【監察医朝顔2】9話のネタバレと感想!あの人の“さようなら”に納得できない!?

【監察医朝顔2】9話(2時間SP)のネタバレと感想!あの人の“さようなら”に納得できない!?

9話では朝顔たちは連続殺人事件とSNSの闇に挑むことになります。

そして、ラストではあの人と“さようなら”の時を迎えてしまいます。ですが、この“さようなら”には納得できない部分もあります。

今回の記事では【監察医朝顔2】9話(2時間SP)の視聴率、ネタバレと感想をお伝えします。

「監察医 朝顔2」配信情報

【監察医 朝顔2】はFODプレミアム で配信中です。

前作【監察医 朝顔(2019)】 全11話+特別編「~夏の終わり、そして~」も配信しています。

※ 全て2020年11月2日(月)の情報です。 最新の配信状況、価格については公式サイトをご確認ください。

目次

【監察医朝顔2】9話(2時間SP)のネタバレ

人気モデル殺人事件

朝顔(上野樹里)は今は家族と離れ、娘のつぐみ(加藤柚凪)と2人で暮らしている。今日は保育園の運動会、朝顔は綱引き、玉いれ等の競技に一緒に参加する。

つぐみは楽しそうで、その様子を見た朝顔も自然に笑顔となる。

同じころ、法医学教室に21歳の大学生・小湊真由(愛甲ひかり)の解剖依頼が入り、藤堂(板尾創路)や光子(志田未来)が取り掛かる。

  • 真由はマンション前で倒れているところを発見された
  • 背面を11ヵ所も刺されていた
  • 死因は背部刺創による出血性ショック
  • 傷はいずれも右から左に付けられており犯人は左利きの可能性が高い

真由は雑誌で人気の読者モデルとして活躍しており、SNSには彼女の死に対する様々な憶測が飛び交っていた。疑いは2人の人物に向かう。

  • 真由のモデル仲間の吉永明日花(水野瑛)
  • 真由と付き合っていると噂があり、左利きの橘凛太朗(宮内伊織)

高橋(中尾明慶)とアルバイトの牛島(望月歩)が解剖室の掃除をしていると突然、水道管が破裂し水浸しになってしまう。これでは解剖どころではなく、次に予定されていた解剖は別の大学に依頼することにする。

朝顔は東北に向かう

翌日、朝顔が出勤し真由の事件について調べている光子を手伝おうとする。だが、主任教授の茶子(山口智子)は「水道管の修理が終わるまで休みを取って有給を消化して下さい」と指示を出す。

さらに翌日、朝顔はつぐみを連れて東北の仙ノ浦に向かう。そこで移住した父・平(時任三郎)と再会する。その後、体調を崩して入院している祖父の浩之(柄本明)のお見舞いに行く。

浩之は朝顔に見つけた母・里子(石田ひかり)のものと思われる歯を託す。浩之は自分の死期を悟り、色々考えてどんな結果が出ても受け入れる覚悟を決めていた。

その帰り里子と中学・高校の同級生だった美幸(大竹しのぶ)の店に寄り、朝顔は初対面する。

久しぶりの一家団欒

一方、夫で警察官の桑原(風間俊介)は刑事部長(田中要次)から発砲事件に関する臨時の審議会に呼び出されていた。刑事部長は桑原の判断の甘さなどを厳しく追求していく。さらに暗に自主的な降格の申し出を要求する。

その日の夜、桑原は万木家に泊まることになり、久しぶりに一家団欒の時を過ごすことになった。

つぐみが眠った後、桑原は用意していたネックレスを朝顔にプレゼントする。「ありがとう」と朝顔は気に入って大喜び、桑原はネックレスを首にかけてあげる。

その後、朝顔は桑原の後ろから優しく寄り添うのだった。

第二の殺人

翌日、朝顔がネックレスを身につけ出勤すると新たな解剖依頼が入る。被害者は真由のモデル仲間の明日花だった。

解剖の結果、死因は出血性ショック、背面に多くの刺し傷と真由の時と同じだった。

牛島が解剖写真を撮ることになり、被害者のことを思い「犯人が憎いです」と口にする。

さらに朝顔は遺体発見現場に向かう。傷の多さに比べて残った血痕の量が少なく、これも真由の事件と同じだった。

SNSでは2人と交際を巡るトラブルがあったとされる橘に疑いが向かい、風当たりは強くなってしまう。

桑原の怒り

その後、発砲事件で拳銃を奪われた山田巡査部長の遺体が発見された。朝顔が解剖した結果、死因は脳に血液の塊が出来たことによるショック、襲われた時に負わされた傷が原因なのは間違いない。

だとすると病死では無く、殉職となる。山田の妻は「主人は“警察官は発砲したら問題になる”と言っていた。どちらにしても主人は戻ってこない」と泣き崩れてしまう。

朝顔はいてもたってもいられず、2回目の審議会に向かう桑原に電話をかける。

朝顔「殉職扱いになるよね。」

「そうじゃないと悔しくてしかたないよ。」

朝顔は山田巡査部長が弁明の機会すらないまま亡くなってしまったことを無念に思っていた。

迎えた2回目の審議会。現場にいた山田刑事部長と自分に責任を押し付けようとする上層部に桑原の怒りが爆発する。

桑原「私にも家族がいます。死ぬわけにはいかない!」

「どんな職務につく人間にも家族と自分を守る権利がある!」

「お願いです。命を軽く見ないで頂きたい!!!」

その場に桑原の取調べをした監察官の五十嵐(松角洋平)がやってくる。「彼の処分には私も関るべきでは」と五十嵐は嫌味を言うと同時に「上層部は自分達の体裁を守ろうと必死だ」とフォローもしてくれた。

そして、桑原は「発砲に関しては問題なく、自主降格に応じる気はありません」と宣言する。

第3の事件

2つの殺人事件は進展せず、ネット上の橘への誹謗中傷は益々エスカレートしていく。

朝顔は真由たちの死についてある仮説を立て、茶子に再解剖を頼む。

そんな中、橘が自宅で遺体となって発見されてしまう。

  • 部屋には練炭
  • 完全に密閉された状態
  • 解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒

橘の死は自殺と見て間違いない。“男女関係のもつれから殺人を犯し、自殺か!?”とネットに憶測が飛び交う。

浩之の容態が急変

そんな中、平から「御父さん(浩之)の容態が急変した」と連絡が入る。朝顔は法医学教室のメンバーに後を任せて急いで病院に向かう。

朝顔が到着すると浩之は朝顔の顔を見れたことに安堵したのか、容態が良くなったようだ。

朝顔は浩之の頼みを聞いて美幸が持ってきてくれたリンゴを剥いてあげる。

その帰り道、朝顔は平と里子の歯について話をする。朝顔は「どんな結果になろうとじいちゃん(浩之)ががっかりするから調べるのはまだ待って欲しい」と頼む。

平もそれを受け入れるのだった。

解剖写真が流出してしまう

翌日、朝顔が出勤すると橘の遺体の写真が流出するという大事件が起きてしまう。すでにネット上で拡散、特定され、マスコミにも大々的に取上げられ大騒動となっていた。

茶子も大学の理事長から呼び出しを食らってしまう。

光子が流失した画像を調べるとある人物の顔が反射して映り込んでいた。流出の原因を作っていたのはアルバイトの牛島だった。

朝顔たちは牛島を呼び出し問い詰めていく。

牛島は写真を撮ったことは認めつつもネットにアップしたのは友達とする。しかし、渡したのは牛島本人でさらにアップも止めようとはしなかった。牛島の責任は重大だった。

だが、とうの牛島は「まあ…」とどこか他人事で光子たちは怒りを通り越して呆れてしまう。

牛島は写真を流失した理由について話し出す。

牛島「あの僕、そんな悪いことしましたか?」

「被害者は殺された後も解剖されて全てをさらけ出された。」

「でも犯人は守られている。そんなのって不公平だ。」

「僕は皆が知りたかったことを広めただけです。」

朝顔の怒り

朝顔「牛島君が言う“皆が知りたかったこと”って何?」

「それで誰が救われるの?」

朝顔の静かでありながらも激しい怒りが爆発する。そして、朝顔は自分が出した事件の結論について話し出す。

  • 再解剖の結果、2人とも頭を最初にアイスピックのようなもので刺され、即死させられていた
  • 殺害された後に急所を的確に刺されていた
  • かつ遺体の内部に血が溜まるように刺されており、現場の血痕が少なかったのはその為
  • 犯人は人体の構造について熟知している人物
  • さらに橘は左利きだったが後遺症があった

つまり、橘には遺体を何度も深く刺すような犯行は不可能であり、犯人ではないと示していた。そして、橘はネット上の犯人扱いする誹謗中傷に耐えかねて自ら死を選んだと考えていた。

朝顔「貴方の一時的な気持ちで行ったことがどれほど良くないことか分かる?」

「私たちは死と向き合うからこそ生きることの尊さを深く知っておかないといけないと思う。」

「私たちは決して誤った憶測や情で判断してはいけないんだよ。」

「貴方は罪の無い人の最期の姿をネットに載せてしまった。」

「ご遺体の尊厳も、遺族のプライバシーも、法医としての秩序も、いとも簡単に奪ってしまった。」

「自分のしてしまった罪の深さをよく覚えておいて。」

朝顔は怒り、悲しみ、死者の尊厳、法医のプライド、自分の思いを牛島にぶつけていく。それを受けた牛島も朝顔も泣き崩れてしまうのだった。

さようなら

その後の休みの日、朝顔たちは茶子から大学に呼び出される。お茶を飲みながら事件のことを振り返る一同。

その後の捜査で犯人の医師は逮捕されたとのこと。

茶子はすでに牛島のことを呼び出していた。

牛島「皆さん、このたびは本当に申し訳ございませんでした!!」

深々と頭を下げて謝罪する牛島。そんな牛島に茶子は「法医を続ける気はありますか」と尋ねる。

茶子は牛島がこの失敗から学び、り直し、未来を掴むことを望んでいた。

そして、茶子は重大な発表をする。

茶子「私、辞任いたします。」

「自分で決めたこと、さようならです。」

今回の責任を取った形ではなく、以前より新しい道を考えて上での辞任という決断だった。

茶子「この素晴らしいチームに前に進む力を頂きました。」

「それでは皆様、ごきげんよう。そして、さようなら。」

茶子は新しい道のことは何も話さずに法医学教室を去っていった。

平に起きた異変

その後、朝顔は平に連絡を取り「茶子が辞任した」と告げる。ただ、朝顔はまたいつか茶子と会える気がした。

平が電話を切ろうとした時、朝顔は違和感を感じる。

その夜、朝顔は桑原に電話をかける。

朝顔「お父さん、“じゃあな里子、朝顔によろしく”って言っていたの。」

平に異変が起きはじめていた。

【監察医朝顔2】9話(2時間SP)の感想とまとめ

  • 桑原の刑事としての誇り
  • 暴走するネットの正義感
  • 朝顔の魂の叫びと法医の責任
  • 平の危機

9話も見どころと衝撃的な展開が待っていました。特に朝顔の10分に渡る思いは何度でも見たくなる名シーンでした。

朝顔は感情のまま怒るのではなく、相手の気持ちを汲んだ上で説得していました。ここに朝顔の優しさや芯の強さを見て取れます。

“さようなら”茶子先生

ついに、茶子先生と“さようなら”です。自分の研究室を資料室にするなど前々からフラグがあったのでついにこの時が来てしまいました。

“さようなら”の時でも涙は見せずにテキパキと前向きに進めていくのは茶子先生らしいです。

茶子先生の新しい道には以前密会していた若林が関っていそうです。

“さようなら”と牛島の処分に納得できない!?

一方で茶子先生が“さようなら”するのと牛島の処分に納得できない声もありました。

牛島がしてしまったことは重大でアルバイトをクビどころか大学からの除籍、刑事告発されてもおかしくありません。

下手したら主任教授である茶子先生のクビも飛んでいました。(本人は否定していますが)茶子先生が“さようなら”するのは重すぎる気がします。

ただ、茶子先生は(暴走したとはいえ)牛島の死者の気持ちに寄り添う姿勢を評価しており、だからこそ彼を許したのだと思います。今後、牛島は反省して立派な法医になることを望みます。

次回【監察医朝顔2】は新春スペシャルです。朝顔の初めての執刀、つぐみの出産など今まで描かれなかったエピソードが完全新規で放送されます。

2020/1/11(月)21:00~の放送をお楽しみに。

【監察医朝顔2】9話(2時間SP)の視聴率

【監察医朝顔2】9話(2時間SP)の視聴率は10.2%でした。

【監察医朝顔2】の関連記事

8話ネタバレと感想 新春SPネタバレと感想

監察医朝顔2ネタバレ09

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

SNSシェアはこちら

コメント

コメントする

目次