『日曜の夜ぐらいは』の見どころ&レビュー💛親ガチャより大切なことを描いた奇跡!

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日曜の夜ぐらいは

『日曜の夜ぐらいは』の見どころ&レビュー

清野菜名主演のドラマ『日曜の夜ぐらいは』が7月2日(日)、ついに最終話を迎えます。

『日曜の夜ぐらいは』では、「親ガチャ」というワードは出てはきませんが、主要3人の家族関係は複雑です。親ガチャに外れたともいえるかもしれません。

しかし、そんな親ガチャより大切な奇跡を描いていると思われ・・・

今回はドラマ『日曜の夜ぐらいは』の見どころ&レビューについて。

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目次

『日曜の夜ぐらいは』の見どころ

ドラマ『日曜の夜ぐらいは』の見どころをお伝えします。

最終話の見どころ

ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』は、主人公・岸田サチ(清野菜名)、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠・21)の女性3人がラジオ番組のツアーを通して出会い、友情を育んでいくヒューマンドラマです。

最終回(7月2日放送)では、3人の念願のカフェがついにオープンへ。

翔子を驚かせる1人の女性客も来店します。

最終回の見どころの一つは、カフェがオープンした後、どうなっていくのか。乱暴な言い方をすればカフェの開業は誰でもできます。資金と時間と情熱などがあれば…。

しかしカフェの営業を続けていくことは難しい…と思うのです。素人ながらにも。そのためにサチの母の特製カレーや目玉となるデザートも工夫するはずですが…果たしてどうなる?!

また、開業したカフェに翔子を驚かせる1人の女性客が来店するそうです。翔子のタトゥーを見て精神を病んだ母親がついに登場するのかな?と予想。

最終話のゲスト出演者の発表はないので、誰がサプライズ登場するのかも注目です。一応、予想しておくと・・・本作は朝ドラ『ひよっこ』のキャストが多く出演しているので、『ひよっこ』主人公・みね子(有村架純)の母親を演じた木村佳乃さんなんてどうでしょうか。

『日曜の夜ぐらいは』のレビュー

ドラマ『日曜の夜ぐらいは』のレビューをお伝えします。

疑似家族を描いている

『日曜の夜ぐらいは…』は、疑似家族を描いているとも読み取れます。サチ(清野菜名)とサチの母・邦子(和久井映見)が元々住んでいた団地に、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠)、若葉の祖母・富士子(宮本信子)が…そして9話では市川みね(岡山天音)も引っ越してきており、カフェ開業仲間の計6人が住んでいます。

こんなに公私ともに近い関係なら、カフェプロデューサーの住田賢太(THE RAMPAGE・川村壱馬)も引っ越してくれば全員集合なのに…と思ってしまいます(笑)そこはプロデューサーの立場として一線を引いてるのかもしれませんね。

実際の家族以上の絆で結ばれる…疑似家族

親ガチャにハズレた者たち

主要人物たちは、決して家庭環境が恵まれてはいませんでした。

いわゆる「親ガチャ」でいばえハズレです。

親ガチャとは、親は自分で選べないことの例えです。

ガチャとは、カプセルトイと呼ばれる抽選式のカプセル入りの玩具購入方式の呼び名。通称「ガチャガチャ」。何が出るか分からない抽選式なのが、親ガチャに繋がるのだと思われます。ちなみに「ガチャ」はタカラトミー系で、バンダイナムコ系のカプセルトイは「ガシャポン」「ガシャ」と呼ばれます。これは商標登録の関係のもよう。でも、親ガシャとはいいませんね(笑)

「親ガチャ」に戻ると・・・本作の主要人物は、親ガチャにハズレても、幸せになろうと懸命に歩んでいきます。

どんな親ガチャだったのか、家庭環境などの復習をすると・・・↓

  • サチ(清野菜名)は父親からお金をたかられています。
    • ワーキングプア(働く貧困層)……ファミレスの店員で上司の弱みをネタにシフトに多く入っていました。
    • ヤングケアラー……高校中退して以来、半身不随の母・邦子と2人暮らし中。
    • トラウマ(1)……サチが高校生の頃、忘れた弁当を渡そうとした母が階段で転げ落ち、母は車イス生活になってしまいます。「私のせいだ」と責任を感じるサチ。離婚した父の援助もないため、高校を中退して働くことにしました。
    • トラウマ(2)……母親の介護と生活費のため、高校中退したサチには心配してくれる親友・みちるがいました。しかし、サチは親友の「大丈夫?」と気遣う優しさを受け取る余裕がなくて「聞かないで。大丈夫じゃないから。可哀そうな人見る目で見ないで。住む世界が違うんだから。上から目線なの、不愉快だから。ウザイ。放っておいて」とつらく当たってしまいました。八つ当たりで親友を失い、サチは後悔しています。  
  • 翔子(岸井ゆきの)は家族から絶縁されています。
    • 家族から絶縁された理由は、元カレ「ケンタ」というタトゥーを彫ったから。特に母親が精神を病んだことで、兄から激しく憎まれています。
    • 翔子は明るい性格ですが、友人はいなくて孤独。
      • 宝くじで金が入った時に、会った同級生には、商品の営業をされ、しかも別人のショウコと勘違いされていました。
  • 若葉(生見愛瑠)は母親からお金をたかられています。
    • 孤独……自由奔放な母と誰かも分からない父親との間に生まれた「私生児」のため、周囲からは常に奇異の目で見続けられてきました。友人らしい友人がいたことがない。
    • いじめ……ちくわぶ工場では上司からいじめられていました。(若葉がミスすることも原因でしょうが)
    • 恋愛拒否/男性不信……上京した若葉は飲食店でバイトしますが、男性に触れられたり声をかけられて、ビクッと動揺してしまいます。いじめが原因か、男性に対して抵抗があり、恋愛もしてくないと発言してます。
  • みね(岡山天音)は母子家庭育ちですが、親孝行をする前に母を亡くしました。

本作の岡田惠和氏の脚本からは、血の繋がった家族がダメ(親ガチャがハズレ)ならば疑似家族を作ればいいというメッセージが受け取れます。

TBS日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』では、福山雅治さん演じる皆実がこう語っていました。

「もちろん生まれでのスタート時点での差はあります。ですが人生はガチャの連続です。統計学上でみれば人生トータルのガチャの当たる確率はほぼ平等。どれだけ幸福度を高められるかはその人自身の考え方に最も影響され、努力に比例して人生は向上することがわかっています」

――人生はガチャ(選択)の連続だから、幸福になるには、その人の考え、努力にかかっているとのこと。

サチたちは、宝くじ当選という幸運はあったにせよ、自分たちで道を切り開いているように感じます。親ガチャなんかに負けずに…。

親ガチャより大切なことを描いた奇跡!

本作の「奇跡」は宝くじ高額当選なんかではなくて・・・サチたちが疑似家族になったことこそが奇跡だと思います。

樋口若葉はこう語っています

「私思うんですけど、人生っていうのは結局、信用できる人と出会うための長い旅みたいなものだと思うんですね。私たちは出会ったんですよ、みね君」

親ガチャが当たるかハズレか…そんなことより大切なのは、自分で道を切り開いていくこと。

親ガチャなんかより大事な、疑似家族の絆という「奇跡」を示した本作…。

最終話がどんなまとめ方になるのかは注目ですが、9話までで、すでに奇跡(疑似家族)は起きています。

その奇跡の行く末を最後まで見届けたい…と思います♪

記事内画像出典:【日曜の夜ぐらいは…】公式サイト

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