【おかえりモネ】104話|亜哉子(鈴木京香)が教師を辞めた理由
【おかえりモネ】104話|亜哉子(鈴木京香)が教師を辞めた理由
朝ドラ【おかえりモネ】21週 104話が2021年10月7日(木)に放送されました。
第104話では、亜哉子(鈴木京香)が教師を辞めた理由がついに明かされて…
今回は【おかえりモネ】104話のあらすじと感想について。
【おかえりモネ】104話のあらすじ
【おかえりモネ】104話のあらすじ
百音(清原果耶)は菅波(坂口健太郎)と電話で、祖父が永浦水産をたたもうとしていることを話す。百音はうちの仕事に簡単に口出しできない。菅波も「離れてた人にとやかく言われたくないですしね」と指摘。「先生、言葉がきついです」と百音。
「でもあなたが一番感じてることでしょう」と菅波。
「だけど、一度離れたから、感じてることもあって…」と百音は、感じてきたことを伝える。「みんなここでずっと踏ん張ってなんとかやってきた人たちだから、逆に言えないこととかたくさん抱えている。痛みはきっと何年経っても消えなくて。言ってほしいといっても、わかるわけない、ってそうだと思う。でも痛みを抱えたまま平気でいるのはつらいでしょう」
「まずはここが痛いって、言わせてあげるだけでいいんじゃないですか?ここが痛い。まだ痛むって口に出させてあげることは心を軽くします。解決は無理でも心を軽くします」と菅波。
百音は、先生の言葉が時々きついが「ないと困る」と感謝。そして菅波は「がんばれ」と激励した。
*****
朝7時のラジオ。百音は「けあらし」を紹介した後、心と気象のことについて話す。今日のような気圧の日は、体や心の痛みがぶり返すことがあります。心が痛いなあと思ったら、外に吐き出してください…。
「ここで話してくれてもいいです。声を聞かせてください」と百音はラジオで呼びかけた。
すると、再びあかり(伊東蒼)が百音の仕事場へやってきた。遠慮するあかりに、大人の力を借りていいんだよと諭す百音。
あかりは「永浦さんは、永浦先生の娘さんでしょ。先生に会いたい」という。
実は、あかりは亜哉子(鈴木京香)の元生徒だった。百音はあかりを永浦家に連れて行く。
6年ぶりの再会を喜ぶ亜哉子とあかり。あかりは学校さぼって会いにきたが、そんなあかりを亜哉子は「いま先生じゃないし」と許す。百音は「まだ中学生だから勧めないほうがいい」という。「今のなし」と笑う亜哉子。
小学校3年のときに北海道へ転校したあかりは、今年戻ってきた。あかりは「本当は戻ってきたくなかった」と打ち明ける。両親が戻れて喜んでるから言えなかったという。
「あかりちゃん、優しいのね」
「違う。気仙沼キライじゃないし新しい友達出来て中学は楽しい…でもずっと言えなくて」
「言えて良かった。言ってもらえて良かった。来てくれてありがとう」
亜哉子はあかりの背中をさすって、感謝した。
*****
その夜、亜哉子と百音が夕食の準備をしていると、亜哉子が沈黙し、「ホントにちっちゃかったのよ。かわいかった。(小学)1年生だもんねぇ、あの時、あの子たち…」と今まで心に秘めていたことを話し出す…。
「あの時、学校で、私、子どもたちを守ろうと必死だった。でも、あの長い夜の一瞬。ううん、一瞬っていうのは都合のいい言い方かな。どれぐらいだろう。10分ぐらいかな。私…あなたたちのこと考えてたのよ。」
「私たちの?」と百音はいう。
「モネは、お父さんと一緒だからきっと大丈夫。でも未知は?おばあちゃんと2人で家にいるの?いや、きっと避難してるはずだ。ああでもモネ、仙台でお父さんとはぐれてたら。未知は?あの子、大丈夫?モネも未知も泣いてたら…」と言って泣き出す亜哉子。
「気がついたら、私…学校から出ようとしてた。あなたたちよりもっと小さい、あかりちゃんたちを、置いていこうとしてた」と、亜哉子は百音に向き合って、打ち明けた。
(つづく)
【おかえりモネ】104話の感想
104話は、亜哉子(鈴木京香)が教師を辞めた理由が明かされました。明確に、そう言ってるわけではないのですが…教え子たちを置いて自分の子のもとへ行こうとした、そのことが辞める理由になったことでしょう。
ネットでは「亜哉子さん」がトレンド入りの反響。自分を責めすぎないで、という声が多かったです。
亜哉子さんの背負った十字架が壮絶過ぎた…
— ️️️✨おもち🎺✨ (@omochiomochi916) October 6, 2021
こんなの容易く語れないよ…
泣かないで亜哉子さん
自分を責めないで
亜哉子さんは良い先生だよ
亜哉子さんは立派なお母さんだよ
コージー今すぐ亜哉子さんを抱き締めてあげてええ!!!😭😭😭#おかえりモネ #俺たちの亜哉子 pic.twitter.com/0CbZY8IX9i
亜哉子さんの心の傷、被災していない自分なんかが軽々しく語っちゃいけないと思う。
— なまけパンダ (@nakabon_7) October 7, 2021
でもあの時、家族や愛する人の安否を考えなかった人なんていなかったはず。
だからあえて言わせて欲しい。
自分を責めないで!
あの日いた何千、何万の「亜哉子さん」にも伝えたい。
#おかえりモネ #亜哉子さん pic.twitter.com/UmyD4pTYCM
亜哉子さん、震災の時に自分の大切な人を守れなかった、目の前の人に気持ちが向けられなかった事に、ずっと苦しんでいたんだなあ
— ざらめ (@zarame_1983) October 7, 2021
モネは「私、あの時何も出来なかった」と言っていたけど、同じ思いに苛まれていた人が身近にいたね…#おかえりモネ pic.twitter.com/rGLdPKJNGZ
「何もできなかったモネ」と似た、後ろめたさを抱えてきた亜哉子さん。
物理的に家族のもとへ行けなかったモネ。亜哉子さんは、職業的に家族のもとへ行けませんでした。
菅波先生が言っていたように…心が「痛い」と吐き出せて、まずは良かったのかもしれませんね。
少しでも心が軽くなって、また笑顔を見せてくれたらと思います。
【出演】清原果耶,坂口健太郎,内野聖陽,鈴木京香,蒔田彩珠,藤竜也,伊東蒼
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画像出典:NHK
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