【あんぱん】33話あらすじと感想!価値観の対立で、のぶと嵩がまた喧嘩に!?

朝ドラ「あんぱん」

今田美桜主演の朝ドラ【あんぱん】第7週「海と涙と私と」第33話が5月14日(水曜)に放送されました。健太郎(高橋文哉)は土産をのぶ(今田美桜)に渡せないでいる嵩(北村匠海)を心配する。千尋(中沢元紀)から背中を押された嵩は、のぶを呼び出して土産を渡すが…。

【あんぱん】33話あらすじと感想

メイコ(原菜乃華)は結婚相手を見つけた?

久しぶりに所の人たちとラジオ体操をしたのぶ(今田美桜)は、家族の前で「やっぱり子どもたちに体操の楽しさを教えたい」と意気込んでみせる。 そんな中、メイコ(原菜乃華)はどこか上の空の様子だ。そして、メイコは「うちお嫁さんになりたい。相手も見つけたき…」と言い出す。

そんなところに健太郎があんぱんを買いにやって来る。そこでメイコは健太郎が学校の課題のため、翌日には帰京してしまうことを知る。

嵩がのぶにお礼

一方、嵩(北村匠海)が大事そうに抱えていた土産が部屋にあるのを見て、健太郎(高橋文哉)はのぶに渡さなくてよいのかと心配する。千尋(中沢元紀)からも後悔しないようにと言われた嵩は、翌日、のぶを呼び出すことに。

千尋は朝田家にやってきて、のぶに、嵩が空き地で待っていることを伝える。 そんな千尋の、のぶを見送る切なげな視線に気づいたメイコは 「もしかして、千尋さん、のぶ姉ちゃんのこと……」という。図星だったようだ。メイコは誰にも言わないという。

空き地にて。のぶに「嵩は絵を描くために生まれてきた」と言われたことで美術の道へ進む決意ができたことへのお礼がしたかったと言って土産を渡す。箱を開けたのぶは、「たまるか。こんな美しいもん…」と息をのむ。

のぶは受け取らない

プレゼントは鮮やかな赤色のハンドバッグだった。 のぶは美しいと思ったのだが…直後、「こんなぜいたくなもの受け取ったらいかん」とプレゼントを突き返す。同じ年代の若者も兵隊として命がけで戦っているから贅沢できないというのだ。

のぶは、「嵩も献金すべきや。そう思わん?」と同意を求める。

嵩は「思わない」と反論し、「美しいものを美しいと思っちゃいけないなんておかしいよ。のぶちゃんが先生になったら、そういう風に教えるの?そんな先生僕は嫌だ」と言う。

結局、のぶはプレゼントを受け取らずに嵩のもとを去る。(つづく)

【感想】価値観の対立で、のぶと嵩がまた喧嘩に!?

なんと、海で仲直りしたと思ったら、価値観の対立で、のぶと嵩がまた喧嘩に!?

うーん。兵隊さんに思いを寄せるのぶも、美しいものを美しいと思って何が悪いのかと思う嵩も、どっちも間違ってはないんですけどね。

というか2人で少し論点がズレていて、兵隊に献金すべきというのがのぶで、美しいものを美しいと思うべきというのが嵩。

現実的な話をしているのがのぶで、理想論を語っているのが嵩。

これは噛み合わないわけです。

嵩は戦争が終わってから銀座を赤いハンドバッグをもつのぶちゃんと歩きたいって言ってるんですが…。

のぶちゃんは現実の今の、今この瞬間の兵隊さんたちのことを想っているわけで…。

私個人的な意見では、つらい思いをしている人がいるからって、着飾ったりして楽しむことを我慢する必要はないとは思います。

でも、このやり取り、太平洋戦争が始まってからだとまた違った受け取り方になると思います。嵩はそんなもの買ってる場合ではない!と。

日中戦争がはじまったころの、銀座は華やかな女性が多いころの、高知と東京の価値観の違いが背景にあっての、対立なのかなあとも感じました。

【あんぱん】33話の出演者・スタッフ

【出演】今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,高橋文哉,中沢元紀,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,竹野内豊

【作】中園ミホ

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Jima

2016年からドラマ9で執筆。朝ドラ・日曜劇場などを担当。ドラマは毎クール10本以上鑑賞。独自の視点で面白い記事を心掛けます。

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