大河ドラマ【青天を衝け】のキャストとあらすじ!吉沢亮が渋沢栄一役に抜擢された理由とは?

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青天を衝け

大河ドラマ【青天を衝け】のキャストあらすじ!

2021年のNHK大河ドラマは、吉沢亮主演の『青天を衝け』

このドラマは日本資本主義の父と称され、新一万円札の顔となる渋沢栄一が主人公となります。

今回は大河ドラマ【青天を衝け】のキャストあらすじなどについて。

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目次

大河ドラマ【青天を衝け】の主演は吉沢亮

日本資本主義の父・渋沢栄一を演じるのは人気若手俳優吉沢亮さん。

若年層から圧倒的に支持されるイケメン俳優です。

吉沢亮(役:渋沢栄一)

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渋沢栄一(しぶさわ えいいち)

主人公。「日本資本主義の父」と称され、ノーベル平和賞の候補に2度上がっている。

・生まれ:1840(天保11)年、武蔵国榛沢(はんざわ)郡血洗島(ちあらいじま)村(現:埼玉県深谷市)の百姓の家の生まれ。

・幼少期:家業である藍玉の製造・販売や養蚕を手伝い、商才を磨く。

・農民から攘夷の志士を目指し、一橋家の家臣から幕臣、明治新政府への仕官を経て、実業家に転身。

・幕臣として渡ったパリ時代に、株式会社(後に合本組織と命名)やバンクの仕組みを学び、帰国後に合本組織「商法会所」を立ち上げ、日本初の銀行「第一国立銀行」の設立に尽力。

・生涯で約500の企業の育成に関わり、女子教育の普及など約600もの社会公共事業に貢献。

・生涯を通じて論語を学んだ。「論語と算盤(そろばん)」を説き、経済人の道を指南。

・晩年には、徳川慶喜の伝記を編纂。享年91。

吉沢亮(よしざわ りょう)

1994年2月1日生まれ。2011年、『仮面ライダーフォーゼ』で2号ライダーの仮面ライダーメテオを演じた。以降、『銀魂』シリーズの沖田総悟役、『リバーズ・エッジ』でヒロインの相手役、『ママレード・ボーイ』で主演、『あのコの、トリコ。』で主演、『キングダム』ではのちの始皇帝・嬴政(えい せい)役、NHK朝ドラ『なつぞら』ではヒロインの幼なじみ・天陽役を演じるなど活躍中。

吉沢亮が渋沢栄一役に抜擢された理由とは?

ドラマの制作統括の菓子浩さんが、みずみずしい渋沢栄一を描くため、20代の託せる方を探していたと制作会見で明かしていました。

制作統括の菓子は、吉沢を渋沢役に抜てきした理由について「お札の肖像も歳をとってからのものですし、渋沢栄一というと完成された人というイメージがあると思うんです。しかし、ご本人はチャレンジを続けた人で、晩年まで若き心を持った“生涯青春”の人だったんじゃないかと。青春ということで、みずみずしくて若々しい渋沢像を作りたいと思った」と語る。
続けて、菓子は「ですから、お願いする役者さんも20代で活躍されていて、お芝居を託せる方を探していて。そのときに見つけたのが吉沢さんでした」と述懐。そんな菓子は、吉沢が出演した映画『リバーズ・エッジ』『キングダム』や舞台などを観て「高い演技力に注目していましたので、お迎えすることができて嬉しいです。吉沢さんが演じる渋沢で、パワフルでチャーミングな大河をお届けしたい」と晴れやかな顔を見せた。

出典https://www.cinematoday.jp/news/N0111087

大河ドラマ【青天を衝け】のキャスト

中の家(なかんち)
”中んち”とは渋沢家のこと。

小林薫(役:渋沢市郎右衛門)〈栄一の父〉

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渋沢市郎右衛門

「中の家」を立て直すため婿養子として入る。骨身を惜しまず働く勤勉家で、家業の研究に余念がなく、藍玉づくりの名手と呼ばれた。四角四面で厳格な父だが、破天荒な栄一の生き方を誰よりも支援した。

和久井映見(役:渋沢ゑい)〈栄一の母〉

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渋沢ゑい

冬には羽織を手にして栄一を追いかける姿が「羽織のおゑい」と呼び親しまれるほど、栄一を愛情深く育てた慈愛の母。お人よしで情け深く、「みんながうれしいのが一番」の精神を幼き栄一に教える。

(役:渋沢なか)〈栄一の姉〉

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渋沢なか

栄一の姉。優しい母とは打って変わり、歯に衣着せぬ物言いで、栄一にとってはおっかない存在でもある。年ごろに育ったなかの縁談を巡って、ちょっとした騒動が起きるが……。

(役:渋沢てい)〈栄一の妹〉

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渋沢てい

栄一の妹。年の離れた栄一にかわいがられ、天真らんまんなお兄ちゃん子となる。栄一にとっては、何でも話せ、生涯にわたって信頼のおける肉親だった。やがて栄一の妻となる千代の心の友に。

新屋敷(しんやしき)

新屋敷とは渋沢一族の今で言う分家。

高良健吾(役:渋沢喜作)

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渋沢喜作

栄一の従兄。渋沢一族の一家、「新屋敷」の長男。栄一より2歳上で、幼なじみとして育ち、生涯の相棒となる。直情的だが情に厚く、弁が立つ知性派の栄一とは正反対の性格。幕末の混乱の中で彰義隊を結成し、栄一とは異なる道を歩む。

成海璃子(役:渋沢よし)

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渋沢よし

喜作の妻。情熱的な喜作にひと目ぼれし、みずからアプローチ。結婚後は、喜作がすっかり尻に敷かれるようになる。栄一と喜作が京へ旅立ってからは、千代のよき相談相手となって、共に夫の留守を支える。

尾高家(おだかけ)

田辺誠一(役:尾高惇忠〈新五郎〉)

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尾高惇忠

下手計村しもてばかむらにある尾高家の長男。従弟いとこである栄一や喜作に学問や剣術を教える。早くから水戸学に傾倒し、栄一らに大きな影響を与えた。明治維新後は富岡製糸場の初代場長となり、栄一を支える。

満島真之介(役:尾高長七郎)

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尾高長七郎

惇忠の弟、栄一の従兄。長身で堂々たる体躯たいくの長七郎は、神道無念流しんどうむねんりゅうの剣豪として名をとどろかせるようになり、栄一にとって憧れの存在に。兄の惇忠に代わって江戸や京へ遊学に行き、世情を栄一らに伝える。

 

橋本愛(役:尾高千代)

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尾高千代

惇忠、長七郎の妹。栄一よりひとつ年下で、喜作も交えた三人は幼なじみとして育つ。控えめで口数は少ないが、心の芯はめっぽう強い。栄一と結婚してからは、多忙な栄一に代わって渋沢家を守り、内助の功を発揮する。

岡田健史(役:尾高平九郎)

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尾高平九郎

尾高家の末っ子。偉大な兄たちの背中を追いかけ、姉の千代を心から慕い、文武両道で心優しい美青年に育つ。栄一のパリ行きに伴い、見立て養子となるが、そのことがきっかけとなり幕府崩壊の動乱に巻き込まれていく。

手塚理美(役:尾高やへ)

尾高やへ

尾高家の母。惇忠、長七郎、千代、平九郎の兄妹を育てあげた尾高家の母。やがて惇忠たちは尊王攘夷の思想に突き進んでいく。いやおうなく幕末の動乱に巻き込まれていく子どもたちを心配しつつも温かく見守る。

(役:尾高きせ)

尾高きせ

尾高惇忠の妻。各地から草もうの志士が訪れるほど、文武に精通した人格者の夫を寡黙に支える。長男の務めがあるため、家を出ることができない惇忠の歯がゆさを、言葉にはしないがひそかに感じている。

東の家(ひがしんち)

渋沢一族の中で最も財をなした家。

(役:渋沢宗助)

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渋沢宗助

栄一の伯父。「東の家」の当主。血洗島村の名主として、栄一の父・市郎右衛門と共に村をまとめる顔役のような存在。甥おいの栄一には、時に口うるさく小言を言う。

(役:渋沢まさ)

渋沢まさ

栄一の伯母。宗助の妻であり、栄一の伯母。人はいいが少々おせっかいな性格で、親戚である「中の家」でも何かにつけて世話を焼きたがる。宗助とのコンビネーションが絶妙で、なんだか憎めないおしどり夫婦。

水戸藩(みとはん)

竹中直人(役:徳川斉昭)

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徳川斉昭

水戸徳川家第9代藩主。先進的で実行力に富み、気性の激しさもあって、のちに「烈公れっこう」と呼ばれる。それゆえに敵は多い。栄一の主君となる慶喜の父でもあり、幼少期から慶喜の才に期待し、暑苦しいほどの愛情深さで育てた。

(役:藤田東湖)

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藤田東湖

斉昭の側近。水戸藩主就任から支えた斉昭の腹心。斉昭が隠居謹慎処分を受けると、東湖も蟄居ちっきょを命じられるが、やがて斉昭と共に復活。「回天詩史」など数々の著作が尊攘志士に愛読され、信望を集めた。安政の大地震で非業の死を遂げる。

津田寛治(役:武田耕雲斎)

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武田耕雲斎

斉昭の側近。藤田東湖と共に藩主・斉昭を支えた、尊攘派の水戸藩士。やがて東湖の息子・藤田小四郎が起こした「天狗てんぐ党の乱」をいさめる立場に立つも、小四郎に懇願されて総大将となり悲惨な最期を遂げる。

原日出子(役:吉子〈登美宮とみのみや〉)

吉子〈登美宮とみのみや〉

水戸藩9代藩主・徳川斉昭の正妻であり、慶喜の母。夫の斉昭は豪傑で気性が荒かったが、宮家出身の吉子を慈しみ、夫婦仲は非常に睦むつまじい。波乱続きの水戸藩を見守り、内助の功を発揮する。

一橋家(ひとつばしけ)

草彅くさなぎ 剛(役:徳川慶喜)

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徳川慶喜

徳川斉昭の七男。一橋家を継ぎ、徳川幕府最後の将軍へ。側近・平岡円四郎の目利きで渋沢栄一と出会い、財政改革に手腕を発揮した栄一を重用する。幕府終焉しゅうえんの時を迎えてからも、慶喜と栄一の厚い信頼関係は終生に及んだ。

堤真一(役:平岡円四郎)

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平岡円四郎

慶喜の側近。旗本の息子でありながら不甲斐ふがいない日々を送っていたが、縁あって慶喜の小姓となる。ほれこんだ慶喜からの信頼を厚くし、筆頭クラスの用人にまで昇進。攘夷じょういの志士を目指していた栄一は、円四郎と出会ったことで人生が動きだす。

木村佳乃(役:平岡やす)

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平岡やす

円四郎の妻。吉原の売れっ子芸者であったが、放蕩ほうとう無頼の生活を送っていた武士・平岡円四郎に見初められてその妻となる。とびきり美人だが気はめっぽう強く、粗野で破天荒な円四郎もやすには頭が上がらない。

美村里江(役:徳信院)

徳信院(とくしんいん)

慶喜の養祖母。一橋家当主・徳川慶寿よしひさの正室となるも、若くして死別し「徳信院」と名乗る。慶寿の後継も亡くなり、慶喜が次いで後継となったため、わずかな年齢差で養祖母となる。ふたりは特別な信頼関係で結ばれた。

川栄李奈(役:美賀君)

美賀君(みかぎみ)

慶喜の正室。病にかかった慶喜の婚約者の代わりとして正室になる。一橋家の未亡人である徳信院と慶喜の恋仲を疑い、自殺未遂の騒動を起こした。付かず離れずの夫婦であるが、やがて慶喜のよき理解者となる

中島 歩(役:徳川慶篤)

徳川慶篤(とくがわよしあつ)

慶喜の兄。第9代水戸藩主・徳川斉昭なりあきの長男。父・斉昭が隠居を命じられたことで家督を相続するも、老公として君臨する父に振り回されがち。安政の大獄では登城禁止に処された。後に藩内で巻き起こる、天狗てんぐ党の乱を抑えることができず苦心する。

(役:徳川昭武)

徳川昭武(とくがわあきたけ)

慶喜の弟。第9代水戸藩主・徳川斉昭の十八男。慶喜の異母弟にあたり、幼名は松平昭徳あきのり。将軍となった慶喜の名代としてパリ万国博覧会へ出向くことになり、随行した栄一と特別な絆を結んだ。大政奉還によって帰国を余儀なくされ、最後の水戸藩主となる。

遠山俊也(役:猪飼勝三郎)

猪飼勝三郎

一橋家の側用人。若かりし小姓時代、慶喜に怪我けがをさせるという失態をおかすが、戒めることなく寛容に受け入れた慶喜にほれ込む。いかにも人のよい性質で、一橋家に仕官したばかりの栄一や喜作の世話をあれこれと焼く。

波岡一喜(役:川村恵十郎)

川村恵十郎

慶喜の側近・平岡円四郎の部下として柔軟に動き、鋭い目つきで情報収集に努める。江戸の酒場で見かけた、威勢のいい栄一と喜作に最初に目を付けた。攘夷派から命を狙われる円四郎のそばに付き、護衛を務める。

徳川家

吉幾三(役:徳川家慶)

徳川家慶

江戸幕府第12代将軍。実子の家定を将軍とすることに不安を覚え、英邁えいまいと名高い慶喜を後継ぎにしたいと考える。慶喜に手ずから舞を教えたり、まるで本物の親子のように慶喜をかわいがる。

渡辺大知(役:徳川家定)

徳川家定

江戸幕府第13代将軍。他人との交流が不得手であり、乳母の歌橋にだけ心を開く。父・家慶の急逝で将軍となるが、周囲は飾り物と見ていた。そのため、期待を一身に浴びる慶喜にひそかに嫉妬心を抱く。

上白石萌音(役:篤君〈天璋院〉)

篤君〈天璋院〉

薩摩藩主・島津斉彬なりあきらの養女から、家定の正室となる。実は、家定に後継として慶喜を認めさせるという密命を背負っていた。ところが家定が早世。天璋院と名乗り、徳川の女性として生きる決心をする。

(役:歌橋)

歌橋

家定の乳母。乳母として幼いころから養育にあたってきたため、家定から全幅の信頼を寄せられている。慶喜を嫌っており、将軍継嗣けいしでは幼い慶福よしとみを推す。「イモ公方」と呼ばれたほど芋好きの家定と和やかに芋菓子を作ることも。

江戸幕府

岸谷五朗(役:井伊直弼)

井伊直弼(いいなおすけ)

大老。彦根藩主の14男として不遇な人生を送るが、兄の病死により藩主に就任。さらに大老となり、幕府の実権を握ったことで運命は180度転換する。「安政の大獄」を断行して、慶喜らに非情な制裁を下す。

大谷亮平(役:阿部正弘)

阿部正弘

老中。25歳で老中となった若きエリート。ペリー来航後の国難に立ち向かうため、水戸藩主・徳川斉昭を海防参与に登用するなど手腕を発揮。開国か鎖国かに揺れる幕府の舵取りに、心労を重ねていく。

佐戸井けん太(役:堀田正睦)

堀田正睦(ほったまさよし)

老中。一度は老中を罷免された身ながら、阿部の要請で再び老中に復活。阿部の急死後は幕府の中枢を担い、開国を推し進めようとするも失敗。井伊直弼が大老となったことで、再び罷免されることになる。

中村靖日(役:永井尚志)

永井尚志(ながいなおゆき)

海防掛(かいぼうがかり)。ペリー来航後、海防掛に就任。海防参与となった徳川斉昭の過激な言動に振り回される。将軍継嗣けいし問題では一橋派に属していたため、安政の大獄にて罷免された。やがて慶喜を補佐する立場となる。

磯村勇人(役:徳川家茂)

徳川家茂

江戸幕府第14代将軍。将軍継嗣けいし問題で徳川慶喜の対立候補となるも、大老・井伊直弼なおすけの計略によって、若くして将軍の座についた。公武合体のため皇女・和宮かずのみやと結婚。やがて将軍後見職に付いた慶喜に支えられるが、自身の無力さを嘆き、発奮する。

深川麻衣(役:家茂の正室・和宮)

和宮

孝明天皇の妹宮。幼いころより許婚いいなずけがいたにもかかわらず、幕府が目指す公武合体の象徴として、将軍・家茂との縁組みが浮上。和宮は固辞するもかなわず、泣く泣く降嫁こうかした。しかし、家茂の誠実な人柄に触れ、次第に心を開いていく。

勘定奉行

平田満(役:川路聖謨)

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川路聖謨(かわじとしあきら)

勘定奉行。努力と才能で勘定奉行まで上り詰めた切れ者。幕末の外交問題に欠くことのできない存在となる。幕臣の師と慕う人の息子である平岡円四郎に目を掛け、徳川慶喜の側近として円四郎を推薦する。

福井藩

要潤(役:松平慶永〈春嶽〉)

松平慶永〈春嶽〉
福井藩主。「才ある美しいものを好む」という気質からか、慶喜の英邁えいまいさをいち早く見抜いてすっかり心酔。慶喜を次期将軍に押し上げるべく奔走する。安政の大獄で隠居した後、慶喜と共に京へ上り、政界に復帰する。

小池徹平(役:橋本左内)

橋本左内(はしもとさない)

福井藩士。藩主の慶永に才能を見いだされ、藩医の立場から側近へ。将軍継嗣けいし運動の中心となり、慶喜の側近・平岡円四郎を巻き込んで、慶喜の英邁えいまいさを伝える文書を完成させる。安政の大獄により若き命を散らす。
薩摩藩

池田成志(役:島津久光)

島津久光
息子である薩摩藩主・茂久もちひさの後見となり、「国父」として藩政を動かす。公武合体を推進するため、薩摩より兵を率いて上洛した。雄藩による政治参画を実現するため「参与会議」を発足させる。参与メンバーである慶喜とは横浜鎖港をめぐって対立する。

博多華丸(役:西郷隆盛)

西郷隆盛

久光が目指す公武合体実現のため、流罪るざいを赦免されて藩政に復帰。大坂にある薩摩藩士・折田おりた要蔵ようぞうの塾に、一橋家の命で偵察に来ていた栄一と出会う。周りの薩摩藩士たちは栄一に不信の目を向けていたが、西郷は共に豚鍋をつつきながら栄一を見定めようとする。

石丸幹二(役:大久保利通)

大久保利通

薩摩藩の実権を握る国父・久光の側近として、公武合体を実現するために上京。裏工作に奔走しつつ、腹の内が読めない慶喜を強く警戒する。やがて、明治新政府では大蔵卿に就任するが、部下となった栄一とは近代化をめぐる路線の違いで対立する。

徳井優(役:折田要蔵)

折田要蔵

昌平黌しょうへいこうで蘭学を学び、兵学に通じる。迫りくる異国の脅威に備え、大阪湾に砲台を築造するため、幕府から御台場おだいば築造掛ちくぞうがかりに抜擢された。栄一はその人となりを探るという命を受け、大坂にある折田の塾へ潜入捜査することになる。

ディーン・フジオカ(役:五代才助〈友厚〉)

五代才助〈友厚〉

薩英戦争で捕虜となるも釈放される。長年の長崎遊学から世界情勢に通じており、貿易による富国強兵を唱えて渡英。留学中にパリ万国博覧会の情報をいち早く得て、薩摩藩としての参加を実現し、幕府の威信を落とす。このとき、幕府側の一員として参加していたのが栄一だった。後に「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となる。

おディーン様と呼ばれるブレイクのきっかけとなった連続テレビ小説『あさが来た』と同じ五代友厚役としてディーン・フジオカが帰ってきます。NHKも視聴者の心をとらえるのがうまいですね。
栄一に影響を与える人々

玉木宏(役:高島秋帆)

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高島秋帆(たかしましゅうはん)

高島流を確立した洋式砲術家。保守派の陰謀で投獄され、その後、栄一が生まれ育った武蔵国むさしのくに・岡部藩おかべはんの牢ろうに移される。やがてペリー来航により、秋帆の見識が幕府に求められて赦免。講武所砲術師範となって軍事の近代化に尽くす。

酒向芳(役:利根吉春)

利根吉春

岡部藩代官。栄一が暮らす血洗島村を治めている岡部藩の代官。時折、中の家なかんちにやってきては横柄な態度で馳走ちそうをむさぼり、宗助や市郎右衛門に莫大な御用金や人足を求める。やがて大人になった栄一も対じすることになる。

(役:真田範之助)

真田範之助

剣術家。北辰一刀流・千葉道場で腕を磨いた剣豪。各地の道場を巡っては武者修行を続けている。尾高の道場に手合わせを挑んできたことをきっかけに、栄一たちとの友情が生まれる。

山崎銀之丞(役:大橋訥庵)

大橋訥庵(おおはしとつあん)

江戸の儒学者。「思誠塾しせいじゅく」を開き尊王攘夷を唱え、多くの塾生に影響を与える。栄一の従兄である尾高長七郎も塾生のひとりであり、大橋の思想に傾倒。大橋の旗振りによって老中・安藤信正の暗殺計画を企てる。

藤原季節(役:藤田小四郎)

藤田小四郎(ふじたこしろう)

水戸藩士。水戸学の大家・藤田東湖の息子。江戸の酒場で栄一と出会い、ふがいなさをいさめられて発奮する。やがて水戸藩の過激派を率いて「天狗てんぐ党」を結成し、悲劇の争乱を起こす。

海外

モーリー・ロバートソン(役:マシュー・ペリー)

マシュー・ペリー
米国海軍軍人。日本を開港させるという使命を背負い、黒船を率いて浦賀に到着。幕府に国書を手渡し、その半年後に約束通りに再来航した。煮え切らない幕府に強気の交渉で挑み、日米和親条約を締結させる。
諸藩

菅原大吉(役:伊達宗城)

伊達宗城(だてむねなり)

第8代宇和島藩主。将軍継嗣問題では慶喜擁立に関わったことから、安政の大獄では隠居謹慎に処された。島津久光の公武合体運動によって政界に復帰し、朝議参与に任命されるが、久光や松平春嶽しゅんがくらと共に開国の道を唱え、慶喜と衝突する。

水上竜士(役:山内容堂)

山内容堂

第15代土佐藩主。安政の大獄では、将軍継嗣に慶喜を推したことで隠居謹慎を命じられたが、その後、朝議参与に任命される。容堂の酒好きは有名で、伊達宗城からは酔狼君すいろうくんとあだ名されたほど。容堂が慶喜に建白したことで、大政奉還が実現した。

尾上右近(役:第百二十一代天皇)

第百二十一代天皇

異国を毛嫌いし、攘夷の決行を幕府に迫る。とはいえ倒幕を望んではおらず、公武合体に理解を示し、妹・和宮の家茂への降嫁も認めた。攘夷派の公家たちが長州藩と手を組むようになると、三条実美さねとみら七卿しちきょうを京より追放。禁裏御守衛きんりごしゅえい総督となった慶喜を頼みとする。

(役:岩倉具視)

岩倉具視

朝廷改革を志す公家。桜田門外の変で井伊直弼が殺害された後、公武合体を計画する幕府と交渉する立場にあった岩倉は、和宮降嫁を後押しした。しかし尊王攘夷派から佐幕派とみなされ、排斥の圧力によって孝明天皇からも疑われるようになり、やがて蟄居ちっきょを命じられる。

奥田洋平(役:中川宮)

中川宮(なかがわのみや)

公家。公武合体派の中心の一人。安政の大獄で一橋派として処分されるが、井伊の死後に赦免される。孝明天皇の信頼を厚くし、薩摩藩や会津藩と手を結んで、急進的な攘夷・倒幕を唱える長州派の公家を京都から追い出した。やがて孝明天皇の死によって求心力を失う。

金井勇太(役:三条実美)

三条実美(さんじょうさねとみ)

攘夷派の公家。長州藩の尊攘派と手を結び、攘夷祈願のための孝明天皇の行幸計画を主導するが失敗。中川宮らが主導した八月十八日の政変で京都から追放され、長州へと逃れることになる。明治維新後、官位が戻され、明治新政府の議定に岩倉具視ともみと共に就任する。

江戸の商人

渡辺徹(役:梅田慎之介)

梅田慎之介
江戸の武具商。横浜焼き討ち計画を実行するため、栄一と喜作が武器の調達に梅田の店を訪れる。百姓の姿をした二人を見ていぶかしがるが、武士顔負けの心意気と金払いのよさにほれ込み、力を貸すことを決める。
新撰組

町田啓太(役:土方歳三)

土方歳三
池田屋事件で功績を挙げた新選組の副長。幕臣になった栄一とある任務で出会い、同じ百姓出身ということもあって意気投合する。鳥羽・伏見の戦いで敗れるが、官軍に抵抗して各地を転戦。榎本武揚(えのもと・たけあき)や栄一のいとこ・喜作らと箱館に渡り五稜郭を占領するが、新政府軍との壮絶な闘いの中で戦死する。

大河ドラマ【青天を衝け】のあらすじ

官尊民卑かんそんみんぴなんて、くそくらえ。百姓からの脱却を決意!

栄一は、藍染めの原料となる藍玉づくりと養蚕を営む百姓の家に生まれた。頭の回転は早いが、大人や権力にものおじしないやんちゃ坊主に育つ。商才に長たけた父・市郎右衛門の背中に学び、栄一は商売のおもしろさに目覚めていった。
しかし17歳のころ、人生を変える最初の事件が起こる。御用金を取り立てる代官に刃向かい、理不尽に罵倒されたのだ。栄一は、官尊民卑がはびこる幕府の身分制度に怒りを覚え、決意する。「虐げられる百姓のままでは終われない。武士になる!」。

目指せ、攘夷の志士! ところが計画中止、追われる身へ……。

栄一は、従兄いとこの惇忠じゅんちゅうや喜作とともに、尊皇攘夷に傾倒していく。栄一らは江戸に出入りして同志を集め、ある暴挙を企てた。高崎城を乗っ取り、横浜の外国人居留地を焼き討ちするという一大攘夷計画だ。ところが、京の情勢に通じた惇忠の弟・長七郎の猛反対にあい、実行前夜にしてあえなく断念。逆に幕府に追われる立場となり、喜作とともに京へ逃げる。
そんな彼らに助け船を出したのは、一橋慶喜の側近・平岡円四郎だ。一橋家の家臣となるか、幕府に捕らわれて死ぬか、という二者択一を迫られる。このとき、“慶喜こそが幕府を変える人物となる”と望みを懸け、一橋の人間となったことで再び運命が変わっていく──。

心ならずも幕臣に。パリ行きが人生を開く!

栄一は持ち前の商才で一橋家の財政改革に手腕を発揮し、慶喜の信頼を得る。ところが、慶喜が将軍を継承したことで、倒幕を目指すどころか幕臣になってしまった。
失意の栄一に、またとない転機が訪れる。パリ万国博覧会の随員に選ばれたのだ。産業発展めざましいフランスに渡った栄一は、「株式会社」と「バンク」の仕組みを知り、さらに官と民が平等である社会に大きな衝撃を受ける。「攘夷なんてとんでもない。民間が力を発揮する西洋の国づくりを日本も吸収すべきだ!」。
そんな折、日本から大政奉還の知らせが届き、無念の帰国へ……。

まさかの新政府入りで、続々改革。33歳でいよいよ民間へ。

帰国後、様変わりした日本に衝撃を受ける栄一。約260年続いていた徳川の時代はすでに終わり、惇忠や喜作は「彰義隊しょうぎたい」を結成。戊辰戦争、そして函館戦争と新政府軍との戦闘を続けていた。
栄一は、静岡で隠棲いんせいする慶喜と再会し、身をやつした姿に涙する。そして、民間に身を置きながら、慶喜をそばで支えることを決意した。
しかし突然、明治新政府から大蔵省への仕官を命じられて上京。「改正掛かいせいがかり」を立ち上げ、租税・鉄道・貨幣制度など次々と改革を推し進めること3年半。栄一はある決意を胸に辞表を提出した。
このとき、33歳。いよいよ、栄一の目指す民間改革が始まるのだった……!

出典http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=20240

大河ドラマ【青天を衝け】の相関図

第1話〈血洗島・青春篇〉~

第13話〈一橋家臣編〉~

第22話〈パリ編〉~

第26話〈静岡編〉~

第29話〈明治政府編〉~

 

第32話〈実業(算盤)〉編~

第38話〈実業(論語)〉編~

大河ドラマ【青天を衝け】はいつからいつまで?原作は?

放送開始は2021年の2月14日からです。終了は次作が2022年の1月からですので、2021年の年末までと考えられます。尚、7月25日、8月1日、同8日、同29日、9月5日の5話分はオリンピック・パラリンピックのため休止となります。

【青天を衝け】の原作はなく、脚本家大森美香さんの完全オリジナルとなります。

【青天を衝け】の意味は?

【青天を衝け】”せいてんをつけ”のタイトルの意味は、主人公渋沢栄一が詠んだ漢詩の一節「勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征」(意:青空をつきさす勢いで肘をまくって登り、白雲をつきぬける気力で手に唾して進む)から取られたよです。

大河ドラマ【青天を衝け】の基本情報

タイトル:『青天を衝け』(せいてんをつけ)

放送開始日:2021年(令和3年)2月14日スタート、毎週日曜日よる8時から8時45分(45分間)

放送局:NHK総合、ほか

内容:NHK大河ドラマの第60作、主人公は新一万円札の顔としても注目される「渋沢栄一」。大ヒットした朝ドラ「あさが来た」の大森美香が大河の初脚本!主演の吉沢亮は大河ドラマ初出演!

*タイトル「青天を衝け」は若き日の渋沢栄一が信州を旅したときに詠んだ漢詩の一節「勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征」(意味:青空をつきさす勢いで肘をまくって登り、白雲をつきぬける気力で手に唾して進む)から取られた。逆境に負けることなく突き進んだ栄一の人生とも重なるタイトルになっている。

大河ドラマ【青天を衝け】のスタッフ

制作統括:菓子 浩(「あまちゃん」「ひよっこ」ほか)、福岡利武(「なつぞら」ほか)

プロデューサー:板垣麻衣子(「ひよっこ2」ほか)

脚本:大森美香(連続テレビ小説『風のハルカ』『あさが来た』など)

演出:黒崎 博(「セカンドバージン」「ひよっこ」ほか)、渡辺哲也 ほか

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2022年 鎌倉殿の13人
2021年 青天を衝け
2020年 麒麟がくる
2019年 いだてん
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2017年 おんな城主直虎
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記事内画像出典:NHK『青天を衝け』公式ページ

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