【汝の名】原作・小説のネタバレ!ラストの逆転劇に驚愕!

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汝の名

【汝の名】原作・小説のネタバレ!ラストの逆転劇に驚愕!

ドラマ【汝の名】の原作は明野照葉による同名小説です。

若き女社長の陶子とその妹=久恵の真実の姿を描くサスペンス。

驚愕のラストに大注目!

【汝の名】原作のラスト結末、小説のあらすじネタバレを紹介します。

見逃し配信:【汝の名】全話はで配信しています。(2022年5月現在、最新情報は公式サイトでご確認ください)

目次

【汝の名】の原作は小説

ドラマ【汝の名】の原作は【汝の名】(著:明野昭華)は、2003年に中央公論社から刊行されたサスペンス小説です。

汝の名の読み方

「なんじのな」と読みます。

原作者:明野昭華(あけのてるは)

1959年6月25日生まれ。
「雨女」で小説家デビュー。第37回オール讀物推理小説新人賞を受賞。
2000年、『輪(RINKAI)廻』で第7回松本清張賞を受賞しています。
『魔性』『誰?』など多数の作品を執筆。

【汝の名】の登場人物

*ネタバレを含みます。ご注意ください。

・麻生陶子(あそうとうこ/山崎紘菜)

女実業家。誰もが憧れる美貌の持ち主。
本名は、三上里矢子。
物語中に34歳になる。

麻生久恵(あそうひさえ/北乃きい)

33歳。
陶子と暮らしている。
引きこもり生活を送る。
本名は杉本久恵。
甲府出身。
甲府には、両親と姉の貴美(たかみ)と夫の一輝(かずき)。そのこども理美(りみ)と優輝(ゆうき)が住んでいる。

壱枝亮介(いちきりょうすけ/NAOTO)

一流ホテルの御曹司。

河島宏治(かわしまこうじ/眞島秀和)

陶子のスポンサー的存在。

伊藤恭平(いとうきょうへい/京典和玖)

陶子の恋人。

松谷継子(まつやつぎこ/茅島成美)

77歳の老人。
ひとり暮らしをしている。

()内は出演者。

【汝の名】原作・小説のあらすじ

三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。その陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日、この歪んだ姉妹関係が崩れ始め、驚愕の真実が明らかになっていく……。

https://www.chuko.co.jp/bunko/2020/12/206997.html

【汝の名】原作のネタバレ

【汝の名】の原作は、エピローグから始まり第一章から第六章。そしてエピローグで幕を閉じます。
以下にて、原作のネタバレを紹介します。

【エピローグ】

OLの三谷里矢子は高校時代、演劇部に所属。劇団の裏方を手伝うようになり、劇団員の瀬永耕と出会う。ヒモ男=耕との同棲生活にうんざりし家を飛び出す。
キャリアウーマンの女性の姿を見て、絶対に勝ち組になると誓う。

【麻生陶子】

【麻生陶子】のネタバレ・ポイント

・麻生陶子は人材派遣会社の女社長。
・河島の愛人であり恭平という恋人がいる。
・久恵は同居人。

女社長の麻生陶子は人材派遣会社を運営している。
派遣会社といっても、友達や家族の代理人提供や会社を辞めさせたい人間をすんなりと辞めさせるために仕掛けをする人材を派遣するなど、法的にギリギリのことをしている。

そのために雇う人材は、演技に長けた人間。陶子自身も演じることには自信がある。
会社のスポンサーは河島宏治(49歳)は既婚者で肉体関係がある。
もうひとりの恋人は伊藤恭平・27歳。陶子より6歳年下。デザイナーの才能を買っている。

陶子の住むマンションも事務所も表参道。
マンションには陶子の世話をやく妹の久恵がいる。
久恵は小柄でどんくさくて暗い。美しい陶子とは正反対。
製薬会社に勤めていたが、付き合っていた男=西島が新卒で入社した山口添水と結婚してしまい、会社に居づらくなる。悩む久恵に「辞めちゃえばいい」と言ったのは陶子。
陶子はそんな久恵をマンションに引き取り、家事全般を任せている。

久恵は「精神的に少し問題がある5歳下の妹」と恭平らに言っている。久恵がいるからと言えば、デートを断る理由にもなるからだ。
陶子は、男に全部を許しているわけじゃない。会いたくないときの口実に久恵を利用している。
常に自分中心。久恵は陶子に絶対服従だった。

【三谷里矢子】

【三谷里矢子】のネタバレ・ポイント

・三谷里矢子は麻生陶子の戸籍を貰い受けている。
・久恵とは同級生。

麻生陶子の正体は三谷里矢子。
3年前、河島に見込まれた里矢子は、麻生陶子の戸籍を貰ったのだ。
麻生陶子は金に困り、河島に戸籍を売った。
こうして、里矢子は女社長として成功を収める。
久恵は妹ではなく、高校時代の同級生。
高校時代からモテモテの里矢子に反して陰気な久恵は憧れ、そして何をするのも陶子のいいなりだった。

【久恵の犯行】

【久恵の犯行】ネタバレ・ポイント

・松谷継子と出会い、あるアイデアが浮かびお金を奪う。
・薬で継子を殺す。

久恵は、結婚適齢期を迎え両親はうるさく姉夫婦もいて実家に帰ることができなかった。陶子から家にいていいと言われ頼ることにした。

陶子の家で暮らす久恵は、日夜、パソコンで薬の情報を仕入れていた。
陶子のマンションに住みながらも、自分が借りていたアパートはそのままにしており、時たま、息抜きにアパートに戻っていた。
そのアパートの更新が迫り、更新料が必要になった久恵は、偶然、松谷継子という老女と知り合う。
継子の家に行き懇意になるうち、継子の貯金も預かるようになる。利子をこっそりと自分の懐に入れ、アパートを継続することに成功する。
そんな久恵のことを継子は不振がるように。そこで、継子が薬を服役しているのを知っていた久恵は継子の薬に薬物を混入させ殺してしまう。薬はネットで買い付ける。
周囲には病死と扱われ、久恵はさらに、ひとり暮らしをする老人に狙いをつけ、お金を手に入れようとしていく。

【久恵の復讐】

【久恵の復讐】のネタバレ・ポイント

・陶子が亮介と出会い、久恵は“陶子に捨てられる”という恐怖におびえる。
・本物の麻生陶子を殺したのは久恵。
・久恵は陶子に薬を与え動けなくする。

陶子は、『ゴルゴン・カフェ』でオーナーの壱枝亮介と出会う。亮介から声をかけてきた。亮介はクラウンホテルの御曹司。
二人は意気投合。将来は海外に住み遊んで暮らそうと言う亮介の提案に陶子はときめいていく。亮介に夢中になる陶子をみて、久恵は「マンションを出ていくことになるのでは、陶子に自分は必要なくなるのでは」と不安になる。

**

薬物中毒の女の死が新聞に掲載される。
女の名は麻生科子。

麻生科子というのは、麻生陶子の妹。
この死んだ科子というのは、実は本物の麻生陶子。
科子は行方不明で、陶子は戸籍を里矢子に売った時から妹の名前で生きていた。
金に困った本物の陶子が里矢子を訪ねてきたのを知った久恵は、里矢子に危害がおよばぬよう、陶子を消すことを計画。陶子に接近して、大量の薬が入った薬物を与えた。
薬物中毒の陶子はそれを飲んで心臓麻痺を起こして死亡。

**

陶子(里矢子である。陶子と記載)は亮介に自分が里矢子であると告白する。亮介はそれに驚くことはなく里矢子を受け入れる。
久恵は、そんな陶子を許せなくなる。

こうして久恵の反撃が始まる。

久恵は陶子の食事に薬を混入し陶子の体を蝕んでいく。ある日、陶子は、身動きがとれない状態になる。
トイレも行けず、言葉も発せることができない。
そんな陶子を久恵が世話をやく。下の世話までする。

久恵は陶子の貯金を使い、陶子の着ていた服を着てエステに行ったりと、派手な生活を手に入れる。
立場は大逆転。

今度は久恵が陶子を罵るように。

久恵はエステに行き、帰宅するともぬけの殻。
陶子がいなくなり、通帳もなにもかもがなくなっていた。

【汝の名】原作の結末

結末のネタバレ・ポイント

・陶子は着実に逃げる計画を練っていた。
・久恵はやっと立ち直り愛する男性と巡り合う。
・ラストに陶子から事実が告げられる。

一方、陶子は、自分が久恵によって体の自由を奪われたと気づく。しかし、体は動かない。そこで、久恵の出した食事を残すようにしていく。
陶子の携帯は久恵が持っていたが、古い携帯が部屋にはあった。その携帯に連絡が取れないことを心配した恭平からメールがある。

陶子はメールのやり方をやっとのことで思い出し(薬で脳も犯されていたのだ)、恭平にメールをする。
すぐに逃げることは体力的に不可能。久恵にバレないように計画を実行する。

・久恵が留守の間に恭平を呼び薬をすり替える。
・陶子は薬のない食事をとり体力を回復させていく。(久恵の前では不自由な芝居をする)
・その間に、久恵が握っていた通帳などの在り処を見つけておく。
・恭平に借り住まいを用意してもらう。
・久恵がエステに行くと出ていった時に恭平に助け出してもらう。

その後、亮介とも再会。
陶子は里矢子として生きる覚悟をする。陶子は恭平にも自分が里矢子だと告げる。亮介への想いはあるが、それは通過点だと考えている。

**

久恵は引っ越しをして不動産会社で働き始める。
そこで客として訪れた今井宏幸と出会い付き合うようになる。宏幸から結婚の話もでて、久恵は幸せだと思う。

そんな久恵の前に、陶子が突然現れた。
陶子は久恵の罪を許すといい、これからはお互いに別の道を歩いていこうと、雑踏の中に消えていった。

久恵は事件が警察沙汰にならず陶子の許しを得たことで安心する。
宏幸の帰りを待つ久恵。しかし、宏幸は二度と久恵の前には現れなかった。
陶子から電話がある。
「お馬鹿さん」という陶子。

宏幸は陶子が仕掛けた人物。
久恵はまんまと引っ掛かったのだった。

久恵は立ち上がる。
まってて、陶子ちゃん……。

<完>

【汝の名】原作の感想

【汝の名】原作小説の感想を紹介します。

逆転に次ぐ逆転でラストまで一気読み。
久恵が結婚できると思えるラストに一安心。これでハッピーエンドかと思いきや、息をのみむ展開。さらに、久恵が再び復讐をするのではという終わりに復讐の恐怖で背中が凍る感覚。
女同士の友情がこじれたというには安易ですが、久恵と陶子の関係は友情でもなく愛情でもない。女同士の深い感情を描いた作品です。
依存と嫉妬など、複雑な感情を細やかに描いています。
ネタバレを知っていても楽しめる作品です。お時間がありましたら、拝読してみてください。

【汝の名】原作小説ネタバレのまとめ

【汝の名】の原作となる小説のネタバレを紹介しました。

女の復讐がとても怖く描れている【汝の名】がドラマになりました。
恐怖の展開に手に汗握る最高傑作が映像化ではどう描かれるか、原作との違いや共通点などもチェックしてみてみましょう。

汝の名は、テレビ東京で毎週火曜日深夜に放送!

記事内画像:【汝の名】公式サイト

汝の名

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