【どうする家康】26話ネタバレ|信長礼賛「海老すくい」に家臣団が離反!? 家康の本心は!?
【どうする家康】26話ネタバレ|信長礼賛「天下布武 海老すくい」に家臣団も絶望?家康の本心は!?
26話「ぶらり富士遊覧」(7月9日放送)では、家康(松本潤)がまるで別人に? 信長(岡田准一)に媚びへつらい、「海老すくい」を踊る姿に家臣団もついていけない!
今回は、【どうする家康】25話のあらすじ・ネタバレ・感想・レビューをお届けします。
【どうする家康】26話の視聴率
【どうする家康】26話の視聴率は10.7%でした。
(視聴率は関東地区・世帯・リアルタイム)
【どうする家康】26話のあらすじ
【どうする家康】26話のあらすじです。
家康は人が変わった?
— 天正9年(1581)春—
家康(松本潤)が髪型を月代(さかやき)にしていると、万千代(板垣李光人)が、高天神城を落としたと報告にくる。高天神城将の岡部元信(田中美央)は、降伏し、自らの首と引き換えに家臣たちの助命を求める矢文を送るが、家康は降伏は受け入れないと言う。降伏を申し出る者に無益な殺生をすることはないと反発する本多忠勝(山田裕貴)だが、家康は、無益ではない、武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)の信用がなくなり、武田が崩れると冷たく言い放つ。嫌なら帰ってよい、やつらを皆殺しにせよと命じる。
やるせない思いの家臣たち。殿は変わった。頼もしくなったとも言えると万千代。ふぬけになった、気骨がなくなった、何かと言えば、上様、上様、上様だ、信長の足をなめるだけの犬に成り下がったと批判する忠勝と榊原康政(杉野遥亮)。殿は賢くなったのだとかばう元忠(音尾琢真)。
家康は本当に変わってしまったのか — —?
秀吉の暗躍と勝頼の最期
— 天正10年(1582)冬—
家康は羽柴秀吉(ムロツヨシ)と鷹狩りに来ていた。毛利攻めの真っ最中なのにこんなところに立ち寄っていていいのかと言う家康に秀吉は、上様に正月の挨拶に来たついでに来ただけ、内緒だと笑う。家康に会いたかった。辛いときはこの猿を頼れ、何でも力になる。妻子を失くしたことで心配だと嘘か本当かわからないことを言っている。
瀬名と信康のことも信長の指図だったようなもの。信長を恨んでないかと探るが、家康はすべては妻と息子の不行状ゆえのことだ、恨むわけがないと言う。
— 天正10年(1582)2月—
織田・徳川軍は武田との最終決戦に向けて甲斐に侵攻。穴山梅雪(田辺誠一)は武田勝頼に、家臣の多くが敵に寝返ったが自分は自分の務めを果たすと言う。勝頼は、自分は武田信玄がすべてを注いだ思考の逸材。たとえ1人になろうと5万の敵を討ち取ってみせようぞ、と覚悟を示す。
勝頼の首は俺が取ると決意する忠勝と康政。
浜松城では、家康が家臣たちに格別な役目を申し付けていた。絶対に失敗するわけにはいかない重要なお役目とは…?
甲斐・天目山
織田・徳川勢になすすべもなく落ち延びていった勝頼は、残った家臣たちには生き延びよと告げ、ここまでついてきてくれたことに礼を言う。
躑躅ヶ崎館
家康と家臣たちを迎えた梅雪は、これからは織田と徳川に尽くすと寝返りを宣言。家康は信玄を思い涙ぐむ。
元忠と康政が、勝頼が天目山で、信長の嫡男・織田信忠の手勢に討ち取られたと報告する。最後は40人ほどの家臣が残っていただけだった。
自分たちの手で討ち取られず無念だと口にする康政に、信忠様が功を挙げられたことはよかったと言う家康。織田に花を持たせるために武田を討たせてもらえなかった、と嘆く家臣たち。
信長を「富士遊覧の旅」でおもてなし
織田のもとを訪れる家康と家臣たち。明智光秀(酒向芳)は勝頼の首を持ってきて、蹴るなりなんなり好きなようにして恨みをはらせと煽るが、上様に献上された御首級にそんなことはできない。勝頼を恨んでもいない、死ねば皆仏…、と家康は妙に冷静だ。恨んでるのは別の誰かか?とカマをかける信長。
数正は武田を討ち取ったお祝いに、安土城に帰る途中でおもてなししたいと申し出る。信長も了承する。
富士・浅間神社御座所
酒井忠次(大森南朋)が、信長をもてなす富士遊覧の旅の準備をしていた。茶屋四郎次郎(中村勘九郎)も手伝いに参上。上様を喜ばせるためだと言う家康に幻滅する忠勝たち。
家康たちは、各地で連日連夜手厚いもてなしを行うつもりで準備を進めていたが…。富士山と逆さ富士を一望させても、見事だとしつつ、信長はどんどん先を急ぐ。元忠と親吉が必死で用意していた信玄の隠し湯も「湯はいらん」とスルーする。
予定が早まり、準備に追われる於愛(広瀬アリス)。万千代は女たちにキャーキャー言われながら薪を割っている。康政はもちろん手伝う気になんてなれない。こんなことじゃ、自害した2人(瀬名と信康)が浮かばれない、何のための自害だったのか。忠勝も帰った、自分も帰ると言い出す康政に、殿には何か考えがあると忠次、殿がどんな思いでやっていると思っているのかと迫る於愛。
【どうする家康】26話のネタバレ
【どうする家康】26話のネタバレです。
家康の海老すくい
信長は「厭離穢土欣求浄土」という言葉が辛気臭い、だいたいお前のところは田舎臭いと文句を言う。
家康が駿府は今川氏真に任せたいと提案すると、信長は「氏真は無能だから国を滅ぼした」と却下。明智光秀はさらに金次第で何でもする伊賀者を根絶やしにしろと命じる。家康は笑顔で、1人残らず始末すると承諾する。
そんな殿に絶望する家臣たち。その緊張感を打ち破ったのは於愛の下手くそな笛だった。こんなときは海老すくい…。大久保忠世(小手伸也)の勧めで忠次が踊ろうとすると、家康が1人で踊り出す。唖然とする家臣団。しかも「天下布武」を連呼するなど信長を讃える替え歌にして楽しそうに踊り、信長も楽しんでいる。さすがに見ていられなくなってその場を離れる家臣たち。
家康は信長と馬に乗って富士山を見に行く。家康が途中で茶を点てると、信長は楽しい時を過ごしたと満足げで、今度はお前が安土城に来いと招待する。しかし信長は家康の変化に気づき不安を覚えていた。
家康の本心
備中・高松城
秀吉の弟・秀長(佐藤隆太)が、家康が信長をもてなしたことを話す。秀吉は、家康から目を離すな。面白いことになるかもしれないと意味深に答えた。
浜松城
瀬名に教わった漢方薬を擦っている家康のもとに服部半蔵(山田孝之)が現れる。信長に恨みを持つ伊賀者を100人ぐらい匿っている、手なづけておくと告げる。
半蔵が去った後、家臣団が揃ってやってくると、忠勝が口火を切った。
かような振る舞いを続けるなら、もうついていけませぬ。
そろそろ御心のうちを打ち明けてほしい、と声をかけた忠次に、わしもそう思っておったと家康。漢方薬をしっかり飲み干すとこう宣言する。
信長を殺す。わしは天下を取る。
やはり家康には、秘めた思いがあった。
本能寺の変まであと46日…。
【どうする家康】26話の感想とレビュー
ついに武田勝頼が討ち死に…。勝頼は最後まで漢でカッコよかった、カッコよすぎた。家康が躑躅ヶ崎館で信玄を思って涙ぐんでいたり、勝頼の首を蹴ったりしなかったのも、信玄と勝頼には同じ武将として敬意を持っていたからなのか。
信長が暗に指図したような形にはなったけど、勝頼が裏切ったから瀬名と信康を自害させなければならなかったわけで、そこは「死ねば皆仏」と割り切れるものなのかはちょっと疑問。それとも武田を根絶やしにしたことで武田への復讐は遂げたということなのか!?
人が変わったように信長に媚びへつらう家康に、家臣団も閉口。天下布武の海老すくいをトドメに絶望します。しかし家康の真意は、信長を討ち取り、天下を取ることでした。
本能寺の変まであと46日。
「本能寺の変」に繋がるエピソードが今回26話から始まりました。あらすじはこちら↓↓
アイキャッチ画像出典: (C)NHK
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