【どうする家康】42話のネタバレと視聴率!鳥居元忠と千代の壮絶最期と夫婦愛に涙!

【どうする家康】42話のネタバレと視聴率!鳥居元忠と千代の壮絶最期と夫婦愛に涙!
第42話「天下分け目」
が11月5日に放送されました。三成(中村七之助)挙兵に有力武将たちが続き、徳川もピンチに。大垣城を目指す家康(松本潤)勢を混乱させるのはやはりクセ者・真田一族!
今回は、【どうする家康】42話のネタバレと視聴率・感想・レビューをお届けします。

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目次

【どうする家康】42話の視聴率

【どうする家康】42話の視聴率は10.0%でした。日本シリーズ決勝戦の裏でも2桁キープ!

【どうする家康】42話のあらすじ

【どうする家康】42話のあらすじです。

三成が大軍勢をまとめる

伏見城では、家康(松本潤)鳥居元忠(音尾琢真)に留守を任せていた。

慶長5年(1600)7月24日、石田三成/治部(中村七之助)の挙兵に続き、徳川には事態の深刻さを伝える知らせが次々と舞い込んできた。家康を断罪する書状が出回り、大坂はすでに乗っ取られたという。

三成の盟友・大谷吉継/刑部(忍成修吾)、肥後の小西行長(池内万作)をはじめ、備前の宇喜多秀家(栁俊太郎)、安芸の毛利輝元(吹越満)などの有力武将が挙兵に加わったという。肥前の鍋島、薩摩の島津、土佐の長宗我部らの西国大名はすべて三成側につくかもしれない。

まさか三成がこれほどの大軍勢をまとめあげるとは思わず、徳川勢は意気消沈した。

「これで、前田利長(早川剛史)小早川秀秋(嘉島陸)あたりが敵に回れぱもうお手上げ。なす術はありませんな」と本多正信(松山ケンイチ)
「徳川家康、天下を治むる能わず⋯⋯。多くの者がそう申しておる⋯⋯民の声、天の声かもしれぬな」家康の口から弱音がこぼれると、「弱気ことを仰せにならないでくだされ」と秀忠(森崎ウィン)

大坂城の阿茶の局(松本若菜)や諸将の妻子は人質に取られただろう。伏見城の鳥居元忠/彦右衛門(音尾琢真)も危うい。

阿茶からの書状が届く。上方は数多の軍勢が入り乱れ、大乱の様子。だが、徳川の味方もいる。家康から「上方の留守をよろしく」と託されていた寧々が助けてくれたと書いてある。

「⋯⋯ありがたいことじゃ。わしの心は決まった」

いまは徳川についている福島正則、黒田、藤堂、真田もいつ寝返るかもしれない。それが難題だ。正信が、連中の誰かに褒美をちらつかせて抱き込むから、殿は皆をひとつにまとめてくれと言う。家康は明朝、諸将を集めるよう命じる。

案ずるは上杉がいつ動くか、だと本田忠勝/平八郎(山田裕貴)。景勝は気が短いから早々に挑んでくるだろうと井伊直政(板垣李光人)結城秀康(岐洲匠)は、さしずめ狙うは下野、宇都宮、稲刈りの前か後かと予想する。

真田はどっちの味方?

真田信幸(吉村界人)が参陣するが、ただ1人。父の真田昌幸(佐藤浩市)と弟の信繁(日向亘)は信濃に引き返した。三成につくのだろうと詫びる。信幸は忠勝の娘・稲(鳴海唯)の夫。忠勝は「気を遣わんでよい。わしの娘を捨てたければ捨てろ」と言うが、信幸は徳川につくという。

上田・沼田城。真田昌幸と信繁がやってきて城を乗っ取ろうとするが、稲は、ここの主は我が夫・真田信幸。一歩も通さないと門を守り、兵たちも槍を構える。「さすが本多忠勝の娘…」、昌幸は乗っ取りを諦めるが、孫たちの顔を見せてくれと頼む。稲は子供たちを見せるが、昌幸には馬から降りることさえ許さない。「じいじ」と呼ぶかわいい孫たちに触れることもできず、昌幸は退散する。稲は、戦が終わったら会いにきて…と願う。

徳川は小山評定で一致団結

どうする家康42話

翌7月25日、家康は豊臣の武将たちを本陣に招集して軍議「小山評定(おやまひょうじょう)を開く。豊臣の諸将たちを前に家康は、長く続いた戦乱の世が信長と太閤秀吉により、ようやく鎮められたが、それを乱そうとするものがいる。石田三成が挙兵したため、上杉討伐を取りやめて西に引き返すと宣言。

しかしここにいる多くの者は大阪に妻子が囚われている。そのことは申し訳ないと詫びる。
だが考えてもみよ、留守の間に屋敷に押し入り、妻子に刃を突きつけるような男に天下を任せられるか。戦に乗じて私腹を肥やす輩を野放しにできるか。このまま手をこまねいていたら乱世に逆戻りじゃ。

孤立無援となっても戦うことに決めた。すべては戦なき世を作るため。安寧の世をなせるかは我らの手にかかっている。

家康がそう叫んだとき、正信の目配せで、絶妙なタイミングで真っ先に声をあげたのは福島正則(深水元基)。もちろん正信の調略によるものだ。

「三成に天下を治められると思うか!毛利らを束ねられると思うか!できるのは内府殿だけじゃ!内府殿と共に!」正則はしっかり役目を果たし、最高に盛り上げた。

山内一豊(山丸親也)も名乗りを上げる。「内府殿とともに、この山内一豊、戦いまする!」
黒田長政(阿部進之介)は「三成に屈してなるものか、秀頼様を取り返すぞ!」と叫び、「皆の者、大戦じゃ」と煽ったのは藤堂高虎(網川凜)、ほかの武将たちも立ち上がり、雄叫びを上げる。

家康は初陣となる秀忠に自分の3万の兵を預け、正信と榊原康政/小平太(杉野遥亮)と信濃に向かい、真田を従わせよと命じる。

「よいか、石田三成を討ち、我らが天下を取る!皆の者、取りかかれー!」
家康の声に一同は士気を高めてそれぞれの地に戻っていった。

「ようやく来たんじゃ⋯⋯」
1人残った平岩親吉/七之助(岡部大)が、しみじみと家康に言う。親吉は、あのとき瀬名と信康を守りきれず腹を切るつもりだったが家康に止められ、瀬名と信康が目指した世を成し遂げる手伝いをすることこそが使命だと今日まで頑張ってきた。

そのときが来ましたぞ! 厭離穢土欣求浄土!この世を浄土にいたしましょう!」

直政は福島正則とともに東海道を西へ。
真田の押さえに秀忠。上杉の押さえに秀康と親吉を残して家康は江戸に戻った。

全部茶々の思い通り!?

その頃大坂城の本丸では、三成が茶々に報告する。
「家康、動き出しました。こちらの思惑どおりでございます」

「万事、手はず通りに進んでおるようだな」。茶々は「秀頼を戦に出す用意はある。必ず家康の首を取れ!」とささやく。あとは任せよと、総大将の毛利輝元(吹越満)。

伏見城落城。彦右衛門と千代の最期

翌日、7月29日。鳥居元忠の2000の兵が守る伏見城に、2万5000の三成の軍が押し寄せる。元忠の妻・千代(古川琴音)も発砲して敵を迎え撃つ。

伏見城落城に苦戦する三成陣営では、しぶといと宇喜多秀家。城さえ明け渡せば命は助けるのにと大谷吉継。鳥居元忠は桶狭間も戦い抜いたと三成が言うと、桶狭間なんて昔話だと秀家。

小早川秀秋(嘉島陸)が着陣する。秀秋は寧々(和久井映見)の甥で、豊臣一門衆で若くして筑前約35万石を預かる大名だ。小早川勢1万5000が加われば、三成勢は4万になる。守りの弱い松の丸を狙うことにする。

元忠たちは何とか持ち堪えていたが、嶋左近(高橋努)の大筒の弾がついに元忠をとらえる。千代は女たちをすでに逃していた。元忠は千代には生きてほしいから逃げろと言うが、千代はもとより元忠と運命をともにする覚悟をしていた。

数え切れん仲間が先に逝った。土屋長吉、本田忠真、夏目広次…ようやくわしの番が来たんじゃ、うれしいのぅ

「私もようやく死場所を得た。ありがとう存じます、旦那様」と元忠の手を取る千代。

そのとき松の丸が落ちたと報告がある。元忠は覚悟を決め、城を枕に討死すると伝える。落ちたい者は落ちよ。しかし家臣は全員、生きるも死ぬも殿と一緒だと決めていた。三河の荒地で藁の具足かぶって戦っていたわしたちが天下の伏見城で討死できる。こんな幸せなことはない…。

感慨に耽る元忠、千代と家臣たちのもとに敵の兵がやってくる。千代は元忠をかばって撃たれたが、それでも元忠とともに立ち上がり戦おうとする。しかし最期のときが来た。

殿、お別れだわ、浄土で待っとるわ」。

8月7日。江戸城に戻った家康のもとに、渡辺守綱(木村昴)が伏見城落城と元忠の討死を知らせる。

「⋯⋯分かった」と静かにうなづく家康。
ただちに西へ向かい、仇を討とうという守綱に、落ち着けという家康。忠勝は、「今は誰がどちらにつくかを見定めるべき」と言い、自分が先に出て直政と落ち合い、西に向かう、家康には一通でも多く書状を書いてほしいと言う。

「この戦は、自分と三成、どちらが多く味方をつけるかで決まる。腕が折れるまで書くぞ⋯⋯彦のためにもな」

冷静を保っていた忠勝がしのび泣いていたのを守綱は見ていた。忠勝も同じ思いなのだ。

熾烈な調略合戦と大名たちの計算

家康が連日連夜、各地の諸大名へ援軍を求める書状を猛然と書き続けている頃、美濃の大垣城で徳川軍を迎え撃つ用意を整えていた三成も同じように諸大名へ家康を糾弾する書状を書き続けていた。

双方合わせて実に数百通の書状が日本全土を飛び交う、熾烈な調略戦が行われていた。

加賀城の前田利長。家康は気前がいいが三成は家康を断罪するだけ。どちらにつくべきか…。

伊勢・小早川本陣小早川秀秋(嘉島陸)は、あくまで三成につくが、「戦といえば徳川。どちらにでも転べるようにしておけ」と家臣たちに命じる。

小西行長が家康の書状を持ってくる。自分はもちろん三成につくが、時間が経つほど危ういだろうと言う。

決戦が早すぎる!

徳川軍の先陣を務める直政、忠勝、福島らは怒濤の勢いで進撃していた。

8月25日。織田信長の直孫・織田秀信の岐阜城をわずか1日で落とした福島は大手柄だと大喜びだが、忠勝と直政は、張り切りすぎ、早すぎると心配する。三成が3万の主力で守りを固める大垣城は、もう目の前に迫っている。

家康と秀忠の本軍なしで決戦になれば、すべてが水の泡になる。江戸にいる家康も同じ心配をしていた。徳川抜きで勝つわけにはいかない。

「だがこれで、福島、黒田が徳川とともに戦うと世に知らしめることができた。今じゃ、われらも前に出るぞ」。家康は、秀忠には真田に構わず西へ急ぎ、9月9日までに美濃・赤坂に駆けつけるよう使者を送る

【どうする家康】42話のネタバレ

【どうする家康】42話のネタバレです。

真田はやっぱり嘘つき

秀忠の3万8000の軍が上田城に迫ると、秀忠陣営に昌幸からあっさり降伏状が届いた。「父上に任された役目をしかと果たした」と秀忠は単純に喜ぶが、正信と康政は怪しいと睨む。

直ちに上田城を明け渡して参じるよう信幸に伝えさせるも、待てど暮らせど上田城から出てくる気配はまったくない。やはり降伏は嘘だった!

「真田は表裏比興の者、勝つためにはどんな手でも使いまする」
正信が言うと、秀忠は青ざめる。信幸はもう一度説き伏せてくると出ていくが、正信と康政はもう信用していない。

いかにも真田親子らしいやり方。敵味方に分かれ、どちらかは生き残るもくろみなのだ。でもこれも乱世を生き抜く術、認めてやりましょう。正信は、秀忠に兵糧攻めを示唆するが、真田信繁の返り討ちにあってしまう。真田昌幸は、家康と三成の勝負がどちらに転んでも真田が生き残ることを考えていた。

9月8日。秀忠のもとに家康の使者・大久保忠益(吉家章人)が家康の書状を届けにくる。決戦が早まるため真田は放っておいて9日までに美濃に来いとの内容だったがすでに8日で間に合わない。忠益が船頭と百姓に書状を奪われ、取り戻したのが昨夜。それは真田の忍びの妨害だろうと正信。籠城も嘘の降伏も、秀忠勢を足止めするための調略だった。

決戦は関ヶ原

赤坂の陣所に到着し、直政から秀忠たちがまだ信濃にいると聞いた家康は顔色を変える。まんまと三成と真田にしてやられたのだ。

三成陣営では、徳川が真田の蜘蛛の巣にひっかかったとほくそえみ、徳川勢なしでの決戦に勝利を確信していた。

三成軍の本拠地である大垣城は、家康が陣を敷く赤坂から南東わずか一里の距離。三成は、大きな蜘蛛の巣をもう1つ、関ヶ原に張っている。

「治部の狙いはここに誘い出すことじゃろう」。家康も地図の「関ヶ原」を指差す。しかし、乗ってみるという手もある。

「治部よ……これは、天下分け目の大戦じゃ」

【どうする家康】42話の感想とレビュー

関ヶ原の戦いを目前にした第42話は、情報量と登場人物が多く、戦国大河の醍醐味を感じられる回でした。
歴史的なエピソードでは、秀忠が真田にしてやられて足止めをくらったこと。

ポンコツ設定の秀忠を森崎ウィンが好演しています。家康をいつも苦しめるのはやっぱり真田。食えない佐藤浩市、見事ですね。

鳥居元忠の討死も史実ですが、千代という架空のキャラクターで壮絶だけどロマンチックでもありました。このシーンで元忠に花を持たせるために千代を元忠の側室にしたのかと思えますね。
最初に間者として踊っていた千代に、こんな最期が来るとは…。世渡り上手に生き抜いてきたように見えた千代も、安住の地を求めていた。最期によい旦那様と出会えてよかった。

ただ元忠の正室や何人もいたはずの息子はいったいどこに? とツッコミたくもなります。

そして、関ヶ原のキーパーソン、小早川秀秋が登場! 最初から「寝返り」を考えていたという設定ですね。次回はいよいよ「関ヶ原の戦い」です!

記事内画像出典: (C)NHK

どうする家康42話鳥居元忠と千代

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