NHK スペシャル時代劇【荒神】のキャストとあらすじ!宮部みゆき×内田有紀でドラマ化!

NHK BSプレミアムにてスペシャル時代劇【荒神】が放送されました。

主演は内田有紀さんで、脇を固めるのは平岳大さん、平岡祐太さん、柳沢慎吾さんをはじめとする豪華キャストたちが名を連ねています。

脚本は『釣りバカ日誌〜新入社員 浜崎伝助〜』や『家政夫のミタゾノ』など多くのドラマを手掛けている山岡潤平さん。

さらに、最新のVFXを駆使して死闘を描くというエンターテインメント時代劇となったようです。

今回は、NHK BSプレミアム スペシャル時代劇【荒神】のキャストとあらすじを紹介。

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目次

NHK スペシャル時代劇【荒神】の基本情報

放送時間:21:00〜22:50

放送局:BSプレミアム

放送日:2018年2月17日(土)

原作:「荒神」宮部みゆき(朝日新聞出版)

脚本:山岡潤平

音楽:羽岡佳

制作統括:加賀田透(NHKドラマ番組部)

デスク:小林大児(NHKドラマ番組部)

演出:松浦善之助(NHKドラマ番組部)

NHK スペシャル時代劇【荒神】のキャスト

内田有紀(役:朱音)

朱音…怪物の恐怖に怯える村娘。

内田有紀…1975年生まれ。1992年ドラマ『その時、ハートは盗まれた』で女優デビューすると、1994年には『時をかける少女』で連続ドラマ初主演を果たした。その後、歌手デビューしアイドル・女優として絶大な人気を得るが、2002年に一時芸能界を引退。2006年に放送されたドラマ『誰よりもママを愛す』に出演し女優としての活動を再開した。

平岳大(役:曽谷弾正)

曽谷弾正…朱音の兄で藩の重臣。怪物を操ろうとする。

平岳大…1974年生まれ。2002年に舞台『鹿鳴館』でデビューを果たすと、NHK大河ドラマ『篤姫』『江〜姫たちの戦国〜』『真田丸』やドラマ『下町ロケット』『フラジャイル』、映画『悪の教典』『永遠の0』などに出演している。

平岡祐太(役:榊田宗栄)

榊田宗栄…浪人。朱音らと怪物との戦いに挑む。

平岡祐太…1984年生まれ。2002年、第15回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、2003年にドラマ『ライオン先生』で俳優デビューを果たす。2017年、4代目『新・浅見光彦シリーズ』で8年ぶりの主演を務めた。

柳沢慎吾(役:菊地圓秀)

菊地圓秀…絵師。朱音らと怪物との戦いに挑む。

柳沢慎吾…1962年生まれ。1978年『ぎんざNOW!』の「素人コメディアン道場」で第19代チャンピオンとなり、デビュー。その後『3年B組金八先生』でテレビドラマデビューを果たすと、俳優としての地位を確立していった。2016年には『ウルトラマンオーブ』『キャリア〜掟破りの警察署長〜』に出演、映画『ピン中!』で53歳にして初の主演を務めた。

前田亜季

前田亜季…1985年生まれ。1994年『ハートにS 第1夜第2話 シンデレラの王冠』でドラマデビュー。1995年に『天才てれびくん』にレギュラー出演した。その後、声優の仕事も行い、2000年には映画『バトル・ロワイアル』で第24回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2017年『ドラマSP 松本清張「鬼畜」』で中丸刑事役を演じた。

前川泰之

前川泰之…1973年生まれ。2005年、俳優デビューを宣言し俳優に転身。2007年、映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』で映画初出演を果たした。2017年には『スリル!〜赤の章・黒の章〜』『仮面ライダービルド』に出演した。

中本賢

中本賢…1956年生まれ。『ぎんざNOW!』の「素人コメディアン道場」で優勝したのがきっかけで芸能界入りを果たすと、テレビドラマ版『幸福の黄色いハンカチ』に出演。それ以降、数々の映画・ドラマに出演している。

角替和枝

角替和枝…1954年生まれ。劇団を立ち上げたこともあり、現在は夫・柄本明が座長務めている劇団東京乾電池に所属している。NHK連続テレビ小説をはじめとする数多くの作品に出演、近年では『リーガルハイ』『残念な夫。』などに出演した。

中原丈雄

中原丈雄…1951年生まれ。何度も個展を開いているほど、絵画や挿絵・装丁を手掛けている。主な出演作は『白い巨塔』『花子とアン』『真田丸』、近年ではドラマ『ドラマ特別企画 図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』『ハロー張りネズミ』や映画『暗殺教室』に出演した。

品川徹

品川徹…1935年生まれ。数々の劇団を経て、ノックアウトに所属。2003年、ドラマ『白い巨塔』で厳格な大河内教授を重厚な演技で演じ、注目を集めた。2017年は『大河ドラマ おんな城主 直虎』『刑事ゆがみ』などに出演した。

田中要次

田中要次…1963年生まれ。俳優だけでなく撮影スタッフとしても照明助手の他に、録音助手・ドライバー・付き人なども経験しながら数多くの映像製作に携わってきたが、1994年に俳優に専念するようになる。2001年、ドラマ『HERO』でのバーテンダー役が話題となって人気を博した。2017年は、『大河ドラマ おんな城主 直虎』『NHK連続テレビ小説 べっぴんさん』に出演、映画『蠱毒 ミートボールマシン』では映画初主演を果たした。

加藤雅也

加藤雅也…1963年生まれ。『メンズノンノ』創刊号のファッションモデルを務めた後、俳優の道へ進んだ。主な出演作品は、『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』『anego』『アンフェア』『八重の桜』など。2017年は、ドラマ『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』『カンナさーん!』映画『THE LAST COP/ラストコップ』に出演した。

柴俊夫

柴俊夫…1947年生まれ。1970年テレビドラマ『ゴールドアイ』で俳優デビューを果たすと、1971年にはテレビドラマ『シルバー仮面』で主演を務める。その後は俳優業だけでなく、司会としても活動。2017年には『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』『やすらぎの郷』などに出演した。

大地康雄

大地康雄…1951年生まれ。1979年『衝動殺人 息子よ』で映画デビュー。毎日映画コンクール男優助演賞や第28回ギャラクシー賞・テレビ部門個人賞などを受賞している。2005年に企画・脚本・製作総指揮・主演の1人4役をつとめた映画『恋するトマト』を公開、2013年には企画・主演をした映画『じんじん』を公開した。2017年、映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』に出演。

NHK スペシャル時代劇【荒神】のあらすじ

東北の寒村に、怪物は突然現れた!

人々はいかに立ち向かうのか?

朱音[あかね](内田有紀)の住む村に、怪物に襲われて傷だらけになった少年が逃げてくる。迫りくる怪物の恐怖。朱音は、浪人・榊田宗栄(平岡祐太)、絵師・菊地圓秀(柳沢慎吾)とともに、村を守るため、知恵と勇気をふりしぼって怪物との戦いに挑んでいく。一方、朱音の兄で藩の重臣・曽谷弾正(平岳大)は、怪物を自ら操ろうと企む。怪物との戦いの蔭で繰り広げられる愛憎劇。やがて明らかになる怪物誕生の意外な真相。そこに浮かび上がるのは、罪深い人間の業だった。朱音たちと怪物との戦いの行方は?

NHK スペシャル時代劇【荒神】のみどころ

元禄太平の世の半ば、東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅状態となる。
隣り合う二藩の反目、お家騒動、奇異な風土病など様々な事情の交錯するこの土地に、
その”化け物”は現れた。
藩主側近・弾正と妹・朱音、朱音を慕う村人と用心棒・宗栄、
山里の少年・蓑吉、小姓・直弥、謎の絵師・圓秀……
山のふもとに生きる北の人びとは、
突如訪れた”災い”に何を思い、いかに立ち向かうのか。
そして化け物の正体とは一体何なのか――!?
その豊潤な物語世界は現代日本を生きる私達に大きな勇気と希望をもたらす。
著者渾身の冒険群像活劇。

怪物の正体とは?

人間が生み出した「悪」が怪物とどう関係あるのか、注目ポイントです。

舞台となるのは、東北の南方に位置する架空の藩・永津野藩と香山藩。

このような相関図のようです。「荒神」の登場人物相関図

宮部みゆき・原作『荒神』の紹介

時は元禄、東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅した。隣り合い、いがみ合う二藩の思惑が交錯する地で起きた厄災。永津野藩主の側近を務める曽谷弾正の妹・朱音は、村から逃げ延びた少年を助けるが、語られた真相は想像を絶するものだった……。太平の世にあっても常に争いの火種を抱える人びと。その人間が生み出した「悪」に対し、民草はいかに立ち向かうのか。宮部みゆき時代小説の到達点。

荒神 宮部みゆき その怪物は、因縁をもつ二藩の交わるこの地に現れた 当代一の物語作家による最高のエンターテイメント
2014年に朝日新聞出版より刊行され、2017年には新潮文庫より発売されています。

朝日新聞の新聞連載小説として親しまれ、単行本となった時に宮部さんはインタビューに答えられていました。

念願の怪獣ものが書けるんだから、自分の得意なこと、好きなことはみんな入れちゃおう! という意識がありました。
謎という点について言うと、もし私がミステリー作家として、より「ミステリー的」な作品にしようと思ったら、『荒神』も、たとえもっとページ数が増えてしまうとしても、謎を完璧に作って解いて、全部を明かそうとしたと思います。
今も私はミステリーが大好きだし、自分をミステリー作家だと思ってもいるけれど、でも近年は、ミステリー味を多少薄くしても――作中の全部の謎が解決するわけではなくても、ともかくこの件は片付いた、そして物語の中の人物はこれからも生きていくんだ、という風に小説を作りたいと思うようになっています。もうずいぶん前からですが、ミステリー作家としての野心や責任感といったものを少々引っ込めても、物語的な面白さや収まりのよさを優先させることを指向するようになったという意味では、私はもうど真ん中のミステリー作家ではないのでしょうね。
2001年に『模倣犯』を大変高く評価していただいた時に、これ以上この路線を進むのはやめようと思いました。実際に『模倣犯』以降に刊行した小説の作風を見ると、そう舵を切ったことがはっきりわかるので、私、すごくわかりやすい人間だわって(笑)。
以来ずっとその意識で書き続けてきて、『荒神』はだからこそ書き上げることのできた作品です。

出典:宮部みゆきインタビュー(一部抜粋)

宮部みゆきさんプロフィール

宮部みゆき

1960年生まれ。1987年にデビュー作品『我らが隣人の犯罪』で第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞すると、その後も数々の賞を獲得した。代表作には『火車』『模倣犯』『ソロモンの偽証』などがある。

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