『VIVANT』ノゴーン・ベキ(役所広司)の名前の由来を調査!日本人抑留者、緑色と関係?

『VIVANT』ノゴーン・ベキ(役所広司)の名前の由来を調査!

堺雅人主演のTBS日曜劇場『VIVANT』5話にて、役所広司さん演じる役が「ノゴーン・ベキ」と判明しました。ベキは日本人で乃木の父であり、乃木卓という名前があるにも関わらず、なぜノゴーン・ベキと名乗っているのでしょうか。

今回は『VIVANT』ノゴーン・ベキ(役所広司)の名前の由来を調査していきます。

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『VIVANT』ノゴーン・ベキ(役所広司)の名前の由来を調査!

役所広司

日曜劇場『VIVANT』のメインキャラクター、ノゴーン・ベキ(役所広司)の名前の由来を調査していきます。

モンゴル語での意味

ノゴーンは、モンゴル語で緑色の意味です。

ベキ(英語表記 Beki)とは?

ベキ Beki
古代モンゴル族における族長,首長などの称号。魔術師,シャーマンを意味した語。

ブリタニカ国際大百科事典 より

つまり、ベキは族長の意味です。これは役所広司さんの役がテントのリーダーであることから適切な名前ですね。

緑色・族長・・・日本語に翻訳しただけでは意味不明ですね(笑)

砂漠が多い国を緑色にしようという組織の長という意味?!いや、まさか。

ちなみに「ベキ」を検索すると・・・ソルコクタニ・ベキ (1192年頃〜1252年)という人物もヒットします。ソルコクタニ・ベキはチンギス=ハンの四男・トルイの正妻です。

ソルコクタニ・ベキ はドラマでの命名とあまり関係ないと思います。

ノゴーン・ノール、日本人抑留者と関係?

モンゴルに「ノゴーン・ノール」(緑の湖)という児童公園があります。

この「ノゴーン・ノール」(緑の湖)を紹介している記事で、以下のような説明が↓

8月4日、小林大使は、ノゴーンノール公園において行われた日本人抑留者の博物館「さくら」の開会式に出席しました。
  ノゴーンノール公園は、第二次世界大戦後に多くの日本人抑留者が、石を切り出す作業場として強制労働に従事していた場所です。公園設立者のS. ウルジートグトフさんは、日本人抑留者がウランバートル市の整備等に力を注いだという歴史資料を集め、モンゴル人、日本人の有志の方々とともにモンゴルゲルの博物館をオープンしました。

在モンゴル大使館HPより

つまり、「ノゴーン・ノール」(緑の湖)は日本人抑留者が採石の苦役をしていた跡地です。戦後、日本人の抑留者が岩を削り、砂利を作り、スフバートル広場に敷いたり、政府庁舎やオペラ劇場などの建材に使用したりした歴史があるそうです。

第二次世界大戦のシベリア抑留は有名ですが、モンゴルにも日本人捕虜が送られ働いてました。

モンゴル国立オペラ・バレエ劇場、連邦政府庁舎は日本人の抑留者たちが建てたもの。こうした建物の材料となったのが、ノゴーン・ノール公園がある採石場で採取された石でした。

乃木卓(役所広司)は、当時の日本人抑留者とテロ組織に捕まった自身を重ねて思いを馳せ、平和の大切さを改めて願って、ノゴーンと名乗っているのかもしれません。

ノゴーンは平和の象徴?

乃木卓は平和を願って、ノゴーン・ベキとなったと予想したいのですが・・・

「青色が平和の象徴」と言われているようです。

ちなみに国際連合の旗が青色なのは、国際連合が全世界の平和を目的として活動する組織であることを示したもの。 地色の淡いブルーは古くから自由と平和を表す色とされています。

ノゴーンの意味は緑色。役所広司さん演じる役の名前は平和の象徴ではありませんでしたが・・・

ノゴーン(緑色)は調和、心の回復

ノゴーンの意味は緑色。その緑色(グリーン)は森林など自然をイメージさせます。そこから「平和、協調、安心、癒し、穏やかさ、安らぎ、生命力」等の意味もあるそうです。

色のイメージを紹介したサイトでは、緑色をこう説明しています↓

緑は、自然を想像させ、安心感や癒しを与えてくれる色です。また、新鮮さをイメージさせることもでます。中間色のため様々な色と調和する事ができ使い勝手が良いです。
欧米では、死、毒などイメージさせる色でもあるので注意が必要です。

https://www.hp-maker.net/magazine/color-image/

バルカ共和国は中央アジアなので違いますが「欧米では、死、毒などイメージさせる」って気になりますね。

緑色は「安心感癒し」「中間色のため様々な色と調和」っていうのは、様々な国・地域で破壊活動をするテロ組織とは一線を画す、違和感ある色です。

テロ組織「テント」のリーダーであるノゴーン・ベキ。そもそも、テントはテロ組織ではないのかも?

ベキ(役所広司)は今までの情報から、争いをなくしたないし、家族的な組織を作りたそうなので、「調和」の緑色を命名したのでしょうか。

とあるサイトが「緑色を必要とする人の心理」を以下のように解説しています↓

心の中心を教えてくれる色です。自分のどういった心の状態が中立であり、ニュートラルなのか?を観察することができます。ともすると、自分の心がわからなくなった時に、心の中心を見つけ、平和に保とうとする時に必要とされる色です。ショックな出来事が起きた時、後悔が起きた時、不安が起きた時など、自分の心がどこか違うところに行ってしまうような感覚を抑えたい時に使われます。心に閉塞感を感じ、自由がないと思っているとき、窮屈な感覚で自分を縛り付けているような苦しみを感じるとき、心を回復させるのが緑の役割です。

心の色彩結晶イメージサプリより

自分の心がわからない、ショックな出来事が起きた・・・とは妻子を武装組織に奪われた乃木卓(林遣都)の心理状態に当てはまりそうです。

平和(≒青色)を成し遂げたいと予想しましたが、心を回復させるため「緑」を求めたのかもしれません。

まとめ

以上、ノゴーン・ベキ(役所広司)の名前の由来を調査してきました。

【まとめ】

  • ノゴーン=緑色
  • ベキ=族長
  • ノゴーンはモンゴル抑留のことも関係?
  • 緑色はショックな心からの回復の色。

私個人的な予想ではテントは分裂していて、役所広司さん・二宮和也さんがいる方のテントは正義側だと思っているのですが…。

無理矢理、ノゴーン(=緑色)から平和を求めている、テントは平和を求める組織と結論づけようとしましたが、少し失敗。緑色=調和の意味から「正義」とも解釈できますが、ちょっと苦しいか…。

自身の心を安定させるための緑色で、家族的な組織を作りたいから緑色なのかな?というのが結論です。

7話でノゴーン・ベキの名前の由来が判明!

第7話放送後の追記です。

7話でノゴーン・ベキと名付けられた由来が判明しました。

乃木卓はバルカの砂漠地帯の緑地化事業に従事し、バルカ政府からも感謝状を贈られるほどでした。

そこからノゴーン=緑ベキ=魔術師と呼ばれるようになったそうです。

(砂漠を)緑にする魔術師ということですね♪

画像出典「VIVANT」HP

ノゴーン・ベギ

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