【マイダイアリー】2話の望月歩の「今は違うんですか?」が胸に刺さる!
【マイダイアリー】2話「ばんそうこうと心配性」が11月3日(日曜)に放送されました。
選挙があったから2週間ぶりの放送だったわね。
今回は虎之介の小さな恋のお話。
セリフが珠玉で日曜の夜に心に沁みるドラマだよね。
それでは、【マイダイアリー】2話の感想のまとめをお届けします。
【マイダイアリー】2話の感想
優希と虎之介の「心配性同盟」
2話はいきなり優希と虎之介のデートから始まったからちょっとドキッとしたわ。
1話で優希は広海とうまくいっていないみたいだったもんね。僕も(あれ?虎之介と?)って思ったよ。
高校教師になった恩村優希(清原果耶)は、生徒たちの進路についてのワークショップのためにいろいろな社会人の話を聞きたいと保険会社に就職した和田虎之介(望月歩)を呼び出します。
レストランで優希が紙で指先を切ってしまったらすぐにそれぞれの鞄から絆創膏を出す二人。
学生時代にも似たようなことがあり、虎之介は“何かあった時のためについいろいろな物を持ち歩いてしまう”自分と優希のことを「心配性同盟」と名付けました。
二人は、お互い大人になってもそういうところは変わらないねと笑い合います。
でもきっと、変わっているところと変わらないところがあるのでしょう。
別れ際、「広海にもよろしく」と虎之介に言われますが、優希はなんとなく浮かない顔。
その表情に虎之介が気づかないわけはありませんが、優希は笑顔でごまかします。
徳永広海(佐野勇斗)との関係がうまくいっていないことを、学生時代からの仲間の虎之介にも相談できないんですね。
自分の中の感情をまだ言語化できない、ということなのかもしれませんが。
絆創膏のエピソードで、優希は心の日記のページをめくって2年前の6月を思い出します。
隣人の富田緑(中村ゆり)が突然「カレーのルー貸して」とやってきた日のことを。
優希は、自分はいろいろなものの予備を用意しがちだけれどカレーのルーすらストックしているなんて流石にどうなんだろうと自省しますが、緑は「日本人だったらだいたいどの家にもカレーのルーくらいあるでしょ」とルーの箱で優希の頭をポンとたたきます。
そういう緑さんの家にはカレーのルーがないから優希にもらいに来たんだよね。ツッコむところかな。
緑さんは、考え込みがちな優希の心を軽くしようと言ってくれた気がしたわ。
虎之介の小さな恋
ファミレスでバイト中の虎之介は、夜10時にいつも来店する大川美鈴(是永瞳)を接客しながら、彼女の指先のささくれに気づきます。
虎之介は、誰かの痛みを放っておけない人なんですよね。
企業インターンの面接という大事な日の前夜に、店の前で雨に濡れてうずくまっている美鈴を助けてしまいます。
社会人として生きてきて疲れ果てボロボロになって雨に濡れている美鈴に傘を差し出し家まで送って、タオルを渡し、散らかった家の中を片付けて、お茶を淹れて、夜どうやって目をつむったらいいのかわからないと言う美鈴の目に温かな手を当て、朝まで一緒にいてあげる虎之介。
「社会人になるってね、生きてるふりがうまくなることだよ」
「生きてるふりをしているうちに生きてるかわからなくなっちゃった」
そんな言葉を言う美鈴をひとり残して帰れない虎之介。
結局寝過ごして、面接の時間に遅れてしまいました。
その話を聞いた仲間たちは唖然とします。
虎之介は「もしかしてここから始まったりすんのかな、恋が」と笑いますが、愛莉は、「ありえない。自分を犠牲にして誰かを癒してあげるなんてそんな関係、恋なわけないじゃん」と強い言葉を投げつけます。
「進む道が見えている人」と言われた広海は
虎之介は、インターンの面接の予行練習の協力を「みんなは(自分や同じ学部の友達と違って)進む道が見えている人だから」と、教育学部の優希、白石まひる(吉川愛)、長谷川愛莉(見上愛)、そして数学一筋の広海に頼みます。
虎之介の就職活動の話が広海の心を動かし、インターンへの応募を考え始めます。
しかし「進む道が見えている人」「数学一筋の人」と言われたのにも関わらずインターンに行こうとしていることを知られることが怖くて、優希の目に触れないように資料を隠してしまいます。
広海の話を聞いて、理学部数学科の教授・喜田義弘(勝村政信)は喜びました。
いろいろな人の人生に触れ合うことで自分の可能性を広げていることに安心したと喜田教授は言います。
今までなかった選択肢が見えると人は誰でも怖いと感じるものだとも。
「気をつけなければならないのは、人の人生のスピードに引っ張られ過ぎないこと。焦らないこと」
この喜田教授の言葉に多くの視聴者が胸を打たれました。
愛莉の心の内は?
愛莉は虎之介に対して日頃からちょっとキツい言葉を投げがちですね。
その都度まひるがフォローして愛莉の本音を翻訳してくれるのですが。
まひるは、愛莉が虎之介のことをよくわかっていると感じているようです。
一方で、愛莉が“優希との2ショット写真”にしみじみ見入るシーンが1話にありました。
あのシーンに何か意味があるのか、気になっています。
愛莉は周囲の状況によく気がつき人の気持ちに敏感ですが、強がりで本音を隠すタイプのようですね。
「私にとっての恋愛は、どこにあんのか本当にあんのかさえわからないっていうか。好きが遠いっていうか」
「好きな人がいるんだ」と虎之介に聞かれて「どうだろね」とかわす愛莉。
愛莉の心には誰かいるのか、いるのならそれは誰なのか。
心の内が描かれる時が楽しみです。
絆創膏を渡す気持ち
「俺みたいな平凡な人間には怪我している人に絆創膏あげることくらいしかできることないんだよ」
愛莉に厳しい言葉を言われた虎之介はそう言いましたが、優希はその言葉に共感しました。
困っている誰かに自分のものを差し出すことで、必要とされている気がして嬉しいという気持ち。
それは優しさ、なのでしょうか。
それとも自己満足?
少なくとも、2年後社会人になった虎之介が優希に差し出した絆創膏は「必要とされて嬉しい」からではなく、勿論「良く思われたい」からでもなく、ただ相手のためというシンプルな優しさだったに違いありません。
その違いが「大人になった」ということなのでしょう。
「今は違うんですか?」
虎之介が再び美鈴の部屋を訪ねると、美鈴は「来ると思った。何か作ろうか」と、打って変わって虎之介を受け入れる態度。
前とは別人のような美鈴に「元気っすね、今日」と言うと、「あの時は予防線張ってたから」と。
それに対して「今は違うんですか?」と聞く虎之介の言葉が印象的でした。
雨の夜に名乗らないでほしいと美鈴に言われて「君」と「10時さん」と呼び合っていた二人でしたが、改めて名前を聞かれても虎之介は名前を知らないままでいい、もうここには来ないと告げます。
そして美鈴の手のささくれに丁寧に絆創膏を貼ってあげて、その場を去りました。
哀しみに打ちひしがれる虎之介。
そういう恋の始まりがあっても良いと思うし、美鈴もそれを望んでいたのに、虎之介が自分にそれを許さなかったのは、若さゆえの潔癖さでしょうか。
美鈴の弱さも、後日そこから恋愛に進もうと思った気持ちもわかるだけに、虎之介の潔さが切ないです。
愛莉の言葉が彼を止めたのは確かですね。
後日、虎之介は愛莉のおかげで間違った方向へ行かずに済んだとお礼を言います。
美鈴への恋に走ることを「間違ったほう」だと思ってるんだね、虎之介は。
虎之介の失恋報告会で5人で塩ラ―メン食べるシーン良かったなあ。
自分を犠牲にして誰かを助けるのではなく自分自身も相手も大切にする恋をしてほしいな、虎之介には。
広海の世界が広がっていく
優希は自分の家庭教師先に広海を連れて行き算数の授業をしてもらいます。
広海は小学生の田中遥斗(相澤壮太)に濡れない傘の角度の計算について教えました。
誰かに教えると言う経験が広海の世界を広げることになります。
優希が虎之介の姿から学んだことが、行く先を迷う広海の背中を押すことになったのですね。
「すごく楽しかった」と笑う広海の笑顔にこれまで感じたことのない感情になる優希。
色々な物の予備を備える心配性の優希が虎之介の前に進む姿を見て、心配する広海を大丈夫と背中をそっと押す気持ちの変化が良かった🥺
— yt.0108 (@yt01084) November 3, 2024
5人の関係性めちゃくちゃ良い❕#マイダイアリー https://t.co/TGtfFRrxuW
【マイダイアリー】2話の出演者
【マイダイアリー】2話のまとめ
ほんわかするなあ…
— 題名のない展覧会 (@Wax_Poetics) November 3, 2024
久々に心に沁みるドラマ見てる感じ。 https://t.co/nGaeoqooyl
虎之介の優しさと不器用さが優希にも新たな一歩を与え、5人それぞれの関係も少しずつ動き出します。2話、ばんそうこうと心配性、よろしくお願いします。 https://t.co/ol7bFdtKQh
— 兵藤るり (@hdrr777) November 3, 2024
「誰かのためではなく、これからは自分と自分の大事な人のために絆創膏を持ち歩く」と言った虎之介、カッコ良かったです。
2年後に絆創膏を渡そうとした優希は、虎之介にとって大切な友達ですものね。
次回はまひるのお話になりそうです。
3話の放送は11月10日(日曜)22時30分から。
どうぞお楽しみに!
記事内画像出典:『マイダイアリー』公式サイト
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