【岸辺露伴は動かない】3話「D・N・A」の原作ネタバレ!ヘブンズ・ドアーでも読めない結末!
【岸辺露伴は動かない】3話「D・N・A」の原作ネタバレ!ヘブンズ・ドアーでも読めない結末!
高橋一生主演ドラマ【岸辺露伴は動かない】最終話の原作マンガは、ヘブンズ・ドアーでも読めない結末へ…。さすがの露伴もビックリ!
【岸辺露伴は動かない】3話「D.N.A」の原作は?
実写ドラマ【岸辺露伴は動かない】3話「D.N.A」の原作は、荒木飛呂彦作『岸辺露伴は動かない2』(ジャンプコミックス)に収録されているエピソード#08「D・N・A」です。
【岸辺露伴は動かない】3話原作「D・N・A」の登場人物
岸辺露伴…きしべ・ろはん。漫画家。ヘブンズ・ドアー(天国の扉)という特殊能力があり、他人の心の中や人生を本にして読んだり、書き込むことができる。
山田由花子…やまだ・ゆかこ。露伴の知人だが、いつも名前を覚えてもらっていない。ヘブンズ・ドアーで開かれた本を読むことができる。
片平真依…かたひら・まい。15年前、新婚のときに夫を交通事故で亡くす。その後、誰も好きになれないが子供が欲しくて精子バンクを利用して出産。真央という娘がいる。
片平真央…かたひら・まお。真依の娘。おしりにシッポがあったり、逆さまな言葉しか話さないなど、変わったところがいくつもある。
真依の夫…15年前、交通事故で死亡。司法試験に合格してから結婚式を上げることにしていたが果たせなかったのが心残り。照れ隠し、缶ドリンクの開け方などにクセがある。口癖は「きっと、いいヤツ」。
額に傷のある男…露伴が読んだ真央の本に書かれていた真央の父親の特徴に似ている男。
【岸辺露伴は動かない】3話原作「D・N・A」のあらすじ
交通事故に遭った若いカップル
交通事故に遭った若いカップルが、車の中でいつものような会話をしている。
男性の失敗すると舌を出すクセを指摘する女性。
男性は眉毛をポリポリと掻いて缶コーヒーを取り出し、プルトップをチョンといじると人差し指を裏に差し込んで開ける。
恐がらないで。君は大丈夫だから。
きっといいヤツ、オレはきっといいヤツ
そういうと彼は司法試験に合格してから結婚式をしようと思ってたが、こんなことになるならやっておくんだった…と後悔する。
2人の乗っていた車は、クレーン車と衝突してグチャグチャになっていた…。
片平真依の不思議な話
山田由花子が露伴を呼び出した。友人・片平真依の話を聞いて力になってほしいという要件だった。
片平真依のプロフィール
・現在36才で3才になる娘・真央がいる。
・15年前に交通事故で新婚の夫を亡くした。
・再婚を考えるが、誰も好きになれない。
・子供は欲しかったので精子バンクの提供を受けて出産した。
精子バンクを「どこかの知らない男性の精子を冷凍保存しておいてセックスなしで妊娠させる医療技術のこと」と言う露伴に由花子は「奉仕の精神…健康と認められた男性の精子」と言い換える。
そのセリフを由花子が言うのは結構いい、もう1回言ってとねだる露伴にセクハラだと由花子。
しかし肝心の話はこれからだった。真依の娘・真央はかなり変わっているのだった。
真央はおかしいの?
片平真央の変わったところ
・逆さまの言葉しかしゃべらない。
・足音を立てない。
・まつ毛が下にしか生えない。
・もみあげがあごまである。
・立っている足元がじっとりと濡れる。
・5cmくらいの丸くてツルツルしたシッポが生えている。
・誰かがシッポに触れると全身の皮膚が保護色化する。
真依が真央のシッポに触ってみると、たしかに全身が保護色化した。驚く露伴。
ヘブンズ・ドアーで真央の心の中と記憶を読む。
由花子は真央を治してあげたい、普通にしてあげてと露伴に頼む。
露伴は真央にシッポがあるのは病気ではない。それは心の形、「見えるスタンド能力」と考えられると言う。
ヘブンズ・ドアーは「治す」能力じゃない。それに、何が普通で何を治すのか、露伴はそこに疑問を呈する。
保護色になってシッポがあっても誰も困ってない。これがそのままの真央ちゃんだ。
真依は、真央がいじめられることを心配していた。しかし露伴はこう言う。
現実はイジめられる。だが断る。
由花子は「待てぇ、コラァ」と引き止めるが、露伴はそれも断る。
【岸辺露伴は動かない】3話「D・N・A」のネタバレ
由花子がヘブンズ・ドアーで見たものとは?
しかし山田由花子は、ヘブンズ・ドアーで露伴が真央の記憶を読んだとき、真央の父親の情報を見すごさなかった。
真央の父親(ドナー)の情報
・ドナーになった当時は30歳で山形に居住
・額の右側に傷がある。
真依は、真央の父親がどんな人かを知りたかったが、由花子が見た情報だけでは…と途方に暮れる。駅を歩いていると、偶然接近した男性には下のまつ毛しかないことが気になる。彼が乗ってきたS山線は山形とS市を結ぶものだった。
運命の出会いと真央のイタズラ
自販機の前で再び接近した男性には、額の右側に傷がある。去っていくその足元を見るとジュワジュワと濡れている。
由花子が見たというドナーの特徴と、真央に似過ぎているこの男性が、真依は気になって仕方がない。尾行するとそこは真依も知っている場所。そして男は遊んでいる真央を抱えてタクシーに乗り込もうとする。
真央を取り戻そうとつかみかかる真依。真央に見えた娘は別の子供に変わり、真央は遊具で遊んでいる。どうやら真央が保護色になっていたらしい。
男性はタクシーから降りてきて、自分の顔の傷が恐がらせてしまったのではないかと声をかける。
娘のイタズラで勘違いした、と謝る真依に男性は、その傷は15年以上も前、高校生のときに登山で作った傷。両親によれば一度死んで生き返った。それからは危険なことはもちろん、車の運転もしないと右の眉毛をポリポリと掻いて、舌をペロリと出して唇を舐めた。
恐がらないで、あなたは何も恐がらなくていいんです。大丈夫…
それはまさに事故で亡くした夫が最後に言っていたこと。クセもまるで同じだ。
どこかで会ったことはないか、と尋ねる真依に男性は、離婚した元妻との間にできた娘に会いに週に1、2日山形市から出てくる。娘と真央は同じ保育園に通っているという。
さらに男性は「ママ、たいかわノドーッ」という真央の逆さま言葉をすぐに理解すると缶ジュースをあげる、とプルトップを上げる。その仕草も夫そのものだった。
はい、きっといいヤツ
きっといいヤツ
真央にジュースをあげる男性は夫の口癖を口にして、真央は逆さまじゃない言葉を話した。
真依が職業を尋ねると、弁護士でついこの前司法試験に受かったばかりだと言う。
運命の出会いに震える真依と男性、真央と男性の娘はベンチで一緒に休むことにする。
思わぬ結末に露伴もビックリ
後日、露伴はまた山田由花子と出くわした。由花子は真依と真央の話をする。
真依は精子バンクのドナー、つまり真央の父親と出会って3か月で結婚した。真央の無意識が呼び寄せたのだろうという。
露伴は驚きのあまり固まった。それを見てからかう由花子。
そういうこともあるのか…、たしかにビックリだ。露伴はフフッと笑った。
【岸辺露伴は動かない】3話原作「D・N・A」の感想とまとめ
ホラーというかファンタジーというか、なんとも不思議な物語でした。ハッピーエンドになったのは本当によかった。
実写化ドラマでは、原作に出てこない平井太郎(中村倫也)が大きく関わるようだし、太郎も交通事故に会ってから記憶がふんわりしているので、太郎が真央の父親となる可能性もありますね。
またドラマでは太郎の事故が6年前。真央ちゃんが5歳ぐらいなので太郎の子供で、精子バンクの設定はないのかもしれません。どうアレンジされるか楽しみです。
今回は露伴の出番が少ないですが、露伴をビックリさせる結果になったというオチにこちらもビックリ。
ドラマでは高橋一生の出番が原作ほど少ないということはないと思うのですが、ビックリするラストシーンはどうにか入れてほしいですね。単にビックリした露伴をどう演じるのかを見たい(笑)。
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