【テイオーの長い休日】1話ネタバレ・感想|船越英一郎演じる熱護大五郎が火災捜査官に扮して不審火騒ぎを解決!
【テイオーの長い休日】1話ネタバレ・感想|船越英一郎演じる熱護大五郎が火災捜査官に扮して不審火騒ぎを解決!
【テイオーの長い休日】1話が6月3日に放送されました。
船越英一郎のセルフパロディがとにかく楽しいと評判です。
こちらの記事では【テイオーの長い休日】1話「変われない男と変わりたい女」のネタバレ、感想をお届けします。
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【テイオーの長い休日】1話のネタバレ
元「2サス帝王」熱護大五郎!
出演本数300本を超えるベテラン俳優熱護大五郎(船越英一郎)は、かつて “2時間サスペンスの帝王”と呼ばれシリーズ作品をいくつも抱えて一世を風靡していた。
しかし放送局が2時間サスペンスを作らなくなってしまったことで、現在熱護は1年と1か月の間仕事が無いという長い休日の真っただ中。
自宅で(自分が主演するつもりの?)ドラマの原作「ゼロの頂点」を読みこんだり、付き人兼売れない俳優の萩原匠(今井悠貴)に所作や仕事への意識について細かく指導したりする毎日。
ところがその「ゼロの頂点」のドラマ化が別の俳優主演で制作されると知って熱護は怒り心頭だ。
吉田ゆかり、熱護の事務所で面接を受ける
一方吉田ゆかり(戸田菜穂)は、小学生の息子の理輝(平野絢規)を連れて面接に向かっていた。
息子を連れて行くのは切実さを演出するため。
途中で二人は横断歩道をゆっくり歩く老婦人(一條眞紀子)をみかけ、すぐに駆け寄って介助しながら一緒に道路を渡ることに。
すると停止していた車から大きなクラクションの音が何度も何度も鳴り響いた。
「うるさいな!見ていてわかんないの?」
ゆかりは投げつけるように叫んだが、ゆかりたちが渡り切った後もずっとクラクションを鳴らし続けたまま走り去る車。
「何よ!あれ!」
ゆかりが面接を受けたのは熱護の事務所「オリプロ」だった。
オリプロ社長城戸(木場勝己)は、
「事情はデスクから聞いていますよ。大変でしたね」と優しく声をかける。
ゆかりには何か事情があるらしい。
ゆかりは、7年前まで大手事務所トレランスで敏腕マネージャーとして活躍し、人気俳優伊集院大樹(白石隼也)を育てた経歴の持ち主だった。
トレランスに戻る気はなかったのかと社長に聞かれて、ゆかりは言葉に詰まる。
「うちは弱小個人事務所です。マネージャーとして入るっていうことは自動的にあなたの担当は」
と社長が言いかけると
「はい!そのつもりで来ました!」と勢い込んでゆかりは言う。
ゆかりは熱護大五郎の昔からのファンだったのだ。
吉田ゆかりは熱護大五郎のマネージャーになれるのか?
そこへ熱護大五郎が登場!社長がゆかりを紹介すると
「俺のマネージャーは俺が決める。そんなことよりこれはいったいどういうことかな」
と「ゼロの頂点」について問いただす熱護。
20回も原作を読みこみ登場人物全てのセリフも頭に入れたのに、視聴者に媚びたケーハクな芝居しかできない桐林藤吾が主演とは。社長はずっと前から知っていたのに前マネージャーの白石に丸投げし、その白石は逃げてしまったのではと詰め寄る。
社長は白石が伝えたはずだが行き違いがあったのではと言い訳して、
「こちらの吉田さんはそんなポカはいたしません。伝説のマネージャーですから」
と改めてゆかりを紹介するが、熱護の怒りは収まらない。
そんな中、デスクの藤本千春(久保田磨希)がある動画が炎上していると知らせに来た。
その動画には、匠が運転する車の助手席で熱護が横断歩道を渡る老婦人に向かってクラクションを鳴らし続けている様子が映っていて、コメント欄には熱護大五郎への批判が並んでいた。
あれは熱護だったのか、こんな人だったなんてと幻滅するゆかり。
次は無いからなと社長に言って部屋を出ていこうとする熱護に、ゆかりは、自分は昔からのファンで熱護さんの作品は全部見ていますと必死に訴える。
「さすらい探偵浜伝助!撮り鉄刑事鉄万次郎!火災調査官遠藤萌!」
「俺のマネージャーやりたいんだったら全部知ってて当然だよ。随分前の作品ばっかり上げたな。最新作は?」
ゆかりは壁のポスターを盗み見ながらたどたどしく
「闇の外科医ジャック…」
「不合格!」
新しいマネージャーを見つけるように言いおいて去ってしまう熱護。
ゆかりは社長に、お願いします、お金が必要なんですと頼み込む。
社長は1週間以内に何でもいいから仕事をとってくること、それを熱護が受けることを条件にして聞き入れてくれた。
理輝の願い
地下駐車場に熱護がやってくると、車の前に男の子が待っていた。
「熱護大五郎でしょ」
「呼び捨てか?」
人に名前を聞く時はまず自分が名乗るのが礼儀だと言うと男の子は「吉田理輝」と答えた。
「吉田」という名字を聞いてゆかりの息子かと直感する熱護。
ゆかりと同様に熱護の昔の作品をすらすら言っておかあさんと見ていたと言う理輝に、熱護はゆかりが昔自分のファンだったというのは本当だったのかと思う。
理輝は熱護に一生懸命に言うのだった。
「おじさんはヒーローなんだよね、いつでも困っている人の味方なんだよね」
「おかあさんを助けて」
熱護大五郎、理輝に連れられてゆかりの家へ
「Youは何しに業界の墓場へ?」
熱護と売れない若手しかいない事務所にどうして来たのかとデスクの千春が尋ねていると、そこへ売れない若手こと匠がやってきた。
謝る千春に「事実ですから」と匠。
「これからこれから。笑えよ~」と千春が言って笑い合う二人。
一方熱護は理輝の話を聞いていた。
理輝の両親は「キッチンぶらぼー」という洋食屋をやっていたのだが、最近火事になってしまい家を出なくてはいけないと言う。
理輝に連れられてキッチンぶらぼーにやってきた熱護。
まるで2時間サスペンスの探偵のごとく家中のチェックをし写真を撮りまくる。
「店は両親がやっているのか」
「違う。いろいろあって。おとうさんはね」
理輝が説明しようとするとそこへ理輝の姉の陽向(宮下結衣)が帰宅する。
「えっうそ熱護大五郎じゃん!」
「お前んちは呼び捨てがスタンダードなのか」
陽向は明るく人懐こくおしゃべりで少々うるさい女の子。
熱護が追い払って理輝におとうさんについて聞こうとすると
「ただいま」と陽向と理輝の兄、悟(石原颯也)が帰ってきた。
悟は陽向や理輝とは違っておとなしそうな少年。
だが熱護のまえを通りながら、小声で「…熱護大五郎」
「スタンダードだな」と熱護。
「あと何人いるんだ?」「以上です」
するとまたドアが開く音。「ってまだいるじゃん!」
帰ってきたのはゆかりだった。
熱護はゆかりに、この店はロケや撮影所にロケ弁を入れていないかと聞く。
入れてますけどとゆかり。
熱護は「キッチンぶらぼー」という店名に見覚えがあったのだった。
名前はダサいが味は抜群だったロケ弁が、なぜか3年前から味が劣化したと話す。
ゆかりはその頃ちょうど夫が事故で亡くなってその後自分が一人でこの店をやってきたと言うのだった。
いくら素人が頑張ってもあの味の再現は不可能だ、残念だが理由がわかってスッキリしたと言って帰ろうとする熱護に、ゆかりはせめて話を聞いていきませんかと言う。
ゆかりの事情
7年前、ゆかりはマネージャー業を辞めた。
子ども3人抱えていたことの他にも理由はあるようだが具体的には明かさなかった。
それからは夫婦二人で店を切り盛りしてきたのだが、3年前夫の康介(大橋彰(アキラ100%))が交通事故で亡くなってしまった。
夫の大事な店を守るために自分なりにがんばってきたと話すゆかりだったが、
「なのに客足は遠のく一方か?」
熱護は食卓用の塩の瓶をひっくり返し
「長いこと使ってないようだな。固まっている」と指摘する。
自分が料理人に向いていないことは自覚しているというゆかりに、熱護は、それで自分で火をつけたのかと言う。店をたたむ口実になるし火災保険も入ってくるからと。
「ふざけないで。2時間サスペンスじゃあるまいし」
ゆかりは、子どもたちを危険に合わせるようなことをするわけがないと怒る。
火は自分たちで消し止められたけれど、電気系統がダメになって夜子どもたちが恐い思いをしているのだと話す。
この一帯を再開発してショッピングモールを建設する動きがあり、大手デベロッパーの営業がうちにも何度も来てその都度追い返してきたが、その頃から店の前に鳩の死骸が落ちていたり営業用の車がパンクしていたりと不審なことが続くようになった。極めつけが火事。
自分は火の始末はしっかりしている。これはオーナーの差し金ではないかと話すゆかり。
オーナーから損害賠償を請求されているしこのままではお店を続けられない、当面の生活費を稼ぐためにマネージャーに復帰したと話し、このまま泣き寝入りはしない、絶対に犯人を捜し出してやる!とゆかりは語気を荒げた。
すると「怖いよ…」と理輝。大丈夫、おかあさんがついていると抱きしめるゆかり。
熱護は、当面の生活費を稼ぐためにマネージャーに復帰したいなんてふざけている、そんな奴と仕事できない、やっぱり君は不合格だと立ち去ろうとする。
「熱護さんに受け入れていただけなくても結構です。私の雇い主は城戸社長ですから。私は子どもを守るためならなんだってやるんだから」と負けないゆかり。
そんな彼女をじっとみつめる熱護。
家の外、暗闇に潜む人影。
熱護大五郎が不審火の真相を探る
熱護は、親しい仲のベテラン美術スタッフ東山恒三(諏訪太朗)を訪ねる。
火災現場を作りこむ経験が豊富な東山に、キッチンぶらぼーの現場写真を見せて放火の可能性があるかどうか聞くと、放火かどうかはともかく、これは家の中からの出火だと教えてくれる。
「また何かの役作りなのか」「人間たまには休む時間も必要だぜ大ちゃん」と言う東山に、
「役がなきゃ役者は死人も同然だ」と微笑む熱護。
ゆかりは熱護の売り込みで東西テレビへ
一方ゆかりは、東西テレビ「グルメの虎」のプロデューサー有田和仁(岩本淳)に熱護の売り込みに来ていた。
有田はゆかりとは旧知の仲。かつてドラマ班だった頃の自分は、局Pの権力を自分の力だと思い込んで嫌な奴だったと振り返る。当時は2サスは連ドラよりも数字を取っていて調子が良く肩で風切って歩いていたと。
ゆかりは有田のドラマが好きだったと話し、一緒に仕事していて熱護はどうだったか聞く。
有田は、熱護は自分が自分がって感じがめんどくさいけれど憎めない、なんせ芝居が良いから、よっぽど人間観察していないとあの役作りはできないよとしみじみ話してくれた。
「熱護さんに認めてもらえると良いね。正直人としては欠陥品だけどさ、人を見る目だけはあるから」
そこへ大手芸能事務所トレランスの専務の寿彰(前川泰之)が伊集院大樹を伴いドラマ班のスタッフ宮下大輔(岩戸秀年)に挨拶にやってきた。
それを見かけたゆかりはあわてて身を隠しその場から逃げ出す。
それを見かけた寿は、「どの面下げてまた業界に」と苦々しい顔。
ゆかりと寿はかつての同期で何か因縁がある様子。
隣の伊集院は複雑な顔でゆかりを見送っていた。
「火災調査官遠藤萌」登場!
夜、真っ暗な部屋でゆかりが営業の電話をかけている。
その隣で、ランタンの灯りだけで夕食をとる子どもたち。
心配そうにゆかりを見る理輝。
その頃、熱護はかつての主演ドラマ「火災調査官遠藤萌」の台本を見ていた。
「火の無い所にも煙は立つ」
遠藤萌の台詞を声に出して読むと、ハッと何かに気づいて立ち上がる。
翌日、ゆかりの家に火災調査官の衣装に身を包んで現れた熱護は礼儀正しく挨拶するのだった。
「自分は火災調査官の遠藤萌と言います。本建造物の火災調査に来ました」
分電盤や天井裏をてきぱきと調査する熱護、いや遠藤萌。
「芸能人がおかあさんのためにここまでするなんて」と感激する陽向に
「君のおかあさんのためじゃない」と言うと、理輝に向かって言うのだった。
「わかりましたよ。火災の原因と放火の犯人が」
不審火の真相
「犯人がわかったって本当ですか?熱護さん」とゆかりが聞くと
「熱護?自分は遠藤です」
調査の結果、出火原因は厨房で、つまり犯人はこの家の中にいると言う。
緊張するゆかりと子どもたち。
「シロアリです」熱護、いや遠藤によると、天井裏で繁殖したシロアリが分電盤にまで浸食してそこに溜まった死骸や糞によって電力がショートして火災が発生したのだと言う。
そういうケースが過去にもあったのだそうだ。
分電盤の周囲が最も強く焼けていたことに着眼した彼の鋭い観察眼あっての真相解明だった。
これは不可抗力であり、天井裏の点検を怠ったオーナーに責任を問えるのでは、さらには損害賠償を取り下げさせることもできるはずと丁寧に説明する遠藤。
理輝が嬉しそうに「熱護、ありがとう」と言うと、
「遠藤です。遠藤萌です」と遠藤は敬礼するのだった。
嫌がらせの犯人
鳩の死骸と車のパンクの嫌がらせについては、匠が調べてくれていた。
暗闇の中ゆかりの家の外に潜んでいたのは匠だったのだ。
匠は、また嫌がらせをしようとやってきた犯人たちを問い詰め、オーナーがゆかりたちを立ち退かせるために彼らを金で雇って嫌がらせをさせていたことを白状させたのだった。
そして匠にゆかりの家を見張るよう指示していたのは、熱護だった。
心からお礼を言うゆかりに
「別にたいした謎でもないのに騒いでうるさいから」と熱護はぞんざいな言い様。
「衣装を脱ぐとキャラが戻るんですね」
「あれは、俺のファンへのサービスだよ。あいつに頼まれたからな」
理輝が「おかあさんを助けて」と言った時、犯人を捕まえてとは一言も言わなかった。
理輝が怖かったのは犯人ではなくゆかりだと熱護は言う。
本当に守るべきものを見失って人を憎むことしかできなくなったゆかりに対して「まさに奪衣婆(だつえば)だ」と熱護は告げた。
「これでマネージャーに戻る必要もなくなったんだから二度と俺の前に姿を見せるなよ」
家に戻ったゆかりは子どもたちに、不安にさせたこと、頼りない母であることを謝る。
泣き笑いで抱きしめ合う4人。
共同生活の始まり
さて、ゆかりは改めて再び熱護のマネージャーの面接にやって来た。
ゆかりは本当に守らなければならないのは店ではなく子どもたちだと気づいたのだった。
店をたたんで、子どもたちを守るために得意とする分野でチャレンジしたいと言うゆかりに、人を見る目がない奴とは仕事できないと言う熱護。
ゆかりは言うのだった。熱護大五郎という賞品を見る目は多少備わってきたつもり、人としてはいろいろ欠陥があるけれど数少ない美徳の一つは言い訳をしないことだと。
先日の炎上騒ぎの真相は、車の整備不良によるクラクションの故障だった。
交差点で停車中に突然クラクションが鳴り出しあわてて熱護が叩いて直そうとした様子が周囲からはおばあさんを急かしているように見えたのだった。
ゆかりは別のネタを仕掛けてバズらせたのでもう大丈夫だと言う。
陽向のSNSを使って「ベテラン俳優ガチでボヤ騒ぎを解決」という動画を流して、その反響からネットニュースの取材の仕事をゲットしたのだった。これで社長の条件を無事クリア。
1年以上仕事がないベテランなんて死んだも同然。お互い崖っぷち、もう一度返り咲いて熱護大五郎ここにありとみんなに知らしめたいと熱く語るゆかり。
「自分のやり方が時代錯誤だということくらい百も承知だ。でもだからと言ってこれまでのやり方を否定して時代に迎合するなんてことはしない」
バラエティもクイズ番組も街歩きもSNSも役者がするべきではないという持論の熱護は、それでも自分を返り咲かせてみせるって言えるかと詰め寄る。
ゆかりがきっぱりと「ええ。勿論」と答えると、熱護は「よし、じゃ今日からうちに住め」と告げる。
熱護の歴代マネージャーは皆家に住み込んで熱護の世話をしてきたらしい。
自分を売り出すという結果を1か月で出してもらうぞと言う。
子どもは嫌いと言いながら子どもたちを連れて広い家の中を案内する熱護。
匠は、熱護は本当はボヤ騒ぎがあった家に子どもたちを置いておくのが心配で自分の家に住まわせることにしたんだろうとゆかりに話す。
こうして、熱護邸で奇妙な共同生活がスタートした。
【テイオーの長い休日】1話のポイントと感想
船越英一郎が言っていて辛かった台詞
船越さんは、制作発表の中で、俳優のバラエティ出演や街歩きを全否定する台詞について「自分を全否定しているようで言っていてつらかった(笑)」と話していたそうです。
『ぐるぐるナインティナイン』内の「ゴチになります!」などのバラエティ番組、旅番組、街歩き番組、クイズ番組など、俳優以外でも多彩な活躍をしている船越さんが、台詞とは言え「バラエティ番組、クイズ番組、街歩きなどで素を見せることは視聴者の感情移入の邪魔になる」と全否定することには、なんとも言えない可笑しみがありました。
熱護の考えがこれから先も変わらないのかどうかも、見どころの一つだと思います。
熱護大五郎が扮する「火災調査官・遠藤萌」はどのドラマのオマージュ?
「火災調査官・遠藤萌」は、船越英一郎主演ドラマ『火災調査官・紅蓮次郎』をオマージュしたものです。
『火災調査官・紅蓮次郎』は2003年から2015年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズ。
実際のドラマ『火災調査官・紅蓮次郎』では、火災現場の調査に出動する時の主人公の口癖が「灰の中の真実を探せ!」。犯人のトリックを暴き、追い詰めた時に言う台詞は「火元はお前だ!」です。
そして【テイオーの長い休日】内での「火災調査官・遠藤萌」の決め台詞は「真実は必ず灰の中に眠っています」でした。
吉田ゆかりがマネージャーに復帰した理由
ゆかりは熱護に、亡くなった夫と営んでいたお店で不審火によるボヤ騒ぎがあり、オーナーから損害賠償を請求されこのままではお店も続けられないので当面の生活費を稼ぐためにマネージャーに復帰したと語りました。
しかし熱護のおかげで本当に守るべきものはお店ではなく子どもたちだと気づいて、子どもたちを守るため、改めて自分自身を活かせるマネージャーの道を選んだのでした。
ナレーションを担当しているのは大和田伸也
物語を紡いでいくナレーションに起用されたのは、大和田伸也さんです。
「大和田さんの感情豊かなナレーションでテイオーの世界を包んでほしい」という制作陣のたっての希望で実現したもので、大和田さんは二つ返事で了承したそうです。
テイオーの世界を豊かに広げてくれるユーモラスで温かなナレーションですね。
【テイオーの長い休日】1話の感想
熱護大五郎は傲岸不遜で自分の価値観を譲らないめんどくさい人物。
しかし頼られると全力で助けるというヒーロー気質は、まさに帝王です。
事件を解決するばかりか、ゆかりとその子どもたちを守るために自分の家に住まわせるところからも、実は深い思いやりの持ち主なのではと感じます。
理輝と会話する時の声が優しいんですよね。
随所にコメディとしての仕掛けがあり、船越英一郎さんの優れた表現力とユーモアセンスを存分に堪能できるドラマですが、熱護とゆかりそれぞれの再生の物語としてもこの先の展開が楽しみです。
次回の【テイオーの長い休日】2話では、ゆかりが伊集院の伝手で熱護大五郎に人気ドラマのゲストの話を持ってきます。
しかし熱護は「この脚本は欠陥品だ」と、新人脚本家を巻き込み大暴走!
果たして帝王の休日は終わるのでしょうか?
6月10日(土)23:40からの放送をどうぞお楽しみに。
記事内画像出典: テイオーの長い休日 | 東海テレビ
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