【虎に翼】55話ネタバレと感想/「人間生きてこそ」多岐川が花岡を馬鹿と責めた理由が泣ける
伊藤沙莉さん主演の朝ドラ【虎に翼】第55話が6月14日（金曜）に放送。
家事審判所と少年審判所の合併に関して、依然として説得を続ける寅子（伊藤沙莉）だが、うまく行かない。そこで、弟・直明（三山凌輝）に賭けてみることにする。
今回は【虎に翼】第55話のあらすじネタバレと感想について。
【虎に翼】55話のあらすじネタバレ
【虎に翼】55話のあらすじネタバレです。
寅子の仕掛け
家事審判所と少年審判所の合併に関して、依然として説得を続ける寅子（伊藤沙莉）だが、うまく行かない。
12月。寅子は「東京少年少女保護連盟」のメンバーとして活動する弟・直明（三山凌輝）のキラキラな思いに賭けてみることに。
少年審判所の壇（ドンペイ）と家事審判所の浦野（野添義弘）は直明の言葉に「素晴らしい」と感銘を受けた。
直明が「お二方とも、見ている方向は一緒ということですね。僕らも、全国の学生が団結することで支援が広がっています。お二方の所属する組織が団結すれば、より多くの子どもたちを救うことができます。大人の事情があるのだとは思いますが、それを取っ払い、手を取り合えるのは本当に素敵なことです」と熱弁。
壇と浦野は、衝突している場合ではないと実感する。この日をきっかけに合併は進んでいく。
寅子は自分が仕掛けたとはいえ、釈然としなかった…。
年明け１月１日の家庭裁判所発足に向けて、家庭裁判所設立準備室の面々の奮闘が続く。
法律は幸せになるためにある
汐見は「彼らも折れるきっかけが必要だっただけ」と寅子に言い、フォローした。
全国の家裁担当者を集めて会議を開く。庁舎はどうする、人材はどうする、など問題は山積みだ。
寅子は法曹会館の支配人と交渉し、四階の宴会場を事務所として貸してくれることになった。
12月31日。寅子の家族など関係者を総動員して、なんとか仮の事務所が完成。
多岐川（滝藤賢一）が最後の仕上げとして1枚の絵画を壁に飾った。
多岐川は「桂場（松山ケンイチ）に頼んで買っておいてもらったのさ。花岡（岩田剛典）の細君の絵だよ。有志で絵を買おうということになってさ」と言った。
その絵は、大人の手に乗ったチョコレートを子供の手が取っているところが描かれた絵がだった。
多岐川は「人間、生きてこそだ。国や法、人間が定めたもんはあっという間にひっくり返る。ひっくり返るもんのために、死んじゃあならんのだ。法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が幸せになるためにあるんだよ。幸せになることを諦めた時点で矛盾が生じる。彼がどんなに立派だろうが、法をつかさどる我々は、彼の死を非難して怒り続けねばならん。その戒めに、この絵を飾るんだ」
多岐川の思い
汐見は寅子らに多岐川の思いを話す。
多岐川は自身が死刑判決を下した死刑囚の処刑を見に行ったことがある。以来、判決をねじ曲げることを恐れ、凶悪事件は担当しなくなった。
しかし、朝鮮から引き揚げ、上野で戦争孤児を目の当たりにした多岐川は、子どもたちのために残りの人生を捧げよう、未来に種を蒔く仕事をしようと誓ったという。
1949年（昭和24年）1月1日、家庭裁判所が誕生し、初めて朝を迎えた。（つづく）
【虎に翼】55話の感想 「人間生きてこそ」多岐川が花岡を馬鹿と責めた理由が泣ける
多岐川が花岡を馬鹿と責めた理由が泣けました。
多岐川は「人間生きてこそ」と言い、どんなに花岡が立派でも変わることがある法律のために死んではならないと主張。
いやー。多岐川さんは花岡の死をちゃんと悲しんでいたのですね。悲しんだ上で、繰り返してはならないから怒っていたのですね。バカ！と責めていたのですね。
多岐川さんの真意が分からなくて誤解していたことが申し訳ないし、多岐川さんの思いには涙、涙です。
SNSでも多くの視聴者が号泣していました↓
花岡の絵…😭😭😭😭😭
号泣…😭😭😭😭😭
あの時のチョコ…
花岡をアホだって言った多岐川が…😭😭😭😭
怒り続けなきゃいけないって…😭😭😭😭#虎に翼— 🕺る ぅ💛🦋 (@118sota_lu) June 14, 2024
人を幸せにする為に法律がある。多岐川さんの思いに泣いた。#虎に翼
— serami (@sirius146blue) June 13, 2024
あの時のチョコレートを分け与える絵はずっと花岡くんの温かみを教えてくれる。
人間生きてこそ。の言葉に泣ける。#虎に翼— のこね (@meek60854974) June 13, 2024
チョコレートは父と子をつないだ幸せの食べ物🥹
人間生きてこそ、その重みを感じる絵に涙がとまりません😢
ちょび髭おじさん、やるやん👍✨#虎に翼— さざなみ (@mnykkns3373) June 13, 2024
寅子はかつて「法とは弱い人を守る盾や毛布、あるいは武器なのではなく、法律自体が守るものというか。例えるなら、きれいなお水が湧き出ている場所というか。我々はそれに変な色を混ぜられたり、汚されたりしないように守らなくてはならない」ということを語っていました。
まさか、キレイな水の水源である法を守ったのが花岡になるとは……。
この時、寅子は「法改正のことはどう考えるかという問題がありますけど」と言ってたんですよね。
法を守ることは大事。でも、多岐川が言うように、法によって死んではいけないです。
法は幸せになるためにある。
時代によって法は変わります。日本が戦前、戦後でガラッと変わったように……。だから、そんな法のために死んではいけませんね。
【虎に翼】55話の出演者・スタッフ
【出演】伊藤沙莉，石田ゆり子，森田望智，ハ・ヨンス，岩田剛典，平埜生成，三山凌輝，名村辰，松川尚瑠輝，野添義弘，ドンペイ，滝藤賢一，松山ケンイチ，
【語り】尾野真千子
【作】吉田恵里香
【音楽】森優太
画像出典NHK