【特捜9season7】第8話ネタバレとあらすじ!遺品が語る死の真実と母の思いとは!
『警視庁捜査一課9係』からバトンを受け継ぐ形でシーズン7に突入した、井ノ原快彦主演【特捜9】。
難事件に挑む個性派刑事たちの活躍と、背景にあるそれぞれの人生模様を丁寧に描いてきた同シリーズ、今シーズンのテーマは多様性。
この記事では【特捜9season7】の第8話あらすじとネタバレをお届けします。
https://dorama9.com/tokusou9season7-cast/
【特捜9season7】8話あらすじ
ある日の休日、かつて鑑識官だった猪狩哲治(伊東四朗)の依頼で、特捜班の主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)と小宮山志保(羽田美智子)は、古びたマンションへ向かう。猪狩の知人・佐々木敏江(中田喜子)が2カ月前に自室で孤独死したのだが、猪狩は生前、敏江から「自分はロクな死に方をしないと思うから死んだら調べてほしい」と頼まれていたというのだ。
マンションの管理組合理事長・堀井一郎(真砂京之介)や管理人・小坂真子(笛木優子)によると、敏江は30年前に夫と死別後にマンションを購入、定年まで弁当工場を勤め上げたあと、猪狩も所属する俳句の会に参加していたが気難しい性格から周囲となじめず、孤独に暮らしていたらしい。発見されたときは死後数週間経過していて、持病もあったことから心臓発作と判断されたようだった。
さっそく、敏江の部屋を確認していくと、彼女には家族も友人もいないということだったが、部屋には若者に人気のゲーム機や一人暮らしには大きすぎる新しい炊飯器も置かれ、誰かを家に呼んでいたような形跡があった。さらに、鍵の空いた金庫の中には銀行通帳と古い写真、彼女が参加したらしい『終活セミナー』の書類が残されていて、死亡推定日の少し前に銀行口座からほぼ全財産の400万円がおろされていたことが判明。いったいその400万円はどこへいったのか…!?
また、写真には若き日の敏江と夫らしい人物、幼い女の子が写っていて、敏江に娘がいる可能性が浮上。以前、マンションで緊急連絡先を渋々敏江が書いた際「捨てた娘」といい可奈子という名前を書いていた。
そんな中、敏江の家に唯一出入りしていた人物として、終活セミナーのスタッフ・新田春斗(島村龍乃介)が捜査線上に浮かぶ。偶然にも彼は青柳靖(吹越満)が更生を見届けてきた人物だった。敏江は病死ではなく殺人なのか!? そして彼女の死に春斗はかかわっているのか!?
真実を突き止めるため、直樹は猪狩の“弟子”でもある鑑識官・佐久間朗(宮近海斗)に、“ある検証”を要請する。遺品が語る孤独死の真実とは…!?
【特捜9season7】8話ネタバレ
聞き込み捜査を進めるうちに敏江と関係がある人物が見えてくる
写真の女の子が気になる浅輪と志保は
お馴染み分析官・三ツ矢翔平(向井康二)に古い写真ゆえはっきりしない部分の修復をしてもらい、撮られた場所を特定、聞き込みを志保とともにしていく。一緒に写っている男性は鎌田外科院の院長ですでに他界していた。鎌田医院の息子の証言から女の子は院長が連れてきたがずっと写真を見ていて、いつの間にかいなくなっていたとのこと。その女の子は可奈子という名前で今40代半ばくらいになっていることが分かる。敏江はこの頃水商売をしていて、お客としてきていた院長とW不倫の仲だったよう。
可奈子って、敏江が緊急連絡先に書いていた娘の名前と一致しますね!!
その頃新藤と由真は
圧迫骨折した際に合鍵を渡されていたというヘルパーさんのところへ。合鍵は敏江に返したとのことだった。その帰りマンション近くのキッチンカーで毎週日曜に敏江がエッグコーヒーを2つ買っていて、敏江が亡くなったとされる日も女性と2人で買いに来たことがわかる。
この報告を聞いた青柳と矢沢英明(田口浩正)は先日就職祝いに喫茶店に行った際、エッグコーヒーが好きだと言っていた春斗のことが引っかかる。
いくつかの浮上した疑惑
- 写真に写っている娘は今現在どこにいるのか
- 毎週日曜日にマンション前に来ていたキッチンカーで敏江と一緒にエッグコーヒーを買った女性は誰なのか
- エッグコーヒーが好きな就活セミナースタッフの春斗はこの事件に関係しているのか
- 敏江が以前圧迫骨折した際に作った合鍵はどこに行ったのか
- 口座から下ろされた400万円はどこにあるのか
敏江の遺品から導き出した意外な人物との関係
エッグコーヒーを買った時に女性が持っていたスーパーの袋から一緒にいた女性が管理人の真子だったことがわかるが、本人は関係ないの一点張り。
一方、青柳と矢沢は敏江の家から消えたエンディングノートの行方が気になる。
悪い奴らに渡っていたら悪用されてしまいますもんね!
浅輪は敏江の冷凍庫にあったカレーとスーパーの防犯カメラに写っていた大量の材料から、カレーは8皿分作り、死亡日に4皿食べていたことを導き出すが、4皿は誰が食べたのか、真子も春斗もカレーを食べたと認めない為、謎が深まる。
そこで浅輪は猪狩の弟子で鑑識官・佐久間に指紋の採取を依頼する。
女の子のその後の足取りから、俳句に込められた思いが分かる
40年前に写真だけ持って鎌田医院から遠く離れた児童養護施設の近くで保護されていた女の子は、何も話さないため新しい戸籍を作っていたことが志保の調べでわかる。
だから真子と名前が違っていたんですね。
そうです、敏江の娘は管理人の真子だったのです!
百満月 迎えに行くよ 待っててね
この俳句が書かれていた写真をずっと大切にしていた真子は、13歳になった日の夜に、養護施設の庭にこの写真を埋めて15歳になってから施設を出てしまったのだ。
遺品は生きた証、という猪狩の言葉から捜査を進める浅輪
遺品整理を依頼された際に浅輪に言った猪狩の言葉
「他人にはゴミに見えてもその人の人生にとっては大切なものなんだ」
その言葉通り、敏江の遺品を丁寧に調べていく浅輪。鑑識官・佐久間の指紋採取により最後の晩餐の際、真子と春斗が2人でカレーの食器の片付けをしていたこと、真子と敏江が親子であることが証明された。
佐久間によると子どもの指紋って父親か母親に似るそうで、真子と敏江はとてもよく似てるんですって!
敏江を殺したと自供する人物は2人、敏江が亡くなった日に3人でカレーを食べていた
百満月、8年満月を数えて待ったが母親である敏江は迎えに来なかったため、復讐することを決めた、その為に就活セミナーで敏江からお金を騙し取ろうと出入りしていた春斗を真子が利用したのだと。しかし、あの日カレーを食べた後、突然敏江に400万円を投げつけられて「家族ごっこはもうおしまい、本当はこれが欲しいんだろ」とひどいことを言われて、「カッときて殺した」と真子と春斗それぞれが自供した。
どちらかが嘘をついている?それともどちらとも嘘をついている?
それぞれの事情聴取を進める中で、丁寧に2人の話を聞いていくと、キーボックスに入れていた合鍵の場所を知っているのは3人だけだったため、お互いが殺害したと思い込みかばっていたのだった。
キーボックスの中の鍵についた指紋から春斗の会社の社長が真犯人だった事が明らかに。盗み聞きして知り得たキーボックスの合鍵で敏恵の家に侵入し、気づかれた敏恵を杖で殴って殺していたのだ。財産、金庫の在処など全部の情報を書かしているエンディングノートを盗むために侵入したという。
俳句とエンディングノートからわかった真実とは
敏江は真子を捨ててなどいなかった。DVがひどい夫から娘を守るために鎌田の家に避難させたこと、夫が亡くなってから娘を探した時には娘の居場所がわからなくなっていた。
おぼろ月 置き去りし過去 今いづこ
この敏江の俳句は掛け言葉で、過去は娘の「かなこ」のことで、娘をずっと探していたという意味だった。そして真子のことも娘だと気づいていた。そして最後にひどい事を言ったのは、自分のことを負担にせずに自分の幸せに進んでほしいという母心から、わざとお金を投げつけて突き放したことが、エンディングノートからわかるのだった。一緒に過ごした4ヶ月間3人ともそれぞれに幸せだったという事実を胸に、真子と春斗と2人で敏恵の部屋の遺品整理をするのだった。
ずっと孤独な気持ちを抱えて生きてきた敏江、真子、春斗の幸せだった4ヶ月間の思い出があれば、
これからの2人はきっと大丈夫!
次回はいよいよシリーズ通算200回!志保の夫で元特捜班の村瀬も登場?!毎回志保が村瀬とのエピソードをちょこちょこ話題にしていましたが、来週は一緒の場面が見れますかね、記念回の【特捜9】楽しみです。
【特捜9】配信情報
【特捜9】シリーズを全話視聴するなら
TERASA
で一気見できます。今なら過去シーズンも見放題!
記事内の画像出典:「特捜9season7」公式サイト