【死役所】シ村(松岡昌宏)の過去を原作からネタバレ!彼は何を思い働くのか?
死者の魂が集まる場所【死役所】。死者と生きている者の人間模様を描いたネットの話題作が松岡昌宏主演でついにドラマ化されます。
- 人々は何を思い生き、死んでいったのか?
- 死役所職員の衝撃の過去
など見どころ満載です。
その中でも最も気になるのは主人公・シ村の過去と働く理由ではないでしょうか?
今回の記事ではドラマ【死役所】の全話ネタバレと主人公・シ村(松岡昌宏)の過去について原作のネタバレを含めてお伝えします。
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ドラマ【死役所】の全話あらすじとネタバレ
【死役所】第1話「自殺ですね?」のあらすじとネタバレ
ドラマの第1話は原作同様、陰湿ないじめを苦にして自殺した少年の話です。死亡した時の状態などグロ表現もしっかり表現されているので期待は十分です。
また、原作だとサブヒロインであった三樹ミチル(黒島結菜)が第1話から登場します。
【死役所】第2話「母」のあらすじとネタバレ
第2話は現世で不妊治療に挑む夫婦の物語です。
【死役所】第3話「人を殺す理由」のあらすじとネタバレ
第3話はある因縁の相手に殺されてしまった男の物語です。「人が人を殺す理由」とはなんでしょうか?
また、ミチルが死亡した原因についても語られます。
【死役所】第4話「初デート」のあらすじとネタバレ
第4話は気のある彼と初デートをしていた時に交通事故に巻き込まれて悲惨な死を迎えてしまった女子大生の話です。
【死役所】らしい痛々しい物語でした。
【死役所】第5話「林晴也」のあらすじとネタバレ
第5話はついに職員のハヤシ(清原翔)の過去が明かされます。
その衝撃の過去に同情する人も多かったです。
【死役所】第6話「カニの生き方」のあらすじとネタバレ
第6話は芸人として夢に生きた若者2人を死という悲劇が襲います。
原作でも屈指の名エピソードで、涙無しでは見られません。
【死役所】第7話「石間徳治」のあらすじとネタバレ
第7話は他殺課の職員、石間のの過去が明かされます。
イシ間を演じるでんでんの恐怖と感動を一度に味わえる名作です。
【死役所】第8話「あしたのわたし」のあらすじとネタバレ
第8話は母親に虐待され死亡、それでも母親を愛していた少女の話です。特に重く、やりきれない話です。
ラストではついにシ村の過去の手がかりとなりそうな人物が死役所にやって来ます。
【死役所】第9話「加護の会」のあらすじとネタバレ
第9話では宗教法人「加護の会」を妄信、本当の家族を捨てた男のお話です。
実はシ村の妻・幸子とも深い関わりがあり、いよいよシ村の過去にも迫っていきます。
【死役所】最終回「お気をつけて」のあらすじとネタバレ
いよいよ最終回、シ村の過去と家族について語られます。
そして、職員のイシ間の成仏の時も迫ってきました。物語はどう完結するのでしょうか。
【死役所】シ村の人物像
まずはシ村の人物像についてまとめてみます。
演:松岡昌宏
死役所ドラマになるんか!? pic.twitter.com/5E5Dzlch1i
— リパ専の野木氏 (@ripasen_nogishi) 2019年8月20日
仕事
死者を成仏させるための手続きをする死役所の職員として働いている。彼もまたすでに死亡した者である。
部署は総合案内で”なぜ自分が死んだのか分からない者”の話を聞き、適切な部署への案内などが主な仕事。
「お客様は仏様です」が口癖で淡々と業務をこなしている。また、業務に必要なこと意外は死者の過去に深入りすることはほとんど無い。
性格
職員達にも生前の記憶があり、性格や仕事への思いなどは様々。シ村は常に笑顔を浮かべ考えや感情が読めないことが多い。
基本的に物腰は低くは口調は丁寧だが思ったことはストレートに口に出してしまい、それが死者の感情を逆撫でしてしまうこともしばしば。
ただし、
「屑が永遠に彷徨ってろ」
とあまりにも身勝手は死者に対しては目を見開き、怒りの感情を出すこともある。
生前の罪
死役所で働く職員は全員、殺人等の重罪で死刑になった者達。シ村も例外ではないのだが、
実はシ村は冤罪により死刑となってしまった。
この場合申し出をすれば成仏できる決まりなのだが、シ村はある目的のために拒否し死役所で最も忙しい部署である総合案内で働く道を選んだ。
【死役所】シ村の過去の手がかり
- 本名は市村正道。生前は公務員で市役所で働いていた。そのため死役所での仕事も慣れていて他の職員にテキパキと指示を出すことも多い
- 死役所にやってきた女子大生・ミチルがシ村の生前をまとめた資料を見た際は、普段あまり快く思っていない彼女も涙を流した
- ミチルになぜ成仏しないのか理由を尋ねられた時には「真実を確かめ、妻を私の手で…」と改めて決意をした態度を見せる
- 「加護の会」という団体に関係していた寺井修斗という人物がやってきた時、妻に関する質問に答えない寺井に「とっとと答えろ」と珍しく目を見開き声を荒げた
- 妻の幸子と娘の美幸がいて、幸子は「美幸がよくなる可能性があるなら懸けてみたい」と「加護の会」に盲信しかけていた
「加護の会」はミチルが見たシ村の資料にも記載があり過去に非常に重要な関わりがあるのは間違いでしょう。
【死役所】シ村の過去を原作からネタバレ
冤罪事件を被せられて失意のまま死亡した金子という男がやってきた際、シ村は「私も同じです」とついに過去を語りだす。
シ村と幸子の出会い
1960年ごろ、市役所で働いていたシ村はひょんなことから老婆・ハツを助け家まで送り届ける。この時に姪孫である幸子と知り合う。
幸子は売れない画家で一度は結婚していたが離婚、実家からも追い出されてその後ハツの元に転がり込んだ。幸子は市村に絵のモデルになって欲しいと頼み、2人の交流が始まった。
ハツは内心幸子のことを快く思っていなかったがシ村は幸子に惹かれていった。
その後ハツは交通事故で死亡、葬式の場で幸子から「家族にならない?」と言われ、「はい!幸子さん。結婚してください!」とプロポーズ。結婚し一人娘の美幸が産まれる。
美幸の問題
幸せな家庭を築いていたが美幸は5歳になっても離乳することが出来ず、花や絵の具、土を食べるなどの偏食を引き起こしていた。医者に通ったり、料理を習うなど美幸のために懸命になるも効果が出ず、ノイローゼ気味になってしまう。
そして、幸子は美幸を連れて「加護の会」に入会、嵌っていく。シ村が迎えにいくも教祖や信者たちは「一週間もすれば戻る」とだけ言い会わせようとしない。その後、拠点の庭で遊ぶ美幸を発見し目を盗んで連れて帰ることに成功する。
悲劇
シ村が仕事をしている間、美幸は近所の知り合いに預けていた。一週間経っても幸子は戻らず再び「加護の会」に行くも会わせて貰えない。
「私たちは家族も同然」という言葉に業を煮やしたシ村は「加護の会」の代表を殴ってしまう。
これ以上騒ぎを大きくするわけにも行かず途方にくれながらも美幸を迎えに行くが、
なんと美幸は腹から血の流し死んでしまっていたのだった。
知り合いの家には謎の人物が出入りしている姿も目撃しており、なにか関わりがあるのだろうか?
追記 私がやりました
その後、市村は娘・美幸を殺害した容疑で逮捕されてしまう。アリバイが無いこと、美幸の体内にあった絵の具で虐待も疑われ不利な状況だった。
その上で警察から執拗なより調べ、自白の強要、さらに暴力行為も受け市村は精神的に参ってしまう。そして、
「私がやりました。」
とやってもいない罪を認めてしまう。ただ、その顔は笑顔で認めたことで精神的にどこか楽になっていた。そして、幸子とは会うことができずに死刑が執行されてしまう。
追記 職員として
死役所にやってきたシ村は成仏することは拒否して職員として働くことにする。「今思うと警察での自分は”洗脳”に近かった」と語るシ村。
金子を見送ったシ村は自身の娘「市村美幸」成仏申請書を見返す。
幸子の今後や美幸の死の真相などの全容が分からないまま、シ村の話は終了してしまうのだった。
と原作でもドラマと同じように全容は明かされていません。
ここからはシ村の過去や目的について考察してみます。
【死役所】シ村の過去 加護の会とは
悩める者達の話を聞いたり、支援する団体。全国に15の拠点がある。自給自足・無為自然をモットー、「弱いままの姿も受け入れる」として信者同士の仲はいいが
- テレビやネット、SNSは穢れるものなのでスマートフォンは解約
- 1週間は人間関係を絶ち修行をする
- 財産や預金などは全て預けなければならない
とどう考えても洗脳をしている明らかにヤバイ団体。
以前、死役所にきた寺井は盲信し家族の反対を押し切って「加護の会」に行こうとしたところを交通事故にあい死亡した。彼も真の全容や幸子のことは知らなかった。
【死役所】シ村の過去 冤罪事件とは
- この事件が何なのか?
- 美幸の死と「加護の会」は関係あるのか?
- どのような経緯でシ村は罪を被ったのか?
→判明、追記済み - 真相は何なのか?
など原作でも一切不明のままです。残念ながら手がかりはありません。
【死役所】シ村の目的を考察
彼はなぜ60年近くも死役所で働いているのでしょうか?
- 死者は必ず死役所にやってくる
- シ村がいる総合案内はもっとも死者に会うので多忙な部署
- 美幸の成仏申請書はすでに把握している
この3つを考えるとシ村は「加護の会」や娘・美幸の死に関係した人物が来るのを待っているようです。
シ村はすでに死んでおり現世には関与できない、死役所にやってきた死者を裁いたりを殺すこともできないので「ただ真実が知りたい」と思われます。
また、妻・幸子もいずれ死役所にやってくるので「彼女と共に成仏したい…」そう願っているのかもしれません。
この記事で使用している画像の引用元:月刊コミック@バンチ公式サイト「死役所」
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