【どうする家康】38話|魔性の女・茶々(北川景子)=狐が家康に取り憑いた!?

【どうする家康】38話|魔性の女・茶々(北川景子)=女狐が家康に取り憑いた!?
第38話「唐入り」が10月8日に放送されました。お市の娘で秀吉最愛の側室となった茶々(北川景子)が家康をロックオン!? 阿茶(松本若菜)の返しも最高!? 今回は、【どうする家康】38話のまとめと視聴率・感想・レビューをお届けします。

目次

【どうする家康】38話の視聴率

【どうする家康】38話の視聴率は7・4%でした。裏番組にラグビーW杯などがあったのが大幅ダウンの理由でしょう。

【どうする家康】38話|「唐入り」

【どうする家康】38話は、「唐入り」と茶々の妊娠がメインイベント。

秀吉が唐入りを命じる

鶴松を亡くした天下統一を果たした秀吉(ムロツヨシ)は、国外侵出を目指す。
天正20年(1592)5月、秀吉は、江戸開発に勤しんでいた家康(松本潤)をはじめ、諸大名を肥前名護屋城に呼び集めると、明国の征服=唐入りを命じる。

「馬鹿げたことだ」「殿下は狐に取り憑かれている」「昔の殿下ではなくなった」と反対する浅野長政(濱津隆之)。思わず刀を抜く秀吉だが、家康は浅野には自分が言って聞かせるとしてその場をとりなす。秀吉は「唐入り」は日ノ本のため、やるべきことだと言う。

その夜、阿茶(松本若菜)と酒を飲みながら、浅野のような不満を持つ者は多いかもしれないと話す家康。阿茶は「狐に取り憑かれている」とは、言い得て妙だと評する。

元将軍・足利義昭登場と三成の嘘

徳川の屋敷に元将軍の足利義昭/昌山(古田新太)が現れる。今は出家しているが、あちこちで元将軍の自慢話をしては接待させているという。本多忠勝(山田裕貴)と渡辺守綱(木村昴)が、面倒臭いから追い返そうとしていると、服部半蔵(山田孝之)が唐入りは実は苦戦しているという裏情報を掴んできた。

朝鮮に渡った加藤清正たちから連戦連勝という知らせが届いていたが、藤堂高虎の軍がやられたと島津から聞いたという。敵の船には大筒が積んであるらしい。

仔細を探らねばならない。半蔵は、今はやっと8000石持ちの武将となった自分にまた忍びをせよというのか…、と文句を言うのかと思いきや、実は久しぶりの忍び仕事にノリノリ。口笛を吹こうとするもスカスカな音しか出ず、結局「おい」と女大鼠(松本まりか)を呼ぶ。

家康と三成が秀吉の唐入りを阻止

家康と忠勝は治部殿/石田三成(中村七之助)に、今は殿下が唐入りすべきではないと意見する。殿下の代わりになる人はいない、万が一のことがあればまた天下が乱れる。2人は秀吉にその意見をぶつける。

茶々(北川景子)が来て「唐には虎や獅子がいるそうな、見てみたい」とねだる。秀吉は席を外させる。

家康は、鶴松の件での秀吉と茶々の心痛を慮りつつ、それと政とは話は別だと言う。秀吉は、この戦は茶々を慰めるためにやっていると思っているのか、よけいなお世話。口出しするな。日ノ本の民、朝鮮の民のためにやるのだと言葉を荒げる。

何とかとりなそうとすがる三成を蹴り飛ばす秀吉の前に、家康は座り込み、「どうしても参られるのであれば、この家康、ここで腹を召しまする!殿下のお代わりは殿下しかおりませぬゆえ」とその覚悟を表明する。三成は留守中の秀吉のことを家康に託す。

仲の死

秀吉の母・大政所/仲(高畑淳子)の具合が悪い。秀吉は見舞わなければと言いつつ、会えたのは死んだ後だった。寧々(和久井映見)は、大政所がずっと謝っていたと伝える。秀吉には何も与えられなかった、あれは本当は何が欲しかったのかわからなくなっている…、仲は最後まで秀吉のことを心配していた。

「これ以上何が欲しいのか」「(秀吉が)この世の誰よりも才ある方だと信じて一緒に生きる決心をしたが、今はそう思えない」と寧々。

茶々は魔性の女で狐!?

家康のもとを茶々(北川景子)が訪れる。
人が変わったように殊勝な雰囲気を醸し出し、母・お市が最後まで家康の助けを待っていたこと、家康を慕っていたことを語り出す。もしかしたら本当の父親は家康だったかもしれないと思っている。

「守ってほしい」

涙を潤ませながら手を取り懇願する茶々の願いに家康は承諾するが、そこに阿茶が現れる。阿茶は、殿方と同様の役割を担っていて、鷹狩りにもお供すると言う。

「ここで狩りはできぬ」と言う茶々に、殿下に「狐が取り憑いている」という噂を聞いて、「我が殿に取り憑いたら退治する」「見かけてないか」としらばっくれて聞く阿茶。茶々はその挑戦を笑顔で交わしてみせる。

半蔵と女大鼠は、朝鮮攻めが滞っていること、朝鮮の冬の寒さが尋常でないと家康に伝えた。秀吉と対峙する家康は、大政所のお悔やみを告げる。

「わしは阿呆になった」「狐に取り憑かれている」と皆が思っているらしいと秀吉。家康は、茶々は遠ざけるべきだと進言するが「すべてわかってる」「茶々は離さん」「その気になれば徳川ぐらい潰せる」と言う秀吉だが、かつての秀吉ならそんなことは言わない、「目を覚ませ」「みじめぞ、猿!」と喝を入れる家康。

そこにKYの元将軍・昌山/足利義昭がやってきて、厳しいことを言ってくれる人の大切さを語る。

秀吉は、茶々に「京に帰れ」と命じる。「一緒にいたい」とさめざめと泣く茶々を「これまでのことは感謝している」と抱きしめる。

茶々・秀頼を懐妊!

— 文政2年(1593)5月—
秀吉は自らの唐入りを断念し、三成らの功績を労う。前田利家(宅麻伸)と家康に明国を丁重にもてなせと命じる。

そこに茶々から書状が届く。なんと茶々は第2子を妊娠した!
秀吉の高笑いが止まらない。

【どうする家康】38話の感想とレビュー

もともと秀吉を恨みながら、最期まで約束の助けを期待していた母=お市の思いから、血虚く助けてくれなかった=約束をやぶった家康へも復讐心があるようだった茶々。

母にも気があったよね、もしかしたら私のお父さんだったかも〜?とか、珍しく殊勝な雰囲気で家康を暗に攻めてみます。【どうする家康】では、お市のことは幼い頃「竹千代がお守りします」と約束はしたものの、家康のほうに恋心があったかどうかは描かれていません。

ただ、お市と柴田勝家の危機に際して、助けてあげたいけど今はできないと断念した悔恨は家康にも残っていたから無下にはできないけれど、家康は秀吉に、茶々はヤバいやつ的な忠告をします。

しかし、そこに茶々の第2子妊娠が伝わり…。

豊臣秀頼の実父は誰かというのは、ずっと語られている歴史上の謎ですが、今回はどのように描かれるのでしょうか。

茶々(北川景子を(女)狐呼ばわりして牽制するクールな阿茶(松本若菜)がカッコよかったし、茶々にもつかみどころのない魔性を感じました。

記事内画像出典: (C)NHK

どうする家康38話

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