ドラマ【おっさんずラブ】最終回ネタバレあらすじ視聴率!ロスなんてもんじゃない牧春難民続出

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おっさんずラブ2018・最終回

ドラマ【おっさんずラブ】最終回ネタバレあらすじ視聴率!

とうとう来てしまった最終回!!これまで楽しませてくれてありがとう!

感謝を込めて最終回完全再現!!!

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目次

【おっさんずラブ】最終回の視聴率

最終回の視聴率は5.7%でした!

最高の数字で終わり、有終の美を飾りました!

【おっさんずラブ】最終回のあらすじ

物語は、春田(田中圭)が、牧凌太(林遣都)と別れた1年前に遡る。

『牧と別れたあと、会社では仕事以外の会話はほとんどなく…』酔って帰ってきて、そのまま玄関で寝てしまう春田。『気晴らしに合コンに行っても新しい出会いはなく…』ボサボサ頭で会社に遅刻してくる春田。『こうしてまた、徐々に時間をかけてオレは元の堕落した生活に戻っていった…』部長室から春田を覗いている黒澤(吉田鋼太郎)。『そんなオレを見かねて部長が時々家に来てくれるようになった…』脱ぎ散らかした靴下を拾う黒澤。『月に一度が、やがて週に一度…』楽しそうに料理をする黒澤。『3日に一度…』風呂場を掃除する黒澤「きったねえ風呂だなあ」と、楽しそうにバスタブを磨く黒澤。『…そして気づけば、僕と部長はいっしょに暮らしていた…』タオルを見せ、「ちなみにこれって洗濯しますか?」「洗濯しようよ、はるたん」洗濯物が色分けされているのを見て、「やれば出来るじゃん」とハグする黒澤。意気揚々と会社に出勤する春田。『今の暮らしが正解なのかよくわからない。ただ部長のおかげで自分の事をちょっとずつ自分で出来るようになったし、仕事もなんだかワンアップした気がする…』春田の売り上げ成績が伸びている。「なんか最近、生き生きしてますね」と女子社員に言われる。「そう?」と返す春田。『そして、オレと牧については、…』普通に仕事の話をする春田と牧。「あ、春田さん、さっき部長が呼んでました」「お~わかった、さんきゅ」『…ごく普通な、先輩後輩に戻った』しかし、春田に気づかれぬよう気にしている牧。

部長室に入ってくる春田。真剣な表情の黒澤。「今度、本社の開発事業部が手がける新規プロジェクトのメンバーに、春田はどうかと打診があった」「えっ!?新規プロジェクト…なんでオレが?」「ここ数ヶ月のお前の営業成績が、上層部の目に留まったんだろうなあ…」嬉しそうな春田。「どうする?受けるか?」「はい、はい、もちろん、是非!」「ひとつ問題があってなあ、このプロジェクトの拠点が…上海なんだ」「え゛~~~!」「どうする?」「受けます!」

牧に転勤のことを教えている春田。「びっくりしたよ。まあ、行くのは来月くらいらしいんだけど」「…そうですか」。瀬川舞香(伊藤修子)が、慌てて走ってくる。「ちょっと~上海に転勤だって?おめでとう」「情報早いっすよねえ」「部長とはどうすんの?別れんの?」「え?あの、ってかオレは、部長とお付き合いをしているわけではないので」「え~!いっしょに住んでるのに、まさかのプラトニックゥ~!?」牧が春田を意外そうに見つめる。後ろから武川(眞島秀和)が、「黒澤部長、早期退職するっていう噂があるぞ」驚く声も出ない春田と牧。

春田が帰って来る。テーブルの上に”地球の歩き方”の上海編が置いてある。手にとって見る春田。と、その下にはウエディング雑誌がある。「えっ?何これ…けっこん?」すると、二階から黒澤の声。「えーと、上海駅までタクシーで行きたいのですが…ん?シャンソン?アーターラートゥートゥートーサンラーフートゥーセー」階段の所へ行き、聞いている春田。「ありがとうございます、とても助かりました、シャーシャーノン、パーラードゥー、マンダ…ハルタン、マンダ」ドキッとする春田。「ハルタン」わははと大笑いの黒澤。頭を抱える春田。『早期退職って、そいうこと?』どう考えていいかわからない春田の顔変化。大笑いを続ける黒澤。『神様、人を愛するとは、いったいどういうことなのでしょうか?』

ショッピングモールのカフェで休憩している春田と黒澤。「あ、部長、今日はあの、買い物付き合っていただいて、ありがとうございました」「引越しの準備って大変だもんね」そこへウエイトレス。「ご注文いかがいたしますか?」「あ、僕じゃあねえ、ラザニア」「ラザニアをおひとつ」「うん」「ボクはチーズインハンバーグのセットひとつで」黙って春田を見つめるウエイトレス。「え?あ、チーズインハンバー…えっ?」見回すと周りの人間が皆、固まって動かない。「なんだなんだ」と黒澤。と、音楽が流れ出し、突然踊りだす店のスタッフ。「なに?なに?」と驚いている春田。「なんだ、なんだ」と嬉しそうな黒澤。周りにいた人が次第に加わり、踊りだす。「何か探してるよ」「ほんとだ」踊っている人が見ているお客さんを引っ張っていき加わっていく。黒澤の所にもピエロが来る。「いいよ、来なくていい、来なくていいよ、無理無理無理」春田の方へ行くピエロ。春田の手を引っ張る。「ぼく無理無理無理無理」引っ張られていく春田。「ブラボー!」と叫ぶ黒澤。踊りの輪に加わり、見よう見まねで踊る春田。すると、音楽がピタッと止まり、踊り手も固まる。「え?何これ、ちょ、部長、部長、部長!」振り返ると黒澤の姿はない。「部長?…え?」どうしていいかわからず、皆と同じポーズで固まってみる春田。音楽が再び鳴り出すと、いつの間にかみんな後ろの階段に整列している。最後尾から白いスーツ姿で現れる黒澤。フラッシュモブだ。「ワオーッ!」掛け声とともに整列していた踊り手が左右に分かれ、真ん中を黒澤が颯爽と降りてくる。「部長?」マイケル張りの黒澤と共にみんなが踊りだす。「え、すっげー」「何これ、マイケル?マイケルだ」黒澤が春田の前に来る。踊りながら指輪のケースを取り出しひざまずく。音楽が鳴り止む。「僕と、結婚してください。お願いします!」指輪を差し出す。「え?はい、あの…僕なんかでよければ」『おい!何言ってんだ、おい!』紙ふぶきが飛び出し、結婚行進曲が鳴り響く。思わず、指輪を手に取り、観客に愛想笑いする春田。周りから大きな拍手。「はるたん」と春田を抱きしめる黒澤。抱き合ってしまうふたり。。。

『そしてこの出来事は、翌日の朝礼で直ちに報告された』

”わんだほう”で飲んでいるちず、「結婚?おめでとう!」とニッコリ。横で頭を抱える春田。「あ~ちょいマジで追いつかねえ」「結婚って誰とすんの?」と鉄平。「部長さんとだって」「部長って、あの部長?」「声でかいから、マジで声でかいから」「で、どっちがウエディングドレス着んの?」「え?…部長?……え、オレ?いや、ないないない」「バカじゃないの?どっちもタキシードでいいじゃん」「おおお…っかさ、よくよく考えてさ、同性で結婚て出来んの?出来ないら?」「んんん、でも今はパートナーシップ宣言?とかいろいろあるし、それに式を挙げるのは自由じゃん」「そっか、そうだよな…あ~」「部長さんは、愛に形がほしかったんじゃないか?」「そうかもね」「形ってなんだよ~~!」そこへ入ってくる舞香。春田を見て驚き、「また来ます」と出て行こうとする。「空いてるよ、マイマイ」春田驚き、「マイマイ?」嬉しそうな鉄平。

帰り道の春田とちず、「あのふたり、付き合ってるんだって」「やるな舞香さん」「まあ兄貴がこれで結婚してくれるんなら、妹としてはなんか安心だけどね」「ちずちずちず、結婚てさ…何?」「知らん」

バーで飲んでいる蝶子(大塚寧々)とマロ(金子大地)。「そうねえ、あたしの時は勢いで結婚したから、意味なんて深く考えなかったけど」「好きすぎてヤバイから結婚するんすよねえ?」微笑んでマロのほっぺを叩く蝶子。「結婚してる時は分からなかったけどさあ、離婚してから、あ~自分の足りない所は、あの人が埋めてくれてたんだなあって思った」「俺が埋めます」「いやいやいやいや、マロには無理でしょ」「なんでぇ!」「無理無理無理」「部長…春田さんと結婚するっぽいっすよ」「…そう…いいんじゃない?…あの人には、ちゃんと幸せになってほしいから」

担当のお客さんに、転勤の挨拶をして回っている春田と、牧。「じゃあとはよろしくお願いします」「じゃあ上海、気をつけて行ってきてね」「はーい、としえさんも元気でね」「牧くん、よろしくね」「はい」

リストを見ながら歩く春田と牧。「うん、昔からお付き合いのある人は…ここいらへんまでかな、あとはオレ、電話で説明しとく」「はい…あ、でも出来るだけ回りませんか?」「ん?」「その方がお客様も安心すると思いますし、俺も助かるんで」「まじめか!あいよ」引き続き回りだす。

夕方の会社にひとりで書類を整理している牧。武川がやってくる。「急いで引き継がなくてもまだ時間あるだろ」「ま、そんなに多くないんで」「…ほんとにいいのか?」「何がですか?」「このまま春田を行かせてしまっていいのかってことだよ」「…いいに決まってるじゃないですか、仕事ですし」「よくないだろ」「俺には関係ないことなんで」と立ち、出て行こうとする。乱暴に捕まえ、壁に押し付ける武川。「お前がそうやっていつまでも春田と向き合わないから、俺はお前を諦め切れない!」「…」「相手の幸せのためなら、自分は引いてもいいとか、どっかのラブソングかよ!そんな綺麗事じゃねえだろ、恋愛って」出て行く武川。そのまま固まる牧。

ウエディングプランナーと会場で打ち合わせをする黒澤と春田。キャンドル立てのハートに顔を覗かせ「はーるたん」「はーい」微笑み合うふたり。『部長に促されるまま式の準備がとんとん拍子に進んでいった』「全体にお花が多いイメージがいいな」「はい」とプランナーがメモしていく。「あとは、あーそうだ、それぞれのテーブルにバルーンがほしいな」「あ~素晴らしいですね」気がないように聞いているだけの春田。「あ、春田」「はい」「招待客何人にする?80?120?」「いやいや、そんなに…全然いないすよ」「あと、なんか席次表もかわいいの。あとウエルカムボードもいるね」「はい、かしこまりました」「なんか、いろいろ必要になってくるね」新郎新婦の席に並んで座るふたり。『オレの気持ちがまだそこまでウエルカムじゃないことを、部長にどう伝えたらいいのだろう?」

「居酒屋わんだほう」”HAPPY WEDDING 春田、武蔵”と書かれたボード。皆が集まり祝いの席。

カウンターのちずと春田。「これがマリッジブルーかあ」「なにそれ?」「いやなんかわかんねえんだけどさ、この辺がこうざわざわすんだよ」「OKしたならさ、もう覚悟決めて前へ進むしかないでしょ」「OK?したよ。OK?したな…したな」「あのさあ、もういい加減ちゃんと応援させてよ」「…はい、すいません」

宴会の最中、舞香が単刀直入に黒澤に聞く。「あの~あたし、部長が早期退職すっていう噂を耳にしたんですけど」「え?上海まで付いていっちゃうって感じっすか?」とマロ。答えを気にする春田。「うん、俺も一瞬迷ったんだけど…俺は、東京に残ることにした」納得の一同。意外そうな牧。「これまで通り、っていうか、これまで以上にみんなといっしょにこの営業所を盛り上げていくつもりなんで、よろしく!」一同「はい!」「よっ黒澤!」とマロ。拍手。「じゃあ、もう一回乾杯しましょう!カンパーイ!」みんなでグラスを合わせる。鉄平が歌いだす。牧が抜け出し、外へ。

出てきた牧を追って出てくたちずが呼び止める。

外でふたりが缶ビールを飲んでいる。「明日、早いんですよ。朝から本社で会議があるし、まだ引き継いだ資料の整理も終わってないし、それに…」「あたしまだ何も言ってないよ…辛いんでしょ、ふたりを見てるのが」「まさか…もう別れて一年ですよ」「あたしは、辛かったよ」「てっきり、あのあと春田さんと付き合うのかと思ってました」「あたしも、ちょっとは思ってたんだけどね、でもいつか絶対、春田なんか比べ物にならないほど完璧の、わっかいイケメン筋と結婚するって決めてるから」苦笑いの牧。「笑うな!」ふたりの笑顔が、すぐに暗くなる。ビールをあおる牧。「つれえ」「じゃあ、何で別れた?」「好きだから…ほんとに好きな人には、幸せになってもらいたいじゃないですか。家族のこととか、世間の目とか、いろんな事考えたら、巻き込むのが怖くなんです」「すごいね」「いや、結局自分が傷つく前に逃げただけですね、そんないい奴じゃないですから俺」「そんなことないよ」ビールをまたあおり、「あ゛~~!」と橋の欄干に行く牧。「春田~~!ってか何で部長なんだよ!ってか結婚て何だ~!勝手に弱すぎだろバカ~~!あ~~~」笑っているちず。「ちずさんも何か言ったら?」叫びだすちず。「おまえのことなんか、忘れてやるからな~この~超絶鈍感野郎~!」大笑いするふたり。「足、長すぎるんだよ~春田のくせに~!!!」互いに好き勝手なことを叫び続けるふたり。

「ねえ牧くん、最後にちゃんと伝えた方がいいよ春田に…今でも好きだって。牧くんには、絶対後悔してほしくない」「…」

「わんだほう」でまだ歌っている鉄平。残っているのは数人。黒澤は眠ってしまっている。カウンターに春田を呼び出す武川。「なんですか?急に」「あ~、いや、まだ牧の心ん中には、おまえがいる」「オレが、あいつにフラれたんすよ」「お前のことを考えてな。そういう奴なんだよあいつは」「いやいやいや、そんな今更」「正直、部長のことはどうなんだよ」「えっ?」「好きなのか?」振り返って寝ている黒澤を見る春田。「え?は、え?いやいや好きですよ、なんすか?」「そっか」黒澤は目を開けている。

自宅でブロックを組み立てている春田。牧からLINEが入る。”明日、話がしたいです。夜7時に海港公園で待ってます”「牧…」冷蔵庫を開けた拍子に落ちるメモ。”春田さん用晩ごはんカレー”と書いてある、牧が書いたメモ。見つめる春田。

会社でお客さんの対応をしている春田とマロ。「じゃあ、春田くんがんばってね」「ありがとうございました」頭を下げる春田とマロ。「は~、これで引継ぎはOKかな?」「マジで人気者っすね、春田さん」「そんなことねえよ」「いや~だって、春田春田って、なかなか全員から下の名前で呼ばれる人いないっすよ」「え?」「軽くジェラってます」「え?オレ春田って苗字だよ、え?」「は?」「え、オレなんとかはる太じゃねえぞ、何言ってるの?」しげしげと名札を見るマロ。「うーわっ!うぉ~~~~」「え、なになに」「創一?」「創一」「え~~~!それはわからないっすわ」「わかるだろ!」「何はるただと思ってたんだよ。バカ野郎、ふざけんなおまえ」

舞香が電話片手に慌てて「春田くん、至急青葉コートマンションに来てほしいですって」「は、はいわかりました」マロが口を挟む、「マイマイ、創一って知ってました?」「知ってるよ」と春田。

慌てて会社を出る春田。しかし、携帯を忘れていく。

現場へ向かう春田。時刻は6時半。と、そこに倒れている女性を発見する。「大丈夫ですか?」と駆け寄る春田。女性が苦しんでいる。携帯がないことに気づく。

春田の携帯が鳴っている。牧からだ。それを見てしまう黒澤。

海港公園で待っている牧。

春田は病院に来ている。時刻は7時38分。「マジかあ」そこへ看護師が来る。「ご家族の方ですか?」「僕、通りすがりなんですけど…」「そうですか、息子さんと連絡がつかなくて」「おばあちゃん、どんな感じですか?」看護師のピッチが鳴り、行ってしまう。

9時11分。牧がまだ待っている。

おばあちゃんの息子が慌てて病院に駆けつける。「すいません、遅くなりました」「意識戻られましたよ、こちらです、どうぞ」頭を下げて帰ろうとする春田。息子が呼び止める。「母を助けて頂いた方ですか?」「僕たまたま通りかかっただけで…」「後日、また改めて御礼をさせてください」「全然、気になさらず、あとはよろしくお願いします」名刺を差し出そうとする息子を置いて、出て行く春田。

走る春田。「あ゛~、なんでオレはいつもこうなんだよ」

レゴブロックで作ったウエルカムボードを眺めている黒澤。ふたりの写真がたくさん貼り付けてある。何気に寂しげな顔の黒澤。

海港公園へ走ってくる春田。探すが、牧の姿はない。すぐ上の道を牧が歩いていくが、お互い気づかない。

春田が帰宅する「ただいま~」黒澤の返事がない。「あれ?部長~!」見ると、ウエルカムボードの所に”Dear はるたん”と書かれた手紙が置いてある。広げて読む春田。『Dear はるたん、もうこうしてはるたんと呼ぶのは、今日が最後かもしれません。なぜなら、明日から気持ちの上では春田武蔵、すなわち私もはるたんだからです。いや、名前のことは、この際置いておきましょう。はるたんの真っ直ぐで、バカで、優しくて、嘘がなくて、バカで、かわいくて、よく食べて、バカで、カッコイイところが大好きです』「え?バカ多いな」『はるたんのおかげで、公私共にとても充実した一年になりました。はるたんが大好きです。ずっとずっと大好きです。そして最後に…』街をひとりでぶらついている黒澤が、つぶやく。「”君に会えてよかった”」

教会にタキシード姿の春田と黒澤。「は~緊張する~」「ギュッってしようか?」「…はい」春田を抱きしめる黒澤。「大丈夫、大丈夫」と言いながら背中をポンポン。落ち着く春田。「式はふたりっきりだから、リラックス」うなずく春田。「リラ~ックス」と言いながら深呼吸。一緒に春田も深呼吸。「大丈夫です」

教会のドアが開く。腕を組み、ゆっくり歩くふたり。神父の前に立つふたり。「黒澤武蔵さん、春田創一さん。ふたりはお互いを生涯のパートナーとして、愛し、敬い、慰めあい、共に助け合い、その命ある限り、まごころを尽くすことを誓いますか?」「誓います」「誓います(大声)」「それでは、誓いのキスをお願いいたします」「え?」と春田。「誓いのキスをお願いいたします」春田の方を向く黒澤。戸惑いながら春田も向き合う。牧とのキスが脳裏に甦る。牧との思い出が溢れてくる。目がうつろな春田。「あれ?」「はるたん…神様の前で嘘はつけないね」泣き出しそうな春田「え?」「本気じゃないキスをされても、俺は嬉しくない」「部長……あれ?」涙声の春田。「オレ…あれ?…」呼吸が荒くなる。「いいんだ、わかってた」泣きながら「ごめんなさい…ごめんなさい」「行きなさい」「え?」「牧は今日から休暇を取って、しばらく旅に出るそうだ」「旅?」「夕方の便だと言っていたからまだ間に合う。行きなさい」「いや、だって…これから」「安心しろ、披露宴はとっくにキャンセルした」「え?」「何年お前の上司やってると思ってるんだ…春田!」悲しさと申し訳なさでぐしゃぐしゃの顔の春田。「春田~!!!」「は~い」「行け~~~~っ!!!」泣きながら「は~い!」飛び出していく春田。悲しみをグッと堪えている黒澤の顔が崩れる。

教会を飛び出す春田。『っていうか、どこにいるんだよ、牧』街を走る春田。宅配の荷物にぶつかり転ぶ。崩れた荷物を元に戻すが、靴のかかとが壊れてしまう。靴を脱ぎ、再び走り出す。「牧~~~!!!」

披露宴会場に集まっている社員やちず、蝶子。ウエルカムボードもしっかり飾り付けてある。そこへひとりで現れる黒澤。「みなさん、ごめんなさい。フラれちゃった」笑い出す黒澤。泣き出す蝶子。「バカねえ」と黒澤を抱きしめる蝶子。背中をポンポンと叩く。「部長~!」と駆け寄り抱く武川。みんなも駆け寄ってくる。吹っ切れたように笑う黒澤。ちずがそんな光景を眺めている。

空港近くまで来る春田。広い道路の反対側を歩いている牧を見つける。「牧~!」叫ぶ春田。牧が気づく。「オレさあ!オレ、牧が好きだあ~~~~!!!」「はあ?」車がたくさん往来していて渡れない。「ちょっと待ってて~~~~!!!」遠回りして渡ってくる春田。息を切らし、牧の所へ来る。「オレさあ、あの…」「俺といたら、春田さんは幸せになれませんよ」「だからさあ、お前はいつもさあ、そうやって勝手に決めんなよお!!!」「…(真っ直ぐ見つめる)」「オレは、お前とずっといっしょにいたい!!!だから!オレと、結婚してくださ~~~~~~~~い!」牧の元へ走り寄り、強く抱きしめる春田。うれし涙を流す牧。春田を抱きしめる。「ただいま~」「おかえり~」泣きながら抱き合うふたり。

『それから1ヵ月後、オレは上海へ旅立つことになった』

会社でみんなを前に挨拶する春田。「春田からひとこと」と、武川。「ひとつでも!多くのことを!この営業所に持って帰ってこれるように!!精一杯!がんばってきま~~す!!!」気合の入った挨拶に答える武川やマロ。後ろにいる牧に近づく黒澤。牧の肩に手を置き、無言で見つめる。頭を下げる牧。そこへ春田。「部長、今まで大変お世話になりました」「向こうでの活躍、期待してるぞ」「はい」「がんばれよ!」と肩を叩く。その拍子に持っていた資料を落とす。「もう、しょうがねえなあ」と、拾う黒澤。春田も拾いだす。「ありがとうございます」立ち上がってまっすぐ見つめると、「じゃあな」「はい」それ以上は何も言わず、部長室に消える。

屋上にいる黒澤と武川。ふたりでベンチに座っている。空を見上げている黒澤。「部長はもう、吹っ切れたんですか?」「ん~、いい思い出になるには、もう少し時間がかかるだろうなあ…でもな、不思議と楽しかったことしか思い出さないんだよなあ」「いい恋だったんですね」「ああ」「部長にとって、最後から何番目くらいの恋ですか?」「5番目くらいかな」「がんばりますね」笑うふたり、急に真剣に武川の手に手を重ねる黒澤。マジな目になる武川。笑って手を離す。大笑いするふたり。

バーで飲んでいるマロと蝶子。急に蝶子の手を握り、何かを渡す。「なに?」「タンプです」「え?」蝶子の手にネックレス。「誕生日おめでとうございます」「ありがとう」とにっこり。「もうタメ口でいい?蝶子」「なんでよ~、蝶子、さ~んでしょ?」とマロのほっぺを両手でつまむ。「さ~ん・・・蝶子さ~んでしょ?」「さん」「言えたじゃん」「蝶子~!」笑うふたり。

路上ライブしている鉄平。「高架下で寒さをしのぐ猫が教えてくれたんだ、愛の意味を~♪」聞いていた舞香、2万円をギターケースに入れる。「2万多いって…戻して戻して」さらに札を出す舞香。「3万超えちゃったよ」「好きなもん買っていいから」「何そのカード」「クオカード」「クオカードいらないから「全然いいからね」「帰れなくなるって」「3時間くらい平気です」そこを通りかかるちず、イケメン外国人と腕を組んでいる。「あの男すごくファンキーだね」「げっ、あれはいいから、こっちGOGOGO」と歩いていく。「今日は何食べたい?お風呂も掃除して沸かしてあるよ」「ダーリン、マジ最高!」と、肩に頭をくっつける。

『こうして、それぞれの新しい恋が始まっていった』

自宅で荷造りしている春田。「パスポートここへ置いときますんで。えっと、薬とかはここに全部入ってる」ケースの蓋を閉めようと必死の春田。「聞けよ!」ケースが閉まらず、イライラしている春田。「もう、全然入らねえじゃねえかよう」「もう、詰めすぎなんですよ」「じゃ、やってみぃ、絶対入んねえから」「自分でもやる、ほら」投げやりに投げ入れる春田。怒って思いっきりぶつける牧。服の投げ合い。じゃれる様にはしゃいでいると、牧が春田を床に押さえつけ馬乗りになる。「なんだよ、なんだよ、なんだよ」「俺、もう我慢しないって決めたんで」強引にキスする牧。暴れる春田を押さえつけ、キスし続ける。跳ね除け、「やめろよ!」と離れる。気まずそうそぶりの春田。が、逆に牧を押し倒す。「んなわけねえだろっつの」と言って、唇を近づける春田。

END

【おっさんずラブ】最終回の感想

https://twitter.com/iooooory/status/1003241518977564672

https://twitter.com/tsubaki_kiss/status/1003504607971033088 https://twitter.com/5mkhr/status/1003518447609774081

【おっさんずラブ】最終回のまとめ

ツイート数が多すぎてとても拾いきれません。みなさん、かなりハマッていたようです。近年にない、最高のラブストーリーだったと思います。続編の期待もかなりありましたが、難しいような気がしますね。様々な愛の形を描いて、それぞれに落ち着くみごとなラストでした。

おっさんずラブ2018・最終回

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