【厨房のありす】1話のネタバレと考察|心護の怖い顔と倖生の表情の意味は?
【厨房のありす】1話のネタバレと考察|心護の怖い顔と倖生の表情の意味は?
日テレ新日曜ドラマの新作がスタート。早くもありすの秘密が明かされ始める!
心護を見る倖生、ラストの心護の表情に感じる違和感の正体は?
【厨房のありす】1話のあらすじ・ネタバレ・視聴率・考察について。
【厨房のありす】1話の視聴率
【厨房のありす】1話の視聴率は、6.2%でした。
【厨房のありす】1話のあらすじ
【厨房のありす】1話のあらすじです。
謎の青年・酒江倖生
街の小さなごはん屋さん『ありすのお勝手』の店主・八重森ありす(門脇麦)は、マイペースで人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)。元ヤンの幼なじみ・三ツ沢和紗(前田敦子)がホールを担当しつつありすをフォローしている。
『ありすのお勝手』に、住み込みのバイトを希望する青年・酒江倖生(永瀬廉)がやって来る。店には誰もいない。眠くてテーブルに突っ伏していた倖生に、ありすは小窓から一方的に話し出す。倖生が目覚めると、なぜかテーブルには豚の角煮定食が置いてある。疲れている倖生を見てありすが疲労回復によい豚肉を使ったごはんを作ってあげたのだ。
和紗は強盗かと疑い、大根を突きつけながら通報しようとするが、倖生はちゃんと履歴書を持参していた。しかし口下手で不器用そうだし住所不定の倖生を和紗は警戒するが、倖生は豚の角煮定食を食べると涙を流しておいしいと感動する。「料理は化学です」と料理を化学的に説明すると、そんなことを考えながら作ってるなんてすごいと感心する倖生をありすは気に入り、珍しく合格点を出したことから、とりあえずバイト採用は決定。
和紗は、ありすのことについて説明する。ASDのありすには強いこだわりがあり、モノはまっすぐにしないと気が済まなかったり、予定外の行動は受け入れられない。スーパーの三國谷優作(前原瑞樹)が配達にくるが、ルールを破ったことを和紗は注意し、ありすは小学生の頃に三國谷が上履きなどを隠したことを日付まで覚えていた。
戸惑いながらもホールの仕事をこなしていく倖生。店のメニューは、ありすが客の体調やコンディションを見て作る「おまかせ」のみ。常連客は慣れているが、初めて来た柴崎明里(金澤美穂)は、いきなり「あかんべーをして」と言われて驚く。ありすは目と舌の状態を見て明里にレバニラ定食を出す。ダイエット中だという明里は玄米にしてほしいというが、貧血気味の明里が鉄分をとるには、玄米より白米のほうが適していると引かない。和紗が白米の量を減らして説明すると、明里は「おいしい」と食べた。
偶然にもほどがある?
三ツ沢家。和紗の家は工務店で、夫の金之助(大東駿介)と2人の息子、定一郎(皆川猿時)と妻の明希子(阿南敦子)と賑やかな6人暮らしだ。次男の銀之助(湯本晴)の誕生会のときには、銀之助の嫌いな野菜を使ったメニューを作ると宣言するありす。
倖生は、夜のバイトをしている。清掃のバイトで行っているのがなんとありすの父・心護(大森南朋)が勤める東名大学だった。心護に挨拶をしようとするが、野村栄太(堀野内智)と山口礼央(橘優輝)が痴話喧嘩をしていてタイミングを失う。そこに声をかけた出入り業者の稲城化成の営業・松浦百花(大友花恋)は倖生が転校する前の高校の同級生だった。しかし倖生の方はあまり覚えていないらしい。
結局、心護には挨拶もできないままの倖生は、駅で心護と遭遇。つけられていると勘違いした心護は走り出し、家の近くにいたありすとともに家に駆け込む。追いかけてきた倖生はまたもや通報されそうになるが、ありすが倖生のことを説明する。
【厨房のありす】1話のネタバレ
【厨房のありす】1話のネタバレです。
倖生の失敗とありすの過去
倖生は、1品自分でも作ると言い出して料理を作り始める。心護にいろいろと身の上を聞かれて答えたりしているうちに、鍋が火を吹いてしまう。過去の火事の記憶がフラッシュバックしたありすは怯える。心護はうさぎのぬいぐるみのヘンリーを渡し、元素記号を1から一緒に唱えてありすを落ち着かせるのだった。
倖生がありすと心護の家族写真を少し寂しそうに眺めていると、心護は、ありすの母親が事故で亡くなったこと、大変なことも多かったけど大切な娘だなどと打ち明ける。それを聞いた倖生は「すみません」と言って出て行ってしまう。一方ありすは、いつも自分の自閉症のせいでいつも心護に迷惑をかけると落ち込んでいた。心護がありすを引き取ったとき、ありすは何も話さず、泣いている理由もわからなかった。これがこのまま続くのかと戸惑っていたが、ありすがくれるものの方がずっと大きかった。
ある日、ありすはなぜか大学の化学の試験問題をスラスラと解いていた。すごいと褒めると初めて笑顔を見せてくれた。ありすはいつも「一番幸せだという気持ちを更新してくれる」。そうしみじみ語っていたのに、気が付くとありすはもう眠っていた。倖生の履歴書を見て何か考える心護。倖生は寝泊まりしているネットカフェでASDについて調べていた。
五條製薬では、仕事中の蒔子(木村多江)に夫の誠士(萩原聖人)がカモミールティーをいれてあげた。「あの火事からもう25年か、長かったね」「誠士がいなかったらここまで来られなかった」と感謝する蒔子。
翌朝、ありすがいつものように心護を送っていくと、倖生がいた。心護は気を利かせて2人にさせる。倖生は昨夜のことを謝り、以前はあんなふうにならなかった、昨夜作っていたのは家族が作ってくれたコロッケだと説明する。見た目は普通のコロッケだが、中にはハンバーグとトロットロの卵が入っていて、外はサクサクなのに中はトロトロだと話す。
「外はサクサク、開けたらトロトロ」
すると「外はサクサク、開けたらトロトロ」というイメージにピンときたありすは買い出しに走る。唖然とする倖生が店に行くと、ありすは「外はサクサク、開けたらトロトロ」とつぶやきながら仕事をしている。
銀之助の誕生会。ありすが作ったのは、外はサクサクで中はトロトロのコロッケや春巻き、肉まんだった。中には、肉か野菜か何が入っているかわからない。これはゲームだから、自分で選んだものは食べなければ負け。銀之助が取ったコロッケには嫌いなピーマンが入っていた。野菜を食べない生駒というアスリートの例を定一郎が出してしまったため、自分も食べなくていいかという銀之助。それは一部の天才だけだという和紗。
それならば、天才のありすは食べなくてもいいのかと長男の虎之助(三浦綺羅)。銀之助が「どうせ普通だ」と言うと、ありすは「普通は素晴らしい」ことを伝える。記憶力がよくても自分は他人に迷惑をかけてばかり。たくさんの人たちのおかげで生きている。普通はよいことだと涙を滲ませるありすの言葉が響いた銀之助は残りのコロッケを食べる。ありすは、このコロッケを思いついたのは倖生のおかげだとお礼を言った。
三ツ沢家の人々が帰った後、心護は、ありすとちゃんと向き合ってくれたことに対して倖生に礼を言い、住み込みの件を承諾する。
ありすの母は五條蒔子!
部屋にいたありすが、テレビのニュースを見る。五條製薬が新しい入眠剤「GJ-294」の臨床実験を開始すると発表していた。五條蒔子の姿を見たありすは「お母さん…」と呟く。そのとき突然テレビが消える。
もう遅いから寝なさいと言った心護の顔には暗い影があった。
【厨房のありす】1話の考察
1話でわかったこと
・ありすの母親は五條蒔子
・心護は父親ではない
・倖生はありすについてよく知らなかったが、心護については何か思いがありそう
心護が怖い顔になった理由は?
五條蒔子(木村多江)がありすの母親であることは、番宣SPで木村多江が半分予告していたので、驚かなかったのですが、心護がありすに隠しているのはなぜなのか。ありすが覚えていることは知らないのか。
ありすが蒔子をテレビで見ていたときに、すぐにテレビを消して、いつものやさしそうな笑顔ではなく怖い顔になっていた心護。単にありすに知られたくないだけなのか。五條家から絶対秘密と言われているからなのか。
心護が「引き取った」と話していることから、心護はゲイだし、ありすの実の父親ではありません。おそらく、五條蒔子と誠士の娘。でも発達障害だとわかったから、世間体を考えた五條道隆(北大路欣也)の命令で蒔子たちが心護に養女にしてもらったのか? ゲイだし子育て経験もないのに、子供を引き取るなんて容易なことではありません。
その裏にはまだまだ何か大きな事実が隠されている気がします。
開発途中の薬が「ありすが起こした(と思われている)火事」で台無しになったため、五條家から追放されて施設に行かされそうになったから引き取ったとか?
倖生と心護の関係は?
倖生の表情にも何回か違和感がありました。
ゲイ・カップルの痴話ゲンカの仲裁をしていた心護が、研究室で「僕らの頃はそんなもの(マッチングアプリ)なんてなかったし、ゲイ同士が出会える場所ってすごく限られててね」と言ったとき、倖生の表情が少し驚いたようだった。
家族写真を見ていたとき、心護がありすを「引き取ったとき」と言ったとき、微妙な反応をした。
心護が「たいへんなことも多かったけど、大切な娘」と言ったとき、寂しそうな目をして出て行った。
心護が住み込みをOKしたとき、頭は下げたけれど嬉しそうな表情はしなかった。
倖生が住み込みで働くのは、やはり心護に何か関係がありそうです。
たとえば、自分の母親には心護が父親だと言われていたから、どんな人か確かめに、また行くところがないから頼ろうと来てみたが、心護はゲイだったし、ありすを大事にして暮らしている。名乗らずに出て行こうと思ったけど、住み込みがOKになったので、もう少しいろいろ探ってみようと思った — —。そんなところではないでしょうか。
おいしそうな料理とそれで元気になる人たちの笑顔にほっこりしながらも、水面下でじわじわと何かが起きているようなミステリー。これからの展開が楽しみですね。
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