【正直不動産】7話のネタバレとレビュー!永瀬が不動産屋になった理由とは?
【正直不動産】7話のネタバレとレビュー!永瀬が不動産屋になった理由とは?
正直者から嘘つきに、また正直者に戻った永瀬(山下智久)。
不動産屋になった理由、嘘つき営業をしていた理由が明かされる!
今回は、【正直不動産】7話のあらすじ・ネタバレ・感想について!
【正直不動産】7話のあらすじ
リバース・モーゲージは本当にお得なの?
桐山(市原隼人)が退社し、少し寂しさを覚える永瀬(山下智久)。登坂社長(草刈正雄)から呼ばれると、スパイの正体は最近成績が落ち込んでいた中島課長だったという。鵤(高橋克典)は、中島課長が子供の私立の学費に困っていることを調べ上げて、スパイをやらせていたのだ。永瀬はしばらく課長代理を務めることになる。
永瀬が過去に口八丁営業でマンションを売りつけた松永新吉(阪田マサノブ)がクレームをつけにやってくる。永瀬は嘘はついていないが、メリットばかりを強調したことを認める。松永は今すぐその物件を売れ!と迫る。
光友銀行では、榎本(泉里香)が上司からある案件を頼まれる。
月下(福原遥)は大河部長(長谷川忍)の営業にお供。契約がまとまった後に喫茶店でパフェを食べている。
部長ってそんな顔して甘党。
部長のことなめてました。
てっきり社長のコバンザメだと思ってた。
かわいい顔して部長をしれっとディスる月下。
部長が不動産屋になったのは、登坂社長に拾われたから。地元出身で結構なワルだった部長は、ティッシュ配りをしていたところ、社長に声をかけてもらった。今の自分があるのは社長のおかげ。あの人のためなら何でもやる、という。
永瀬は以前嘘つきだったのか? 月下の疑問に、たしかに営業スタイルは違っていた。
おとり物件は当たり前。自分の売りたい物件を売りつけて、トラブルが起きても知らん顔を決め込んでいた。
永瀬のもとに榎本がやってくる。築16年の一軒家を売りたい顧客のもとに行くので一緒に行ってほしいという。これが売れれば成績も持ち直す、と承諾する永瀬。しかも榎本はお礼に食事を奢ってくれるというから、メインバンクの機嫌もとれて、売り上げも上がり、タダ飯で一石三鳥!と口から出て、「正直な人ですね」と榎本。
藤崎家に出向くと、今年退職したという共働きの夫婦(前田吟、中田喜子)が、退職金でローンも完済したから、老後の資金のために家の売却を考えているという。
永瀬は、家は5000万円ほどの価値があると思うが、駅から遠いこと裏にマンションが建設中で日当たりが悪くなることを考えると好条件とも言えない。売却に時間がかかるかもしれないが、任せてもらえれば精一杯頑張るという。
すると、榎本は「キラキラ長寿」というリバース・モーゲージを勧め出す。65歳以上を対象にした住宅ローンで、自宅を担保に毎月融資を受けられる。自宅に住み続けることができるのが最大のメリットだと説明する。
しかも融資金の使い方は自由。売却よりこちらをオススメしたいと榎本。
意見を求められた永瀬に正直の風が吹く。
リバースの本当の意味は、逆に借金が増えていくということ。契約期間20年の場合、長生きしてしまうと契約満了時に一括返済が求められ、自宅を失うこともある。契約内容次第だが、メリットだけを聞いて契約するにはリスクがあると説明する。
これからリスクを説明しようと思っていたと話を合わせる榎本。そこに娘と孫が遊びにやってくる。藤崎夫妻は「キラキラ長寿」にするか売却するか考えさせてほしいと言う。
家を出て、榎本に謝る永瀬だが、食事はもちろん…「行ぐわけねぇべ」と秋田弁を発した榎本はプリプリ怒って去っていく。
社に戻り、月下に一部始終を話す永瀬。月下がリバース・モーゲージのメリットとデメリットを確認する。
メリットは、自宅にそのまま住めて、自由に使えるお金が入る。
デメリットは、高齢になってから借金を抱えることになる。金利が上がったり、地価が下がって追加担保が必要になる場合がある、ということだ。
榎本から月下にメッセージ。いつもの焼き鳥屋「しょうじきもん」に永瀬を連れてこいというのだ。永瀬は行かず、代わりに謝る月下。「正直なバカ」と罵る榎本に、以前はうそつきだったらしいという。
店主(湯江タケユキ)が話に割り込む。永瀬は学生時代からこの店に来ているが。チャラいけど嘘はつかない真面目なやつだったという。
永瀬が不動産屋になったのは、14年前の登坂社長との出会いがきっかけだった。
永瀬が不動産屋になった理由
喫茶店で、ティッシュの広告を見て、競売にかけられそうな自宅のことを不動産屋に相談する大学生の永瀬。電話を聞いていた登坂が声をかける。その不動産屋は悪徳不動産屋だと相手の手口をズバリ言い当てる。
結局、登坂に自宅の売却を任せた永瀬。家は相場で売れて、感謝を伝えると登坂は、「別に君のためにやったわけじゃない。売り手と買い手から手数料をもらっていちばん儲かったのは私」と言った。
お金が儲かって、お客からも感謝される、そんな仕事は最高だ!
永瀬は登坂に自分を雇ってくれと頼む。登坂は在学中に宅建に合格したら考えるという。
永瀬は猛勉強をして、宅建だけでなく、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格も取得して登坂のもとへ。登坂は承諾し、「不動産屋は君が思ってるほど甘い仕事じゃない」と忠告するが、永瀬は「世界一の不動産屋にしてみせる!」と豪語した。
登坂もまたバーでマダムと飲みながら永瀬との出会いを思い出していた。マダムはミネルヴァ不動産から手数料を3%にするから登坂不動産に任せている物件すべてをウチに、と営業していると告げる。
忘れられないのね、あの日のこと…とマダム。
忘れたことはありません、と登坂。
ミネルヴァ不動産では、鵤がまた悪どい手口で登坂不動産をやりこめようと企んでいる。そんな手段を使わなくても勝ってみせるという(倉科カナ)だが、建設業に絶望していた自分を救ってくれたのが鵤という事実を突きつけられ、何も言えなくなる。
永瀬が嘘つきに変わった理由
月下は、永瀬にかつて、なぜ嘘をつくように変わったのかと聞く。
そうしないと勝てなかったから…。
永瀬は入社当時、全然契約がとれず、「しょうじきもん」で皿洗いのバイトをして賄いを食べさせてもらっていた。実家は貧乏で、人がいい両親が他人の保証人になってもっと貧乏になって、そうなりたくなかった。
金稼いでタワマン住んで、いい車に乗ってって生活をしたかった。ナンバーワンの先輩の真似をしていた。セールストークはもちろん、服装、靴、時計まで。心理学から詐欺師のやり方まで取り込んだが追いつけなかった。行き着いた理由は「客を人と思わないこと」。そうすると嘘をついて営業しても心が傷まなくなり成績は上がった。
嘘はつかなくなったのではなく、つけなくなっただけ…。
【正直不動産】7話のネタバレ
藤崎家の決断
藤崎家には、娘と孫が砂場で遊びに来ていた。永瀬と榎本が訪れ、夫婦の決断を聞く。家を売却するという夫妻に理由を聞く榎本。やっとローンが終わったのに、また借金をするのはちょっと…と夫。家を手放すのは心苦しいんだけど、と妻。
しかしせっかく売却できそうになったのに、永瀬はいきなりリバース・モーゲージを勧め出す。理由は、藤崎夫妻の孫がアレルギーを持っていることだった。永瀬は夫妻が砂遊びが好きな孫のために抗菌砂を使っていることを見逃さなかったのだ。
幸せの形は人それぞれです。私はお孫さんのためだけではなく、奥様のためにもこの家を売るべきではないと思うと永瀬。それなら登坂不動産が困るのでは?と言われるが、「右から左に物件を仲介いるわけではない。家を通じてお客様の人生を豊かにするのが不動産屋の仕事」と言う。
藤崎夫妻が、娘に家の売却をやめたと告げると、娘は意外なことを言う。一榎本が永瀬を呼びに登坂不動産に駆け込んできて、藤崎夫妻と再面談。
藤崎夫妻の話。娘が小さい頃、共働きで寂しい思いをさせたということを負い目に感じていたが、娘は全然そんなこと思っていなかった、これから自分たちの人生を考えてと言った。孫にしても砂場があるから藤崎邸に来ているのではなく、じいじとばあばに会いに来ていたのだ。
それを知った藤崎夫妻は、家を売却して、孫の成長を近くで見られる物件に引っ越すという。「あなたなら信頼できる」と売却を任された永瀬はもちろん誠心誠意尽力すると宣言する。
結果的にリバース・モーゲージをおじゃんにした永瀬は榎本に謝るが、榎本は永瀬の家を売る姿勢に心を動かされたようで「これから本気で行く」と謎の宣言。
永瀬のもとに過去のクレームをつけていた松永がやってくる。松永の物件は、改装してシェアハウスにするという買い主に売却の目処がついていた。
【正直不動産】7話のレビューとまとめ
永瀬が嘘をつけなくなる前、なぜ不動産屋になったのか、登坂不動産に就職したのか、ナンバーワンやタワマン生活を目指していたのか? その真相が明かされた重要回でした。
本来、永瀬が目指していたのは、自分と会社に利益を得られてお客さんからも感謝される=幸せにできるという、一石二鳥な不動産営業だったのです。
また登坂社長が、温情のある人物であることも、部長と永瀬を拾ったことで描かれました。ミネルヴァの鵤社長との因縁はもう少し引っ張りそうなので、まだまだ目が離せません。
原作にはありませんが、月下と部長のやりとりも 面白かった!
次回、【正直不動産】8話は2022年5月24日(火)よる10時から放送です! お見逃しなく!
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