレと視聴率を紹介!感動の実話の内容とは?

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映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】の視聴率

映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】(2020.12.04)の視聴率は、7.7%

映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】のネタバレ

映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】のあらすじネタバレを紹介します。

起:鹿野(大泉洋)は何様?

ときは1994年。北海道札幌市。

鹿野靖明(しかのやすあき)(大泉洋)は、34歳。全身の筋肉が徐々に衰えていく、筋ジストロフィー、通称:筋ジスという難病に侵されている。12歳の時に病気が発覚し、20歳まで生きられないと言われていた。しかし鹿野はこの年まで生きている。

鹿野が自分で動かせるのは手と首だけ。24時間365日誰かの介助がないと生活できないが、自立を目指して病院を飛び出し、大勢のボランティア(通称:鹿ボラ)に囲まれ、自宅で生活を送っている。

医大生の田中(三浦春馬)も、“鹿ボラ”の1人。ある日、美咲(高畑充希)が、恋人の田中に会いに鹿野の家へやってきた。鹿野は新しい鹿ボラと勘違い。急遽の欠員もあり、美咲と田中は一緒に夜間のボランティアを担当することになる。

しかし、真夜中2時ごろに「バナナが食べたい」と言い放つ鹿野。田中が買いに行こうとするが鹿野と2人になるのが困る美咲は、バナナを買いに何軒も走り回る。やっと買ってきた美咲は、いら立ちをこめて、鹿野の前にバナナをいきおいよく置く。鹿野は美咲の表情に「うわなんかいま、ぐっときた~」と告げた。鹿野が美咲に好意を抱いた瞬間だった。

一日だけでなく、その後も鹿ボラに呼ばれた美咲。ある日、美咲は鹿ボラのあとに田中とデートする予定だった。しかし欠員が出てボランティアを任されそうになる田中の姿をみて、美咲はついにブチギレ。「鹿野さんは何様? 障害者ってそんなに偉いの?」と怒りをぶつけ、鹿野の元を飛び出してしまう。

承:キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)

鹿野はエロDVDを深夜に見ていたが、どうにも気になって集中できない。田中に代筆を頼んで彼女にラブレターを書いてもらった。

「私を売るのもボランティアなの?」と怒りつつも、美咲は田中と“鹿ボラ”のベテラン・高村(萩原聖人)と共に、ジンギスカンパーティに出かけた。

そこで鹿野がアメリカに行って憧れの人に会うという夢を持ち、英検2級の合格に向けて勉強を続けているという。そして有名になって『徹子の部屋』に出演したいという。美咲は鹿野を見直し始める。

そんな中、音楽フェスが始まり、「キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)」(THE BLUE HEARTS)が歌われた。美咲と鹿野はノリノリで楽しむ。しかし鹿野がお腹をくだしトイレに間に合わず排便を失敗。それでも、美咲は「私も受験のときもらしながら受けてました」と気にも留めなかった。

転:嘘を本当に!?

ある日、鹿野が母を邪険に扱うのを目の当たりにした美咲は不思議がる。実は、鹿野は母に介助で気を使ってほしくなかった。鹿野が遠慮なくボランティアを使うのは、理由があるのだと、美咲は理解し始める。

その後も鹿野に内緒で交際を続ける美咲と田中。しかし、美咲が田中から週末に実家に呼ばれる。ついに美咲は、教師を目指す教育大の学生ではなく、フリーターであることを田中に打ち明けた。田中は嘘をつかれたことにショックを受けつつ、大きな心で許すべきか悩む。「許すか怒るかはっきりして」と自分の立場を忘れて怒る美咲。2人の関係はギクシャクしていく。

そんな中、美咲は相手が田中だとは言わずに、「恋人に嘘をついていた」と身の上相談。そこで、鹿野から「嘘を本当にすればいい」と励まされた美咲。

初詣に行ったとき、美咲は、教育大学を受けるために勉強するとみんなに宣言した。いつでも前向きな鹿野にいつの間にか美咲は心を開き始めていく。エロDVDを発揮したときは勃起できるのかどうか、という話しにまで発展。変な空気になる中、「普通なら抱きしめるところなのに…」と言う鹿野を、美咲は思わず抱きしめた。

のちに鹿野はこの時のことを「誰も来なけりゃベッドイン寸前だった」とつぶやく。それを聞いた田中は強く嫉妬し始める。

ところが、ベテランボランティアの貴子(渡辺真起子)が娘を迎えに行っていたわずかな時間に、鹿野が倒れて病院に運ばれた。

結:鹿ボラなめんな

鹿野は呼吸器をつけないと命の危機を迎えてしまう。しかし気管切開をすると、声帯を切ってしまうので言葉を話せなくなる。それは嫌だ、と鹿野は拒否。田中も医師である父に頼んでNPPV療法(マスクを使用しての酸素吸入)にしてもらった。

しかし英検の試験のため許可なしで外出した鹿野。田中は知らされておらず憤って鹿野の自宅へ。すると、またも鹿野が病院へ運ばれた。今度こそ気管切開の手術がなされ、鹿野は声を失う。

それでも、鹿野と鹿ボラは諦めてなかった。「カフの中に入れる空気の量を調節することで、呼吸器をつけていても、声を出せるようになった人がいる」という情報を、美咲が仕入れてきた。

そんな中、田中は「ベッドインって何?同情すれば、なんでもやっちゃうの?」と美咲へぶつけた。「同情じゃないかもしれないじゃん。私が鹿野さんのこと、好きになっちゃうかもしれないじゃん」と美咲は答えて、2人の決裂は深まる。

声を出す練習を行なっていた鹿野は、声を出せるようになった。初めて聞いたのは美咲。美咲は感動して、鹿野に自分のおっぱいを触らせた。それは入院したときに鹿野が冗談で最後のお願いとして頼んだことだった。

鹿野は退院を望むが、痰を取る吸引は医師か看護師、家族しか許されない。鹿ボラはファミリーだという鹿野だが、医師からは無理だと思われる。美咲は「鹿ボラなめんな!できますよ!」と啖呵を切る。

鹿ボラは痰吸引の講習を受け、鹿野を退院させた。

そんな中、田中が鹿ボラをやめる。医師も目指さないという。心配した鹿野は大学までかけつけて「何が夢なのか、やりたいことに正直になった方がいい」と言う。田中は「正直がそんなに偉いんですぁ」と逆切れした。

退院パーティーのとき、鹿野は美咲にプロポーズ。美咲は「鹿野さんは大切な存在です。でもこれは受け取れません」と断った。好きな相手がいるのだというが…。

そんな中、鹿野が外出し、倒れた。田中と美咲は駆けつけたが、無事だった。

2人の関係を知った鹿野は、田中と美咲を仲直りさせた。

その夜。鹿野は田中に「ひとは、できることより、できないことのほうが多いんだよ」と声をかける。田中は再び、医者を目指すことにした。

美咲がやってくると、鹿野は「男同士の秘密」とごまかした。

朝日を眺めた鹿野は「なんだか俺、どんどん元気になってきたよ」と言って、田中と美咲の笑いを誘った。

7年後

7年後。鹿野は亡くなっていた。鹿野から勇気をもらった田中は医師になり、美咲は教員免許を取って、小学校の先生になっている。田中と美咲は、結婚。先生の一番好きな曲なの…と、美咲は「キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)」(THE BLUE HEARTS)を教え子たちに紹介した。

鹿野や鹿ボラたちとカラオケでこの曲を熱唱するシーンが回想される。

2002年 鹿野靖明は、42歳で生涯を終えた。
のべ500人を超えるボランティアが、鹿野を支えた。
英検2級合格も、アメリカ行きもかなわなかったが、
最後まで、夢に向かって生き抜いた人生だった。

没後16年を経た現在も、鹿野ボランティアたちは、
鹿野の母の元に集まって、思い出話に花を咲かせている。

本人の映像とともに、〝本映画では当時の医療と介助を、できるかぎり再現しています。医療の進歩、法制度の変更により、現在とは異なります。〟の注意書きがアップされる。(おわり)


<前田哲監督の映画>

【そして、バトンは渡された】原作ネタバレ結末

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