【虎に翼】98話あらすじと感想!原爆裁判へ。雲野の「もしも」はフラグか
【虎に翼】98話あらすじと感想
伊藤沙莉さん主演の朝ドラ【虎に翼】第98話が8月14日(火曜)に放送。
寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は和やかに迎えられるが、百合(余貴美子)・朋一(井上祐貴)、のどか(尾碕真花)の本心はなかなか見えなくて…。
翌日の15日は終戦記念日。朝ドラの物語は史実でも三淵嘉子さんが担当した原爆裁判へ。
そして雲野の「もしも…」は死亡フラグなのでしょうか?
今回は【虎に翼】第98話のあらすじネタバレと感想について紹介します。
【虎に翼】98話のあらすじ
【虎に翼】98話のあらすじネタバレです。
航一のプロポーズ?!
寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は和やかに星家の人々に迎えられる。だが、百合(余貴美子)・朋一(井上祐貴)、のどか(尾碕真花)は愛想笑いをしていて……。
食事後、後片付けをする航一(岡田将生)。寅子は「本当にお手伝いしなくていいのかしら?」と声をかける。航一は「気を使わなくていいよ。それに僕も今度、寅子さんの家にお邪魔するんだから」と返した。
優未が航一に猪爪家は花江(森田望智)と直明(三山凌輝)が同居のことでケンカ中だと相談する。
航一は「なら、僕たち一緒に住みますか」と寅子に提案。寅子は「ごめんなさいね、心配かけちゃって。もっと別のところに問題があるようなのよ」と冷静に答える。
母の反応に驚いた優未は「お母さん、今、航一さんは『一緒に住みますか?』って言ったんだよ」という。
戦時中を思うと怖い
猪爪家にて。優未が花江あれは航一からのプロポーズだと話す。花江も同感だ。勇気を振り絞った航一が無視されたことを「かわいそう」と嘆く花江。
寅子は「はて?」と疑問だ。結婚は勇気を振り絞ったかが問題ではなくて、と理屈を言おうとする寅子を制止する花江。今日は挨拶できただけでも良しなのだが、優未は星家の人たちの本心がなかなか見えないことで、どこか腑に落ちない。
直明が帰って来て、航一に来てもらうよう提案する。花江は直明を見るなり居間から去る。
その後、寅子が食事の準備をしていると、直明は義姉とずっとあの調子で話し合いができていないという。直明は戦時中は猪爪家から離れていた。その当時を思うと離れて暮らすのが怖いと明かす。
原爆裁判
一方、東京地裁では、寅子のいる民事第二十四部で「原爆裁判」を担当することが決まる。訴状を読んだ寅子。原告代理人の欄には、雲野(塚地武雅)の名前が書かれていた。裁判長の汐見(平埜生成)が被害者を読み上げていく。幼い子ども、まだ10代の青少年も犠牲になっていて、息をのむ寅子。
同じ頃、寅子の級友・よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は、原爆裁判の原告代理人・雲野(塚地武雅)と岩居(趙珉和)から訴訟の手伝いを頼まれていた。 原爆は無差別で民間人を殺害した国際法違反だ。しかし日本は平和条約を締結しているため戦勝国に賠償を求めることはできない。それならば…。
岩居は「ならば放棄した日本国に対して、賠償を求めようというのが訴えの骨子だ」と語る。
このタイミングで訴訟することになったのは、去年、昭和29年3月の第五福竜丸事件がきっかけだ。アメリカの水爆実験で日本の第五福竜丸が被ばくしたのだ。
雲野「忘れ去られることが無いように。同じ過ちを繰り返すことが無いように。誰かが声を上げねばならん」「私にもしものことがあったときは、二人で、岩居君を助けてやってくれないか」
轟「そんな…もしものことなんて」
よね「わかりました」
雲野「ありがとう、本当にありがとう…」
そのころ、寅子は「争点は多岐に渡りますね」と険しい顔でつぶやく。国際法の問題、戦争とは?戦争のルールとは?原子爆弾、日米関係、犠牲者とどう向き合うか。
寅子は「そもそもあの戦争とどう向き合うか」とつぶやく。
一方、航一は自宅でひとり酒を飲み、亡き妻との家族写真を見ながら、これまでの寅子とのことを思い出していて…。(つづく)
【虎に翼】98話の感想
原爆裁判へ。
放送の8月は日本人にとって戦争について考える機会が多い日。15日が終戦といってますが敗戦した日であり、6日と9日は原爆が投下された日。このタイミングで原爆裁判を盛り込んでくるとは…。
98話の当時は昭和30年。史実では・・・1955年(昭和30年)、広島と長崎の被爆者5人が大阪地方裁判所と東京地方裁判所で訴えを起こします。弁論準備などの手続きをした後、1960年(昭和35年)2月から1963年(昭和38年)3月まで、9回の口頭弁論が開かれました。この「原爆裁判」に寅子のモデルである三淵嘉子(みぶちよしこ)さんが携わっているのです。
SNSでも政治家を含め、多くの反響が…↓↓
#虎に翼
— 福島みずほ 参議院議員 社民党党首 (@mizuhofukushima) August 14, 2024
今朝の虎に翼で、原爆裁判と福竜丸事件が出てきた。原爆裁判は三渕嘉子さんが右陪席を務めている。判決文の最後の部分は本当に重要なことである。この後被爆者援護法など法律が制定されるので判決の意義は極めて大きい。 福竜丸記念館も福竜丸がそのまま保存されている。見に行って下さい。 pic.twitter.com/co8T0umkFb
しかし、遂に出た原爆裁判の話。
— Kisaragui*きさらぎ (@Sleepy_415pohko) August 14, 2024
これ、本当に寅ちゃんのモデルである三淵嘉子さんが関わった裁判なんですよ。
詳しく知りたい方はググッてください。そして、この本をお勧めします。判決文も掲載されています。
#虎に翼 pic.twitter.com/nNeIuK3T3l
#虎に翼
— あらかわ (@kazu10233147) August 14, 2024
「原爆裁判」を取り上げた。朝ドラのモデル三淵嘉子氏が裁判官として関わり「原爆投下は明らかな国際法違反」と判決した。 pic.twitter.com/8j7TFQj7BF
あの戦争は何だったのか。朝ドラが描く、戦争。・・・今後の展開は大注目です。
雲野の「もしも」はフラグか
「雲野法律事務所」の雲野が再登場したのも大きな98話の見どころでした。
年齢を重ねている雲野は「私にもしものことがあったときは、2人で岩居くんを助けてやってくれないか」と言っていましたが…。
これって、雲野先生の死亡フラグ?
SNSでは雲野の再登場を喜びながらも、フラグが立っているようなセリフに対し心配の声が挙がっていました↓
雲野先生退場フラグなの?再登場したばかりなのに#虎に翼
— (だれか) (@question565656) August 13, 2024
雲野先生の「僕がいなくなったら」はわかりやすいフラグですか?そんなにお年でもなければお元気そうですが、、新宿野戦病院も忙しいからな!#虎に翼
— こうめ (@koumett) August 14, 2024
なるべく長く、お元気でいて欲しいです。まあ、フジテレビ・水曜ドラマにレギュラー出演しているのも退場の可能性が高いか……。
【虎に翼】98話の出演者・スタッフ
【出演】伊藤沙莉,岡田将生,石田ゆり子,岡部たかし,仲野太賀,森田望智,上川周作,土居志央梨,戸塚純貴,塚地武雅,趙珉和,平埜生成,井上拓哉,三山凌輝,毎田暖乃,井上祐貴,尾碕真花,余貴美子ほか
【語り】尾野真千子
【作】吉田恵里香
【音楽】森優太
画像出典NHK