【リエゾン】のネタバレ・あらすじを最終回まで!原作漫画の結末は?作者の体験もある?!

【リエゾン】のネタバレ・あらすじを最終回まで!原作漫画の結末は?作者の体験もある?

山崎育三郎主演のドラマ【リエゾン-こどものこころ診療所-】のネタバレ・あらすじを最終回まで紹介していきます。

原作漫画の結末は?内容は作者の体験も含まれているようで…。

今回は【リエゾン】のネタバレ・あらすじについて!

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目次

【リエゾン】のネタバレ・あらすじを最終回まで!

【リエゾン -こどものこころ診療所-】のネタバレ・あらすじを最終回まで、放送のつど、紹介していきます。

【リエゾン】1話のネタバレ・あらすじ

リエゾン1話
(C)テレビ朝日

1話のあらすじ

1話のあらすじ↓↓

 「さやま・こどもクリニック」の院長・佐山卓(山崎育三郎)は、臨床心理士の向山和樹(栗山千明)とともに、発達障害など心に生きづらさを抱える子どもとその家族に寄り添っている。一方、大学病院の小児科で研修中の”ドジな研修医”遠野志保(松本穂香)は、度重なるミスで教授から医師を諦めろと告げられてしまう。
 落ち込む志帆は幼い頃よく訪れていた病院、佐山りえ(風吹ジュン)が院長の「りえ・こども診療所」を訪れる。しかし、そこは、「さやま・こどもクリニック」となっていて…。

【第1話ゲスト】星野真理、朝倉あき、川原瑛都(子役)、佐藤恋和(子役)

1話のネタバレ

1話のネタバレ↓↓

遠野志保は、院長・佐山卓(山崎育三郎)に、自分は発達障害でないか?と相談し、診察してもらう。話を聞いた限りでは、志保は発達障害の疑いが強かった。そのことで、志保は医師を諦める決心を固める。

だが、佐山は志保なりの生き方も必ず見つかるし、傷を抱えているからこそ寄り添うこともできると説得。志保は迷う。

志保は母親に怒られていた子供を守ったことで、その子から感謝される。大好き!と言われて、志保はその子を「あなたはいい子」と愛した。それは、りえ先生から言われた言葉だ。

志保は佐山院長のもと、「さやま・こどもクリニック」で3か月の研修をすることになった。

より詳しいネタバレはコチラ↓↓

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【リエゾン】2話のネタバレ・あらすじ

リエゾン2話
(C)テレビ朝日

2話のあらすじ

2話のあらすじ↓↓

 第2話は親子の在り方を問う物語…。第2話の物語の患者となるのは、うつ病の滝川治(岡田義徳)の小学4年生の娘・悠里(浅田芭路)。悠里は父と2人暮らしで、家の中はゴミで溢れている。料理は悠里がしているが、学校に行っていない。発達障害の疑いもある。佐山は悠里を診察し、ADHD=注意欠如・多動症の可能性があると伝えると、滝川は悠里のために頑張ると前向きな様子。だが、その数日後、クリニックに警察署から連絡が入る。悠里が補導されたようで…!?

【第2話ゲスト】岡田義徳、野村麻純、浅田芭路(子役)

2話のネタバレ

2話のネタバレ↓↓

悠里が万引きした補導されてしまいます。悠里は佐山のクリニックに引き渡されたものの、そこで児童相談所やクリニックの面々が喧嘩に!そんな中、志保が悠里に寄り添い、話を丁寧に聞く。そして悠里は学校に行きたいこと、父とは一緒にいたくないことを訴える。

佐山は滝川に、何度も「死にたい」と言って子供を傷つけたことも虐待であると指摘。そして、滝川に治療を専念するように勧めて、滝川も納得して、親子が離れ離れになることになった。

2話ラスト、志保は佐山からADHDと診断される。

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【リエゾン】3話のネタバレ・あらすじ

リエゾン3話
(C)テレビ朝日

3話のあらすじ

3話のあらすじ↓↓

 「さやま・こどもクリニック」に6歳の柿崎希(沢田優乃)とその母・貴子(黒川智花)がやってくる。希は上手く会話ができず、一方的に話し続ける傾向があった。研修医・遠野志保(松本穂香)が診断の結果として、希がASD=自閉スペクトラム症であることを伝え、支援学級を勧める。だが、貴子は激しく動揺して…。一方、佐山と叔母・りえ(風吹ジュン)との過去も次第に明らかに…。

【第3話ゲスト】黒川智花、尾上寛之、沢田優乃(子役)

3話のネタバレ

3話のネタバレ↓↓

貴子は支援学級に入ると「普通でない」というレッテルを貼られてしまうと大反対する。そんな中、希が「療育」で習ったボールでの会話を利用し、年上の男の子に話しかけるが、突き飛ばされてしまいショックを受ける。

希の療育は休止となったが、療育の担当で言語聴覚士・堀凛(志田未来)が自身の小学校教諭のころの体験などを話し「イジメや不登校から守るために、できることは意外にたくさんある」と貴子を励ます。その後、貴子は夫とともに特別支援学級の見学に行くことを決めた。

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【リエゾン】4話のネタバレ・あらすじ

リエゾン4話
(C)テレビ朝日

4話のあらすじ

4話のあらすじ↓↓

 佐山卓のクリニックに、過度なダイエットが原因で倒れてしまった女子高生・古川朱里(片岡凜)がやってくる。佐山は摂食障害の疑いを伝えるが、朱里は「自分は太っている」と言い張り、「ダイエットをやめる気はない」という。佐山は朱里のことを決して止めず、食べた物を記録するセルフモニタリングをしてもらうことにする。だがある日、朱里は思いもよらない行動に出てしまう…。一方、遠野志保は学生時代のアルバイト仲間と集まることになり、自らの発達障害をカミングアウトすることを決意して…。

【第4話ゲスト】片岡凜、鈴木梨央、阿南敦子

4話のネタバレ

4話のネタバレ↓↓

発達障害をカミングアウトした志保は、あまりにも反応が軽くてショックを受ける。だが、その経験は精神科医として必要なことでもあった。

摂食障害の朱里は、食べて吐くを繰り返してしまう。だが、たった一人、彼女の苦しみを見抜いて受け止めてくれた同級生・しずく(鈴木梨央)がいた。しずくのおかげで、朱里は回復へ向かっていった。

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【リエゾン】5話のネタバレ・あらすじ

リエゾン5話
(C)テレビ朝日

5話のあらすじ

5話のあらすじ↓↓

 佐山たちは向山和樹(栗山千明)を通して、ヤングケアラーの小学六年生・茜(古川凛)と出会う。茜は、体の不自由な母・由香(奥菜恵)の面倒を見ている。しかし、茜はヤングケアラーの自覚はなく、弱音も吐かず気丈に振舞っている。向山が茜を気に掛けるのには、向山のある過去が関係していて…⁉

【第5話ゲスト】奥菜恵、古川凛(子役)

5話のネタバレ

5話のネタバレ↓↓

向山もヤングケアラーで苦しんでいた。だから、おっせかいながらも茜と面談していく。そして茜が倒れたとき、つきっきりで看病した向山。翌朝、向山は「あなは子供なんだから」無理しなくていい、頼っていいことを伝える。思いつめていた茜は号泣した。

その後、由香への支援について向山らが相談に乗っていく。由香はリハビリも頑張ることにする。一方、向山はしばらくぶりに母を見舞って感謝を告げて泣いた。

より詳しいネタバレはコチラ↓↓

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【リエゾン】6話のネタバレ・あらすじ

リエゾン第6話
(C)テレ朝

6話のあらすじ

6話のあらすじ↓↓

佐山卓(山崎育三郎)は、言語聴覚士の堀凛(志田未来)から相談を受ける。凛の従姉・春香(山田真歩)は再婚したばかりで、新たに息子となった優太(石塚陸翔)との接し方に悩んでいた。また、優太はSLD・限局性学習症であることが分かり、その中でも読み書きに難しさを感じていた。一方、一人の男が佐山を訪ねてクリニックにやってくる。謎の男の正体は…そして、佐山との関係とは⁉

【第6話ゲスト】山田真歩、石塚陸翔(子役)、塩野瑛久

6話のネタバレ

6話のネタバレ↓↓

佐山は優太にタブレット端末を活用することを勧める。だが、学校でタブレットを使うことは拒否されてしまう。そんな中、テストの点数が低いことでバカにされた優太。その後、春香は夫とともにもう一度先生に頼みに行く。先生は優太の気持ちを聞く。優太は「馬鹿だと思われたくない」「悔しい」と泣いた。そうして学校での使用を検討してくれることになる。

謎の男の正体は佐山の弟だった。父の病院の書類を持ってきたが、佐山は書類をすぐに捨てた。

より詳しいネタバレはコチラ↓↓

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【リエゾン】7話のネタバレ・あらすじ

リエゾン第7話
(C)テレビ朝日

7話のあらすじ

7話のあらすじ↓↓

志保(松本穂香)は佐山(山崎育三郎)とともに佐山記念総合病院で開催された症例検討会に参加する。検討会後、楽しそうな様子の志保。佐山はそんな志保に、この病院の精神科で勉強してみてはどうかと提案する。そんな中、若い男性医師が、院内を歩く佐山と志保を呼び止めて「お父さんが来てほしいと言ってる」と佐山に院長室へ行くよう告げて…。
 志保は、佐山の父の病院で診察待ちをしていた女性・紺野美樹(南沢奈央)が息苦しそうにしているのを見かけ、声をかけるが…。
「さやま・こどもクリニック」に戻った志保は、佐山の父が佐山を「佐山記念総合病院」に新設する児童精神科の医長として迎えようと計画をしていることを知る。そんな中、交通事故で母を亡くしたばかりのASD(自閉スペクトラム症)の少女・優実(加藤柚凪)と父の浩之(三浦貴大)がやってくる。佐山は、優実が母の死を理解しているか分からないと言う浩之に、グリーフケアへの参加を提案する。

【第7話ゲスト】三浦貴大、南沢奈央、塩野瑛久、加藤柚凪(子役)、加藤矢紘(子役)

7話のネタバレ

7話のネタバレ↓↓

志保は、佐山の父の病院で診察待ちをしていた女性・紺野美樹(南沢奈央)が息苦しそうにしているのを見かけ、声をかけて、飲み物を渡して落ち着かせる。そして心療内科と精神科の違いを説明する。やっと診察に呼ばれた美樹は志保に感謝して、診察へ。だが医師はパニック障害と診断してくれたものの、(パソコンに打ち込みながら)薬を飲めば治るからと…美樹の不安な声は聴いてくれなかった。

その後、志保は、向山(栗山千明)から佐山の父が佐山を「佐山記念総合病院」に新設する児童精神科の医長として迎えようと以前から計画していることを聞く。向山は知ってたのだ。

「さやま・こどもクリニック」は丁寧な対応で患者の数が少ないため、赤字だ。さらに佐山から後期研修を佐山の父の病院でするよう言われた志保は不安だった。このクリニックは無くなってしまうのか。

翌日。佐山の指示で志保も診察してみることに。患者は小学一年生の長女・丸山優実(加藤柚凪)。ASD(自閉スペクトラム症)で軽度の知的障害があり、特別支援学級に通っている。聴覚過敏もあり騒音が苦手だ。

弟の陽太郎(加藤矢紘)も一緒にクリニックに来るが、2人は交通事故で母・真那子(三津谷葉子)を3か月前に亡くしたばかりだ。

朝。優実たちの父・浩之(三浦貴大)が朝食の準備を強いると、優実のいつも食べている朝食のシリアルがないと気づく。そこで買いに出て帰って来ると・・・優実が勝手に家を出てしまったため、警察が出動していた。

弟の方が泣き始めてしまって、それがうるさいので優実はパジャマのまま外に出てしまったらしい。

クリニックにて。佐山は浩之から朝の出来事を聞いて、優実に一人でお外に出ないように教える。その後、浩之は優実が母の死を理解しているか分からないと語る。仏壇に手を合わせることは教えたが優実は涙を見せたことはない。

佐山は「それぞれ向き合うペースが違いますので」注意深く見守るよう伝える。

志保は浩之の体調を気遣った。浩之は、疲れているのかも実感しないほど忙しい日々だという。夜は見たくない夢を見てしまうという浩之。それは妻が生きていたころの夢だ…。

佐山は浩之に、定期的に行っている子供向けのグリーフケアへの参加を提案する。ここに来て皆で遊んだり話をするだけだが、もちろん親も参加可能で、同じような経験をもつ人と話すだけでも気持ちが楽になるかもしれないと伝える。

佐山は自分も、優実と同じくらいの年代で母を亡くしたが、そのときは悲しいという感情も沸かず、死を理解できなかった。それで周りを困らせた経験がある。年齢が幼いのと自分もASDだったことが影響したという。母を失うことは大きいことだから、何でも相談してほしいという佐山。

(回想)母が亡くなった時、幼い佐山(岩川晴)は叔母(風吹ジュン)に「お母さんはどこにいるんですか?どこですか。どこですか?」と聞いて困らせた。

志保は向山から、佐山のことを聞く。…母が亡くなった後、佐山の父はASDの佐山をどう扱っていいか分からず、小児科医で児童精神科も学んでいた叔母が引き取ることになった。佐山を「お兄さん」と呼ぶ弟は、父の再婚相手との子、つまり佐山の異母兄弟だという。

凛(志田未来)が志保にグリーフケアについて教えてくれた。余命3か月の患者を理解できるのは余命3か月の医者だけ。同じ経験者じゃやないと理解はできないし、逆に同じ経験してるのに感じ方が違うこともあって学べる。

グリーフケアが始まる。凛が進行役となって、子供たちに説明する。輪になった子供たち。人形を持った子が名前を言って、誰が亡くなったのか説明していく。パスもありだ。

まず、木下雄大くん(佐藤一和)がパパが亡くなったことを話す。次は千佳ちゃん(田中乃愛)が去年の秋に姉が病死したことを打ち明ける。

佐藤光太郎くん(水戸部巧芽)が「お母さんが死にました。死んでお化けになりました」と話す。パスを挟んで、ひなちゃん(沼田あきら)が「ママと赤ちゃん死んでしまいました」と話す。

続いて、陽太郎の番だ。固まる陽太郎に凛が助け船を出す。誰も怒ったり笑ったりしない、と。「パスしよっか」というと、次、いよいよ優実の番だ。

周囲で聞いていた志保はいたたまれず、席を外して、外へ。そこへ佐山がきて「その顔はやめましょう」と注意する。子供たちは自分のことを不幸だと思っていないのに、大人がそんな顔をしていたら可哀そうな子だと思って、楽しそうにしちゃダメだと思い込むことになる。それでは子供や大人の心を癒す今日の会の意味がなくなってしまうから、と。

そのころ、元駅伝の優勝選手の紺野美樹(南沢奈央)は会社で苦しんでいた。選手として使えなくなり営業から電話番に回された。1日1本かかってくるか分からない暇な部署だ。同僚は「会社が自分から辞めると言い出すのを待ってる」と噂していた。

息苦しさが止まらない美樹は、佐山の父の病院に連絡するが急には診てもらえない。そこで、美樹は志保のことを思い出し電話をかけるが、休診日だった。アナウンスが流れたが…志保が電話に出た。そして受付てくれた…。

志保「時間は気にしなくていいですか、待っていますので」

グリーフケアの会が終わった。浩之(三浦貴大)は同じ経験をした親たちと話せて「救われた気分です」と、誘ってくれた佐山に感謝する。

浩之や優実たちが帰るのと入れ違いに、美樹がやってきた。佐山は美樹に不安障害のひとつである「パニック障害」の病態(突発的発作、不安症状、恐怖症状)を正しく理解することが大切なこと、そして耐えがたい不安なときは「パニック障害では決して死なない」と思い出すことを伝える。

佐山は美樹の話を聞く。美樹は聞いてくることに驚いた。そして語りだす。陸上が好きで得意でヒーローだった。大学もスポーツ推薦で入ったし、会社でも陸上で入った。駅伝の選手として5年間は順調だったが、一昨年の大会中、靱帯断裂の大けがをした。手術したが元のように走れず、退部。

美樹「選手生命が断たれたとたん、私の価値はなくなりました」

仕事は新人並みなので、会社では流通倉庫の電話番に回された。いわゆる「追い出し部屋」だ。苦痛で仕方ないし、自分は価値のない人間だと烙印を押された悔しさから夜も眠れず、出社が苦痛になって…。

美樹は話しながら、児童精神科なのに大人の自分が来てよかったのか不安になった。向山や志保が「心療内科も精神科もやってます」と安心させる。佐山は不安を感じることに大人も子供ないことも伝える。

美樹は涙ぐみながら話を続ける…

夜。美樹が帰った後。庭で焚き火をしながら、志保は、佐山に佐山総合病院では話を聞いてもらえなかったことを話す。大病院ほど診察時間が限られる。志保は「それでいいいのでしょうか?私は佐山総合での後期研修は気が進みません」と告げる。

佐山は「一概に悪いとは言えません」という。短時間で多くの患者を見ることができるし、クリニックのようにじっくり聞くのも必要。患者にとってはどちらも必要だという。

佐山は志保が児童精神科医になるなら大きな病院で研鑽を積む必要性を訴える。そして志保が児童精神科医になれるかは、志保の思いと強さ、深さに掛っていると告げる。

志保は一つだけ確認する。私を外へ研修に出したがっているのは「このクリニックがなくなってしまうから、ではないですよね?」と。

志保の質問に対して、佐山は「もう少し時間を下さい」と答えを保留――?!

そんな中、クリニックに電話がきて、浩之から「優実がどこかへ行ってしまって」と告げる。浩之は優実を怒ってしまったというが…。

【リエゾン】最終回(8話)のネタバレ・あらすじ

リエゾン最終回
(C)テレビ朝日

最終回のあらすじ

最終回(8話)のあらすじ↓↓

ASD(自閉スペクトラム症)の少女・優実(加藤柚凪)の父・浩之(三浦貴大)から佐山のもとに「優実がいなくなった」と電話がくる。その後、優実は無事に保護されたが、その理由に一同は絶句する。
優実は亡き母に会えると信じて家を飛び出して遊園地に向かっていたというのだ。佐山は浩之へ、娘・優実に母の死をきちんと伝えるべきではないかと伝える。
一方、クリニックに佐山の父・佐山高志(小日向文世)が突然訪ねてくる。研修医の志保(松本穂香)や臨床心理士の向山(栗山千明)は、クリニックが閉鎖されてしまうのではと心配するが…。

果たして、佐山が出した答えとは――。そして、志保や向山たちの運命も左右する「さやま・こどもクリニック」存続の行方は――。リエゾンチームが示す感動のラストへ。

【最終回ゲスト】三浦貴大、塩野瑛久、加藤柚凪(子役)、加藤矢紘(子役)、小日向文世

最終回ネタバレ

最終話のネタバレ↓↓

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【リエゾン】原作漫画のネタバレ

ドラマ【リエゾン-こどものこころ診療所-】には同名の原作漫画があります。

原作漫画の情報
  • タイトル: 『リエゾン-こどものこころ診療所-』(講談社「モーニング」連載中)
  • 著者:ヨンチャン(原作・漫画)、竹村優作(原作)
  • 監修:三木崇弘(児童精神科医)
  • 原作協力:山下圭一(児童精神科医)
  • 単行本:11巻まで(2023年1月23日時点)
  • 2021年、「全国学校図書館協議会選定図書」(中学生・高校生向け)に選出。

原作漫画の結末は?

原作漫画の結末は、連載中なので未定です。

物語の大まかな内容は、自らも発達障害を抱える2人、佐山たく院長(児童精神科医)と遠野志保(研修医)が主人公となり、虐待、不登校、摂食障害、ヤングケアラーなど、悩みや痛みを持つ親子と向き合っていく医療マンガです。

縦軸のストーリーは2つ

本作【リエゾン-こどものこころ診療所-】は患者が抱える問題、障害ごとにエピソードが描かれていくので、小説でいう「連作短編」のスタイルとなっています。

そんな中、物語全体を貫く縦軸は2つあると思います↓

(1)研修医の志保が大学病院から佐山のクリニックへ左遷のようにやって来て、自分が発達障害なことを知り、自身の障害や患者と向き合いながら、成長していくストーリー。

(2)クリニック院長の佐山卓は、実は大病院「さやま記念総合病院」の御曹司。卓は幼い頃に母を亡くしているが、「家族はいない」と志保に告げる。だが実際は、佐山沙織という女性(姉?)が卓へ「クリニックの移転計画書」を持ってきたり、兄の茂(しげる)がいる。おそらく父もいる。
 茂は実家の総合病院の医師で、弟の卓も同病院の精神科で働かせたいと思っており、何度も頼んでいる。卓は効率重視の大病院の精神科は自分に向いていないと思っており、拒否している。(拒否はしているが、卓は大病院とクリニックのやり方の両方が必要だと思ってはいる)
 実は、茂は「佐山クリニック」の跡地を利用したいともたくらんでいる様子?!
 この、「佐山クリニック」を守ることができるのか、兄弟の仲はどうなっていくのかというのが2つ目の縦軸ストーリー。

縦軸から考察する原作漫画の結末

上記の縦軸のストーリー2つから、原作漫画の結末を予想すると…

(1)遠山志保のストーリー結末は?

遠山志保は小児科の研修医。小児科の研修が終わって大学の付属病院で研修を続けるはずが、引き取り手がどこもないため唯一決まった「佐山クリニック」で研修することになります。

現行制度では「初期研修期間は2年間、後期研修で専門医を目指すのが3年間」というのが一般となっています。

小児科の初期研修を2年間、どう務めるのかまで描くのならば、志保の2年間のストーリーとなりそうです。または後期研修を終えるまでの5年のストーリーかも?

あるいは「小児科の研修が終わった」とのことなので、第1巻の志保は後期研修(専門研修)なのかもしれませんね。すると、約3年間の物語になりそうです。

結末としては、志保が一人前の医師になって終わると予想されます。

(2)佐山卓のストーリーの結末は?

佐山卓のストーリーの結末は、予想がしにくいです。「佐山クリニック」存続の危機が描かれていく可能性は高いです。けれど、志保と一緒にクリニックを守るのでは?(予想です)

卓と家族の不和もどう扱っていくのか、気になります。精神科医でありながら、自身の家族も問題を抱えているのはつらいと思います。あるいは抱えているからこそ、相手に寄り添えるのか?

この佐山家の問題は今後のポイントになっていきそうですね。クリニックの必要性を家族に分かってもらうことができるといいのですが…。

原作漫画の着想

作者のひとり、ヨンチャンさんのインタビューによると、エピソードの着想は日常生活で出会う風景から得ることが多いそうです。その一つは…↓

 「ヤングケアラー」というエピソードのプロローグ(単行本6巻「夜間託児所」最終話に収録)も、僕が実際に見たものを元にしています。

──母親を乗せた車椅子を押す小学6年生と、クリニックの臨床心理士がすれ違うシーンですね。

ヨンチャン 僕の家の近所に視覚障害者向けの施設があって。視覚障害者さんの傍らには、ケアをする方が必ずいるんですね。僕がその姿を見たとき、ケアをする方々のケアはちゃんとされているのか、その方々の気持ちは大丈夫なんだろうか、と思ったことがきっかけになっています。

https://bunshun.jp/articles/-/51058?page=2

近所の施設がきっかけでエピソードがふくらんでいくケースもあるのですね!少し驚きです。

小説家でプロデューサーの川村元気さんも「あさイチ」(NHK)に出演した際、「みんなこれを言いださないんだろう」という違和感について語っていました。実体験として、駅前の郵便ポストの上に熊のぬいぐるみが置いてあるけど通り過ぎる誰も行動しない話を出し、「僕の仕事というのはその熊のぬいぐるみを持ち上げてこれは誰のですか」と言うことと言っていました。

みんなが思っているけど、描かれていないこと・・・ヨンチャンさんが関心を持った「ケアをする方々のケア」についても、誰もが分かっているけど素通りしている問題なような気がします。

原作漫画の内容は作者の体験も?!

しかし、その一方で、ヨンチャンさん自身の経験も作品に生かされているそうで…↓

 「虐待の連鎖」(単行本2巻に収録)では、中学1年生の男子の回想として、幼児期にパンツ一丁にされて廊下へ追い出されるシーンが出てきます。これ、僕の経験なんですよ。

https://bunshun.jp/articles/-/51058?page=2

その他にも、いろんな記憶を入れているようです↓

 子ども時代の僕は学校から家に帰る途中、いつも「今日はお兄ちゃんがいませんように」と祈るんです。家に兄がいなかったらマジでバンザイ、ハッピーみたいな。そういう記憶は今もリアルに引き出せるので、マンガのいろいろな部分に僕の記憶を入れています。

https://bunshun.jp/articles/-/51058?page=3

本作は漫画という枠を超えて心に訴えかけるものがあるのですが、そのパワーの秘密のひとつが自分の体験を生かしての創作だったのかも…とインタビューを読んで、思わされました。

漫画を描くことは孤独になりがちですが、今作の舞台が児童精神科ということで勉強しながら「社会」とシンクロしながら描いているヨンチャンさん。漫画はしょせんフィクションであり、他人事。でも自分のこと、あるいは身近で起きていることと思ってもらえるよう様々な工夫をしていることもインタビューで明かしていました。

作者自身の評価も高いお話は「グリーフケア」

【リエゾン-こどものこころ診療所-】は多数のエピソードがありますが、作者のヨンチャンさん自身の評価が高いエピソードは「グリーフケア」だそうです(2021年12月時点のインタビュー)↓

ネームを描きながら、「このときはどんな気持ちだろう」と何度もそれぞれの人物になって、5回くらい泣きながらつくった記憶がありますね。でも結果的に、一番よく描けたエピソードだと思っています。

https://bunshun.jp/articles/-/51057?page=4

グリーフケアとは、大切な人を失ったショックから立ち直るためにサポートすること。

エピソード「グリーフケア」は不慮の事故で亡くなった母親の葬儀から始まる物語です。軽度の知的障害とASD(自閉スペクトラム症)を持つ小学1年生の女の子・実優ちゃん、そして、実優ちゃんの弟は母親の「死」を理解できていません。「天国」など抽象的な概念も分かりません。

そんな幼い2人が「死」を理解するまでが描かれていきます。

実優ちゃんは、亡くなったら「お化け」になると友人から聞いて、遊園地のお化け屋敷へ行きたがります。けれど、遊園地のベンチにて、父親はお化け屋敷に母親はいないことを告げます。死んだから、どこにもいない…とハッキリ伝えました。

親から外で泣くのを注意されてきたので我慢する実優ちゃんですが、父に促され、思いっきり泣きました。母が亡くなったというのはどういうことか、初めて実感して号泣。この場面、ダイナミックな絵の表現で、悲しみを読者に伝えてくれます。

もちろん悲しみの感動だけではなく、母が子供の幸せを願っていたことが子供たちに伝わる感動の場面もありますので、ご安心を!

もしドラマ化で、「グリーフケア」のエピソードが描かれるとしたら、この難役の子役ちゃんの演技には注目ですね♪

【リエゾン】の登場人物

佐山卓(さやまたく)演:山崎育三郎

佐山卓は、郊外にある児童精神科「さやま・こどもクリニック」院長。自身も発達障害(ASD)です。実家は大病院ですが、叔母が経営していた小さなクリニックを引き継いだため、一族の間では変わり者と言われています。しかしその裏には、患者やその家族と触れ合う時間を大切にしたいという佐山の信念がありました。”さやま体操”などの毎朝決まったルーティーンをこなし、趣味はチェロを弾くこと。

※この叔母のクリニックを引き継いだくだりはドラマオリジナル設定です。

遠野志保(とおのしほ)演:松本穂香

遠野志保は、寝坊や遅刻、忘れ物の多いドジな研修医。大学病院で小児科の研修を受けていた時、子どもが大好きで子供からも慕われていました。しかし度重なるミスと、医療事故につながりかねない大きなミスをしてしまい、教授から医者を諦めるよう言われてしまいます。精神的ショックを受ける中、訪ねたのが「さやま・こどもクリニック」。佐山の叔母には子供のころ、よく話を聞いてもらったのです。自身が発達障害かもしれないであることを知り医者の道を諦めようとしますが、佐山との出会いにより変わっていきます。

向山和樹(むかいやまかずき)演:栗山千明

向山和樹は、「さやま・こどもクリニック」に勤務している臨床心理士で、佐山のよき理解者。クリニックで働くかたわら、小学校で教師や生徒の相談を受けるスクールカウンセラーとしても勤めています。佐山のことを理解しており、独特な行動やペースにも動じることなく、常に冷静沈着。クールに見えますが、誰よりも優しい心を持っています。

市川渚(いちかわなぎさ)演:是永瞳

市川渚は、「さやま・こどもクリニック」の受付スタッフで、ワケありシングルマザー。産休が明け職場に復帰しました。生後4カ月の息子・賢のことを溺愛しています。

堀凛(ほりりん)演:志田未来

堀 凛は、「さやま・こどもクリニック」だけでなく、小学校の支援学級などさまざまな現場に出向いて働く言語聴覚士。もともとは小学校教師。普段はロリータファッションだが、その見た目とはかけ離れた強気な性格で頼れる姉御肌。実は熱い志を持つ人間でもあります。志保のことを妹分として可愛がります。

川島雅紀(かわしままさき)演:戸塚純貴

川島雅紀は、富士見坂訪問看護ステーションで働いている看護師。季節を問わずアロハシャツを着ており、サーフィンが好き。見た目もノリも軽いが、仕事には誠実で、古い付き合いの佐山には信頼を寄せています。さやま・こどもクリニックと連携しながら訪問看護を行っています。

佐山りえ(さやまりえ)演:風吹ジュン

佐山りえは、約2年前に亡くなった佐山卓の叔母。かつて小児科・心療内科「りえ・こども診療所」を営んでいました。幼い頃に度々怪我をして訪れていた志保に、優しく対応していました。現在の志保が「さやま・こどもクリニック」を訪ねるきっかけとなる人物です。

画像出典「リエゾン」HP、Amazon

リエゾン-ネタバレ

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