松田元太(TravisJapan)主演ドラマ【人事の人見】(じんじのひとみ)が、フジテレビ系・火曜9時枠で2025年4月期に放送!
本記事はドラマ【人事の人見】のあらすじネタバレの紹介とともに、最終回結末の予想もしていきます。原作や脚本家、主題歌についてもお届け!
本記事にはストーリーのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
【人事の人見】ネタバレあらすじ全話
1話ネタバレ・あらすじ
- 1話タイトル:「現代人の悩みを全て解決!松田元太主演ドラマ!」
- 1話のゲスト出演者:平山祐介/田中洸希 ほか
1話あらすじ
大手文具メーカー「日の出鉛筆」は、体育会系気質が色濃く残る社風だった。人事部オフィスでは、労務担当の真野直己(前田敦子)が、会社の現状を憂い、正しい労働環境に変えようと奮闘している。部長の平田美和(鈴木保奈美)は、正義感が強く誰に対しても正論を言い過ぎる真野の言動にハラハラしていた。そんな人事部は、カラオケ好きの小笠原社長(小野武彦)の発案で始まった社内カラオケ大会の準備に追われていた。
一方、常務取締役・里井嘉久(小日向文世)が海外から抜擢した人事部のスペシャリストが中途入社でやってくるという噂が広まる。そんな中、退職代行のスタッフが、入社2年目の優秀な新人・瀬沼(田中洸希)の退職届を持ってやって来て、人事部は大騒ぎに。するとそこに、噂の中途入社のエキスパート・人見廉(松田元太)が現れる。しかし彼は、実は会社勤めの経験がなく、社会常識もないとにかく素直でピュア過ぎる男で…。
1話ネタバレ
瀬沼(田中洸希)は、今後一切の連絡は退職代行業者を通すよう指定。だが、この件を知った人見は、単独で会いに行ってしまう。苦情を入れる瀬沼だが、諦めない人見はフードデリバリーの配達員として瀬沼と接触。根負けした瀬沼は、人見を止めに来た真野も部屋に入れて、退職理由を打ち明ける。
瀬沼は、上司の海藤亮二(平山祐介)からパワハラを受けていたという。自分だけが会議に参加させてもらえず、社内チャットも瀬沼のいないグループが作られていたり、飲み会に誘われなかったりしたらしい。
事情を知った真野は、被害者が自己都合で辞めていく現状は間違っている、と瀬沼に解決を約束。その際、人見は、瀬沼がラップ大会でメダルを獲得したことを知って感心する。
帰社した真野は平田に事情を伝え、海藤からも話を聞く。だが海藤は、パワハラをした覚えはないと主張する。同じ頃、ウジンは、カラオケ大会の調整に苦戦していた。社長が好きだという曲を、どの部署も歌いたがっていたからだ。見かねた堀は、ウジンに代わって問題を解決。堀には社内に言うことを聞いてもらえるお偉方が何人もいるのだ。
そんな中、人見は居酒屋で1人お酒を飲む海藤に接触。海藤は厳しい指導係に育てられた経験から、自身も同じように部下たちに厳しく接してきたことを知る。
一方、真野も海藤の元部下・岸(阿部翔平)から話を聞く。かつて海藤には小泉という優秀な部下がおり、海藤は彼を熱心に指導していたが、あるとき急に「海藤からパワハラにあった」と言い残して辞めてしまったという。海藤はその一件以降、熱血指導を止めているはずだという。
人見と真野は、瀬沼と海藤の間にはすれ違いがあったのではないか、と考える。だが人見たちの話を聞いた瀬沼は自分の話を信じてもらえないならSNSで公表すると言い出す。
人見とともに瀬沼に会った真野は、自分もパワハラ被害に遭い、部署を移った経験があると告白し、解決方法を一緒に考えていかないかと提案。すると瀬沼は海藤を処分すれば公表はしないという。人見は、「そこまで強い意志があるのなら、ちゃんとみんなに伝えましょう」と言って瀬沼の背中を押す。
カラオケ大会当日。キャンセルとなった出場者の代わりに歌う予定の人見。自分の出番が回ってくると、予定していた曲を変更し、ステージに瀬沼を呼び込む。そこで瀬沼は、音楽に乗せて海藤や会社への不満をラップにしてぶちまける。
会場を後にする海藤。人見はそんな海藤を呼び止めて、瀬沼の話を聞いて、言いたいことがあるのなら伝えるべきだと告げる。
会場に戻った海藤は瀬沼と対峙し、自分もちゃんと向き合いたかったが傷つくのが怖かったことを明かす。事態を見ていた小笠原社長は、本音でぶつかり合う2人を賞賛した。
その後。瀬沼は再び海藤の部下として働き始める。そして、真野は人見に、ただの非常識な人だと誤解していたと謝罪した。しかし人見は、歌だけはNGだったので瀬川が代わりに出てくれて助かった、と笑う。真野はガックリとくるのだった。(つづく)
第1話は「社員の退職」問題と「パワハラ」問題が描かれました。退職代行を使って退職するなんて現代的ですね。そしてパワハラ問題と思いきや、上司が仕事を任せてくれないという意味でのパワハラ。これは難しい問題ですね。劇中では、部下に厳しくして辞められた過去を反省してのことだったと分かりますが、なんでも対話しないとすれ違いが起きてしまうのはいつの世も起きる真理です。ちなみに仕事を与えないことが即パワハラになるのではなく、部下の成長を阻害したり、精神的な負担を与えたり、不当な理由に基づく場合がパワハラだそうですよ。今回は部下が精神的負担を抱えていましたね。まあ、部下も部下で、その思いを上司にも伝えなかった。この点も問題。コミュニケーションって大事ですね!
2話ネタバレ・あらすじ
- 2話タイトル:「松田元太パワー全開!痛快オフィスエンタメ!!」
- 2話のゲスト出演者: 珠城りょう/渡辺邦斗/伊藤圭太 ほか
2話あらすじ
『日の出鉛筆』人事部の人見(松田元太)を始めとする若手社員たちは、皆で力を合わせて謎を解く脱出ゲーム風の社員研修に参加することに。しかし映画やゲームのような世界観を期待していた人見は、物足りなかったと不満をもらす。
一方、真野(前田敦子)は、そんな人見に勤怠管理システムの画面を見せ、残業時間が150時間を超えていることを指摘。勤務時間に関係なく思い出した時に打刻していた人見は、真野から激怒される。するとそこに運悪く労働基準監督署による調査が入る。労基に匿名で通報があったらしい。
その結果、日の出鉛筆は隠れ残業とそれに伴う残業代の未払いに関して指摘される。人事部長の平田(鈴木保奈美)から報告を受けた常務取締役の里井(小日向文世)は、記録をつけずに残業をさせている部署があることを問題視する。
それを受け、真野は人見と商品企画部の企画チームリーダー・植木奈緒子(珠城りょう)に会いに行く。植木は、日の出鉛筆の看板商品であるボールペン『シルキーボール』リニューアル案の社内コンペを控え、自らの意思で勤怠をつけずにサービス残業をしていた。
植木は、自分の案が採用されるかどうかの瀬戸際だから人事の方でなんとか対応してほしいと主張し真野の言葉に耳を貸さない。さらに持ち出し禁止の会社PCを持ち帰り、家でも隠れ残業をしていた。匿名の通報者は誰なのか?人見は社外にいる植木を追うが…。
2話ネタバレ
人見は、隠れ残業をする植木を追いかけて話を聞いた。そして、彼女がシルキーボールに特別な思いを抱いていることを知る。そもそもシルキーボールは、植木が先輩社員と2人で企画したものだった。
その先輩が妊娠で退職。その後は植木が引き継いだが、彼女が知らないところでデザインが変更され、そのデザインを提案した国枝大輝(渡辺邦斗)がシルキーボールも開発したことになってしまったのだ。植木の思いを知った人見は、彼女を応援することにする。
一方、真野は、植木の部下・葉山駿(村越亮太)に呼び止められる。葉山によれば、植木は今回のリニューアル案に関してチームの部下に仕事を振らず、ほとんどすべてを自分1人で進めているという。植木を支えたいと寂しそうに話す葉山に同情を覚えてる真野。
そんな折、植木が仕事中に倒れ、病院に運ばれる。病院へ向かった人見と真野は、そこで植木の夫・憲司(伊藤圭太)に出会う。そこで憲司は、労基に通報したのは自分だと人見たちに明かす。妻のことが心配だったのだという。それを知った植木は、夫・憲司を怒る。
実は夫妻は不妊治療を続けていたが、あるとき、医師と今後の治療方針を話し合うために病院にいた植木は会社から急に呼び出された。植木は「このプロジェクトには私がいないといけない」と憲司に言って会社に戻ろうとするが、憲司は「僕たちのことは?そうじゃないのか?」と言って彼女を引き止めたのだ。その結果、プロジェクトは他の社員の手柄になってしまい、夫婦の間に亀裂が入った。
憲司は、妻に仕事を辞めてほしいわけではなく、元気でいてほしいという。話を聞いた人見は、憲司の気持ちを伝えるいい考えがある、と言い出す。
退院した植木は、交渉が上手くいっていなかったイラストレーターの説得に乗りす。そのイラストレーターがいるイベント会場へと急ぐ植木だが、途中、打ち合わせ場所が変更になったとの知らせが入って、向かう。そこは倉庫だった。そこには、真野、須永圭介(新納慎也)や憲司、国枝も集められていた。
人見の計画だった。人見は、真野たちを倉庫に閉じ込め脱出ゲームを行うと宣言。植木は、そんな人見に、大事な打ち合わせがあることを伝えた。人見はゲームを中断しようとするが、扉につけた南京錠の鍵をなくしたと慌てる。
憲司や国枝は、人事部の面々とテレビ電話をつなぎ、今日1日の人見の行動を順に追っていく。人見の行動はすべてわかったものの、鍵は見つからない。間に合わないと判断した植木は、葉山に連絡し、彼にイラストレーターとの交渉を託すことにした。
倉庫の扉が開き、人見がやってくる。南京錠に鍵を貼り付けていたらしい。
後日。植木のチームは、葉山がまとめてくれたイラストレーターの案をもと、ミーティングを行う。そこで植木は、自分に代わって国枝に企画チームのリーダーを任せると部員たちに伝えた。
同じころ人見はまた脱出ゲームの計画を思案していた。真野はそんな人見に、すべて解決したことを告げる。(つづく)
第2話は「社員の隠れ残業」問題が描かれました。そこからなぜか脱出ゲームを開催!?お仕事ドラマだと思って見たら、ぶっ飛んだ展開すぎて、視聴していて頭が「?」になりました(笑)2話冒頭で、若手社員たちが皆で力を合わせて謎を解く脱出ゲーム風の社員研修をしてたことが伏線だったのですね。
まあ、結果的に、人事部を巻き込んで力を合わせて現状を打破しようとする姿勢が、植木を感化。仕事を振り分けることを覚えます。仕事って一人でするものじゃない…ということも改めて思わされましたね。
3話ネタバレ・あらすじ
- 3話タイトル「副業禁止で悩むVtuber社員を救え大作戦!」
- 3話のゲスト出演者:山口まゆ/中田顕史郎 ほか
3話あらすじ
『日の出鉛筆』人事部の人見(松田元太)や真野(前田敦子)らは、社員たちから副業についての相談を受ける。総務部から、副業禁止の就業規則を周知する一斉メールが送られたからだった。同じころ、人事部長の平田(鈴木保奈美)は、“法の番人”の異名を持つ総務部長・石郡隆正(中田顕史郎)に詰め寄られていた。副業をしている社員に対処しないのは人事部の職務怠慢、違反者に適切な処分を下せというのだ。
一方、森谷(桜井日奈子)は、研究開発部の土橋由衣(山口まゆ)からVTuber活動は副業にあたるのかと相談される。土橋は『月乃マタタキ』名義のチャンネルを持ち、収益化もしていた。さらに、グッズ販売の告知もしていた。土橋は高校時代からVTuber活動をしていたが、それは学校で人と上手くしゃべれずにいた彼女が、アバターを作って配信を始めたことで“少しだけ自分のことをマシだと思えたから”だという。
日ごろから漫画を描いていてもコンクールなどには応募できずにいた森谷は、そんな土橋に共感し、つい「協力します!」と言ってしまう。一方その頃、人見も人事部内の会話の中でVTuberの存在を初めて知り、興味を持ち始めていた。
別の日、平田は副業禁止をあらためて周知するポスターを社内に貼るよう一同に指示。研究開発部の担当になった森谷は複雑な思いでポスターを貼りに行くが、土橋にはVTuber活動をこっそり続けるよう提案。すると、社内のどこかから『月乃マタタキ』の声が聞こえてきて慌てて2人は声のするところへ行くと、人見がフリースペースのプロジェクターで『月乃マタタキ』の動画を大音量で見ていて…。
3話ネタバレ
森谷たちは慌てて人見を止めようとする。だが、土橋由衣(山口まゆ)の声を聞いた人見は、土橋が「月乃マタタキ」本人であることに気づく。
事情を聞いた人見は、隠れて活動するより就業規則を変えましょう、「好きなことは堂々とやったほうが楽しいじゃないですか?」と言い出す。
人見は常務取締役・里井(小日向文世)に相談し、かつてある社員が「社内連絡協議会」という会社の制度を利用して食堂のメニューを改革したことを知る。
人見はさっそく「社内連絡協議会」の件を人事部に持ち帰って提案する。平田は戸惑うが、真野は賛成だ。森谷は、土橋を人事部の面々に会わせて、人見とともに社内連絡協議会の開催に向けて動く。
数日後。、社内連絡協議会が開催されたが、参加者は土橋たった1人で、里井や石郡たちと向き合う。そこで石郡(中田顕史郎)は、「副業の影響で本業に悪影響を及ぼす可能性はないのか?」「一昨年に行った社内アンケートでは、社員の14%しか副業を希望していなかった」などと矢継ぎ早に質問。土橋は上手く答えることができなかった。
土橋はVTuber活動を止めることにして、緊急生配信をする。だが、集まってきたファンの投稿に元気をもらい、この場所が自分にとって大切な場所であることを実感。活動中止を言い出せなかった。
もう一度話し合いたいと決心した土橋は、人見や森谷、真野たちに協力を求める。だが、社内連絡協議会は、1人の社員が同じ内容で二度開催を申請することができない。そこで人見がとあるアイデアを思いつく…。
2回目の社内連絡協議会が開催される。申請者はVチューバー「月乃マタタキ」だった。実は人見が、他の会社がネコやイヌを広報部長に任命するなどして話題を呼んでいることをヒントに、「月乃マタタキ」を広報担当電脳社員に任命するということを思いつき、社長の許可を得ていたのだ。
社員たちもリアルタイムでチャットで参加する中で行われたプレゼンで、土橋は、社員一人ひとりがいろいろな選択肢を持つ自由を認めてほしいと訴える。また、チャットで社員たちへのアンケートも行ない、6割を超える社員たちから副業賛成を得た。
そのアンケート結果を受けて里井常務は、副業禁止の就業規則について検討することを約束する。
ある夜、今回の件で勇気をもらった森谷は、ずっと送れずにいた自分の作品をコンクールの募集サイトに投稿する。
副業が認められたことにより、人事部には社員からの副業申請が殺到していた。そんな中、真野は、以前1度だけ開催された社内連絡協議会の申請者が石郡だったことを明かす。厳しい質問を土橋にぶつけてきた石郡だが、人見は石郡が土橋に声を上げさせるために敢えていろいろ言っていたことに気づいた。(つづく)
第3話は「社員の副業」問題が描かれました。VTuberでの副業。社員としての仕事に支障がなければOKなんじゃないか?と思って見ていたら、就業規則の改正に取り組むことに。ルールでダメと言われてるなら、そのルールを変えてしまえば良いという発想は納得です。そしてVTuberが社内連絡協議会の申請者になるというビックリ仰天な展開にもなるほどなあ、とうならされました。副業OKとなった後は、社員からの副業申請が殺到!?…なんだ、みんな副業したかったんですね。何事も開拓者は苦労するものですね(笑)
4話ネタバレ・あらすじ
- 4話タイトル:「人見、営業部へ異動?昭和体質と令和社員の激突」
- 4話のゲスト出演者:ドリアン・ロロブリジーダ/中野剛 ほか
4話あらすじ
『日の出鉛筆』人事部は、第一営業部の中途採用として今月中に5名を必ず採用するよう命じられる。第一営業部は創業時からある花形部署だが、その採用条件は黒髪短髪の体育会出身者・肥満NGなど、表には出せない厳しい内容だった。ところが“選ばれし者しか入れない部署”と聞いた人見(松田元太)は、「働いてみたい!」と志願。社内には他部署の業務を体験できる研修制度があり、平田(鈴木保奈美)は、人見が加われば第一営業部の空気が変わるかもしれない、と期待を寄せ、第一営業部へと送り出す。
第一営業部では、同じような髪型とスーツを身につけた部員たちが朝のラジオ体操を行っていた。誰よりも規律を重んじる部長の岩谷典孝(中野剛)のゲキで一斉に営業に飛び出す部員の姿に、人見はワクワクが止まらない。
人見は、清川雅人(ドリアン・ロロブリジーダ)に同行し得意先を訪れる。だが、出されたお茶菓子をあっという間に全て食べてしまい、さっそく清川から怒られてしまう。その後、人見と清川が帰社すると、取引先から第一営業部に送られてきたとある動画に部署内は騒然。それは、清川がドラァグクイーン姿でパフォーマンスしている映像だった。
清川は、素性がばれた以上第一営業部にはいられないと、自ら異動を申し出る。中途採用どころか1名減ってしまうと頭を抱える平田。すると堀(松本まりか)は、いつになく決意に満ちた表情で、多様性の尊重を学ぶ研修を岩谷たちに受けさせると言いだし…。
4話ネタバレ
■堀ちゃんが岩谷部長を説得。一件落着?
堀は、岩谷らを招いて多様性に関する講習会を開催。しかし岩谷は途中で退席してしまう。第一営業部の一部社員も岩谷に従う。それでも数名の社員たちは清川の生き方を賞賛し、清川の味方になってくれた。
後日、堀は、第一営業部の半数以上が「多様性」に賛同しているというアンケート結果と、岩谷による差別的な発言の数々をまとめたものを岩谷に突きつける。岩谷は、考えを改めると堀に約束するが…。
なぜ堀はこれほど熱心なのか?実は、堀は同期の女性社員が第一営業部に配属されたものの、雑用ばかり押しつけられた末に退社してしまったことで女性差別だと抗議したことがあったのだ。
真野直己(前田敦子)は、懇意にしている他部署の部長たちを味方につけて動いている堀のやり方に不満を抱く。双方で話し合い、正々堂々と戦うべきだという。
■第一営業部が2つに分裂
そんなある夜、人見や第一営業部の面々はとあるクラブを訪れ、清川のパフォーマンスを見て盛り上がる。そこで清川は、遊びに来ていた大手外資系企業「BCオリバー」の社員たちに、第一営業部の仲間を紹介する。これまではドラァグクイーンの活動を隠すために営業を遠慮していたのだ。
第一営業部は、これまで通りのやり方を続ける岩谷らと、清川の一派に二分された。そんな中、人見は、岩谷たちのことをもっと知りたいと、彼に同行することにする。
同じ頃、人事部の面々は「多目的トイレ」の新しい名称をどうするか、頭を悩めていた。そこに戻ってきた真野は、多様性を進めるなかで社内各所で問題が起き始めていることを報告する。
清川らは、グローバル展開を推進すべくBCオリバーとの交渉を続けるが、思うようには進まない。
■清川や堀たちに逆風
そんな折、清川が担当していたクライアントの一つ「勝文堂」から、担当者を変えてほしいとの連絡が入る。
一方、堀は、多様性を尊重する取り組みに賛同していた部長たちから、撤回したいとの連絡を受けていた。社長・小笠原治(小野武彦)が反対してるからだという。真野からも、個人的な感情で動くのは良くない、と指摘されたばかりだった堀は、すっかり落ち込んでしまう。事情を知った人見は、堀のやり方はカッコいいと思う、と告げると、良い方法を思いついた、と言って堀に協力を求め…。
■清川が職場でドラァグクイーンに!
別の日、仕事中の第一営業部の照明が突然落ち、そこに突然、清川のドラァグクイーン仲間が現れる。
清川も、人見に促されて着替え、そこに加わった。
唖然としている岩谷らに、「自分らしさを全力で表現しているんです。力、沸いてきません?」と問いかける人見。
すると、パフォーマンスを終えた清川は、BCオリバーとの契約が頓挫したことを岩谷に告げ、自分が間違っていた、と岩谷に頭を下げた。
■岩谷が清川に寄り添う
あくる日、清川は堀とともに勝文堂を訪れて謝罪。そこに現れた岩谷は、清川のことを理解してやってほしい、と担当者に頭を下げた。
さらに、彼がこれまでに提出した勝文堂に関する報告書のファイルを見せて、清川以上に勝文堂を理解している社員はいない、と告げ…。
勝文堂からの帰り道、岩谷は「お前はそのままでいい。変わるべきなのは私たちだ」と言う。すると人見は、岩谷のやり方にも大事なことがあると思う、と言い出した。堀もその意見に賛同し、お互いがお互いを理解し、力を合わせることができたとき、多様性が強さになるのだと思う、と続けた。
人事部の面々は、第一営業部の採用条件が修正されたことを喜ぶ。そこで、懸案だった多目的トイレの名称変更に取り組むが、やはり結論は出なかった。(つづく)
清川役のドリアン・ロロブリジーダさんは実在のドラァグクイーン。2006年にドラァグクイーンとしてデビュー。サラリーマンを続けながらドラァグクイーンとして舞台に立ち続けたが、2020年2月末に会社を退職し、以降ドラァグクイーンに専念。サラリーマン時代は営業職や広報をしていた。清川役は自身の実体験を反映した役柄となっています。
第4話は現代の職場における「多様性」の課題が描かれました。保守的な上司や取引相手と新しい価値観の若手社員の衝突がリアルです。人見の破天荒さが控えめでしたが、上司側の気持ちも理解しようと寄り添う姿は人見くんらしいな、と微笑ましいです。上司が初めて清川のドラァグクイーンの姿を見て、目の当たりにして、見方が変化するのも良かったです。偏見はイメージからくるものだし、直接見たり話をしたりすることって大事ですね。
5話ネタバレ・あらすじ
- 5話タイトル:「娘との最後の1日…その為についた嘘」
- 5話のゲスト出演者:智順、小井土菫玲、ほか
5話あらすじ
『日の出鉛筆』では、社員の家族や地域の人々に会社のことを知ってもらうためのイベント・ファミリーデーを開催。来客の受付や体験コーナーの案内に駆り出され、人事部の面々は大忙し。だが人見(松田元太)だけは、人事部オフィスで富樫(津和野諒)の息子とゲームをしていた。それを見つけた真野(前田敦子)は、社員の情報が集まっている人事部に部外者を招き、パソコンまで触らせていたことに怒る。そんな中、案内役として立っ
ていた須永(新納慎也)は、ある人物を見つけて動揺。それは、別れた妻の田代綾子(智順)と娘の陽菜(小井土菫玲)だった。人見は、別れた今でも家族がイベントに来てくれたことに「めっちゃいいじゃないすか!」と言うも、須永には事情が…。それは、妻と娘が須永のことを人事部長だと思い込んでいるからだった。須永は、綾子が同業他社に復職後に昇進し、部長職にまで就いている状況に嫉妬。見栄を張るため、人事部長をしている
と嘘をついていた。そこで須永は人事部一同に「話を合わせてくれ!」と懇願。一同はこの日だけ須永のことを「須永部長」と呼ぶことに。しかし、その作戦が本物の部長である平田(鈴木保奈美)に伝わっておらず…。一方、社長の小笠原(小野武彦)は、里井(小日向文世)から、転職サイトなどに「日の出鉛筆は前時代的なパワハラ社長がのさばる」等の中傷コメントが書き込まれたという報告を受け、内部の人間の犯行だと激怒し…。
5話ネタバレ
真野は反対したが、人見が強く賛成したことで、須永の嘘に話を合わせることに。人見は即興で突拍子もない行動に出る。例えば、平田部長(鈴木保奈美)を部活動の部長(ダンス&ボーカル部部長)と誤魔化したりする。
須永はシルキーボールというペンを開発したという嘘もついていて、人見たちは何とかフォローする。だが、富樫(津和野諒)の息子が人事部長は平田というと知っていた。そこで、「平田スナガです」と苦しい言い訳をする。
しかし、平田部長がステージで人事部長としてスピーチをすることに。嘘をついている須永も登壇して何とかしようとするが、社員たちに「人事部長じゃないでしょ!」と連行されていく。
その後、事情を知った平田部長は「言ってくれたら話あわせたのに」と人事部のみんなにいう。
そのころ、別室で綾子と須永が二人きり。綾子は「しょうもない嘘ついて」と須永に怒る。そして実は再婚することになったから、陽菜がどうしても来たがったと明かす。陽菜も再婚相手を受け入れている。再婚前の娘との最後の時間をちゃんとしてほしいと怒る綾子。
そのころ、陽菜はひとりになりたいからと、ペン習字コーナーでひたすら写経していた。嫌なことあったら書くらしい。人見は「お父さんのこと嫌いにならないで」というが、陽菜はそもそもそれほど好きじゃないし父も同じで私のことを好きでないという。そう思う理由とは?お父さんが何を考えているか分からないし、家にいなかったし、行事も来てくれないし…と陽菜。
須永は元妻の再婚のことを人事部の人々に打ち明け。せめて陽菜にお父さんの仕事を見に来てよかった、お父さん悪くないなと思ってもらいたい…ともう一度フォローをお願いする。平田部長は承諾。そこで人事部みんなで、お偉いさんに反論する須永のカッコイイ姿をみせることを協力する。
話を聞いた人見は、穏やかな里井常務(小日向文世)でなく、小笠原社長(小野武彦)を呼び寄せる。綾子と陽菜が見守る中、里井に反論する予定だった須永は驚く。それでも演技を続ける須永。小笠原は中傷コメントが人事部の人間だと聞いてやってきて、本気で怒っていた。
陽菜と綾子はその場を去る。
「首でも左遷でもけっこう!」と啖呵を切った須永だが、小笠原が演技でないとわかり、焦る。小笠原は書き込みだけで解雇は無理だが、須永をジャカルタに左遷させると言い出す。須永は「娘の学校行事に行けなくなってしまいます。何より大事な理由なんです。娘の成長を見る機会が減ってしまうのだけは…」と転勤を拒否する。
陽菜は改めて父の言葉を聞く。小笠原は「そんな理由」というが、須永は「今からでも取り返したいんです。その日だけでも取り返したいんです」と土下座して懇願。遠くで見ていた陽菜は「(その日だけでなく)ずっとお父さんでしょ」と涙ぐむ。
そこへ里井が来て、小笠原に投稿が更新されてるから須永ではないと伝える。さらに、社員の意見に一喜一憂するのもどうか、と苦言を呈す。小笠原は納得して怒りを鎮め、左遷人事はなしとなった。
陽菜はお父さんのことを「悪くないかも」と思った。
その後、須永は綾子と陽菜と家族3人で食事をして過ごす。陽菜が嫌いな人参を食べてあげる須永。陽菜は「さすが、お父さん」と笑顔。須永は「人参、まずい」と嬉し泣き。
こうして、人見の行動が功を奏し、陽菜が父親との絆を再確認して、めでたしめでたし!!……しかし人見は須永が本心を言わなかったらそれまでと思っていたし(行き当たりばったり?)、里井が現れたのも偶然だった。真野は「怖すぎるって」とあきれる。(つづく)
第5話が須永(新納慎也)メイン回。会社のファミリーデーのイベントを舞台に、シチュエーションコメディが展開。須永の嘘が嘘を呼ぶ展開や、人見のぶっ飛び行動が織り交ざったドタバタな喜劇で、笑える展開でした。
笑えるだけでなく、結果的に、父親として娘のことを愛していることがちゃんと伝わって、感動的。ホッコリしましたよ。たとえ母の再婚で新しいお父さんができても、陽菜ちゃんにとって須永はずっと父親…。それは変わらない。その絆が見えて、良かったです。
6話ネタバレ・あらすじ
- 6話タイトル:「」
- 6話のゲスト出演者:安藤冶真、ほか
6話あらすじ
『日の出鉛筆』では新卒採用試験が行われ、面接会場には就活生が集まっていた。「どうしても参加したい!」と無理を言って、真野(前田敦子)とともに面接のサポート役を務めることになった人見(松田元太)は、面接を受けている学生たちの発言に興味津々。人見はその中でも「小さいころから日の出鉛筆で働くのが夢だった」という学生・新山健太郎(安藤冶真)の会社や文房具への愛に感動する。新山の熱意を感じた人見は、試験の後
に偶然再会した新山に面接時の感想を聞かれ「新山くんならきっと大丈夫」と勝手に答えてしまう。しかし、三次面接の通過者に新山の名前は無く…。新山の熱意が本物だっただけに人見は会社の採用基準に不満を持ち、採用担当のウジン(ヘイテツ)に相談。選考に落ちた学生たちをもう一度集めて、ひとりひとりとちゃんと話をしたいと言い出す。一方、人事部でも同じく“採用面接”を受けている者が…。その人物こそがウジンで、クリ
エーティブな仕事を望んで人事部からの異動を希望していたがかなわず、ついに転職活動をしていた。しかし、うまくいかない転職活動に心が折れそうになっていた。そんな折、選考に落ちた学生たちにもう一度チャンスをあげたいという人見の勢いにのまれたウジンは、人事部の皆には内緒で人見とともに学生たちを集めてバーベキューをすることに。就活で忙しい学生たちに申し訳ない気持ちになるウジンだが、学生たちの思いは違って…。
6話ネタバレ
放送後に更新します。
【人事の人見】原作と脚本
ドラマというと原作があるのかないのか気になる方も多いと思います。
【人事の人見】の原作についてとストーリーを手掛ける脚本家について紹介します。
原作は?
【人事の人見】に原作はありません。フジテレビのオリジナルストーリーです。
脚本家は?
脚本は冨坂友 (「アガリスクエンターテイメント」主宰) 、神田優の2名です。
4月〜フジテレビ火曜9時『人事の人見』の脚本を担当させて頂きます。
ピュアで非常識すぎる男が人事部として悩める社員と古い会社を変えていくお仕事ドラマ。
ちゃんと「型破り主人公」らしく馬鹿みたいなことをしていきたいですし、人権と労働環境の話なので誠実さと寛容さを大事に書こうと思います。 https://t.co/lIKRjc1BB7— 冨坂友(アガリスクエンターテイメント) (@yu_tomisaka) January 25, 2025
本作のメインライターは、新進気鋭の劇作家・冨坂友(とみさかゆう)さんです。
冨坂さんにとって今作が地上波連ドラ本格デビュー作になります。
冨坂さんは、2025年で旗揚げ20周年となる劇団「アガリスクエンターテイメント」の主宰で、代表作「ナイゲン」や「SHINE SHOW!」など、三谷作品を彷彿とさせるオリジナルシチュエーションコメディーを得意としています。直近では鈴木保奈美主演の舞台『逃奔政走』の作・演出を務め、映像作品では火曜ACTION!『生ドラ!東京は24時』(2022~2023年)の『第1夜:シンガロング!』で2022年度ギャラクシー賞奨励賞を受賞しています。
劇作家としてシチュエーションコメディを作ってきた冨坂さんが手掛ける連ドラデビュー作。どんなストーリーになるのか、期待が高まりますね。
【人事の人見】最終回結末・予想&考察
【人事の人見】には原作がないので、最終回結末も白紙状態です。予想&考察してみます。
里井常務が社長の古い価値観を問題視
【人事の人見】は、どこの会社でも日々起こっているようなアクシデントやトラブルなどの諸問題を、人見廉(松田元太)を中心とした個性豊かな人事部の面々が一刀両断していく、笑いあり涙ありの痛快オフィスエンターテイメントです。
つまり、ドラマの各話で会社の諸問題が一つずつ描かれていき、人見たちが解決していくという1話完結型の連続ドラマとなっています。1話が「パワハラ」、2話が「サービス残業」、3話が「副業と就業規則」という具合に…。
そんな中、相関図で気になる言葉「古い価値観を問題視」というのがありました↓
📢 現在公式HPでは
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それぞれの人物紹介が見れます!!!💁🏻♂️1話のあらすじも見れます!!!
ぜひ放送前に予習しておいてネ🌀
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4/8(火)よる9時スタート#人事の人見 #かーくー
放送まであと【12日】🧑🏻💻ˎˊ˗ pic.twitter.com/MRgyQXTB6q— 『人事の人見』4月期火9ドラマ【公式】 (@jinji_no_hitomi) March 27, 2025
常務の里井嘉久(小日向文世)が小笠原社長(小野武彦)の「古い価値観を問題視」しているようです。
最終回結末は小日向文世が社長に?
里井(小日向文世)は「愛社精神があり、この会社を発展させることは考えているが、今の社長の性格と、染み付いてしまった旧来的な思想は問題視し、働きやすい環境と現代的な人権意識の会社に生まれ変わらせようとしている」人物です。
そして、海外でバックパッカーをしていた人見(松田元太)と出会って、スカウトしました。第1話で里井は「彼は誰よりも人をみている人だから」と言い、人見を高く評価しています。常識にとらわれない人見が人事部だけじゃなくて会社全体を良くしてくれることを期待しているのでしょう。
その会社の改革は、最終的に、古い価値観の社長の交代までいくのでは?と予想。
小笠原(小野武彦)は創業家の二代目社長であり、50歳で社長に就任。以降30年間、ワンマンで会社を経営している人物です。ということは80歳になるのかな。会長だったり、隠居してる年齢ですね。それに、第1話の社内のカラオケ大会を見る限り、社員みんな、社長の顔色ばかり伺っています。こういう企業は時代の変化に対応できなくなるでしょう。
つまり、最終回結末は小日向文世が社長になる!……かもしれないですね。
はたして、どんな結末を迎えるのでしょうか。
最終回結末までの気になる点、チェックポイントは放送後に予想、更新予定です。
【人事の人見】の主題歌
【人事の人見】の主題歌は宮本浩次さんの新曲「Today -胸いっぱいの愛を-」。ドラマサイドからの依頼を受け、主人公の人物像をイメージしながら丹念に制作された楽曲に仕上がっているといいます。
<宮本浩次さんのコメント>
このドラマの概要をプロデューサーからうかがった瞬間から 何か新しい息吹きと意気込みを感じて私はワクワクしました。 主人公「人見廉」を演じるのは気鋭の俳優であり、 マルチに活躍されている松田元太さん。 同時にプロデューサーからは 主人公人見には令和のニューヒーローになってほしい旨聞いておりました。
私はいただいた台本やそれらのことから、 令和のヒーロー像をイメージしながらTodayという曲を作り上げました。
主人公「人見廉」はヒーローといっても決して高ぶることのない、 むしろ大らかさと優しさで人々を巻き込んでいくタイプに思えます。
そこで私は強さと弱さを持つ優しくって芯のあるヤツ、 欲張って愛そのものを体現している人物を曲に投影したつもりです。
もちろんドラマをご覧の皆さんが「人事の人見」共々私のこのTodayも 愛してくださることを祈念しながら作りました。 ドラマ共々楽しんでいただけたら幸いです。
【人事の人見】ネタバレ・あらすじは毎週更新!
・ドラマ【人事の人見】のネタバレ・あらすじ全話
・最終回結末の予想&考察
・原作と脚本
・主題歌
以上について紹介しました。
本記事は、ネタバレあらすじを最終回まで、毎週更新していきます。ドラマ鑑賞の参考にご利用ください。