【終幕のロンドーもう二度と、会えないあなたにー】のネタバレと全話あらすじをまとめていきます。最終回結末の予想&考察、草彅剛と中村ゆりの恋の結末も予想!原作、脚本家もお届けします。
ドラマ【終幕のロンド】が2025年秋クールのフジテレビカンテレ月曜10時枠で放送。主演は草彅剛。共演には中村ゆり、風吹ジュン、中村雅俊、など豪華俳優が集結。シングルファーザーの遺品整理人が遺品から最期のメッセージを解き明かす感動のストーリー。不倫愛も描くラブストーリーにも注目!

次回は樹が真琴と樹が父探しの旅に!
本記事にはネタバレが含まれます。
>最新話(4話)あらすじネタバレ
>NEW・5話あらすじ予告
>全話まとめ(感想)
【終幕のロンド】ネタバレあらすじを最終回まで
ドラマ【終幕のロンド】のあらすじネタバレを最終回まで全話紹介します。各話での伏線回収や考察も解説していきます。
1話ネタバレ・あらすじ
あらすじ
鳥飼樹(草彅剛)は、5年前に妻を亡くし男手一つで小1の息子の陸(永瀬矢紘)を育てるシングルファーザー。磯部豊春(中村雅俊)が社長を務める『Heaven’s messenger』で働く遺品整理人として遺品に残された故人の想いを遺族に伝える仕事をしている。
ある日、女性が孤独死した部屋の特殊清掃と遺品整理をすることになった樹は、新入社員の久米ゆずは(八木莉可子)を連れ、遺体痕が残る現場へ。依頼人で10歳のときに捨てられたという故人の息子・山崎直哉(吉村界人)は、母親の孤独死を自業自得だと冷たく言い放つ。遺品はすべて処分してほしいと話す。樹はその部屋で故人の想いが詰まったあるものを見つける。
同じ頃、絵本作家の御厨真琴(中村ゆり)は、夫の利人(要潤)を伴い、自身初となる絵本の出版記念パーティーに出席していた。利人は、大企業・御厨ホールディングスの後継者。一見、仲睦まじい夫婦のようだが、多忙な利人は家庭を顧みず、妻が姑から子宝に恵まれないことで嫌味を言われても我関せず。真琴は愛のない結婚生活に心はすり減るばかり。
そんななか、樹は生前整理の見積もりのため、清掃会社に勤める鮎川こはる(風吹ジュン)の自宅を訪ねる。未婚で産んだ娘が10年前に結婚し、今なお清掃員として働いているこはるは、余命3カ月の宣告を受けたと言う。話を聞いた樹は早速部屋を見てまわる。そこへ事情を知らない娘の真琴が帰ってきた。
ネタバレ
直哉の依頼で遺品整理をした樹は思いの詰まった物を直哉に渡す。
・直哉名義の通帳…故人の柳原美和子(正木佐和)は直哉のためにコツコツと貯めていたのだ。
・くまのぬいぐるみ…直哉のよだれかけをつけている。ぬいぐるみを直哉だと思い常にそばに置いていた。
・直哉が描いた美和子の絵…別れ際に直哉が渡したもの。かならず会いに行くと書いてある。
直哉は美和子が「いつか直哉に会える」と願い生きていたことを知り泣き崩れる。
利人は父の剛太郎(村上弘明)から御厨ホールディングスの自殺者リストを渡される。10年間で自殺者が13人。宣伝部で隠ぺいしていたと聞かされる。剛太郎は自殺者遺族が集団訴訟をする前に潰せと利人に指示。利人の秘書の外山大河(石山順征)は何者かに利人のことを報告している。
真琴と利人はセックスレス。真琴は、さりげなく子供が欲しいというも子供は作らないと拒否する利人。真琴はひとりで公園に行き号泣する。通りがかった樹がその姿を目撃する。
利人は父の指示に苦しい表情を見せます。歯向かうことができず従うしかない、利人は利人なりに苦悩していると感じました。そのせいで、EDなのか。或いは、自分と同じように苦しむ子どもはいらないと思っているのでは。
森山静音(国仲涼子)は、ギリアスの実(落田洋子画集)を探しているという。それを参考にして真琴に絵本を制作してほしいと言うのだ。真琴が15歳の誕生日に母から貰っていた画集と同じ。画集を探しに実家を訪れた真琴は樹と出会う。樹は公園の女性だと気づく。
こはるは真琴に余命のことは秘密にしている。樹はそれを察して真琴には言わない。真琴は画集のことを切り出すがこはるに帰れと言われ探すことができなかった。
仕方なく家を出た真琴は、遺品整理をした樹が「ギリアスの実」を箱につめて持ち去るのを見て樹を追いかける。Heaven's Messengerに行った真琴は画集を返してほしいというが、樹は預けた人はことはだから渡せないと拒否。
画集取り合うふたり。この時、画集が落ちてしまう。
樹はその瞬間、妻・春菜(中島亜梨沙)との過去を思い出す。春菜は突然の頭痛に襲われ樹に電話した。会議中の樹はその電話を切ってしまう。樹が病院に駆け付けたときはすでに春菜は亡くなっていた。その後、樹はうつに。そして、磯村の力を借りて遺品整理をした。春菜ののこしたレシピノートを見て泣く樹の背を磯村がなでる。樹は「ごめん」と繰り返す。
過去とリンクした樹は真琴を前にして「ごめん」と泣く。
<2話に続く>
ゲストに吉村界人さんを迎えた1話。初回から涙そそるストーリー。草彅剛さんの泣きの場面。さすがです。女としての悲しみを涙にする中村ゆりさんの涙も圧巻。
また磯村息子の自殺の件を嗅ぎまわっている記者(古川雄大)、怪しい連絡をする秘書の外山も登場し考察部も楽しめる展開になっています。
2話ネタバレ・あらすじ
2話依頼「遺品の中にあるハズの700万円」
あらすじ
執筆で使う画集を取り戻そうと『Heaven’s messenger』を訪れた御厨真琴(中村ゆり)は、突然、目の前で涙を流し始めた鳥飼樹(草彅剛)を不審に思い、母・鮎川こはる(風吹ジュン)が悪徳遺品整理業者にだまされているのではないかと疑いを抱く。しかし、そんな娘の心配をよそに、こはるは樹に全幅の信頼を置いていて、樹が再びこはるのアパートを訪れる日、2人は公園で一緒にお昼ご飯を食べることに。陽だまりに包まれたベンチでこはるの作ったおにぎりを食べた樹は、妻に先立たれ、悲しみのどん底にいた過去の自分と、近い将来、母親を失って悲しみに暮れるであろう真琴の姿が重なってしまうと話す。死にゆく自分のことだけでなく、残される家族のことまで心配する樹の優しさに触れたこはるは、真琴と画集にまつわる思い出を語り始める。
一方、矢作海斗(塩野瑛久)、久米ゆずは(八木莉可子)、高橋碧(小澤竜心)の3人は、木村遼太(西垣匠)から、亡くなった父親・浩(岩田知幸)の遺品の中から700万円を見つけてほしいと依頼される。聞けば、海外にバレエ留学する妹・里菜(山下愛織)のために父親が残したお金だという。留学費用の支払期限が2日後とあって、一同は急ピッチで作業を進めるが、それを見守る里菜の態度は徐々に攻撃的になる。
ネタバレ
画集は真琴の父からのプレゼントだった。父に捨てられたと思っている真琴は画集を嫌いだと言い投げ捨てた。
本当は捨てられてはいないが、こはるは、真実を語ることはできないと思っている。
里菜は浩の再婚相手の連れ子。浩、諒太とは血は繋がらない。その後、浩と母は離婚。里菜は浩と別々で暮らしていたが里菜は浩を慕っていた。
700万が見つからずゆずはらを泥棒呼ばわりする里菜。憤るゆずはを樹は諭す。翌日、樹も遺品整理に参加。結局、お金はなかった。里菜を納得させるため、樹らは荷づくりした遺品の整理を徹夜でする。浩の思いが詰まった遺品を里菜に届ける。
遺品は作業服と給与明細。
・浩は夜間の交通整理の仕事をしていた。
・給与明細から休まずに働いていたことが分かる。
事業を運営していたがうまくいかなくなった浩は留学費用のために必死で働き生活をきりつめていた。貴金属などはお金にかえたが、里菜と過ごしたマンションだけは売らずにいた。心不全を患わなければ費用は用意できたはず。父の思いを知った里菜は作業服を抱きしめ号泣する。
作業服のポケットには里菜の初めてのバレエ発表会のチケットがありました。里菜は父が応援してくれていたことを思い出します。お金がないと告げず里菜のために働いた浩は最後まで里菜の親でした。そして、全てを承知しながら里菜が納得できるようにと遺品整理を依頼した諒太。それが兄の愛。血の繋がりなど関係ないのだと訴えるストーリーです。
●波多野(古川雄大)は御厨ホールディングスの自殺者遺族と交渉し集団訴訟をしようとしている。
●磯部(中村雅俊)は波多野に会うつもりはない。文哉の件でメディアに引っかき回された苦しんだ過去があるから。
●陸(永瀬矢紘)の学校で真琴が絵本の読み聞かせをする。真琴は陸に声をかけるが逃げられる。
樹の計らいで真琴に画集が渡る。画集を手にした真琴は森山静音(国仲涼子)のもとに。静音は誰の元にも届かない場所を描く絵本を作りたいと語る。真琴は遺品整理の見積書を見つける。すぐさま、Heaven’s messengerに電話。樹は真琴に料金などの説明をすることに。
結末
樹が陸のお迎えや夕飯があるため、夜の公園で会う。いろはが突然生前整理を依頼したのか疑問に思う真琴は彩芽(月城かなと)から樹とベンチにいたいろはが泣いていたと聞いていた。その涙の原因を樹に問う。樹は返答に困る。いろはに直接聞くようにと言い背を向ける。
・公園での真琴と樹のやりとりを波多野が見ていた。
・樹はこはるに電話をする。「これ以上、嘘は…」
2話では真琴と陸が出会いました。真琴はそのうち陸が樹の息子だと知ると思います。陸にはこぶがあり転んだと樹に話していますが、いじめに遭っていると思われる展開です。陸は絵本とアニメが好き。真琴の描いた絵本「風の中のリル」がなんらかの橋渡し的なものになり、陸を救うのではないでしょうか。
3話ネタバレ・あらすじ
あらすじ
ある日の朝、鳥飼陸(永瀬矢紘)が腹痛を訴える。樹(草彅剛)は、学校か病院か、どちらへ行くか自分で決めるよう促す。陸は渋々登校する。樹は陸を学校へ送り届けたものの、浮かない表情の陸に心配を募らせる。
公園での一件で真琴(中村ゆり)がこはる(風吹ジュン)の体調に疑いを抱き、不安を感じていることを悟った樹は、こはるにもう一度2人で話し合うよう勧める。こはるは「娘の負担になるのは嫌」の一点張り。
そんななか、真琴は読み聞かせのため再び陸の通う小学校を訪れ、陸がいじめを受けている現場に出くわす。「自分がされて嫌なことは人にしないよ」という父親の言葉を守っているだけなのに、なぜ自分だけ嫌なことをされるのか分からないと涙を見せる陸。真琴は思わず自分と利人(要潤)の関係を重ね、あることをアドバイスする。しかしそれが、後に問題を引き起こす。
磯部(中村雅俊)の元には、10年前に息子の文哉が自殺した一件について話を聞かせてほしいと、再び波多野(古川雄大)が訪ねてくる。過去の苦い経験からマスコミを一切信用していない磯部はすぐさま波多野を追い返そうとするが、波多野は、そんな磯部を煽り、揺さぶりをかける。
ネタバレ
・真琴が中学生になった頃、こはるに不倫のことを訊ねてきた。それから真琴はこはるに対して厳しくなってきた。
・大空公園は、真琴とこはるの思い出の場所。真琴はいつもこはるの帰りをベンチに座って待っていた。
・久米ゆず(八木莉可子)の母・真理奈(雛形あきこ)がHeaven's Messengerに来てカレーを振る舞う。目的はお金。ゆずからお金を貰いご機嫌で帰る。
樹は沖田薫子(東慧依)と夫の友樹(山根理輝)の孤独死した父の遺品整理を依頼を受ける。遺族に受け渡しをする前に樹はゆずはとともに消臭作業にとりかかる。住民らの苦情を遺族にかわって受け止め頭をさげる。
陸は真琴から嫌なことをされたら嫌という、やったらやり返すと言われる。陸をいじめる小田拓也(木下瑛太)たちは真琴の絵本をからかう。それが許せない陸は真琴の言葉を思い出し、やめろと拓也に手を出してしまう。すると拓也が頭から血を出し倒れる。連絡を受けた樹は学校に行き、そこで、真琴と会う。真琴は陸の父が樹だと知る。
真琴は陸が手を出したのは自分のせいだと謝罪したのち、陸がいじめに遭っていたことを告げる。樹のいうことは正論だが正論だけでは立ち向かえないと話す。
樹は陸がいじめられていたことを承知していた。その上で、正論と向き合わなければ矛盾を乗り越えられない、
陸にそういう力を身に着けてほしいのだと話す。
樹から「悪いことをしても痛いことをしてもいいの?」と問われた陸は、拓也に謝る。拓也もまた謝り、仲直りができた。
その帰り、陸は真琴と樹と手を繋ぎ歩く。
「嫌なことされたらしないこと」それは正論。それだけじゃ報われないことがある。けれど、それが報われるまでとことんその姿勢を崩さず、立ち向かう強さを持って生きていけたらということだと思います。世の中には理不尽があふれているけど、それに流されないことが大切という樹の思いがむずがゆく感じます。時に流されがちな世の中。嫌なことしないこと、基本ルールを忘れてはいけませんね。
樹が迎えにくるまで真琴はずっと「大丈夫」と言って陸の背中をなでてていた。陸は真琴ことをママみたいだと樹に話す。樹は妻・春奈(中島亜梨沙)が大丈夫と言ってくれたことを思い出す。
樹は真琴を公園に呼び出し、こはるの命があと3か月だと打ち明ける。ガンだと気づいていたという真琴は、隠さたことが悔しくて悲しくて樹に八つ当たりをしたと謝る。こはるとの公園での思い出を語る真琴はこの公園が安心できる場所なのだと話す。樹はこはるが自ら打ち明けるタイミングを待とうと真琴に伝える。
また八つ当たりしたくなったら呼びだしてという樹に真琴は人が良すぎると笑顔を向ける。
結末
・利人(要潤)は浮気している。
・外山大河(石山順征)は、ホテルに入っていく利人と女の写真をが撮り何者かに送っている。
樹と休憩をするこはるは、次は38年間封印してきた真琴の父物を整理をすると言う。樹は快く承諾。仕事に向かおうと立ち上がったこはるは、意識を失い倒れる。
<4話につづく>
3話はペットボトルが樹と真琴の架け橋になっています。陸がいる樹は長い時間は作れません。真琴と会う時間は「ペットボトルを飲み終えるまで」と時間制限を口にします。真琴と樹はペットボトルを手にしていて、それが残りわずかでした。飲み終えると「また」と言って別れます。秘密を持った樹と真琴は、これからこの公園で色々なことを語るのでしょう。そこに愛が芽生えるのかもしれません。
4話ネタバレ・あらすじ
あらすじ
樹(草彅剛)の付き添いのもと、こはる(風吹ジュン)が緊急搬送。病院へ運ばれる救急車の中、意識のないこはるから「俊さん…」と呼ばれて手を握られた樹は、真琴(中村ゆり)の父親であろうその人のことを、こはるが今も想っていることに気づく。樹から連絡を受けた真琴と夫・利人(要潤)は病院へ。樹は利人と初めて顔を合わせる。病院長の早乙女(矢柴俊博)と懇意の利人はこはるがすい臓がんだと知り、知らされなったことに不機嫌になる。さらに、樹が遺品整理人だと知ると、どこか冷ややかな目線で、形式上の挨拶だけ済ませると早々に病室を後にする。
海斗(塩野瑛久)、ゆずは(八木莉可子)、碧(小澤竜心)は、夢半ばの息子を失った父・稲葉博貴(六平直政)の依頼を受ける。
ネタバレ
・稲葉博貴は新潟で小学校の校長をしていた。
・息子の稲葉大輔(川合諒)は両親の反対をおしきりお笑い芸人を目指し上京し、両親とは4年間、連絡を絶っていた。
・デリバリのバイト中、交通事故に遭い脳挫傷で死亡。
海斗らが遺品整理するのに立ち会う博貴は、事あるごとに怒鳴り散らす。おかげで1日で終わるはずの遺品整理が終わらず、さらには磯部(中村雅俊)にクレーム。磯部は樹に遺品のチェックを頼む。
翌日、樹も加わり遺品整理をする。博貴は大輔が教師になることが夢だった。全く売れず芽がでないお笑い芸人のまま亡くなった息子に対して「不遇の中で死ぬなんてバカだ」と嘆く。
樹は碧が見つけだしたパソコンを見せる。そこには亡くなる前日まで書いていたお笑いネタが保存されていた。パソコンには宮沢賢治の詩がはさんであった。それは博貴が大輔の部屋に貼っておいたもの。
大輔は不遇ではなくお笑い芸人を目指しひたむきに生きていたのだと樹は伝える。大輔の思いを知った博貴は大輔の名を呼び号泣する。
磯部は自分が息子を亡くしているので遺族の気持ちが分かる人物。樹と同じですね。その磯部は遺族の怒りと悲しみを吐き出させることも大事なことだと話しています。海斗らは磯部に納得します。ゆずはは言葉遣いも丁寧になり、碧はあまり話しませんが色々なことを吸収している感じ。碧とゆずはの成長が楽しみです。
こはるは担当医の小川からすぐに退院できると言われるが利人は母の富美子(小柳ルミ子)とともに、早乙女に頼みこみ、こはるを特別個室にずっと入院させようとする。利人は3か月後に社長就任を控えている。義理の母が清掃員であったり、がんなのに入院していなかったら世間体が悪いと考えているからだ。
富美子とこはるのバトルシーンは必見!威圧感漂う富美子を小柳ルミ子さん、それに負けないこはるを風吹ジュンさんが演じています。短い時間ですが圧巻の演技。さすがです。
こはるを見舞う富美子。入院を強いる富美子にこはるは退院したいと伝える。ふたりのやりとりを見ていた樹は真琴から御厨家が世間体を気にしていると聞き、まずは利人と話すべきだとアドバイス。真琴が動かなければ誰も手伝えないとも。
真琴は利人と話そうとするが利人は口を挟ませない。利人は家を出て行き担当編集者・静音(国仲涼子)と密会。
真琴は眠るこはるを見て死んでしまったのかと焦る。その足で利人と会おうと社に行くと彩芽(月城かなと)にしっかりしてと葉っぱを掛けられ行動を起こす。利人の力で退院できずにいたこはるを連れ出す。そこに樹が。よろけるこはるを樹が支え3人でこはるの自宅に。こはるは生き生きとしている。
利人はこはるを連れ戻そうとするが、こはるは拒絶。真琴は自分が連れ出したのだと言う。樹にそそのかされていると言う利人に樹はこはるの人生はこはるのものだとキッパリ。真琴も母のことに口出ししないでと反抗し、利人は出ていく。すっとした真琴もこはるも笑顔を見せる。
結末
帰り、樹は真琴に誘われ公園で話す。
樹は救急車での出来事を伝える。
樹から俊さんのことを聞いた真琴は母と父のことを知りたいと樹の手に手をのせる。
4話は利人と樹の出会いを描いています。ふたりの静かなるバトルが見どころです。こはるが樹を信頼していることが面白くない利人。こはるは樹の似顔絵をオレンジに描きます。それが、病室に転がっていて、見つけた利人が握りつぶします。相当な怒りだと分かります。感情を抑えて樹と対面している利人ですが、心のうちは嫉妬でいっぱいなのでは。一方、樹は飄々としている感じもします。常に冷静に対話する樹ですが、本当は揺れてるかも?陸に真琴の絵本を読んだあと妻の写真を見る樹の横顔が印象的でした。妻の死を悲しみながらも、真琴のことが気になっているとも感じられる横顔でした。
静音って利人の愛人。真琴の担当をしているのは利人の差し金?こちらの展開も楽しみです!
5話ネタバレ・あらすじ
鳥飼樹(草彅剛)は磯部豊春(中村雅俊)から息子の文哉が亡くなった当時の話を聞く。磯部によると、文哉が自ら命を絶った日、部屋には自殺を裏づけるような遺品は何一つなく、何者かによって持ち去られた形跡があったという。死の真相を隠ぺいしようとした会社の仕業か。樹は、文哉が勤めていた「御厨ホームズ」が今なお自殺者を出していると知った磯部から、ある相談を受ける。一方、鮎川こはる(風吹ジュン)の生前整理は御厨真琴(中村ゆり)の立ち合い予定どおり進む。樹は思い出の品を手に楽しそうに笑うこはるを見て嬉しくなるが、真琴はかつて愛した自分の父に、もう一度会わなくていいのかと尋ねる。しかし、何気なく口にしたその言葉はこはるをひどく怒らせ、こはると真琴はまたしても口論に。真琴は部屋を追い出されてしまう。しばらくすると、天袋を整理していた樹が美しい文箱を見つける。そこには真琴の父親にまつわる思い出の品が入っていた。
それをきっかけに、樹と真琴は、二人きりで「こはると、こはるが愛したまだ見ぬ父」の足跡を辿る旅に出る。同じ頃、久米ゆずは(八木莉可子)の元には再び母・真理奈(雛形あきこ)がお金を無心しに来ていた。渡せるお金がないと断るゆずはに、真理奈は驚きの提案を持ちかける。その会話を矢作海斗(塩野瑛久)が聞いていた。
ネタバレは放送後に更新します
【終幕のロンド】全話まとめ(感想・解説)
樹が伝えたい思い
鳥飼樹(草彅剛)と御厨真琴(中村ゆり)の出会いを描いた1話。樹の過去も描かれ樹が抱えている後悔や苦しみが伝わるラストシーンに仕上がっています。遺品整理人になる前、樹はバリバリに働くサラリーマン。夕飯もほとんど家で食べなかったという仕事優先の男でした。妻からの携帯に出ず仕事を続けた樹。死を前にした妻からの着信履歴に胸が痛みます。いつでも会えるという思いを失くさなければならないということを樹の涙からひしひしと感じる物語。
樹と息子の陸(永瀬矢紘)のシーンはほっこり。さらに、真琴が描いた母の絵、直哉が描いた母の絵、ギリアスの実、真琴の絵本と「絵」が要所に登場し物語を膨らませています。
新人遺品整理人の臭覚を失った久米ゆずは(八木莉可子)、過去に犯罪に手を染めた高橋碧(小澤竜心)は興味そそる人物。ふたりの過去も今後描かれると期待しています。
親子愛を描く
樹と陸、真琴とこはる、御厨利人と剛太郎。3組の親子関係を描いている本作。年齢差、環境も違う3組の親子関係は当然ながらすべて違います。樹と陸の関係は理想的なイメージ。よくできた親子です。真琴とこはるの関係が一番リアルに感じています。親に反発したり辛辣な真琴。その根源は、こはるの不倫にあるようです。
さらに、3話では久米ゆずの母も登場し、ゆずの親子関係が浮き彫りになりました。ゆずは虐待を受けていたことがわかります。そのために嗅覚障害にあったのでしょう。お金をたかり平然としている母に対してゆずは怒りません。虐待を指摘する矢作海斗(塩野瑛久)に「ママには私しかいない」と怒ります。虐待されても、お金をたからても母を思うゆず。嗅覚障害のことも知らない母に対して、愛情を持っている。親子愛とは理性で片付かない絆だと痛感。ゆずは海斗によって、変わることができるのかは、注目ポイントです。
外山大河を考察
利人の秘書・大河が怪しい行動をしています。波多野と繋がっていて、御厨ホールディングスを潰そうとしているのかも。あるいは、利人の妹・彩芽(月城かなめ)と恋人関係でふたりで御厨ホールディングスを乗っ取ろうと企てているのかもしれません。大河は要注意人物です。
宮沢賢治の詩が伏線に
4話で登場した宮沢賢治の詩は「雨ニモマケズ」です。冒頭では博貴を演じる六平直政さんひとりの声ですが、大輔の回想シーンになると川合諒さんの声になり、最後はふたりの声になります。親から子へ、思いが伝わっていく演出になっています。挫折しそうになりながらも大輔は父から教えて貰った詩によって前向きに生きていたのでしょう。崩れてしまいそうだった親子の絆がちゃんと結ばれたということ。ただ死によってそれを知ったというのは悲しいです。博貴が親より先に死ぬな、生きているだけで親孝行だと海斗らに告げる台詞が胸に突き刺さります。
さらにこの「雨ニモマケズ」は伏線にもなっていると考察できます。4話ではこれまで利人に言いなりだった真琴が反撃。母のこはるを守ります。本当の幸せは何かを考え前向きに進んでいこうとする真琴の生き方がこの詩とリンクします。
【終幕のロンド】原作と脚本家
原作は?
【終幕のロンド】に原作はありません。高橋美幸さんが脚本を手がけフジテレビカンテレが提供する完全オリジナルストーリーです。
脚本家は?
脚本は高橋美幸さんが担当します。高橋美幸さんは、映画やテレビドラマ、ラジオ作品など幅広いジャンルで活躍しています。小説家としても活動しています。NHKドラマ『デフ・ヴォイス~法廷の手話通訳士』の脚本もつとめ、『東京ドラマアウォード』の作品賞(単発ドラマ部門)グランプリを受賞。同作では草彅剛さんが主演を務めています。再びのコンビに期待が高まります。
本作では、人生とは、家族とは、愛とは何かを繊細に描きます。
【終幕のロンド】最終回はどうなる?結末予想と展開考察
原作がないので最終回の結末がどうなるのかは白紙状態です。いったいどんな結末を迎えるのでしょうか。ここでは、登場人物情報などを参考にして最終回までの注目ポイントをピックアップ!考察と予想を紹介します。
鳥飼樹(草彅剛)の不倫恋愛の結末は?
本作は遺品整理の物語とともに草彅剛さんが演じる主人公の鳥飼樹と中村ゆりさんが演じる御厨真琴が惹かれ合うというラブストーリーも展開していきます。ここではふたりの恋の行方を予想していきます。
樹は妻を亡くしているので恋愛は自由。子供はいるけど恋をしたっていい。一方、真琴は既婚者。恋愛したらそれは不倫。
このふたりは真琴の母(風吹ジュン)を介して出会います。
真琴が嫁いだ先は財閥。真琴は身分違いの結婚にありがちないじめもあり、夫の愛情も感じられないという苦痛に耐えている女性。そんな真琴のことを樹は守りたくなるのでしょう。樹はめちゃくちゃ優しそうだし、善意からのスタートがいつしか恋にという展開を予想中。
ふたりの恋の障害はふたつ。
・真琴が離婚できるか。→夫の利人が離婚を承諾するとは思えない。
・樹の息子の陸が樹の恋を認めるか。→パパを奪われたと思うかもしれない。亡き母への思いが真琴を拒否する可能性は大!
そんな樹と真琴の不倫愛の結末は、いくつかのパターンが考えられます。
別れるパターン
・真琴は結婚を継続。樹はシングルファーザーのまま。
・真琴は離婚するも別れるという選択もあり。
別れないパターン
・不倫愛のまま継続。
・真琴が離婚して晴れて堂々と付き合える関係に。
個人的には真琴は離婚すると考えています。樹とは付き合っていく恋人の関係。再婚の可能性もあるかなと思うけど、そこまでは進展しないと予想しています。
ときめきありき、切なさありき。大人の恋の展開もお楽しみに♪
ミステリーもあり?磯部の息子・自殺の全容は?
『Heaven’s messenger』の社長・磯部豊春(中村雅俊)は息子の文哉を自殺で亡くしています。10年前の出来事で遺品がなかったというから曰くありげ。この自殺のことと御厨ホールディングスのことを嗅ぎまわっているのがフリーライターの波多野祐輔(古川雄大)。
文哉の自殺は御厨ホールディングスに関係していそう。文哉は御厨ホールディングスに勤めていて、不正のお金のことを知ってしまったのかも。御厨ホールディングス社長の剛太郎(村上弘明)に追い詰められ自殺したのかもしれない。もしかしたら、殺されたなんていうミステリー要素もありそうです。
最終回はハッピーエンドで続編も?
最終回はハッピーエンドでしょう。アンハッピーエンドはまずないと予想しています。
樹と真琴は付き合うこととなり、磯部文哉の自殺の真相も解明されるという流れ。もしかしたら、御厨ホールディングスは倒産するかも?
・真琴は絵本作家なので人気者となり自立し樹は遺品整理人として働いていく。
・樹はこれからも多くの遺族と向き合い遺品からのメッセージを届けていく。
ラストは、樹が新たな依頼人のもとに向かうというシーンで続編がありそうな結末になると予想しています。
【終幕のロンド】の見どころ
本作は草彅剛が主演を務めた罠シリーズや戦争シリーズを手がけたスタッフが終結し「遺品整理」という新たな物語となっています。
各話でいろいろな事情を抱えた依頼人たちが登場します。樹が遺品から読み解くメッセージが遺族に伝わることで残された遺族が生きる意味や、未来への希望を見つけていきます。死という悲しい題材がテーマになっていますが、そこから新たなる希望を見出すストーリーは見どころ。
草彅剛さんの演技には定評があります。本作でも涙なくしては見られない秀逸なる演技を堪能できると思います。
【終幕のロンド】主題歌
千葉雄喜さんの「幸せってなに?」です。千葉雄喜さんの憂いをおびた歌声がドラマを彩ります。幸せってなに?と問いかけてくる楽曲です。
千葉雄喜さんはラッパーで有名。本曲は意外性もあり「衝撃的」など話題になっています。胸しみる歌詞を反芻。自身と向き合うきっかけになるのでは。涙誘われる楽曲です。
【終幕のロンド】の登場人物
- 鳥飼樹(演:草彅剛)
- 御厨真琴(演:中村ゆり)
- 久米ゆずは(演:八木莉可子)
- 矢作海斗(演:塩野瑛久)
- 神部清香(演:長井短)
- 高橋碧(演:小澤竜心)
- 外山大河(演:石山順征)
- 鳥飼陸(演:永瀬矢紘)
- 御厨利(演:人要潤)
- 森山静音(演:国仲涼子)
- 波多野祐輔(演:古川雄大)
- 御厨彩芽(演:月城かなと)
- 磯部美佐(演:江大島蓉子)
- 御厨富美子(演:小柳ルミ子)
- 御厨剛太郎(演:村上弘明)
- 磯部豊春(演:中村雅俊)
- 鮎川こはる(演:風吹ジュン)

【終幕のロンド】ネタバレあらすじまとめ
・ネタバレあらすじ全話
・最終回結末の予想&考察(不倫恋愛の結末、ミステリー要素、ハッピーエンド予想)
・原作と脚本家、見どころ、主題歌、登場人物
以上について紹介しています。
強豪スタッフが顔をそろえたオリジナルストーリーに草彅剛さんの魅力も加わり涙こぼれる最高級の物語が展開していきそうです。ぜひ、ご視聴を。
本記事はネタバレあらすじを最終回まで、毎週更新していきます。最終回結末までの気になる点、チェックポイントも放送後に考察、更新予定です。
