【ハコヅメ】の原作ネタバレ!守護天使は犯人?
【ハコヅメ】の原作ネタバレ!
『ハコヅメ』原作マンガ結末までのあらすじを紹介します。※ネタバレあり
戸田恵梨香・永野芽郁ダブル主演のドラマ『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』の原作は、漫画『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』です。
タイトル「ハコヅメ」とは、ハコ(交番)につめている(勤務している)から、だと思われましたが…なんと別の意味(箱詰め)があって…!?
藤(戸田恵梨香)が交番に来た理由、箱詰めの中身とは一体?守護天使は犯人なの?!
2021年7月期に『ハコヅメ』のドラマが放送!物語を楽しむために、原作マンガのストーリーを予習・復習しましょう!
【ハコヅメ】原作
『ハコヅメ』原作マンガの情報です。
原作:ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜
原作者:泰 三子(やす みこ)
連載:「モーニング」
完結:未完(2021年9月現在18巻)
「もう辞めてやる!」辞表を握りしめた新米女性警察官・川合の交番に、なぜか刑事課から超美人の藤部長が配属されてきた。岡島県警(の男性陣)を絶望におとしいれるコンビの誕生である。某県警に勤めること10年、隠そうとしても漏れ出てくる作者の本音がヤバい! 理不尽のち愚痴、時々がんばる、誰も見たことのない警察漫画。※労働基準法は警察官に「一部」適用外です。
Amazon:1巻の紹介より
※ドラマ【ハコヅメ】放送開始時点で、原作マンガはまだまだ連載中です。
【ハコヅメ】ドラマ
【ドラマ情報】
タイトル:ハコヅメ~たたかう!交番女子〜
放送開始日:2021年7月7日~9月15日(全9回)
放送時間:毎週水曜22時~
放送局:日本テレビ
戸田恵梨香さんが左遷されてきた先輩警官、永野芽郁さんが新人警官を演じます!
【ハコヅメ】の原作ネタバレ…の前に、【ハコヅメ】登場人物・階級
ストーリーのネタバレの前に、『ハコヅメ』に登場する主なキャラクターを紹介します。
※()内はドラマのキャスト。
<キャラクター>
<ドラマの登場人物>
●藤聖子(戸田恵梨香)… 町山交番勤務の元エース刑事。巡査部長なので藤部長と呼ばれる。超がつく美人だが中身はマウンテンゴリラ。ミスパーフェクト、パーフェクトゴリラともいわれる。
●川合麻依(永野芽郁)… 町山交番勤務の新人警官。巡査。
●源誠二(三浦翔平)… 捜査一係の刑事。藤の同期。巡査部長。
●山田武志(山田裕貴)… 源の相棒。巡査。
●牧高美和(西野七瀬)… 捜査一係の刑事。新選組オタク。巡査長。大卒採用。女子高出身で男社会に慣れないばかりか、性犯罪ばかり担当するため自身の恋愛に支障をきたしている。
●北条保(平山祐介)… 捜査一係・係長。
●吉野正義(千原せいじ)… 警察署の副署長。警視。柔道の猛者。
●伊賀崎秀一 (ムロツヨシ)… 町山交番の所長。警部補。仕事をしない主義。
以上、ドラマ放送前に紹介されたメインキャラクター。
***
以下、<原作で登場する主なキャラクター>
<町山署>
●轟(未定)…藤・源の同期。源曰く同期のアイドル。愛称「トドちゃん」。
●敷根 (未定)… 巡査。21歳。川合の二期上。川合たちとは別の交番に勤務。
●那須(未定)…巡査部長。刑事課で、牧高とペアを組む。既婚者で3人の男の子のあと、女の子が産まれた。
→ドラマではオリジナルキャラの鈴木敦(渕野右登)が牧高とペア。那須の家族構成や妻の出産の回は伊賀崎(ムロツヨシ)に置き換えられた。
●宮原三郎 (駿河太郎)…交通課の巡査部長。交通機動隊出身。鬼瓦京子の同期。かつて小学生の藤・如月に剣道を教えていた。
●黒田カナ (未定)… 生活安全課。巡査長。25歳。山田・牧高の同期。女子高生から水商売の女性まで幅広く変装し、いかなるところにも溶け込める県トップクラスの「くノ一捜査官」。DV・ストーカー事案ばかり担当しているため恋愛に支障をきたしている。
●上杉(未定)…巡査。敷根と同期。留置係勤務。のちに町山署・刑事課 鑑識係へ異動。
●益田(未定)…生活安全課。24歳、3児の父。町山署イチの子育てアドバイザー。
●秀山(未定)…藤・源らの教官。のちに町山署の交通課長。宮原の上司。警部。
●咲(未定)…町山署警務課警察事務職員(電話交換)。小柄で黒ぶち眼鏡。
●東岩(ひがしいわ)(未定)…町山署・捜査二係の係長。サングラスをかけた強面。如月の上司。
●南(未定)…町山署・鑑識係の係長。職人気質のベテラン。上杉の上司。
●西川庄司(未定)…町山署・生活安全課の係長。警部補。スキンヘッドの強面。カナの上司。
●猿渡(未定)…町山署に新しく赴任してきた署長。前任地は岡島北署。愛称は「小ザル」。
●如月昌也(きさらぎまさや)(未定)…町山署、捜査二係。巡査部長。藤の幼馴染で一期先輩。AV(アダルトビデオ)に詳しい王子。
●宇都(未定)…町山署、捜査二係。如月のペアっ子。上杉の1期先輩。192cmの体格だが、おとなしい性格。吹奏楽部出身。
<戸成署>
●桃木(臼田あさ美)…戸成交番勤務の巡査部長。藤・源の同期で「大豊作の年」の一人。県警一の美貌の持ち主。「ビューティゴリラ」。女性特別機動捜査隊の「分隊長」。父親は警視で、他所属で署長をしている。
●有田正行(未定)…桃木とペアを組む新人。川合の同期。桃木の父の写真を持ち歩き、変な気を起こさないよう命じられている。
●板垣(未定)…戸成署の交通課。巡査長。定時退庁第一主義。
<岡島県警本部>
●杉田勝 (未定)…県警本部 捜査二課・課長。29歳。警視。警察庁から出向してきたキャリア。
●松島(大西礼芳)…県警本部 捜査一課 勤務の巡査部長。藤・源の同期で「大豊作の年」の1人。陸上のオリンピック選手くずれで体力オバケ。「スピードゴリラ」。
●米田(矢柴俊博)…県警本部 捜査一課 班長。刑事をコマ扱いする上司。町山署・刑事課長とは考え方が相いれない。
●玄田(未定)…県警本部 捜査二課。巡査部長。藤・源の1期先輩。「鬼玄田」と呼ばれる厳しさを持つ。如月の元カレ。
●中富(未定)…県警本部 捜査一課 係長(警部補)。のちに町山署地域課長(警部)へ。
<ひき逃げ事件の関係者>
●桜しおり(徳永えり)…藤・源の同期だが、赤点ぎりぎりの劣等生。警察を志望した大義はないが、「同期の桜」と呼ばれる愛されキャラ。あだ名:さっつん。のちに町山交番で勤務。
●鬼瓦京子(未定)…藤・源らの教官。通称:ボスゴリラ。のちに町山交番・所長→専業主婦。夫は吉野正義(千原せいじ)。
●荻原(山田キヌヲ)- 育休中の女性警察官。川合が似顔絵を描くため、守護天使の話しを聞く相手。
●守護天使こと木村良徳(森下能幸)…女性警官をターゲットにじっと見ているだけの男。警察官ひき逃げ事件の被疑者のひとり。
●源の父(未定)…戸成南駐在所勤務。息子・誠二と同じく人たらし。二枚目で切れ者。愛称「閣下」。猿渡・マコと同期。警察官ひき逃げ事件の捜査のとき誠二・川合らに協力する。20年前の奥岡島事件の功労者のひとりでもある。
<奥岡島事件の関係者>
●マコ(未定)…マコは愛称で本名はマコト。おそらく岩元誠。優しくて口下手。源誠二とは深い関りがある。
●奥岡島事件の情報収集班メンバー:源の父(のちに駐在所のお巡りさん)、塩谷、矢吹(のちに監察官)、鬼瓦京子、伊賀崎秀一(のちに町山交番・ハコ長)
●奥岡島事件の被疑者たち:ジョージこと虎松譲二、前村孝三、針山剣次、古森太郎(阿部亮平)
<その他>
●岩元(未定)…元教師で退職後、町山署管内で町内会長を務めている。殉職警察官の息子の遺志を受け継ぐ意味もあり、防犯ボランティアに従事。素行の悪かったカナを諭した過去も。
●葵(未定)…川合の警察学校時代の教官。以前は交番勤務で藤の新人時代の先輩。
●中川和彦(未定)…変質者。宮原が里川駐在所・勤務時代、小学生の藤・如月が被害に遭ってしまう。子供を眺めてるだけと思われたが、児童への性的暴行を繰り返していた。
<藤・源の同期まとめ>
藤聖子(パーフェクトゴリラ)、桃木(ビューティーゴリラ)、松島(スピードゴリラ)、桜 /源誠二、轟、ほか
<猿渡の同期まとめ>
「小ザル」猿渡、「マコ」岩元誠(苗字は推定)、「閣下」源の父
<藤・源の教官まとめ>
鬼瓦、宮原、秀山
<川合の教官まとめ>
葵
<警察の階級>も押さえておきましょう。
階級 | 職名 | 主な登場人物 |
巡査 | 係員 | 川合麻依 山田武志 敷根 |
巡査長 | 指導係員 | 牧高美和 黒田カナ |
巡査部長 | 主任 | 藤聖子 源誠二 宮原三郎 桃木 松島 如月昌也 那須 |
警部補 | 係長 | 伊賀崎秀一 北条保 西川 |
警部 | 本部の課長補佐 署の課長 ほか | 秀山 |
警視 | 本部の課長 署長 ほか | 吉野正義 杉田勝 |
警視正 | 本部の部長 大規模署の署長 ほか |
▼ここからネタバレ▼
注意:ネタバレが含まれます。
まずポイントとなる原作のストーリーをネタバレしたあと、各巻ごとにあらすじネタバレを紹介します。
【ハコヅメ】の原作ネタバレ(1)川合(永野芽郁)が退職をやめた理由
物語の舞台は、岡島県の町山交番。主人公の藤聖子(戸田恵梨香)と川合麻依(永野芽郁)が出会うところからスタート。
藤は刑事課のエースでしたが、後輩のパワハラで町山交番へやってきました。
一方、川合は<激務で嫌われ者>という警察官の現実に直面し辞表を出そうとしていました。
ちなみに原作第1巻・第1話タイトルが「アンボックス ハコから逃げろ」です。
川合は安定収入を得るため
公務員試験を片っ端から受けて
たまたま警官になったの!
藤は初日のパトロールで連続空き巣事件の犯人を逮捕!その後、藤は新人の川合に取り調べを任せて、勉強させます。
小学校の安全教室にて。小学生から「なぜルールを守るの?」と質問が。川合は藤の助言で<自分の言葉>で語ります。
川合は空き巣犯に「泥棒する町をどう決めるか」尋ねていました。泥棒が狙うのは子供が自転車2人乗りしているのをよく見る町。なぜなら、ルール違反を見逃す町だから。
一方、挨拶が多い町を泥棒は敬遠する。つまり、小学生がルールを守ることが町を守っている…そう川合は答えました。
この藤との出会い、交通安全講習での経験で、川合は辞表を出すのをやめたのです。
【ハコヅメ】の原作ネタバレ(2)川合(永野芽郁)牧高(西野七瀬)大活躍の回
第3巻では、1話完結型の本作において、6話連続(連載6週分)となる初のロングストーリーが展開されました。
ドラマで扱うこと間違いなし(?)の、川合(永野芽郁)と牧高(西野七瀬)が大活躍する全6回をネタバレ!→ドラマ3話・4話に渡って描かれました・
1.「大麻と似顔絵」
川合は仮眠室で藤と牧高が同衾(どうきん:一つの夜具でいっしょに寝ること)しているのを目撃。流れで、2人に挟まれて仮眠する川合。牧高は証拠品の大麻の整理をしていたため、大麻くさくなっていました。そんな臭さでも川合は(恐ろしいことに)寝れてしまいます。
2.「似顔絵狂騒曲」
牧高が大麻くさいため、婦女暴行犯の似顔絵を川合が(未経験ながら)描くことになります。補助として(目撃者から離れて)牧高も描きます。絵が上手な牧高ですが、川合は下手。それでも供述を引き出すセンスと本質を見抜く力は「似顔絵捜査官」の素質あり。川合の絵から強制わいせつで執行猶予中の安田が浮かびました。
3.「再現人形」
再現見分が行われます。人形で再現すると、違った面が見えてきます。被害者の女子高校生は路地裏に連れ込まれ襲われたが、男の子がすぐ助けに来てくれたと証言。しかし男の子はいったん通り過ぎて戻ると、女子高校生はひざまづいてオッサンの腰あたりと壁に挟まれていました。性犯罪の被害者はすべてを話さないのです。
女子高校生から話しを聞いたのは牧高で、甘かったと落ち込みます。「配慮は必要な」派の藤と「聴取をちゃんとしろ」派な源(三浦翔平)は対立。山田(山田裕貴)がでしゃばり、殴られて喧嘩は終了…のお決まりパターンになります。
山田は再現人形のブラジャーが壊れたので修理します。犯人役をすることが多い山田は再現人形をぞんざいに扱えないのです。「自分の仕事を精一杯するだけ!」と山田は少年漫画っぽくカッコつけました。
4.「捜査一課」
町山署に「特別捜査本部」が設置されました。県警本部捜査一課と町山署と戸成(となり)署の精鋭が集う中、藤・川合も参加。
この2か月、5件の性犯罪が発生。黒のワゴン車に乗った犯人2人が、女子中高生を車に連れ込んでの犯行。
川合・山田は、防犯カメラ精査を担当。これがキツイ作業!
藤・源は、安田の家の張り込み担当。
5日後。牧高が被害者の女子高校生からなんとか供述を取ってきます。犯人のひとりが安田の可能性が高い、と。
5.「勝負は一瞬」
牧高は女子高校生に「事件を完全に忘れることはできません。でもせめて、眠れない夜に『犯人は捕まって代償を払った』と思ってもらえるように捕まえたい」と語り、被害者から供述を引き出しました。
藤・源の尾行チームは、安田が乗った黒ワゴン車を尾行。
捜査本部も尾行へ動く中、牧高・川合・山田が勝手に現場へ。(始末書を覚悟で!)
**
現在21時35分。牧高が「一連の事件は20時までなのに、おかしい」と感じます。
そして、この時間に終わる塾がひとつだけある、と助言する牧高。
牧高・川合・山田は塾周辺を警戒します。
ほとんど親が迎えに来るが、ひとりで帰宅する女子を発見!
尾行する3人。
すると黒ワゴン車が来て、降りてきた安田が女子に接触。
牧高が女子を保護。山田が黒ワゴン車の運転手を公務執行妨害で逮捕。
しかし逃走する安田。川合がひとり追いかけて…
6.「コマよ走れ」
川合は丸腰で安田を追いかけます。
川合を突き動かすのは、(犯人をとり逃したら何を言われるか!?)という警察からの怖い圧力です。
しかし不安もあります。
巨体で刃物を持つ安田にかなうのか…
そのとき、源と藤が駆け付けます。
源は壁ドンならぬ「アスファルト・ドーン」で、安田をボコボコに!
**
牧高は「こんなクソやろうのせいで」と怒りが抑えられません。
もう一人の犯人・塩山は妻子ある真面目な会社員。
しかしネットで同じ性的嗜好を持つ安田と知り合い、計20件も犯行を繰り返していました。
**
川合は、本部捜査一課班長・米田(矢柴俊博)から「コマには期待してないが、警察官はみんなコマに徹するものだ。コマとしてはまあまあな働きだ」と褒められました。
**
牧高は、被害者の女子高校生から「犯人逮捕の報告を聞いた夜は、事件以来初めて寝つけました」、そして「久しぶりに外に出たから太陽が眩しい」と言われます。
「いい天気ね」と牧高は言いました。
川合と
牧ちゃん
が活躍する第3巻。
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※ドラマでは、牧高の活躍(セリフ・シーンなど)を川合に置き換えていました。 女子高生から供述を得たのも、塾の場所に気づくのも、ラスト感謝されるシーンも川合になっています。
【ハコヅメ】の原作ネタバレ(3) 藤(戸田恵梨香)が交番に来た理由、箱詰めの中身は?守護天使は犯人?
【ハコヅメ】原作漫画、2回目となるロングストーリー(第10巻から第12巻に収録)は、元エース刑事・藤部長(戸田恵梨香)がなぜ町山交番に左遷されてきたのかが分かるストーリー。
「同期の桜1」
藤聖子の同期・桜に迫るシリーズ。
藤の警察学校時代からスタート。
桜(徳永えり)は警察になる大義なんてありません。学生のころ登校するときに、交通を見守る警察のお姉さんがいて心に引っかかっただけです。
警察学校の授業中に居眠りしていた桜は、同じく居眠りしていた源(三浦翔平)と一緒に居残りに。
源があだ名(さっつん)で呼ぶのは桜だけでした。(同期の藤・桃木・松島は上の名前を呼び捨て)
藤(戸田恵梨香)たちは、源と桜の赤点コンビがカップルになったらいい、と話題にします。
けれど源が藤に「聖子ちゃん」呼びしていいか尋ねてきました。
「ガチであんた嫌い」と藤は断ります。
週明け。鬼瓦(おにがわら)教官の言いつけを守って、源はアフロから短髪に。カッコイイので直視できない桜。鬼瓦は「源はアフロでイイ」と許可しました。
週末。外出泊ができるとみんな浮かれてる中、藤の姿がありません。
藤は自習したいから寮に残るとみんなに言っていたようですが…桜は何かあったと気づいていました。
「聖子ちゃんはさびしんぼうのくせに、ピンチのときほど独りになろうとするから、私行ってくる!」と桜。
同期たちは「さすが同期の桜」と褒めました。
藤は風邪をひいて寝込んでいました。藤は外出のチャンスなのにと申し訳ない気持ち。
けれど桜は「聖子ちゃんと一緒にいられる時間できてラッキー」と笑顔。藤の必要なものの買い出しもします。
日曜の昼過ぎの補修授業。桜と源は、ミスパーフェクトの藤がまとめたレジュメを渡されます。鬼瓦教官から「これだけ頭に叩き込め」と言われました。
藤は2人が心配ですが、鬼瓦は「こういうしょうもない奴が意外と活躍するんだよ」と言います。
源は初任地の交番で活躍を誓いますが、桜は「無理です」と引き気味。
「交番女子の逆襲、いいね」と鬼瓦(タイトル回収です)。
<警察学校卒業式>
桜は源に告白できませんでした。「一人前になったら、ちゃんと言う」と涙する桜。
藤は桜を抱きしめて「あんたが困ってるときは必ず助ける」と約束。
桜も「私だって絶対聖子ちゃんの力になるよ」と返答。
松島は成績でトドちゃんに勝ったので、実家の酒造会社の高いお酒をおごってもらう約束をします。
全員20歳になったら同期女子会をするからそのときに、と…。
桜が、そのときは「ロングヘアーとスカートでみんな女子っぽい姿になって」とお願いしました。一生のお願い、と。
<現在>
交番のロッカールームにて。藤は段ボールを開けていました。
川合(永野芽郁)が藤を呼びに来て、「あれ?またその段ボール。赴任してからずっとロッカーにしまってますよね。何を箱詰めして(るんですか)」
「別に。ちょっと未決(未解決)の確認してただけ」という藤でした。
箱詰め(ハコヅメ)という意味深なセリフが初登場!何やら桜と関係がありそうで…。
「同期の桜2」
<3年と少し前>
鬼瓦京子は、町山交番所長を務めていました。お腹の中には2人目がいて、妊娠5ヶ月です。
桜(徳永えり)が「うちの期の同期女子会の予約できました」と鬼瓦に報告。
みんな勤務地がバラバラですが、ようやく集結します。
桜は初任地の町山交番に残留希望を出し続けていました。
子供やお年寄りに交通安全の話しをしたり「お巡りさん」感があって好きだと桜はいいます。
そんな中、交通事故の現場へ鬼瓦と桜が向かいます。運転手は心肺停止でした。
交通課の宮原 (駿河太郎) と轟(愛称:トドちゃん)が現場へ向かう中、「至急!至急!」と鬼瓦から無線が入ります。
【至急報の内容】
現場で署員1名がひかれた。被疑車両は逃走。署員については意識なし。
今日の署員は桜。宮原は「今から地獄に行くぞ。覚悟を決めろ」と轟に伝えます。
現場にて。桜が大量出血してうつ伏せで倒れていました。
2次被害がないよう、そして現場保存のためにも交通封鎖を急ぐ鬼瓦・宮原たち。
やがて救急車がやってきて…
鬼瓦はパイロン(円錐のコーンのこと)を持って道路を封鎖しながら願います…
「早くその子を助けてください。私の教え子なんです。鍛えてしごいて、何度も這い上がってきた…私の自慢の教え子なんです」
そんな中、無情にも雨が降ってきました。(現場の証拠が洗い流されてしまいます)
町山警察署にて。鬼瓦は桜の拳銃を返しにきました。桜は現在、集中治療室です。
現場へ戻ろうとする鬼瓦を宮原が止めて、水分を取らせます。妊婦なのに雨で体も冷えていました。
鬼瓦は廊下のベンチに座り、飲み物の缶を震えながら持って「でも桜が、桜が」とつぶやきます。
こうして2人目の子供を流産した鬼瓦が、警察官に戻ることは二度とありませんでした。
藤が交番に来た理由・箱詰めの中身(「希望の一枚」より)
第11巻「希望の一枚」で、藤聖子(戸田恵梨香)が初登場したときに持ってきた段ボール、箱詰めの中身が明かされます。さらに藤が交番に来た理由も…。
川合(永野芽郁)は聞き取りによって、女性警官をターゲットにしていた「守護天使」の似顔絵を作成。守護天使は3年前の警官ひき逃げ事件の被疑者です。
ほかに手がかりがないので、希望の一枚ですが…。
<藤が交番に来た理由1>
3年前のひき逃げ事件のあと、藤は自ら希望を出して、町山署に転勤。
藤は歴代の町山交番員を中心に「守護天使」の情報を集めていました。
当時から「守護天使」が犯人という可能性を探っていたものの、誰にも取り合ってもらえず、正式の捜査と認めてもらえませんでした。なので、ひそかに情報収集していたのです。
藤は左遷でなく自ら異動。犯人を調べるために来たのですね。町山交番の女性警官が守護天使にじっと見られていたから…。
<箱詰めの中身>
藤は、仕事以外の時間を使って、「個人のメモ」として「守護天使」について調べたことをまとめていました。
箱詰めの中身は、ひき逃げの犯人を調べた「個人メモ」でした。
<藤が交番に来た理由 2>
藤が交番に来た理由は川合とペアになりたかったから、でもあります。
藤は、初めて川合を見た時、桜に雰囲気が似ているこの子なら「守護天使」がまた現れるかも…と思って、うまく川合のペア長になりました。
藤はずっと「守護天使」を探していたのですが…
しかし、やがて川合の前に現れないで、と願うようになった藤。
「ごめんね、こんなペア長で」と藤は川合に謝ります。(「おとり」にしたからです)
「これからも川合と出会ったことを後悔すると思う」という藤ですが…
「その何倍も出会って良かったです」と川合は言いました。
【藤が交番に来た理由・箱詰めの中身の結論】
・藤は、3年前のひき逃げ事件の捜査のために町山交番へ自主的に異動。そして(犯人が狙いそうな)川合とペアになりました。
・箱詰めの中身は、ひき逃げ事件の捜査資料(正式でないため、個人のメモ扱い)でした。
守護天使は犯人?(「同期の桜3」より)
警察官ひき逃げ事件の犯人が逮捕されました。
犯人は桜(徳永えり)の前によく現れていた「守護天使」こと、木村良徳(森下能幸)。
当時、勤めていた戸成農園の軽トラを(社長の出張中に)畑につっこみ廃車にしたと嘘をついた木村。
12巻序盤で、川合らが木村を追い詰めます。自殺をほのめかして逃走した木村を警察が総力をあげて確保。
「同期の桜3」の回にて…。実は軽トラは現存していました。
木村は観念して全面自供。娘は元警察官なので肩身が狭く、木村も激しく後悔しています。
あの日、木村は娘に似ている桜を気にかけていて、桜がパトロールしてる道を通ろうとしていました。しかし桜を見たとき疲れていた木村は、桜を轢いてしまって…。
藤(戸田恵梨香)らの同期・女子会が開催されました。
藤・桃木(臼田あさ美)・松島(大西礼芳)・鬼瓦が集まっています。すると…
「ちょっと遅れちゃいました」とやってきたのは、車いすに乗る桜。
日常生活くらいは歩けるそうですが、長時間の外出になる今日は車いすにしたそうです。
鬼瓦は「みんな変わらない」とはじめ思いましたが、成長していると感じました。
松島は茶化さず素直に優しいことを言えるようになり、桃木は自分の意見を言えるようになり、すかしてた藤は表情が豊かに、そして桜は泣かなくなりました。
桜は教官に感謝しつつ、警察官に戻らないと言います。みんなのおかげで事件が解決し、気持ちに整理がついた、と。
同期3人は涙。鬼瓦は「ご苦労だったな」と伝えました。
原作では
同期の女子会まで
桜の生死は不明なの
生きてて、びっくりしたわ!
「同期の桜4」
桜(徳永えり)が退官届けや貸与品の返納手続きで、町山署へ歩いてやってきます。
カナは桜の1期後輩ですが、桜を慕っていて、ひきにげ事件のあとすぐ「守護天使」のおとりになるため、髪を切ってずっと伸ばしませんでした。
川合(永野芽郁)は、手続きのため副署長と同じ部屋に入っている桜を発見。
廊下から、中に聞こえるようにわざと大声で藤(戸田恵梨香)の悪口を言った川合。
「それ、私の大事なゴリラだし」と、桜が怒って廊下に出ます。
そこには誰もいなくて…藤がやってきました。
桜は「やっぱり警察官やめない」と藤に言います。
「死ぬ気で1年リハビリするから1年待ってほしい」と副署長へ願いでる桜。
川合は「同性の後輩への怒り」の方が強い原動力になる、と行動し成功したのでした。
桜は、聖子ちゃんに助けられたから今度は助けたい…と言います。
それに、桜は鬼瓦教官と約束もしてました。
できる藤に「逆襲」する、と。(警察学校時代の「交番女子の逆襲か、いいね、がんばれ」という会話のときです)
桜は、藤聖子との出会いを何度も後悔することになりますが、それはまだ先の話し。逆襲は始まったばかりです。
【ハコヅメ】の原作ネタバレ(4)1巻から17巻までのあらすじネタバレ結末
『ハコヅメ』原作の1巻から17巻までのあらすじ結末を紹介♪ネタバレが含まれます。
1巻のネタバレ(1)
藤と川合は<嫌われ者>の仕事、交通取り締まりをしていました。2人はストレスがたまります。
藤は「警察官は犯人逮捕より、サンドバックになってる時間が長い」と川合へ伝えました。
川合は10歳の時、家族でドライブ中、スピード違反で反則金を取られたことを恨んでいました。
そんな中、川合の父が警察宿舎を訪ねてきます。そして、父が川合が10歳の時の交通違反切符を神棚に今だにとってある、と言います。なぜなら、あの日、川合が「お父さん捕まった」と泣きじゃくったから。もう二度と過ちを繰り返さないように、と祀(まつ)っています。
父が違反切符を契機に安全運転を心掛けていた。
警察官の交通取り締まりは、嫌われ者だが、「起こるかもしれない悲劇を減らせるのなら…私は幸せ」と藤は、川合に言いました。
(「サンドバック」の回より)
警察の仕事って
一部で嫌われるけど
役立ってるんですね
1巻のネタバレ(2)
原作1巻では、新キャラとして捜査一係の紅一点・牧高(西野七瀬)や藤の同期・源誠二(三浦翔平)がメインとなる回もあります。
「ポリス・ジャングル」
牧高は女子高出身で男性が苦手。ある日、DV加害者が警察に乗り込んできたとき、牧高が毅然と対応。しかし「女じゃ話にならん」と怒鳴られます。そんなとき、捜査一課の仲間たちがDV加害者に牧高に謝らせました。
捜査一係の男たちから「怖くても絶対逃げない、骨のあるやつ」と牧高は認められていました。「たまには頼れ」と言われる牧高。男ばかりの捜査一課ですが、受け入れられているようです。
「エース登場!」
源誠二(三浦翔平)は現在の刑事課エース。藤は警察学校で成績トップですが、源は同期でビリ。しかし<取り調べの天才>と言われています。アイスを一緒に食う時間があれば、人の心をつかめるのです。
実例として:孫に相手にされない寂しさから万引きした年配の婦人に対して、お孫さんとアイスを食べて談笑した源は、孫に迎えに来させました。
男性不信で儚げ
だけど芯が強い
「牧ちゃん」が
西野七瀬ちゃんに
ピッタリ!
1巻のネタバレ(3)
<第1巻:その他のエピソード>
「ビギナーズラック」
川合は、補導の練習中、家出少女を補導。ビギナーズラックです。しかし、両親が警察に迎えに来た時、藤は「言わなきゃいけないことあるでしょ」と促します。家出少女は、母が夜勤の日、義父に性的暴行を受けていたのでした。( 注:16巻「コーヒーを飲みほす前に」でこの少女が再登場します )
「遺体は語る」
自宅で亡くなった寝たきりの老人の遺体を検視する藤と川合。その遺体は床ずれや肌荒れもなし。子供が補導されたのに子供を叱らない(一見ダメな)母親が、実は義父の遺体を清潔に保つほどの介護をしていた、と分かります。
「拝啓お犬様」
ある日、川合は山で行方不明になった81歳男性を、警察犬とともに捜索。「犬好きだから楽しみ」と喜んだ川合でしたが、実際の業務は「お犬様」として気を遣い、ひたすらお犬様について行くのが使命。女性はトイレ問題もあり、ひと苦労。…老人は保護されましたが、警察の現実を知る川合でした。
「ランナーズ・ハイ」
藤・源の同期である轟、愛称「トドちゃん」が昔からの夢であった白バイでのマラソン先導を担当した後に退職。そのマラソン中、川合は信号の代わりに交通誘導をするよりもいいから、と無免許運転の男を追いかけます。逃げられたものの、後で逮捕できるようです。
2巻のネタバレ
<2巻の内容>
セクシー女優の容姿とゴリラのガッツをあわせ持つ藤部長が大人気!元本職が描く、各所で話題沸騰の日本一「現場」な警察コメディ。※労働基準法は警察官に「一部」適用外です。
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「深夜のパトロール」
藤と川合はパトカーで深夜パトロール。しかし藤から「最近たるんでるから」と川合ひとり徒歩で、学校付近のパトロールへ。そんなとき、張り込み中の源と山田をお化けと思った川合は逃走。そんな中、学校荒らしを藤が逮捕して手柄をたてました。
「VSチカン」
朝の電車で女子高校生が会社役員の男性に痴漢をされました。男は反省していない様子です。取り調べを任された山田は、プライドを捨て、先輩の源・藤や川合・牧高にも応援を頼みました。犯行時の再現をする中、藤が写真を撮影し、何度も再現させ、汚い言葉でいたぶる藤。立ち会った川合・牧高は嫌悪する顔。特に牧高は<殺し屋>のような目で…。男はガラッと変わり、反省しました。
「暴走ポリス」
警察官の車の事故が多いのは、刑事課が現場に早く着きたくて荒いから、という様子が描かれました。源の運転する車(署長用の車)が木々にこすってしまいます。
「尾行選手権」
カップルに化けた藤×山田、源×川合の2組が、違法薬物の売人とその情婦を尾行することに。ラブホテルに張り込んだ2組ですが、源カップルの方は対象者の部屋の音が聞こえません。なので、山田から合図をもらうはずでしたが…合図はなく、対象者を逮捕したのは藤×山田!山田が藤の色気にやられたようです。
「人たらし」
源の<取り調べの天才>が発揮される回です。源が薬の売人の情婦を取り調べ、川合が調べ補助に入ります。源はずっと情婦の生い立ちを聞くばかり。拘留最終日、源は売買ルートを聞き出すつもりはない、と言い出します。
川合が割り込みますが、源は制止させ、「これからはジャブと縁を切って息子とお母さんを幸せにして」と情婦に声をかけます。最後に今日の日付を川合に聞いた源。今日は情婦の母の誕生日。情婦は売買ルートを白状しました。源は切り札を最後にとっておいたのです。
「合コン狂騒曲」では、藤・川合、源・山田が同じ店で別々に合コンを開催。コミカルな展開ながら、最後は緊急招集がかかり、4人でタクシーに乗って向かうという展開へ。
「正義の暴走」では、敷根巡査(21歳)がメイン回。源を目標にしている警察官です。積極的かつ優等生な敷根ですが、川合とパトロール中、暴力団とからんでしまいます。そこに源や藤が駆けつけて、助けられた敷根。2人にコテンパンに叱られました。
「筋肉バカ」では、川合が現場まで1キロ走って駆けつます。男女の喧嘩ですが、女の方の話しを聞こうと藤が近づきます。しかし女は包丁を隠し持っていました。(通りかかった)吉野副署長が包丁を取り上げて逮捕。女は無理心中をする気だったもよう。川合は殉職をまぬかれました。
「逮捕術」では週に1度の警察術科訓練の様子が描かれます。吉野副署長による実践では、源・山田・川合が3人一組で犯人役の副署長に対峙。3人とも投げ飛ばされました。
3巻のネタバレ
<3巻の内容>
「女の敵はとっちめる☆」女子高生を狙う卑劣な変態を、新米女子警察官・川合とその仲間たちは、似顔絵、防犯カメラ、張り込み、あらゆる手を尽くし、不眠不休で追いかける。はたして卑劣な犯人に、睡眠不足の恨みと怒りの鉄槌をくだせるのか?初のロングシリーズを収録!
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ロングシリーズ以外のエピソードは…
「UFO」
町山交番には「とんでも」通報が来るときは不思議とまとまって来る。UFO目撃の通報を受けた藤と川合は「10分夜空を眺めたが異常なし」という処理結果を記録。ゴキブリ駆除、今から自殺するという通報、源刑事に来てという通報、屋根裏に忍者がいる…などです。
指令室で対応していたら他が取れないため、交番にたくさんふってきます。藤と川合は一件ずつ対応する中、坂本太郎が「今から自殺する通報」を今夜で3回目でしてきます。藤と川合が行くと、今回はドアの鍵も閉まっていて、電気も消えていました。
川合は(お酒飲んでたから)「通報して寝たな」と思いますが、藤が本署と連絡を取って、窓ガラスを割り中へ侵入。坂本は首を吊っていました。…翌朝、坂本は意識回復したことが藤・川合に伝わります。いたずらが多い通報ですが、<警官はいつだって本気じゃなきゃダメ!>と、川合は実感するのでした。
「警察手帳」
山田が警察手帳を失くして、町山署メンバーが総出で、しかも無給で探します。町山交番の藤・川合は「うちらと関係ない」と通常業務。そんな中、源刑事たちを指名する斎藤さんの通報に、藤・川合が対応。「源たちじゃなきゃダメ」という斎藤を泣き落とした藤。実は、斎藤さんが山田の手帳を拾っていました!(こっそり返却したかったそうです)
「新任の秘密」
副署長が新任が来るから教養(指導)を、と朝礼で伝達。川合は早速、新人に指導したり、刑事課長が指導や昔話をします。それは柔道バカのクソ刑事(副署長のこと)がベテラン泥棒にバカにされたのが悔しくて努力して成長したこと…「警察官にとって一番大切なのはどんだけ<バカになって頑張れるか>」という結論。
しかしその新人は、警察庁から出向のキャリア・杉田勝(29)で、町山県警本部・刑事部・捜査二課長に着任した人物。20代の警視(署長クラス)です。各署の刑事課を回っていて、町山署にも訪れていました。副署長があわてて接待。新任教養でなく、巡回教養だったのでした。
4巻のネタバレ
4巻では、生活安全課・黒田カナ初登場&大活躍!!尾行・潜入が得意で、女子高生から水商売の女性まで幅広く変装し、いかなるところにも溶け込める彼女は人呼んで「くノ一」捜査官。その要領の良さ(ずる賢さ?)は署内イチ!パワーアップしたメンバーで挑むのは、交通事故、露出狂、変死体、女子会? 宅飲み??どんな現場も愚痴りながら乗り越えます!
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「トラウマ」
川合が交通事故現場で赤ちゃんが放り出されていて心肺停止状態を目撃。トラウマになり、食欲不振・睡眠不足になる川合。ある日、川合がチャイルドシートをしていない若いママに切符を切ろうとすると、文句を言われます。事故を思い出してキツイ言葉になってしまう川合をなだめる藤。
そんな川合に対して、交通課の宮原巡査部長 (駿河太郎) が「こじらす前に警察やめろ」と言い放ちます。宮原も無力さを体験することは多く、脳裏に焼き付いている悲惨な光景を交通違反者に見せてやりたい、とも思っていました。…でも「知らなくていい」と宮原は言います。<トラウマになる光景を目撃する当事者を増やさないため>に交通課の仕事はある、と言います。
川合は宮原の言葉で吹っ切れました。
「正義の研修」
藤・川合は月一回の研修会に参加。交番員は非番や休日に出席しないといけません。
今回の研修会テーマは、非偉事案(不祥事のこと)。
警察官の職務倫理のために作られたドラマ動画を視聴。
夢を抱いていた青年警察官が怠惰な生活を送るようになり、ついに飲酒運転をして、逮捕・免職。家族バラバラな末路に、というドラマ。
川合は<警察に悪いことさせないために作られたDVD>の存在に驚いた。
感想文は手書きに。
パソコンで打つと本部にカラ報告していると疑われるから。川合は身内に疑われることに驚く。
**
喫煙所にはたくさん人がいた。川合がやけに深くお辞儀している。藤は怪しんで真相を突き止める。
**
真相は、源から嘘を教えられたから。タバコで精子が減少する、と。
非偉事案は異性がらみが多いから、意識高い警官はタバコを吸っている、と。
藤はセクハラ行為だと副署長に訴える。
あまりにバカげた事案に「もみ消したい」「握り潰したい」と悩む副署長。
署長が「間違いを起こしたら処分して新たなスタートをさせてやるのも幹部の仕事」と訴え、監察課に報告することに…
しかし川合は「大ごとにしないで。恥ずかしいから」と大反対。
源からの<焼き肉おごり>で手打ちになりました。
「くノ一」
川合が町内会の会長で防犯パトロール員・岩元と一緒にいると、生活安全課のくノ一捜査員・黒田カナ(25)と出くわします。カナはどうみても女子高校生でした。最近目撃されている露出狂の高校生を捕まえるため、同僚たちと張り込みしていました。
翌朝。カナに声をかけてきた男子高校生を逮捕。カナは取り調べ室で、元ヤンキーで、しつこいおじさん=岩元も絡まれてヤンキーを辞めたことを話す。
カナは、岩元が声をかけた小学生が「知らない人だ」と逃げるのを見て、<魔法の言葉>を伝授。小学生が大きな声で挨拶すると、言われた人は嬉しい、悪人なら逃げだす…というもの。小学生から挨拶された岩元は笑顔になりました。
「警察女子会」
藤・川合・牧高・カナは、女子会を開く。カナは藤の1期後輩で思い出に花が咲きます。
藤の代の女性4人は優秀で、「大豊作の年」と呼ばれました。鬼のメンタルの松島、県警一の美貌がありながら努力を惜しまない桃木、ミスパーフェクトの藤、あとひとりは頑張り屋さん。
カナは牧高・山田と同時入校の同期だが、牧高はA採用(大卒)。カナらB採用(高卒)の女性5人は「不作五人衆」と呼ばれていました。
カナは規定の150センチに満たない身長148センチです。さらに訓練を上手くさぼってお腹はたるんでいます。教官から「向いてない」と言われたカナですが、「大豊作」の4人や教官に取り入って、卒業試験の話しを引き出しました。そして、「不作五人衆」は全員卒業。教官はカナのやり方を警察でいう「聞き込み」だと認めました。
警察学校時代から「くノ一」の片りんを見せていたカナは、川合に「ズルもチビも使いよう」と助言しました。
(この女子会は焼肉食べ放題で、源のおごりのようです。あとで領収書を源へ渡したもよう)
「多感なお年頃」は、ライターで焼身自殺したい少女を押さえようとする藤・源ペアの奮闘の物語。しかし少女の体はサラダ油がかかって滑り、苦労する2人。対して、後から来たカナが毛布とくすぐり作戦で、少女の手に持つライターを奪いました。
藤・源ペアは、川合・山田を待機させていたのですが、カナは「部下を守るため」と言います。しかし藤・源は<保身>のため、死んでも上や世間に怒られない人を選んで対応したとのこと。それでも奮起した川合・山田は次の通報(天ぷら油のボヤ)に駆けつけました。
「宅飲みの罠」は、川合の部屋で、藤・カナ・源・山田がいわゆる<宅飲み>する回。ババ抜きを「物理的に負けないから面白くない。ジョーカーきたら引かせちゃえばいいだけ」と豪語。天性で<持ってる>源をぎゃふんと言わせるべく作戦を立てた藤たちは…川合と二人きりになった源が、誰にもバレないようベランダから帰ろうとしているところをパシャリと撮影。ババ(ぶざまな姿)を引かせました。
「面従腹背」は、めんじゅうふくはい、と読み、表面だけは服従するように見せかけて内心では反対すること。山田が上の指示に従わずに逮捕したことを、見ていただけの川合。刑事課長に怒って欲しいと頼みますが、「余計なこと考えるな」と言われます。
下っ端は上に頭を下げ、その中間はさらに上の者に見えるように叱ることで部下を守る。上はてきとうなこと言って場をおさめる。全部約束された動作…だそうです。
「男と女と警察と」はストーカー案件の回。カナが4回目の警告をした男性の様子がおかしいのに気づいて、パトロール強化を依頼。元恋人を襲うところを逮捕に。川合は、事件を防いだことはニュースにならないけれど、万が一を起こさない小さなことを積み重ねようと改めて思いました。
「地獄はなぜ暑い」は夏が暑くて、刑事課は臭くて、遺体を調べる現場もしんどい…夏は地獄。だが仕事のあとのビールは美味しいというお話し。
ハコヅメの人気キャラ
カナちゃんが登場!
コミックス「別章 アンボックス」
では主人公なんだってさ!
5巻ネタバレ
<5巻の内容>
「人が楽しんでいるときはいつも仕事・・・」警察官だって遊びたい。でも仕事は容赦なく降りかかる。夏祭り警備、痴漢捜査、職務質問に、拳銃騒ぎ、さまざまな公務に奮闘したり、うまくやり過ごしたり。激務、激務のその末にポリスマンズ・ハイはやってくるのか……!?
「制服の作用・副作用」
夏祭りの警備に駆りだされた藤・川合。藤は高校時代の元カレ・的場先輩と遭遇。「迷子を抱きしめる役割なの」とぶりっ子する藤。そんな中、意識不明の男の連絡が入り、人だかりの中、救急車を「気合で」先導する藤・川合。的場に「かっこよかった」と言われたが、的場には妻子がいました。川合は警備中、ペア長の幸せを祈ってばかりいました…。
「睨(にら)む大走査線」
川合は「踊る大捜査線」を知らずに警官になった珍しい人物。川合が聴取したわいせつ事件を報告。ハードボイルドな顔で聞く捜査一係。隠語を使わず正式名称で。パンティでなくショーツで。など、教えてもらう川合。だが、男性器のどの部分がどう露出されたかなど川合の浅い知識では報告できず…というコミカルな回。
「涙は女の手榴弾」
町山警察署・電話交換係、咲ちゃんメイン回。各部署の調整に疲れ、ほとんど『源不在告知機』になっており不満いっぱい。藤から「一般の方と警察官をつなぐ重要な仕事なの」と正論をいわれ、勇気をもらった咲は、捜査一係に「電話受けてください」と涙ながらに訴えました。
「世紀の小芝居」
藤が風邪で欠勤の日。男みたいだが女の酔っ払いが署内で服を脱ぎ始めます。どんくさトリオ(川合・牧高・カナ)では手に負えないとみた源は、藤にお願いしようとします。が、川合たちトリオがとっさのアメとムチ作戦でことを治めました。
「継続は微力なり」
敷根巡査のメイン回。敷根の職務質問が勝手にYouTubeにアップされていました。実は敷根は手当たり次第に職質しますが、一度も検挙なし。それでもめげない敷根。そんな中、藤・川合が職質かけた男は過去に敷根にしつこく職質されたと文句を言いつつ、娘の小学校の近くだからクソ警官(=敷根)がいて安心していました。藤・川合が敷根に伝えたようとしたところ、敷根が初の検挙。調子に乗るからいい話は黙っておくことに…。
「強き者の苦悩」
藤・川合は、葵先輩と食事をすることに。藤にとっては新任のときの怖い先輩。川合にとっては優しくて厳しい教官。そんな中、葵の様子がおかしい。警察官なんてゴリラ。カッコイイのは錯覚と言っていた葵がなんと警察官と結婚!?強すぎて、完全無欠な葵のうろたえた貴重な姿を見た藤・川合。実は結婚相手は町山署・署長の息子でした。
「発砲ふさがり」
藤・川合ペア、源・山田ペアが自動車を盗難した男を追跡。かどに追い詰めた男が車から出てきて、拳銃(モデルガン)をかまえます。そして藤が拳銃を向けました。しかし拳銃を撃った警官は人生が変わります。しかも藤もみんな拳銃が下手。それでも撃つ覚悟の藤。源が川合の銃をとって、2人でかまえながら近づく中、山田が突撃して制圧。事なきを得ました。
「出る杭は制圧される」
山田の警察学校時代、藤・源ペアにやられたという話。パトロール訓練中、藤・源が山田をおどかす側でした。しかし仕掛け人を逆ドッキリ(?)。なんと補習科の生徒や教官(秀山教官→現:町山署・交通課長)らが藤・源・山田を制圧しよと機動隊ヘル+ソフト警棒で迫ってきます。藤・源は捕まりそうなとき、山田を転ばせて犠牲にし、2人は逃げました。
「ポリスマンズ・ハイ」
刑事課が徹夜続きで「ハイ」になっている回。みんなを心配している課長こそが一番疲れている、という結末。みんな上手いことさぼっているようです。
6話ネタバレ
<6巻の内容>
「警察官は市民を守る正義の味方!」プリキュアと同じはずなのに・・・大人はもちろん子供にも人気がない。それでも、藤・川合のふたりは労働マックスハード!!今回も、ガサ入れ、鑑識、尾行、似顔絵捜査、通常点検、などなど、「警察」っぽい事案がたくさん! でもその裏には知られざる苦労の数々が!働いて、嫌われて、ちょっと感謝されて、今日も現場は回っています!
「セーグのミカタ」
藤・川合、源・山田・捜査一係長が連続空き巣事件の被疑者の家宅捜索をします。タイトルの「セーグ」は性具。ミカタは見方でしょう。性具がわからない川合が振動させてしまうという展開。犯人が逮捕され、残された同棲相手の恋人を傷つける<犯罪に関するもの>が残らないよう、懸命に探す川合。感動した犯人は全面自供へ…。
「腹スメント」
川合の部屋に牧高・カナがやってきますが、なんと先輩の藤・松島・桃木もやってくる。タイトルの腹スメントは、桃木がカナのお腹をたぷたぷとずっと触っているから。それと、先輩が町娘をはべらして宴会しているかのようなパワーハラスメントだから。しかし翌日、先輩3人は同期の結婚式で恒例の余興を披露します。わがまま・横暴、悪口・陰口の多い性格が最悪な先輩3人だが、友情は厚かったというお話しです。
「鑑識の常識」
藤・源が鑑識作業を川合・山田に教える回。ですが、藤が55歳いぶし銀のベテラン役、源が京都府警のはんなり新人役を演じて学芸会のような様子に…。その後やってきた本物のベテラン鑑識とはまったく違ったというオチでした。
「非”情事”態発生」
山田が合コンで知り合った女性とデートする回。動揺する源が藤・川合を焼き肉に(おごるからと)誘って、向かう途中…山田のデート現場に遭遇。しかし捜査一係全員に呼び出しがかかります。山田は警察の現実を思い出し、もう会わないと告げましたが…実は山田は(前衛的な)絵を彼女から5万で売られていました。もちろん二度とその女性と連絡はとれません。その変な絵は川合宅に飾られることに…。
「現場のプリキュア」
藤は小学生から「いつもどんなことしてるの?」と聞かれ、「正義の味方だし、おおむねプリキュア」と答えます。藤は全否定されますが…その後、小学生の道路横断中、川合が車に当たります。まさに正義の味方。軽傷ですみましたが、川合が車から逃げなかったのを目撃した藤は、その後、ペアっ子を失ったかもしれない恐怖に震え、泣きました…。
「笑ってはいけないお誕生日会」
町山署・署長のお誕生日に、最高の「通常点検」を見せようと、副署長が息巻きます。しかし本番は手錠を飛ばしたり、山田が副署長とぶつかって鼻血をだしたり、とハチャメチャ。実は誕生日は署長でなく、愛犬のだったというオチ。
「手心と親心」
逮捕術訓練の回。強い藤ですが、牧高・カナには手加減、つまり手心を加えてしまいます。しかし川合には手加減なし。あとで藤に湿布を貼ってもらった川合は、特別扱いを親心と感じました。
「似顔絵ソウル」
川合の似顔絵捜査官としての活躍・第2弾です。絵は下手なのですが、特徴をつかんだ絵を通して犯人逮捕に至りました。
「AV勧進帳」
AVとはアダルトビデオのこと。AVの窃盗事件が発生し、川合がビデオのタイトルを読み上げて被害届を作るのに協力。その読み方が冷静で、勧進帳を読んでるかのようだというコミカル展開。
*勧進帳とは関所の通行証のようなもので、弁慶がニセの勧進帳を読むふりをして、うまく関所の役人をだました話が歌舞伎にあります。
7巻のネタバレ
<7巻の内容>
「警察官にもいろいろあるよ。」
警察官のお仕事は、多岐にわたっております。
交番女子、留置場付き、盗犯刑事、マル暴刑事、フーゾク担当、機動隊、公安、ポニテゴリラ、モジャツンetc・・・。働き方ももちろん十人十色。
でも一つ言えるのは、みんなちがって、みんなキツイ!!
日々の激務で、メンタルヘルスなんて夢のまた夢!
上司、先輩、後輩、同期、ジンクス、頼れるものには頼って、今日も生き抜きます!
「故意の駆け引き」は、取り調べで、藤が恋の駆け引きに使われるという話しです。被疑者の元恋人(女性)が、男に逃げられて心に隙ができているところを、源が優しくつけいり、女性警官をプラスしてのジェラシー大作戦!!嫌がる藤ですが、山田の必死の頼みで、絶妙に嫌な女を熱演。被疑者が自供しました。
「ダメコミ!」は、川合と山田が近居(ちかい)署へ差し出し要員として特捜の応援へ。一番怪しい人は全力で尾行する体制ですが、川合・山田ペアは全く怪しくない人物を尾行します。しかし実は路上強盗犯で、川合・山田で逮捕へ。その際、川合は「藤部長ならどうする?」と行動し、被害者を必死に守りました。
「留置場のプリンス」は、敷根の同期で留置場勤務の上杉が登場。川合が女性被疑者の身体検査などを担当します。女の嫉妬もありますが、源と上杉が連係して機嫌を損ねないようにしました。
「公妨で攻防」は、2人乗りのバイクから、生卵を川合の頭にぶつけられ、藤が公防(公務執行妨害)で現行犯逮捕しようとします…が、バイク転倒の大怪我になるから、と交番所長に止められれました。後日、藤・源・、交番所長・山田らが張り込みし、交番所長が(バイク窃盗で)逮捕。交番所長のモットーは「さぼること」というのも分かる回です。(所長、活躍しましたが…)
「野女子旅」は、桃木が県警採用案内パンフレットのモデルになったことから、藤・松島・牧高・カナも同行して温泉へ女子旅で写真撮影。しかし遊び方も入浴も、野武士のような藤・松島・桃木。牧高・カナは若干ひいていました、遠慮も建前もない先輩3人のいい関係を実感しました。(川合は居残りのため登場なし)
「正義のジンクス」は、温泉に藤・牧高・カナが行っているときの川合のエピソード。管内に女性警官がひとりのため性犯罪の被害女性(女子大生)の聴取を担当。聴取で肝心なことを聞けなかった川合ですが、被害者を産婦人科へ連れて行く際、被害女性と川合が自然と手を繋いでいました。山田のジンクスでは、その手繋ぎがあった場合うまくいきます。なので、一夜明けて牧高が戻ってきましたが、川合が捜査を続けることになりました。(性犯罪の緊張が伝わる回です。)
性犯罪のとき
第3巻の女子高生も
第7巻の女子大生も
顔が見えないコマ割り、
絵になっているの。
配慮された絵に感心しちゃう
「厳”獣”注意」の獣とは、気性の荒い犬、牛、猿のこと。藤・川合は迷い犬を確保し、牛・猿に遭遇していきますが…実は泥棒を追いかけた犬→その騒ぎで隣りの牛が逃亡という流れでした。(猿はただの遭遇)犬が追いかけたことで泥棒が落としたものがあり、近く逮捕されるもよう。藤・川合より優秀な犬だった、というオチ。
「警察ビフォーアフター」は、藤・源ら同期が、とある元教官の退官を祝う会に出席。(桃木・松島は来てません)様々な同期がいて警察学校時代と変化していました。(公安の人だけはモザイク処理の絵です笑)元教官は首席卒業ですが、町山署の署長が同期ビリ。しかし元教官が一番凄いと思っているのが町山署署長だったと(読者だけに分かる)オチでした。
「メンタル地獄(ヘル)ス」は、町山署で、部外講師によるメンタルヘルスが開催。その中で、ペア同士のイイところを5つ述べるという実践がありました。源・藤ペアはお互い見つかりません。話は心身ボロボロのことになりますが、源は「それでも60歳の退官式には一緒に出るぞ」と言います。しかし藤は「寿退社は?」と怒りました。
8巻のネタバレ
<8巻の内容>
「監察官襲来!!」
ある日、町山交番にやってきたのは、警察官を監視する監察。“警察の警察”とも呼ばれる彼らは警察官がもっとも恐れる存在。でも普段から清く正しく公務に取り組んでいる(?)我らが町山4は大丈夫なはず。。。
そのほか、ゾンビに警戒したり、トイレを我慢したり、促したり、今回も「重要な案件?」と「笑い」が盛りだくさん!
「かぐや姫とくノ一」は黒田カナが誕生するまでの物語。かぐや姫系宇宙人(理解不能という意味?)の生活安全課課長がカナを交番から引っ張ってきます。生安の同僚は、最小の警察官で、補導した少女より子供に見えるカナのことをどうせ使えないと舐めていました。しかし、県警一の「くノ一」へ成長するカナ。課長はカナがソツなくこなす能力と、「誰よりも根性があって負けず嫌い」なのを見抜いて、大きな仕事を与えていくことで、大物になったのでした。
「ジェスチャー大作戦」は、川合が藤・源らが使うジェスチャーでの会話に憧れ、自分も使いたいと奮闘する物語。あるとき、ピンサロの料金トラブルの相談者が来てることを、川合が源・山田にジェスチャーで伝達します。アレを握ってるようにしかみえないと混乱する藤・源ですが、結果分かりやいジェスチャーでした。が、下ネタ(?)だったため…川合はしばらく口頭での報連相になりました。
「高校生のジレンマ」:盗難された自転車をおしていた高校生3人組。男子2人女子1人の割合です。山田・敷根・川合が調べ官になりますが。男子は2人とも自分が盗んだ、女子は誰が盗んだか見てない…と食い違う証言。
実は、盗難した犯人は女子で、男子2人に恋心はまったくなし。というより、見下していました。藤・源は「明日ビーフストロガノフ作って」と川合に指示。混乱した顔で取調室に戻った川合を見た女は、自白しました。
<自白の理由>:川合が上司に頭下げて困っている姿を見てつ、女子高生は、つまらない大人だと思いました。男子2人が自分をかばってくれるのはありがたいが…つまらない大人になるだろう男子2人とは縁を切りたいと思ったようです。
「神社 OF THE DEAD」:源・山田がテレビでゾンビ映画を見た翌日の話し。神社で男が暴れてると通報があり向かった源・山田、藤・川合。なんと男がチェーンソーを振り回して迫ってきます。源が冷静になって相手を油断させ、山田がさすまたで相手の動きを封じ込めて、藤が盾(?)で相手を攻撃!!男を逮捕しました。源はゾンビは怖いが、藤・山田がいればビビらないと語りました。
「ハートの火を消して」:ハートの火とは恋のこと。川合が消防士の武田に片想いする(ハコヅメでは珍しい)ラブストーリー。きっかけはパトカーのバッテリーを上げて困っいた川合を、武田が助けてくれたこと。武田の知人である山田に紹介して欲しいと、恋のお世話をしたがる藤。しかし武田のインスタを見るととても豪華。モテモテとわかり、川合は身を引きました。その後、武田は元カノと復縁し結婚したとのことです。
「トイレ、ダメ、ゼッタイ。」:薬の前科がある男・小林とその彼女に任意同行をかけた源。彼女はトレイでおしっこするから潔白を証明したいと言い張ります。しかし小林が「ダメ」という展開。令状を取ってきたらカテーテルの管を尿道に入れて採尿することに。それなら同性の警官に見られる中の採尿の方がいい、と小林の彼女。小林が観念し罪を認めました。彼女にも気づかれないように薬物を使っていたもよう。しかも…小林は妻子持ちを黙っていた、というクズ男の取り調べでした。(「おしっこ」を連発するコミカルな回ですがドラマ化できるのでしょうか)
「地獄へシャトルラン」:一定の体力を求められる職種である、全警察官を対象に、JAPPAT(ジャパット)やシャトルランなどの身体能力テストが年1回あります。タイトルの「地獄へシャトルラン」とは、源・山田・益田(生安 所属)がシャトルランするとき、声援がまるで負けたら殺される(=地獄行き)脅しに聞こえるから…という意味です。
「警察の警察」:警察の警察と呼ばれる監察官が、町山交番へやってきました。「随時監察」というもので、抜き打ちでやってきます。相談室の落書き(ちんちん)をどう消そうかの騒動があり、結局はゴミ箱で隠します。源の喫煙がバレたりもしました。オチは、町山署の副署長が(監察のため)ひげをそったことですが…読者に背を向けてどんな顔かは不明です。
「女性警察官の矜持」:町山署の管内で、暴力団が<でかい山>を踏む計画が発覚。全署体制で終日パトロールすることになります。レッドラン走行で管内から誰かを追い出す作戦です。
そんな中、拳銃ホルダーが乳房につかえてあばらにくいこむという川合。藤のいうとおりスポーツブラ着用をしておけば違ったかも。
そしてパトロール中にトイレへ行きたくなってしまう川合。藤のいうとおり業務前にすますべきでした。(拳銃ホルダーを外すので警察施設へ戻らないとトイレに行けません)…反省する川合は「私を嫌いになっても女性警察官を嫌わないで」(前田敦子の名台詞)と叫びます。
源は、藤が趣味・川合であると明かします。藤は川合の成長をみるたび嬉しくて力わく、と。…その後、藤が小言をいってくれると、嬉しい顔になる川合でした。
9巻のネタバレ
<9巻の内容>
「備えあれば患いなし?」
多岐にわたる警察のお仕事。しっかり対処するためにいろんな訓練を受けるのです。地獄のような警察学校の訓練はもちろん、実践的総合訓練、水難救助訓練などなど。
これをこなせば、露出狂、下着泥棒、うんこ落書き、セクシーな事情聴取、なんでも持ってこい…のはず?
町山署の仲間がカリスマ警察官になるための日々はまだまだ続きます!
「変態に立ち会い」:源・山田、川合・那須が張り込み中、那須の奥さんが破水。やがて下半身を出して女子高校生にみせつける男をわいせつ罪で逮捕。那須は出産の立ち会いに行くよう言われますが…下着泥棒、変死事件と立て続けに起こります。
那須部長は今回4人目の子供ですが一度も立ち会えていませんでした。家族のためにしている仕事なのに…と虚(むな)しい気持ちで産科へ駆けつけます。出産を終えた妻はサイレンが多く聞こえていたので逆に夫を心配していました。さらに助産師が赤ちゃんを抱っこし「パパはきみの町を守ってますよ、もうすぐ来てくれるよ」と声をかけていました。それを見た那須は改めて仕事を頑張りたいと涙します。
「マチヤマックス~田舎のデスロード~」:源・山田、藤・川合が車上荒らしの男が乗った車とカーチェイスする回です。マイクと無線が似てて、ほぼ同じ場所にあることから間違い、源が藤にかけた暴言が全県下の警察官に聞かれてしまいました。(警察官あるあるだそうです)戸成署の桃木・有田も駆け付け、犯人を逮捕。桃木(と部下の有田)は、高級焼肉を源・藤におごってもらいました。
「太陽にほえたい!」:捜査二課の知能犯係・如月昌也(きさらぎまさや)が初登場。源・藤のひとつ先輩で、イケメン。源が藤の悪口をいうと、「俺の前で聖子の悪口を言わないでくれる?」と如月に守られました。なんだかしおらしい藤。
浜辺にて、看板落書きの現場を勤務外に見ていた川合のもとに藤がやってきます。さらに源・山田もきて、源が夕日をバックに「俺に彼女できるまで作らないで!」と吠えます。
けれど山田の動機は、「俺より先に幸せにならないで」という身勝手なもの。
オチは…如月に先輩女性警官の恋人がいました。藤がしおらしかったのは、女の縦社会で先輩の男に手を出すなんて恐ろしいから。
「育ての鬼」:川合の警察学校時代の教官・葵(あおい)の結婚を同期で祝う回。とても厳しい教官だったが、川合たちは今は分かります。…葵教官は学校の塀の外で、治安維持の第一線で奮闘している同僚と、ともに戦える警察官を送り出せるよう厳しく育ててくれた、と。葵教官が非常に怖かったお陰で、現場でたいていの人が怖くない、と腹がすわっている川合の同期たちでした。
「オッサンに包まれたなら」:交番の泊まりの勤務では、交代で4時間の仮眠があります。町山交番には管内で唯一の女性仮眠室があるのですが…
一方、町山警察署では源・山田がおっさんの匂いが残る布団のため寝つけません。この署では、シーツ交換は週2回なのです。
そんな中、酔っ払い女性の保護のため寝起きで駆り出される藤・川合、源・山田。川合はブラをつけ忘れたため気合が入りません。藤は川合に(身元引受けされるまで)酔っ払い女性の対面監視(=自傷などないよう監視)を命じました。
「天然と小悪党」:タイトルの「天然」は、無自覚なクソ天然刑事・山田のこと。家出少女の聴取のとき、相手に舐められて、あげく好かれたのか、宿舎まで尾行されてしまいます。藤が尾行に気づき、カナを呼ぶと…カナは少女を叱って諭(さと)して包み込みました。未成年をリードするお手本です。
タイトルの「小悪党」はカナのこと。山田のボールペンを拾ったカナ。源ならボールペンを(話術で)10万で売れるという話題になり、カナは1万で売るといいます…被害届だされないラインを狙う小悪党のカナ。
山田は聴取のとき紙とペンだけで人と向き合います。刑事の古い伝統を守る山田。発想豊かなカナ。組織には色々な人間が必要という源と藤でした。
「ファースト水難訓練」:町山署の行事で、市民プールで水難救助訓練がありました。「水着買わなきゃ」なんて言う川合にとっては初めての訓練のようです。訓練はジャージ着用。警官が水着を着て勤務してないからです。
タイトルのファーストは、初めてのキスも含まれています。心肺蘇生法の訓練のとき、人形を相手に人工呼吸をするのですが、川合は純情(と書いてファーストキスのフリガナ)を奉納しました。周りも変な目で見守る不思議な展開です。
「町山的実践訓練」:本部教養課が町山署の「実践的総合訓練」を視察にくることになります。「実践的総合訓練」とは、若手のための訓練で、交番勤務中にある現場へ臨場して適正に職務遂行できるか訓練をすること。
町山署の幹部は「やらせ訓練」をする、と通達。どんな現場か決めて、逮捕までシナリオを作成するといいます。
しかし本部教養課が来た本番では、那須が急きょ欠席になり、藤・源が通報者に。やらせ内容を知らない源(シャブ)と、藤野のシナリオ(DV)は食い違って…さらに山田も息子役になり登場…「オラオラ」という声がしたという近所の苦情をどうまとめるのか混乱!?
川合がオラは東北地方の俺だと推理。オレオレ詐欺のアジトだと見抜いて、逮捕へ。訓練は成功しました。
「カリスマ取調官への道」:山田と川合が女子高生の聴取を担当。何の聴取か明かされない中、態度が悪く美人で大人っぽい女子高生を聴取。しかし母子家庭なので、男の山田は信じられないといい、心を開きません。
「刑事さんはいる?損得抜きに信じられる大事な男」と聞かれて、川合は誰かを浮かんだ顔になります。
女子高生の罪は、店員、カメラ映像のワードなどから万引きと読者に思わせておいて…
実は、女子高生は盗撮の被害者でした。
母親が迎えにきて、「あんたが短いスカートはいてるから」とビンタしようとしますが…
山田が母親を止めます。そして、肌の露出は被害者を責める理由にはならない、犯人が悪いから責めないでほしいと伝えました。
女子高生は店員に通報してほしいと頼みました。さらに、カメラ映像は犯人が撮ったものでした。
「ずっと気丈にふるまっていた彼女は立派だった」と川合。母親も改心したもよう。
夜。川合は損得抜きに信じられる大事な男=父親へ電話しました。
10巻のネタバレ
<10巻の内容>
「ロボコップなれたらいいのに…」
休日出勤したり、上司に細かすぎる小言を言われたり、センチメンタル刑事に囲まれたり、感情をなくしてしまった方が、よっぽど楽なのに…と思うこともあるけれど、それでも愚痴って、笑って、なんとか働く私たち!
10巻では、藤が交番に異動した本当の理由、そして藤の「もう一人の同期」に迫る、特別編・同期の桜シリーズがスタート!!
「自己防衛本能」:藤・川合が夜の交通事故の現場へ。初心者の女性と高齢ドライバーの衝突事故。目撃者の男性によると、女性の方が青信号で、高齢者は赤信号を無視。しかも、女性に抱き着いたという証言も!?
しかし実は、初心者マークのある車の運転者は目撃者で、女性が助手席。男は飲酒運転で、女性を替え玉に仕立てたのです。女性も酒の匂いがしていて、運転はしていなかったものの「犯人隠避」容疑で逮捕。…事件後、高齢者の方は免許を自主返納しました。
宮原巡査部長が
資格と免許の
違いを話して
運転を許可された
自覚を促すのよ!
カッコイイわ
「燃えよ牧」:牧高美和のとある休日のお話し。といっても、土日もほぼ仕事。世間が休日ということです。張り込みから帰って4時間半寝たあと、出勤した牧高。静かな署内に<やる気>がアップ。しかし源・山田ペアが来るとうるさいのでやる気ゲージは下がります。男の刑事は食べるのも歩くのも早くて、牧高はついていけません。
そんな中、課の買い物帰り、荷物持ちの源・山田とともに、空き巣被害に遭ったおじいさんの家へ寄ります。おじいさんは空き巣事件の後、不安で良く寝れない、といいます。源は一刻も早く逮捕します、とおじいさんを勇気づけました。
牧高は、気づきました。暑苦しい同僚2人の背中が、誰かにとっては頼もしく映ること。そして仕事を妨げる騒がしい同僚は、その人懐っこさで安心を与えてもいる、と。昨夜の張り込みも誰かの役にたつことだったと思うと、やる気が復活する牧高でした。
「画伯の苦悩」:画伯とは川合のこと。源の発案で川合に(休日に)似顔絵捜査官としての修行をすることに。生活安全課のカナも参加。絵は下手ですが、山田から聴取した被疑者を、16枚の顔写真からほぼ当てました。川合は似顔絵捜査官を辞めたいといいますが、源が説得して続けることに。ちなみに、会話の流れでカナの元カレが警察官だったとも判明!?
「センチメンタル刑事」:山田が鑑識係へ異動の話しが持ち上がり、捜査一係の刑事たちがセンチメンタルになるというストーリー。山田のあとは留置係・上杉が異動してくる予定。上杉が山田から引き継ぎをしていきます。しかし、異動内示日。上杉の飲み込みの良さを目撃した上司が、上杉を鑑識係へ、山田は異動なしと決断しました。
そんな中、川合が、交番は藤がパワハラで異動してきて以来異動がないと話します。すると、藤のパワハラなんてない、と敷根が答えました。川合はただの噂だったと気づきます。
「同期の桜1」:リンク先を参照してください。
「女子会再び」:藤の町山交番 勤務初日。町山署にて、山田がパワハラを異動理由にするなら、自分が悪役になるといいます。しかし山田は両親が学校の教師で育ちの良さが出ています。藤は断りました。
藤は箱を持っていました。山だが中身は何か聞くと、「この箱詰めには犯人(ほし)の目星が入ってるの」と藤は言いました。
川合の部屋での女子会にて。川合・藤・牧高・カナが集まっています。異動のシーズンですが、この4人はそのまま。町山署は人気がないという話しになります。都市部から離れた田舎の小規模署だから、既婚者は単身赴任になりがち。人が少ないので全署体制も多いのです。
勉強好きな藤による痴漢被害者の担当係の違い講座に。胸にタッチだと条例違反の生安係へ、胸をもてあそんだら強制わいせつで捜査一係へ。(カナでなく牧高の胸で実演したことでひと悶着。カナは胸が小さいのです)
川合は、なぜ藤が交番に異動してきたか、何も言ってくれないことを寂しく思います。しかし藤が嘘をつくならそれを信じようと決めました。
「古き良き悪習」:源・山田が鑑識の上杉を誘って近くの居酒屋へ。そこで源がねぎらいの意味で後輩2人にお酌していました。居合わせた藤・川合は初耳の作法に驚きます。男同士にだけある古臭い風習です。
ある日、上杉は刑事課長に頼まれた花のことで怒られました。世話を忘れていたのに咲いたままだったのですが、「何なめたことしてんだ」と言われます。というのは、枯れていたので、山田がすり替えていたのです。捜査一係・鑑識係の係長2人が指導不足を課長に謝りました。
この花はセントポーリアといって育て方が少し難しいようです。課長は新しく来た若手にこの花を育てさせるのが通過儀礼になっています。山田や牧高も花をダメにしました。しかし上杉が尊敬する源だけは花を咲かせ続けました。鑑識の係長は、若手に観察力を養わせているのでは?と好意的に解釈。
そのころ、ひとり居酒屋で飲んでいた刑事課の課長は、女将から刑事課の部下が課長の悪口を言っていたと聞かされます。しかし、「俺らが失敗したらあのおっさん黙って責任とる」と褒めてもいたそうです。
「憧れのロボコップ」:生活安全課のカナは「私たちはロボコップ、何も考えず仕事するのみ」が合言葉。
家出少女が話しやすくするためによ異動してきたイケメン枠の益田くん。しかし真面目な性格で少女たちの受けはイマイチ。
そんな中、迷子の幼児を藤・川合が町山署へ連れてきます。。そして虐待の疑いがあり、川合が聴取。源の助けもあり、体のあざも見せてもらえます。幼児は児相へ。しかし別れ際「ママすち(好き)」と川合へ泣いて訴えました。
町山署に戻った川合は幼児の母親が小さくておとなしそうな方で驚きます。夫が単身赴任で、ひとりで3歳の娘をみてて、たまに手を出してしまったようです。
幼児から恨まれたかな、と責任を感じる川合ですが…カナはヒラの警官が責任感じることないと言います。そして、デリケートな案件だから「守るべき人の感情を無視してでもやることをやらなきゃ」といいます。(ここでは守るべき人=幼児?)
カナは、「残念ながらロボコップになれない」から、嫌われ悩んで傷ついてを繰り返し、苦痛を受け入れて仕事をしていく…と持論を語りました。
一方、益田くんは3人の子持ちの苦労を生かして、虐待した母親に熱心にアドバイス。カナ曰く益田は「署イチの子育てアドバイザーコップ」だから母親は大丈夫…という結末でした。
「聞き込みの定石」:山田の同期の和田が藤のファンで、山田が飲み会をセッティング。しぶしぶ行った藤は、度数の高い酒を山田に飲ませます。
和田は近居署の刑事課所属で、聞き込みにやりがいを感じる男。聞き込みは、一見関係ない証言から犯人にたどり着くこともあります。
(例:ある住人「その時間は郵便局員しか通らない」→郵便局員「その日、白い車みました」→白い車の人「帽子被った男が走っていました」→犯人)
…酔い潰れた山田。藤は早めにお開きにさせました。藤の作戦だったようです。去り際、和田が【松島】に惚れていて、引き合わせてほしいとお願いします。まるで刑事の聞き込みのようで…。
<和田が藤を好き>は山田の勘違いでした。一方、男の友だちと会って帰ってきた川合は「お布施と信仰だけで?幸せになれる方法教えてもらった」と言います。川合は宗教の勧誘、藤は仲介役…と、またも(?)ラブストーリーが始まらないオチでした。
11巻のネタバレ
<11巻の内容>
「藤、異動の本当の理由は…」
前巻よりスタートした、藤・源のもう一人の同期を描く、ロングシリーズ「同期の桜」佳境へ。 藤、異動の本当の理由、警察学校卒業後の桜の行方、そして藤が保管する“箱詰め”の中身、少しずつ明かされていく真実に、新任警察官・川合は翻弄されていく――。
昇任試験に鑑識競技会、藤の美少女時代、そしてまたまた画伯が登場! 11巻も「働き方改革」とは無縁で頑張ります!
「いつも畏敬の念を」:川合が出勤でないとき、藤が泥酔し暴れた女性被疑者をひとりで制圧!川合は誇らしくなったものの…藤は負傷していました。左手薬指と小指の骨折、左ほおの裂傷です。
源・山田ペアがついていながらなぜ?と川合は怒りました。そんな中、川合が被疑者役を演じて再現見分を行います。制圧した際、ハイヒールを履いていた被疑者が倒れたため、後頭部をおさえながら助けた藤が負傷。川合は「暴力の半分が優しさ」と感じます。
源・山田ペアは藤を畏敬の念をもって眺めていました。女性を制圧する場合、手を出しにくいのです。藤は「女が暴れてる」現場は仲間が助けてくれないから孤独だといいます。
手が腫れて手錠が取れないため、源から借りました。そのとき「あとは俺らが」という源に、「いいからちょうだい!」と凄い表情(川合は取り押さえられていて見れません)で手錠を受け取り逮捕。
川合は、大人げなくて負けず嫌いな性格が藤を作っていると畏敬の念を感じました。
「未来はボスゴリラ」:藤(11歳)と如月(12歳)が小学生のころのエピソード回。2人が所属する剣道クラブに、サブちゃんこと宮原三郎が時々 指導に来ていました。2人は警察官になりたいと思っていました。しかし宮原は「警察官になるとマウンテンゴリラになる」からやめとけといいます。とくに藤はボスゴリラになる、と。
そんな中、ロリコン男が町の噂になっていましたが、いつも「見てる」だけなので、警察は動けませんでした。ある日、防具倉庫をひとり整理していた藤。そこへロリコン男が刃物を持って侵入!?
「宮原さんこっち!怪しい人いる!」如月が騒いだため、ロリコン男は退散。しかし警察はきていなく…如月は、宮原に教わった「警察が来たぞ」という狼少年戦法で逃げる、を使ったのです。「勇敢になんかなるな」とも教わっていました。
通報を受けた宮原は、ロリコン男を銃刀法違反で逮捕。しかし腕を負傷していました。
宮原は異動になります。「警察官になったらまた剣道教えて」という藤・如月。宮原は、警察は危ない・きつい・恨まれるから、なるな。誰かにやらせろ、お前らがやる必要ないと言います。それでもなるなら知らないという宮原。宮原も警察は好きではありません。ただ、誰かがやる必要があると思っています。
7年後。宮原の同期のボスゴリラ=鬼瓦が教官を務める警察学校に、藤と(1期上に)如月が生徒でいました。2人の警察志望の同機で、宮原の名前が出てきたので、鬼瓦は笑って宮原に電話してきました。
「裏取引資料」:来年の昇任試験のため勉強するよう上司に言われた牧高、山田。法学の勉強は「頭いい人がまとめた資料の丸暗記」も効率が良くておススメで、中身のいいものは裏取引きもされています。だからといってお金が動いているわけでなく、電話でお礼をいえばいいのです。
源が山田にいい資料をコピーして渡しました。…山田は勉強のため早上がり。すると、部屋の前で藤・川合に見つかってしまいます。源の部屋でさぼらないようお酒を飲みながら、2人が監視することに。
藤の説明によると…昇任試験は大卒採用は2年、それ以外は4年経てば全員受験させられる。全員平等に昇任のチャンスがあるのですが、部署ごとに合格者を競ってもいて、士気が低い者も勉強せざるを得ない環境になっています。
試験の内容も説明した藤は、「好きな科目から学べばいい」と助言。「ないですよ」と山田・川合。そこで、川合が好きな少女漫画の壁ドンを法律的に解釈してみたり、恋愛は任意性を明示して相手の合意を求めるのが基本、など説明。味気なさを嫌がる川合。
山田は、1発合格した源からもらった資料を藤にも見せます。すると、書き込みの文字が藤のものでした。それは警察学校時代、源ともう1人の赤点コンビのために藤がまとめた資料。「聖子ちゃん、これどういう意味?」とたくさん聞かれて、藤がその資料に書き込みしたのです。そのとき、何か気合が入る言葉をとリクエストされた鬼瓦教官が、資料の裏表紙に【祈☆逆襲】と書きました。
やがて源が帰宅してきて、資料のことで照れた会話になる源・藤。山田の勉強の監視役は源が引き継ぎました。
「あきらめの一線」:「イケメンの彼氏が欲しい」と嘆く川合。藤は、恋愛に夢みてばかりでなく、恋愛と言えば「恋人や夫婦間のトラブルは潜在化しやすい」と連想してほしい、と説教。
そんな中、76歳の男性が交番に来て、2つ下の妻から暴力を受けている、妻が不倫していると相談が。素直に聴取する川合ですが、藤が男性を認知症と見抜いて、妻とケアマネジャーの女性に引き取りにきてもらいました。
雑談になり…その妻はケアマネジャーが「ハンバーグ作れない」と宣言することをカッコイイと言います。どういう意味かというと…仕事と家庭を両立するためにあきらめの線引きができることをカッコイイ、と。
藤がパトカーで夫妻を自宅まで届けました。「ご主人を中まで送ります」とやけに親切な藤。部屋の中は物が少なくてキレイに清掃されていたのですが…藤は部屋の目立つ場所に娘への手紙を発見し、夫の施設入所を「娘さんに進めてもらいましょう」と妻に助言。しかも「今すぐ連絡してください」と強めに言いました。妻は「わかりました」と返事をします。
川合は、天井の少し下:欄間(らんま)に首をつる用の紐がかかっているのを発見しました。
(補足:実は、奥さんが介護疲れで人生をあきらめていた…という意外なタイトル回収です。妻の不倫は誤解で男性介護士のことだったのですが、DVは本当かもしれません。部屋の奥の床にひもがあったので、争ったのかも…夫を殺害して自分は首を吊る気だったのかも?)
「見えないものを感じとれ」:県下鑑識 競技会が開催されます。町山署チームは、源・上杉・川合。岡島北署からは源の同期(大卒だから源より年上)の権川原が率いる岡島北署。この競技会は、若手の鑑識技術の底上げのため、年1回開催。各署から代表3名が参加。全員鑑識係経験一年未満、巡査部長・女性警官をそれぞれひとり参加させるルールもあります。
結果は、岡島北署が優勝。川合は、自分が粉をつけすぎて指紋採取を失敗したことを反省。源は競技会も訓練だから、現場で見返せばいいとフォロー。
そんな中、岡島北署の若手警官が、女性警官(川合の同期)に権川原へ告白するよう背中を押していました。権川原はめちゃくちゃカッコイイという2人。川合は2人の会話を盗み聞きして、さすが優勝チームは見えないものを感じ取る鑑識の極意マスターしてる」と脱帽しました。
(※補足:見えないもの=権川原の魅力と思われます)
「誰(た)が為に描く」:川合が休日に似顔絵の特訓で、源に車で連れ出されます。川合は似顔絵のときの源が少し怖く感じます。源は、誰の絵を描くのか教えてくれませんでした。不安な中、育休中の女性警察官・荻原(山田キヌヲ)と会うのですが、上手く描けない川合。
『守護天使』を見たのずっと前だか記憶に自信がないと言う荻原。守護天使はただのあだ名(天使のような存在ではない)で、どこの管内にいるも変わったおじさん。警察官をじっと見てるからあだ名をつけたと荻原が言います。
育児がある荻原の制限時間いっぱい使っても、川合は似顔絵を描けません。こんなの初めてです。源は来月もう一度と萩原と約束をしていました。川合は、なぜそんなに執着してるのか理解できず…この後、源を避けるようになります。
ある日。町山署の廊下で、川合が源に「似顔絵ホント無理なんで」と告げました。宮原が間に入り、「桜のことを話すべきだ」と訴えます。源は桜の件を隠して「俺ずっと川合をエサにしてた。仕事に必要だっただけ。大したことない」といいます。
エサにされた意味が分からず、ますます混乱する川合。宮原が「川合をエサにしたのは藤だ」と告げると、源が係長に電話で呼び出されます。(カナが機転をきかせて北条係長の携帯から源を呼び出してもらいました。)
宮原は「お前はただ淡々と聞け」と、過去を打ち明けて…。
「同期の桜2」:内容はリンク先を参照してください。(「誰が為に描く」ラストからの続きで、宮原が川合に桜のことを話すというていで、【警察官ひき逃げ事件】を回想)
「運命の出会い」:タイトルは藤が川合と出会ったことが運命という意味です。
<川合が町山署に赴任したころ>
出張ばかりだった藤・山田ペアが初めて新任の川合を署で見かけました。「桜に似てる」とつぶやいた藤。
<藤が町山交番に異動した後の話し>
町山署にて。・・・3年前のひき逃げ事件は、応援警官の到着が遅れ、防犯カメラ・ドライブレコーダーの普及率がまだ低く、雨も降ったため、犯人の目星は今もついていません。しかし、鬼瓦は事件直後、「守護天使?」とつぶやきました。藤はその言葉にすがっています。
守護天使は20年以上前から町山交番管内に出没し、とにかく警察官を凝視していたおじさん。凝視対象は、若くて小柄で、短い髪。警察学校卒業したてな感じの女性警官ばかりでした。職質は何度もけkたものの、氏名・住所は残していません。(筆者の感想:写真くらい撮っておくべきでしたが、何もしてない市民なので公には撮れないのでしょう)
歴代の町山交番員は「よく分からない。が、危害は加えてこない。こちらを見るだけの守護天使だと思って割り切ろう」と慣れていきました。
そんな中、守護天使がもっとも執着したのが、桜でした。桜が町山交番員になって4年半、毎当務、現れたそうです。
桜が宿舎近くで、守護天使が【白い軽トラ】に乗っているのをみかけました。ひき逃げ事件の犯行車両も白い軽トラですが…
秀山交通課長は「それだけで結び付けたのか?」と危険視します。ひき逃げ事件は加害者・被害者に面識がないのが通常だからです。
宮原は興味対象に突っ込んでしまうのはたまにあるというもののの、今回の根拠にはならないと言います。それでも、手持ちの武器がない以上、藤・源がすがるのもわかると宮原。
藤に代わって、源が白状します。川合をエサに過去目撃されたところを歩けば、守護天使に遭遇する、と。
吉野副署長は当時「鬼瓦教官の意思を継いで川合を指導させてください」と頼まれ、感動していました。「囮(おとり)にしつつ、育てようと」したのは本当だという藤。
源が町山署に異動でやってきたのも、藤に桜の事件の手伝いを頼まれたからでした。
(補足:みなたね)
<現在>
宮原が川合にひき逃げ事件のことを話したあと。藤は川合を傷つけたと落ち込みます。山田は「桜先輩がいたら笑わしてくれるのに」と思います。(補足:これってミスリードっぽい発言ですね。たしかにその場にいないのですが…)源は、藤に「聖子ちゃんが必要と思うなら気にせずやり切れ。俺がついてる」と励ましました。
後日。産休の荻原のもとへ、源・山田ペアとともに川合が行きます。桜の事件を知ったうえでやる気いっぱいの川合は、「わかったます。自分のペア長のことくらい。ご心配なく、藤部長には、わたしがついてます」と源たちに告げました。
「希望の一枚」:リンク先を参照してください。
リンク先で書かなかかったストーリー:この回の冒頭で、荻原から聴取し、守護天使の似顔絵に成功した川合。守護天使の情報を仕入れたことでイメージしやすかったようです。
宮原は岡島県警全署員に絵を流すことにします。まだ不完全な絵ですが、武器がないからです。
数日後・・・源の同期から電話がたくさんきますが有力な情報はありません。そんな中、戸成署 交通課 運転免許窓口係の板垣巡査長も守護天使の似顔絵を見ていて…。
川合が
「藤部長には
私がついてる」
というシーンが
感動的な巻ね!
12巻のネタバレ
<12巻の内容>
「ついに、犯人捕まる!?」藤・源の同期・桜を轢き逃げした犯人を追い続ける町山署のメンバー。ついに“怪しすぎる男”を発見! しかし、取り調べをするのは、なぜか川合…。果たして事件を解決できるのか? そしてその衝撃のラストとは…!?ロングシリーズは終わっても、もちろん通常業務は日々降りかかります…。12巻も、極小の事案と真面目に戦う、警察官をとくとご覧あれ!!
「定時退庁至上主義」:戸成署の交通課・板垣巡査長は定時退庁が第一主義。桃木と有田は県警イチのギクシャクペア。かみ合っていない2人のコミカルな会話があった上で…残業しない板垣が、桃木のために似顔絵のことで残業します。
有田が残業していいと思うときあるんですか?と驚きます。その板垣の答えが意味深で、新任の時にペア長がビルの階数数えていたとき(補足:男性警官の謎の行動だから心配して残業?)と、その恩人の娘を見てつい応援したくなったとき…。
(補足:恩人とはペア長のことで、その娘とは桃木のことでしょう。板垣は46歳。桃木の父は55歳で他所属の署長をしています)
板垣の報告から、手配の似顔絵に似てる男は木村良徳(62)と判明。戸成署管内の農園会社に住み込みで働いている男。20年前に元妻から行方不明届が出ているが、成人なので本人の同意がない場合は元妻へ連絡がいきません。免許更新のたびに木村は連絡を断っていたがのですが、娘にだけは会いたいといいます。警官になるのが夢で頑張っていたという娘さんです。板垣は一応調べてみると答えました…
その娘・あゆみは、板垣と同じ所属だった元警察官。すでに結婚して退官しています。
報告を受けた藤たちは、写真も送ってもらい、あゆみと桜が似てるとわかり…。
「いざ、聴取へ」:宮原が調べたことを報告します。警官ひき逃げ事件の直後から徹底的な車当たり捜査(この場合は軽トラを警察が直接確認していったこと)が行われました。しかし手掛かりはなし。木村良徳 名義の軽トラも当時ありませんでした。
しかし木村が勤務している戸成農園の社長名義の軽トラは、捜査記録に残っています。社長はその軽トラで県外出張に行っていたと証言。しかし(タイミングが悪く)担当警官が実際に軽トラの確認はできませんでした。
源・川合・上杉で、交通課の中で一番いい車を借りて戸成農園へ聴取に向かいます。しかし後部を山の斜面でこすって、さらに缶コーヒーがこぼれて、川合が手で受け取って、それを動かすとこぼれるので、源が川合の手の中のコーヒーをすするカオスな展開に!?(川合は甘いのしか飲めないための行動。)
コーヒーまみれの源。車も修理してもみ消したい。しかも約束の時間に間に合わない…と背に腹は代えられない状況となった源が、お巡りさんの父親に電話して…。
「おとうさんといっしょ」:川合・源・上杉は、源の父の勤める駐在所へ。婦人たちをとりこにするのはさすが源の父親。話しも真剣に聞いてくれるので、さすが遺伝子です。
そんな中、源の着替えは岡島県警のマスコットキャラ「おかじまくん」がプリントされたトレーナーしかありませんでした。おかじまくんは、警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」に酷似。こんな違法(?)な服で聴取にはさすがにいけません。
車の傷のもみ消しも、修理業者が研磨剤を貸すから手伝いを2人よこせと言われます。そちらに男性2名行くことになり、聴取は川合ひとりで行くことになりました。源の父がパトロールのついでで送ってくれます。
絶対ねばってやり遂げる、と川合は覚悟して向かいますが、戸成農園社長に会うと、あっさり「バレちゃった?ごめんごめん」ととんでもないことを言い出して…。
「怪しすぎた男」:
(回想)
3年前、戸成農園社長は営業用バンで県外出張へ行っていました。
出張から戻ると、木村から営業用軽トラを事故で廃車にしたと報告を受けました。従業員寮に戻って酒を飲んだ後、畑の忘れ物に気づいて軽トラで行って、畑に突っ込んだといいます。
社長は保険請求のため警察に届けようと思いました。飲酒を黙っていれば公道じゃないし大丈夫、と思ったのですが…
木村は数年前、娘が警察官になったのを地方ニュースで見たから、迷惑かけたくないと届けをやめるよう懇願。
翌週、戸成署の警官が軽トラのことで一応 捜査にきましたが、(木村は知人の解体業者に持っていたので、それを話すとそっちに捜査が行って)面倒なので、社長はてきとうにごまかしました。
社長の話しを聞いた川合・源の父は、木村の話しが怪しすぎると思いました。
そこへ、木村の姿が!社長は軽く「一緒に謝ってよ」と話しかけますが…
すごく声が震え、明らかに動揺している木村。(社長曰く、木村は小心者で大それたことできない人です)
川合も震えながら上司らの顔を浮かべ、懸命にくらいつき、解体業者がどこか問い詰めます。自動車保険の解約などに廃車手廃車証明書が必要になるはずですが…木村は解体してない、車検が切れても税金を払い続けていると白状します。(*1)
川合はこの証言で満足しますが、源の父が(時間をやるな)と小声で助言。川合は軽トラを見せてもらうことに。すると裏山に現存していました。
町山署に報告したとところ、秀山交通課長が精鋭を集めてそちらへ向かうと言います。
しかし木村がトイレに行っていたすきに、自殺をほのめかす書きおきを残し、逃亡!?
*1補足:車検が切れても、廃車手続きをしていなければ免税にはなりません。 車検が残っていたころと同様に毎年5月ごろに「自動車税納税通知書」が届きます。
「山の奥でつかまえて」:被疑者の逃亡の報告を受け、川合・源の父ペア、藤・所長ペア、カナ・山田ペア、戸成署の桃木・有田ペア、町山交通課、源・上杉ペアが車で追います。
地元の駐在所のお巡りさんである源の父が、自殺の名所トップ5から捜索し、対象車両を発見。
副署長が町山署にやってきて無線で指示するがみんな聞きません。そんな中、宮原が副署長へ「貴局の健闘を祈る」と報告?*2
その後、宮原が被疑者を逮捕しました。
*2補足:宮原の言葉は、力関係が妻が上のため子づくりの誘いができない副署長への励ましの言葉であり、下ネタ。
「ひき逃げ犯を逮捕したら奥さんに下剋上してもう1人お願いできますね」と宮原が進言した伏線回収(!?)です。副署長の妻はひき逃げ事件当時、4人目を流産し警察をやめています。
「同期の桜3」:リンク先を参照してください。
「同期の桜4」:リンク先を参照してください。
「星の数だけ」:川合の部屋での鍋パーティーにて。川合が藤・カナ・源・山田・上杉に、ある体験談を質問します。交番勤務中の公園パトロールにて、男子の公衆トイレから女性用ワンピースを着た中年男性が亀甲縛りをした状態で出てきました。あなたはどうしますか?
性的嗜好、性的思考など今はいろいろあるので難しい問題です。みんな法律などを出して考えてくれました。しかし結果は、川合に同行していた所長が空の星を見させて「星の輝きが違うように、人間だってそれぞれ違う。だから世界は美しい」と名言っぽく言っておとがめなし。
変態の数を星に例えて煙に巻いたことで、藤たちは所長が仕事しなかっただけと見抜きましたとさ。
「ピョンピョン捜査」:ピョンピョンとは源・山田の呼び名で、彼らが潜入捜査みたいになってしまう回です。
ある日、イタリアンレストランにて。カナら町山署生安メンバーと、本部風俗事件担当の服部(藤と同期。デリヘル刑事の異名も!)が違法デリヘル経営者の男<コウモリ>を待ち伏せしていました。
すると、山田と女の子が入店。「山ぴょんの名前で予約してくれた?」という女の子!?
その後、源と女の子も入店。「モジャぴょんの名前で予約してくれた?」という女の子!!
しかも山田、源ととも対象者の手下のテーブルをはさみうち!
山田・源とも珍しくデートでした。そして川合も男性を連れて入店。彼は保険の営業マンでした。
彼がこのイタリアンに来てしまったのは、カナと益田が(捜査内容を)ぼかした会話を聞いていたから。
結果的に、服部がコウモリの入店後、逃げようとしたところを逮捕。その際、服部は肩を痛めます。源と女の子のテーブルにぶつかったこともあり、女の子と服部は会話を交わすのですが…その後、服部が女の子が看護師として働く病院に通院して2人は付き合うことに!なお、山ぴょんはシンプルにふられています。
13巻のネタバレ
<13巻の内容>
「ニューメンバー!猿渡と如月」
町山署に新しく赴任してきた猿渡署長とAV王子こと如月部長。
二人の加入で騒がしい町山署に拍車がかかる。
詐欺グループをアレな目に合わせたい如月、DV問題を抱える牧高、違法デリヘルを扱うカナ。
さらには、川合の公用免許取得訓練とちょうどいい才能など、
通常回のハコヅメが目白押し!ハコヅメ途中入門なら、まずはこの13巻から!
「牧高の受難」:川合は中学校のミニ講話で<警察の仕事と喜び>について話すことになります。そのため、藤・源らに相談します。そんな中、牧高がDV男の対応をひとりでします。さらにその男に気に入られたのか何度も署へ電話がくる始末。さらに、女性被害者から電話があり牧高が駆け付けると、その男女は復縁していました。(間違って通話ボタンを押したもよう)…まさに牧高の受難。
それでも牧高は落ち込みません。映画『燃えよ剣』が公開されるから。それ以外に明日を頑張る理由がないという牧高。鳥羽伏見の戦いに比べれば自分の仕事は苦労じゃないとも言います。
川合は、趣味の充実で仕事を乗り越えられると学校で講話。校長からはふんわり苦情を受けました。
ちなみに『燃えよ剣』の公開延期で、逆に牧高はホッとしてます。10年は心の準備が欲しいもよう。
「源流取り調べ術」:カナと服部が、コウモリこと古森太郎(阿部亮平)の愛人の女を取り調べしています。しかし服部は上手くいきません。そこで同期の源にお願いして取り調べのコツを教わります。相手は藤で、巧みなテクニックで藤の性感帯を白状させました。
カナと服部は源流で取り調べることに…。
源流コツその1:共通の敵や目的を置く(服部が結婚指輪と違う指輪をはめたり、カナが服部をあいつ呼ばわりして、女の敵に仕立てました)
源流コツその2:褒め言葉
源流コツその3:自分の弱点を少しみせる
源流コツその4:気持ちを自分の言葉で伝える(判断できない未成年を違法デリヘルで働かせることのデメリットを訴える)
コウモリの愛人は素直に自供しました。
「ブレブレ遺伝子」:タイトルは川合の写真がブレブレなのが、親ゆずりだから。現場写真がブレブレな川合が山田に撮影技術を教わる回です。さらに実家の愛犬が亡くなったことで、平気なふりをしていた川合が藤をバックハグもします。さらに、川合は弟から、父と愛犬が町山市のニュースが流れると姉のことを心配していた…という心温まるエピソードをメールで受け取ります。その際、送ってきた(父が撮った)愛犬の画像がブレブレだったのでした。
「ギフテッド・モジャ」:源がいつもの美容師がいなくて短い髪になっていました。それはまさにイケメン。川合は源へドキドキと、恋してしまいます。しかし周囲は天然パーマの方がいい、と言います。それはイケメンだと刑事として不利だからという理由。周囲は短髪の方がイケメンと本人に悟られないようにします。天然パーマはまさに天より授けられしパーマなのです。
10日後。モジャモジャに戻った源に対して、川合の熱は急激に冷めました。
「心構えを怠るな」:川合は同期生の結婚式・2次会へ参加。そこで出会った警察の男性から、27年前の岡島災害について聞かされます。地震と豪雨が重なって被害が出ました。その男性は「小ザル」刑事と呼ばれ、同期には二枚目で切れ者の「閣下」と、気が優しくて力持ちだが口下手な「マコ」(本名:マコト)がいました。
閣下の美人妹・亜衣はマコと結婚。もうすぐ子供が生まれる予定です。しかし岡島災害のとき、老人の避難の説得に行っていた際に、土砂災害に遭って亡くなりました。
遺体安置所にて。マコと老人の遺体の前にて…老人は住み慣れた家を離れたくたないと避難を拒否していて、説得してる間にマコは被害に遭った。亜衣は死にたい人を救助する意味が分からない、生きててほしかったと泣いてわめき、「このババアと警察にマコは奪われた!」と叫びます。
兄の閣下は「マコは立派だった。俺の同期の死を侮辱するな」と叱ります。立場が違う2人の主張は平行線。
…その後、亜衣は無事に出産し再婚。県外で幸せに暮らしています。
話しを聞いた川合や同期たちは、災害への心構えや準備をすると言いました。
【オチ1】翌日の朝礼。川合に、心構えをしていなかったことが起きます。それは、昨日災害を話してくれた男が、新しく町山署に赴任してきた猿渡だったから!
【オチ2】猿渡は源のことをマコ2(ツー)と呼んで、「閣下は元気か」と声をかけます。「親父なら駐在所でのびのびしてます。あと何度も言ってますが誠二(せいじ)ですって」と苦笑いの源。
⇒源の父親は猿渡の同期の「閣下」で、亡きマコのことを子の名前に入れたのだと思います。マコはあだ名で本名はマコト。マコトは誠と書いたのかもしれません。
⇒のちの14巻「奥岡島事件の恩賞①」で、亡きマコが源の実の父親と判明。マコ2世だから、マコ2(ツー)なのでした。今の父(=閣下)は育ての父なのですね。
「AV王子の企み」:AV8段(?)を持つAV王子こと如月が、本部捜査二課知能犯係から町山署へ異動してきます。噂では、捜査二課の忘年会でブリーフ一丁で「AV男優が言いがちなセリフ」ベスト10を披露したから左遷されたと言われますが…実は恋人に結婚を迫られ中で、独身最後に藤・宮原ら知人のいるこの署で階級と剣道の腕を上げようと希望してきました。
猿渡署長に、少年剣道のとき宮原に指導され、宮原にあこがれて警官になったと報告した藤・如月。このテの話しが好きな署長は、しぶる宮原を町山署の剣道の指導にあてさせました。
藤は久しぶりの「サブちゃん」(宮原三郎だから)の指導に笑顔に…。
「STOP!無限ループ」:川合は振り込め詐欺撲滅キャンペーンのチラシを配布。如月によると、振り込め詐欺はまさに無限ループ。対策を警察が広報したら犯人グループは新たな手口を考えて、と。
そんな中、町山署の北白川刑事からキャッシュカードを預かりにいくといわれたおばあさんが、町山交番に他の準備物を質問。川合と如月は詐欺と判断。
そのおばあさんに騙されたふりをしてもらい、川合・如月ほか警察が張り込んで、待ち伏せしていると…なんと現れたのは孫。詐欺のチラシをみた孫が祖母が大丈夫か試すドッキリを仕掛けた、と言います。如月は家族の絆が大事、と安心しました。
孫はチラシが血の気が多かったから、と言うのですが、川合は分かりません。実は縦読みすると『振り込め詐欺グループ ノ くそ ども 絶対パクる』と読めました。
「ちょうどいい才能」:源が、性的被害を受けた中学生男子の聴取に苦労します。そこで藤・川合に頼もうとしたところ、如月も現れて、自分も小学生時代に(女の子に間違われて)性的被害を受けたことを告白。藤が男に襲われそうになった、2週間前のことでした。藤は、そんな目に遭ったのに当時助けてくれた如月に感謝します。
そんな中、藤は美人すぎるので、色気ゼロの川合が男の子の聴取に。うまく進みました。思春期の男子に緊張感を与えない点はまさに職人芸でした。
「公用免許がほしくって」:警察官がパトカーなどの公用車を運転するのには、各都道府県で定めた基準の免許<公用自動車運転免許>取得が必要です。岡島県警では、秀山・宮原ら運転指導員の訓練を受けて認めてもらうことで取得できます。
川合が訓練を受ける中、源・上杉も公用車を内緒で修理した罰で、如月は一時停止違反をしたため、訓練を受けます。車には死格あること、緊急走行の注意点、狭い道を通るとき何度か切り返して進む訓練などをします。川合は運転を少しなめているところがあり…結果的に、川合の公用免許取得は見送られました。
14巻のネタバレ
<14巻の内容>
「猿渡署長にお礼参り!?」
突如、署長室に押し掛けてきたナゾの男・前村孝三。この男をきっかけに、約20年前に起きた、岡島県警史上最も大量の覚せい剤を差し押さえた「奥岡島事件」の真相に迫る!
まだ新任だった鬼瓦教官、刑事として現場で活躍していた源の父親が、密売グループのリーダー「ジョージ」を追い詰める!ロングシリーズ「奥岡島事件の恩賞」編、開幕!
「警察犬ヤマ公」:女児の前で男性が下半身を露出し自慰行為を見せる事件が発生。藤・川合も駆けつけて話しを聞くと、男は射精したもよう。刑事課総出で、精液を探すローラー作戦を実施。そんな中、山田が匂いで精液を探し当てます。被疑者が警察の捜査の光景に恐怖を覚え、出頭してきました。
「エースの美徳」:源が隣接所へ捜査応援で、忙しい日々。顔に疲れが出ていて、藤・川合は源を心配しあます。一方、宮原が腰痛と痔があるのに表に出しません。警察官は「顔に出さない」が美徳の風潮があります。そんな中、源が夜に藤の部屋を訪問。手を握るシーンも!?…翌日、川合は源がご機嫌なのを見抜きます。藤が、私を昨日おちょくったからとごまかしました。
「奥岡島事件の恩賞①」: 突如、前村孝三が署長を尋ねてきました。やや強引に署長室で、猿渡署長と一対一で話すことに。約20年前に起きた、岡島県警史上最も大量の覚せい剤を差し押さえた「奥岡島事件」 。そのとき猿渡が調べた密売グループ幹部のひとりが前村。お礼参りか?とあわてる署員たち。
「源は?教えてくださいよ。あの性悪だけは許せない」と聞こえたものだから、当時関わった源の父が標的なのか?とざわつく藤・川合・山田ら。源に知られないよう右往左往。
署長室から出てきた猿渡は、前村を薬物担当につなぎます。猿渡は前村が被害妄想で支離滅裂なことから、任意採尿を受けるよう説得していたのでした。
【オチ】前村は鬼瓦京子のお礼参りに来ていました。鬼瓦は内偵捜査を当時担当していて…「あいつでしょ、情報の源は?」と前村は怒っていたのです。
「イージス is not イージー」:イージスはギリシャ神話にちなんで「盾」を意味します。イージス艦はミサイルをレーダーで探知して迎撃できる船。けれど、今回はのお話は月に一度の合同機動隊訓練に川合が参加するお話し。
ただでさえキツイのに月経2日目。最悪のコンディションです。
<岡島県警・女性機動隊の構成>
- 27名の隊員(巡査・巡査長):川合
- 3名の分隊長(巡査部長):桃木(藤の同期)
- 1名の小隊長(警部補)
川合は休憩のたびに桃木にお尻をチェックしてもらいます。
(回想)桃木も警察学校時代の訓練中に生理で、グラウンド30週の時にナプキンが落ちて、うしろの藤が拾ってくれたことがありました。訓練後、桜や松島も気遣ってくれて、寮まで桃木を隠してくれたのですが…こいつらはイケメンだと思った桃木。
川合は訓練後、トイレに駆け込みました。しかしズボンがピンクの汗になっていて、帰りは公用車を汚さないため「空気イスで帰ります」(!?/冗談でなく川合は本気)というので、桃木がピンクのタオルを渡しました。川合は洗って返すと言いますが、桃木は後輩に恩を返しなさいというのでした。
「ど根性大根役者」:主役は宇都。如月のペアっ子で、町山署の捜査二課に異動してきたばかりの男です。192センチの体格ながら、吹奏楽部出身で運動は苦手。そんな宇都が、飲食店で暴れる無銭飲食の男を体格を生かして威嚇。相手はおとなしくなります。本当は弱いのに、まさに大根役者でした。
「奥岡島事件の恩賞②」:記録的な豪雨の予報があり、町山署では災害に備えて当直勤務員以外の全署員は警察署に一晩待機することになります。藤は交番泊まり。川合は署で待機と別れていました。
そんな中、OBからカップラーメンの差し入れがあったのですが、猿渡署長は食べられないといいます。嫌いというより、「岡島災害」での捜索活動で何日も食べたため、あの災害を思い出してしうから。
源は実の父のことを猿渡に尋ねると、マコの墓には右手のお骨が入っていると知らされます。発見したとき、閣下は「この手でよく亜衣のお腹を撫でてくれたんだ。この手だけでも亜衣と子供(=源)の元に返せて良かった」とボロボロ泣きました。
源は猿渡にかまをかけます。親父が刑事を辞めたのは子供と時間を作りたかったから、と。猿渡は「もちろんだ」と顔を触りながら答えます。動揺した証しですが…。
「奥岡島事件の恩賞③」:町山署に県警本部から監察課が巡回指導に来ました。警察官の異性関係の不適切な事案=「あはん事案」で全署員が朝から怒られています。
その後、前村孝三が今も薬の密売に関わっていることから、町山署に特捜本部が設置されます。密売人の女を尾行・張り込みするため、川合が如月とカップルを装うことに。イケメンな如月と川合が「あはん事案」にならないか心配する同僚たち。2日後、手をつないだり、吊り橋効果があったりして、仲良くなった2人。
そんな中、源と川合は猿渡署長から、鬼瓦元教官の聴取を頼まれました。
<鬼瓦を聴取する理由>
猿渡は源に、20年前の「奥岡島事件」で、一番の功労者たちは情報収集班。
情報収集能力に秀でた精鋭5人で結成された班ですが、源の育ての父は班長でした。
しかし事件後、5人全員が捜査部門から退いたり、退官しています。
不可解な人事で、色々と噂が流れました。
何らかの事情があったと推測されます。
猿渡は、当時のひとりの鬼瓦にアポを取って、源に聴取を頼んだのでした。
「奥岡島事件の恩賞④」 :今回は鬼瓦の聴取内容の回で、20年前の<回想>です。
<情報収集班>
・班長:源の育ての父(協力者から情報提供をもらう仕事)
・班員:塩谷 巡査部長、矢吹 巡査部長(内偵捜査担当、県警イチ存在感ないコンビ。塩谷は優しい男。矢吹の親は監察の偉い人)
・班員:2ヶ月潜入捜査している人物
・班員:鬼瓦
鬼瓦は、内偵捜査の塩谷・矢吹とともに、幹部の中でも脇が甘い・前村孝三を尾行することに。ナイトクラブで前村に声をかけられた鬼瓦はカタコトの日本語でごまかしました。
極秘の捜査会議(限られた幹部と情報収集班だけ)にて。前村への捜査は進展なしと報告が上がる中、源の育ての父が密売グループに近い女性からの情報を紹介。言葉でなく手書きのメモのコピーをまわし、2分だけ記憶して、破棄。女性は報復を恐れ県外に逃亡しましたが、超極秘の情報でした。
その後、奥岡島事件は密売グループ8名が逮捕。大量のシャブを押収して解決‥‥
と思われましたが、 <情報収集班> は解散せずに継続。源の育ての父は、リーダーのジョージの検挙がまだだから、と言います。
そんな中、源・鬼瓦はつけられていると気づきます。喫茶店に入ると、その男も入ってきて鬼瓦に肩をまわして「虎松譲二です。よろしくね」と告げて…
「奥岡島事件の恩賞⑤」 :鬼瓦の聴取内容の回の続きです。
喫茶店にて。譲二と源・鬼瓦の会話による攻防。鬼瓦の潜入捜査時の着替え動画で揺さぶる譲二。しかしハッタリでした。
前村は素人ような幹部ですが、譲二にとっては大切な人。昔世話になった兄貴が服役前に預けたのが前村でした。(その兄貴は獄中死)
譲二の要求は「捜査から手を引け」です。刑務所から出てきた前村が譲二なしで生きていけないから。
「あんたも人の親なら分かるだろ?」と譲二。「俺に子供はいねえ」という源。
しかし譲二は、(妹の子を子供として育てている)誠二の存在を知っていました。源の再婚した妹、手術した妻、部下の塩谷・矢吹・鬼瓦…「大事なものが多くて、実りある人生が羨ましい」と、譲二は遠まわしに脅して…。
15巻のネタバレ
<15巻の内容>
虎松譲二の逆問を受け、組織内の情報が漏れていたことが発覚!
息子の誠二をネタに脅させれる源の父。情報は一体どこから漏れたのか。無事に譲二をパクることができるの!?
「奥岡島事件の恩賞」編、ここに完結!もちろん通常回も絶好調!あの頼れるゴリラが、チンパンジーに甘えるゴリラに大変身!!
「奥岡島事件の恩賞⑥」:(回想/つづき)組織内の情報が漏れたのは、塩谷が恋人に話したから。恋人とは別れ、譲二と恋仲になったもよう。塩谷は捜査のことは話していないものの、職場のことを話しました。しかし伊賀崎のことは明かしませんでした。(情報収集班の潜入捜査官は、現在の町山交番所長でした)
源(の父)は最後まで残る気です。誠二のことはマコの両親に養子にしてもらうよう、土下座して頼み込みました。
しかし情報収集班は解散、全員異動が決定。上司は、食い下がる源に「お前には世話になった。だからせめてもの恩賞だ。息子との生活を享受しろ」と告げました。(回想おわり)
鬼瓦は、パパにとって駐在所での息子との生活は何より恩賞だったんだよと言います。猿渡から、源が誤解してるだろうから、その辺も話すよう言われていました。
<他のメンバーのその後>
・塩谷はその後、警察を去りました。怖さにとらわれてしまったのだろう、と鬼瓦は言います。
・矢吹は今は監察課。先日、町山署に指導にも来た人物でした。
・伊賀崎は町山交番の所長になっています。
「奥岡島事件の恩賞⑦」 :猿渡は、伊賀崎を聴取。功労の大きかった情報収集班の中でも源の父がつかんだ情報と、伊賀崎の秘匿捜査でつかんだ情報が事件検挙のキーとなりました。
伊賀崎は、秘匿捜査のことは語りませんが…虎松譲二について語ります。譲二はさらに上の者に頭を下げて失敗のつけを払うから、下っ端を守りました。しかし譲二につけを払う力はないはず。今は悲惨な末路では…と伊賀崎は思っていたのですが…譲二は<町山から遠くない場所で生きてる>と推測できるといいます。
なぜなら…町山署でシャブ事件を捜査したときに針山剣次という売人を検挙。生活安全課が違法デリヘルの経営者・古森太郎(阿部亮平)を検挙。この2人は奥岡島事件で譲二に助けられた下っ端。(古森は前村のお守り役でした)
さらに前村が署長室に乗り込みシャブで逮捕されました。
<流れ>
針山が逮捕⇒前村がシャブの商売を引き継ぐ⇒お守り役の古森が逮捕⇒前村が暴走。売り物に手を出してしまう。被害妄想で署長室へ押しかける。⇒前村も逮捕。
伊賀崎は、虎松譲二が前村を針山・古森に押し付けて、自分は身を潜めていると推測。針山や古森の女から聞き出せば、譲二の行方もつかめるはず…。
そのころ、町山市内のマンションで、51歳の譲二は娘・安達菜摘(15)と、内縁の妻と暮らしていました。譲二は仲間が逮捕されたため、海外移住するつもりです。その話を聞いてショックを受けた菜摘は(夜遅いのに)マンションを飛び出しました。(母親は夜勤中)
すると、町山交番の藤が菜摘を保護したから迎えに来て欲しいと譲二に連絡。譲二が交番へ行くと、源誠二・山田もいて…。
これまでの捜査が
つながる展開が熱いなあ!
譲二は前村や娘は
大事にしてるのに
未成年者を食い物にしてて
倫理観が破綻してる!!
「奥岡島事件の恩賞⑧」 :菜摘は女性警官が対応。譲二には源誠二が話しを聞く…ふりをして、針山のシャブ事件、 古森の違法デリヘルとの関わりを追及します。さらに捜査二課も到着。譲二の居住先のひ とつ、宮元真千子のマンションに覚せい剤の件で捜索差押許可状が出ています。
譲二は弁護士を呼んでガサ入れに立ち会うことにした。…菜摘は、自分を父を呼び出すのに利用したと気づき、「正義の味方ヅラして汚い。虫唾が走る!」と、源誠二・藤に怒る。
「ストップ!この顔が正義ヅラに見える?」川合が源・藤の前に立ちはだかる。むくんで疲れた顔の川合に、菜摘は驚く。
川合は「正義なんて人それぞれ」と正義の曖昧さや、菜摘の言い分を認めつつ…だから法律というルールを守ることが、(法治国家の)社会で生きる自分と大切な人を守ることに繋がる、と伝えました。
留置場へ入る前に持ち物を調べられる譲二。ずっと手を握っていたのですが、手の中にはなりません。交番で娘とハグした時のシャバの感触でした。
「奥岡島事件の恩賞⑨」 :如月と川合が何日も、虎松譲二と妻子がいるマンションを張り込みしていたシーンを回想。汗で臭くなる2人。そんな中、娘が出てきたとき、川合だけが尾行して町山交番も応援へ。如月だけシャワー・着替えをすませ取り調べ室へ、という流れでした。
川合が頑張ったのは如月がイケメンだからでなく、因縁の相手を逮捕して、源の父に少しでも安心してもらいたくて、そして源部長に元気になってほしくてという健気な動機でした。
ちなみに如月は、恋人と会えない時間が続いたため、別れました。
「奥岡島事件の恩賞⑩」:川合がひき逃げ事件のときのお礼に、源の父を(源誠二と)訪問。 というのは口実で、譲二の逮捕の報告で親子の感動シーンを演出したい川合の作戦。
取調室で2人きりの源と父親。誠二は誠(と書いてマコのふりがな)の二世という意味でつけたと明かします。しかしマコの父には養子を頼んだとき、「二度と顔を見せるな」と言われました。祖父母の私たちに遠慮せずに生きるよう促す優しさだった、と源の父は振り返ります。
マコの両親は町山市に住んでいます。そして猿渡が赴任後に挨拶に行ったところ、マコの父親は教師を退職した20年前から、町内会長として地域防犯のボランティア活動をしているそうです。誠二が警官になったことは知人の女性警官からも聞いていました。
(この「知人の女性警官」のシーン、黒田カナのうしろ姿っぽいです。マコの父は、小学生に挨拶してもらえないと嘆いていた町内会長・岩元さん?:第4巻「くノ一」参照)
マコの父は体の調子が悪く、引退するよう周囲に言われていますが…亡き息子の遺志を継いで、死ぬまで続けたいと言っています。孫(=源誠二)がもう父を失わないように、との願掛けでもある、と。息子への弔いでもある、と言います。
源の父は警察官になった息子をアホだなあ、とつぶやきます。源誠二は、子供のころから夢はお巡りさんで、父のような警察官になれば息子として認めてもらえると思ってたと語り…
「俺が見てきた背中はずっとたったひとつだ」と言います。くさいセリフを言った直後、そそくさと源は川合と帰りました。
「私のパパは警察官」:町山署で、署員の子供たちが職場見学をする回。箱をかぶっての<町山ワン・町山チュー>を如月、川合が演じます。視界が不明瞭でハプニングキスも!?
オチは、副署長の娘が「もうすぐお姉ちゃんになる」発言で、副署長の妻・鬼瓦の妊娠がばれたこと。副署長の犯行時期はいつかゲスな計算をする署員たちでした。
「暴走ゴリラ制圧事案」:居酒屋にて。藤と山田の会話を中心に進む回。暴走ゴリラは藤のことで、話しがエロいから。公園のトイレで見つかった不審物が性具だった…というのは山田の早とちりで、工事現場で使うコンクリートバイブでした。エロいのは公園管理人の女性・美山さん。美女でリアクションがエロ可愛いとことでした。
「牧高がゆく」:タイトルは司馬遼太郎の「竜馬がゆく」のオマージュ?刑事課の牧高美和が、如月と初めて当直して、男女の色恋沙汰のいくつかの事件(?)に振り回される一夜のお話しです。司馬先生が愛したこの国を、司馬先生への愛をこめて守る牧高でした。
「ハングリー バンクシー精神」:民家の塀に描かれる「連続パンダ落書き事件」が発生。川合は源から犯人の似顔絵を頼まれます。そんな中、バンクシーに似た落書き事件が発生します。しかし実は入院前のおばあさんの自作自演でした。最後に誰かに絵を診てもらいたかったのです。
最近の藤は飲むと川合の腕を噛む癖があります。甘噛みで痛くないのですが、ネット検索すると甘えたい心境だそうで…。藤は川合が成長して自分が必要ないと感じて寂しさも感じていました。だからあのおばあさんの自作自演も気持ちが分かったのでした。
後日。パンダ落書き犯は、ある少年が検挙され、心の赴くままにやったと動機を自供しました。
16巻のネタバレ
<16巻の内容>
「梅の花言葉を知ってるかい?」
猿渡署長がカナに尋ねた意味深な質問…。
奥岡島事件を終え、一難去ってまた一難。
町山署に不穏な空気が漂うけど、いつも通りのハコヅメも!
川合が講話先からおんおん泣いて帰ってきた話や
恋の悩みを察せず苦しむ源、内紛のせいで帰りたくても帰れない川合と藤などなど。
猿渡の発言以外にも見逃せない日常回が目白押し!
「コーヒーを飲みほす前に」:藤が山田に缶コーヒーをおごって、飲んでる間に<陽気なペアっ子が講話先からおんおん泣いて帰ってきた話>を聞かせる回。講話のテーマは性犯罪防止。しかもその高校には川合が初めて担当した性犯罪の被害者で、母の再婚相手から性的虐待を受けていた家出少女がいます。
中学生の子がいる秀山・宮原に話しを聞いたり、如月・藤も川合の相談に乗って考えます。藤は「絶対ひとりで抱えないで」と対応の仕方を伝えます。
講話にて。元家出少女の女の子がニコニコと話しを聞いてくれて相づちもうってくれます。護身術の実践コーナーでは、その女の子が率先して名乗り出てくれました。その女の子はずっと笑顔で(私は味方)という感じで…ペアっ子は講話先からおんおん泣いて帰ってきました。(嬉し涙だったというオチ!)
「恋は難し 察せよ乙女」:源が藤に<同期会>と騙されて、1期先輩で本部捜査二課の玄田部長の愚痴に付き合わされる会へ。玄田は如月の元カレで今もストーカーぎりぎりの行為をしていて未練たらたらです。
同期の松島も呼ばれていましたが、桜・桃木は失恋した先輩をガチで心配しちゃうから呼ばれていません。
源は女性警官とのコミュニケーションは難しいと語り、「察してくれ」ではなく主張することも必要だったと言います。鬼瓦教官が流産したときも主張して欲しかったと嘆きます。
玄田は、県議会議員の汚職事件の家宅捜索から、先頭で押収品を持って出てきます。カメラにも一番映ります。テレビを見る東岩係長は「あの子、如月が食ったんじゃない?」と指さして如月に話しかけますが、如月は無返答。 杉田 二課長から如月のスマホにメッセージが来て、「雄姿をみてあげて」とありました。(玄田が仕事の成果で如月を見返した、というオチ?)
「交番ハコ襲撃模擬訓練」:町山署・武道場で、交番襲撃の訓練が行われます。交番の勤務員は川合・上杉・敷根。暴漢役はいつもの山田ですが、如月が名乗り出ます。応対した敷根は、道を尋ねるふりの如月に、「町山歯科はあっちですね」と半身になって指さしたところ、訓練用短刀でバッサリ。敷根・殉職。
盾をひっくり返されて背中を切られた上杉も殉職。残る川合は、拳銃を奪われて、バン!殉職。
その夜。川合の部屋にて。藤は缶詰が開かないのですが、山田に頼りません。(補足:藤は、宮原部長に山田を家にあげるな、と言われました。さらに如月から暴漢が拳銃を奪うなら女性警官を狙うから、いつも男性に囲まれ頼るのは危機感が途切れて危険だ、と言われました。つまり通常から男に頼らないという変化)
川合は藤の異性関係の不器用さから、藤が恋愛したことあるのか疑問で…思わず、「初体験ってどんなでした?と尋ねるます。
「体中がひりひりした」という返答する藤。
川合はしばらくして男の人に初めて思いを叶えてもらったとき、この日のペア長の横顔(ややうつむいて遠い目の顔)ばかり思い出すのでした。
「怒ドメスティックな彼女」:カナが主人公の回。小さいころから祖母と二人暮らしで、思春期にぐれたカナは世の中クソだと思っていました。が、警察に入ってから以外にも世の中の優しさに気づいたのですが…。
そんな中、DVの相談があります。相談者の女性・白井は内縁の夫から、自分と息子も暴力を受けたと言う訴えです。カナや益田、西川係長らが動き、内縁の夫に警告。白井と息子の亮くんを公営住宅へ引っ越しさせました。
女性と子供を救う、優しい人たちに囲まれているカナは、自身の性根が腐っていて嫌になります。が、その性根が役立ちます。
引っ越しのとき白井のブランド服がたくさんあるのに、亮くんの靴下は穴あき。引っ越し先で亮くんは2日も放置されていました。カナの心配が当たり、亮くんを保護。
そのころ白井はパチンコ店で1回2万での売りをおじさんに持ち掛けていました。彼氏に貢ぐ金がないようです。白井は嘘を並べて行政サービスを利用したのです。カナが白井に任意の聴取を求めました。
「内紛でしたら聖子まで」:チンピラの暴力事件が発生し、逮捕。しかしその後、町山署の捜査一係、捜査二係が内紛!?
●一係は殺害未遂の凶悪事件として調べたい。
●二係は傷害事件扱いとして被疑者・被害者もチンピラだから暴力団がらみとして調べたい。
猿渡署長が合同捜査を言い渡します。川合は心配しますが、藤聖子は「大丈夫。大丈夫。見てて」と楽観視。
数日後。怒り続けるスタミナも時間もない刑事たちは、ちゃんと協力していました。
「最後の昼餐ちゅうさん」:町山署で幹部と若手署員の昼食会が開かれます。日頃の不満を言う藤・カナ。さらに、お見合いの話しを如月・源がお見合いを重い理由(如月はするより見るのが好きなこと、源は女はすぐいなくなる)を理由に断ります。ほか、山田の恋を邪魔する会話も?
そんな他愛ない話し(?)の会ですが実は…
この昼食会は、表向きはつらい事案に向き合うための「仲間との絆」作りのためですが、本当はつらい事案から職員を逃がさないためのただの「仲間という鎖」作りでもあります。署長と副署長は、何か悲しい出来事が起きそうな嫌な予感がしていました。
この悪い予感はのちに最悪の裏切りにより現実のものになった、そうです。(16巻では現実にならず)
「天才と凡才」:連続ひったくり事件が解決したしため、町山署では、<応援捜査員の皆様ありがとう鍋パーティー>を町山署の武道場で開催。休みの川合・山田・敷根らが接待に駆り出されます。
県警イチのスーパーエースペア、本部捜査一課の中富係長・鎌田巡査部長も会に来ました。
鎌田の方が年上で、いかつい風貌。取り調べの腕は確かだが偏屈な性格から「狂犬」と呼ばれる。
中富は精鋭集団・捜査一課の中でも長年不動のエース。メガネに寝ぐせありで小柄、地味で弱そうな男。エース刑事感はまったくない。
しかし町山署・刑事課長は中富の新任時代「筋が悪い」と見放したが、県警エースまで成長。鎌田が源を意識しないと言うと、刑事課長は「源を意識しないなら三流」と言い放ちます。
本部捜査一課の米田班長(矢柴俊博)と町山署・刑事課長のチーム作りの意見が合わず対立。
その後、川合が鎌田のセクハラ発言(?)をします。源は川合が受け入れているのが納得できません。
別の場所で二次会が始まると…中富が抜け出して、武道場の片付けをする川合を手伝いました。中富はペアっ子の失礼を川合に謝罪します。中富は源のことを認めていましたし、尊敬する町山署・刑事課長に認めてほしくて頑張っているといいます。
翌朝。中富の人望なのか、交通課・地域課など皆見送りに来ました。短期間にみんな中富を慕っています。源は自分の足りない点に気づいたのでした。
「聖子の知らない物語」:藤聖子が知らない物語とは、1期上で幼なじみの<昌(まさ)にい>こと如月昌也の過去です。
小学生時代、変質者・中川和彦から痴漢にあいそうになった藤を助けてくれた如月。如月も中川に襲われましたが「あれ、ついてるな」と言われ、未遂だったと藤は聞かされていました。
藤・如月は、如月の同期で里川駐在所勤務のお巡りさんに偶然会います。そこで、中川は今でも公園で男の子を眺めていると聞きました。
(男の子が好き!?!?)
と藤は混乱します。女児で代用するときもあるが、男児の方が好きだとそのお巡りさん答えました。昔、女児(≒藤聖子?)をナイフで脅して捕まったとき男児への余罪が数十件わかったそうです。被害男児の親なら頭狂う程ひどい供述内容だったそうで…
【性犯罪の被害者は被害内容を話さない。または小さく話す】ことを藤は知っていたはずでした。なのに、なぜ自分の大事な人の供述を疑わなかったのか…藤はショックで震えます。
「聖子、会いに行ってみようか?」
如月は藤を連れて故郷・里川町の公園へ行き、中川に会って、笑顔で優しく声をかけてお茶のペットボトルをプレゼント。
「昌にぃ。そんな奴の隣に座らないで、汚い」
藤は<あんなクソやろう>に優しくする如月を理解できません。
しかし如月は笑顔です。大人になってから藤と、中川に会ってみたかったと言います。、防具倉庫で藤が中川に監禁されたとき、藤にあの恐怖と同じ思いをさせたくない一心で大声を出した如月。
如月は、藤があの事件(未遂)を乗り越える様子を見るのが好きで、彼氏ができるのは嬉しかったし、振られたら怒ったし、事件よりいつも大事な人だけを意識してほしかったと言います。
・・・その夜。午前2時。如月は悪夢をみて布団から起きてしまいます。中川に暴行されたときのトラウマは消えていませんでした。まるで<生ゴミ。消費されるモノ。肉の塊。汚物>と自分のことを考えてしまって、好きな女性ができても触れるのが嫌になってしまいます。
生きるのが嫌になる夜…いつか耐え切れず、ひとりで死ぬかも、と如月は思います。スマホを眺めていた如月は、漫画を読み始めます。
翌日。川合は如月に、昨晩は酔った藤と昨日いっしょに寝ちゃいましたと報告。如月は川合がはまってる『俺様イケメン壁ドンパラダイス』全15巻を一気に読破したと報告。すごく食いつく川合。
(翌朝、麻依に読んだよって報告しよう)その思いだけで、如月は眠れない夜を越えられたのでした。
「ハコヅメ」読むと
性犯罪について
考えさせられるわ。
川合ちゃん、
今後もその笑顔で
2人の夜を救ってね!
「密着!張り込み刑事24時」:鑑識の上杉は尊敬する源に出会ってから、この人の役に立ちたいと自分から仕事を求めるようになりました。今回はそんな上杉が自販機荒らしの張り込みへ参加。現場指揮は源です。
上杉は小さい山の上から全ての状況を見渡す役を任されます。実行犯と見張り役が現れて、上杉が指示。見張り役を如月のペアっ子・宇都が確保! 逃げた実行犯は、上杉が高い崖を(傷だらけになりながら)すべり落ちてきて、確保しました。
翌日。源は上杉に焼肉をおごります。犯人逮捕しても大して褒められない仕事に不満な上杉ですが、源の役に立てたことで明日も頑張れる、と満足でした。
17巻のネタバレ
<17巻の内容>
「あんた『3歩前』だって!」
大事なペアっ子の大事な表彰!
岡島県警の一番偉い人から授与される現場の緊張感に
源、川合、如月そして副署長は…。
その他、職務質問した対象が監察課の人だったり、
突如浮上した藤の彼ピの噂…。
いかなる状況でも忘れちゃいけないのが、
警察官の「察」の心と「光る勘」!
18巻のネタバレ
<18巻の内容>
「世間の目が厳しい中でも、当たり障りなく開催できる歓迎会を準備せよ!」
去る者もいれば、入ってくる者もいるーー
そんなハコヅメ 18巻!
歓迎会の準備を任さられた川合と山田が仕込んだ
サプライズで登場する新町山メンバーは、みんなも知ってるあの人!
そのほか、年下が上司になった中年の悩みが妙にリアルな話や、
お互いの腹を探り合う中富課長と伊賀崎所長のプロすぎな会話、
いざ異性に好意を向けられるとゾッとしてしまう話などなど、
さらにパワーアップした町山署を、よろしくお願いします!
※新メンバーのネタバレ:18巻で、サプライズで登場する新町山メンバーは、生活安全課に復帰した桜(徳永えり)!連ドラの第2シーズンが製作されたらレギュラー出演者になるかもしれませんね。
『ハコヅメ』原作は2021年9月現在、連載中。結末は未定です。
まとめ
以上、【ハコヅメ】原作漫画のあらすじネタバレを紹介してきました。
ドラマ版は、戸田恵梨香・永野芽郁が交番女子コンビになります。
美人だが内面はゴリラな藤部長と、新人刑事・川合麻依。
2人にピッタリです。
実写化で動くみんなが見られるのが楽しみ♪
※当記事の画像出典:https://www.amazon.co.jp/、https://www.ntv.co.jp/hakozume/