【らんまん】86話|出禁になった万太郎の「論文が気に食わなかった」に視聴者ツッコミ!

【らんまん】86話

朝ドラ【らんまん】第86話(第86回)が2023年7月31日(月曜)に放送。

万太郎(神木隆之介)の書いたムジナモの論文に激怒した田邊(要潤)は、大学の出入りを禁ずる。話を聞いた寿恵子(浜辺美波)は納得がいかず…

今回は【らんまん】86話の放送内容・感想・事前レビュー・出演者について!

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目次

【らんまん】86話の放送内容

らんまん86話

【らんまん】86話の放送内容です。

田邊(要潤)は万太郎(神木隆之介)の書いたムジナモの論文に激怒し、万太郎の大学への出入りを禁止する。

万太郎「論文はすぐに書き直します。廃棄する雑誌、刷り直しも弁償いたします。申し訳ありませんでした」

万太郎は田邊に謝った。大窪(今野浩喜)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)は、どうにか万太郎を許してほしいと田邊に懇願する。

しかし、田邊は大学の標本や蔵書を使って自分の本を刊行した万太郎を「泥棒」と呼び…

田邊「私の人生で、君に関わる人生は終わった」

そして田邊は、追い打ちをかけるかのように、土佐の植物目録と標本500点を大学に寄贈するよう万太郎に命じる。

田邊「元々、この教室に四国の標本がなかったから出入りを許しただけだろう?君はこの教室のモノを使って本まで出したのだから清算しなければ」

田邊は立ち去る。

万太郎は涙さえも出ない。大窪らに気を遣われながら、とにかく論文を書き直す約束をして、急いで帰った。

長屋にて。万太郎から話を聞いた寿恵子(浜辺美波)は納得がいかず、園子を背負いながら田邊の妻・聡子(中田青渚)に会いに行くという。しかし万太郎は「火に油を注ぐだけだから」と止めた。寿恵子は涙しながら言った↓

寿恵子「なんで?万太郎さんがんばってたのに…。ただ一生懸命がんばってただけなのに…」

万太郎は涙する寿恵子に肩を回し「園ちゃん」と声をかけ、慰める。

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【らんまん】86話の感想

【らんまん】86話の感想です。

出禁になった万太郎の「論文が気に食わなかった」に視聴者ツッコミ!

出入り禁止になってしまった万太郎ですが、万太郎の発言「論文が気に食わなかった」に視聴者からツッコミが・・・

万太郎の言い方だと、ムジナモの論文の中身が気に食わなかったようだ、と受け取れます。

そうじゃない!とSNSで総ツッコミ(笑)

違いますよね。共著にすべきかは議論の余地がありますが、田邊教授への謝辞がなかったことは少なくとも万太郎の落ち度だと思います。

そう。謝辞がなかったことが問題なんですよね。

万太郎、冷静でないのか、教授の怒りの意味を理解していないようで心配です。

ただ中身を書き直しても意味がないんですけど・・・

田邊教授が悪者にみえる理由

86話で、田邊教授の怒りを買い、大学を出禁になってしまった万太郎。

謝罪し、書き直すことを約束して、出入りを許してもらおうとしますが、田邊教授の気持ちは変わりませんでした。

しかも土佐の植物目録や標本を寄贈せよ!との命令。ひどい!

また、田邊は大窪に学生でもない万太郎に「指導する」ことはないと言い放ちました。

たしかに万太郎は学生でもないし、職員でも何でもありません。田邊教授に許されて出入りしているだけの存在。出入りする資格はないので、出禁にすることは可能ですけど…。

田邊教授の行動は別に悪くないのですが、とても「悪者」にみえます。

その理由は、万太郎の植物学教室への貢献度があるからですよね。

田邊は万太郎の才能に嫉妬し、業績で追い抜かれることを危惧しています。早いうちに芽を摘むってやつです。

田邊は本当に植物が好きなのでしょうか。私個人的には、つまらないプライドに感じます。競争社会の争いは嫌ですね。(甘い考えでしょうか)

【らんまん】86話の事前レビュー

大学を出禁になってしまった万太郎。寿恵子は…どうするのでしょう。田邊教授の妻・聡子(中田青渚)に相談に行くと予想します。2人は初対面で意気投合した仲です。

けれども、聡子は旦那様に尽くすタイプですし、どうすることもできないと予想します。

(※追記:あらすじが公開され、聡子に会いに行こうとしたものの万太郎に止められたことが判明)

万太郎が出禁になったこの後、史実では…。

万太郎のモデル・牧野富太郎氏は大学を出禁になった後、ロシア行きを決心。しかしマキシモヴィッチ氏の逝去により断念します。その後、岸屋(峰屋のモデル)をたたむことになったため、佐川に帰省します。↓

  • 明治23年(1890):28歳 現在の東京都江戸川区でムジナモを発見する。植物学教室への出入りを禁止され、マキシモヴィッチを頼りロシア行きを決意する。
  • 明治24年(1891):29歳 マキシモヴィッチの死去によりロシア行きを断念する。実家整理のため帰郷。高知県下で植物採集を行う。
  • 明治26年(1893):31歳 帝国大学理科大学嘱託、臨時雇用を経て助手となる。

その後、田邊教授のモデル・矢田部氏が罷職になったことで、大学に戻ることができました。↓

そこで二十四年から二十五年にかけて家政整理のために一たん帰郷したが、私が土佐へ帰っている間に、当時の東大植物学教授の矢田部良吉博士が突然罷職になり、間もなく大学から私のもとへ手紙が来て君を大学へ入れるから来いといって来たのです。しかし私は只今家政整理中ゆえ、それが終り次第上京するからと返事しておいたが、翌二十六年一月に長女の園子が東京で病死したので急遽上京し、そのついでに大学に聴き合せたところ君の位置はそのままあけてあるから何時でも入れというので、私ははじめて大学の助手を拝命、月給十五円の俸給生活者になった訳です。(『牧野富太郎自叙伝』より)

ドラマでは「峰屋」の奮闘が描かれてきたので、潰れることはなく、改変してほしい…と願うばかり。

史実では・・・牧野富太郎氏は3歳年下の従妹・牧野猶と結婚し、上京後に妾の小澤壽衛(すえ)と結婚。男が公式に妾を持つことは許されていたのですが、猶と離婚した記録がないので重婚だった疑惑もあります。また、牧野富太郎氏の生活費・研究費のために「岸屋」の借金がかさみ、店を売り払うことになってしまいます。

朝ドラでは・・・印象の悪い牧野富太郎氏の歩みを改変し、大胆に再構成しています。つまり、ドラマのストーリーはフィクション。

どうせモデル・史実から離れた創作ものならば、綾と竹雄が「峰屋」を切り盛りして最終回まで突っ走って欲しいなと思います♪

万太郎が帰省中に東京に残していた長女・牧野園子(槙野園子のモデル)が死亡する史実も悲しすぎるので改変してください。

ダメですかね(笑)

【らんまん】86話の出演者

【出演】神木隆之介,浜辺美波,今野浩喜,前原滉,前原瑞樹,住田隆,要潤

【語り】宮﨑あおい


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画像出典「らんまん」公式HP

らんまん・86話

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