【海のはじまり】最終回ネタバレと全話あらすじ!結末は夏と弥生が結婚?
【海のはじまり】原作と脚本家は?
ドラマというと原作があるのかないのか気になる方も多いと思います。
【海のはじまり】の原作について、脚本を手掛ける人気脚本家について紹介します。
原作は?
『海のはじまり』に原作はある?
『海のはじまり』に原作はありません。原案やモデルなしのドラマオリジナル作品です。
脚本は?
『海のはじまり』の脚本家は?
脚本を担当するのは⽣⽅美久さんです。生方さんは過去に『silent』(2022) 、『いちばんすきな花』(2023)を手掛けています。
【ネタバレ】南雲水季(古川琴音)について
水季の死因
南雲水季の死因は、子宮頸がんと判明。
しかも治療を拒否して、海と少しでも長くいることを選んだようです。
水季が出産を決断するまでの流れ
- 弥生が中絶をして病院のノートに記載。(※6話。ここの順序は不明。水季が中絶に来る前ではある)
- 水季が夏に中絶の同意書を書いてもらう。(※1話)
- 水季が実家で母に中絶することを伝えて喧嘩。(※4話)
- 水季が父に「相手に似るなら、産みたい。」と話す。(※4話)
- 水季が父から自身の母子手帳(朱音が記載)を受け取る。(※4話)
- 水季は母が書いた母子手帳を読む勇気がでない。(※6話)
- 水季は病院で弥生が書いたノートを見て、母が書いた母子手帳を読む決心をする。(※6話)
- 水季は産むことを決めて、実家に帰り、海の母子手帳を父に見せる。(※4話)
- 水季は母に「産むことにした」と報告。(※4話)
水季が極秘出産したわけ
水季が極秘出産した理由は、3話で明かされました。
朱音によると、水季が産むと決めたら夏は父親になると絶対に言うから。夏の選択肢を奪いたくないから。
夏が父親として頼りないとか他に恋人がいたなどではありません。
まあ、これは筆者(私)の意見ですが、極秘出産した理由としては弱い気がします。夏の選択肢というからには、夏が追いかけている夢とか目標があったりした方がいいと思うのですが…。
水季が娘に夏のアパートへの行き方を教えていたわけ
1話で、水季が娘に夏のアパートへの行き方を教えて練習させていたことが判明。SNSでは「ホラー」と怖がられ批判されました。
たしかに、練習させるぐらいなら娘を紹介しておいた方が良いのに!とツッコミたくなります。
しかし7話で、水季は現在の夏に恋人がいることを知ってしまったことが判明。夏や今カノに迷惑をかけたくなかったという納得の理由があったのですね。
とはいえ、娘にとっては実の父。自分が亡くなった後、娘が父に会いたくなったときに会える選択肢を持てるように、アパートへの行き方を練習させていた…ということですね。一応、理屈は通ってると思います。
水季が治療を拒否したわけ&がんの発見が遅れたわけ
7話で、水季は治療を拒否していた場面が描かれます。
治療拒否の理由は娘との時間を少しでも長く作りたいから。
ただ、がんが見つかったとき手遅れになっていたのには理由があります。
津野の話からすると水季は「時間とお金ができたら子どもに使うっていう生活」をしており、検診を受けたことがなく、病気の発見が遅れてしまいました。
親に頼らず娘と2人暮らしのシングルマザーであり、図書館司書の仕事はそれほど高収入でもありません。
娘のための多忙(時間)と貧困(お金)が結果的に娘との時間を短くしてしまいました。悲しいことです。
水季は親に頼って欲しかった(感想)
限界を迎える前に津野くんという他人に頼った点は良かったと思いますが…。
実家暮らしにすれば家賃・食費を家に入れるしてもかなり負担が減ったと思います。
たしかに朱音(大竹しのぶ)は出産を反対していましたが、水季曰く「親に頼れない」というほど、険悪な関係ではなかったと感じます。
弥生と母の関係はとても悪そうでしたが…南雲家はそれほどではないと思います。なので頼るところは頼って欲しかったなと私は感じました。
水季の手紙
水季が手紙を書いていて、母・朱音に渡していたことが判明。しかも夏だけでなく、夏の恋人宛ての手紙もありました。
水季の手紙(夏の恋人宛て)の内容は、弥生が病院のノートに書いた言葉と同じでした。どんな決断をしてもそれはあなたの幸せのためであり、あなたの幸せを願っています…という内容ですね。この手紙が弥生の決断(夏と別れるという選択)の後押しになりました。
【ネタバレ】百瀬弥生(有村架純)について
中絶した過去
2話で、百瀬弥生(有村架純)の過去が明かされました。中絶した経験があったのです。元カレには中絶する前提で話を進められ、母親からは出産後の手伝いを拒否されて相手男性の希望通りに中絶することを勧められます。
罪悪感との葛藤
弥生の罪悪感との葛藤が描かれています。
4話で、弥生は「許しが欲しいわけじゃない。ただ自分が無理で。自分で自分がどうしたって許せない」と漏らしていました。
しかし6話では…弥生は頼れる人が周りに誰もいなかったことから、そんな状況下で出産したとしても、完璧主義の私は自滅していた……そう自己分析していました。弥生は中絶した過去を間違ってはいなかったと思っています。
とはいえ、同じ6話で明かされたのですが、弥生は病院のノートに「人に与えられたもの(※中絶の勧めのこと)を、欲しかったものだと思い込むのが私は得意過ぎました。」「後悔とは少し違う。でも、同じ状況の人に同じ気持ちになってほしくありません」と記し、自分で決断することを勧めています。
後悔とは違うけど、自分で決断しなかったことにモヤモヤが残っているようです。
弥生は美容室でキレイにすることに負い目を感じたり、どこか自分を責めているところがあって心配ですね。
弥生は毒親な母が嫌い
弥生の母は毒親だと思える場面がいくつか出てきます。
過去パートで、弥生が母に電話で妊娠したことを相談した時のこと。弥生が「一人で育てるって」選択肢もあるのではないか?と切り出すと、母は「私は(育てるの)無理だから。お金ちゃんと出させなさいね」とバッサリ斬って、弥生の選択肢を潰しました。
5話にて。子どもの頃、母が弥生の髪を結ぶ行為は「痛くて早くて作業って感じ」だったと弥生が振り返る場面があります。弥生が父に頼むと不機嫌になるということから、父にも頼めなくなり、自分で髪を結ぶことが上手くなったそうです。
母親は多忙なため娘の髪を結ぶことが荒くなることもあるでしょう。とはいえ、夫・弥生にとっての父に手を出されるのは嫌のようです。なんだか身勝手ですよね。
弥生の母は自分優先、自己中心的な人のようです。妊娠報告のときも全く娘に寄り添ってなかったし。中絶費用のことも自分が出したくないからでしょう。
まあ、父もお母さんに気をつかっていたようですから、弥生にとっては毒親かも。
弥生が完璧主義になったのも頼れる人がいなかったからであり、空気を読んで自分のことは自分でするようになったからだと思います。
5話で、弥生は親のことを嫌いと言っていますが、夏はそんな弥生を受け止めてくれています。弥生さんはそんな夏と別れてはダメ!と私個人的には思いますが…。
弥生の思いが海の誕生に繋がる
6話にて、弥生の思いが海の誕生に繋がるという驚きの展開がありました。
具体的には、中絶した弥生が病院内のご意見ノートに記した言葉に、水季は影響を受けて出産を決断し、海が生まれることになった…という流れです。
ちなみに水季は当時、看護師に「これを書いた人(※弥生のこと)に伝えてほしい」と伝言を頼んでいます。いつか伏線回収してくると思うので、別記事で考察してみました↓
弥生が夏と破局…という意外な展開
私(筆者)は、母になるか迷う弥生が水季の手紙の影響で母になる決断をすると思っていたのですが…。なんと9話で弥生と夏が別れることになるとは意外でした。でも、その決断は弥生の幸せのため。なので、誰も責めることはできないし、弥生には幸せになってほしいとは思います。
しかし破局は9話時点。残りの放送が3回あります。そういえば、水季は看護師に「これを書いた人に伝えてほしい」と言っていたはずですが…。その伏線回収が残り3回の中であって、海のはじまりが私の思いからだったんだ!(つまり私は外野じゃなかった!)と弥生が気づいて、夏と復縁&海の母になる展開もあるかな?と予想&期待します。ちょっと創作のドラマっぽい展開ですけどね。
【海のはじまり】タイトルの意味(考察)
本作のタイトル「海のはじまり」の意味について考えてみましょう。
「海」の意味
本作のキービジュアルには海岸線があり、海はキーワードのもよう。
タイトルにある「海」には以下の3つ意味があると思います。
- 夏(目黒蓮)と元カノの間に生まれた娘の名前が海。
- そのままの意味で、自然界にある海。
- 2番目から派生した意味で、生命が誕生した場所。
娘の名前、自然の「海」、「生命誕生」…という3つの意味があると考えられます。
「はじまり」の意味
そしてタイトル「海のはじまり」の「はじまり」という部分も気になりますね。
漢字をあてると「始まり」「初まり」でしょう。では、何をスタートさせるのか。
辞書を引くと以下の2つの意味がありました↓
- はじまること。また、はじまった時期。
- 物事の起こり。起源。例:「近代医学の起源」
タイトル「海のはじまり」の意味
海の3つの意味と「始まり/初まり」の2つの意味を対応させて、まとめると…。
タイトルの意味について以下の3つを予想します↓
- 海ちゃんの始まり(起源)。→海ちゃんが父を迎えることで、家族(親子)が始まる。
- 自然の海の始まり(起源)→生命の誕生。生命の起源。
- 2の派生で、生命が誕生した場所(起源)→主人公が海ちゃんの父親になっていく。つまり主人公が海ちゃん誕生の始まり(起源)である「親」になる。
さて、一体どんな意味なのでしょうか。
放送後、タイトルの意味について思いをはせて、考えてみるのも面白いと思います♪
海のはじまりは弥生のノートから?(6話放送後)
海のはじまり(海ちゃん誕生の始まり・起源)は弥生のノートからだったことが、6話でわかりました。
水季(古川琴音)は夏に同意書のサインをもらい、中絶する気で産婦人科へ行きました。でもギリギリまで迷っていて、そこで、弥生(有村架純)が書いたノートに背中を押されます。
弥生はノート上で自分で決めることを主張し「どららの選択をしても幸せになるため」と励ましていました。その弥生の言葉に影響を受けた水季は出産を決めました。
海のはじまりは弥生のノートからだったのですね。
もちろん母・朱音の書いた母子手帳も背中を押してくれたと思います。
とはいえ、怖くて母子手帳を読めなかった水季に読む勇気をくれたのが弥生のノートだったので、弥生の影響が大きいのは事実です。
「海のはじまり」のタイトルをシンプルに考えると両親である水季と夏が起源なのだし、分かりやすいと思っていましたが、まさか弥生が起源に関わってくるとは…。
もちろん水季を育てた朱音や翔平がいないと命は繋がってないですし、どの時点が「海のはじまり」なのかを考える始めると、深いタイトルです。
【海のはじまり】主な登場人物
- 月岡夏(演:目黒蓮):主人公
- 百瀬弥生(演:有村架純):夏の恋人
- 南雲海(演:泉谷星奈):夏と水季の娘
- 月岡大和(演:木戸大聖):夏の弟
- 南雲水季(演:古川琴音):夏の元カノ。故人。
- 津野晴明(演:池松壮亮):水季の職場の同僚
- 南雲朱音(演:大竹しのぶ):海の祖母
【海のはじまり】スタッフ・主題歌
- 脚本:⽣⽅美久(『silent』『いちばんすきな花』)
- 演出:⾵間太樹(AOI Pro.)、髙野舞、ジョン・ウンヒ(AOI Pro.)
- 音楽:得田真裕
- 主題歌:back number『新しい恋人達に』
- プロデュース:村瀬健
- 制作・著作:フジテレビ
まとめ 毎週更新予定
ドラマ【海のはじまり】は目黒蓮と「silent」スタッフ(脚本・演出・プロデューサー)の再タッグとなる話題作。
放送前から「また同じチームで嬉しい」「楽しみ」と多くの期待の声が挙がると共に、「またか」「違う主演で見たかった」という批判もあります。
批判も賞賛もすべては本編をちゃんと見てから!が公平だと思います。
当記事は毎週更新していく予定です。またのぞきに来てください♪
ドラマ【海のはじまり】はフジテレビ系で、毎週月曜21時に放送中!
当記事の画像出典フジテレビ「海のはじまり」