【最後の鑑定人】第9話が放送されました。
主人公の土門(藤木直人)と、科警研に勤める尾藤宏香(松雪泰子)は、第4話で元夫婦であったことが明かされ、宏香の食べかけのケーキを土門が嬉々として食べるなど静かな“いちゃいちゃぶり”が積み重なっていましたが、第6話で二人をよく知る科学捜査研究所の所長・加賀正之(佐戸井けん太)の粋な計らいにより、現場をともにしてから一気に距離が縮まった感がありました。
第9話でも、八方塞がりの状態に陥った土門に手をさしのべたのは宏香。
果たして今回は、どのような進展を見せたのでしょうか!?
回を追うごとに距離が縮まる土門と宏香の関係をおさらい
初回放送からこの二人、なにかあるのでは…?と感じさせていた土門と宏香。
これまでの二人を軽くおさらいしてみましょう!
第1話 | 湖から引き上げられた車の中で発見された白骨化遺体の身とを確認する上で、復顔が有効と判断した土門が、警察に対して科警研の尾藤宏香の技術がダントツであると推薦し、神奈川県警の都丸刑事とともに科県警を訪問する。 本来科警研で受けるべき仕事ではないため、断る気満々で現れた宏香だったが、現れた土門の顔を見て言葉を失うが、話をするウチに痴話げんかのような言い争いを繰り広げ、土門にあおられた形で宏香は復顔を引き受ける。 鑑定結果を届けるために初めて土門の鑑定所を宏香が訪問。 その際にもふたりは痴話げんかを繰り広げる。 |
第2話 | 資産家の男性が遺体で発見され、若い妻に疑いがかかる。発砲されたのは二回、弾丸も二つ。しかし二回の銃声弾丸の分析結果、さらには撃たれた拳銃の薬莢の分析結果も、なぜか科捜研から上がっていなかった。科捜研のやり方に疑問を抱いた土門は、真っ正面から科捜研のやり方を批判。 その土門をいさめにやってきた宏香は、一見、文句を言っているようでいて、実は裏で、科捜研が土門に協力してくれるよう依頼していた。 科捜研の榊の言葉でそれを知った土門は、こみ上げる喜びを抑えきれない表情をうかべて・・・ |
第3話 | 火災現場から発見された成分について詳細な調査が必要となった土門は、科警研、つまり宏香に協力を依頼に行くも、すげなく断れてしまう。しかし土門は、宏香をうまく挑発し、協力を得る。そのある種あうんの呼吸とも言えるやりとりの様子を見ていた宏香の部下の嵐山(栗原類)は、二人の関係に親密な気配を感じ、柊子にそれを尋ねるが、柊子も同じ思いを抱いていた。 そして宏香が現場に残された物質から検出した成分が、真実を解き明かす大きなヒントとなる。その後も進捗を気にかけて土門鑑定所を訪れる宏香の姿があった。 |
第4話 | 過去に土門が関わった事件に関連する人物の死を受けて、土門の様子がいつもと違うことを感じた柊子は宏香野本を訪ねる。すると宏香の口から、土門と宏香が元夫婦であったことがさらりと語られる。己の過去に決着をつける意味でも必死で真実に行き着こうとする土門を気遣い、鑑定所を訪れる宏香。鑑定に手間取っている土門の様子を見て科警研の最新機器を使用して調査をしようと協力を申し出る。 そして思うように調査が進まず焦る土門に、ひとりで抱え込まないようにつげ、柊子とともに全面的に土門に協力を申し出る。 鑑定結果を土門に共有しようとした宏香には、科警研の上層部から圧力がかかる。しかし宏香はそれを押して、責任は自分がとる、と宣言し土門に協力。 宏香のおかげで土門は7年前に思い残した自身の過去に決着をつけることができた。 |
第5話 | 都丸の熱意に触れ、協力したいという気持ちを抱いた土門は、川辺で発見された女性の遺体と、都丸が容疑者だと疑う人物との関わりを探るため、またもや宏香に協力を依頼しに行くが、話よりも宏香が食べているチョコレートケーキが気になって仕方が無い。射たいほどの視線を感じて、宏香が冗談交じりに食べる?と声をかけると、土門は宏香の食べかけのケーキを躊躇なく食べる。そしてどうしていつも自分のところに相談に来るのか、と尋ねる宏香に、土門が君が一番信頼できるとつげると、宏香はまんざらでもない表情を浮かべてまたもや協力を引き受けてしまう。 その過程で、土門に温泉旅行に誘われ、戸惑いながらも少しうれしい気持ちを抱く宏香。土門とともに温泉地に向かう宏香だったが、実はそれは捜査の一環だった。がっかりする宏香だが、さすがの土門もせっかくだから温泉を楽しめなどとがらにもない稿絵を掛ける。最終的に、そこで大きな手がかりを得て、事件は真実にたどり着く。 |
第6話 | 古くから二人を知る科捜研の所長・加賀(佐土井けん太)からの依頼で、二人協力し合いながら捜査をする羽目に。 そんな中、宏香はイギリスの著名な研究所に請われほどなく渡英することが決まる。 山中で発見された身元不明の白骨化した遺体の身元を確認するため、事件現場に行く土門と宏香。宏香の運転で現場に向かう途中、沈黙の気まずさから交わした会話で、土門が離婚を申し出たのは宏香が研究に専念できるようにという思いからだったことが判明する。 そして、ともに現場で土を掘り起こす地道な作業を長時間続けた結果、宏香が土中から発見した花びらが真実を特定する重大なカギとなった。 それらの出来事を経て、ふたりはよりを戻すと言うことではなく新しい関係を目指す気持ちを共有する。そして宏香は渡英をとりやめ、引き続き科警研で働くことを決める。 |
第7話 | 相田弁護士の依頼でストーカー殺人の疑いがかけられた男性の容疑を晴らすために奔走する土門。 DNA鑑定の壁を前に八方塞がりに陥った土門に一筋の希望の光が差したのには、またもや宏香の活躍があった。 都丸が盗み出してまで手に入れた唾液サンプルは判定不能でしたが、宏香は唾液そのものの成分を分析し、唾液から歯科治療に使われる成分が検出されたことで、最近歯科治療を受けていない紘奈と洋介ではない第三者の唾液が混在している可能性が高いことを突き止め、土門たちは洋介が犯人ではないという確信を持つことができた。もはやこの頃になると、ごく当たり前のように土門鑑定所にいる宏香。確実にその距離は縮まっている。 |
第8話 | 珍しく二人のシーンがなく、進展なし。 |
8話で小休止した感はあるものの、確実に親密さを増しており、第6話で現場検証にともに向かう車の中で離婚の理由を明らかにしたあたりから、もはや当たり前のように土門のそばにいる宏香の姿があります。さて、第9話では、どのような展開に・・・?
第9話 土門と宏香の大人の恋は・・・?
大学時代の友人に襲われ思わず撲殺してしまったと正当防衛を主張する女性の弁護をすることになった相田(迫田孝也)は、検察が主張する故意の殺人を覆すため、またもや土門を頼ってきます。
現場の様子の不自然さに違和感を覚えていた土門は、この殺人事件そのものに疑いを抱きます。
指紋がきれいに拭き取られ、遺体は激しく燃やされて身元の特定が不可能ということがあり、捜査は難航。しかし土門は、鑑定所の研究室の電球を交換しようとしたときに、普通の掃除では拭き取らないであろう電球に、指紋が付着しているのではと考えました。
被疑者の家の電球に付着していた指紋は、被疑者の婚約者が大学時代の友人に企業祝いに送った時計に着いていた指紋と一致。そしてそこからDNA鑑定を行ったところ、遺体のDNAと一致。
遺体の人物は、以前から被疑者の家を訪れていた人物だと判明します。
さらに、身寄りもなく借金だらけで住所も不定だった殺されたはずの男の指紋は借用書に残されており、その指紋が、婚約者のふりをして土門鑑定所を訪れていた男が残したコップの指紋と一致したのです。
指紋しか手がかりがない中、土門が頼ったのはまたもや尾藤宏香でした。
いまだ開発途中の最先端の技術を使えば指紋からDNA鑑定ができる可能性があることを知っていた土門は、宏香の研究心をあおり、科警研で鑑定してもらう了解を得ます。
あなたの鑑定所の分室じゃないと文句を言いながらも、あらたな科学の扉が開くなら、と言い訳のようにつぶやきながら引き受ける宏香。その心理の奥には、土門を放っておけないという思いが潜んでいたのではないでしょうか?そしてその結果、殺されたとされる男と遺体のDNAが異なることが証明されたのです。
もはや、土門にとって無くてはならない存在の宏香。そして必ず期待に応える宏香。
ところがその宏香が、次の第10話でとんでもない窮地に陥るようなのです・・・!
10話と最終回の展開予想
第10話の予告によれば、宏香は火災に巻き込まれ、記憶を失ってしまいます。
そればかりか、放火殺人の疑いまでかけられてしまうという窮地に・・・
土門のことも全く覚えていない様子の宏香にショックを受ける土門ですが、相田弁護士、柊子(白石麻衣)、これまでたびたび捜査をともにしていた神奈川県警・捜査一課の都丸(中沢元紀)そして宏香の部下である嵐山(栗原類)が集まり、宏香の容疑を晴らすために知恵を絞り合う模様。
果たして、宏香の嫌疑を晴らすことができるのか!?そして失われた宏香の記憶は!?
最終回まで残すところ2話。これはどうやら一話完結ではなく連続したお話のようです。
最後まで目が離せませんね!
個人的には、宏香が記憶を取り戻し、そして疑いを晴らすために奔走してくれた土門をはじめとする仲間たちに感謝しつつ、再び土門と結ばれる展開を期待します!!
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