【Dr.アシュラ】第7話ネタバレ感想！“命を救う”は絶対正解か…朱羅の葛藤に大反響！

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【Dr.アシュラ】第7話ネタバレ感想まとめ　主演：松本若菜

【Dr.アシュラ】の第7話が放送されました。
今回は、命を諦めたい患者が二人も搬送されてきたことで、スーパードクター・アシュラ先生が珍しく自分を見失います。
中でも、緩和ケアの医師だった橋本に、命を救ったことで人を救った気になるなとののしられたことはよほど答えたようで、いつもなら鳴る前に気づくホットラインも気づかないばかりか取り損ねてしまいます。
生きるとは？救うとは？患者の本心を知るとは？いろいろ考えさせられた【Dr.アシュラ】第7話。
さっそくみなさんの感想を見ていきましょう。

【Dr.アシュラ】第7話　ネタバレ感想

朱羅のバナナ一気食いシーンに反響！

物語の本筋としては非常に重たいテーマを扱いますが、その緊張を緩和するように、クスっとするようなシーンがちりばめられているのがこのドラマの特徴。今回も、冒頭から飛ばしていました！
救急科のソファーで仮眠をとっていた朱羅が、むくりと起き上がり、深刻な顔ですばやくどこかへ向かいます。
いつものホットラインか！？と思いきや、朱羅の行く先にあったのはバナナ。
空腹で仮眠から目覚め、驚異の嗅覚でバナナを探り当てた模様。
屋上でテント生活をしたり、そのテントでラーメンを鍋から直接食べたりという実績（？）を持つ朱羅のキャラクターを考えると、さもありなん…のエピソードではありますが、松本若菜さんの容姿とたたずまいからのギャップにやられてしまった方がたくさんいらした模様。

振り切った演技ではこれまでも実績のある松本若菜さんですが、【Dr.アシュラ】での振り切った演技は初めてだったかも！？
重たいシーンが多いドラマだけに、こういうシーンが少しあると感情の緩急が効いていいですよね。

金剛の不在に“寂しい”の声殺到！

そんな朱羅のコミカルな一面が見られた第7話でしたが、それにしてはなんとなく全体的に静かだなと思ったら、今回は、鈴木浩介さん演じる金剛診療部長が1シーンも登場していませんでした…！
ほんの短いシーンであってもキョーレツな存在感を示すキャラクターとして、本作のファンの間ではなくてはならない存在の金剛。登場しないことに物足りなさや寂しさを抱いたのは私だけじゃないはず！

セリフの内容や、やっていることは非常に嫌味で計算高く、とても賛同できるものではないのですが、なぜか憎めずむしろ笑ってしまう、大切な一服の清涼剤…いや、清涼は違うかもしれませんが (笑)、このドラマにはなくてはならない存在ですよね。
どうやら次の第8話にはちゃんと出番があるようなので、またどんなシーンを見せてくれるか楽しみですね！

薬師寺先生、再び“ボウズ”呼びに降格！

第6話での出来事を通じ、ようやく朱羅にその成長を認められ、初めて“薬師寺先生”と名前を呼んでもらえた保でしたが、第7話ではものすごく自然に“ボウズ”呼びされており、保自身が、ボウズに戻ってる…と、残念そうにつぶやくシーンがありました。
これには、保を演じている佐野晶哉さんのファンを中心に、大きな反響がありました。

しかし、そんな保もちゃんと成長している様子は見て取れます。
腹痛で運ばれてきた急患の症状が虫垂炎だとわかり、多聞から対応できるか、と問われると、これまでだとできない、無理ですが定番だった保の口から、落ち着いた声で“できます”という回答が返ってきます。
そればかりか、いまひとつ調子が出ない朱羅が、患者の血圧が下がってきてしまっていることに対する指示を出せずに目の前の出血に対応することに精一杯になっている様子を見て、自ら看護師たちに輸血の準備を指示します。
これまでの保だったら考えられなかった成長ぶりですよね。

あからさまに“成長しました！”という形ではない中でも、視聴者にさりげなく成長を感じさせる演出もナイス！
FOD独占配信ながらも保先生が主役でのスピンオフも決まったとのことで、保の成長物語にも引き続き注目ですね！

ナオミが静かに“覚醒”

橋本の後に搬送されてきた小松知香もまた、生きることを諦めた患者でした。
しかし、以前同じような患者を退院させてしまい、その日のうちに再び搬送されてきた際に救えなかったことを後悔しているという大黒の言葉、そして拒絶されながらも知香に寄り添おうとしている姿に触れ、今はそっとしておくのが本人のためではないかという自身の考えに疑問を抱き始めます。
そんな中、知香の着替えをもって見舞いに訪れた知香の職場の同僚との会話を通じ、生きたくない、放っておいてくれという言葉の裏には、拒否されるのが怖いだけで誰かにそばにいてほしいという本心が隠されていることに気づきます。
その後、病室を抜け出して屋上から飛び降りようとした知香を制止したナオミは、今仕事が終わったから何時間でも一緒にいてあげると知香に告げるのでした。
これまで、何があろうとも定時に帰宅していたナオミからは考えられない変化ですよね。
アメリカ帰りでドライな性格、朱羅とは対極のキャラクターとして登場しましたが、どんどん人間味あふれるキャラクターに変革してきている気がします。朱羅の異変にいち早く気付いたのも、実はナオミでした。
大黒や梵天のようなあからさまな変化ではないものの、静かに、しかし確実に“覚醒”している様子が見て取れます。

長く医者をやってきて、患者を救った後で助けてほしくなかったと言われたのは初めてのことだったようで、ナオミにとっても貴重な経験だったのではないでしょうか？
その初めての経験を経て、自身の在り方を柔軟に変えていけるナオミもまた素敵だなと感じたエピソードでした。

朱羅の葛藤、そして命について考えさせられるエピソード

そして第7話のハイライトは、なんといっても朱羅の信念が揺らぐ瞬間が見えたことではないでしょうか？
今回は、生きることを諦めた患者がふたり搬送されてきます。
しかし、実は二人とも、本心から生きたくないわけではなかったことがわかります。
緩和ケアの医師として、おそらくは人の死に多くかかわってきたであろう橋本の、命を救ったことで人を救った気になるなという言葉は、これまで鉄壁に見えていた朱羅のメンタルを打ち砕きますが、その橋本ですら、本当は生きたかった、大切な人に負担をかけたくない思いで生きたくないと言っていたのだというのが本心でした。
それを知った朱羅がふたたび自分を取り戻すシーンも見ごたえがありましたが、なによりもこの二人の患者の気持ちを通じて、命というもの、生きるということについて考えさせられた方が多かったようです。

最後に朱羅が橋本に対して語った言葉、心に嘘をつくから生きる意味が分からなくなる、という言葉も胸に響きましたね。

全く変わらず己を貫く朱羅。
そしてその周りを取り巻く先生たちが、どんどん変わっていく様子が興味深く描かれているように思います。

【Dr.アシュラ】第7話　ネタバレ感想まとめと展開予想

第7話では、初めて朱羅が弱みを見せ、しかしながらそのことを通じて、より一層、その信念を強くしたと見えるエピソード回でした。
また、朱羅をとりまく医師たち、研修医の保やナオミもまた、救急科での経験、そして朱羅の生き方に触れ、それぞれが成長していっているように感じます。
次回、第8話では、ついに朱羅の過去が明らかにされる模様。
そして、予告映像から想像されることは、かつて朱羅自身が命の危険にさらされ、両親を失うことになった原因を作った人物が搬送されてくるようです。
命を選別する奴は出ていけ、とかつて多聞を一喝した朱羅が、個人的に許すことができない相手の命の危険にどう向き合うのか！目が離せない展開になりそうです。

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