【おかえりモネ】25話|百音(清原果耶)が素人目線でブレークスルー!

【おかえりモネ】25話|百音(清原果耶)が素人目線でブレークスルー!

朝ドラ【おかえりモネ】第5週「勉強はじめました」第25話が2021年6月18日(金)に放送されました。

百音(清原果耶)が素人目線でブレークスルー!「みんなのため」も仕事の基本として、視聴者として学びがあった第25話で…

今回は【おかえりモネ】25話の要点・ストーリー・感想・考察について。

【おかえりモネ】の配信情報
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目次

【おかえりモネ】25話の要点

25話の知っておきたいストーリー要点は以下の3つ!

(1)学童机の結末

学童机の制作を諦められない百音(清原果耶)は、ナラの木の乾燥をビニールハウスで行うこと、そして手作業で人手不足なところは登米市の木工組合の職人さんにお願いしてはどうかと、提案。

それでも納期に間に合わないと分かる中、引退していた木工界のレジェンドたちが集結して課題が解決!小学校へ無事に納品されて喜ばれる!

(2)百音と菅波が接触!?

一方、百音と菅波(坂口健太郎)は相変わらず勉強会を開催中。サヤカ(夏木マリ)の機転で2人を密着させて「熱伝導」を2人に体験させて…。

(3)田中がやってきた

25話ラスト、菅波が勤める診療所に肺がんステージ4の田中(塚本普也)がやってきた。さらに森林組合の百音のことを聞いてきて…!?

【おかえりモネ】25話のストーリー

【おかえりモネ】25話のストーリー内容をさらに詳しく…

<登米 米麻町 新田家>
百音(清原果耶)はサヤカ(夏木マリ)に理科の教科書を見せてある提案をする。
サヤカは「安易に年長者の判断に乗っかんないの。素人がバカなふりして突っ込んでいぐからブレークスルーっつうのは起きんのよみんなのためになっこど考えな。そうすっと 人は動ぐ!」とアドバイス。

<登米 森林組合内「よねま診療所」にて>
百音はベテラン職人の伊藤さん(原金太郎)が診療所に来ていたのに気づき、声をかける。ほっぺが漆(うるし)にかぶれでしまったらし。
百音は「何で そんなうれしそうなんですか?」と尋ねる。
伊藤は「だって 本漆使うのなんか 10年ぶりぐらいでさ。そしたら 手でこうやってしまって。この俺が!アハハハハハ!いや~でも 木の仕事はやっぱ楽しいね」と笑った。

<米麻町森林組合・事務所にて>
百音はみんなにある提案をする。学童机が入札で負ける最大の問題は納期に間に合わないこと。それはナラの木の乾燥に時間がかかるから。乾燥機に入れられる量は決まってるし燃料費も高いから。

そこで百音は「ビニールハウスを使うのはどうでしょう?太陽熱で乾燥させるんです」と提案。

現場担当の木村(アベラヒデノブ)は前に試したが、運搬費がかかり利益がないと指摘。
しかし同僚の山崎(佐藤真弓)が今回は大口の受注だから採算が取れると計算した。
やはり問題はスピード!3月末までに4200台の机。納期に間に合うかどうか。

百音は太陽と乾燥機と両方を使うことを計算してきた…
ビニールハウスである程度まで乾燥させれば乾燥機に入れる時間も減らせる。
今まで2週間かかってたのが5日でできれば同じ燃料代でも今の3倍の速さで仕上がる!

しかし、そのあとは、手作業でないと作れない。
百音は登米市の木工組合に今いる21人の職人さんに、仕事を割り振る提案をする。森林組合の利益は減るが、それでも仕事を受注できる方がましだと提案。

翔洋(浜野健太)は「とりあえず 探ってみます?」とベテラン職員・川久保(でんでん)に尋ねる。しかし「う~ん」とうなりながら、どこへ去る川久保。

ビニールハウスは確保できることになったが、職人が確保できない。森林組合の職人を入れて25人で作るとなると、一人168台。割ることの6(6ヶ月)で、ひと月に28台。激務すぎる!

やはり難しいのかと思われたが、川久保が伊藤さんのお仲間をたくさん連れて戻ってきた!
みんな今は引退しているが、伊藤の師匠たちであり、みんな木工界のレジェンドたちだった。
みんな、木の仕事がもう一度やりたくて、やる気満々だ。

<米麻町森林組合・作業所にて>
百音や翔洋は職人たちに飲み物を差し入れをする。

<登米・米麻町 広葉樹の伐採現場にて>
百音は木が倒れるところを撮影。

<米麻町森林組合・作業所にて>
翔洋:順調ですか?こご 置いときますね。
百音:お疲れさまです。
木村:これ…これ…す…寸分の狂いもねえ! ほら!
みんな懸命に働いていた。

そしてついに机が完成!!

<森林組合内カフェ「椎の実」にて>
百音と菅波(坂口健太郎)の勉強会にて。
百音は疑問を挟む。
百音:空気が下から温まるっていうのが いや~どうしてもイメージできません。おかしくないですか? 太陽は上がらさしてますよね。 だとしたら 上がら温かくなりません?
菅波:ああ…だから ビニールハウスをイメージすればいいんですよ。ビニールハウスは 太陽がハウスの中の空気を直接温めてるんじゃありません。
まず 地面を温めているんです。
百音:はい。
菅波:それで温まった地面が そこで接している空気を温める。だから空気は下から温まるんです。
百音:なるほど…。
菅波:では それを踏まえて 雲が出来る仕組みですが…。
百音:でも 何で太陽は空気を温めないで先に地面を温めちゃうんでしょう?
菅波:ああっ! そこからか…そこからなのか…。
百音:え?

2人を、扉の外から常連客たちが「あの2人…あんでねえの 意外にあっかもよぉ」と噂していた。

菅波は百音との目の前に教科書を広げて…
菅波:僕の顔が見えますか?
百音:は?
菅波:見えませんよね?
百音:はい 見えません。
次に教科書をどかすと…
菅波:じゃあ これでは?
百音:見えます。
菅波:なぜ 今は見えるんでしょう?
百音:えっと…。
菅波:永浦さんと僕の間にある空気が透明だからです。空気は透明なので太陽の光はほとんど通り抜けしてしまいます。でも地面は…透明じゃないので太陽の光を透過させずに ここで…ここでぶつかって吸収します。だから地面の方が先に温まるんです。
百音:あ~!!
菅波:そして熱は高温から低温に伝わり接している物体と均一な温度になろうとします。だから地面から空気に熱が移動して下から空気も温まるんです。
百音:おお~!
菅波:分かりましたか…では ついにようやく なぜ雲が出来るのかですが…。
百音:でも…あの…接している物体は 何で均一な温度になろうとするんでしょうね。
菅波:駄目だ…。どんどんミクロの世界に突入していく…。永浦さん。
百音:はい。
菅波:それが<熱の伝導>っていう現象ですが 一旦忘れましょう。飽和水蒸気量と同じように とりあえずそういうものと思ってください。説明するのがややこしいので。

そこへサヤカがやってきて「あら簡単よ」と割り込み、百音と菅波を2人掛けのソファーに座らせてみた。

サヤカ:どう? 接してっとお互いの体感を感じっちゃ? それが熱の伝導。フフフフフ。はい お疲れさまでした お先に。
2人きりになり、片側が触れていたことに気づいた百音と菅波は照れる。

<登米市立迫川小学校にて>
百音たちが机を納品すると、小学生たちから歓声が巻き起こる。

帰り、ベランダから小学生たちが感謝の声をかけてきた。

川久保は「あの子たちに水と空気を作ってやってんだ。林業は生き残っていがなぎゃいげねえ」とつぶやく。

<登米 森林組合内「よねま診療所」にて>
田中知久(塚本晋也)が菅波に診てもらっていた。
カルテには「肺がん ステージ4」の文字が…。

菅波:じゃあ 田中さんのご希望は 入院はせず ここに通院しながら 薬物治療のみで経過を見たいということでよろしいですか?
田中:ええ。お願いしますよ。もう面倒くさくって。ハハハハハハ…。
菅波:分かりました。
田中:あっ そうだ この隣の森林なんとかにさ 永浦さんって人いない? 女の子。
菅波:え?
(つづく)

【おかえりモネ】25話の感想

25話は、第5週ラストの回。学童机が見事に完成へ。レジェンドたちが集合してくれて大団円です。

欲を言えば、百音の熱意に心打たれたレジェンドたちが集まったという流れの方がいいのですが…

あまり百音が活躍した印象はなかったのが残念。

まあ、川久保さんと伊藤さんのこれまでの信頼関係で、集ったのでしょうね。

百音が諦めないことが、川久保さんに伝わったということでしょう。

ちょっと急展開なできすぎな気もしますが、めでたし・めでたしなので、週ラストにピッタリ。

なので大目にみて(?)良しとしましょう。

そして、ちょっとドキドキしたのが【熱伝導】のシーン。

照れ合う百音と菅波が可愛かったですね♪

【おかえりモネ】25話の考察

25話を、お仕事ドラマとしての考察をしてみましょう。

仕事のヒント>として学びたい点は、2点。

(1)素人目線から【ブレークスルー】した点。百音はひらめいたことを素直に提案。こんなの言っても仕方ないと思っていたら成功はなかったですね。素人目でもいいから、突拍子がなくてもいいから言ってみるもんですね。

さらに言うと、頭ごなしに否定せずに応援するサヤカさんが良かったです。そして組合の仲間たちも否定しつつ検討してくれましたね。

(2)【みんなのためになること】だと協力を得られるということ。

百音が自分の所属先の利益が少なくなっても、みんなに仕事を分け与えました。みんなのためになったので、協力を得られたのですね。

川久保と伊藤の人脈もあったからですが、「他者のために」があったから川久保が動いたんでしょう。

経営学者の野中郁次郎氏は元キリンビール副社長・田村潤氏との対談でこう語っています。↓

「利己」にあふれた人や会社は「利他」に勝てない

利己主義と利他主義は日々葛藤しますが、最終的には利他が勝つ。最近は、金を儲ける点では長(た)けていても、フィロソフィー(哲学)に欠けるリーダーが散見されます。組織の上に立つ者は、人間を第一に考え、自社と社会の両方にとって有益な共通善の哲学をもつ賢慮のリーダーが求められると思います。

https://toyokeizai.net/articles/-/205897?page=3

もちろん経営は利益を追求するものですが、買う方のためになってないと生き残れませんよね。「最終的には利他が勝つ」という言葉が沁みます。

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画像出典:NHK

おかえりモネ25

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