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【ドラゴン桜2】の原作ネタバレ!矢島勇介(山下智久)も登場!?

ドラゴン桜2
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【ドラゴン桜2】の原作ネタバレ結末!

阿部寛主演のドラマ【ドラゴン桜(シーズン2)】の原作は、三田紀房氏の漫画『ドラゴン桜2』です。

長澤まさみ・山下智久・新垣結衣ら出演で話題となったドラマ版(シーズン1)のコミック続編をついに実写化!

ドラゴン桜流の最新の勉強法とは?桜木の名言も原作コミックから紹介します!

山下智久さん演じる矢島勇介も原作に登場!?東大受験の合否の結末は?

今回は、【ドラゴン桜2】の原作ネタバレについて!

実写化ドラマ【ドラゴン桜】の動画は、パラビで配信!

シーズン1も配信中です。前作をイッキ見したい人はぜひ!

※当記事の情報は2021年5月現在です。最新はパラビで確認ください。

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【ドラゴン桜2】の原作ネタバレ

三田紀房氏の漫画『ドラゴン桜2』がTBS日曜劇場でドラマ化!

ドラマをより一層楽しむために、原作との違いもチェックしたい!

そんな方のために、原作漫画をネタバレしていきます。

1巻のネタバレ

今年の龍山高校の東大受験者9名、全員、不合格。

5年前、桜木健二が龍山高校を去って以来、進学実績は下降し、ついにゼロに!

桜木は、龍山の実績が弁護士事務所のブランドになっているため、憤る。

桜木・水野直美は龍山へ。(水野は桜木の元教え子で龍山の東大合格第一号)

しかし先生たちは私大合格が増えてるから保護者に感謝されていると話していて危機感なし。桜木は「龍山の目標は東大合格100人!これ以外ない」と宣言する。

しかし「あなたには関係ありません」と<女帝>こと、理事長代行の龍野久美子が反論!

桜木は部外者では改革できないと考える。前校長・校長・教頭ら理事の協力を得て、理事に就任する。

2018年度卒業式。桜木は壇上から生徒たちに「東大へ行け!」と迫った。しかも理由はないという。

考えるな、動け!行動するやつだけが勝つ」と桜木は訴え、東大専門コースを新設すると発表。

半信半疑の生徒たちへ、桜木は「水野を見ろ!」と証拠を突きつける。バカだったのに東大合格したのだ、と。

そして桜木は反応のない生徒たちを「グズでのろま」「役立たずだ」とけなしまくり、「悔しくないのか」と訴えかけたが、やはり冷ややかな反応だ。

10名募集したが東大専科に入ったのは、早瀬菜緒天野晃一郎の2人。それでも東大専科の首の皮がつながった。

早瀬・天野、2人とも偏差値50前半。早瀬は初めて大人に怒られて、努力できない自分も頑張ってみたくなった。天野は厳しい家庭に育ち、いつも考えて行動してきたが、考えないで動きたくなったという。

東大専科の運営担当は水野になった。早瀬は東大文科Ⅰ類、天野は東大理科Ⅱ類を目指すことに。

【解説】第1巻は早瀬・天野が東大専科に入るまでの展開。
桜木は壇上で「東大へ行け」と煽ります。しかし生徒たちは冷静な反応でした。
ドラマと原作の第1シリーズでは矢島勇介(演:山下智久)が桜木に反発してバスケットボールを投げつけたのに…。漫画【ドラゴン桜2】では、みんな大人しいです。時代が変わったことがわかります。

2巻のネタバレ

桜木は早瀬と天野に「頑張らない」よう伝えた。しかし水野直美は「受験に頑張るのは必要」と反発。

桜木は10年前の水野たちと違い、偏差値50以上ある彼らにはスタート時の過度な学習量を危険視。

水野の使命は正しい頑張り方を教えることだった。

天野は、何事も挑戦できる弟と比較して自分はダメだと落ち込む。弟は母のガミガミと干渉することも上手く受け流し、名門私立の中高一貫校に入った。次の4月には高校へ進む。

学校にて。桜木は2年生である早瀬・天野に過去のセンター試験を受けさせる。

東大合格の秘訣の第一条は己を知ること、と桜木はいう。

模擬センター試験がスタート。早瀬は分からないところはカンで埋めて進んでいく。一方、天野は1問目から順に丁寧に答えて全部終わりそうにない。

天野は「まるで回転寿司(のように問題が流れてくる)」と気づく。スピードで片づけないと追いつかない。

試験が終わり、早瀬は自信喪失。東大受験を辞めると言い出した。焦った水野は天野だけは思いとどまらせた。

夜。早瀬の実家の「ちゃんこ屋」に桜木が来ていた。東大を辞退する件を桜木は知らなかったが、先回りしてきていたのだ。

水野からメールが来て辞退を知った桜木。両国の老舗である「ちゃんこ屋」は繁盛していて早瀬は幸せな家庭育ち。

しかし桜木は「自分の幸運に気づかないやつは不幸な人生を送る」と指摘する。

桜木は幸せとは金と健康(が条件)という持論がある。

早瀬は丈夫で健康だが、金を稼げない。自立は難しい。なぜなら幸運を見てみぬふりをしてるから。

このタイプは現状に満足できないため、自分探しをし続ける。転職も繰り返す。

桜木は「運に乗れ」と助言。運を確かめるために明日学校へ来いと伝えた。

翌日。早瀬は登校したが、逆に天野が欠席。辞めると連絡がきた。

桜木は、天野が自分から復帰しないと見捨てるつもりだ。

その翌日。天野は、弟が行動しているのに悩んでばかりなことを反省し、登校。

桜木は早瀬の394点に比べ、天野は303点で「完全な失敗だ」と断じる。

しかし「失敗したときは笑え」と桜木。他人に損害を与えない失敗なら笑って次に進むのが大事という。

【解説】桜木の生徒の早瀬への説得は、シーズン1の水野へのそれを想起させます。それは自分の未来を想像させる手法です。
・水野は貧しい小料理屋の母子家庭。このままだとバカにされ続け、水商売で稼ぐくらいしかないという未来を想像させます。
・早瀬は裕福な料理屋なのに文句ばかり。自分探しをし続けて稼げないという未来を想像させます。
不安を煽ってる面もありますが、生徒を心配しているとも解釈できます。
しかも…生徒のためを思ってが半分、それでやる気をだしてくれたら結果的に事務所が儲かるからが半分。完全な利他主義でないのが桜木の信用できるところですね(笑)

3巻のネタバレ

桜木は、成績大幅アップの三種の神器「受験マトリックス、付箋、スマホ」を紹介。

受験マトリックス
横軸:できた/できなかった
縦軸:得意/苦手

このマトリックスへ、自分の勉強分野(二次関数、三角関数…)の成績に対する主観と客観の差を付箋紙で可視化。それをスマホで撮影していくことで自分の変化が実感できるというもの。

さらに、苦手項目はスタディサプリで勉強する。この手法の最大の利点は「真の」客観性が生まれること。

怖くて避けたい、そんなダメな自分と向き合って克服することで成功はつかめる。

桜木は「弱さを知り、強さに変える」ことが受験に勝つ方法だ、と伝授。

そんな中、難関大コースの教師・田村と水口は、理系トップの藤井凌と文系トップの小杉麻里に東大受験を勧める。藤井は受験するつもりだが、小杉は拒否。浪人は避けたいという。田村は何も言えなかった。

田村は背に腹は代えられず桜木に相談。桜木はなぜ「浪人なんてさせない。受かる」と小杉に言わなかったのかと問う。

桜木は「教師の最大の仕事は生徒にチャレンジさせること。目標に向かって背中を押すこと」と宣言。

合格の根拠なんていらないから、合格の空手形を切りまくることを勧める。

桜木は、生徒は不合格になるリスクがあるのだから「一緒に戦う教師もリスクを取れ!」という。

その情熱が生徒の感情を動かす、と。涙を流し納得した田村は、その後、小杉へ連絡。

「何が何でも合格させるから、一緒に東大へ行こう!」と田村。小杉は東大受験をすることにした。

一方、東大専科では「受験マトリックス」の分析をもとにした成績アップ方法を水野が伝授していた。

4つの欄があるが、「得意」で「できた」欄に項目を集めるために取り組む優先順位は…

  1. 「得意」で「できなかった」
  2. 「苦手」で「できた」
  3. 「苦手」で「できなかった」

受験勉強にスムーズに入るためには得意分野を固めること。「1」の欄で点数が取れないのはミスをしてしまったから。このミスをまずなくす!

そして科目は英語から。スタディサプリの使い方に慣れるため2人一緒に勉強しやすいから。そして受験において、最重要科目だから。

水野は2人で「教え合う」ことも伝授。

  • 教え合う目的は、スタディサプリで勉強した項目の記憶の定着。
  • スタディサプリで受けた内容を教える(アウトプットする)様子をビデオで記録。
  • この行為で記憶が引き出しやすくなる。
  • 「教え合う」はなぜ効果的か。能動的な学習になるから、と自分の理解度がわかるから。
  • 「教え合う」とピア効果もある。仲間とともに行動すると高い能力が発揮される。つまり高い学習効果が期待できる。

水野は「教え方(伝え方)」の2通りの基本原則を伝授。

  1. SDS法:「Summary(要約)」→「Details(詳細)」→「Summary(まとめ)」の順に話を展開していく表現手法。
  2. PREP(プレップ)法:「Point(要点)」→ 「Reason(理由)」→「Example(具体例)」→「Point(要点)」

いずれもイントロダクションで全体像を示す。

早速、教え合ってみると…早瀬は上手いが動画の内容をそのまま話している感じ。天野はグダグダな説明に。

実は、水野は早瀬・天野の性格もこれで把握していた。

  • 早瀬の性格
    • 素直で順応性が高く快活。しかし飽きっぽく流されやすい。
    • 「分かった気になっちゃう」タイプ。
    • ちゃんと理解しないまま進んでしまう。
    • 早瀬の性格は受験では致命的!
  • 天野の性格
    • ネガティブ
    • 失敗を極度に恐れる。
    • ミスを抱え込むタイプ。
    • ひとつのことにこだわりすぎて前に進めない。
    • はまりこむと抜け出せずパニックになる。
    • 天野の性格は成績が伸びにくく受験で苦労するタイプ!

桜木は水野の報告を聞いて、早瀬・天野の学力と性格を把握した。翌日から桜木も教室へ向かう。

桜木は早瀬・天野に来年1月のセンターでほぼ満点(900点満点)を目指せという。

  • 東大・文Ⅰ:764.18
  • 東大・理Ⅱ:777.69

これが最新(原作3巻の発売:2018年10月23日時点)のセンター合格平均点だという桜木。センターは6から7割とればいいが、満点を目指してちょうどいいという、

桜木は英語を重点的に取り組むべきと説く。あと1年で飛躍するためには画期的な方法をとる必要がある…

そこで「早瀬はTwitterをやれ、天野はユーチューブになれ」と指示!しかも英語を使って!

  • 早瀬は中学1年、12歳の帰国子女の設定で1日20回つぶやく。
  • 天野は高校3の受験生の設定で毎日30秒動画を配信する。

日本人が英語を話せない理由は、日本人が英語を使わない、使う必要性もないから。

人間の記憶を司(つかさど)る海馬は情報を選別し、生きていくために不可欠な情報を長期記憶する。

だからSNSで発信する=使うことで記憶させる。

SNSは、アウトプットに最適なツールだ。

アウトプットの習慣は学習効果が高い。その理由は…

  1. 何を分かっている、わかっていないが明確になる。
  2. 「わかる」→「できる」へのステップアップ。
  3. そもそも東大は「暗記力」より「考える力」を求めている。
  4. 勉強におけるインプット・アウトプットの黄金比率はインプット3:アウトプット7。
インプット・アウトプットの黄金比率は、コロンビア大学の実験で証明されています。

「インプット大全」「アウトプット大全」の著書がある樺沢紫苑(精神科医)さんもインプット3:アウトプット7について、こう語っていました↓

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツが興味深い実験をしています。

「紳士録」に書かれた人物プロフィールを
小3から中2までの100人以上の子供たちに
覚えて、暗唱するように指示しました。

子供たちに与えられた時間は9分間でしたが、
そのうちの「覚える時間」と「練習する時間」の割合は、
グループごとに異なる時間が指示されました。

最も高い結果を出したのは、
約40%を「覚える時間」に費やしたグループでした。

年長の生徒になると「覚える時間」が少なくてすむようになり、
約30%の「覚える時間」に費やしたグループが高得点をとりました。

「覚える時間」と「練習する時間」、
すなわち勉強におけるインプットとアウトプットの黄金比。
最も適切な割合は、3対7ということです。

https://kabasawa3.com/blog/socialmedia/golden_ratio_of_input_and_output

新学期まで10日間の勉強プログラムを決定。

改めて志望先の確認をする。早瀬は文Ⅰ、天野は理Ⅱ。理由は現在もっとも合格しやすいから。

  • 文Ⅰはセンターの足きりが低い。他の科だど7・8割だが、文Ⅰは6割5分。
  • 文Ⅰは二次試験で逆転できる。文Ⅰはセンター合格平均点が文系で一番低いが、最終合格最低点は一番高い。開きがあるということは、二次試験で勝負できる。
  • 天野の理Ⅱも似た状況だが、水野のときは定員が一番多いから理Ⅰを受けた。しかし近年変化してきたのだ。
【解説】第3巻は「己を知ること」「アウトプットの重要性」が伝えられました。
前シリーズでも英語を歌に合わせて話す実践型でしたね。今回はSNSを使う現代型に!スタディサプリも今の勉強法ですね。
ちなみに授業動画「スタディサプリ」は、リクルート関連会社が運営するインターネット予備校のこと。14日間無料お試し体験もあるようですよ。

4巻のネタバレ

桜木は廊下で会った新3年の学年トップ・藤井遼に出くわす。偏差値70で東大志望だが、東大専科を「あんなところ」呼ばわりして入りたがらない。

桜木は人を見下す言葉遣いを注意し、そんな性格だと東大に落ちると釘をさす:「受験は人間性で決まる。人格を磨くことが合格の礎(いしずえ)だ。思い上がった考えでは百回受けても東大は合格しない!」

3月末。理事会。新1年生は312名。315名の定員を割っている。326名の合格者のうち14名が他校へ移ったから。<魅力がない>とみられたのだ。桜木は抜本的な改革案「中学を新設して中高一貫校にする」を提案。学園の魅力と価値がアップし、収益も増加すると熱弁する桜木。しかし女帝こと龍野久美子は反対。

久美子は「国際社会で活躍できる独創性豊かな人材の育成」という高尚な教育理念を掲げて反対。理事会では提案を受理するにとどまる。桜木は久美子が本当は学校を潰したがってると察する。実際、久美子は日本の教育に投資する価値はないと思っていて、資産の売却を目論(もくろ)んでいた。

4月1日:入学式。4月3日:新学期スタート。

東大専科は3年生になった早瀬・天野の2人だけのまま。

水野は東大英語について2人に語る。↓

東大「英語」について
・東大はじめ大学受験で英語は最重要科目。
・受験勉強開始と同時に始める必要がある。
・なぜなら英語は学習量が多く時間が必要だから。
・しかし近年の東大英語は従来の勉強では対応できない。
・東大二次試験は、大問が5問(1問:総合読解、2問:英作文、3問:リスニング、4問:文法・英文和訳、5問:物語・随筆)
重要な問題は「第3問リスニング」
→120分中、開始45分でリスニング試験が始まり、約30分実施される。長いから心理的に左右される。
→点数配分もやや高い。120点満点中30点。全体の5分の1でなく4分の1を占める。

水野はリスニングの重要性を説き、即席では身につかないため、「英語はリスニングから」始めるという。

早瀬はセンター試験でもリスニングがあるから役立つと喜ぶ。しかし水野は、東大入試ではセンターのリスニングの点数は加算されないからパスしていいと助言。

しかし2020年度(2021年1月実施)の共通テスト(旧:センター試験)から東大も採用すると変更があったようです。※原作漫画の第4巻は2019年1月発売。

2020年2月12日の高校生新聞です↓

東京大学は2021年1月から始まる大学入学共通テストの利用方法を公表した。センター試験の利用方法をほぼ踏襲するが、英語について、「リスニング」(聞き取り試験)を合否判定に利用する。東大は、これまでのセンター試験のリスニングを利用してこなかったが、方針を変える。

https://www.koukouseishinbun.jp/articles/…

「東大専科」は英語の特別講師・鍋明美(なべあけみ)を迎える。

鍋明美の授業は独特。その流れは…

  • レッスン1:口パクレッスン(ダンスものまねで表情筋を鍛える)
    • 英語は聞いて覚えるのでなく、話すことが前提の教育プログラムが必要。まずは表情から。
    • 早瀬は恥ずかしがるが、明美は「笑った人も3秒後に別のこと考えてる」、それに恥ずかしいからとやらないと「人生損する」と助言。
  • レッスン2:シャドーイング(英語を聞いて即座に復唱)
    • 明美は始めは「ぼそぼそシャドーイング」(小声でまねる)を推奨。
    • コツは、テキトウ(いい加減という意味)とモノマネ。(メチャクチャ英語でいい)
    • シャドーイングの4段階のステップ
      • 1:和訳を読む
      • 2:英文のスクリプトを読む
      • 3:英文のスクリプトを読みながら、ぼそぼそシャドーイング
      • 4:何も見ないでシャドーイング
  • レッスン3:実践編
    • リスニング攻略法第1条:メモを取らない
      • 「放送を聞きながらメモを取ってもよい」と問題文に書いてあるが、リスニング試験でメモを取らないこと!
      • メモを取らず英語の音声に集中して全体を把握する努めるべし。
    • リスニング攻略法第2条:リスニング開始5分前に準備せよ
      • リスニング開始の合図はない。事前に心構えをしないと驚く。
      • 5分前に、深呼吸。問題文を読む。
      • 問題文の質問と選択肢からリスニング内容を想像する。
      • 事前に心を整えて、想像しておくことで心理的に前向きになれる。
    • リスニング攻略法第3条:どこで戦うか場所を知ること
      • 前の席は聞き取りやすく、後ろの席は聞き取りにくい。
      • 天野は「あ」なので前の方の席になる。
      • 早瀬はどこの席か不明。うしろなら注意して聞こうと心構えをしておくことが大切。
【解説】
●鍋明美の教えで社会人にも通じること
挑戦すること
恥ずかしがって挑戦してないこともありますよね。しかし人の噂も七十五日といいますが、鍋先生は「3秒後」に忘れると言っています。たしかに!
恥ずかしがって挑戦しないのはもったいないですよね。
心構え
リスニングの重要性を知る生徒たち。人生において知ることは重要ですが、社会人として覚えておきたいのは心構えです。準備しておけばプレッシャーが軽くなる。大事なプレゼンや何かの本番の前に必要なことです。
従わない勇気
鍋明美は問題文に「メモを取っていい」と書いてあるのは試験監督が困らないため、と語ります。受験者のためではないのです。
書いてあるからする。みんがしてるからする。鵜呑みにする危険性を訴える鍋先生。
これって受験に関係なく社会人においても同じですね。
話題だから、オススメだからと飛びついてないかとか…。
成功するためには従わない勇気を持つことよ」と鍋明美。肝に銘じたい言葉です。

●鍋明美を演じるのは渡辺直美?
放送前、ドラマ【ドラゴン桜2期】に鍋明美の名前はありません。しかし登場して演じるとしたら渡辺直美さんしかいないと思います。名前も容姿も雰囲気もピッタリ。でも、渡辺直美さんは2021年4月から活動拠点をアメリカへ移し、日本のレギュラーは「3月いっぱいで一度卒業します」 とインスタで公表していました。まさか3月に撮影?

※鍋明美は渡辺直美さんにお願いしたい、と原作漫画の担当者がツイートしていました↓

5巻のネタバレ

「東大専科」英語の特別講師・鍋明美の授業の続き。

早瀬は席で聞きやすさが変わるなんて不公平と訴える。明美は個人がどう感じるかの不確定要素の範囲、つまり「運」だとして、状況をどう感じるかが大切と伝える。

リスニング4択問題攻略法について>

  • その1:間違い捜しだと考えよう
    • 問題の仕掛けを見破るコツは「アクシデントに気をつけろ」
    • 聞き間違いのアクシデントに注意して選択肢を読む
    • ほとんどの選択肢は間違ってるポイントがある。
  • その2:正解と決めたら絶対に変えない
  • その3:リスニングの前に最後の問題を読んでおけ
    • 最後に「この文章の主題を選べ」という全体を問う出題がある。
    • 先に読むことで、何の話か流れるかわかる。
  • その4:長い選択肢は実はトラップ
    • 文章が長い選択肢はダミーの情報を入れやすい。
    • 正解になりやすいのは短い選択肢。

リスニング問題の超貴重な最新情報について>

ショートビデオ「TED-Ed」(外部リンク:YouTube)で、東大英語リスニングの予習ができる!

なんと過去3年の東大リスニングの問題は「TED-Ed」でも取り上げられた話題だった!(原作第5巻の2019年4月発売時点)

ただし東大入試と「TED-Ed」で取り上げた話題が偶然重なっているだけ。つまり、東大入試のリスニングは受験する年の世界情勢、社会問題からの出題が多いということ。

明美は新聞を読んでおくよう勧める。テスト作成者(学者)は新聞を読んでいるから。同じ目線で世の中を見ることで入試問題も予想できる。

桜木は早瀬・天野の母親を学校に呼び、同時に面談をする。志望校が東大と聞いて驚く母親たち。桜木は親たちの話を聞いて「子供から相談されていない」「勝手に決められた」という2点が問題点と整理。

親に口止めさせたのは彼らに行く理由がないから。高校生はみんな「なんとなく」で志望校を決めている。なのに、親は必ず目的を聞いて反対する。心配するのは当然だという親。

親たちに、子供が合格することを信じていないのでは?と問う桜木。早瀬・天野が成長していることも話し、無理はさせずに2人を合格させると桜木は説明。両家の母親は認めることにした。

桜木は母親たちに10ヶ条すべてを1年間、実行すれば合格すると告げる。

東大合格家庭の10ヶ条」↓

  1. 一緒にご飯を食べること
  2. 何か1つでも家事をさせること
  3. 適度に運動させること
  4. 毎日同じ時間に風呂に入らせること
  5. 体調が悪い時は無理させず、休ませること
  6. リビングはいつでも片付けておくこと
  7. 勉強に口出しをしないこと
  8. 夫婦仲を良くすること
  9. 月に一度家族で外食すること
  10. この10ヶ条を父親と共有すること

桜木は「合格は日常生活の延長線上にある!日々の暮らしを大事にする生徒が受験を制する」といいます。

家庭が受験モード一色になってしまうのはよくありますが、たしかに重圧ですよね。「勉強しなさい」もプレッシャーです。
(両親の仲も含めて)精神的安定が成績アップにつながるという桜木。受験はテクニックかと思ってしまいますが、人間性なのですね。学年トップの藤井遼の態度を注意した伏線回収みたいな「10ヶ条」です。
この10ヶ条は、ドラマでも取り上げること間違いなし!(予想)

水野は桜木に相談。田村先生から、文系で学年トップの小杉麻里にリスニング対策を受けさせたいとお願いされている、と。

桜木は拒否した。その理由は、ヒントだけ教えた。「浮気性の受験生は落ちる」。

水野と田村は、小杉麻里が充分に東大英語に対応できるから、リスニング対策に浮気をしてペースを乱さない方がいいということだと理解する。

水野は、小杉麻里が7回も世界史の教科書を通読していると知る。理Ⅲに合格した宇宙人のような天才・大沢を思い出した水野。彼も教科書をボロボロになるまで読んでいた。

水野は、小杉・大沢には共通して「読解力」があると気づく。そして林修(東進ハイスクール講師)に相談に行く。

<小杉麻里のボロボロ勉強法の補足>
「東大読書」の著書がある西岡壱誠さん(漫画『ドラゴン桜2』に情報提供する東大生団体「東龍門」のリーダー、ドラマ『ドラゴン桜』脚本監修)は、何度も教科書を読み返すのは(桜木先生がいう)「頭の中にスポンジを作る」ことと同じ、と原作漫画の巻末で説明しています。
※桜木は「自分記憶力を過信するな。一度で覚えられる人間なんて世の中はそういないぞ。 忘れてもいい。だが忘れるたびスポンジが作られていく感覚を持て。スポンジがきちんと作られていればいるほど、人間は暗記できるぞ」と前シリーズで指導。人間の脳はスポンジと一緒で目が細かいほど水を含む。柔らかいほど蓄えられるといいます。

1冊を10回読む勉強方法 by東龍門>
ステップ1:1から3回目は「流し読む」
ステップ2:4から6回目は「しっかり読む」
ステップ3:7から10回目は「全体を読む」
※「東龍門」は教科書よりさらにハードルの低い本(小学館の「学習まんが」で歴史を把握など)も勧めています。

6巻のネタバレ

水野は林修先生の原点が4歳の時の紙芝居「みにくいアヒルの子」だと聞く。抑揚豊かに読んで祖父母が喜んでくれた。読むことが好きになり、小学校に入ってからは好きな歴史を本で調べてまとめた。「勉強は好きなことをする」に尽きる。大人はそれを褒める。それで子供の学習能力は伸びる、と林修先生は熱弁。

水野は、小杉麻里の母が出版社勤務だと思い出して、幼少期から本に触れ、本好きになり、読解力が身についたのだろうと推測。しかし受験の時期の今から本を読む時間はない。水野は困っていると、桜木が国語教師を林修先生から推薦してもらった、という。

名前は太宰府治(だざいふ おさむ)。東大専科でのあいさつ後、「生まれてすみません」とつぶやく太宰府。太宰府が休憩中に、水野は小杉麻里の例を踏まえて「読解力の差がテスト結果に現れる」と生徒に説明。早瀬・天野はやる気になる。

大宰府は「走れメロス」を10分で読んで100文字でまとめるよう指示。しかし感想をいれてしまう早瀬。的外れなまとめ方の天野。次に評論文でも同じく要約させても同じ。

大宰府は、2人が読解力が不十分な原因は「文章の構造が分かっていないから」と指摘。読解とは、読んで頭の中で構造化すること。

大宰府は「国語は科学」「創作は建築学」と断言する。建築の基本は構造で、優れた文章は建築学に則(のっと)っているということ。

評論文の構造(ブロック)は3パターン↓

  1. 同等関係(言い換え)
    • 抽象化(映像化できないもの)と具体化(映像化できるもの)の2パターンがある。
    • 例:雨だと思っていたけど晴れた(具体化)、つまり予想外のラッキーだ。(抽象化)
    • この接続詞に注目:「つまり」「例えば」「このように」「要するに」「いわば」「すなわち」「言い換えれば」
  2. 対比関係(反対)
    • この接続詞に注目:「しかし」「それに対し」「一方」「だが/が」「ところが」「けれども」「むしろ」
  3. 因果関係(原因と結果)
    • 原因から結果を表す、結果から原因を表す2パターンある。
    • 原因から結果を表す接続詞:「だから」「そのため」「その結果」「それで」「したがって」「よって」
    • 結果から原因を表す接続詞:「なぜなら」「というのも」「その理由は」「きっかけは」

この3つの構造で書かれる文章は論理的で分かりやすい文章。国語のテストも論理的な文章を採用する。読解問題は同等・対比・因果が明確な文章。それは問題文も同じで…

問題文も構造

  • 「どういうことか」という問い:言い換えの問題
  • 「どう違うか」という問い:対比の問題
  • 「なぜか」という問い:因果関係の問題

重要なのは「言い換え」で、すべての教科でも求められている力。特に東大は言い換える問題を多く出題している。

読解力とは、言い換えれば文章を読んで要約する力のこと。まとめる力。短く言い換えてまとめて伝えること。

大宰府は8つのキーワードを使って「走れメロス」を100文字に要約せよ、と問う。実際やってみると早瀬・天野2人とも不合格。そこでポイントを解説する大宰府。

要約問題攻略法

  1. キーワードの並べ替え
    • 時系列順(キーワードを起こった出来事の順に並べる)
    • 主語述語法(登場人物に繋がる言葉を並べる)
  2. キーワード同士をつなげる(矢印記号を使う)
    • 例:友→人質「友を人質にした」そして主語を補うようにして文を作成「メロスは友を人質にした」

大宰府が作成した「国語読解・要約問題集」で早瀬・天野は勉強することに。しかしキーワードを提示されないで要約するのが本当の要約力。そこでキーワードの見つけ方を伝授!

キーワードの見つけ方

  1. タイトルから探せ
    • タイトルには作者の言いたいことが含まれている。
  2. 最初と最後の段落に出てくる言葉から探せ
    • ほとんどの評論文は序論・本論・結論で構成。
    • 序論は問題の提示、結論は問題解決の主張。
    • 作者が言いたいのは序論と結論。
  3. 接続詞にくっついてる文章から探せ
    • つまり(言い換え)
    • しかし(逆説)
    • だから(因果)
    • この文章を「」で囲み、複数の「」で繰り返してる言葉がキーワード。

要約のまとめ

  1. 3つのテクニック(タイトル、序論/結論、接続詞)を駆使してキーワードを発見。
  2. キーワード並べ替え、ワード同士を繋げて短文を作る。
  3. 短文を並べ替えれば要約できている。
【解説】要約と社会人
要約というのは、受験生のみならず、社会人にも必要です。要約とは言い換え。言い換えとは、具体化と抽象化。
●説明力:わかりやすい説明をする人って、言い換えが得意。抽象化したり、具体的なものに言い換えますよね。要約力は社会人も必須!
●夢を叶える:ベストセラー「メモの魔力」 著者の前田裕二氏は徹底した「ファクト・抽象・転用」で夢を叶える方法を提唱しています。
・「ファクト」とは、世の中で実際に起きた事や自分の感情。
・「抽象」は、そこから得られる気づきや学び。
・「転用」は、気づきを他の事に利用できないか。
「ファクト」が具体的、「抽象」は抽象化です。具体例を言い換える力、つまり、要約力は夢を叶えない社会人にも必要だということです。

7巻のネタバレ

早瀬がSNS発信を止めていた。水野は実験をし、早瀬が努力できない脳だと突き止める。

努力できる脳・できない脳

  • 脳の「島皮質」「左線条体」「前頭前皮質復内側部」が関係
    • 「島皮質(とうひしつ)」:損得勘定を計算
    • 「左線条体(ひだりせんじょうたい)」:報酬系の一部
    • 「前頭前皮質復内側部(ぜんとうぜんひしつ ふくないそくぶ)」:報酬系の一部
  • 「努力できる人」は「左…」「前頭…側部」が活発で、報酬や成果を感じやすく、損得を計算するのが鈍い。
  • 「努力できない人」は「島皮質」が活発で、損得を冷静に計算する人で、報酬や成果を感じじにくい。

しかし水野自身も努力できないタイプだったが東大へ行けた。それは「バカ鉢巻き」を巻きたくないというネガティブ感情を活かして脳を騙していたから。恥をかきたくないと頑張った末に成果が上がり、快感物質ドーパミンが分泌。勉強の習慣ができた。

早速、鉢巻きを2人に巻かせると、なんだか恥ずかしがっていない。写真を撮る早瀬。口ではやる気になったという早瀬だが、水野は心配する。

水野は大型連休を利用した勉強合宿で猛特訓をしようと計画。しかし桜木は今は時代が違うから、「強制と服従の時代は終わった」「過去の成功は捨てろ」「(子供の価値観を)認めて信じる。大人の役割は2つだけだ」と水野に言い放つ。

鎌倉の起業家のゲストハウスで水野・早瀬・天野は合宿へ。しかしスケジュールは就寝・起床と3回の食事時間が決まっているだけ。あとは自由。自主性に任せる作戦に変更した。

早瀬はまったくやる気が起きずに海へ。勉強していたはずの天野も寝てしまう。夕食時、早瀬と水野が対立し、飛びだす早瀬。天野もついていくが、その帰りの電車内で、東大受験本を読んでいる高校生に出会う。

早瀬・天野は戻って水野に謝った。翌朝。2人は戻った理由を説明。ライバルを目撃して闘争心に火が付いたという。水野が桜木に連絡すると、それなら「合格できる」と太鼓判を押す。負けん気が見られたからだ。

水野は突然、数学の小テストを2人にさせた。結果は0点。水野は模範解答を解説しない。バカさを自覚しない本当のバカだったと実感した天野はバカ鉢巻きを巻いて進んで数学を勉強する。早瀬もバカ鉢巻きを巻いて勉強に取り組む。

【解説】合宿で「1日16時間勉強」の猛特訓をするかと思ったら、自主性に任せる【ドラゴン桜2】らしい新しい合宿に!桜木先生は時代に合わせる柔軟な考えの持ち主ですね。大人は見習うべきかも。
そして「努力できる・できない脳」も7巻で紹介されました。巻末では東大出身の脳科学者・中野信子さんのインタビューがあるます。
中野さんも努力できない脳らしいです。しかし優劣はつかないから大丈夫、タイプに合わせて勉強すればいい、といいます。
たとえば集中できないタイプでもそれはその人の生存戦力のひとつ。集中できないことで他に目が向いて気づきが得られえる、集中できるときに終わらそうと効率化が得意になる…など。大切なのは己のタイプ(得意・不得手)を知って長所を伸ばすこと。
たしかに中野さんがいうように、自己分析って人生でも大切ですよね。林修先生も「初耳学」という番組で「やりたいことよりできること」を仕事にと勧めていましたが、何ができるかもなかなか分からないものですし。大学受験で己のタイプを知れるなんて貴重な機会です。

8巻のネタバレ

桜木が鎌倉へやってきて小学校2年の算数からやり直すように早瀬・天野へ指示。しかし2人はバカにされたと思って反発。

算数・数学を勉強する意味は生き残るため」と桜木。数学に強い者がリーダーになって生き残れるのは原始時代から現代まで、人類が生きている限り同じ。数学に強い者が集団のリーダーになって事業を行って成功し利益を獲得する。

自分を守りたかったら数学に強くなれ。生き延びたかったら数学を勉強しろ」と桜木。

やる気になった2人は問題に取り組む。3分で100問。全問正解以外はダメ。「バカ」シールを身体に貼る。テストを続ける中、体いっぱいにシールが貼られる2人。桜木は最初にバカ鉢巻きを巻いたときの写真を見させる。

バカ鉢巻きを巻く早瀬・天野はピースして笑っていた。本当にバカだ。悔しさが募る早瀬・天野は顔つきが変わる。本気の顔になってきた。

勉強とは怒りだ」と桜木。2人に怒れと迫る。早瀬・天野は自分たちの不甲斐なさに怒りがわく。本気になった2人はついに満点を取った。

桜木は小学校2年で算数をしっかり勉強したかどうかで、その後の中学・高校の勉強ができる・できないが決まるという。

理由は周りから「できる子」と思われ成長に影響を及ぼすから。人は周りが育てるものだから。

早瀬・天野が数学が苦手な理由は計算力の弱さ。計算力とはスピードであり、四足演算の速さ。

文科省も小学校2年を算数の基盤固めとして重要視している。カリキュラムを見ると明らか。

小学校2年で繰り上がり、繰り下がり計算と九九を完璧にしたら「数の暗黙知」が身につく。

※暗黙知とは、自転車の乗り方のように、経験や勘で使っている知識。

数の暗黙知を高校3年の今から身につけるため、柳鉄之助(やなぎてつのすけ)を特別講師に呼んだ。柳はスパルタ教育を受けいれる約束を動画に証拠として残す。

早瀬・天野は<柳式・数の暗黙知能力向上プリント>を実践。すると、2人の数の暗黙知は10歳レベルと分かる。

分解九九(小学2年レベル)

メイク10(4つの数と加減乗除を使って10を作る)(小学6年レベル)

1桁×1桁±1桁×1桁(小学4年レベル)

計算せずに瞬時に数の大小、等号、不等号を入れる訓練(小学5から6年)

「塁乗」(中学1年レベル)
と色々な計算練習をじばすて数の暗黙知のレベルアップを図る予定。

その前に「数的基礎代謝」を上げるため、数の分解処理能力の訓練をする。名付けて「LINEバトル」。

メッセンジャーアプリ「LINE」でグループを作って、柳が送る数字を因数分解して解答を送信。10戦やって勝利数が多い方が勝ち。負けたら罰としてウンコシールを身体に貼って写真撮影!

早瀬が負けるが「文系だから」と言い訳。柳は「勉強は自分との戦いだ。逃げるな。自分に勝て」と檄を飛ばす。バトルを続けるが、5回連続で負け続ける早瀬。しかし3勝7敗であと2つ勝てば五分だった。

気合を入れ直した早瀬は第6戦が6勝4敗。ついに勝利!水野は早瀬と抱き合って勝利を喜んだ。

そこへチャイムが鳴った。天野の母親が訪問してきて…。

第8巻は、鎌倉合宿パートの続きです。原作の前回シリーズ、ドラマでも2005年版に登場した柳先生(演: 品川徹)がなんと再登場!
品川徹さんは85歳(2021年4月現在)ですが、最近も『その女、ジルバ』(2021年1月-3月)にレギュラー出演するなど現役。ドラマ続編でも再登場するかも?

9巻のネタバレ

天野の母親が鎌倉の合宿地にやってきたが、天野晃一郎の姿はバカ鉢巻きを巻いて、バカ・ウンコシールが貼られていた!母親は「まるで虐待」と怒って、息子を連れて帰ろうとするが…

「この格好どこがおかしいの?僕はイイと思うよ。カッコイイと思うよ。めげずに頑張ってることを誇りに思う
天野がきっぱり言って、母も認めざるをなかった。

天野の母親が次に向かったのは、桜木のいる弁護士事務所。母親は自分が過保護なのだろうか、と悩みを相談する。桜木は「過保護でなぜいけないんですか」と逆質問。桜木の持論は、過保護も子離れ出来ていないも「家庭の勝手。大きなお世話」

天野の母親が行き過ぎた愛情なのかと心配する、その基準はどこからくるのか。なんとなくの「常識」でしかない。だから…桜木は「今あなたがやるべきことは、常識という物差しをへし折ってゴミ箱に捨てることです。あとは自分の思うがままに生きることです。」と訴える。

桜木は日本の教育の歴史を話す。江戸時代末期まで、日本は子供を大事に愛情豊かに育てる国だった。西洋に比べても圧倒的に教育レベルが高かった。西洋では上流階級だけだったが、日本では庶民まで教育を受けていた。桜木は「現代の親も過保護くらいでいい」が持論。

しかし明治になり、キリスト教と富国強兵によって学校運営や教育内容は変化。英国式の名門校を参考にしたため、キリスト教の戒律に従った厳しいしつけ、西洋的思想も取り入れることになる。

周囲が愛情豊かに温かく見守る教育」→「西洋的規律重視の管理型教育」に転換。

富国強兵も、学校を「学ぶ」から「鍛える」に転換させてしまう。

桜木は古いもの全てを否定はしないが、無くした方が幸せになる伝統もあり、それはゴミと言い放つ。

たとえば「子供を厳しくしつける教育法は戦前の遺物」つまりゴミ。

桜木は、甘やかしという批判は無視して、褒めて愛情を注いで、興味をもつことをやらせるのが「新しい時代」と断言する。…天野の母の悩みは解決。

そのころ鎌倉では…柳先生は「お前たちの数学は穴の開いたバケツだ」と早瀬・天野に指摘。数学は積み上げ型の教科のなので、積み残したところ(わからいないところ)があるとバケツに穴が開いた状態で、数学がどんどん難しくなり嫌いになる。

バケツの穴をふさぐには中学の数学に戻るしかない。中学の公式を証明できれば、偏差値は5ポイントはアップするという。合宿中に中学数学まで終わらせようと息巻く早瀬・天野たち。

後日。龍山高校の理事たち(理事長代行、校長、教頭、桜木)が集まって、緊急会議を開く。龍野久美子・理事長代行が龍山を廃校、土地を売却しようとしている噂の件だ。

久美子は売却を認めたが廃校にするわけではない。「通信教育」の高校にしたいという投資家に売却するという。久美子は通信教育で理想の教育が実現できると語る。

通信教育のメリット

  • 通学時間がいらない。
    • 往復1時間なら年間200日として200時間有意義に!
  • 校則がいらない。
  • いじめがなくなる。
  • 自分のやりたいことだけを自由にやれる。

IT企業が経営する通信教育の高校は新入生4千人を集めた。この勢いで、日本の高校生の30%を占めたら通信教育が主流になる!久美子は熱弁。校長は学校で育む人間関係、チームワークなどの必要性を訴えるが、ネットでも可能という久美子。

高原教頭も通信教育の理想に気持ちが揺れる。桜木は追い込まれるが…

【解説】第9巻は桜木先生の教育論が(天野の母に)語られます。西洋的教育の弊害は興味深いのですが、江戸時代の日本の教育を世界一と美化しすぎているようにも感じます。鵜呑みにしていいのでしょうか(笑)参考文献や研究家を紹介しているので、自分で調べてみたくなりました。↓
●参考文献として江戸時代の教育を見た外語人の著書:E・S・モース「日本その日その日2」(平凡社)
●著書名は不明ですが、アメリカ人の日本人研究家のスーザン・B・ハンレーが江戸の就学率は70~86%と記している。

10巻のネタバレ

桜木は崖っぷちに追い込まれるが、捨て身の作戦に出る。売却に賛成したのだ。しかし1千億円でなければ売却しない、と桜木。相場があると憤る久美子に対して、「自分の価値は誰にも決めさせない」と桜木。

売却案は、いったん白紙になる。しかし売却賛成の言質を取ったことで、久美子も第二ラウンドで戦う気だ。

桜木は1千億払う者が現れたら2千億と吊り上げる計画を、校長・教頭に話す。しかし吊り上げる実績が学校にないと説得できない。だから、来年の東大合格者を10名に設定することに!

2日後。桜木は難関大コース上位20名を集め、20人全員が東大を受験するよう伝える。突然の志望校変更を強制されて反発する生徒たちは一斉に帰り始める。

「東大に行きたくないのか」と桜木。「行きたくない」という答えに、桜木は「嘘だ」と反論。学歴社会は終わった、東大出身にろくな者はいない…という声は東大コンプレックスを抱いている者のついた嘘だ。高校生ならちゃんと調べろ。

桜木は「嘘を信じるバカにはなるな。成功したかったら真実を知り、自分の気持ちに正直になれ。自分に嘘をつくな

桜木は自分で志望校を決めろ、と去る。その後、生徒たちは東大の就職先、年収のデータを調べて、ダントツだと分かる。しかしみんな考えてみることになった。

桜木は高原教頭らの報告を聞いても焦らない。20人のうち5人くらいだろう、とみている。この5人と東大志望の小杉・藤井、東大専科の2人を合わせて、合計9人。しかし10名合格なら15人受験させたい。

難関大コースの教師・水口と田村は残り6人の志望者を集うため、面談することにする。桜木は「誰にもいわない」「君だから話す」「友達にも内緒」という口説き文句を教える。ただし秘密は徹底的に守ること。

そのころ鎌倉では、早瀬・天野が中学の数学を終了した。翌日、合宿の最終日。もう一度、センター試験にトライしてみることに。すると、点数がアップした。

  • 早瀬:総合394点→445点(51点アップ)
  • 天野:総合303点→434点(131点アップ)

早瀬は母に電話して涙を流す。天野は海岸で「よっしゃあ!」と歓喜の雄叫びをあげた。

連休明け。難関大コースから10名東大志望になった。小杉・藤井、東大専科の早瀬・天野、さらに6名追加して総勢20名で東大に挑戦したい、と桜木。

水口・田村は可能性がギリギリな生徒を勧めたくないと反論。しかし難関大コースの生徒なら受かる、という桜木。「挑戦させないことが罪だ」とまでいう。生徒の可能性を奪うことになるから。…東大を目指せば成績もアップする。合格ラインに達しない場合、受験直前で変更してもいいから、まずは募ることになった。

東大専科にて。合宿後、家に帰った2人はすぐ休んだ。しかし桜木はそれでは落ちる!と明言。進学校の生徒がなぜ勉強ができるのか、みんなが勉強する環境だから。つまり、勉強する習慣が身についている。

水野は「歯を磨くように勉強しろ」という言葉を教える。現役時代に桜木から教わった言葉だ。勉強しないと気持ち悪い、そういう習慣になったら受験で強い。100%近く合格する。

習慣化するために、アプリ「みんチャレ」(https://minchalle.com)を利用することにする。

「みんチャレ」は新しい習慣を身につけたい人が5人でチームを組み、チャットで励まし合いながらチャレンジする、三日坊主防止アプリです。

桜木は「自分を変えたかったらテクノロジーを使え」と助言する。メンタルを変えようとしても性格は変わらない。だから人や仕組み、モノに頼れ、という桜木。しかも東大生はアップデート力が優れていて、好奇心旺盛でどんどん試す。早瀬・天野もどんどん試して「アップデート力を身につけろ」という桜木。

早速、早瀬・天野は「みんチャレ」を使いこなしていく。

6月。次の日曜日に東大模試が行われる。

11巻のネタバレ

天野は藤井に「東大模試の自信がないのか」と問われる。しかし天野は答えない。「藤井くんにはどうでもいいことだと思う」と切り返す。一方、早瀬は小杉と食事の席が隣になるが、話しかけることが出来なかった。

東大模試の注意事項

  1. 東大模試は6回受ける
    • 6月、8月×2、11月×2、2月
    • 東大受験の本番の予行演習
  2. 数学は言葉で方針を書く
    • 東大の数学はすごく難しいから、現段階で解答を出すのも難しい。
    • だから考え方だけでも何か書く。少しは点がもらえる。
  3. おやつ(間食)を持っていく
  4. 社会は既習範囲しか出ない。

東大模試がスタート。早瀬・天野は、周囲が自信をもって取り組む姿勢をみて、自信喪失。しかも問題も難しくて解けない。そんな中、天野のYouTubeの英語を聞いている受験生がいることを、休憩時間に耳にする。自信を少し取り戻した天野は英語の試験だけはやりきって…。

試験後、早瀬は東大受験をやめたいと思うほど落ち込んだ。桜木は「それはメンタルブロックだ」と指摘する。思い込みで心の壁を作ってしまうこと。「自分はダメだ、できない」という心理的に壁を作って失敗したときの言い訳を用意して身を守ること。

例:東大受験をやめたい→東大受験の不合格に備えて自分を守っている

自分をバカだと言っていると本当にバカになるぞ」と桜木。否定的な言葉を使わない、使いそうになったら我慢しろと助言する。

早瀬が比較している天才の小杉にならなくていいとも説く。「お前はお前のやり方で東大に行けばいい。大事なのは自分を知って、自分に合う戦略で戦うことだ」と桜木。

講堂にて。新一年生への新テスト(大学入学共通テスト)の教育が開催される。まず、桜木が心構えを指導。70歳になる55年後、年金は崩壊(※桜木の持論です)馬車馬のように働きたくなかったら、権利を主張しろ。権利を知り、勉強して考える人間になれ。自分たちで環境を変えろ…

諸君、自分で生きるために勉強しろ」と桜木。制度を変える側になれ。そのために仲間も必要だ。特に優秀な仲間が。東京大学はそれに最適だ。「勉強して東大へ行け!」

新一年生から拍手が巻き起こる。

次は新テストの解説を高原教頭がする。

  • 国語と数学の記述式が見送りに。
  • 問われる力が「知識」「技能」から「思考力」「判断力」「表現力」が追加。
  • 英語の出題が「筆記とリスニング」から「リーディングとリスニング」に変更。
  • 試験時間は国語が20分、数学①が10分増える。

なぜ新テストへの対策を教えるのか。新一年生は新テストへの不安でいっぱいだから不安を取り除き、安心させることが桜木の狙いだ。

そもそも旧センター試験はよくできているから「思考力」が試される、もっとセンター試験に自信を持つべきだったというのが桜木の持論。国がどう考えようと、新テストもテクニックを教えて対策するのは学校として当然だと桜木は考えている。

記述問題 対策方法

  1. 資料は順番に読もうとするな
  2. キーワードを見つけろ
  3. あなたの意見はいらない

大宰府先生が記述問題の対策方法を伝授する。大宰府は、記述問題だからといって受験生の考えを問うわけではなく、文章構成力を提示してほしがっているという。記述問題はテクニックに徹するよう訴える大宰府。生徒たちは引き込まれていく。

【解説】11巻でついに東大模試へ。苦戦する早瀬・天野を励ます桜木の言葉、相変わらず響きます。ネガティブ思考の人は「メンタルブロック」で自分を守っていたのですね。これったアドラー心理学の目的論に似ているかも?
・不登校の原因論は「学校でいじめにあったのが原因で、不登校になった」
・不登校の目的論は「傷つきたくないという目的から、不登校になった」 
・早瀬の東大受験辞退の原因論「模試が出来なかったことが原因で、辞退」
・早瀬の東大受験辞退の目的論「本番で失敗して傷つきたくないことが目的で、辞退」
→「自分はダメだ」の思い込み(メンタルブロック)は傷つきたくないというのが目的。
アドラー心理学では、原因(変えることのできない過去)について悩むより、変えることのできる「これからの目的」にフォーカスし、問題解決を行うことを説きます。
桜木も、メンタルブロックが癖になる最悪の人生を思い浮かべ、そうならない人生に目的をフォーカスさせていた…と思います。

12巻のネタバレ

大宰府の講義は大成功。生徒たちは安心しきっている。この学校は状況が変わっても対策してくれる。そうして安心して学校生活を送れる。その延長線上に受験があり、目標が達成できる。桜木の目的は進学実績、それを教師たちにも再度確認させた。

一方、早瀬は小杉に誘われて「東京大学 金曜特別講座」に行くことに。場所は東京大学教養学部(駒場キャンパス)。早瀬はこのキャンパスが東大農学部の前身、駒場農学校であることを調べていた。もちろん小杉も東大の歴史に詳しい。早瀬は打ち砕かれた。

修学旅行の京都・奈良の時も同じだ。早瀬はつまらなかった。小杉は歴史に詳しくて楽しかったという。楽しいかどうかは凄い差があると、早瀬は実感。

大学の先生の話は難しくてわからない早瀬。しかし小杉もわからなかったという。それでもノートにとっていた。いつかわかるときのために。その後、寄り道せずにわかれる2人。

東大模試の結果が判明。小杉はA判定。藤井はD判定。しかし早瀬と天野はE判定。落ち込む2人。水野は、桜木に言われた話として、勉強の成績は飛行機が飛ぶことと同じと伝える。今、2人は滑走路を走ってる段階で、機体が上がったらグングン上がる。勉強の成績もある地点で上がるのだ、と実体験を踏まえて話す水野。「センター模試で700点超えたとき本当に空を飛んだもの!」

今回の東大模試の見直しはやらないという水野。今の実力で解説しても理解できないから。最初の模試は雰囲気を経験した、と割り切る。

水野は「時に雑な考えも必要!こだわりを捨てて常に前を向く姿勢が大事!」と訴えた。

今週金曜、期末試験を開催することになる。

桜木は藤井遼に「落ちる」と伝える。しかし「天野は受かる。自分のこと優秀と思っていないから」と。「なんでだよ」藤井は憤るが、桜木は自分で考えろと告げる。

職員会議にて。難関大コースの文系は宮田もC判定で、小杉とともに2人は期待大。しかし理系コースはふるわなかった。桜木は知識の詰め込みだけは歯が立たないという。藤井は地頭が良く知識はある。しかし活かせない。性格が難ありだから。

桜木は理系担当の水口に「腹をくくれ。厳しく指導しろ」と学ぶ姿勢を正すようにいう。水口は叱り方を桜木に尋ねる。今はすぐにハラスメントと親に訴えられるから。桜木は「気にせず悪いことは悪いと叱れ」という。弱いと決めつけて正さない方が悪い。本人のためにならない。真剣に本気になって、喧嘩になっても、いやそれぐらいがいい。生徒の成長のために…と桜木。

嫌われても間違いを正してやることが本物の優しさだ」と桜木。もし丁寧に話してもわからないならそこまでのやつ。東大合格の構想から外すまで、という桜木。

そんな中、藤井は小杉が友人に褒められているのを目撃。しかし小杉は「私なんてまだまだ。全国には優秀な人たくさんいるから。まだまだ知らないこといっぱいあるし」と謙虚に否定。藤井は驚いた。

水口は藤井と面談。授業態度や人をバカにする問題点を指摘したが、まったく藤井は聞く耳を持たなかった。水口は藤井をあきらめようと思う。

期末試験が行われた。なんと中一から高三までの問題だった。今回のテストは到達度を測るもの。さらに問題を長時間解く体力を養うことも目的だ。

期末試験が行われた。なんと中一から高三までの問題だった。今回のテストは到達度を測るもの。さらに問題を長時間解く体力を養うことも目的だ。さらに解答する快感を得る体験をする必要がある。いわゆるランナーズハイのようなものを経験が必要。

試験が終了。採点は家で答案用紙を早瀬・天野が交換して行うことになった。

夏休みまであと2日。水野は過ごし方を伝授する。

タイプ別 夏休みの過ごし方

  • 計画倒れになる原因は自分の性格に合っていないから。
  • 大まかな2つのタイプ(拡散型、保全型)に分ける。
    • タイプ分けの質問「気になる本は同時に色々と読むか、一冊読んでから次のを読むか」
    • 同時派:拡散型
    • 一冊ずつ派:保全型
  • 拡散型は面白いと思えたらすぐ動くタイプ。面白そう、やりたいが重要になる。体験型。体験から仮説を検証したいので、不自由だとストレスになる。
  • 保全型は着実に積み上げるタイプ。ちゃんとやりたい、失敗したくない思いが強い。計画してから取り掛かりたい。何も指針がないとストレスになる。

質問に回答後、ノリのいい早瀬は拡散型。堅実な天野は保全型に該当した。そこで、水野は2人に合わせる5ヶ条を提示。

拡散型の夏休み5ヶ条

  1. 勉強する場所は気分で決めろ!
  2. ノルマは5日間の中で自由に調整しろ!
  3. 憧れの人をロールモデルにしろ!
  4. テンションが上がる問題集を1冊見つけろ!
  5. ゲーム感覚で、ハイレベルな問題に挑戦しろ!

保全型の夏休み5ヶ条

  1. 勉強する場所は固定しろ!
  2. 1日ごとのノルマを決めろ!
  3. 仲間に進捗状況を報告しろ!
  4. 今持っている問題集を徹底的にやれ!
  5. ハイレベルな問題には手を出すな!

1の解説:拡散型はワクワクするのが大事なので気分で場所を変える。保全型は心配ごとを減らすのが大事なのでなじみの場所がいい。
2の解説:拡散型はタスクが重圧になるので5日ごとのノルマにする。保全型は毎日積み上げることが合う。
3の解説:拡散型は憧れ・理想の人を持つことが大事。保全型は、他人のことが気になるので、「みんチャレ」を使って毎日報告。
4の解説:テンションが上がる一冊に出会うまで乱読。保全型は自信・安心を持つのが大事なので、基礎レベルのものをやりきる。
5の解説:拡散型はハイレベルなものに挑戦するとできない、悔しいと興味が沸く。保全型は(自信をなくすから)手を出さない。

早瀬は勉強に疲れたときの気分転換方法を水野に尋ねる。

すると、水野は意外なことをいう。「勉強に飽きて気分転換したないなら勉強するの

勉強のストレスは勉強でしか解消できない、という。遊んだら後悔してしまう。受験生は受験終了まで何をしても面白くない。早瀬はそう聞いて「悲しい」と思う。

水野は「幸せなことよ。(志望校合格という)目的を持って生きる。それが人として一番幸せなこと

勉強のストレスを勉強で解消するオススメ本として「まんが世界の歴史」を紹介する水野。漫画で歴史を把握した東大生は実際多いという。

【解説】12巻は、桜木と水野が活躍。桜木は厳しさも必要と訴え、水野は目的ある人生の幸福を唱えます。
しかし江戸時代の教育を引用して「過保護でいい」と言っていた桜木先生。しかし間違っている場合はわからせる厳しさも必要なのですね。大丈夫なのだろうかと思っていたので、私(筆者)は少し安心しました。
そしてタイプ別の過ごし方は大いに参考になります。「目的ある人生は幸せ」というのも納得です。「やりがいのある人生」とも言い換えられるのではないか、とも思いました。

13巻のネタバレ

理事会にて。桜木は中学の新設計画書を発表するが、理事長代行(と理事長)は依然として反対。1票差で桜木の案は議決を得られるが、「創立家の意思は尊重すべき」と理事長代行。

売却の件は1千億でまとまってきた。しかし教育を通信から、従来型にすると変更!?投資家のA氏が考えるのはエリート教育。受験中心の知識詰め込み教育を撤廃し、少人数制、議論形式、参加型に改革するという。しかも東大でなく海外の大学を勧める。

桜木は安易な方針転換に教育哲学を感じないとバッサリ斬る。龍野家は「学校経営から手を引きたい、売りたいだけだ」と見透かす。

桜木は「エリート教育はいらない」と断言。理由はエリート教育で天才は生まれないから。エリート教育でイメージするセレブが通う寄宿制の学校は…人材教育でなく、情報共有。セレブの親たちの金儲けの情報を共有するため。

学校教育でなく、アイデアを持つ者を活かす「投資」が必要だと桜木。日本のベンチャー企業への投資額は小さい。だから世界的企業にならない。

また、日本の教育や受験が原因で若者の創造力がとぼしい、という意見があるが、それは間違い。教育と経済は別もの。教育はリレーのバトンのように知識・教養を身に着け考える力を養う。しかし経済は不確実で偶発的。運。

「天才は生まれるべくして生まれる」というのが桜木の持論。桜木はA氏に経済を強くしたいなら若手経営者に投資しろ、と伝えるよういう。そして売値を2千億に上げることも宣言。

龍野久美子は桜木が売却する気がないと気づく。売り言葉に買い言葉で口喧嘩の末、桜木の教育理念を問う。

「詰め込みだよ。詰め込みこそ真の教育だ」と桜木。久美子は思考力が育たないというが、桜木は思考力は一生身につけられない力のこと、とバッサリ。例えば、なぜ生きるかと考えても答えはない。

教育の目的とは何か。久美子は子供を優秀な人間に育てること、桜木はできない子供をなくすこと、という。優秀な子は放っておけば勝手に伸びる。国民の大多数が基礎学力がある方が国民生活は豊かになり、幸福度も上がる。つまり「基礎学力こそ国の力」と桜木。

高原教頭は、中学の新設は教育格差を生む。矛盾と指摘。しかし桜木は「人生の逆転を実現する中学」にするという。中学受験は裕福な家庭がするので格差を生んでいる。だから龍山の中学は入学試験をしない。くじ引きにする!

しかし、くじ引きだと受験料が取れない。対策として桜木は、くじ引きは1回5000円、4回まで引ける。4回通し券には割引もある、と設定。通し券が使いきれないで当選の場合は払い戻し。ネットを舞台に申し込み、抽選をするのでコストもかからない。

くじ引きシステムの問題点は知恵を出し合って解決すると桜木。このシステムは日本の抱えている問題「教育格差の拡大」に一石を投じられるという。

貧しい家庭の子がくじ引きに当選して中高一貫校に入り、東大合格して人生変える=一発逆転!

これが桜木のいう「人生の逆転を実現する中学」の意味。

久美子は入試で一発逆転なんて冷酷。アメリカのように適性を多角的に判定すべきと主張。しかし桜木は、アメリカはその結果、教育格差が拡大しているという。大学入学に学校以外の活動(スポーツ、芸術、奉仕活動)などが評価され、金と時間と労力がかかり、結局は裕福な家庭が有利になっている。だから日本の一発勝負の方が公平、というのが桜木の持論。

教育で最も大事なのは機会の均等!」と桜木。校長・教頭は桜木の計画に改めて賛同する。中学親切は賛成3・反対2で、採用された。

1学期の期末試験の採点結果が出た。早瀬は818点(900点満点)、天野は823点(900点満点)!水野は「やったー!」と叫んで喜んだ。3人でバンザーイ、バンザーイと喜びあう。

明日からは夏休み。夏休み中は水野は会わないという。拍子抜けの早瀬・水野。

夏休みへ突入。受験生にとって勝負の夏がスタート。

早瀬は図書館で日焼けした青年に会う。水野から夏休みから運動部を引退した生徒たちがライバルになる(彼らは集中力がある)と言われていて気になる。ネット検索すると、彼は美山台高校のエースで4番・大場隼人。ネットのコメントで東大受験がんばってというのがあり、ライバルと気づく。

後日、早瀬は大場に声をかける。東大受験を認めた大場はあの敗戦の悔しさをかみしめ夏から頑張ると息巻く。「悔しくても二度とやり直しできないんで」…早瀬は大場の言葉で今を大切にしようと思う。

一方、天野は自宅でスケジュールを決めて勉強に取り組む。母親は息子がアフロ姿で配信しているのを目撃。YouTubeを見てみて反響の大きさに「すごい」と涙ぐむ母。生真面目で大人しい息子の成長を感じて…。

天野は勉強中、ライブ配信。みんチャレの仲間とも励まし合い、パワーをもらった。ワクワクしながら勉強する天野。

桜木は「学校改革プロジェクト計画」を教職員に発表する。中学の5年以内の開校、教育プログラムの改正、改正の目的は生徒たちに「金を稼ぐ」「メシを食う」という本当の生きる力を身につけさせること。お金にまつわる知識を習得、仮想で経験も積む。授業はリモートで、専門家が授業する。

反対する教師が、拝金主義、欲深い利己的人間になるとデメリットを意見する。しかしその教師でさえ「長期金利」など経済用語の知識がない。大人になっても面倒くさいから勉強しない。不景気が続く今後、国に頼れない。資産形成など身につけるのは必須。

お金を学ぶ=拝金主義は偏見。「我々は真実を教え、科学的な対策を考えさせること」と桜木。

教師から質問:「お金の真実とは?」桜木はお金は問題解決の道具であり、「金があれば幸せ。あればあっただけいい」と返答。

【解説】第13巻は、桜木健二と龍野久美子の「教育」論争が面白い回でした。
桜木と久美子の理念は正反対なので、桜木の主張がとても入ってきやすいストーリーになっています。
評論文の構造は同等・対比・因果と授業でありましたが…見事に対比構造になっています。
また、「詰め込み教育」の推奨は、著書「個性を捨てろ! 型にはまれ!」で三田紀房氏も主張していること。桜木の言葉や本のタイトルだけ見ると過激なのですが、先人の教えである「型」を習得してこそ「型破り」ができるという考えはもっともなのです。数学の柳鉄之介先生も「詰め込みこそ教育」と言ってましたしね。
「金を稼ぐ」のが生きる力というのも納得。お金の教育は、学校でちゃんとしてほしいものです。
三田氏の漫画「インベーダーZ」では高校生が株式投資を学ぶ物語でそちらを思い出した読者も多いのでは?

14巻のネタバレ

桜木は教師たちに龍山学園の「生きる力」その2:メシを食うことについて説明する。

メシを食う力とは生活力を身につけさせること。家事全般(炊事・洗濯・清掃など)、子育て、介護など。

教師から家庭科の充実を図る必要がないと訴えがある。男子も意識が変化しているから、と。桜木は日本人男性の家事負担率が低い、その理由は学校の家庭科と人生を結び付けて教育してないから、と説く。

「メシの仕度ができないやつは人生で失敗する」と桜木は生徒にいうつもりだ。本当に食事の準備もあるが、「フラットな目線の人間になれ」という意味もある。人種・性別・性的指向、人間の多様性を認める人間が新時代の成功者になる。

龍山は、社会の成功者を育てる。成功とは、アイデアを出し、問題解決、社会貢献すること。そして充実した幸せな人生を送ってもらいたい…「龍山は生徒を幸せにする」そのために生きる力を身につけさせる教育をする…という。聞き入る教師たち。反対者はいなかった。

桜木は水野から早瀬・天野が勉強しているとの報告を受ける。夏休み一人で頑張った経験は自信になり、苦しいときに乗り越える力になる、と桜木。

夏休み明け。新学期。秋に向けて、桜木は「勉強しない」と早瀬・天野に宣言。勉強とは「知らなかったことを知る」「できなかったことを身につける」こと。基礎は身につけてきた。これからは東大対策として考えることを考える。言い換えると、想像力。こうなるってことはいずれこうなる。さらにこうなる。だったらこうすれば解決、と想像力を働かせる。

想像力を活かして脳の機能を高めるトレーニング>第一弾は、現実の社会を見渡して自分で問題を作り、問いに対する答えを提示する。

ポイント(1)正しい答えを出そうとしない
ポイント(2)各教科の視点を取り入れる

問題作りは難関大コースでも指示される。小杉麻里は教育格差について考える。藤井遼は無視した。

1週間後。早瀬は家の商売「ちゃんこ屋」からインスピレーションを得る。天野はYouTubeチャンネルからヒントを得て問題にし解答した。とても出来が良かった。

早瀬は小杉のように世界情勢を題材にするのは無理と思って逆をついた。桜木は「成長は人との関係性によってもたらされる」いわゆる作用反作用の法則だという。学校は自分を高めてくれる相手との出会いの場。学校の存在意義だ。

課題を提出したのは早瀬・天野・小杉+文系3名+理系4名、未提出の藤井。合計11名。15名で東大受験をする目標だったが…。桜木は残り4名は浪人生に連絡しているという。

明日は開校記念日。しかし講演を依頼していた森山教授がギックリ腰で不参加に。桜木は代役を考える。

開校記念日の当日。矢島勇介(やじまゆうすけ)が現れた。水野と会うのは矢島が経産省にいたころだから、4年前に会って以来となる。

水口は天野の作成した問題を藤井遼に見せた。しかし藤井はその用紙を丸めて捨てた。水口も飽きれる。

講堂にて。龍山の卒業生・矢島が講師として壇上へ。

矢島は「大学にこだわるのは間違いだ。東大とか行っても、なんの意味もない」と言い放つ。「東大受験に価値はない。東大なんて行くな」という言葉に驚く生徒たち。

矢島は自身のこれまでの歩みを簡単に紹介する。

矢島のこれまで
矢島は高校3年の4月、桜木弁護士に「世の中のルールが気に入らばいなら自分でルールを作る側に回れ」と言われた。その言葉が胸に刺さって、猛勉強。一浪したが東大合格。ルールを作る側に回るために経済産業省の官僚になった。しかしルールを作れなかった。矢島は官僚には向いてなかった。

挫折した矢島は2年ほど世界に旅に出る。そこで、ルールを変えるなんて悠長に言ってる場合でなく、今すぐ救うべき人がいると痛感。難民救援活動をするNGOに入った。最初はコンゴ民主共和国、今はソマリア連邦共和国で活動している。

矢島は桜木に乗せられて迷うことなく行動できた。今では感謝している。しかし他人のアドバイスに従っているだけでいいのか。物事を一直線に行動するだけでいいのか。成長できるのか。

矢島は社会が多様だと実感した。だから多様な価値観を認めた上で自分を主張してほしい。

一度、立ち止まることも大事だ。別の考え方もしてみよう。…みんなには俺なんかよりずっと上の【自分で考える人】になってほしい」と矢島。

講演後、桜木は矢島はカッコイイ、しかし「『東大に行くな』と言えるのは東大へ行ったやつだけだ」と生徒たちに伝える。「主張に根拠がある。カッコイイ大人になりたかったら東大という看板を背負え。グダグダ言ってないで東大へ行け」と桜木。

天野は東大へ行く目的がはっきりした。自信と説得力を得るため。一方、藤井遼は捨てた天野の問題文を読み、「かっこつけるなら東大へ入らなきゃ」と思い始める。

小杉は矢島が帰ったと聞いて、水野に質問を頼む。なぜ経産省を選んだのか。官僚に向く人、向かない人とは…。

10月。早瀬・天野の東大模試はE判定だった。早瀬は大場隼人と連絡を取り合っていて、彼がC判定と聞いて気合を入れ直す。一緒に合格する!と。

A判定は小杉のみ。そんな中、龍野久美子も「東大合格10名プロジェクト」に参加する。桜木は天野とほか3名も脱落する危険がると言い出す。早瀬は味方(大場隼人)がいるから受ける。

東大受験において勉強させるよりも受験日に受けさせる方が大変だ、と桜木。久美子はなぜやめるとわかるのか不思議だ。「答えは単純。怖いから」と桜木。

不合格の怖さから逃げたい受験生はコースから外れる。出願が始まると恐怖に襲われる。がんばってるのに結果でないのは、精神的に最も苦しい。勝敗はこの時期に決まる。やり抜くか、やり抜かなかったか。

一流と呼ばれる人に共通するものは、努力を続けること。途中棄権せず、やりきったこと。

一流と呼ばれる人に共通するものは、努力を続けること。途中棄権せず、やりきったこと。「

やるか、やらないか。それだけの違いだ」と桜木。

桜木は教師たちに放棄しそうなサインをつかむように指示。たとえば、言動。「あそこだけじゃない」「他の大学もいいな」など。

かんたんにキャッチできる3つのサイン

  1. 生活習慣の乱れ
    • 昼夜逆転。食欲不振。すぐ休みたがる。保健室によく行く等。
  2. 間違いを怖がる
    • 難しい問題を考えずにすぐ答えを見たがる
    • 知識のインプットに逃げる
    • 簡単な問題集ばかり進める等
  3. これまでと違うことを始める
    • 日々のルーティンが変化
    • 急に新しい参考書や問題集をやる

東大受験志望者は20名いるが、最低15名で挑む。久美子も「なんとか10名合格させたいわね」と桜木の味方だ。

早速、その夜、毎日22時に更新していて天野のYouTubeが更新されていなかった。日々のルーティンが変わった、と水野は焦る。早瀬に電話して事情を聞く。そして桜木に報告すると、自分が面談するという。自信と説得力なんて面倒なことを考え始めているからだ。

桜木は東大専科にやってきて、天野に「叩いてかぶってジャンケンポン」ゲームをしようと言い出す。桜木はなんと15連勝して…

14巻は、なんと矢島勇介(演:山下智久)が再登場!たくましくてワイルドになっていましたね(笑)ドラマ続編でも山下智久さんのサプライズ出演があるかもしれませんね。

15巻のネタバレ

天野は桜木に「叩いてかぶってジャンケンポン」ゲームで負け続けたが、ジャンケンの勝敗を判断してからだとワンテンポ遅れてしまうと気づく。そして天野はついに勝利。勝つことの爽快さを体験した天野。

桜木は「やれば勝てるんだよ。東大も一緒だ。やらなきゃ勝てない」…つまり「東大に入るとは…合格するまで勉強する。勝つまで勉強し続けることだ」と助言。

桜木は「やれば勝てるんだよ。東大も一緒だ。やらなきゃ勝てない」…つまり「東大に入るとは…合格するまで勉強する。勝つまで勉強し続けることだ」と助言。

天野は諦めないと誓う。桜木は、天野が中高の受験失敗がトラウマになっていると見抜き対策を話す。

失敗のトラウマを完全に消し去る方法> 

  • Y字路を想像する。
  • 一方は「やる」もう一方は「やらない」と表示された看板がある。
  • 「やる」…失敗のリスクがあるが成功は50%
  • 「やらない」…成功できない。成功は0%
  • 進む道は「やる」!
  • 失敗しても「やる」また失敗しても「やる」へ。
  • 目の前のことはすべて「やる」。これを今後の行動指針にする。

「やらない」道には成功がない。確率がある方を選ばないのはバカだ…「本当のバカはやらないやつだ」と桜木。

「やる」に進んだ「中高受験で失敗したこと」は逆に誇る回数。また今度も東大受験を「やる」と選んだ。成功への道の途中だ、と桜木。

天野はモヤモヤが晴れてすっきりした。

早瀬は明治大学と青山学院大学のセンター試験だけで合否がきまる学部も出願するといいだす。桜木は初耳だった。早瀬は浪人したくないという。早瀬は東大を目指したことで明治・青学も届く成績になった。運に乗ったのだ。

桜木は運がいいと気づけば大体うまくいく。そしてさらに運気を上げる方法は、運が悪い人を思いやること。お金に困っている人・健康を害している人などに、「(今は子供だが)大人になったら力を貸せ。運の良さを他人に分けると運勢は上がる」という桜木。

1月4日。3年生の受験決起集会を桜木は理事会で提案。
1月15日。センター試験の4日前。受験決起集会が開かれる。

桜木は激励する。「受験当日まで余計な意見・情報を無視しろ。第一志望、絶対合格。これを譲るな。簡単に捨てるな。大学で人生きまらない、大学なんて関係ないとか考えるな。隙が生まれる。妥協して自分を甘やかすな。安易な道に逃げるな。…人生どうなるかではない、どうするかだ!…受験者全員、絶対合格だあ!」

「オオオー!」3年生たちは雄たけびを上げた。

センター試験が始まった。帰り、早瀬は天野と帰ろうとラインしたが返事はなく、もう帰ったと知人から聞かされる。心配して水野に連絡した早瀬。水野は家に電話して大丈夫だったと、いい意味で嘘をついた。早瀬を心配させないため。水野は天野の母が連絡してこないということは大丈夫と推測したのだ。

センター試験最終日まで、早瀬から天野へのラインは既読になるが返事がなかった。(いわゆる既読スルー)

センター試験終了後、天野は自己採点で810点!天野は飛んだ。宇宙へ!

早瀬は天野のYouTubeを見て、800点超えを知った。

翌日。早瀬は天野に返信しなかったことを責めた。天野は全エネルギーをセンター試験に注いでいた。「たった一言」くらい早瀬はできるはず、というが、天野はこれと決めたら他はできないという。

天野はセンターの過去問を100回解いたから落ち着いて受験できたという。

水野はその頑張りに涙し、「早瀬さん、わかってあげようよ」とフォローした。

早瀬は自己採点で739点!

小杉麻里は824点、ほかの文系クラスは大健闘だが、理系トップの藤井がまさかの730点。理系志望メンバーで最低点だった。 

桜木は藤井の自宅へ行き、彼に文系を受けるよう提案する。しかし文転するなんてプライドが許さない、どう思わるかも気になって反対する藤井。

東大に合格しなかったらお前は死ぬ!人生が壊れる」と桜木。中高一貫校への受験失敗の傷は大学受験でやり直すしかない。今年東大受験で失敗したら精神的ダメージが大きい。その後の人生は死んだも同然だ…と桜木。

東大に入って心の曇りを吹き払え」と桜木。藤井も折れて文Ⅱを受けることにした。

文系の受験対策のために、藤井は水口に頭を下げる。水口もやる気になった。

二次試験まであと35日。桜木は、過去問を25年分解くように生徒たちに指示。

過去問で傾向をつかむのも大事だが、最大の敵「迷い」をなくすために解く。

35日間のスケジュールはすでに組まれていた。難関大コースのメンバーから強制すぎて不満がでる。

しかし桜木は今は決戦前の非常時だと伝える。

有事の際の必勝法>は3つの「S」
・スピード(Speed)
・シンプル(Simple)
・システム(System)

東大志望者たちは35日間、先生たちにゆだねて、ひたすら過去問を解くことにする。(小杉だけは25年分すでに解いているが、桜木が「もう一度おやりください」と頭を下げた)

桜木は教師たちに過去問の採点を任せる。そうすることで教師たちの能力もアップするからだ。

桜木は、東大はみんなで受ける方が受かりやすいと持論を語る。逆に地方の公立からだと数人しか受けないため重圧は計り知れない。龍山は集団で戦う!

龍野久美子も相変わらず東大合格に乗り気だ。桜木は、投資家が降りたんだなとかまをかける。「うるさいわね」と久美子。(図星?)

16巻のネタバレ

桜木は、教師たちにも東大の過去問を解いてもらう。「教師も生徒とともに成長しろ

龍野久美子による特別ボーナスの人参作戦も功を奏したのか、先生たちは過去問に取り組む。

採点後の解説は、文系を大宰府治、理系を柳鉄之介が担当。

大宰府「東大は模範解答を用意しません。出題者の意図を読んで柔軟に対応し解くことが大切です」

柳「無駄な情報を省き、メリハリのきいた解答を作ることで…つまり、出題者の意図をくみ…」

大宰府「空気を読んで解答をせよ!詰め込んで書くな」

柳「個人を特定できることは書いてはいけない」

大宰府「受験で大切なのは相手の気持ちに、思いを馳せること」

過去問の試験後。生徒と先生ががっちりスクラムを組んだ。桜木の作戦は成功だ。

早瀬は小杉を家に呼んだ。食事に誘われたからだ。小杉は家に食事は用意されてはいないというから。

たらふく食べた小杉さんは帰り道、早瀬とお母さんが仲良く会話していたのを羨ましがる。

「わたし、母親とほとんど口きかないから」と言って小杉は急に泣き出した…

別れ際。小杉は早瀬に「一緒に頑張ろう」と手を差し出す。今度は早瀬が泣き出した。抱き合う2人。

東大2次試験対策2日目。桜木は本番力を鍛える3ヶ条を伝授。本番力とは試験本番で100%自分の力を出し切れる精神状態のこと。その平常心を身につけるには、本番を日常にすること。日常を本番として過ごすこと。

本番力を鍛える3ヶ条

1:本番と同じスケジュールで生活する
2:制服を着て勉強する
3:学校の教室で人と一緒に勉強する

桜木は水野に天野を注意してみているように話す。天野のYouTubeがハイテンションだからだ。

そんな中、天野のYouTubeに「うざい」「調子乗ってる」とコメントが上がる。すると、水野や天野の母親・弟がやり返すコメントを。だんだん過激になって暴言に!?

東大2次試験対策3日目。職員室で天野の過去問の点数が悪いと話題になる。桜木は異変に気付いていた。天野は早く受験を終えたがっている。だが、桜木はある対策をするという。

桜木は水野が考えた「SNSとの付き合い方」を教える必要ない、と斬って捨てる。受験生には「SNSはやめろ」だ、という。

桜木は天野を別室に呼び、アフロ姿にさせて、その格好で過去問を解けと指示。別室でひとり解く天野。「何の意味があるんだ」とカツラを投げて…2科目目から教室へ戻った天野は「過去問に集中します」と水野へ伝える。

天野は受験本番でなく「今日一日のことだけ考える」ことにした。今日一日に集中!

夕方。鍋明美先生がやってきて理系文系に合同で話すことに。国語と英語の攻略法だ。

東大の出題は2パターン

  1. What~,How about~
    • これってどう思う?どんな感じ?という問いかけ。
  2. Why~
    • なぜか理由を答えなさい

この2パターンへの解答は「自分はAだと思う」「AはBという変化をもたらした」「Bという変化はCへつながる」

A→B→C:AがきてBになりCへつながる

このABC構造で組み立て答えること!

東大はすべての教科で「表現力」を求めている。表現力といってもよくわからない。だから表現の型「ABC法」を使うように!

鍋明美:「入試に個性はいらない。型を覚えて発揮しよう!だって、あなたたちはみんな個性的で魅力的なんだから

翌日。藤井が学校に来なかった。天野ら東大志望者たちは藤井の住むマンションへ。すると藤井が玄関まで出てきて恥ずかしそうに「明日は行くよ」という。

「そうだみんな、これからもんじゃ焼き食べに行かね?」藤井はみんなを誘う。みんなは決起大会だと、お店へ向かう。雪が降ってきた。

・・・東大二次試験まであと31日。

次の第17巻(2021年6月23日発売)で完結。想像を超えるハッピーエンドがやってくる!

最終巻(17巻)のネタバレ

単行本は未発売ですが、連載時の内容を簡潔にネタバレ!

桜木が投資家「K」と契約

●東大二次試験まで20日を切った。桜木は投資家「K」に25億円の融資を金利10%で願い出る。東大合格者によって返済の猶予という条件をつけて。

●「K」がOKした条件は…
・今年の東大合格者数:13人
・その後毎年3人ずつ合格者の増加
・達成できなければ桜木は退任

●桜木は承諾し、「K」との契約が成立!

【解説】桜木の狙いは条件を付けてKからタダでお金を引き出すことでしたが、厳しい挑戦になります。桜木も生徒たちと同じくリスクを取ったのですね。

大逆転のフィナーレ!

東大二次試験合格発表当日。早瀬と天野は合格発表をネットで見ようとするもアクセスが集中してなかなかつながらずにいた。すると早瀬は小杉から、天野は弟から東大合格の知らせを受ける!
早瀬と天野の二人は無事に東大合格を果たす!
しかし、龍山からの合格者は12名。投資家「K」との契約であった13名合格は果たせなかった…
と思いきや、桜木が龍山から二浪して東大を目指している卒業生がいると言い出す!

早稲田に在学しながら受験勉強していた卒業生、いわゆる<仮面浪人生>の柳沢が東大理科一類に合格!

龍山から13名合格!「K」が中学校の新設金13億円を払いたいと申し出る!

東大専科2人の目標突破とともに、桜木念願の「中高一貫校」設立の夢も果たす!

桜木は「な、東大なんて簡単だったろ?誰だってやればできる。1年位ぶっ続けで大体の事は出来る。これでお前たちの人生は劇的に変わったんだ」と、早瀬・天野を祝福!

【ドラゴン桜2】の結末は感動のハッピーエンドとなりました。

ドラゴン桜2-最終巻-139話
https://note.com/mitanorifusa/n/n7f50f0cd4369

東大2次試験の受験者と合否まとめ

所属受験者(役者)合否
東大専科早瀬菜緒(南沙良)合格
天野晃一郎(加藤清史郎)合格
現役生(難関大コース)・浪人生・仮面浪人生小杉麻里(志田彩良)合格
藤井遼(鈴鹿央士)合格
9名合格
7名不合格
累計20名受験13名合格

***

【解説】『ドラゴン桜2』原作漫画は、ハッピーエンドの結末でした。途中、桜木の教育論、家庭教育論が熱い回もありましたが…ぜひ理念を語るだけでなく、三田紀房氏には中学新設のイント、<中学入学の抽選>でのその後を描いて欲しいです。
それはともかく、スポーツ漫画のような<熱血>と実践的な<勉強法>の受験漫画の傑作でした。続編がまた見たい!というのが正直な感想なので、お願いしてみました。

【ドラゴン桜2】原作に矢島勇介(山下智久)も登場!

【ドラゴン桜2】原作の第14巻に矢島勇介(山下智久)も登場します。

ドラマ【ドラゴン桜(2005)】では当時20歳の山下智久さんが演じた矢島勇介。まさかの再登場です。

ドラマ続編でも山下智久さんの出演が待ち望まれます。

山下智久さんは36歳の誕生日を迎えた4月9日の投稿では『ドラゴン桜』(2005)の地上波・再放送にも反応し、インスタグラムに投稿していました。↓

 
 
 
 
 
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Tomohisa Yamashita(@tomo.y9)がシェアした投稿

また4月25日にもインスタグラムを更新し、ドラゴン桜2期の放送を「楽しみ」と投稿。

今でも『ドラゴン桜』を気にかけて大切にしていることがわかりますね。

原作に矢島が登場するからといって、舞台を龍海学園に変更してのドラマ化。山下智久さんがドラゴン桜2期に出演するかどうかは未知数です。が、桜木先生はじめ水野直美(長澤まさみ)たちと心は今でも一緒、な感じが伝わります。

幼なじみの水野直美=「なおぶー」が続編ドラマに出るのだから勇介も出てほしいですが、果たして?

【ドラゴン桜2】原作の登場人物一覧

漫画「ドラゴン桜2」の主な登場人物をおさらい!

  • メイン
    • 桜木健二(主人公)
    • 水野直美(桜木の部下)
  • 龍山高校の教師・関係者
    • 龍野久美子(理事長代行)
    • 奥田義明(校長)
    • 高原浩之(教頭)
    • 宮村沙知子(国語教師)
    • 田村梨江子(難関大コース文系担当)
    • 水口圭輔(難関大コース理系担当)
  • 東大専科の教師
    • 鍋明美(英語教師)
    • 柳鉄之介(数学教師)
    • 太宰府治(国語教師)
  • 生徒
    • 早瀬菜緒(努力が苦手)
    • 天野晃一郎(慎重派な秀才)
    • 小杉麻里(文系トップ)
    • 藤井遼(理系トップ)
    • 大場隼人(他校の東大受験者)
  • その他
    • 矢島勇介(桜木の元教え子。水野と同じく龍山高校からの東大合格を果たした。東大卒業後、しばらく水野とは会っていない?)

【ドラゴン桜2】原作の桜木の名言ネタバレ

【ドラゴン桜2】原作で登場した名言をネタバレ!

桜木健二の名言
「考えるな、動け!行動するやつだけが勝つ」
「東大合格の秘訣の第一条は己を知ること」
「自分の幸運に気づかないやつは不幸な人生を送る」
「幸せとは金と健康」
「失敗したときは笑え」
「教師の最大の仕事は生徒にチャレンジさせることだ」
「一緒に戦う教師もリスクを取れ」
「人格を磨くことが合格の礎(いしずえ)だ」
「過去の成功体験を捨てろ」
「認めて信じる。大人の役割は2つだけだ」
「(負けん気があるのは)見込みがある」
「算数・数学を勉強する意味は生き残るため」
「勉強とは怒りだ」
「過保護でなぜいけないんですか」
「自分の価値は誰にも決めさせない」
「嘘を信じるバカにはなるな」
「自分の気持ちに正直になれ。自分に嘘をつくな」
「挑戦させないことが罪だ」
「歯を磨くように勉強しろ」
「自分を変えたかったらテクノロジーを使え」
「アップデート力を身につけろ」
「自分をバカだと言っていると本当にバカになるぞ」
「諸君、自分で生きるために勉強しろ」
「勉強の成績は飛行機が飛ぶことと同じ」
「嫌われても間違いを正してやることが本物の優しさだ」
水野のセリフ:「目的を持って生きる。それが人として一番幸せなこと」
「エリート教育はいらない」
「天才は生まれるべくして生まれる」
「詰め込みこそ真の教育だ」
「教育の目的はできない子供をなくすこと」
「基礎学力こそ国の力」
「教育で最も大事なのは機会の均等」
「本当の生きる力は稼ぐこと、メシを食うこと」
「(お金の真実は)金があれば幸せ」
「フラットな目線の人間になれ」
「成長は人との関係性によってもたらされる」
矢島のセリフ「自分で考える人になってほしい」
「やるか、やらないか。それだけの違いだ」
「東大に入るとは…合格するまで勉強する。勝つまで勉強し続けることだ」
「本当のバカはやらないやつだ」
「人生どうなるかではない、どうするかだ!」
「東大に入って心の曇りを吹き払え」
「教師も生徒とともに成長しろ」

※上記の名言は、桜木の考えを水野直美が語っているケースも含みます。

【ドラゴン桜2】原作の勉強法ネタバレ

【ドラゴン桜2】原作で登場した勉強法(教え)をネタバレ!

ドラゴン桜流の勉強法(教え)まとめ

第3巻の勉強法
・受験マトリックスで自分と向き合う
・教え合う(アウトプット)
・伝え方:SDS法とPREP法
・英語でSNS(Twitter、YouTube)
・アウトプット7割インプット3
第4巻の勉強法
・鍋明美によるリスニング対策
第5巻の勉強法
・リスニング4択問題戦略法
・リスニング問題の超貴重な最新情報(「TED-Ed」から出題)
・新聞を読む
・東大合格家庭の10ヶ条(人間性が大事)
・浮気性の受験性は落ちる
・小杉麻里のボロボロ勉強法
第6巻の勉強法
・構造のある文章は3パターン
・問題文も言い換え
・要約問題攻略法
・キーワードの見つけ方
・要約力は全教科に通じる
7巻の勉強法
・努力できない脳には「バカ鉢巻き」
・勉強する自主性を待つ
・負けん気が大事
8巻の勉強法
・柳式「数の暗黙知能力向上プリント」
・LINEバトル
10巻の勉強法
・習慣化に「みんチャレ」
11巻の勉強法
・東大模試の注意事項
・新テストの変更点
・記述問題 対策方法
12巻の勉強法
・タイプ別 夏休みの過ごし方
・勉強のリフレッシュ方法
14巻の勉強法
・現実社会を見渡して自分で問題を作る。
15巻の勉強法
・勝つまで勉強し続ける
・失敗のトラウマを完全に消し去る方法
・二次試験の過去問を25年分解く
・有事の際の必勝法
・集団で戦う方が受かりやすい
16巻の勉強法
・本番力を鍛える3ヶ条
・東大の出題は2パターン

なお、ドラマ『ドラゴン桜(2期)』は龍山高校ではなく、オリジナルの高校「龍海学園」が舞台です。東大専科の初期メンバーも原作は早瀬・天野の2名だったのに対して、ドラマは7名に増えています。原作との違いを比べてみるのも楽しそうですね。

【ドラゴン桜2】の原作:まとめ

以上、【ドラゴン桜2】の原作漫画を紹介しました。

矢島勇介(山下智久)が立派になっていて「東大に行くな」「考えろ」と壇上で言うのが、自信に溢れていて、かっこよかったです。東大に行った者だけが言える境地ですね。

ドラゴン桜流の勉強法も健在なのですが、桜木の教育論も明確。特に「中高一貫校」にして中学入学をクジ引きにする案もすごく興味深いです。

早瀬菜緒と小杉麻里が涙で抱き合うまで仲良くなった(?)のも印象的。小杉さんの孤独な日々をどう過ごしているのかも知りたいので、スピンオフ回も読みたいかも(笑)

勉強方法を学びつつ、熱血教師と生徒のスポ魂もののような受験ドラマとしても見どころあり。

ドラマとともに原作漫画もオススメです。

2021年春ドラマ
dorama9【キャスト/あらすじ/視聴率/ネタバレ】