【大追跡】4話ネタバレ感想と視聴率!名波の台詞「罪を犯すのは人間だから」の意味

大追跡4話

テレ朝水9【大追跡~警視庁SSBC強行犯係~】4話「犯行予測」が7月30日(水曜)に放送されました。

今回は伊藤淳史さん演じる木沢にスポットが当たるエピソードね。

木沢が得意とする「地理的プロファイリング」で連続放火犯に迫っていくんだけど、捜査は難航してヒリヒリする展開だった。今回はいつものスイーツタイムがなかったのが残念だったな。

それでは、【大追跡4話の視聴率とネタバレありの感想を紹介します。

わぁ八重樫一課長と遥、カッコいいわ!

【大追跡】4話の視聴率

大追跡~警視庁SSBC強行犯係~】4話の視聴率は、世帯視聴率8.1%、個人視聴率4.7%でした。
個人視聴率が少し上がりましたね。
世帯視聴率も安定。
TVerランキングも毎話1位を獲得していて、大好評です。

世帯視聴率 個人視聴率
1話 9.7% 5.3%
2話 8.6% 4.7%
3話 8.3% 4.5%
4話 8.1% 4.7%

(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

【大追跡】4話のネタバレ感想

4話でフィーチャーされるのは木沢!

“地理的プロファイリング”は,未解決事件において犯人の行動パターンや犯行現場の状況、地理的特性などを分析して、犯人が居住している可能性の高いエリアを特定したり、将来的な犯行予測(いつ,どこに犯人が現れるかの予測)をする手法です。
4話では、その地理的プロファイリングを得意とする木沢理伊藤淳史)の姿に焦点が当てられました。
木沢が絶対の自信を持っていた地理的プロファイリングでしたが、今回の連続放火犯の居場所はなぜか特定することができません。
自分のせいで捜査が行き詰ってしまったことに打ちひしがれ、警察を辞めようとまで考えた木沢。
いつも冷静で堂々としている彼が自信を失った姿は気の毒でしたが、人間味を感じることもできました。
犯人は木沢に恨みを持った人物かもしれないということになり、過去に関わった犯罪者を聞かれると、「総務課からSSBCに来たので被疑者を逮捕したことも取り調べたこともありません」
誰かの彼女を取ったことはと聞かれると、「取られたことしかない」
昔誰かをいじめたことがあるかと聞かれ、「いじめられたことしかない」と答える木沢。
彼がこれまでどんな人生を歩んできたかが見えてくるような会話でした。
木沢が自信を取り戻す助けになったのは、係長の葛原茂(光石研)伊垣修二(大森南朋)名波凛太郎(相葉雅紀)たちSSBC強行犯係のメンバーの信頼と温かさ。
木沢のプロファイリングをもとに犯人を逮捕することができましたが、自分への逆恨みで起こした犯行だと知った時、関係ない人たちを巻き込んだことに怒りを爆発させます。

伊垣は、後日、青柳遙松下奈緒)に「やっぱり木沢も刑事だったな…」としみじみ呟きました。
遥も、「そうね…。今度会ったら謝っとく」と答えます。
遥は「木沢さんはここでずっとデータ見てるだけでしょ。現実の犯罪がどんなむごいものかまるでわかってない」と言った自分を反省しているようですね。

まさか西原亜希さんが!

防犯カメラ映像の中でフードをかぶっていた女性。
1件目の放火犯、不倫相手への恨みで火をつけた大野小百合を演じたのは、西原亜希さんでした。
清楚で品のある役が多いイメージでしたが、本作では化粧っ気のない顔で泣き崩れる犯罪者の役で驚きました。
不倫相手は妻が妊娠したから小百合に別れを切り出したのでしょうか。
酷い男です。

ここに半田周平さんが!

”アルベルト3世”が投稿していたネットカフェのスタッフ・大村圭役は半田周平さんでした。
ここに半田さんを起用するなんて、豪華ですね。
テレビ朝日のドラマに何度も出演している半田さんは、スタッフの方たちとの繋がりでオファーされたのでしょうか。

『こねこフィルム』のコンビニ店長で一躍大人気になった半田さんがネットカフェのスタッフ役!犯人に“年齢確認”はしたのかな。

えっ河相我聞さん?

昨年、木沢の地理的プロファイリングによって捕まった連続下着泥棒犯の佐久間光昭
高校物理教師だった佐久間は逮捕されたことで仕事も家族も失いました。
それは誰のせいでもない、罪を犯した自分のせいなのに、木沢を逆恨みした佐久間は、復讐のために地理的プロファイリングを使い連続放火事件を起こしました。
佐久間を演じたのは河相我聞さん。
オーラを消した表情は退廃的でどす黒い感情が滲んでいて流石でした。

「罪を犯すのは人間だから」

報道記者・清水琴音水嶋凜)は、以前SSBC強行犯係の取材をした時に木沢から地理的プロファイリングについて熱く語られました。
それで、9件目の放火事件が起こった時、名波に地理的プロファイリングで放火犯の居場所は突き止められないのかと質問します。
名波は「簡単にはいかないんだと思います。罪を犯すのは人間だから」と答えます。
深い言葉ですね。
SSBC強行犯係は、防犯カメラ映像の収集分析、スマホ・パソコンのデータ解析、容疑者のプロファイリングなどで捜査を支援する部署。
そこに(どうやら自ら志願して)入って来た名波ですから、デジタル捜査の重要性をよく理解しているはずです。
その名波が真摯に言った言葉。
きっと、データの分析だけでは人間の行動は予測・解明できないものがあると考えているのでしょう。
難事件の解決には、データが示すヒントと、刑事の勘や経験や人間力と、両方が必要なのだと思います。
そのためにはやはり、捜査一課とSSBC強行犯係がお互い認め合い協力し合わなければ。
名波は、伯父の久世俊介官房長官(佐藤浩市)の意を汲んでSSBC強行犯係に来たのでしょうか。
名波凛太郎。
広い視野と鋭い洞察力、思慮深さ、やはり只者ではないですね。

いつもあるとは限らないお約束シーン

お馴染みの、八重樫雅夫捜査一課長(遠藤憲一)の記者会見は4話でも健在でした。
意気揚々と捜査一課の手柄を語り始めたのに、清水琴音記者から鋭い質問を受けるたびに実は事件解決はSSBC強行犯係の活躍のおかげであるとボロが出て、どんどん情けない感じになっていきます。
エンケンさんの魅力が炸裂するシーン。
ただ、今回はいつもの“名波から捜査一課長へのマウント”はありませんでしたね。
遥が暴言を吐く場面で奇しくも名波についての説明をすることになりました。
そばでおろおろする一課長。

「うるさい。新入りは黙ってなさい」
「名波さんになんてことを」
「この人がキャリア官僚だろうが官房長官の甥っ子であろうが3年後には一課長の上司になろうがそんなこと今はどうだっていいんです」
「はうっ。はうっていうか」

一本気で気の強い遥は、名波におもねることをせず本気をぶつけました。
その気持ちを真っ直ぐ受け止めた名波。
部下をかばいながら捜査一課の誇りを示した八重樫一課長。
そして、部下たちの心意気を感じて全て背負って独自の捜査にゴーサインを出す葛原係長。
胸が熱くなるシーンでした。
しかし今回は事件解決後のお楽しみ、SSBC強行犯係のメンバーみんなで誰かのお土産の銘菓を食べるシーンがありませんでしたね。
“いつものスイーツタイム”がないことを嘆く声が多数あがっていました。
ただ、それだけ今回はSSBC強行犯係が追い詰められ余裕がなかったということなのかもしれません。

また、みんなで和気あいあいとお菓子を食べる場面があるといいな。

【大追跡】4話のまとめ

木沢の地理的プロファイリングをもとに、SSBC強行犯係のメンバーと捜査一課の働きで連続放火事件は解決しました。
今後、捜査一課がもっとSSBC強行犯係を信頼し尊重するようになれば、久世官房長官が目指す捜査に近づいていくのでしょうね。

それにしても久世官房長官があんなに甥っ子を溺愛してるとは!

SSBC強行犯係のメンバーひとりにスポットが当てられたのは今回が初めてで、木沢理の刑事としての誇りと熱い想いがよく伝わってくるエピソードでした。
これから他のメンバーについてもいろいろな面が明かされていくのでしょうか。
楽しみです。
次回は、八重樫一課長が双子であることが発覚?
眞島秀和さん、濱田龍臣さん、山下容莉枝さんがゲストで登場します。
大追跡~警視庁SSBC強行犯係~】5話の放送は8月6日(水曜)21:00からです。
どうぞお見逃しなく!