【くるり】5話の感想!ラストに突然出て来た第4の男“隼人”って誰?

くるり5話

【くるり】5話の感想!ラストに突然出て来た第4の男“隼人”って誰?
くるり〜誰が私と恋をした?〜】5話「母との再会で記憶が蘇る!?」が5月7日に放送されました。

母の日が近いということで、まこととおかあさんを描いた話だったわね。

まことが実家に帰って母親と昔の自分に向き合うことになるんだよね。
めるると坂井真紀さんの繊細な表情に感動したよ。

ところで、今回ラストで第4の男性の存在が明らかになるみたいよ!

それでは、【くるり〜誰が私と恋をした?〜】5話の感想のまとめをお届けします。

5話では、まことが実家に帰ります。
・母と対面することが不安なまことに公太郎がお守りを渡す。
・帰省するまことに何故か朝日がついてくる。
・公太郎に律が接触。
・第4の男性「隼人」って?

目次

【くるり】5話の感想

母と娘の関係の難しさ

緒方まこと生見愛瑠)の母・加藤百合子(坂井真紀)は、4話では毒親なのかという印象でした。
しかしまことが朝日結生(神尾楓珠)を連れて帰省してきたら彼氏と勘違いして歓迎してくれるような普通の優しいおかあさんでした。
でも母親だから全てを受け入れることができるかと言ったらそんなことはないんですよね。
娘が道を外れると幸せになれないと思い、自分が定義した“真面目で堅実なよい子”の枠に押し込めようとする存在はまことにとって苦しかったでしょう。
「ママ大すき。キッチンのひき出しを見て」
「パパ大すき。ポケットの中を見て」
娘の愛情こもったメッセージを見て「パパにも同じこと言ってるんだ」、「まことは本当はどっちが好きなの?」と問いただすことしかできなかった母・百合子。
キッチンの引き出しの中のカーネーションと「けっこんきねんびおめでとう」というカードにたどり着くことができませんでした。
そして、小学生の時に父と母のどちらが好きかを選べと言われたまことは、大人になっても何かを選ぶことが苦手で周りに合わせて生きるようになってしまいます。

めるると坂井真紀の繊細な表情に感動

母と対峙することへの不安、記憶喪失のことを打ち明けられない苦しみ、そして、改めて母と会ったからこそこれまで自分を縛っていたものを断ち切って「カーネーションは好きな花じゃない」と言えた強さと明るさ。
母の日のカーネーションは定番だけど必ずしも好きじゃなくてもいい、好き嫌いは誰かに合わせるものじゃなくて自分で決めるものだと、まことははっきりわかったんですね。
まことを演じる生見愛瑠さんの表情の変化は胸に迫るものがありました。
そして百合子を演じた坂井真紀さんの“きれいで優しいおかあさん”でありながら“娘に寄り添えない母”のリアルな存在感。
きっと当時の百合子は夫との関係の悪化に苦悩していて、娘の心情まで思いやれなかったのでしょう。
親の表情や言葉は子どもにとって大きなもので、子どものその後の人生を縛ってしまう可能性もあるかもしれません。
まことが去った後、絵本の中のメッセージを見つけて、ようやく8歳のまことに想いを馳せる百合子の表情に心揺さぶられました。
生見愛瑠さんと坂井真紀さんの繊細な演技、素晴らしかったです。

まことを想う3人の男性たち

母と会うことの不安を抱えたまことにお守りの箱を渡す西公太郎(瀬戸康史)も、実家に一緒についてきて支えてくれた朝日も、そしてまことを「一番大事なクライアント」と言う板垣律(宮世琉弥)も、心からまことを大切に想っていることが伝わってきました。
それぞれまことに秘密を抱えていそうな感じもありますが、3人の思いやりがまことを明るく前向きにしているのでしょうね。

【くるり】5話で鍵になった絵本「きょうはなんのひ?」

まことの記憶を呼び覚ますのに重要な役割を果たした絵本「きょうはなんのひ?」(作・瀬田貞二、絵・林明子)。
福音館書店から1979年に発売され、今も沢山の親子に愛されている名作絵本です。
親子の信頼と愛情を描いた絵本「きょうはなんのひ?」のあらすじを紹介します。

朝、まみこはおかあさんに、「きょうはなんのひだか、しってるの?」「しらなきゃかいだん3だんめ」と謎のことばを残して学校へ行ってしまいます。
おかあさんが階段を見るとそこには赤いひもで結ばれた手紙があって「ケーキのはこをごらんなさい」と書いてありました。
ケーキの箱の中にはまた手紙…。
部屋のあちこちや庭や会社にいるおとうさんのポケットの中にまで手紙は隠されていました。
おかあさんは次々と手紙を探していき、最後に見つけたものを夕方帰って来たおとうさんと一緒にまみこの前で開きます。

小学生のまみこが考えた宝探しゲームにおかあさんが乗っかっておとうさんも巻き込んで、最後には温かな家族の姿が描かれるのよね。
まみこはおかあさんが最後まで手紙を見つけてくれることやおとうさんが協力してくれることを信じているし、おかあさんもおとうさんもそういう娘に育ったことを幸せに思っているんだろうな。
そう思うと、まことのメッセージは見つけてもらえなかったのが寂しいね。

本棚に、「きょうはなんのひ?」の挿絵を描いた林明子さんの「こんとあき」や「はじめてのおつかい」もあったね。
林明子さんの絵本を買う親が娘を愛していないわけがないと思うよ。

そうだね。
でもどんなにおかあさんが愛していたとしても、メッセージを見つけてもらえなかった8歳のまことは悲しかったし寂しかったと思うよ。

不安なまことのそばにいてくれた朝日。
「ピンチの時に開けろ」と書いたお守りの箱を渡してくれた公太郎。
心から思ってくれている人たちに、8歳のまことも今のまことも抱きしめてもらったのだと思います。
「カーネーション」を「好きな花じゃない」と言えるようになったまことは、一つ強くなりました。
そして、まことが家を去った後「きょうはなんのひ?」の中に「けっこんきねんびおめでとう」のカードを見つけたおかあさん。
その坂井真紀さんの表情で、まことを見守っている視聴者も救われたのではないでしょうか。

【くるり】5話の出演者

生見愛瑠、瀬戸康史、 神尾楓珠、宮世琉弥、丸山礼、小日向ゆか、大塚ヒロタ、木下瑛太、水谷瑚々、坂井真紀、肥後克広、片平なぎさ、ほか。

“隼人”って誰?第4の男が次週明らかに!

5話のラストで、YUKAという人物から突然「隼人とはあれからどうなった?」というメッセージが届き、まことは公太郎と顔を見合わせます。
6話で、YUKAは高校時代の親友とわかり、まことはYUKAに誘われて同窓会に参加することになりました。
同窓会には隼人も来るといいます。
隼人はまことにとってどんな存在なのでしょう。
もしかしてまことが指輪を贈ろうとしていた相手?

第4の男性が登場することによって、公太郎、朝日、律、それぞれが心に秘めているものが明らかになるかもしれませんね。

次回、6話は5月14日(火曜)夜10時からです。
どうぞお楽しみに!

記事内画像出典:くるり~誰が私と恋をした?~|TBS

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