【降り積もれ孤独な死よ】7話 マヤを殺したのは花音じゃない!
【降り積もれ孤独な死よ】7話 マヤを殺したのは花音じゃない!
新たな殺人事件が起こり、7年前の灰川邸事件と現代の少女失踪事件がついにリンクする!
冴木(成田凌)は橙子(山下美月)とともに事件を再捜査する。
7年ぶりに再会した花音(吉川愛)にはいろんな疑惑が — —!?
【降り積もれ孤独な死よ】7話
【降り積もれ孤独な死よ】前回ラストで、鈴木(佐藤大樹)を殴り続けていた冴木(成田凌)。2人、そして蒼佑(萩原利久)と花音(吉川愛)の運命は――!?
灰川邸事件の結末
――2017年――
鈴木潤(佐藤大樹)を殴り続けていた冴木の拳銃を奪った鈴木。その銃弾は、冴木をかばった蒼佑の体を貫いた。
よかった、やっと守れた…。俺にも…。
絶対大丈夫、大丈夫だと声をかけながら、流れ出る血を止めようと必死に傷口を手で押さえる冴木。
ごめんな、兄貴。あんなことを言っておいて…。
蒼佑は謎の言葉を残して息絶えた。
鈴木は蒼佑が冴木をかばったことが信じられない。愛というものに飢えてきたから信じられないのだ。な、なんで…。冴木と花音が蒼佑を介抱する隙に放心状態で出ていく。捜査員が駆けつけ、五味(黒木メイサ)が銃を捨てろと叫ぶ。
鈴木の目には、捜査員たちとともに穏やかな表情の灰川の姿が見えた。
守るため、それは愛でしょ。花音の言葉が蘇る。だったら俺は何のために今まで…、父さん…。灰川の姿が消えると、鈴木は頭を撃って自殺した。
鈴木!何やってんだ! 五味の悲痛な叫びが響く。
最悪の結末になったな、と川相(野間口徹)。冴木とは連絡がつかなくなっている。辞表を受け取っていた川相は、あんなことがあったから(弟が死ぬということがあったから)引き留めるのも酷か…と呟いた。
蒼佑の葬儀と願い
蒼佑の葬儀。花音はチョコを棺に入れる。しはらくこうしていていいですかと冴木に声をかける。
蒼佑は言ってました。何があっても生きてなきゃダメだって。冴木さんがそう教えてくれた。
蒼佑が死んだのは私のせいです。私が…、そう言いかけたときマヤが花音を呼びにくる。誰かのせいにしたくないと冴木。
冴木は白い百合の花を棺に入れて蒼佑を見送った。
その後、冴木はやり切れず、酒浸りの日々を送る。
覆面をしてDVオヤジ成敗をやろうとした時、着信があり電話をとると、多数の着信に紛れた蒼佑のメッセージに気づく。
蒼佑は父親(小久保寿人)の親戚に会いに行ってその過去を聞いてきていた。
オヤジも俺たちと同じだった。それで何かアニキと話したくなった。カウンセリングによれば、虐待の連鎖に遺伝子や血のつながりは関係ない。それなら自分の運命は行動次第で変えられる。今までは1人だったからうまくいかなかったけど、今はアニキがいるから。2人なら必ず断ち切れるって、そういう気がする。
これから先、何かあっても2人で一緒にやり直そうな、アニキ。
冴木は、DVオヤジをボコるのはやめて通報すると、自首して暴行事件の罪を償った。
花音はアパートを引き払って引っ越した。
橙子の追及
――2024年――
道路工事の警備員のバイトをしている冴木が休憩していると、由香(仙道敦子)から蒼佑の法事に来られないかとメッセージが来るがスルーする。月島美来(水野響心)の行方を探している森橙子(山下美月)が来て、灰川邸事件の犯人は鈴木(佐藤大樹)だが、鈴木は最後にやむを得ず別の方法を取ろうとした蒼佑と花音を除いて、子どもたちを餓死させるのが目的だった。
…となると、花音を階段から突き飛ばしたのは誰なのか?
冴木は仕事に戻ってしまう。
沖島マヤが殺された!
沖島マヤ(仲万美)が何者かにビルの非常階段から突き落とされて殺された。灰川邸事件と無関係とは思えないと、五味は再び捜査を始める。
川口悟(松本怜生)と東優磨(カカロニ栗谷)。優磨は、自分たちも殺されると怯える。
資料を見直していた五味。やはり気になるのは花音。部下の刑事から、週刊誌の記者・橙子が灰川邸事件を探っていると聞き、編集部に会いに行く。話しているうちに橙子が冴木の居場所を知っていることがわかる。
橙子は五味を連れて行く。五味は、美来の行方を橙子と一緒に探してほしいと頼む。灰川邸事件に隠された真実がまだあるならこれからも被害者が増え続けるかもしれない。それは花音も例外ではない。今度こそ決着つけようよ、冴木。
五味は保管していた冴木の警察手帳を手渡した。
美来がマル横から消えた理由
冴木は橙子とともに美来の行方を探し始める。殺された沖島マヤも家族から虐待を受けていた。美来も虐待を受けていたのだろう。リッカのマークのタトゥーをいれた誰かが、灰川や灰川邸の子どもたちが虐待被害者だと教えたはず。橙子も家に帰りたくない事情を聞いていたが、美来から、あんたなんかにわかるわけがないと線引きされていた。
冴木が橙子自身について聞こうとすると、橙子は美来の知り合いがいると言ってかわす。
陽菜と梨紗は、美来は案件(パパ活=売春)はやらないし、浮いていた。いなくなる前にキャッシュカードを盗まれたと騒いでいた。パスワードが誕生日とか無防備過ぎる、とうっかり口を滑らした。カードを盗んだのは彼女たちで、バレると即逃げた。
五味が再びタトゥーショップを訪ねると、店長は花音の事件当時、実はマヤは30分遅れで出勤したと証言する。たちの悪い男と付き合ってなかったかと言う五味を、人を見た目で判断するバイアスがかかってると非難する。
それさえなければ7年前だって…
何かあったんですか? と五味は尋ねるが――。
すべてに花音が関与?
美来はお金がなくなったからマル横を去った。最寄りのスーパーで聞き込みすると、美来は万引きしたが、若い女性が料金を支払ってどこかに連れて行ったという。その女にはタトゥーはなく、花音や灰川邸の子供たちがよく食べていたチョコレートをたくさん買い込んでいったという。
冴木と橙子は五味に報告する。美来と一緒にいたのは花音の可能性が高い。花音の事件当時、実はマヤにはアリバイがなかった。証言した店長はシフト表通りに冴木に答えたが、後で別のスタッフから30分遅刻したと聞いていた。それを言ったらマヤが疑われると思って冴木にはあえて報告しなかったのだ。
やはり花音が怪しいと五味が言うのには、もう1つ理由があった。灰川の日記の最後のページが切り取られていた。そこには花音に都合の悪いことが書いてあったのかもしれない。
冴木は蒼佑の墓参りをすると、線香の火が燃えているのに気づく。ふと花音が近くにいると感じてあたりを見渡す。
坂道を降りていく女はまさしく花音。冴木は「蓮見さん!」と呼び止める。いったい何があったのか、何をしたのかと問うが――!?
【降り積もれ孤独な死よ】7話のまとめ
- 蒼佑が冴木を庇って撃たれて死んだ
- 鈴木は最期に「愛」を知り自殺
- 沖島マヤが殺された
- 花音の事件当時、マヤにはアリバイがなかった
- 美来は花音と一緒にいる可能性が高い
- 灰川の日記は、最後のページが切り取られていた
- 灰川邸の裏山で白骨死体が発見される
- 白骨発見現場近くに花音の目撃情報あり
- 冴木と花音が蒼佑が眠る墓地で再会する
せっかく兄弟の絆を取り戻したのに、蒼佑が死んでしまいました。灰川邸事件の犯人鈴木も死んでしまって、「最悪の結末」を迎えて事件は終わりかと思われましたが、2024年になってリッカのマークのタトゥーを入れていた美来が失踪し、マヤが殺されました。
さらに美来は花音と一緒にいる可能性が高い…。そんな中、灰川邸の裏で白骨死体が発見される!
【降り積もれ孤独な死よ】7話 マヤを殺したのは花音?
店を出て歩いていたマヤは何者かと遭遇したとき、足元から頭の方まで眺めてみて初めて誰かとわかった様子でした。花音が変装していたにしても、おかしな反応。
花音が突き落とされたとき、誰かからのメッセージで呼び出されたはずだったけれど、花音はそのことを冴木にも話していません。それがマヤである可能性もあるけど、それだったらもっと前に2人の間で話がついているはず。
また、「ごめん」ではなく「ごめんなさい」と丁寧に頭を下げて何度も謝っていたので、花音ではない。
マヤ役の仲万美の身長は164cm
花音役の吉川愛の身長は162cm
手も大きく見えたし、もう少し背が高く、目上の人物か。
・神代健流(杢代和人)、または顔に傷のある男(笠松将)――この2人が同一人物の可能性もありますが
・健流の母(長谷川京子)
が怪しいか、と。
健流の母の場合は、白骨死体が健流で、健流の死にマヤが何か関係しているから。
【降り積もれ孤独な死よ】7話 白骨死体は誰?
白骨死体の骨が華奢に見えたので美来かとも思うけど、白骨化するまでにかかる時間は、地上にあって1週間から10日。地中に埋められていたら大人で7〜8年。
最近まで地上にあったのを埋めたというのは考えにくいので、美来ではない。
8話の予告で優磨が「リッカの花びらが3つになっている」と言っていたので、健流なのではないかと予想します。顔に傷のある男と健流は別人なのではないかと。
花音は限りなく怪しいけど、それでサイコパスってことだったらちょっとつまらない。
蒼佑が死んだのは私のせいっていうのも思わせぶりでしたね。
第8話は8月25日日曜よる10時30分から放送です!