
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】のキャストとあらすじ|佐々木蔵之介主演
ドラマ『IP〜サイバー捜査班』が、2021年7月1日(木)20時よりテレビ朝日で放送スタート!
主演・佐々木蔵之介がサイバー捜査のスペシャリストに!
ソーシャルハッキング、なりすまし、遠隔操作…<姿なき犯罪>に最先端のサイバー技術でクールに挑む、新たなミステリードラマ!
共演は《人情派の新人刑事》を福原遥、《元エリート刑事》を間宮祥太朗!
今回はドラマ【IP〜サイバー捜査班】のキャストとあらすじなどについて紹介します。
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】の概要
番組名 | IP〜サイバー捜査班 |
脚本 | 戸田山雅司 ほか |
監督 | 兼﨑涼介 ほか |
キャスト | 佐々木蔵之介 福原遥 間宮祥太朗 堀内敬子 吉村界人 中川知香 高畑淳子 杉本哲太 ほか |
主題歌 | SEKAI NO OWARI 「family」 |
音楽 | 木村秀彬 |
製作総指揮 | 横地郁英 |
制作 | テレビ朝日 東映 |
放送期間 | 2021年7月1日 - |
放送時間 | 毎週木曜 20:00-20:54 |
放送局 | テレビ朝日 |
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】のキャスト
ドラマ『IP〜サイバー捜査班』の主要3人のキャストを紹介!
キャスト:佐々木蔵之介(役:安洛一誠)

キャスト:佐々木蔵之介(ささき くらのすけ)…1968年2月4日生まれ。ケイファクトリー所属。京都府出身。主演ドラマは「ハンチョウ」シリーズ、など。
登場人物:安洛一誠(やすみや いっせい)…京都府警・サイバー総合事犯係・主任。
・超デジタル人間。
・サイバー犯罪に関する膨大かつ最新の知識を持ち、捜査や推理のスキルはピカイチ!
・だが、組織ならではの“根回し”や“派閥”に関心なし。
・「0か1で割り切れない感情に固執するのは時間のムダ」と言い放つ変わり者。
・ジャケットの代わりに“羽織”を身にまとう警察官らしからぬ男。
◆佐々木蔵之介(安洛一誠・役)さんのコメント
――この作品のオファーを受けたときのお気持ちを教えてください。
僕自身は超のつくアナログ人間なので、「IPって何?」「サイバー捜査ってどういうこと?」と いうところから入りました(笑)。でも脚本を読んだら、サイバー犯罪って意外と身近なところで起きていて、まったく縁遠い話ではないんだと気づきました。たとえば初回は“フィッシング詐 欺”が事件のきっかけとして登場しますが、こんなにも身近に、簡単にだまされてしまうような危 険が潜んでいるんだなと実感しました。――安洛一誠というキャラクターをどう受け止めていますか?
安洛は自分の興味ある分野にだけ一直線で、誰ともコミュニケーションを取らないのですが、自 分で“それでよし”と思っちゃっている男ですね。捜査には長けていて人の3歩も4歩も先へと突き 進んでいきますが、犯人の動機や感情には興味がなく、足を使わずともPCとネット環境さえあれ ばすべて解決できると考えているような“変人”です。でも総合事犯係のみんなと関わっていくう ちに、それが少しずつ変わっていくんです。
また、安洛はいつもシャツの上に和服の“羽織”をまとっているのですが、だいたい羽織って刑事 の衣装じゃないですよね!?(笑)。でも、安洛にとっては効率がいい衣服なんでしょうね、袂か らタブレットやスマホを取り出したりしています(笑)。――セリフにはデジタル用語が多く登場しますが、演じていて苦労していることは?
いやぁ…苦労しかないです(笑)。医師役や弁護士役で専門用語にチャレンジしたことはありま すが、法律は漢字で意味合いをつかめますし、医学も実態があるものなのでスッと入ってきやす いんです。でもデジタル用語ってつかみどころがなく、実態が見えないので、セリフを覚えるの が難しい! カタカナが多いので、元々の英語の意味を調べながら覚えています。
でも、この作品で描かれるような事件や用語は、毎朝、新聞で見かけるほど身近なものでもある んです。苦労も多いですが、勉強になるなと思いつつ演じています。――福原遥さん、間宮祥太朗さんの印象を教えてください!
福原さんは、役に対してどん欲な女優さんですね。撮影が進むにつれ、本番に向けてテンション を上げるスピードが速くなって、“もっと自分の役を深めよう”という姿勢が強くなってきて…。 役柄と一緒に成長しているんだなと感心しましたね。
あと、“食”に関してもどん欲(笑)。僕が 「このお取り寄せがおいしかった」とちょっと話したら、すぐに調べてあっという間にカートに 入れていました(笑)
間宮くんは“芝居のIQ”がめちゃくちゃ高い人! 本の読み方が深く、セリフ覚えもめちゃくちゃ早 い。多和田のポテンシャルがしっかり伝わる演技は本当に見事だなと思います。――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
“サイバー捜査”と聞くと、難しそうで一見、近寄りがたい感じがしますが、ストーリーはとても 身近で、ひょっとしたら自分たちも巻き込まれてしまうのでは…と思うような事件を描いていま す。“よくこの役を引き受けたな”って言われそうなぐらいアナログな僕でも「めちゃくちゃおも しろいし、わかりやすい!」と感じるので(笑)、見ていただいたら絶対に楽しめるはずです!https://post.tv-asahi.co.jp/post-154232/
キャスト:福原遥(役:古宮山絆)

キャスト:福原遥(ふくはら はるか)…1998年8月28日生まれ。埼玉県出身。研音所属。 かつてはNEWSエンターテインメントに所属していた。愛称は「まいんちゃん」
登場人物:古宮山絆(こみやま きずな)…京都府警・サイバー総合事犯係の新人刑事。巡査。
・優秀な成績で刑事講習を修め、どこでも配属可能だったにもかかわらず、なぜか京都府警の“最先端の黒歴史”である総事係を選択。
・亡き母が遺した1枚の写真をヒントに、安洛一誠(佐々木蔵之介)が自身の父親かもしれないと考え、彼を探るために配属を希望してやってきた。
・努力家で勘もよく、気負いもない。
<判明したこと>
・本籍は京都府。
・警察学校 第246期卒業。
・昨年度の刑事講習を修了。
・7月からサイバー時犯係に配属。
・最近ひとり暮らしを始めたばかり。
・ペットを飼いたいがマンションはペット厳禁。
・刑事になったご褒美に、温泉旅行を計画しているが予算がとぼしい。というのは安洛の推理で、本当は叔母夫婦に旅行をプレゼントするつもり。
・刑事講習の訓練で足が太くなったと気にしている。
◆福原遥(古宮山絆・役)さんのコメント
――最初に脚本を読んだときの感想を教えてください。
(佐々木)蔵之介さん演じる安洛主任が知らない言葉をワーッとしゃべるシーンがあったので、私もわからない単語を検索して調べました! 今は誰もがスマートフォンやパソコンを使い、SNSも浸透していますが、それについてちょっと考えさせられるような、今の時代にマッチした作品だなと思いました。――古宮山絆というキャラクターをどう演じたいと考えていますか?
絆は安洛主任とは“真逆”で情に厚く、人の気持ちを理解し、そこから真相を導き出そうとする女性。誰よりも正義感が強くて、一直線な性格ですね。安洛主任が自分のお父さんなのではないかと疑っているのですが、人間に対してとても愛情深いんだなという面も感じます。
私は絆みたいにテキパキ動けるタイプじゃないので、演じていて「しっかりしなくちゃ」と思うことも多いですね。でも、彼女の中の熱い部分は自分と似ているので演じていて楽しいです。――ご自身はアナログ人間ですか? デジタル人間ですか?
私も同年代から見たらアナログだと思います。SNSでライブ配信をしたことがあるのですが、使い方がわからなくてアウトカメラになっていて、スタッフさんが丸見えになっちゃったことがありました(笑)。――佐々木蔵之介さん、間宮祥太朗さんの印象を教えてください。
蔵之介さんとはよく差し入れや食べもののお話をするのですが、話し方がものすごくおいしそう。蔵之介さんから話を聞くと、“早く食べてみたい!”っていう気持ちになります(笑)。
また、私は人見知りなので最初、間宮さんに話しかけるのは緊張したのですが、頑張って話しかけたらすごくやさしく答えてくださってそこから一気に打ち解けてしまいました(笑)。私がセットに置いてある人形を破壊しちゃったことがあったのですが、間宮さんが直してくださったりして…日々、支えていただいてます!――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
顔が見えないところで書き込みができるネット社会の恐ろしさなど、いろいろなものを感じていただける、今の時代にピッタリ合ったドラマです。最終話までいろいろな謎が描かれていくので、ぜひ最初から最後まで楽しんでいただけたらうれしいです!https://post.tv-asahi.co.jp/post-154232/
キャスト:間宮祥太朗(役:多和田昭平)

キャスト:間宮祥太朗(まみや しょうたろう)…1993年6月11日生まれ。トライストーン・エンタテイメント所属。
登場人物:多和田昭平(たわだ しょうへい)…捜査一課から京都府警・サイバー総合事犯係刑事に配属された。
・安洛(佐々木蔵之介)が超のつく出無精でパソコンの前から動こうとしない。そのため、捜査経験のある多和田は常に外に出る仕事押し付けられる。
・実はある人物から安洛に関する“密命”を受けている。
・普段はメンバーの一員として何食わぬ顔をして働いている。
・安洛と絆が父娘かもしれないと気づく。
<判明したこと>
・警察庁審議官 楡井(升毅)の密命で安洛の調査を行う。
◆間宮祥太朗(多和田昭平・役)コメント
――最初に脚本を読んだときの感想を教えてください。
最初に思ったのは、「(佐々木)蔵之介さん、大変そうだな…」ということ(笑)。専門用語もセリフ量も、ものすごく多いので…。
また、視聴者のみなさんにわかるように事件の概要をかけあいで説明するところもあり、第1話の脚本は半分ぐらい読んだところで、いったん閉じちゃいました。ちょっと整理する時間がほしくなったんですよ(笑)。でも、モニター画面をうまく使うなどの演出で、とてもわかりやすくストーリーが進行していくので、演じていて僕もスッと理解することができました。――“密命”を帯びている多和田昭平というキャラクターをどう演じたいと考えていますか?
多和田は総事係とは別の顔も見せるキャラクターですが、そこはあまり大げさに演じわけないようにしたいなと思っています。元捜査一課ということもあり、スマートさが出るといいなと思っていて、安洛主任が3手先のことを話しているとしたら、多和田はそれを聞いているとき1手ぐらい先までは考えている、という意識で存在するよう心がけています。
また、自分がいちばん刑事っぽいキャラなので、ほんわかした雰囲気の総事係のなか、チームを引き締めるような存在でありたいとも考えています。――ご自身はアナログ人間ですか? デジタル人間ですか?
僕もアナログ人間だと思いますが、自分の趣味に関してはデジタル人間かもしれないです。撮影の待ち時間によく野球中継を見るのですが、いろいろな方法を駆使してチェックしているので…。地上波の中継がなければ、BSやアプリの配信サービスを確認し、それも厳しかったら、試合結果を速報してくれるアプリを活用しています。そういうところではデジタル派ですね(笑)。――佐々木蔵之介さん、福原遥さんの印象を教えてください。
蔵之介さんとは大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)で初共演させていただきましたが、そのときもモニター越しに見惚れてしまうほど迫力あるお芝居をされていて、今回ご一緒させていただくのをとても楽しみにしていました。でも、いったんスタジオから出ると、はしごみたいなところにぶら下がって脱力している瞬間もあって(笑)、集中力のスイッチングがスゴイ方なんだなと思いました。
福原さんには「なんでそんなにセリフを覚えるのが速いんですかー!」ってよく怒られています(笑)。――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
近未来の物語ではなく、まさに“今”を描いたドラマです。風刺的な要素もありますが、お説教くさいところはまったくなく、自分たちが当たり前のように使っているスマホやパソコン、ネットなどが自分にとって必ずしも味方ではなく、“使い方次第”ではないかと考えさせてくれるドラマだと思います。https://post.tv-asahi.co.jp/post-154232/
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】サイバー総合事犯係のキャスト
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】主要3人以外の、サイバー総合事犯係メンバーのキャストを紹介!
キャスト:堀内敬子(役:川瀬七波)

キャスト:堀内敬子(ほりうち けいこ)…1971年5月27日生まれ。東京都出身。キューブ所属。元・劇団四季。
登場人物:川瀬七波(かわせ ななみ)…サイバー総合事犯係・映像解析担当。
・以前は鑑識課にいたため、今も鑑識作業はひととおりできる。
・映像解析の腕は超一流。
・おせっかいな仕切りたがり屋でウワサ好き。
・総事係を明るくしてくれる存在。
キャスト:吉村界人(岡林琢也)

キャスト:吉村界人(よしむら かいと)…1993年2月2日生まれ。エヴァーグリーン・エンタテイメント所属。
登場人物:岡林琢也(おかばやし たくや)…サイバー総合事犯係・サイバーパトロール担当。
・サイバー犯罪対策課の出身。
・“総事係”が検挙した犯罪は、すべて岡林がネット上で見つけた。
・ウェブ内のディープな情報解析が得意。ハッキング能力も天才。
・コミュ障気味のオタク気質。(古宮山を歓迎した時も動画で挨拶した)
キャスト:杉本哲太(役:平塚栄太郎)

キャスト:杉本哲太(すぎもと てった)…1965年7月21日生まれ。神奈川県出身。トライストーン・エンタテイメント所属。
登場人物:平塚栄太郎(ひらつか えいたろう)…サイバー総合事犯係の係長。プロファイリング担当。
・《犯罪予測》《プロファイリング》など、国内ではまだ実戦装備されていない知識や技術を持つ。
・これまでは事務仕事が多く、いわば宝の持ち腐れ状態だった。
・絆(福原遥)が“総事係”に来てからは扱う事件が増え、平塚の力が見直されている。
・安洛主任は部下だが、最初にマウントを取られたから、敬語で会話している。
・ハラスメント防止に努めている。
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】鑑識・法医のキャスト
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】鑑識・法医のキャストを紹介!
キャスト:中川知香(役:畑野陽葵)

キャスト:中川知香(なかがわ ちか)…1993年5月31日生まれ。新潟県出身。オスカープロモーション所属。ミス・ワールド2015日本代表。C.C.ガールズ3のメンバー。
登場人物:畑野陽葵(はたの・ひまり)…京都府警・鑑識課所属。
・鑑識時代に仕事のいろはを叩き込んでくれた先輩・七波(堀内敬子)を尊敬。
・“総事係”に対して協力的。事件の重要な手がかりを何かともたらす!?
・総事係の隠れオタクで、パソコンのスクリーンセーバーも総事係のロゴ。
キャスト:高畑淳子(役:夏海理香)

キャスト:高畑淳子(たかはた あつこ)…1954年10月11日生まれ。香川県出身。劇団青年座所属。
登場人物:夏海理香(なつみ・りか) …解剖医。京都中央大医学部に所属。
・京都府警本部からの委託を受け、不審死と判断された遺体の司法解剖を行なう。
・安洛(佐々木蔵之介)とは彼が院生時代から30年近くの付き合い。
・同じ理系感覚の安洛とは普通に議論を重ねる。
・絆(福原遥)の母のこともよく知っているようで…。
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】警察のキャスト
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】警察のキャストを紹介!
京都府警
- 河原町燦丞(京都府警・捜査一課・係長)…金山一彦
- 北山紫明(京都府警・捜査二課)…神尾佑
- 堀川浩司(京都府警本部長)…国木田かっぱ
警察庁
- 楡井文則(審議官。安洛を警察庁に引っ張るため、多和田にリポートを依頼)…升毅
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】その他のキャスト
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】その他のキャストを紹介!
第1話のゲスト
- 静野順子(保志の母)…菊池桃子
- 石本武明(被害者で元鞍馬署刑事課の刑事)…岡田浩暉
- 静野保志(5年前の自殺者)…百瀬朔朔
- 奥貫謙次(京都府選出の衆議院議員の息子)…湯川尚樹
- 木沢義輝(詐欺グループのリーダー)…中村公隆
- 鈴木巡査…大水洋介(ラバーガール)
- 加東繁太(龍翠会の元構成員)…北川裕介
- 女性レポーター(京都府警のハッキング被害を報道)…武田訓佳
第2話のゲスト
- 奥村麻衣(芸妓“舞菊”)…川島海荷
- 宮原涼花(置屋の女将)…国生さゆり
- 田沼徳夫(芸妓たちの身の回りを世話する“男衆”)…飯田基祐
- 石山翔太(舞菊の幼馴染)…前原滉
- 土屋謙信(会社社長)…ぼんちおさむ
- 寺西高広〈55〉(カメラマン) - 西村匡生
第3話のゲスト
- 松永大輔(建設会社の御曹司)…木村了
- 知里(大輔の新妻) - 徳永えり
ゲストは分かり次第随時お知らせします。
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】のあらすじ
第1話のあらすじ

第1話(2021年7月1日放送)
京都府警サイバー総合事犯係の刑事・多和田昭平(間宮祥太朗)は、捜査二課の刑事とともにフィッシング詐欺グループのアジトである廃工場に突入しようとしていた。そのアジトはサイバー総合事犯係の主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)が解析の結果、割り出した場所だった。
だが突入直前、安洛は些細なヒントから、その廃工場の中に“移動型アジト”が隠れていることを察知。その読みどおり、容疑者たちはコンテナトラックごと逃走を図ろうとしており、工場から猛スピードで飛び出したトラックに捜査員たちは大混乱! 現場に駆け付けていた新人刑事・古宮山絆(福原遥)の機転もあり、なんとか捕らえることができた。
詐欺グループを確保でき、ホッとしたのも束の間――絆と多和田は想定外の事態に遭遇する。なんと、廃工場内に後頭部から鮮血を流した男の遺体が残されていたのだ…!
まもなく遺体の身元は、5年前に懲戒免職となった元所轄の刑事と判明。警察組織への恨みから詐欺グループに加担し、仲間割れの末に殺害されたものと考えられたが、遺体を解剖に回したところ、胃の中から奇妙なものが見つかった。取り出されたのは、USBメモリー。被害者は後頭部を殴打されて瀕死の状態の中、何者かに無理やりUSBメモリーを飲み込まされたようだった。
仲間割れによる衝動殺人だとしたら、そんな手の込んだことなどするだろうか…。安洛は、そのUSBメモリーを使ってウイルスを仕掛ける“ソーシャルハッキング”こそが犯人の狙いだと見抜くが、その瞬間、まさにウイルスが発動。府警本部内のありとあらゆるネット機能がすべて停止してしまうという緊急事態が発生し大混乱に!さらには第二の殺人という予想外の展開も発生し…!?
第2話のあらすじ

第2話(2021年7月8日放送)
京都府警サイバー総合事犯係に、会社社長・土屋謙信(ぼんちおさむ)が乗り込んできた。土屋は、京都で一番の人気芸妓と2ショットで撮影したニヤケ顔の自撮り写真が、なぜかSNS上に出回っていると大騒ぎ。拡散した人物を見つけて逮捕してくれと訴える。
明らかに同意の上で撮った写真であり、犯罪として成立しない可能性が高いにもかかわらず、主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)は古宮山絆(福原遥)と多和田昭平(間宮祥太朗)に事件を調べるよう命じる。実は先日、安洛は絆から「自分の父親ではないか」という疑惑を突きつけられて動揺。できるだけ、絆を目の前から遠ざけたかったのだ…。
さっそく多和田とともに置屋を訪ね、写真の相手である芸妓“舞菊”こと奥村麻衣(川島海荷)から事情を聴いた絆。麻衣によると、問題の写真は土屋が自分のスマホで撮影したもので、その場でメッセージアプリを介して麻衣のスマホに転送されてきたが、麻衣自身はSNS上に公開するなどの行為は一切していないと話す。それを聞いた多和田は、麻衣のスマホに不正アクセスがなかったか調べたいと申し出るが、置屋の女将・宮原涼花(国生さゆり)から、座敷の中の出来事を外部に持ち出すのは花街のご法度だと突っぱねられてしまう。
そんな中、安洛が写真を流出させた人物を特定した。安洛がたどり着いたのは、カメラマンの寺西高広(西村匡生)。絆と多和田がさっそく寺西の自宅を訪ねたところ――なんと彼は何者かに刺殺されていた!
寺西の部屋に残されたパソコンを調べた安洛は、彼が麻衣の“ネットストーカー”だったことを突き止める。絆と多和田は改めて麻衣に話を聞こうとするが、涼花に門前払いされてしまう。2人は仕方なく、芸妓たちの身の回りを世話する“男衆(おとこし)”田沼徳夫(飯田基祐)に麻衣の居場所を聞くが…!?事件の背後にある、京都祇園の花街に渦巻く女たちの憎悪とは…そしてその先にある切なくも悲しい真実とは!?
第3話のあらすじ

第3話(2021年7月15日放送)
京都府警サイバー総合事犯係に、失踪人捜索の依頼が入る。多和田昭平(間宮祥太朗)の親友で建設会社の御曹司・松永大輔(木村了)の新妻・知里(徳永えり)がこつ然と姿を消したのだ。結婚してわずか1週間後のことだった…。本来、人探しはサイバー総合事犯係の仕事ではないにもかかわらず、主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)はなぜか、古宮山絆(福原遥)と多和田に捜査を命じる。
松永によると、知里はコンビニエンスストアに行くといって新居を出た直後、行方知れずになったという。だが、付近の防犯カメラに知里の姿は映っていないことが判明。携帯電話は電源が入っていないらしく、つながらないままだった。
また松永の話によると、2人は珍しい植物を紹介するコミュニティーサイトを通じて知り合ったことがわかる。1年前、知里から松永にメッセージが届いたのを機に、2人はSNS上でやりとりをスタート。半年前、初めて直接対面したところ、知里は髪型やファッションなどの外見から、好きな食べ物や趣味まですべてが理想どおりの女性だったため、松永は運命を感じ、結婚を申し込んだという。
安洛は、偶然や運命ではなく、知里が作為的に松永の理想を体現したのではないかと直感。結婚する前の知里にはもうひとつ別の顔があったのではないかと考え、ネット上で捜索を開始するが…!? やがて、2人が知り合ったコミュニティーサイトに“ある人物”が登録していることが発覚し…!? SNS等を通じて簡単に“他人になりすます”ことができてしまう恐怖に、サイバー総合事犯係が挑む!
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】のスタッフ
- 脚本 - 戸田山雅司 ほか
- 音楽 - 木村秀彬
- 主題歌 - SEKAI NO OWARI「family」(Virgin Music)
- 監督 - 兼﨑涼介、神徳幸治 ほか
- ゼネラルプロデューサー - 横地郁英(テレビ朝日)
- プロデューサー - 川島誠史(テレビ朝日)、和佐野健一(東映)、髙木敬太(東映)
- 制作 - テレビ朝日、東映
戸田山雅司さんは『スペシャリスト』『刑事ゼロ』『科捜研の女』など数々のヒットミステリーを次々と手がけ、最新の科学トピックにも精通するミステリーの名手。『相棒』の脚本も2005年から2014年まで担当していた回がある。『相棒』の劇場版1作目と2作目も脚本担当。テレ朝の刑事ドラマを代表する脚本家のひとり。
ドラマ【IP〜サイバー捜査班】の放送日
- タイトル:『IP~サイバー捜査班』
- 放送開始日:2021年7月1日(木)スタート!
- 放送日時:毎週木曜 午後8:00~午後8:54
- 放送局:テレビ朝日系24局
<全話の放送日・脚本・監督>
話数 | 放送日 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|
第1話 | 7月1日 | 戸田山雅司 | 兼﨑涼介 |
第2話 | 7月8日 | 戸田山雅司 | 神徳幸治 |
第4話 | |||
第5話 | |||
第6話 | |||
第7話 | |||
第8話 | |||
第9話 | |||
第10話 |
- 初回は2時間スペシャル(20:00 - 21:48)
*ドラマ『IP〜サイバー捜査班』は2021年7月1日(木)スタート!お見逃しなく♪
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