【愛しい嘘 優しい闇】の原作ネタバレ!雨宮(林遣都)は中野幸(みゆき)?!
【愛しい嘘 優しい闇】の原作ネタバレ!
ドラマ【愛しい嘘~優しい闇~】の原作は、愛本みずほの漫画『愛しい嘘 優しい闇』(BE LOVE KC)。
中学の同窓会をきっかけに巻き起こる本格ラブ・サスペンス!その結末とは?
今回は【愛しい嘘 優しい闇】の原作ネタバレについて!
【愛しい嘘 優しい闇】の原作ネタバレ(全体あらすじ)
「愛しい嘘 優しい闇」原作のあらすじネタバレ↓↓
漫画家のアシスタントをしている主人公・望緒(みお)(波瑠)は、とっておいたネタを後輩・りえ(松村沙友里)に盗まれ漫画家への道を諦める。
望緒は失意の中、中学時代の「同窓会」に参加。そこで初恋の人・雨宮秀一(林遣都)と再会!
望緒が雨宮と話したのは金魚が亡くなった時だけ。目で追いかけて絵に描くだけの憧れの存在だった。
しかし雨宮は、「実は望緒のことをずっと見ていた」と打ち明け、望緒と関係を深めていく…。
そんな中、同窓会に参加後の望緒の周囲で、立て続けに事件が起きる。
(1)奈々江(新川優愛)が吊り橋から転落死。
(2)りえ(松村沙友里)が何者かに押されて交通事故に遭う。大事な手を負傷!
(3)優美(黒川智花)はDV夫から救出される直前、毒入りワインを飲んで死亡。服毒自殺か?
(4)優美の夫・正(徳重聡)は、雨宮が優美の不倫相手だと思い込み、刃物で襲う。雨宮は重傷に。
事件の鍵を握るアイテムは、タイムカプセルに埋められていた「雨宮の青いガラケー」?!
そのガラケーには、自分の両親が焼け死んだ時の火事を、家の外から見る中野幸(なかの・みゆき)の姿が映っていた。
幸(みゆき)という男の子は望緒たちの同級生だが、両親亡き後、転校してしまった。
この幸が、望緒の親友たちを殺した真犯人なのか!?りえを襲ったのも彼?
やがて当時の担任教師から、幸が親に虐待されていたと聞く。
中学時代の火事も幸が起こしたのか。まさか自分の両親を?!
望緒と玲子(本仮屋ユイカ)は、「雨宮の青いガラケー」を持っていた奈々江・優美が亡くなったことから、雨宮のことも真犯人と疑っていた。
けれど望緒は雨宮に何度も勇気づけられ、その優しさに惹かれ、彼を信じることにした。
そして、青いガラケーの中の「SDカード」を雨宮に返却する。
しかし雨宮は望緒がいない時、そのSDカードを冷たい表情で破壊!?
望緒は負傷したりえの代理原稿が上手くいき、次の作品のチャンスももらえて挑戦していく。
・・・やがて望緒は雨宮と男女の一線を越えて、雨宮の胸の中で、柔らかく「優しい闇」に包まれて眠る。
しかし望緒は雨宮の耳の形が気になって…。
誰も、本当の顔なんてわからない――衝撃の真実に激震が走る本格ラブ・サスペンス!!
↑↑以上、原作漫画の第4巻(2022年1月13日発売)までの あらすじネタバレ(概要)でした。
【愛しい嘘 優しい闇】の原作ネタバレ
ここから原作の順に沿って詳しくネタバレしていきます↓↓
謎の男の子①
今井望緒(波瑠)が中学時代。同級生の男の子の両親が亡くなり、学校のみんなでお葬式へ参列。望緒にとって親しい子じゃなかったから、ぼんやり「可哀そうだなあ」くらいに思っていた。彼は遺影を持っていたが、なぜか笑っていた。
現在:「あれは気のせいだったのかな」と、望緒はぼんやり思い出す…。
望緒(波瑠)漫画家を辞める
漫画アシスタントの望緒は温めていたネタを後輩・りえ(松村沙友理)に話した。望緒は、自信がなくて、そのネタを書くのをためらっていた。そうしているうち、りえにネタを盗まれデビューされてしまう。望緒はアシスタントを辞めた。
望緒は一度デビューして以来、自分の漫画を描けておらず、今回のことで漫画家をあきらめかけていた。…そんな時、母からの電話で中学の同窓会が開かれると知る。
母校の市立山西中学校が廃校となるから、今度の土曜日、3年2組のみんなが集まるとのこと。幹事は、望緒の初恋の人・雨宮秀一 (林遣都)だった。
同窓会
土曜日。望緒は思い切って、地元の山梨県甲府市で開催の【同窓会】へ行く。まず友人・本田玲子(本仮屋ユイカ)と再会。メガネでおかっぱだったのに、カッコイイ女性になっていた。
続いて、友人の北川優美(黒川智花)・岩崎奈々江(新川優愛)や雨宮秀一・幼なじみ・深沢稜(溝端淳平)とも再会する。
<友人の近況>
・玲子は、東京で弁護士をしている。
・優美は、3年前に結婚。苗字が野瀬になり、専業主婦。
・奈々江は、地元でOLをしている。
・雨宮は、5年前に東京で起業してIT関連会社の社長をしている。
・深沢は、地元でワイナリーの経営者。
謎の男の子②
望緒は、中学時代に両親が亡くなった子のことを聞く。みんな(女子4人と雨宮・深沢)葬式に行ったことは覚えていたが、その子の名前や顔は忘れていた。
家が火事になってその子だけ助かったが、すぐ転校したらしい。幹事の雨宮は「転校したんじゃ卒アルにも載ってないし案内状を出した中にいなかったんじゃないかな」と言った。
謎の男の子、怪しいわ。
雨宮くん何か知ってそう!
タイムカプセル
3年2組のクラスメイトみんなでタイムカプセルを掘り起こしに行くが、日が暮れても見つからなかった。
奈々江が連絡先をみんなと交換し、グイグイ、雨宮にアタックするが…雨宮は望緒を食事に誘う…!?
雨宮をはじめクラスメイトが2次会へ繰り出す中、優美は既婚者なので帰宅へ。
残った望緒・玲子・奈々江・深沢の4人は、玲子の発案でもう一度タイムカプセルを捜しに行く。
そしてタイムカプセルをついに掘り当てる!
タイムカプセルの中身
望緒が入れたのは手紙。「大人になった私へ 漫画家になって頑張ってるよね!どんな人と結婚してる?」という無邪気な内容だった。
奈々江も未来への手紙で「海外セレブと国際結婚してハリウッドに住みたい」
雨宮のは携帯電話(青のガラケー)だが、雨宮は2次会に行ったためいない。
とりあえず地元に住む深沢が全部預かることに。
けれど奈々江は、雨宮の携帯だけ預かって手渡すことに決めた。(会いたいから!)
深夜1時。奈々江は、雨宮に携帯を預かってることをメールする。すると明日のランチに誘われた。(奈々江は雨宮の携帯を充電し中身を見た。「なんの写真かな」と不思議がった)
優美(黒川智花)の「愛しい嘘」
翌日、日曜日。望緒は(家にいると母がうるさいから)深沢の仕事場を見に行く。深沢がタイムカプセルに入れたのは子供のころ集めていたワインのコルクだった。そんな中、奈々江が雨宮とランチしている写真が望緒に送られてきた。対抗心を燃やしているらしい。
奈々江はSNSでは派手な女を演じている。…たとえば豪華なディナー、高級なバッグ・ブランド服をアップしていた。望緒と玲子は、奈々江には彼氏がいるのに雨宮もキープしたいのではないか、そう理解する。
月曜日。平日。奈々江はコピーや得意先用のお菓子の買い出しなど、雑用をしていた。奈々江の実態は、地元の地味なOL。本当は上京したかったのに…父に「地元の短大へ行けばいいだろ」と反対された。そんな父が倒れて、母にも地元に残ってと泣きつかれて、上京を諦めた。
奈々江は、望緒と街でバッタリ会う。玲子・雨宮は日曜に東京へ戻ったが、時間がとれる望緒はまだ地元にいた。
望緒は「雨宮くんを他の男の人と比べるのは両方に失礼」と、奈々江を注意する。奈々江は「少しでもいい条件の男が欲しいだけ。一発逆転してやるから」と対抗意識むき出し!
この後、奈々江の嘘が
愛しくなるのよね。
奈々江(新川優愛)が転落死!
望緒はまた雨宮に「会いたい」と誘われた。その際、奈々江と会ったとき携帯電話を忘れたから返してもらえなかったと雨宮が言った。望緒は(きっとわざと忘れたんだ)と思った。
東京にて。望緒が雨宮に会った。望緒は玲子も呼んだ。3人で大人っぽい店で食事中、優美から玲子に電話がくる。「奈々江が死んだ」という連絡だった。
一緒にいたのは優美で、2人は優美の車で渓谷へ遊びに行き、SNS用に吊り橋で自撮りしていたところ、奈々江がバランスを崩して転落。頭を打って死亡した。
渓谷で一緒にいた
優美(黒川智花)
怪しいよね?
優美(黒川智花)の夫(徳重聡)の「優しい闇」
奈々江の葬式にて。望緒は、優美と奈々江の短大時代の友人の女性たちから、奈々江には「彼氏はいない」「SNSの靴やバッグは見たことない」「優美が結婚してからスイッチが入った」と聞く。望緒はSNSの奈々江の姿は嘘だったことに驚く。
奈々江の友人は「優美の夫・正(徳重聡)は優しい性格で、仕事は警察官、実家もお金持ち、結婚式も盛大だった」と明かす。奈々江は優美を見下してたから、ライバル意識で背伸びしていたと友人たちは言う。
けれど望緒は、同窓会のとき、結婚してる優美の方が奈々江を見下してるように見えた。・・・望緒は優美のハンカチが落ちてるのを拾い、駐車場へ追いかける。すると、「俺の身内だから怪しまれなかったんだ。お前は家でじっとしてればいい」と優美の首をしめて責めていて…。
奈々江(新川優愛)は皆を見下していた
実際、奈々江は中学時代、明るくて目立って男子にもモテモテだった。けれど玲子は「そういうマウント取ってる人は自分に自信がない」とバッサリ斬る。深沢は「そんな関係なら付き合わなきゃいい」というが、中学の頃は一人になるよりマシで、女子4人群れていた。
望緒はハンカチを優美に渡せなかった。・・・その後、玲子・雨宮・深沢とファミレスで食事をする。その席で、「奈々江って優美を見下してた?」と聞いてみると、玲子は「奈々江はみんなのこと、見下してたよ」と当然のように言う。望緒だけ、気付いていなかった。
望緒は、雨宮の携帯電話が奈々江の家にあると思い出す。雨宮は今取りに行くのは気がひける様子。流れで、玲子はタイムカプセルに手紙を入れていたと明かす…。(※玲子はどこか挙動不審)
自分で選んだ人生なら
奈々江の四十九日が過ぎたころ。望緒は玲子と優美と、奈々江の形見分けに、奈々江の実家へ呼ばれた。奈々江のアクセサリーをもらった。
奈々江の部屋は和室を可愛く飾っていて、チグハグな印象だった。奈々江の心のようだと望緒は感じた。幸せな自分を演じようともがいてたんだ、と思った。
奈々江の母に雨宮の携帯電話(青色のガラケー)の有無を聞いたが、知らないと言われる。
望緒は奈々江の最後の渓谷での写真に、違和感を覚えたが、違和感の正体は分からなかった。
帰り道。玲子は奈々江の苦しみを理解した。「自分で選んだ人生なら失敗しても後悔はない。けれど自分で選べなかったのなら辛かっただろうな」と。
罰が当たった
玲子は仕事のため先に帰り、望緒と優美はお茶をする。「青のガラケー」の件を聞かれたので奈々江が持っていたことを説明する望緒。(タイムカプセルを開けた時に優美もいなかった)
望緒は、葬儀の時に旦那さんのヒドイ行動を見たことを話す…
「あたしが悪いから怒られるの。あたしに子供ができないから」と優美は泣いた。
優美は親の望むままに生きてきた。女の子の幸せはその方がいいと言われて。親の言われるがまま結婚して、彼の親と同居。夫は束縛が強いし、ぶってくる時もあったが、優しくもされた。愛されてると思っていた。けれど、夫も義母も「私でなく、跡継ぎを産む従順な女が欲しかっただけなの」と泣く優美…。
「あたしは自分の人生を選ばなかった。だから罰が当たったのよ」と優美。望緒は「優美は悪くない。何かあったら電話して」と慰める。
望緒が雨宮と2人きりで食事中、優美が誰か(望緒?)に電話していたが、相手は出られなかった。「出てよお!」と優美は泣いた。
雨宮は中学時代、実はずっと望緒のことを見ていたと打ち明ける。赤くなる望緒。
帰り道。望緒は、後輩のりえの作品が掲載されている雑誌を目にして落ち込む。ボツが続いて怖くて今度のネタも描けなかった。結局才能がなかっただけ…と望緒は泣く。
すると雨宮が、望緒の服のフードを被(かぶ)せて、泣き顔が通行人に見られないようにする。
「自分が悪いと思わなくていい。辛いのは頑張ってきた証拠だ」と雨宮が慰める。
望緒(波瑠)代理原稿のチャンス
りえ(松村沙友里)が交通事故で手をケガした。
望緒は編集者から、りえの代理原稿を依頼される。
望緒は悩んだが、雨宮から電話で「才能があるかないかなんて、結果だけ見て他人が勝手に決めてるだけだと思う。だから少しでも描きたい気持ちがあるなら描きなよ。描かずに後悔するよりいい」と背中を押されて決心する。
そして望緒は懸命に描いた。編集者に何度もダメ出しされ直して直して、やっとネームができた。
そんな中、江波先生に誘われて、りえの病室へ見舞いへ行く。すると、コップを投げつけられて「あんたが私をこんなにした!」と、りえが激怒してきた…。
背後から押されて道路へ飛び出し、事故に遭ったのだという。望緒には身に覚えがなかった。しかし望緒は警察からアリバイを調べられる。りえが事故に遭った12月25日、望緒は22時半まで書店のバイトのシフトに入っていてアリバイがあった。
優美(黒川智花)の不倫
正月。優美は夫の実家で生き地獄のような日々を送っていた。まるでお手伝いさんのようで、離婚して抜け出したいができない。
ストレスがたまった優美は望緒に電話するが、漫画に打ち込む望緒は出ない。別のスマホを使って電話して…
優美:「ずっと電話してたのにどうして出てくれなかったの?」
不倫相手:「仕事で忙しかったんだ。疑ってるの?僕たちもう引き返せないんだよ。アレ届いた?」
優美:「届いた。ねえ、早く助けだして。今度いつ会ってくれるの?私のこと愛してる?」
不倫相手?:「愛してるよ」
優美が電話で泣きついてると、背後に夫・正がいて電話を取り上げられる。正は優美に暴力をふるい…。
優美 (黒川智花)の奪還作戦!?
朝4時。望緒は机に突っ伏して寝てしまっていて、起きた。昨日22時19分に優美から不在着信があった。望緒は慌てて「どうしたの?」(4時12分)とLINEを返信。仕事を再開する。
漫画が完成し編集者に送るとOKをもらった。望緒は優美に電話すると、夫・正が出た。優美に代わってもらったが、どこかチグハグな会話だ。そばで聞かれているらしい。優美のとっさの判断で「奈々江を偲ぶ会」を開くことに。
これで夫に監禁状態の優美を外へ連れ出せる。正も一緒に来るというので、「偲ぶ会」は実際に開くことに。場所は深沢のワイナリーのワインを飲めるスペース。
山梨・甲府市。深沢のワイナリーにて。
望緒は、幼なじみの深沢と話す中、東京へ出発前「漫画で食えなかったら俺んところ来いよ」と言われた思い出話になる。望緒は深沢の家の仕事場で雇ってくれると解釈していた。しかし、深沢はプロポーズの意味だったと今さら明かした。
そして深沢は、東京で漫画で頑張って欲しいが、「俺のところ来い」の気持ちも本当だと告げる。
弁護士の玲子や深沢・雨宮にも協力してもらい、優美の奪還作戦の準備をする。隙を見て裏口から優美を車で逃がす作戦だが…。
優美(黒川智花)が服毒!
「奈々江を偲ぶ会」 が始まる。望緒は(わざと)間違って、ワインを野瀬正(徳重聡)に飲ませる。(車で優美を追いかけさせないため)
望緒は、奈々江の遺影の写真に違和感を覚える。最期の日、渓谷で撮影したものだが、おしゃれすぎるし軽装なのだ。
奈々江はあの日、東京で雨宮と会うはずだったが甲府駅で電話したら手違いでダメになったのか。
その日の雨宮は、望緒・玲子と東京で食事をしていた。その日、雨宮に会う予定だったら「青のガラケー」を持っていたはず。けれど遺品にはなかった。ならば誰か持って行った?望緒が推理しながら優美を疑っていると…
優美は笑顔で「今から、あたしは初めて自分の人生を選ぶの。これが終わったら全部話すね」と、望緒に語った。
優美は、ワインに粉を入れる。3つのグラスを持って夫がいる席へ。正と雨宮に手渡し、自分の分はテーブルに置いた。
優美は、望緒に「こっち来て」と呼ばれる。献杯のあと裏口から出る、と玲子が優美に耳打ち。
深沢が席に置かれた優美のワインを取って来て、優美へ渡す。
優美は遺影に「またいつか会いましょうね」と声をかける。
直後、献杯。みんながワインを飲んだあと、望緒が閉会の挨拶へ。
玲子は優美を連れ出そうとする。深沢が正の進行方向をふさぐ。雨宮も正を押さえる。
ゲホッ!!
優美は血を吐いて倒れ、正があわてて駆けつける。優美は涙目で(どうして)とかすかにつぶやく。
優美と奈々江は正反対
<優美の回想>
おとなしい優美。社交的な奈々江。2人は正反対の性格だが、中学でたまたま席が近くて仲良くなり、同じ高校にも進み、なんとなく関係が続いていた。 しかし実は、2人はお互いを見下しあっていた…。
優美は、先に結婚。上京できなかった奈々江に勝ったと思った。けれど結婚生活は言葉と体への暴力でボロボロに。そんな時、優美は「彼」と出会って、優しくされて、不倫関係になった。
ある日のホテルで会話。
優美「無理よ」
不倫相手「僕のこと守ってくれないの?」
優美「…」
不倫相手「冗談だよ。君にそんなことさせるわけないだろう」
「彼」はそう言って、優美の痣を触り「絶対に助けるから待ってて」と言ってくれた。
奈々江の最期の日。優美は、渓谷の吊り橋のところで、服をつかまれたとき腕の痣を見られてしまう。優美は「写真撮ってあげようか」と話しかけつつ、(このままやっぱりできなかったって帰ろうか。でもそうなったら「彼」はあたしを…)と迷う。
優美はスマホを落とした。
専業主婦の優美がスマホを2つ持ってることから、奈々江は「不倫してる」と疑った。
「旦那に暴力受けてるんじゃない?不倫もしたくなるよね?」と奈々江。
優美は「彼」から愛されてる自信があった。
けれど奈々江は「くちが堅いし、いいところの奥様だからムチャしないし、不倫相手に都合いいよね」と優美をバカにした。
優美は思わず奈々江を吊り橋から突き落とす。そばには奈々江のバッグがあり、優美は「青のガラケー」を見つめて…。
<現在:甲府市>
優美は血を吐いて倒れている。
薄れゆく意識の優美は、奈々江に「あたしたち似た者同士だったのね」と呼びかける…。
え。不倫相手の指示で
優美は奈々江を殺害?
【僕を守って】って
殺す+ガラケー奪う?
優美を毒殺したのも
不倫相手のしわざ?
近くにいたのって
雨宮だよね?まさか?
※注)この優美の死の間際の回想シーンは、読者しか知りません。
優美 (黒川智花)は自殺
優美 (黒川智花)は自殺、と警察が判断した。優美のポケットから毒物の農薬を包んでいた紙が発見されたのだ。
望緒は疑問に思う。「これ終わったら全部話す」と言っていた優美が自殺するはずない、と。そして駆け付ける正を見て「どうして?」とつぶやいたのなら、本当は正を殺す予定が手違いで飲んでしまったのでは?とも思う。でも逃げられる直前なのに毒を盛るなんて、殺したいほど憎んでたのか…。
これ以上の捜査を遺族が望まず、自殺も伏せて葬儀をするという。
優美の葬儀にて。
正が棺に向かって「こんなに愛してたのになんで死んだんだ」と泣き叫んでいた。
望緒は、「あんたが優美を殺したんだ」と正を殴った…。
雨宮(林遣都)の「優しい闇」
優美の葬儀にて。望緒は正を殴った。
玲子が「優美のアザの証拠写真がある」と嘘をついてフォローする。
野瀬家は名誉もあるので、訴えないだろうと見込んでの嘘だった。
望緒は精神的ショックで体調を崩し、漫画もバイトもできなくなった。
そんな中、深沢のワイナリーが変死のあった場所だとネットで特定されてしまう。
深沢の祖父は心労もあり入院へ。私のせいだと落ち込む望緒。
夜10時すぎ。雨宮が望緒のアパートを訪ねてくる。望緒は「みっともないとこ見せたくない」と家に上げないが…「だから来たんだよ。そんな時に、ひとりにしておけない」と言ってくれた。
雨宮の優しさに心打たれた望緒は、ドアを開けて雨宮を迎え入れるが…吐いてしまう。ベッドで寝込む望緒。そばで付き添う雨宮。
望緒が寝ている時、深沢から電話が来た。雨宮はそっと着信履歴を削除した。
翌朝。起きた望緒は、雨宮がそばにいて驚く。雨宮は望緒にキスをして言った。
雨宮:「僕がいつでも君を守るから」
着信履歴の削除はダメよ!
優しい雨宮は、
闇を抱えてそう。
まさに【優しい闇】!
「青のガラケー」の秘密
望緒は元気になってバイトに行った。しかしバイト先へ野瀬正(徳重聡)がやってきた。正は優美に不倫相手がいて、ドレッサーの引き出しにSDカードがあったと見せる。
書店のスタッフ室のパソコンで、そのSDカードを一緒に見ると…雨宮らしき男の子の姿が?!
奈々江の遺品に「青のガラケー」がなかった理由は優美が持ち去ったから、と望緒は理解する。
正は「こんな古い写真を大事に持ってるなんて、優美の不倫相手は雨宮だろ!」と激怒。
正が望緒に掴(つか)みかかってきたため、警備員に連行されていく…。
その後、望緒は玲子の家でSDカードを見直す。すると【一軒家の火事を外から見ている少年の後ろ姿】の画像が何枚もあった。あの<名前を忘れられた同級生>か?雨宮はやじ馬で火事を見に行って撮影した?
玲子は推理する。↓↓
同窓会の発起人で、タイムカプセルを掘り起こそうと言い出したのは雨宮。雨宮はこの「青のガラケー」が欲しくて同窓会を開催したのでは?
優美がデータをコピーして持っていたということは、優美も雨宮と何かしら関わっていた?
深沢が優美に渡した毒入りワインは、それまでテーブルにあった。そのテーブル近くにいて、すり替えることができたのは野瀬正と雨宮しかいない。
つまり、雨宮が優美の不倫相手で、何らかの理由で邪魔になった優美を殺した。その理由は今はわからないが…
望緒は「雨宮くはそんな人じゃないよ!」とかばった。
望緒は玲子のこともタイムカプセルを再び掘り返しに行った件で怪しんでいた。
険悪な空気になる望緒・玲子。
この時点で、同窓会から3ヶ月。
玲子はSDカードをコピーした後、「13年会っていなかったのだから、まだ知らないことがある。気を付けてね」と望緒に忠告して返却。
雨宮(林遣都)刺される!
望緒は、深沢の祖父が退院したと聞き、深沢家へ見舞いに行く。
甲府市。
望緒は、深沢の祖父から逆に絵の才能について励まされた。
望緒が幼少期に描いた 深沢の亡き祖母の絵について、深沢の祖父は「ばあさんの笑顔にそっくりでなあ」と喜んでいた。今でも絵が飾られていた。
そんな中、深沢家のテレビで、昨夜 雨宮が野瀬正に刺されて重傷、と報じられる。山梨県警○○署の現役警察官の事件として大きなニュースになったのだ。
望緒は玲子から雨宮の状況を聞く。昨夜のうち手術が終わり命に別状ないという。それでも、望緒は急いで帰ることにする。放っておけない深沢が車を飛ばして東京の病院へ。
病院にて。雨宮は見舞いに来てくれた望緒・深沢に感謝する。正に優美の不倫相手と思われて刺された雨宮だが、望緒は「雨宮くんのこと何も知らない。でも優しい人だって知ってる。だらか信じたい。そんなことしないって」と告げる。
雨宮は「信じて欲しい。不倫相手は僕じゃない。僕が好きなのは望緒だけだよ」と言った。
そして「キスして。今夜よく眠れるように」と雨宮から言われ、望緒はベッドに横になる雨宮にキスをした。
飲み物を買いに部屋を出ていた深沢だったが、ちょうど戻って来てキスを目撃し、部屋に入れない…。
望緒(波瑠)カーナビをたどって…
深沢は望緒を家まで送るから住所を教えろという。カーナビに入力するらしいが…。
望緒はカーナビの履歴をたどれば、優美が不倫相手と会う時にどこへ行っていたかわかる、とひらめく。
望緒は、雨宮の無実を晴らすため、深沢と山梨県へ車で戻る。
優美の車は野瀬家でなく、北川家に引き取られていた。優美の母がお骨を野瀬の墓に入れたくないからと頼み、北川家にお骨があった。優美の母は野瀬家に嫁がせたことを後悔していた。
優美の車のカーナビの履歴から、「ソノピエーノ大月」という場所を怪しみ、向かう。個室のある隠れ家的なお店だった。もちろん個人情報は教えてもらえないが、望緒は亡き友人と一緒に行く予定だった店を探してる、と泣き落としで攻めて、店員から教えてもらう。
その日、10月26日のランチで予約していたのは北川優美。旧姓だ。誰か一緒にいたかダメもとで尋ねると、店員は覚えているという。帽子やサングラスで隠しているが、「みゆき!」と女の子を叱る客の声に反応して振り返ったのは印象にあるという。
単に驚いただけ?それとも不倫相手の名前なのか?
幸と書いて「みゆき」
病院にて。望緒は雨宮を見舞いに行って、看護師さんに「彼女?」と言われる。顔が赤くなる望緒だが、「そうです」と雨宮は明るく言った。
看護師によると、会社の人が入院手続きはしたが、家族のだれも見舞いに来ないという。望緒は雨宮の家族のことを何も知らないと思い知らされる。
玲子の家にて。玲子は優美が亡くなった記事のコメント欄がおかしいと気づく。
コメント欄:「この店、無農薬栽培を謳ってるのに。農薬で亡くなってるのイメージダウンだよなあ」
農薬とは公表されていない。知ってるのは関係者だけだ。あの場にいた誰かが書き込んだ?けれど、なぜ?深沢の店の評判を落としたい?
…玲子は、雨宮が望緒と深沢の仲の良さに嫉妬した人物が書き込んだのでは?と疑う。
そんな中、深沢から望緒へ電話が来た。当時の担任の田村先生に連絡してクラス名簿を送ってもらった。
雨宮が持っていた同窓会名簿に載ってなかった人物【中野幸】。
幸は「みゆき」と読まないか!? と深沢が言った。
3巻ラストでやっと
1巻冒頭の葬式で笑ってた子、
中野幸にたどりついたのね!
望緒(波瑠)雨宮(林遣都)の家でお泊り
望緒の代理原稿の「読み切り漫画」は好評で、次回作を担当者から頼まれる。
張り切って挑戦する望緒。
やがて雨宮が退院の日。望緒は病院から家まで付き添った。
そして初めて雨宮の家へ。デリバリーを頼んで、ささやかな退院祝いをする。
雨宮は警察から、野瀬正がSDカードを見て不審がって自分を襲ったと聞いていた。野瀬正が望緒のところへも来たのならSDカードを知ってるのでは?と問う雨宮。
望緒はSDカードの中身を白状する。
雨宮のことを疑っていてSDカードの存在を言えなかったと望緒がいうと…
雨宮は、中学時代、ラブレターを下駄箱に入れてあったことがあり、あれは玲子かもしれないという。だから望緒が雨宮を疑うように仕向けている、と。
望緒は、玲子は嫉妬でそんなことしないと思う…。
雨宮:「信じて。僕は野瀬さんの不倫相手じゃない。僕には望緒しか見えないから」
望緒は雨宮に優しくされ、そのまま朝まで寝てしまった。最近疲れていたからアルコールが効いたようだ。
雨宮は「記憶に残らないのは嫌だから」と望緒を襲わなかった…。
中野幸は虐待されていた?!
望緒と玲子・深沢は中野幸(なかのみゆき)という忘れ去られた同級生のことで、当時の担任・田村先生(近藤公園)に会いに行く。
田村先生は快く望緒たちを迎えてくれた。中野幸の写真は1枚だけあった。望緒は(あの子だ。葬式のときに笑っていた男の子だ!)と思った。
幸は中学の2年の終わりごろに転入して来て、中3の秋に転校して行った。
中3の1学期の修学旅行に、幸は行っていない。両親が旅行代金を払ってくれなかったからだ。
中野幸は親から虐待を受けていた…と田村先生は思っていた。
教室の隅にいる人付き合いが苦手な子と思われた。家庭訪問でも違和感はなかった。しかし近所の人が教えてくれた。しょっちゅうお父さんが怒鳴っていて大きな音がする、と。
ある日、中野幸の背中にアザがあることを確認する。校長に掛け合い、児童相談所も家庭訪問したが、「しつけの範囲」「近所の人の誤解」と言われ、それ以上の介入は困難だった。
夏休みになると、幸は祖父母の家にいることが増えた。2学期に入り、休みがちになり、そして火事が起きた。その日も幸は祖父母の家にいて、夜戻ったら家が燃え盛っていた。
逃げ遅れた幸の両親は死亡。幸は祖父母に引き取られ、2学期の途中で転校していった。その祖父母の家は大月市にあった。(望緒と深沢は、優美が不倫相手と会っていたレストランも大月市だと思い出す)
中野幸はそのまま大月市内の高校に進学。祖父、祖母と順に亡くなって、それからの行方は知らない…と田村先生はいう。
資産家だったらしく、遺産相続して、家を売って、そのままどこかへ行った。携帯電話も繋がらなくなった…と。
田村先生宅の帰り際、玲子は先生から「本田は冷静に物事を判断できるから弁護士なんか向いてるんじゃないか」と言われたことを心の糧にして頑張ってきた、と感謝を述べた。
玲子の好きだった人は田村先生だった。玲子がタイムカプセルに埋めたのは、田村先生宛てのラブレターだった。他人に読まれると恥ずかしいからタイムカプセルの掘り起こしに積極的だったのだーー。
タイムカプセルへの執念で
玲子を怪しんでたけど、
可愛い理由だったなあ(笑)
雨宮(林遣都)の快気祝い
雨宮(林遣都)の快気祝いが、雨宮のマンションで開かれる。
みんなが来ないうちに、望緒は気になっていたことを尋ねる。
中学時代、望緒のことをずっと見ていたのならば、「教室で飼っていた金魚のお墓を校庭へ2人で作りに行ったことをなぜ覚えてないの? それ以外でほぼしゃべってないのに…」と。
雨宮は「覚えてたよ」と言った。同窓会で聞かれた時、恥ずかしくてとっさに変な態度を取ったんだという。
「誤解させてごめん」という雨宮。真実か確かめようがないが、望緒は信じることにした。
そして優美が持っていたSDカードを雨宮に渡す。もともと雨宮の「青のガラケー」に入ってたもの。望緒にはもう必要なかった。
玲子・深沢も雨宮のマンションへやってきて、快気祝いを行った。アップルパイを食べる時、望緒はシナモンが苦手でむせた。深沢だけは望緒がシナモン苦手と知っており、止めようとした。
幼なじみの2人に嫉妬した雨宮は、帰り際、「望緒は泊まってけば?」とみんなの前でわざと伝える。
玲子はカッコ悪く嫉妬する雨宮を見て、「意外に本気で望緒のこと好きなのね。中学の時、そんな風にみえなかったわ」と言った。
雨宮は「ぼくはずっと望緒を見てたよ。君たちが気付かなかっただけだよ」と言った。
マンションの入り口にて。望緒は深沢に「雨宮くんと付き合ってる」と報告する。「お前が幸せならいい。もし不幸になりそうなら全力で引きずり戻す」という深沢。その言葉は、1階に降りてきた雨宮にも聞こえた。
雨宮は嫉妬して二人の前で変なこと言ったと謝った。望緒は新作漫画で忙しいから、バレンタインの日、編集者との打ち合わせ後にまた会うことを約束しあった。
みんなが帰った後…雨宮はSDカードにハサミの先端を突き刺して、データを破壊する。
雨宮は望緒を
本当に好き?
でも怪しいのよね。
雨宮(林遣都)の左耳
バレンタインの日。望緒は、出版社での打ち合わせの帰り、りえ(松村沙友里)がナイフで襲ってきた。雨宮が助けてくれて、望緒はかすり傷ですむ。
りえは逆恨みをしていた。雨宮は、望緒はひと言も悪口を言わなかったとフォロー。
しかし望緒は「ざまあみろと思ったわ」と毒を吐く。そして、りえを気の毒だとは思うがせっかくのチャンスだから「気兼ねしない」と宣言。
望緒は、りえを警察に突き出さず、立ち去る。雨宮は倒れているりえに手を貸して起こして何か耳打ちした。(読者にも何を言ったか不明)
その夜。雨宮のマンションで、2人は初めて体を重ねた。雨宮は壊れ物を包むように優しく望緒に触れた。(愛おしい)と望緒は思った。
行為の後。ベッドの上で話す2人。
「人は何のために生まれてくると思う?」と雨宮が尋ねる。
「幸せになるためかな」と望緒は答えた。
雨宮:「僕も幸せになりたい。望緒は僕を愛してくれる?」
望緒:「うん。愛してるよ」
望緒は雨宮の胸の中に顔をうずめる。鼓動が伝わり、柔らかい闇に包まれる。(なんて闇が優しいんだろう)と望緒は思った。
翌朝。望緒が先に起きて、隣りに眠る雨宮を眺める。横向きで寝る雨宮の左耳を見た望緒は「あれ?」と違和感を抱く。
中学時代、望緒は雨宮を絵に描いてきた。そのときの雨宮と耳が違うように感じる。
(第5巻へ続く)
【愛しい嘘 優しい闇】原作結末の考察
【愛しい嘘 優しい闇】原作はまだ連載中で、未完のため、結末は不明です。
連続ドラマ版はオリジナルストーリー要素も加えて、漫画と違った結末にすることでしょう。
4巻までの時点で結末を予想・考察してみます。気になるのは、謎の人物・中野幸で…。
雨宮(林遣都)は中野幸(みゆき)か?!
本作で最大の謎の人物は、 中野幸(なかの・みゆき)です。
私(筆者)は、雨宮(林遣都)が中野幸 ではないかと疑っています。※第4巻発売時点
中野幸じゃないとしても、少なくとも今の雨宮は「別人」で、雨宮になりすましていると思います。
なぜそう思ったのか?
確信したのは、「耳の違和感」がクローズアップされた第4巻ラストです。
振り返って読み返すと色々違和感がありました。
違和感(1)何か変わったな
まず「同窓会」で、深沢が雨宮に「おまえは何か変わったな」と言ったとき。「え」って雨宮が驚くんですよね。
(え、バレた?)って思ったのかも…。
違和感(2)金魚のお墓の思い出
また、「同窓会」のとき「金魚もこの辺に埋めたね」と望緒が同意を求めた時、「そうだっけ」と雨宮が言っていたのも違和感。
あとで「恥ずかしくて」と雨宮は言い訳しましたが…一緒に埋めてない人物なんじゃ?
その教室で、望緒が亡くなった金魚を何かにくるんで手に持っていたとき、そばに雨宮がいたものの、教室の入り口に中野幸もいました。すぐ去りましたが…。(単行本・第1巻33ページ目)
だから知ってはいるから、あとで話を合わせられたんじゃ?
違和感(3)忘れられているショック
望緒が同級生たちに「みんなで葬式行ったの覚えてない?」と聞いたとき、みんな「誰だっけ」「顔浮かばない」などと言って忘れていました。
それを見ていた 雨宮はショックを受けている様子でした。(単行本・第1巻35ページ目)
違和感(4)ずっと望緒を見ていた?
雨宮は玲子に「ずっと望緒を見ていた。君たちが気付かなかっただけだ」と言います。
しかし頭のいい玲子が、雨宮は望緒を見てなかったというなら、見てなかったのかも…きっと。
本当は、中野幸がずっと玲子のことを見ていたんじゃ?
影の薄い中野幸に見られていても、望緒は気付かなかったんでしょうね。玲子も気付かないほど印象薄いようですし(笑)
違和感(5)昔から優しい?
望緒・玲子・雨宮で東京で初めて食事した日。望緒がネタを盗まれた話題になり「作品に仕上げたのは彼女の力だから」と笑う望緒。直後、雨宮は「今井さんは優しいよね。昔から」と言っていました。(単行本・第1巻97ページ目)
望緒は、雨宮とちゃんと話したのは死亡した金魚を埋めた時だけだと言っていたのに、なぜ昔から?
原作4巻までに明かされていませんが、望緒が何か、中野幸を助けるようなことをした…だけど、ささいなことすぎて、望緒は忘れているのでは?
違和感(6)雨宮のアプローチ
そもそも、まともに話したことがない「初恋の人」と同窓会で13年ぶり(ドラマでは14年ぶり)に再会して、あんなにグイグイとアプローチされるのはおかしいですよね?
中野幸は中学時代からずっと望緒に片想いで、整形などをして現在・雨宮になりすまして望緒へ近づいている…と予想します。
英語タイトルから考察
原作漫画の表紙には、『愛しい嘘 優しい闇 DEAR MY LONELINESS AND DARKNESS』と英語表記も併記されています。
「Dear my loneliness」は、親愛なる孤独。(*loneliness は仲間や連れがなく一人ぼっちで寂しい気持ち)
「darkness」は、闇ですね。暗がり、暗闇、暗愚、無知、邪悪、悪意、盲目、失明、秘密といういみもあります。
つまり英語タイトル「DEAR MY LONELINESS AND DAREKNESS 」は、【親愛なる孤独と闇】という意味です。
これは、中野幸の孤独と闇を表現しているのでは?
親に虐待され、修学旅行も行けなかった幸。「孤独」ですよね。
それで両親を殺害したのでは?これが幸の「闇」。隠したい過去。
SDカードに残っていたのは、燃える家を外から見ている中野幸の画像でしたが…
実は放火したシーンを、雨宮に撮影されていたんじゃ?!
それで雨宮に中野幸は脅されていたりして?(本物の雨宮は殺されているかも?)
真犯人は雨宮(正体は中野幸)の仕業と仮定して…
真犯人は雨宮=中野幸の仕業と仮定して、今までの事件を考察してみましょう。
(1)奈々江(新川優愛)が吊り橋から転落死。⇒雨宮(正体は中野幸)が不倫相手の優美を使って殺させて、「青のガラケー」を奪う。(奈々江がなかなか渡してくれなかったから殺害?)
(2)りえ(松村沙友里)が何者かに押されて交通事故に遭う。⇒ 雨宮(正体は中野幸)が(ネタを盗まれた)望緒のためにした犯行。
(3)優美(黒川智花)が毒入りワインを飲んで死亡⇒ 雨宮(正体は中野幸)は優美との不倫がバレたくないので、邪魔になって殺害。優美は本当は雨宮(正体は中野幸)から夫を殺す指示を受けていたのに、自分のグラスに毒があったので「どうして?」と疑問を持った。
ただし、優美を殺害すると「青のガラケー」を入手できない問題が残ります。もしかしてデータを送信してもらっていて、もうガラケーは必要なくなったんじゃ?だから望緒からもらったSDカードも破壊した?
この考察だと、本当の雨宮は中野幸に殺されているのかも?
「青のガラケー」に放火の証拠があって、昔の過去がバレるのはまずいと思ったから、廃校で業者にタイムカプセルを掘り起こされる前に、同窓会を開いて皆で掘り起こしたのかも?
・・・あくまで予想です。
中野幸には家族がいないでしょうけど、本当の雨宮の家族はどうしてるんでしょうね。気になります。
ドラマでは1話から「中野」という名前がでるようですね。どんな結末になるのか、楽しみです♪
【愛しい嘘 優しい闇】原作の登場人物
雨宮秀一(あめみや・しゅういち)<28> (林遣都):望緒の初恋の人。眉目秀麗で誰からも好かれていた。現在は東京でIT企業の社長を務める。
深沢稜(ふかざわ・りょう)<28> (溝端淳平):望緒の幼なじみ。祖父同士が仲良しで家族ぐるみの付き合い。両親とともに地元でワイナリーを経営。無愛想だが根は優しい。
本田玲子(ほんだ・れいこ)<28> (本仮屋ユイカ):望緒の中学時代の友人。現在は東京で弁護士に。真面目で常に冷静沈着。
岩崎奈々江(いわさき・ななえ)<28> (新川優愛): 望緒の中学時代の友人。地元でOLをしている。マスコミ関係が夢で東京の大学へ行きたかったが地元の短大に進学した。いつか逆転してやると思っている。
野瀬優美(のせ・ゆうみ)<28> (黒川智花):望緒の中学時代の友人。早くに地元で結婚。専業主婦。奈々江とは高校・短大も同じで仲良しだが、本音ではお互いに見下しあっている関係。
野瀬正(のせ・ただし)(徳重聡):優美の夫。県警に勤め、地元の名家の跡取り息子であるエリート。
岡崎りえ(おかざき・りえ)(松村沙友理):漫画家アシスタント。望緒の後輩。
江波先生(西尾まり):漫画家。望緒がアシスタントをしていた先生。
佳代ちゃん:望緒の実家の隣に住む女性。26才で結婚したため、「望緒も早くしてほしい」と母が話題にする人物。
田村先生<41>(近藤公園):望緒たちの元担任。同窓会には都合が悪くて来れなかった。第4巻で初登場。穏やかで落ち着いている性格。妻は5年前に亡くなった。
野瀬絹代(のせ・きぬよ):優美の義母。正の母。地元の地主で夫は県会議員。優美に子供ができないなら離婚してほしいと思っている。
担当編集者(男性):望緒のデビュー2作目となる代理原稿のとき二人三脚で作品を仕上げる。
中野幸(なかの・みゆき)<28> :同級生から忘れられていた人物。「みゆき」だが男性。原作第3巻ラストで名前が判明し、原作4巻で顔が映る。
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