【鎌倉殿の13人】19話のネタバレ!義経(菅田将暉)が「悲劇の英雄」になり視聴者も判官贔屓へ!

【鎌倉殿の13人】19話

大河ドラマ【鎌倉殿の13人】第19話が2022年5月15日に放送されました。

放送後、汚い手で勝ってきた義経(菅田将暉)への印象が「悲劇の英雄」へと変化!

視聴者も判官贔屓へ!?

今回は【鎌倉殿の13人】19話のあらすじネタバレと感想について。

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目次

【鎌倉殿の13人】19話のあらすじネタバレ

【鎌倉殿の13人】19話のあらすじネタバレです。

義時(小栗旬)は大江広元(栗原英雄)の知恵を借り、源頼朝(大泉洋)と義経との関係修復を模索するが、後白河法皇(西田敏行)はそれを許さない。愚痴をこぼす頼朝に対し苦言を呈す八重(新垣結衣)。この状況を政子(小池栄子)が憂う中、京では義経をめぐって里(三浦透子)と静(石橋静河)が対立。さらに源行家(杉本哲太)が義経に近づいて頼朝への疑心をあおり…

義経(菅田将暉)が受領に

鎌倉入りを拒否されて、京に戻って来た義経(菅田将暉)。

義経の妻・里(三浦透子)は「私まで帰れないとはどういうことですか。離縁してください」と不満だ。

そこへ義経の叔父・源行家(杉本哲太)が来て、「おぬしならできる。鎌倉に攻め入り、頼朝の首をとれ。頼朝は必ず攻めてくる。先手を討つのだ」と促すが、義経は兄とは戦いたくはない。

義時は、義経に鎌倉に戻ってきてほしいと考えている。そこで、大江広元(栗原英雄)が「思いつきました」と切り出す。

大江広元:「法皇さまにお願いして、九郎殿を受領(ずりょう)にしていただきます。」

頼朝(大泉洋)としても、義経が謝罪すれば許す気であり、戦の功をねぎらいたいとかった。

源頼朝:「いっそのこと、九郎を伊予守(いよのかみ)にしよう。」

後白河法皇(西田敏行)のたくらみ

その文が来て、義経は「喜べ!」と静(石橋静河)へ話す。剣非違使の官職が解かれてたら義経は京にいる理由がない。

しかし、後白河法皇(西田敏行)は官職を解かなかった。

後白河法皇:「剣非違使はそのままでよい。」

受領と剣非違使の兼任は未曾有(前例のないこと)の出来事だ。

義経は剣非違使を解いてもらい鎌倉に帰りたいと思っていたので驚いた。

しかし、義経は後白河法皇の指示には逆らえない。

このことを聞いた頼朝は怒った。

源頼朝:「どうやら九郎は戻ってこない気だな。わしより法皇様をとるということか。もう帰ってこんでいい!顔もみとうないわ」

相手を信じる気持ち

その後、頼朝は八重(新垣結衣)にあって「お前の考えが聞きたい。九郎のことじゃ。実の弟じゃ、許してあげたい。手も差し伸べたがやつは裏切った。わしはどうすればいい?」と相談。

八重は「子供たちからも相談されます。でも子供たちは最後は仲直りします。相手を信じる気持ちが勝るから」と伝える。

頼朝は説教にも感じたが、気持ちが楽になった。「義高だって殺したくなかった。死んでもらうことで…」ともらすと・・・その話を頼朝の幼い娘・大姫が聞いてしまった。(大姫は義高を慕っていた)

頼朝の父・義朝の供養

政子(小池栄子)や時政(坂東彌十郎)も頼朝と義経の関係悪化を心配していた。政子は頼朝が義経を愛しく思っているのを知っているので何とかしたかった。蒲殿こと源範頼 (迫田孝也)はまだ壇ノ浦で宝剣を捜索中だ。

兄弟は他にもいた。源頼朝の異母弟・阿野全成(新納慎也)だ。阿野全成は「この10月、頼朝の父・義朝の供養が勝長寿院で行われることになっています。そこに九郎を呼ぶというのはいかがでしょうか」と提案。義経が鎌倉にやってくる大義名分の案を出した。

平家討伐の報告をする供養であれば、後白河法皇も認めるだろう…と義時も賛成した。早速、頼朝にその話をもっていこうとした。

すると、そこには京に詳しい三善康信(小林隆)がやってきていた。義時は頼朝に「義朝様を弔うのに、九郎殿がいないというのはいかがなものでしょう」と提案。頼朝も「九郎が顔をだせば亡き父も喜ばれるだろう」という。

しかし三善康信は「法皇様には、鎌倉殿と九郎殿がぶつかるのをむしろ望んでいる節がございます。昔からのやり方です。大きな力が現れると、それに抗おうとするものを作りたがるのです」という。大江広元も「法皇様にたてつくのは難しい」と難色を示す。

亡き義朝のしゃれこうべ

そこへ文覚(市川猿之助)がやってきて、亡き義朝のしゃれこうべを持ってきた。義時は真偽を疑う。実際、文覚も本物という証しは出せない。

だが、文覚は「真偽に何の意味が?大事なのは平家が滅んだこの年に、義朝殿とおぼしきドクロが届けられたこと。鎌倉殿が本物と認めれば本物になるのじゃ」と必死に説得。

頼朝はしゃれこうべを受け取り「父上、お帰りなさいませ」と頭を下げた。義時はこのことを義経へ伝えに向かう。

義時と義経の対面

京では義経をめぐって里(三浦透子)と静(石橋静河)が対立していた。静の中には赤ちゃんがいた。

初耳の里は「聞こえない。何も聞こえない」と現実逃避する。

義時が京に来ていた。義経は里と静の2人で話させて、義時と会う。

義時:「鎌倉殿も九郎殿に会いたいのです。義朝様のしゃれこうべ、その眼でご覧になてください」

義経:「もちろん、父の供養に行きたくないわけない。…供養の後は?」

義時:「むろん、鎌倉にとどまり、鎌倉殿にお支えを…」

義時は、2人のわだかまりがなんとか溶けるようにと願っていた。

源行家(杉本哲太)の反対と後白河法皇の演技

しかし、京にいた義経の叔父・源行家(杉本哲太)は鎌倉行きを止める。

源行家:「鎌倉に入れば首を捕らえられ、首をはねられるぞ。木曽義仲もそのせがれも、甲斐の武田もどうなった?一族とて容赦しない。なぜわからぬのだ?」

それでも、義経は後白河法皇に許しを求める。

義経:「鎌倉へ行き、父の供養に参列しとうございます。」

後白河法皇:「よかろう、いって参れ。」

後白河法皇は了承した。しかし突如めまいがして倒れてしまう。

・・・駆け寄ってきた義経が脈をはかるがなかった。そして後白河法皇は告げた。

後白河法皇:「行かないで」

義経:「はい。法皇さまー!」

実は義経を引き止めるための後白河法皇の演技だった。脇でまりをぎゅっと挟んで脈を止めた。(ナレーション:真似をしてはいけない)

源頼朝軍の攻撃?

義経が静御前(石橋静河)に膝枕をしてもらっていた。

そこへ、里が「女は殺していい。九郎様はダメ。痛めつけるだけ。顔は勘弁して」と土佐坊昌俊らにお願いした。そして屈強な男たちを義経の部屋に向かわせる。

(このころ、京の武士は鎌倉を恐れ、義経を見限ろうとしていた。)

義経は、その男たちに気づいて、大立ち回り。弁慶も助太刀に入って追い払った。

そこに行家がやってきた。

源行家:「間違いない。あれは、鎌倉が送ってきたやつだ。他にそなたの命を狙う者がどこにいる?」

源義経:「血を分けた兄弟ではないか!私はどうすればいい?」

源行家:「挙兵するのだ」

行家は、義経と頼朝の対立をあおった。義経は涙し、泣き叫んだ。

明日、源行家と頼朝は法皇様へ、頼朝追討の宣旨(せんじ)を頂きに行くことに。

義経(菅田将暉)が頼朝追討へ

10月18日、義経と行家の要請に応じ、後白河法皇は頼朝討伐の宣旨をだす。

10月22日には、頼朝に義経の挙兵が伝えられる。

源頼朝:「全軍で京に攻めのぼる」

義時も、致し方なしと断腸のおもいで和解を諦める。

しかし御家人たちはみな及び腰だ。義経が「強すぎる」と、みんな口々にいう。鬼神だ、と。

梶原景時:「鎌倉殿。この梶原に総大将をお任せください。」

梶原景時(中村獅童)が名乗りをあげる。

しかし、共に戦おうと続くものがいない。

義時が目線で三浦義村(山本耕史)で目線で合図する。

義村が奮起を促して流れが変化し、畠山重忠(中川大志)、和田義盛(横田栄司)も名乗りを上げる。

会合の後、義村と義時は人目をさけて話した。

義村:「心配するな。俺の読みでは戦にはならん。九郎のやつは戦わずして負ける。あいつは都では人気だが、肩を持つのは戦に出なかった連中だ。命拾いした兵たちは無謀な大将にまたついて行こうと思わない。」

10月29日。頼朝軍は軍勢を挙げて京に向かう。頼朝自らも鎧をまとい出陣した。それは決して許さないという意思表示だ。

そのころ、義経の挙兵の情報は全国を駆け巡る。奥州の藤原秀衡 (田中泯)は義経の勝機がないとみて「早まったな、九郎」とつぶやく。

京では、義経が兵を集めることができずにいた。頼朝軍は1万の噂。義経軍は500。噂は尾ひれがつくので「実のところ2000か3000」という義経。

源行家は「お前の戦に意義がないから集まらない。挙兵はならぬと申したのに。お前を信じたわしが甘かった」と言って去る。

源行家の味方についたものは必ず負ける…といわれる死神のような男。この少しあと、鎌倉軍に捕まり、首をはねられる。

源義経の背走

頼朝は静と離れることを決めた。里は連れていくことにした。人質だ。

「捕まったら、わしとのかかわりは黙っていろ。生きたかったら黙っていろ」と里へ念を押す義経。

後白河法皇は、望んだもくろみが外れたため、方針を変更する。

後白河法皇:「頼朝追討の宣旨は取消じゃ。改めて頼朝に義経追討の宣旨を与えなさい。」

義経の失踪を知った頼朝軍は、兵を退いて鎌倉へ戻る。

19話の結末

源頼朝は「お前に法皇様と鎌倉の橋渡しをしてほしい。」と時政に頼んだ。

頼朝に頼まれた時政は、京の守護として義時らと共に京へ。

そして、後白河法皇と対峙。

後白河法皇は「例の若造…九郎に脅されて無理やり」と、頼朝追討の宣旨の責任を義経に押し付ける。

義時は「されど、わが主は、疑うております。法皇様は、日の本一の大天狗。お言葉を信じてよいものか、と。」という。

義経をとらえる名目で西国諸国を治めることを後白河法皇に認めさせた。

その晩。時政と義時が語り合っている部屋に、ふいに義経が現れた。

時政は「九郎殿は九州へ落ち延びたはず。偽物であろう」と言ったあと、ほほ笑み、話を聞く。(偽物とならば話すという体裁を整えた)

義経は「兄上とのこと、なんとかならぬか?」という。

義時は法皇様が義経追討を命じたことを話す。義経は初耳で、観念した。

義経は「奥州にでも帰ろうか」というが、「そこで戦の火種が生まれる」と義時は止めた。

義経は戦のない世で生きていけないというが、義時は「平家を振り回したあれだけの知恵があればどこでも生きていけます」と助言。

義経は「御台所(=政子)に伝えてほしい。九郎は御台所の膝のあたたかさ、生涯忘れない」と言った。

時政は「あなたはおっしゃた。経験もなく自信もなければ何もできぬ。では自信をつけるには何がいるか?経験でござるよ。…まだまだこれからじゃ」と励ます。

義経は微笑み「さらばじゃ」と去った。

時政は「まるで平家を滅ぼすために生まれてきた方じゃ」と言った。

義時は「九郎殿は、まっすぐ過ぎたのです。うらやましいほどに」とつぶやく。

(つづく)

【鎌倉殿の13人】19話の感想

義経(菅田将暉)の背走に視聴者も判官贔屓へ!

最初の印象はどこへやら。

すっかり義経へ同情してしまう視聴者。「判官びいき」の心情になっていますね。

叔父の行家の助言で挙兵を決意したのに、裏切られ…。

最後は後白河法皇からも義経追討の命が…。

生気を失った表情で時政・義時が泊まる館へやってきました。

捕らえられないで、この秘密の会話シーンがあって、義経は救われましたね。

知恵を使って生きろとは言っても・・・どうやって?

現代みたいに海外逃亡なんてできないでしょうし。でも生き延びてほしい、って思ってしまいますね。

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当記事画像出典:NHK

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