【カムカムエヴリバディ】19話│算太(濱田岳)の帰還と衝撃ラスト
【カムカムエヴリバディ】19話
朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第4週 第19話が2021年11月25日に放送されました。
第19話では、金太(甲本雅裕)が待ち望んでいた算太(濱田岳)が帰還!最愛の息子との再会という幸せなシーンが展開。しかし衝撃ラストが待ち受けていて…。
今回は【カムカムエヴリバディ】19話のあらすじネタバレと感想について。
【カムカムエヴリバディ】19話のあらすじネタバレ
【カムカムエヴリバディ】19話の内容は…
息子の帰還を願う父たち
「おいしゅうなれ、おいしゅうなれ」と金太(甲本雅裕)が小豆を煮る。
おはぎを雉真家へ持って行くと喜ばれた。
千吉(段田安則)は稔(松村北斗)が戻ってきたら新事業を考えていた。金太は「早よ戻られるとええですな」というと、千吉は「算太(濱田岳)さんも」と答えた。
「たちばな」の建て直し
10月。焼け落ちた百貨店が再開。あの空襲からわずか100日のことだった。焼け野原となった岡山の町が、少しずつ復興に向け動き出していた。
金太:「安子、たちばなを建て直すで。戦時中、菓子は贅沢品じゃ言われて作るな言われた。じゃけどほんまは、菓子は苦しいときこそ必要じゃとわしは思う。たちばなの菓子で救われる人が、きっとおるはずじゃ」
再び、菓子作りへの意欲を取り戻した金太は、雨風がしのげる小屋を建てて、和菓子屋「たちばな」を再開しようとする。
安子(上白石萌音)も材料集めにほん走し、金太からあんこ炊きを教わる。女子(おなご)はなれん、工場に入ってはならんと言わて来た安子にとって、幼い頃からの憧れだったあんこ炊き。「うれしいな。こうしてお父さんに教えてもらえて」と安子は喜んだ。
金太の賭け
店先にて、出来上がった和菓子を4つで10円で売っていると、客が来て喜ばれた。砂糖の代わりに人口甘味料のサッカリンを使っていたが人々は甘未を求めていたのだ。
すると、小さな男の子(山之内亮)が和菓子を食い逃げする。「待て!」金太はその男の子を捕まえて「金を払え」と叱責する。「金なんてねえ」という男の子。
すると「安子。菓子、箱ごともってこい」という。箱には、おはぎが20個以上入っている。たちばなでは1個2円50銭で売っているが、値段は男の子が自由につけていいという金太。
「おめえの才覚で売ってけえ」と金太。売り上げの1割を男の子の取り分にするから100円で売れたら10円が男の子のものになる。そこからさっきの2円50銭を払うよう告げた。
お菓子の箱を持って走り去る男の子。周囲の大人たちは「あほうじゃのう。戻ってくるわけねえ」と言った。売り上げを持ってかれるか、菓子を全部食べられて終わりだ、と。
夕方になって店を閉めるころ…安子は夜が寒い時期なので「寝泊まりだけでもうち(雉真家)へ来たら。体こわすよ」と心配する。
金太は「帰ってこなんだのう。あの悪ガキ」と気落ちする。安子はなぜあんなことしたのか尋ねる。
金太は賭けをしていたという。男の子が算太に似ていたから…あの男の子が戻ってきたら、算太が帰ってくる、と。
算太の帰還
まだ外が暗いころ。金太があんこを炊いていると、扉を叩く音がした。
「おっちゃん。おはぎのおっちゃん!」と男の子の声がする。
扉を開けると軍服姿の算太がいた!?
「橘算太、無事、帰還しました」
算太は札束をみせて「言われた通りにわしの才覚でおはぎ売ってきたんじゃ」と言う。
算太は語る…。
金持ちがいそうな町に行った算太は、身なりのいい人の中から気の良さそうなご婦人に「母ちゃん生きとったんか!」と声をかけた。
「わしゃ毎日足を棒にして菓子を売ってるんじゃ」そしてもう一度ご婦人を見てハッとする。「すんません。すんません。空襲で死に別れた母ちゃんに生き写しじゃったもんじゃから」
泣き落とし作戦の結果、ご婦人がお金を取り出して「全部ちょうだい。釣りはいらん」と言われて儲けたんだという算太。
金太は算太の帰還を喜びつつ、目を潤ませながら、小しず(西田尚美)やひさ(鷲尾真知子)を戦争で亡くしたことを告げて謝った。
金太:「すまん。みんな死なせてしもうた」
算太も目を潤ませて札束を叩きつけて告げる…
算太:「戦争じゃったんじゃ!しょうがねえが!父ちゃん。もうそない…気は張るな。こんなんじゃけど、まだわしが生きとる。安子も生きとる。そうじゃろ?」と慰める。
金太「おめえがのう、いつ帰ってくるかわからんからのう、わしゃ待っちょたんじゃ。ここ動かんと待っちょたんたんじゃ」
衝撃ラスト
涙を流す金太に、算太は「分かっとる」と父の膝をたたき、ラジオをつける。
エンタツ・アチャコの漫才「早慶戦」が流れる。敵性語となり変更する前のオリジナルの漫才だ。
「タッチならず、セーフ・セーフ」
「これやっぱり、政府の仕事ですか?」
「何をしゃべってんねんな?」
「バッテリー間のサイン極めて慎重、 第4球・・・」
「第4球・・・投げました」
「投げました。打ちました」
「大きな当たり。ヒットヒット」
「人殺しや」
「ぐんぐんのびてます。」
「のびてます。のびてます」
「来年までのびてます」
「何でやねんな!」
家族や職員たちで聞いた漫才だ。みんなが居間で笑い合う、穏やかな日常の記憶がよみがえる。
みんな美味しそうにおはぎを食べている。
画面は今の粗末な小屋の中で家族6人と職人たちの姿に変化。
金太と妻・小しずが隣りあって座り、母・ひさ・父・杵太郎、算太・安子の6人が座っていて、職人たち3人が立ち、みんな笑顔でおはぎを食べ、ラジオの漫才を聞きながら、笑い合っていた。
ナレーション:「金太が亡くなっているという知らせが入ったのは、その翌朝のことでした」
(TO BE CONTINUED)
【カムカムエヴリバディ】19話の感想
19話は、衝撃ラストでした。視聴後、涙が止まりません。
ラストシーンの幸せな風景は、金太が見ていた夢ということでしょう。
いわゆる走馬灯なのでしょう。
放送をを見ていた途中、違和感はすでに2つありましまた。
安子がまだ来ていないのになんであんこ炊きをしているんだろう。安子と一緒に炊いたらいいのにと思いました…
そして決定的なもうひとつは…算太が「言われたとおりに」才覚で売ってきたというシーン。もうここでオカシイと思いました。もしかしたら算太が戦死していて、これは金太の夢で、ラストに算太の姿が男の子に変わる!と予想していたのに…。(そう思った視聴者の方いますよね?)
いやいや。やられました。寒くなってきた10月。すきま風が入るだろう小屋で、金太は凍死でもしてしまったのでしょうか。
全部、金太が最期に見た夢?それとも男の子が玄関を叩いたのは本当?明け方に来た男の子が第一発見者?
余白がありすぎて余韻がずっと残りますね。早く続きをみせてほしいと心がざわついています。このざわつきは安子とこの悲しみを共有したいのか…私の感情が分かりませんが早く次回がみたいです。
生き残った方でも栄養状態が悪い戦後。こんな残酷な展開がリアルであっただろうとはいえ、とてもやりきれない第19回でした。
画像出典:NHK
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