【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】あらすじと最終回ネタバレ!ハッピーエンドで完結?
フジテレビ系作品への出演が約3年ぶりとなるディーン・フジオカさんが主演を務める【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】。
幸せ真っただ中にいた主人公の暖が、一瞬にして「地獄」へと突き落とされ「復讐劇」を繰り広げていくストーリーとなっています。
今回は、【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】の全話あらすじと最終回ネタバレをご紹介。
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】最終回のあらすじ
信一朗(高杉真宙)が真海(ディーン・フジオカ)の別荘を訪ね問い詰めると、真海は「死んで償う」と話すのだった。
入間(高橋克典)の屋敷に居座る悪魔、神楽(新井浩文)が受ける残酷な拷問、幸男(大倉忠義)の家族に迫る危機。
どのような復讐を遂げるのか。
ラストまで見逃せない、最終回…!!
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】8話のあらすじ
自身の中にある揺れに葛藤し、釣りをしている真海(ディーン・フジオカ)の元に信一朗(高杉真宙)がやって来て話していると、心が晴れたように思われたが交際しているのが未蘭(岸井ゆきの)と知り複雑な心境になる。
そして、貞吉(伊武雅刀)に会いに行った真海はそこで思いもよらぬ計画を知ることとなった。
一方の入間(高橋克典)と神楽(新井浩文)には、真海が「何者」であるか同じ人物が浮かぶ。
対象者を続々と追い詰め、最終章に突入…!
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】7話のあらすじ
すみれ(山本美月)と娘・明日花(鎌田英怜奈)を人質に取られた幸男(大倉忠義)は、ダニー(葉山ヒロ)から「狙っている男を見つけ出せ」と命令された。
その頃、神楽(新井浩文)は真海(ディーン・フジオカ)と会っていて安堂(葉山奨之)が詐欺師だったことと、幸男が関与していたことを香港警察が知ることになると聞いた。
さらに入間(高橋克典)は、暖の死亡報告書を調べ始める。
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】6話のあらすじ
愛梨(桜井ユキ)から香港のタブロイド紙を受け取った真海(ディーン・フジオカ)は、そこに書かれていた内容にとても満足そうだった。
これに絡んでいた幸男(大倉忠義)は、裏組織ヴァンパのボスであるダニー・ウォン(葉山ヒロ)たちに裏切り者と思われていたが、幸男の過去を嗅ぎまわっている人物がいることを知る。
事件について詳しく知っている人物は、幸男たちだけではなかったのだ…。
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】5話のあらすじ
次なる魔の手は入間(高橋克典)に向けられ、未蘭(岸井ゆきの)の婚約者である出口文矢(尾上寛之)を呼び出した真海(ディーン・フジオカ)。
「貞吉(伊武雅刀)を殺してほしい」と頼み1度は冗談だと話すが、その後再び話を持ち掛け「貞吉は人を殺している」と吹き込んだ。
真海が入間夫婦を別荘に招待している間、入間家では事件が起きる…。
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】4話のあらすじ
真海(ディーン・フジオカ)は神楽の妻・留美(稲森いずみ)に近づき、アパレルブランドを立ち上げようとしている安堂完治(葉山奨之)を紹介、「力になってほしい」と頼む。
一方、入間(高橋克典)は娘・未蘭(岸井ゆきの)の結婚式を強引に決めてしまい反論されるが、相談に行った貞吉(伊武雅刀)は寝たきりのような状態で何も話せなかった。
それぞれに裏から手をまわし、少しづつ歯車が狂っていく…。
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】3話のあらすじ
ファリア(田中泯)から多大なる資産を譲り受けた暖は「モンテ・クリスト・真海」と名を変え、幸男(大倉忠義)・神楽(新井浩文)・入間(高橋克典)たちに近づきそれぞれの夫婦をホームパーティーに招待する。
すみれ(山本美月)以外の集まったメンバーを見て、秘書・土屋慈(三浦誠己)は驚きを隠せなかった。
ついに復讐が始まる!
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】2話のあらすじ
男達の思惑に嵌められ異国の地に投獄された暖(ディーン・フジオカ)。
ある日、床から這いあがってきた1人の男・ファリア真海(田中泯)との出会いが暖の運命を変えていく。
生きる力を取り戻した暖はファリアと共に脱獄用のトンネルを掘り続けるが、数年経ちファリアの体は弱っていった。
力尽きる前のファリアから暖はとあるものを託される。
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】1話のあらすじ
復讐に燃える一人の男の物語は、15年前の2003年春から始まる…。
とある小さな漁師町で漁業を営む紫門暖(ディーン・フジオカ)は同じ町に住む目黒すみれ(山本美月)にプロポーズし、2人は結婚式に向けて幸せの絶頂にいた。
そんな中、暖の乗る遠洋漁船『海進丸』が遭難し、船員の一人がテロ組織のメンバーではなかと疑われる。
『海進丸』が帰港し、再び幸せが訪れるかと思われたが…。
そこには、暖の後輩・南条幸男(大倉忠義)や船員仲間の神楽清(新井浩文)、刑事の入間公平(高橋克典)に地上げ屋の寺門類(渋川清彦)らの思惑が潜んでいた。
【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―】の最終回ネタバレ
日本では「巌窟王」としても有名な作品ですが、原作についてまとめてみたいと思います。
原作版・登場人物(…ドラマ版・登場人物)
- 主人公・ダンテス…柴門暖(ディーン・フジオカ)
- フェルナン…南条幸男(大倉忠義)
- メルセデス…目黒すみれ(山本美月)
- ダングラール…神楽清(新井浩文)
- ヴィルフォール…入間公平(高橋克典)
- マクシミリアン…守尾信一朗(高杉真宙)
- ベネデット…安堂完治(葉山奨之)
- エロイーズ…入間瑛理奈(山口紗弥加)
- ヴァランティーヌ…入間未蘭(岸井ゆきの)
- ノワルティエ…入間貞吉(伊武雅刀)
- カドルッス…寺角類(渋川清彦)
- ピエール…守尾英一朗(木下ほうか)
- ベルトゥッチオ…土屋慈(三浦誠己)
- ファリア神父…ファリア真海(田中泯)
- アリ・パシャ…ショーン・リー(ジョー ナカムラ)
- エデ…江田愛梨(桜井ユキ)
- モンテ・クリスト伯…モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)
ダンテス脱獄後のそれぞれ
- フェルナン…軍に入り大出世を果たし、陸軍中将であり貴族院議員となる。
- メルセデス…ダンテスの投獄後、悪行を働いているとは知らないフェルナンと結婚。
- ダングラール…スペインの銀行に入り大出世、フランス有数の銀行家に。
- ヴィルフォール…出世し、検事総長の肩書きを手に入れる。
- カドルッス…落ちぶれて安宿の主人に。
- ピエール…経営するモレル商会が倒産の危機に。
- ダンテスの父親(ドラマでは母親・柴門恵)…ダンテスが投獄された後も息子の無実を信じ続けたが、飢えにより死亡。
男たちへの復讐:()内はドラマ中のキャスト名
まずダングラール(神楽清)から手を付け始めます。
銀行家であるダングラールの一番大切であろう「金」に目をつけ、融資先を破産させたり嘘の情報を流して株や債権を売らせるように根回しし経営難にさせる。
さらに不良でありヴィルフォール(入間公平)の隠し子である、ベネデット(安堂完治)を「大富豪の息子」と嘘をつき紹介し、ダングラールは娘と結婚させて銀行の立て直しを思いつくが…。
※原作では、ダングラールに娘がいる設定でフェルナン(南条幸男)の息子と婚約している。
この婚約を破棄させなければと考えているダングラールに、モンテ・クリスト伯(真海)は「フェルナンの過去を調べてみては?」と話すのだった。
次にカドルッス(寺角類)。
落ちぶれ安宿の主人になっていたカドルッスは、金のために殺人を犯し刑務所に入っていた。
その刑務所にはベネデットも一緒に入っていて、脱獄後これまでとは違った裕福な暮らしをしていることを知り脅迫する。
しかしベネデットが仕掛けた罠にはまり、刺されてしまうのだった。
死ぬ間際にモンテ・クリスト伯の正体がダンテス(柴門暖)であることを直接聞き、恐ろしさのあまり命を落とす。
『まず、1人…』
3人目の復讐対象者は、フェルナン(南条幸男)。
かつての親友で一番の宿敵であるフェルナンは、今でこそ貴族院議員となっているが数々の裏切りをしてきたからこその結果で上り詰めた。
最も酷い裏切りは、軍人時代に仕えていた主人であるアリ・パシャ(ショーン・リー)を殺害し妻と娘・エデ(愛梨)を奴隷商人に売り飛ばしていたのだ。
モンテ・クリスト伯から情報を得たダングラールは、娘とフェルナンの息子の婚約を解消させるためこの事件について調べ突き止める。
そして、このことが世間に知られフェルナンは「間違いである」と主張したが、エデが証人となり罪に問われることになった。
しかし、フェルナンの名誉のために息子が立ち上がり黒幕がモンテ・クリスト伯であることを突き止め、決闘を申し込むがメルセデス(南条すみれ)がやってきて、息子を助けてほしいと懇願。
なんとメルセデスは、モンテ・クリスト伯の正体がダンテスであることに気が付いていた。
決闘の日、全てを聞いたフェルナンの息子は謝罪し決闘は中止となるが、フェルナンが屋敷に乗り込み戦いを挑む。
モンテ・クリスト伯は昔の姿に戻り、「お前は俺から許嫁のメルセデスを奪った。この顔を忘れたとは言わせないぞ」と叫んだ。
ダンテスと気付いたフェルナンは全身を震わせ、自分の屋敷に逃げ帰ったがメルセデスとアルベールは家から出ていき、1人なってしまったことに絶望を感じ自らの頭を撃ち息絶えた。
ダングラールは娘たちの婚約を破棄させることができ、ベネデットと結婚させることで銀行を再建できると喜んでいたが、結婚式の当日にモンテ・クリスト伯が裏で手引きし警官がやって来る。
騒ぎに乗じてベネデットは逃走、計画は台無しになった。
そして、モンテ・クリスト伯が約束していた多額の借入を申し込んだことでとどめを刺し、ダングラールは破綻。
経営者としての責任を果たすことなく、金を持って夜逃げしたのだ。
4人目の対象者、ヴィルフォール(入間公平)。
ヴィルフォール家での一連の毒殺事件は、後妻であるエロイーズ(入間瑛理奈)の仕業だった。
自分の子供にヴィルフォール家の財産を相続させるため次々と家人を殺害し、最後に前妻の子・ヴァランティーヌ(入間未蘭)を亡き者に。
エロイーズの計画は完璧かと思われたが、真相に気付いたヴィルフォールから「毒薬を飲んでおけ」と冷たく言われるのだった。
その後、ヴィルフォールは検事総長として法廷へ出向き被告人・ベネデットの裁判が始まる。
とても落ち着いた表情で入廷したベネデットは、名を聞かれるとこう答えた。
「自分の本当の名前は知らない。しかし、父の名前なら知っている。検事総長のヴィルフォールだ」
こうして自身の出生の秘密を話しだし、全て打ち明け終わるとヴィルフォールは「本当だ」と認め憔悴し帰っていった。
帰宅したヴィルフォールの目の前には、毒薬を飲み命を絶ったエロイーズと息子の姿が。
そこにはモンテ・クリスト伯もいて、「この顔を覚えていないのか!」と叫んだ。
自分の犯した罪の重さを知ったヴィルフォールの精神は崩壊し、狂う。
『復讐は、もう充分だ。最後の者は助けてやろう』
最後の対象者であるダングラールは、夜逃げした先で一息ついたものの山賊に捕まってしまう。
大金を持ってるダングラールは、それを渡せば逃げられると余裕をかましていた。
しかし、山賊がその大金について知っていて食事に高額な値段をつけてくる。
意地を張っていたダングラールだったが、空腹に耐えきれず食事のたびに金を支払った。
どんどんと手持ちが無くなっていき、最後の5万フランとなったところで山賊の頭を呼び命乞いをする。
そこに現れたのはモンテ・クリスト伯で、「エドモン・ダンテスである」と正体を明かした。
ダングラールは驚き、倒れる。
モンテ・クリスト伯は「許す」と言い放ちその場を去るが、ダングラールが動くことはなかった。
復讐が終わり、モンテ・クリスト伯には気になる人物がいた。
モレル商会の息子のマクシミリアン・モレル(守尾信一朗)である。
以前からヴァランティーヌを救ってほしいと頼まれていたモンテ・クリスト伯だったが、ヴァランティーヌはエロイーズによって毒殺されていた。
後を追おうとしているマクシミリアンに、モンテ・クリスト伯は自分が恩人であると伝えしばらく思いとどまるように説得する。
そして時が経ち、マクシミリアンとヴァランティーヌを再会させた。
実はヴァランティーヌは生きており、それはモンテ・クリスト伯が死んだと思わせる薬を飲ませていたためだった。
自分が味わえなかった幸せを、2人に手に入れてほしいと願うモンテ・クリスト伯。
あとはエデのことだけが気になってはいたが、ヴァランティーヌたちに任せ去ろうとする。
しかしそこには、悲しむエデの姿が。
見つめあい、気持ちを確認したモンテ・クリスト伯とエデは抱きしめあった。
しばらくして、マクシミリアンはモンテ・クリスト伯からの手紙を受け取り、そこには今後すべきことがすべて書かれていた。
そして、モンテ・クリスト伯とエデは船でその場を去っていく。
『待て、しかして希望せよ』
ここまでが、原作の内容となっています。
ドラマと違う描写の部分もありますが、死に追い込む場面や精神的苦痛を与えるシーンは原作を思わせる使い方がされていますね。
- 寺角→刺され土の中に埋められる
- 幸男→愛梨がショーンの娘と知り首吊り自殺(未遂)
- 入間→未蘭が毒を飲まされる
- 神楽→金を奪われ倉庫に閉じ込められる
まさかの幸男が生きているという展開で、原作とどう変わったストーリーになるのか気になります。
そして、真海と愛梨は結ばれるのか?ここも気になるところですが…。
原作ではエデ(愛梨)からの気持ちを受け、モンテ・クリスト伯(真海)も再び「愛」を取り戻すという終わり方をしています。
ドラマ内でも、一度は真海との約束を破り出ていった愛梨ですが、再び戻ってきました。
やはりこれは、愛梨が真海を愛してやまないからでしょう。
未蘭も無事に生還し信一朗と結ばれ、真海にももう一度愛を取り戻してほしいですね。
復讐劇ではありますが、こんなハッピーエンド?を願います。
最終回を終えて…
~キャストの方々のクランクアップコメント~
山本美月さん「まだ終わった気がしなくて、明日からも来てしまうような感じです。母親役など初めての経験をさせていただいて…すみれの心もすごく揺れ動くので悩まされたんですけど、無事にクランクアップすることが出来ました」
新井浩文さん「久しぶりに西谷監督とご一緒させていただけて、とっても楽しかったです。いつかまた会えるようにがんばりたいです。みなさん、お疲れ様でした!」大倉忠義さん「すごい終わり方でしたけど、良い役をいただいて本当にありがとうございました。3ヶ月間、お世話になりました。みなさんありがとうございました!」
高橋克典さん「お疲れ様でした。周りを見回しながら、回を追うごとに役作りを探っていく作業が非常に楽しかったです。視聴者のみなさんが○○してくれると思います。では、また!」
ディーン・フジオカさん「ありがとうございました。本当にみなさんお疲れ様でした。楽しかったです。最初に”柴門暖からモンテ・クリスト・真海にキャラクターが生まれ変わると聞いた時に、大丈夫かな?と、不安な気持ちもありました。15年間の空白を経て戻ってきた時に周りがどれだけ覚えていないものだろうか?とか。でも、役作りの過程で、僕自身も振り返ると日本に住んでいなかった期間があるので、(暖の)15年間の重みみたいなものを実感出来て真海というキャラクターの血となり肉となりとすることが出来ました。真海とシンクロして行く日々が有意義で…ストーリーで展開するイベントも盛りだくさんで、みなさんすごく大変だったと思います。本当に素敵な役に出会えたことを心から感謝しております」
素敵な笑顔とガッツポーズでクランクアップなさったディーン・フジオカさん。
「原作通り」というラストではなかったですが、望んでいた暖の幸せと愛情をきっと取り戻したであろう展開、信一朗と未蘭が結ばれたことに大満足でした!
すみれ・幸男・神楽の3人は、「暖が生きている」ということをひた隠しにしてこれからも生きていくのでしょう。
これは自分たちがやってきてしまった過去への償いの意味も込められているのでは、と思った限りです。
本当に素敵なドラマをありがとうございました!
記事内の画像出典:モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐― 公式HP
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