【大追跡】2話ネタバレ感想と視聴率!名波と八重樫のやり取りが早くもお約束に?

大追跡2話

テレ朝水9【大追跡~警視庁SSBC強行犯係~】2話「突入命令」が7月16日(水曜)に放送されました。

2話もとても面白かったわ!
今回は爆弾テロ犯とその恋人のお話。
事件を追う登場人物それぞれの役割がしっかり機能していて気持ちよいのよね。

1話に続いて2話もTVerで1位だね。
水戸黄門みたいな様式美の構成と骨太の事件の描写のバランスがいいんだよな。

それでは、【大追跡2話の視聴率とネタバレありの感想を紹介します。

【大追跡】1話の視聴率

大追跡~警視庁SSBC強行犯係~2話の視聴率は、世帯視聴率8.6%、個人視聴率4.7%でした。

世帯視聴率 個人視聴率
1話 9.7% 5.3%
2話 8.6% 4.7%

【大追跡】2話のネタバレ感想

2話の“ネタバレありの感想”をお届けします。

名波に転がされる伊垣

SSBC強行犯係は防犯カメラ映像の収集や分析、またスマホやパソコンのデータ解析、顔認証など捜査一課の補佐的な仕事で、被疑者に直接接触はしないということになっています。
伊垣修二大森南朋)は名波凛太郎相葉雅紀)がその枠をはみ出て直接捜査しようとするのを制止しますが、自由に動く名波に引きずられるように毎回行動を共にすることに。
いざ現場で捜査し始めると、さすが元捜査一課の刑事だっただけあって勘と推理が冴えわたる伊垣。
自分は名波に転がされているのではと感じてしまう伊垣ですが、結局この二人の動きによって事件解決が進むので、良いコンビなのだと思います。
今後二人がさらに信頼関係を築いていくのを期待しています。

名波を疑う伊垣

伊垣「そもそもお前が荒川に声をかけなければこんなことにならなかった」
名波「すみません。まだSSBCのことよくわかってなくて」
伊垣「本当に?SSBC選んで良かったって言ってたよな」
名波「僕が?言ってませんよ」
伊垣「自分から配属希望したのか」
名波「まさか僕は人事に言われてきただけですよ」
伊垣「本当か??お前」

1話で名波は「やっぱりSSBCは、現代における犯罪捜査の要ですね。選んでよかった」と呟いています。
その言葉を伊垣は忘れていませんでした。
ところが名波は自分で言った言葉を否定します。
これまでの様子を見ていると、名波はSSBC強行犯係を進化させるためにやってきたように感じられますね。
それは名波の伯父である久世俊介官房長官(佐藤浩市)の意向であるような気がします。
捜査方針についてわざわざ八重樫一課長に指示の電話を直接かけてくるところにも、意図的なものを感じます。

捜査一課の補佐的な立場よりももっと存在意義を高めようとしているのかな。
久世官房長官と名波の真意はいつわかるんだろう。

光石研さん演じる葛原係長も名波の配属の経緯を何か知っていそうなのよね。

名波と八重樫のお約束やり取り

名波「八重樫さん、元警察庁長官現内閣官房長官、久世俊介は僕の伯父です。
そして僕は国家公務員総合職採用試験に合格して警察庁に入庁したキャリア官僚。
3年後には昇進して恐らく警察庁で局長つまりあなたの上司になります」

無理を通したい時の伝家の宝刀、名波は使えるものは全て使って自分がやりたいことを貫きます。
…と言うとカッコよいですが、後ろにいる伊垣の「やれやれ…」というあきれ顔が物語っていますね。
毎回この長台詞を言う相葉雅紀さんと、毎回「はうっっ」と返事してしまう遠藤憲一さんの場面が楽しいと大評判です。

相葉さんのイメージと違うマウントと、エンケンさんならではのペーソスが最高だね。
このドラマのいくつかあるお約束の一つとして続けてほしいな。

遥が伊垣の話をちゃんと聞かないのもドラマのお約束の一つなのかしら。
伊垣がせっかく大事な情報を伝えようとしているのにスルーするから捜査が進まないのよ。

SSBC強行犯係の活躍が爽快!

SSBC強行犯係はプロフェッショナル集団で、その活躍ぶりが楽しいです。
係長の葛原茂(光石研)が懐深い人物で頼りになるところも良いですね。
爆弾テロ事件の指名手配犯・荒川泰三吉岡睦雄)の恋人である星野ゆかり伊藤歩)が重要人物であることがわかり、葛原の指示で、小山田勝也(髙木雄也)と城慎之介(野村康太)は伊垣たちの応援に、木沢理伊藤淳史)はスマホの位置情報でゆかりの行き先を追い、光本さやか足立梨花)と仁科瑠美(丸山礼)はゆかりのデータを調べました。
今後もそれぞれのスキルを活かした活躍を見るのが楽しみです。

木沢が自転車のモンタージュをあっという間に作り上げたシーンはワクワクしたな。
そのモンタージュで実際に自転車を捜すのは人海戦術というところもとても良かった。

SSBC強行犯係以外の人物も魅力的

機動捜査隊の源晋太郎矢柴俊博)と沢村伸吾ワタナベケイスケ)のコンビ、味わい深いです。
源は市民に紛れるためあえてベーシックな服装だそうですが、沢村は前回も今回もオシャレなシャツを着てますね。
ところで、源がポツリと呟いた「娘が口きいてくれないんだよ…」という言葉が気にかかります。
親子関係で悩んでいるのでしょうか。

タクシー運転手の一ノ瀬さんグッジョブ!

タクシー運転手の一ノ瀬オラキオ)、お手柄でしたね。
一ノ瀬さんがゆかりのことを知らせてくれたからこそ、事件の真相解明に繋がりました。
オラキオさんは台詞がない時も細やかに演技していて流石でしたね。

伊藤歩の透明感

ゆかりは、お弁当屋の店員と客として荒川と出会いました。
荒川はいつも唐揚げ弁当とパックの牛乳を恥ずかしそうに買う常連だったのです。
ある日偶然ゆかりは店で買った牛乳を野良猫にわけてあげる荒川を見かけます。
この人絶対いい人だって思ったゆかり。
大学院で博士号まで取ったのに正規雇用にならず不遇の日々を過ごしている荒川を支えたいと思い、いつしか愛してしまっていたゆかり。
彼が指名手配犯と分かった後も、社会的弱者に冷たい世の中を変えたいという彼の思想に共鳴していました。
そんな話を延々、爆弾のタイマーが時を刻むのを前に淡々と語り続けるゆかり。
どこか、現実味のないような女性を伊藤歩さんは透き通るような儚さとひたむきさで演じていました。
彼の本当の目的を知った時のゆかりの絶望に伊垣と名波が寄り添った時、ようやくゆかりは現実に戻ってきましたように思います。
星野ゆかりという人物を伊藤歩さんが演じてくれて本当に良かったです。

「悔しいうちはまたまだ戦えます」という名波の言葉、心に沁みたなあ。

解決後みんなで銘菓を食べる場面にほっこり

事件が解決してほっとした空気の中、SSBC強行犯係のみんなで地方銘菓を食べるシーン、和みますね。
1話では城の実家から送られてきた岡山名物「金平饅頭」、2話では瑠美の実家から送られてきた熊本名物「いきなり団子」でした。
こちらもお約束のシーンになるといいですね。
次はどんな銘菓が登場するのか、楽しみにしています。

【大追跡】2話のまとめ

2話も面白かったです。
遠藤憲一さんのコミカルな場面が和ませてくれますね。
「名波に翻弄される伊垣」、「伊垣の話をスルーすることで捜査が進まなくなる遥」、「権力に弱い八重樫」、「その八重樫の性格を利用する名波」、「記者会見で意気揚々と捜査一課の手柄を語るけれど記者に鋭い質問をされて焦りだす八重樫」、「銘菓でまったりするSSBC強行犯係」、…と数々の場面がこのドラマのお約束になっていきそうです。
そんな様式美の楽しさと、骨太の人間ドラマとのバランスが絶妙。
事件関係者の複雑な心の動きを丁寧に追いながら、捜査する人々のプロフェッショナルな働きを真摯に描いていく【大追跡~警視庁SSBC強行犯係~】、次回も楽しみです。
3話の放送は7月23日(水曜)21:00から。
どうぞお見逃しなく!