【科捜研の女21】第5話のあらすじとネタバレ!沢口靖子がピアニストのアリバイ崩し!

科捜研の女21

テレビ朝日、木曜ミステリー【科捜研の女21】5話が11月18 日に放送されました。今回はピアノコンクール直前に、ドイツ人審査員長が殺害される。捜査線上に浮かんだのは、3人のピアニストと調律師。いずれもアリバイがないが、マリコたちはある方法で犯人を割り出そうとする!

この記事では、【科捜研の女21】5話のあらすじ、ネタバレと感想をご紹介します。

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目次

【科捜研の女21】5話のあらすじ

国際ピアノコンクールの日本最終予選の朝、審査員長を務めるドイツ人女性の絞殺体が、会場のコンサートホールで見つかった。榊マリコ(沢口靖子)は、遺体の首に付着していた赤い微物を採取。歯の間に光る微物が挟まっているのを発見する。
死亡推定時刻は前日の夜8時から10時の間と思われたが、事件当日は午後、出場者3名が練習に訪れ、最後に調律師の和田優(崎山つばさ)がピアノの調律を行っていた。だが、鍵盤からは複数の指紋が検出された。調律師は最後に鍵盤をきれいに拭くのが常だという。

遺体の歯から採取した微物は、爪のかけらだとわかる。被害者の首を絞めたとき、犯人の爪が被害者の歯に当たって欠けたものと推測され、犯人は指をケガしている可能性が浮上する。和田のもとを訪ねた土門薫刑事(内藤剛志)は彼が右手指にケガをしていることに気づくが、和田は表情を崩すことなく、調律道具で引っかいた傷だと主張。その後、マリコと土門は事件当日、ホールで練習を行った出場者の山崎永太(山岸門人)、佐光真奈美(渋谷飛鳥)、戸村康介(川野直輝)に事情を聞くが、誰ひとりとして確たるアリバイを証明できなかった。和田に疑いが集まるが。

【科捜研の女21】5話のネタバレ

ピアノコンクールの審査員長が

ピアノは幼い頃からの英才教育が求められる。だからか、コンクールには厳しい年齢制限があるものが多い。「第13回ザルツブルク国際ピアノコンクール日本最終予選」が京都で行われようとしていた。このコンクールは年齢制限が35歳までと緩やか。プロになれる最後のコンクールと言われていた。しかし、土門薫刑事(内藤剛志)はホールの支配人(まつむら眞弓)にこう告げる。

「残念ですが今日は中止にしてください」

ドイツ人の女性審査員長、ハンナ・リーフェンシュタール(ミルタ)が会場ステージのピアノのそばで絞殺されて見つかった。犯行時刻は前夜の20~22時ごろ。臨場した榊マリコ(沢口靖子)は「このピアノだけが犯人を見ている」とつぶやく。

最終予選参加6人のうち、前日、練習の時間を与えられていたのは山崎永太(山岸門人)、佐光真奈美(渋谷飛鳥)、戸村康介(川野直輝)の3人。そして調律師の和田優(崎山つばさ)。ホールに入る暗証番号は毎日変えられており、把握していたのは支配人を含め5人だった。被害者のハンナは知らないはず。土門は「つまり、暗証番号を知る人物に呼び出された」と推理する。

会場のピアノからは多数に指紋が見つかった。支配人は「変ですね、調律師は綺麗に必ず綺麗に拭くはずです。指紋が残るはずないんです」「では昨日はサボった?「まさか和田くんはこのホールの専属の調律師になるはずだったんです。今回の予選で問題がなければ」「手を抜くはずがない、と」「支配人の私がいうのもなんですが、ここの専属チューナーになることは名誉なことですから」。

防犯カメラも映像も削除されており、被害者のスマホの通話履歴も削除されてた。死因は絞殺のよる窒息死。首には赤いフェルトが付着しており、歯には爪のカケラがあった。マリコは「犯人は指を怪我しているかも」。ピアノには指紋が4人分。3人のピアニストと調律師のものだろう。

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4人の怪しい人物が浮上!

第一の怪しい人物 調律師・和田

19:00~21:30会場で調律 アリバイなし

僕が来てるときハンナ先生は来ていません」「ハンナ先生?お知り合いですか」「この世界では有名な先生ですから」「ピアノに指紋が残っていました。が」「忘れました「指のけがはいつ?」「昨日ハンマーの弾力を調整する道具で」。調律道具の任意提出を拒否する。

第二の怪しい人物 ピアニスト・佐光

15:00~16:00会場で練習 アリバイなし

「私このコンクールにかけてるんです。4年に一度しかないから。その時間は、大阪の自宅にいました。父と一緒です」「妻は実家に帰ってて。昨日の20~22時の後に」「お婆様がご病気で。そうよね、パパ」。

第三の怪しい人物 ピアニスト・戸倉

16:00~17:00会場で練習 アリバイなし

17:30にホテルにチェックイン。

東京から来ていた。若くして数々のコンクールで優勝した逸材で、スクラップを持参していた。「過去の栄光です。10で神童、15で才子、20過ぎればただの人ってやつですよ」。ホテルでも練習したが、その後は部屋に。しかし、非常階段を使えば防犯カメラに映らない。

第四の怪しい人物 ピアニスト・山崎

17:00~17:20 練習 アリバイなし

「20分だけ?翌日は最終予選です。指を休めることに専念しました。私にとって最後のコンクールですから。もう33歳。ザルツブルクは4年に一度ですから。薬?ちょっと風邪気味なんです。この家にいました。一人暮らしなんで。指を休めるはずが、眠れなくてちょっと家でも弾いたんです」

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調律師への疑惑が深まる

時間的には、やはり調律師が一番怪しい。殺害方法は絞殺だが、ヒモ状の赤いフェルトがピアノの修理道具にあった。しかも指を怪我していた。マリコは指の怪我部分を撮影し、道具も任意提出させた。フェルトピッカーからは和田の血液が採取された。傷とピッカーの歯の位置も一致。「凶器はこれと同じフェルト」。しかし、ハンマーや刃物状の道具があるのに、なぜ?

そんなとき、ハンナと和田の接点が見つかる。和田は「フェルトは無くしたから新しいものを用意しただけです」というが、土門は「つまりあなたは、調律道具をなくし、ピアノを拭くのを忘れ、道具をしまうときに指に怪我をした。それほど焦っていた!」と指摘する。実は10年前、オーストリアのリンツ音楽アカデミーに留学し、そこでハンナに師事していた。そのあと、なぜか半年でやめ、日本の調律師学校に入った。

「留学中に何があったんです?被害者との間に何が」「やめろ、思い出したくない。ピアノ弾けなくなったのはハンナ先生のせいだ。毎日毎日酷評され。その先生に調律を見られるのは、別に顔をあわせるわけじゃないから大丈夫と思ってたのに。あとはピアノを磨くだけって時に、防犯カメラを見るとハンナ先生が来るのがみえた。顔を合わせないように、あわてて。拭かずに、フェルトを落とし、怪我をした」。

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ピアノの運指を調べると、意外な事実が

ハンナのスマホを復元すると、そこには佐光の家の電話番号があった。土門が出向くと「知りません」という佐光の父、佐光も「私じゃありません」。GPSで確認するとハンナは16:32にカフェにいた。その防犯カメラを見ると、ハンナと佐光の母が会っていた。佐光の母の口の動きから、コンクールに優勝させようと、金を渡そうとしていたことが判明した。そのことを土門は佐光に尋ねると、母親が自宅のクローゼットから出てきた。「全て主人に言われてやっていたこと。今は客員教授で裕福ではないはずだからお金を渡せば」と。しかし、ハンナは「娘を信じてるならこんなことしちゃダメ。あなたが電話してきた記録は消す。なかったことにしましょう」。「私自分が恥ずかしくなって」帰ってきて夫と口論になり、佐光はそれを聞いて激怒。「なんてことしてくれたの。お母さん許さない」。

一方、山崎は重い病に侵されていた。「もし入院なんてことになったらコンクールに出られない。死んだ方がマシだ」と土門に話す。

科捜研の日野所長(斎藤暁)はピアノの運指表をマリコらに見せる。

「人によってピアノを弾くとき、指の運びがちがう」。

「それが何の意味がある?」

「嫌な聞き方するねぇ。ある部分で小指を使わず、薬指をつかって弾いた人がいる。ほとんどの人は同じ弾き方になるものなんだけどね」

「犯人は小指を怪我していた!殺害後にピアノを弾いたとしたら?」

和田によると、ソフトペダルを踏むときと、ハンマーフェルトにあたる位置が違うということを知り、マリコは3人にピアノを弾かせる実況見分を行う。

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犯人は年齢詐称をしていた

そして、コンクール当日。病と闘いながら出場した山崎は鬼気迫る演奏をしていた。マリコと土門は控え室にいる戸倉の元へ。

「年齢的に最後のコンクールはあなたも同じですよね。殺害した時に犯人は小指を怪我していた。その指で演奏をしたから運指が違った」

「運指が変わるなんてよくあります」

「ではこれは」

「ソフトペダルを踏んだ」

「これは他の人にはない、あなたならではの、弾き方。調律後に犯人が弾いたんです。どうして殺害後に?」

「審査員長から突然電話があって。呼び出された。22時には調律が終わるから。辞退するようにって」。

もって来ていたスクラップの記事には、1996年に12歳で優勝していた。「つまり現在は37歳。35歳に年齢制限に引っかかる。それに年齢詐称にハンナさんが気づいた」と土門。「このコンクールを逃せば、著名なコンクールにはもう。そう思ったら」と動機を供述。「ホテルのピアノがあまりにもタッチが違うのでもう一度弾きたかった。どうしてもプロになりたかったんだ」。

そして審査結果発表。

戸村が優勝する。山崎はその場で倒れ、入院した。次点の佐光が本線へ。

マリコは空を見上げていた。

【科捜研の女21】5話の感想、まとめ

今回の殊勲は、ピアノの運指について指摘した日野所長ですね。いつもマリコさんから雑な扱いを受けているけど、なかなか見事な分析でしたね。意外にもマリコさんは今回、何もしていないようなw 崎山つばささんのクールな演技にキュンとした人も多いのでは。4人の容疑者候補がいて、推理の展開がじっくりできる秀作でした。

【科捜研の女21】次回、5話は11月25日(木)の放送です!

記事内の画像出典:テレビ朝日公式サイト

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