【僕達はまだその星の校則を知らない】ネタバレ・あらすじ!原作&結末・稲垣吾郎の正体は?

僕達はまだその星の校則を知らない

磯村勇斗主演・フジテレビドラマ【僕達はまだその星の校則を知らない】の原作(パクリ疑惑)、ネタバレとあらすじをまとめていきます。最終回結末と健治(磯村勇斗)と珠々(堀田真由)恋の行方主人公と関わる理事長(稲垣吾郎)の正体を考察!脚本家もお届けします。

【僕達はまだその星の校則を知らない】(ぼくほし)は、磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演する2025年7月期、フジテレビ・カンテレ系月曜10時ドラマ枠で放送する学園ヒューマンドラマです。主人公のスクールロイヤー・白鳥健治が生徒らと向き合い物語を紡いでいきます。

本記事にはネタバレが含まれています。
>6話のあらすじ・ネタバレ
>7話あらすじ

【僕達はまだその星の校則を知らない】の原作と脚本家は?

原作はなし!パクリ疑惑は?

【僕達はまだその星の校則を知らない】に原作はありません。フジテレビ・カンテレ系が送る完全オリジナル作品です。

アニメが原作でドラマや漫画にもなった『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』(略して「あの花」「あのはな」)や韓国ドラマのパクリ疑惑が浮上していますが、デマには振り回されないように。ちなみに、あの花のタイトルが似ていることから疑惑騒動になったようです。

脚本家は?

ドラマ【僕達はまだその星の校則を知らない】の脚本は⼤森美⾹さんです。大森美香さんの「ずっと学校が舞台のドラマを書きたい!」という願いが叶った思い入れのあるシナリオです。

大森美香(おおもりみか)…NHK朝ドラ【風のハルカ】【あさが来た】、大河ドラマ【青天を衝け】など長編人気ドラマを手掛けています。本年は【新・暴れん坊将軍】【憶えのない殺人】【ひとりでしたい】の3本がすでに放送されており、引く手あまたの人気脚本家です。

単独脚本は、脚本家のカラーが強く感じることができますね。本作は『春になったら』をプロデュースした岡光寛子(カンテレ)と白石裕菜(ホリプロ)が再びタッグを組み、チーフ監督を山口健人が担当。最強スタッフが顔を揃え、大森美香さんの作品が描かれていきます。

【僕達はまだその星の校則を知らない】ネタバレ・あらすじを最終回まで

宮沢賢治がキーマンとも思える本作。オリジナル作品というのでどんなストーリーになるか楽しみなドラマです。ここでは【僕達はまだその星の校則を知らない】のネタバレとあらすじを最終回まで紹介します。各話ごとに気付いた点や伏線回収なども解説していきます。

1話『制服裁判』

1話のあらすじ

弁護士の白鳥健治(磯村勇斗)は、独特な感性を持ち、感覚が周囲と違うことやマイペースな性格で集団行動になじめず、不登校になった過去をもつ。現在、久留島かおる(市川実和子)が運営する法律事務所で働く健治は、久留島の指示で、学校で発生する問題について、法律に基づいた助言や指導を行うスクールロイヤーとして「濱ソラリス高校」に派遣となる。

尾碕美佐雄(稲垣吾郎)が理事長を務める「濱ソラリス高校」は男子校の「濱浦工業高等学校」と女子校の「濱百合女学院」が合併したばかり。校内では次々と問題が勃発していた。
なかでもジェンダーレスを意識した新しい制服の評判は悪く、着用を拒否する生徒もいるほど。

そんななか、3年生の生徒会長・鷹野良則(日高由起刀)と副会長・斎藤瑞穂(南琴奈)がそろって不登校に。その原因は不明。健治は早速、学校から打開策の提案を求められるが、そもそも学校が苦手な健治は法的なアドバイスこそするものの、問題解決の糸口は見出せず…。

健治のサポート役で国語教師の幸田珠々(堀田真由)が、そんな健治を心配し見守っていて…。

生徒間では不登校の理由が合併による校則の変更なのではないかという憶測が広がり、制服を廃止するよう学校を訴える、という声が。そこで健治は模擬裁判として「制服裁判」を行おうと提案する。

学校で裁判が開かれるなんて前代未聞!健治はこの問題を解決できるのかな?珠々との出会いが描かれる1話。ドキドキワクワク!ネタバレは放送後にお届けします。!

1話のネタバレ

『制服裁判』
裁判官は健治。原告は生徒会議長団議長でいまだに女学院の制服を着ている北原かえで(中野有紗)と髪型を変えたい藤村省吾(日向亘)。被告は理事長の尾碕(稲垣吾郎)と副校長(尾美としのり)。

校則の清潔で高校生らしさという表現は曖昧だと言う意見に尾碕は制服がなくなったら貧富の差やセンスの優越が浮き彫りいじめが生じるなどマイナス要素を述べる。さらに一部の意見ではなく全員の意見を聞くべきと言い大きな拍手をあびる。尾碕は白鳥に学校のことを何も分かっていないと辛辣だ。

少数派意見に振り回されると多数の意見が消えてしまう。尾碕はそこをついています。今回の裁判で健治は自分がまだまだ学校のシステムを知らないと感じたことでしょう。健治、教師、生徒、それぞれの見方で捉え方が違う。そこをうまく描写してます。

健治と珠々は鷹野に話を聞く。
斎藤はズボンをはいたら誤解され嫌な思いをしたことを鷹野に話していた。斎藤はトランスジェンダーではない。寒さ予防にもなるズボンをはきたかっただけ。気にする必要はない「はけばいい」と鷹野に背中を押され、斎藤は不登校になった前日の朝礼でズボンをはいて登場。生徒や教師間がざわつく。そこで、鷹野はスカートをはいて登場。翌日から斎藤が不登校になり鷹野も斎藤の味方でいようと不登校をしていた。
学校に不満がないわけじゃないが学校は好きだと言う鷹野の言葉に健治は衝撃を受ける。

「女はスカートをはく」「男はズボンをはく」という固定概念にメスをいれています。斎藤は鷹野がいたことで救われたわけですが、もとを正せば、ズボンをはいたくらいで騒ぐ周りが反省すべき。今回の件でそこが伝わっていればいいけど…。

・鷹野は斎藤に電話をかける。学校に行こうという鷹野に斎藤は「また明日」と約束した。
・全生徒にアンケートをとると70%が制服に賛成だった。サイレントマジョリティーだという尾碕。しかし、北原は30%の意見はどうなるのかと憤る。健治は自身の力不足を感じる。

結末
珠々は健治が興味を持っていた立入禁止の天文ドームに健治を誘う。天井の窓が開き星空がふたりを包む。
学校は悪の組織で臭いと思っていた健治は、鷹野から不思議な色が見えたと話す。そして「本当の幸いって何なんでしょうね」とポツリ。それは、宮沢賢治の言葉。宮沢賢治が大好きは珠々は「賢治」と呟く。
学校が嫌いな健治だが、鷹野の「学校が好き」という思いや前向きに立ち向かう北原の姿からもう少し学校に通ってみようと思う。

健治の心が少し前向きに!健治のいい意味での変化が楽しみです。

2話『失恋はいじめか?』

2話のあらすじ

制服裁判の一件で自身の中に小さな光が生まれるのを感じ、大嫌いな学校にもまだ知らない色があるかもしれないと、スクールロイヤーを続けてみることにした健治(磯村勇斗)。そんな中、新たな不登校事件が発生!

学校では、珠々(堀田真由)が『学生に恋愛は必要か不必要か』というテーマでディベートの授業を行う。白熱した議論が交わされ、共学化によってぎくしゃくしていた男女の仲がようやく深まってきたと安堵していたのだが…。

珠々のクラスの藤村省吾(日向亘)が、教室内で別のクラスの井上孝也(山田健人)に掴みかかる事件が発生。藤村は、同じクラスの堀麻里佳(菊地姫奈)と付き合っていたが、突然別れを切り出された。堀が井上と付き合い始めたため「浮気された」と怒り爆発!さらに、駆けつけた堀が井上をかばい、藤村は大勢のクラスメイトを前にして大恥をかく。失恋にショックを受けた藤村は、これはいじめだと不登校に…。
健治は、いじめ防止対策推進法に基づき、スクールロイヤーとして藤村を守ると約束する。

職員室では、共学化したことで恐れていた事態が起きたと巖谷(淵上泰史)が渋い表情。職員らはただの恋愛のもつれだと考える。しばらく静観しようとするも、健治は藤村を被害者、堀と井上を加害者と呼び、いじめ対策委員会による調査が必要だと訴える。

健治が言いだした調査が波紋を呼ぶことになるようです。恋愛沙汰は大人でも大変だけど、そこに不登校がプラスされたら大問題。どんな展開に?

2話のネタバレ

健治と珠々は堀、井上、藤村から話を聞く。

堀と井上はいじめをした認識はなく、一方、藤村は心が痛いと訴えている。健治は被害者がいじめだと思ったら加害者がどう思おうといじめに値するのだと法的意見を述べる。
珠々は、高校時代に先輩に振られた時のことを話す。傷ついたけどいじめじゃないとキッパリ。感情が高ぶる珠々は生徒を被害者、加害者と区別することに異論を唱え「私は生徒を守りたいだけ」と大粒の涙を流す。健治は何も言えず…。

この時、珠々は宮沢賢治のよだかの星のストーリーに我が身を例えながら話します。健治の心に訴えるものがあったようで、健治は泣いている珠々の背に手を差し伸べようとします。背骨をあたためると落ち着くといったのは祖父。健治はそれを実行しようとしたのですができません。多分、健治にとって女性が目の前でこんなにも泣くのを見たのは初めてなのでは。目をまん丸にしている健治はおっかなびっくりという表現がぴったり。その夜、健治はヨガをしています。心落ちつく時間のようで、これは健治の日課のひとつですね。

藤村の失恋が大騒ぎになったせいで堀はビッチ呼ばわりされいじめの対象に。井上といるとほっとするという堀は自分は学校に来ないと不登校宣言。そして、井上を被害者にしないでと健治に訴える。堀を傷つけたのは自分のせい、自分が被害者を増やしていると思う健治は久留島(市川実和子)に相談する。久留島の話から法律だけでは物事が片付かないことを知る。

久留島はいじめ対策委員会は国がやっつけで作ったようなもんだと辛辣。いじめ問題は奥深いと胸に刺さりました。傷つくことといじめはイコールではない。この境界線が難しい…。

健治は生徒の心情を知ろうと珠々の授業を受けたりと1日生徒として過ごす。そして、藤村に会いに行き、自身が不登校をしていたことを告白。望むならクラス編成や転校も可能だが自分の幸いは自分で決めてほしいと藤村に決断を委ねます。

健治は弁護士として藤村に寄り添おうと一生懸命。部屋から出てこない藤村に切々と話す健治から熱い思いが伝わります。言いおえたあとに麦茶をがぶ飲みする健治がまた愛らしくもあり。傍にいた珠々と三宅先生(坂井真紀)も健治を見直した風でしたね。先生ではない目線で物事を捉える健治の存在は生徒にとって大きな役割を果たしていくのだと感じた場面です。

・珠々は廃部になった元天文部員で藤村の親友である高瀬(のせりん)と天文部復活を願う1年の江見(月島琉衣)のために天文ドームを解放。
・藤村は天文ドームに。傷ついたけどいじめじゃないと結論づけ不登校を辞める宣言。
・高瀬は天文部を復活したいと珠々と健治に伝える。

結末
珠々と月を眺める健治は、傷ついたけど学校に来るという藤村を尊敬する。自分にはそんな勇気がなかったからだ。珠々は授業で生徒が寝てしまうことを気に病んでいた。先生としての自信がないと口にする。それを知った健治は珠々の声は心地よいからだろうと話す。
尾碕は久留島に会いに法律事務所を訪れる。

健治にとって珠々はこれまでに出会ったことのない先生。それを伝える健治の言葉に珠々は癒された様子です。先生であっても悩み苦しむ。失恋もする。人間味あふれるところが珠々の魅力。健治は自覚はないもののそれに気づいていると思います。
尾碕は何をしに久留島のもとに行ったのでしょう。健治に関することでしょうね。スクールロイヤーは要らないとか?健治を辞めさせようとか?気になる結末です。

【僕達はまだその星の校則を知らない】2話キャストと感想!宮沢賢治モチーフが好評!
【僕達はまだその星の校則を知らない】2話のキャスト(日向亘、菊地姫奈)と感想を紹介します。フジテレビカンテレ月曜10時ドラマ、主演磯村勇斗、7月21日放送。宮沢賢治にスポットを当て視聴者の感想を交えてお届け!

3話『盗撮と隠し撮りのあいだ』

3話のあらすじ

高瀬佑介(のせりん)から健治(磯村勇斗)と協力して天文部復活の依頼された珠々(堀田真由)はバレー部の顧問と兼任するか迷う。
2年生の三木美月(近藤華)は、同じクラスの内田圭人(越山敬達)に盗撮されたと被害を訴える。健治は山田(平岩紙)立ち会いのもと話を聞く。三木によると、内田は学校の昇降口で背後からミキを撮影。三木が声をかけると、慌てて立ち去ったという。内田が部活仲間と「興奮して思わず撮っちゃった」と話していたことから、三木は、性的な写真を撮影されたのではないかという不安がり涙ぐむ。憤慨した山田はすぐにでも内田に画像を削除させようとするが、健治は画像がなくなれば証拠が消えてしまうと止める。しかし、時間が経過するほど、画像がネット上に拡散される危険性が高まる。健治たちは校長(尾美としのり)と副校長(坂井真紀)、そして三木と内田の担任だけに事態を打ち明け、健治が考案したミッションを速やかに実行することに。盗撮画像の内容によっては性犯罪にあたるケースもある。そこで、珠々が、内田のスマホ内の画像を確認することに。
その頃、天文部復活の糸口を探していた高瀬は、健治から受けたアドバイスをもとに、生徒会規約に目を通していた。

高瀬は、何かに気付くようです。生徒規約から気づくことって何でしょう。天文部復活のヒントになりそうですね。

3話のネタバレ

内田が撮ったのは三木の背中。小学生のころからてんとう虫を研究している内田は、三木の背中に珍しいハイイロテントウが止まったのを見て思わず撮ってしまったのだ。自慢したくて部活の仲間に写真を送った。クラスの女子には全く興味がないという。いかなる理由があれど、盗撮はいけないことだと諭された内田は事の重大性に泣いてしまう。今後は盗撮はしないと約束する。
大きな勘違いをしていたと知り安心する三木は、健治のおかげだと思う。白鳥先生ありがとうとお礼を告げる。

先生という言葉と三木のお礼が嬉しくてたまらない健治は、屋上でぐるぐると回ります。喜びを体で表現する様がとても可愛い。人に喜ばれる喜びを知った健治の成長が垣間見れる場面です。
そんな健治の姿を見て珠々もニッコリ。なぜか言葉にできない感情がわいてきて、これはどういう感情かと疑問に思います。珠々先生、気づいていないようですが…。それはまさしく恋です。早く気づいてねと教えてあげたくなりました。

校長(尾美としのり)はこの一件を理事長の尾碕(稲垣吾郎)に報告。ことが丸く収まり納得する尾碕は健治が勤務する法律事務所に行ってきたと話す。久留島(市川実和子)からホームページに掲載した模擬裁判の記事が人気を集めていると聞き上機嫌。副校長に健治へまた勝負をしようと伝言を頼む。
一方、健治は久留島から尾碕が来たことを知らされる。尾碕は健治の父誠司のことを知りたがっていたという。その頃、誠司は濱ソラリス高校のホームページを閲覧。そこで尾碕の姿を見つけ…。

誠司は健治の姉の由奈(野村麻純)と暮らしています。健治はおばあちゃんと暮らしていて別生活。誠司と健治は交流がない様子。健治がスクールロイヤーとして活動していることも由奈から聞いて知りました。でも健治のことは気にかけているのがわかります。尾碕は誠司となにやら関係がありそうです。誠司は定年が近い中学の校長先生。年齢は誠司の方が尾碕が上です。この2人の接点はどこでしょうか。学校であることは間違いないと思われます。
理事長は、健治のことはライバル視しているのか、味方なのか。勝負をしたいなんて意味深発言です。健治の成長を見守っている良き人とも思えるのですが…。微妙ですね。

・有島ルカ(栄莉弥)は高瀬にスマホを見られている。誰かに言ったかと念押しする。誰にも言っていないという高瀬。次見たら言うと立ち去る。
・内田は三木に盗撮したこを謝罪。三木も言い過ぎたと謝罪する。

有島は何か悪いことをしている。盗撮でしょうか。大問題に発展しそう。
三木と内田は少しだけ距離が近くなってきた感じです。初々しいふたりのやりとりが可愛いキュンに。内田にとっては初恋かもしれない。これからのふたりにも注目です!

結末
高瀬は生徒規約から部の廃部は生徒総会で決まることを知る。天文部の廃部は職員会議で決まったこと。この校則を使って廃部をなかったことにしようと提案する。部を認めさせるには部員が5名、教師または顧問が1名が必須。高瀬、江見のほか、三木も部員になると言う。あとは顧問だ。珠々は兼任が難しい。そこで健治はどうかという話になる。健治では頼りないと北原(中野有紗)はいうも三木は先生がいいと健治の味方に。そんなやりとりを聞いていた健治は天文部の顧問をやらせてほしいと申し出る。

健治は顧問をやると言いだそうとしてなかなか言いだせず。最後に思い切って言いました。「やらせてください」というのが上から目線じゃなくて健治らしくていいですね。とても謙虚です。
健治は食事のときも料理を星に例えて話をするくらい星が大好き。天文部の顧問はぴつたりです。これから星を通して生徒との関係も深まっていくと思います。素敵な流れになることに期待しています。

【僕達はまだその星の校則を知らない】3話視聴率と感想!稲垣吾郎のイケオジ理事長が素敵すぎ!
【僕達はまだその星の校則を知らない】3話視聴率と感想を紹介します。稲垣吾郎さんにスポットをあて演じる理事長について、魅力についてお届けしています。【ぼくほし】フジテレビ・カンテレ月曜10時ドラマ、主演磯村勇斗、共演堀田真由、稲垣吾郎。

4話『個人情報流出トラブル』

4話のあらすじ

健治(磯村勇斗)が天文部の部活動指導員になることが決まり、高瀬(のせりん)や三木(近藤華)は期末テストが終わり次第、本格的に部員を集めるようと盛り上がる。鷹野(日高由起刀)たちも、生徒会として校長の承認を得ようとがぜんやる気を見せる。
ところが後日、1年梅組生徒の期末テストの点数やクラス順位といった成績一覧が漏えいする事件が発生。天文部への入部を希望していた江見芽衣(月島琉衣)の情報が全校生徒に見られてしまう。江見の成績は最下位。学習評価欄にはトンチンカンな面ありと記されていてた。江見はショックを受ける。事態を知った職員室はパニックに。やがて、情報漏えいの原因は副校長・三宅(坂井真紀)の生徒用共有フォルダへの誤公開だと判明する。
1年梅組ではすぐに健治による聞きとりをする。SNSなどへの流出は未然に防ぐことができた。しかし、事態を重く受け止める尾碕(稲垣吾郎)は顧問弁護士の長谷川(田村健太郎)に相談する。長谷川は、生徒と保護者に謝りたいという三宅に対し、学校側の過失を全面的に認めることになるので謝罪はしないようにと提言。個人情報流出の事実も公表は最小限にとどめ、三宅には自主退職を促すつもりだ。健治はそのやり方に納得がいかず反対するも尾碕は聞き入れない。
その晩、江見の母親が江見の様子がおかしいことに気がつく。

4話のネタバレ

芽衣は天文部も辞めると言い出し…。芽衣の母・果歩(安藤玉恵)は事情を知り学校に。健司と校長(尾美としのり)が対応。果歩は、芽衣が深く傷ついているという。校長は副校長ひとりの責任だと言いだすが、健司は副校長だけではなく、それを知って噂した人たちなど全員の罪なのだと話す。そこに芽衣が。芽衣はショックだったけど傷ついてはいないという。 

芽衣は母が夜遅くに学校に行くと知り慌ててやってきたのです。漏えいは確かに悪いことだけど、成績が悪いのは自分のせいだからと教頭先生のせいじゃないと考えていました。健司は学校は学ぶところ。でも勉強だけじゃない。部活を楽しむこともまた学びのひとつだと素直に静かに言葉を紡ぎます。芽衣親子にあたたく染みわたっていくのが感じられる素敵な言葉。磯村勇斗さんの声のトーンや間の取り方などによって、より一層心にしみるのだと感じます。

芽衣は中学時代に不登校だった時期がある。星が好きな芽衣は、濱ソラリス高校の天文部に入ることと幼稚園の先生になることを目標にして不登校をやめることができた。果歩はシングルマザーでいつも芽衣を応援している。それを今回の件で改めて感じた芽衣は、こんなことで心は折れないのだと星を見ながら健司に話す。健司は素敵な母がいることを羨ましいと告げる。自分にはそんな母がいなかったと…。

芽衣はとても明るい女子高生。とてもポジティブ。健司とも星の話で盛り上がり良い関係性です。生徒とかスクールロイヤーとかいう枠をこえた友達みたい。不登校をバネにして今の芽衣がいる。そう考えると人生に無駄はないのだと思いますね。

・どうしても謝りたいと思っていた副校長は芽衣に謝罪。そして勉強を頑張るよう応援する。
・芽衣も果歩もたった1度のミスで副校長の人生を狂わせたくはないと思う。理事長にその旨を告げ事件は一件落着。副校長は辞めないですむ。
・生徒総会で天文部復活が決まる。
・屋上の天文室がスクールロイヤー室と兼室となる。
・珠々(堀田真由)が天文部の担当教員としてサポートすることが決まる。

結末
天文部の活動が許されたものの部員数が足りない。どうしたものかと悩む高瀬と芽衣たち。そこに、斎藤瑞穂(南琴奈)が入部すると天文部を訪れる。芽衣の部員募集のチラシが目を引いたのだ。夏休みには天文部で合宿もできると喜ぶ高瀬ら。ところが、天文部室はメンテナンスで夏の間は使えないことに…。
すると、健司の家は田舎で天の川が見えると聞いていた芽衣が健司の家で合宿をしようと言い出す。生徒らは乗り気だが…。
その頃、健司の家には父の誠司が来ていた。

生徒たちはノリノリで合宿を楽しもうとしていますが、健司はおびえたような表情です。健司は他人と過ごす夜はもしかしたら初めてなのかも。父の誠司と健治の対峙もありそうですね。波乱万丈な予感がします。

【僕達はまだその星の校則を知らない】4話キャストと感想!副会長(南琴奈)が人気上昇中!
ドラマ【僕達はまだその星の校則を知らない】4話キャスト(生徒)と感想を紹介します。副会長(南琴奈)が人気急上昇中!月島琉衣のトンチンカン女子高生役についてもお届け!磯村勇斗主演、フジテレビ月曜10時ドラマ、8月4日放送。

5話『はじめての夏休み』

5話のあらすじ

健治の家で合宿をしようと言われた健治(磯村勇斗)は、すぐさま電話で可乃子(木野花)に相談する。健治の心の負担を心配する可乃子は断るよう諭す。珠々(堀田真由)も、断っていいと進言。しかし、美しい星空に思いをはせる生徒たちの姿や、部活のすばらしさを説く山田(平岩紙)の言葉に、健治はいつしか生徒の希望をかなえてあげたいと思い始める。悩んだ末、健治は決意。流星群をみんなで見ようと天文部員たちを自宅に招くことに。合宿は2泊3日。
合宿には珠々、斎藤(南琴奈)、藤村(日向亘)、三木(近藤華)、高瀬(のせりん)、江見(月島琉衣)に加え、三木から話を聞いた生物科学部の内田(越山敬達)が、夢だった夜間採集をしたいと参加。当日、可乃子の歓迎を受けた一同は、早速、夜の天体観測に向けて準備を進める。一方、珠々は夕食を作っている健治と可乃子を手伝う。健治は、たわいもない会話に笑みをこぼし、学校にいるときよりはるかにリラックスしている。珠々は、そんな普段と違う健治の表情に思わず見入ってしまう。健治もまた、どこか珠々を意識し始める。小学生時代の記憶と過去の傷を珠々に打ち明ける。

5話のネタバレ

健治と珠々は夕飯のカレーを作る。この時、ビーツをこぼしてしまい珠々の手が赤紫に。健治は初めて見る色だと珠々の手に触れる。ふたりは見つめ合う。
夜になり流星群を観ながら生徒たちは色々な話をする。朝が近くなる。珠々の声かけで全員が過去と今と未来のために星に祈る。

楽しい一夜が過ぎ高瀬は健治に一生分の青春を感じられたとお礼を言う。健治はその言葉が嬉しくてたまらない。
ずっと流星群をひとりで観てきた健治にとって、ひとりじゃないということは初めてのこと。合宿は健治に大きな感動を巻き起こしていた。

星空を見ながらの生徒たちの会話がとてもナチュラルです。江見は自作のSF小説を話すのですが、バッドエンドにするかハッピーエンドにするか迷っていて結末はまだ。この小説ではキャスト陣が物語の登場人物に扮して映像化。また、高瀬の流星群について説明はイラスト付き。ともに理解しやすい演出になっています。
珠々先生がとても可愛い!冒頭で健治が結婚していると勘違いした珠々先生は「ムムス」と口にして落ち込みます。健治が独身だと知ると一気に笑顔に!もう健治に恋しているのがバレバレですよね。

健治は珠々にタメ語でこれまでのことを話す。
母がいる頃、健治は色々な色や音を感じていた。母の死後、自分のいうことが分かるのは母だけだと気づく。教員の父・誠司と姉とともに引っ越した健治は、学校でいじめの対象に。そんな時、法律で正義を守るというポスターを見つける。ポスターはキラキラと光って見え、法律は美しいと感じる。
健治はひとりで法律を学び、同級生と先生を提訴したいと訴状と証拠を持って弁護士事務所を訊ねる。その時、対応したのが久留島かおる(市川実和子)だった。
この一件が問題となる。誠司が健治と暮らせないと姉の由奈に言っているのを立ち聞きした健治は自ら祖父母と暮らしたいと言った。以来、健治は星の見える家で暮らしている。

学校嫌いの健治は高校に行かず大検を受け、その後、弁護士に。
社会適応が難しい健治は仕事もままならかったが、久留島が雇ってくれた。久留島は健治のことを覚えていたのだ。そして、健治はスクールロイヤーに。

健治は父の誠司が苦手。今でも避けています。暮らせないと親に言われたらショックですよね。幼き健治の心に深い傷を残してしまった誠司。それに気づいているのでしょうか。健治のことは気にしています。5話で親子対面があるかと思っていましたが、結局、会うことはありませんでした。ふたりが向き合うのはもう少し先かもしれません。
久留島は健治を雇うことが自分のリベンジだと思っています。スクールロイヤーという役割を通して健治が成長しているのがとても嬉しそう。いい上司に恵まれて健治は幸せだと思います。

結末
・健治は珠々に学校嫌いなのに訳がわからないと混乱する心情を打ち明ける。
・珠々はちゃんと伝わっているから大丈夫とほほ笑む。
・話を終えると健治は珠々の膝の上で眠る。
・珠々は健治を見つめて微笑む。

5話ははじめての夏休みがテーマ。健治とっては初めてづくし。
・自分のテリトリーに人を招いたこと。
・ひとりじゃなく他人とともに流星群をみたこと。
・感謝されて興奮したこと。
・自分の身の上をたくさんしゃべったこと。
そして珠々への想いも初めてでしょう。まだ気づいていないようですが、珠々に話をしたいと思った健治の気持ちは初めてのことに違いありません。また、生徒たちにとっても綺麗な流星群を見たことや合宿生活などが初めて。5話は初めてがいっぱい詰まった物語でした。星空もとても綺麗!必見です。

【僕達はまだその星の校則を知らない】5話感想!面白い展開に、磯村勇斗が初恋?
【僕達はまだその星の校則を知らない】(ぼくほし)5話「面白い」の感想を視聴者の声とともに紹介します。フジテレビ・カンテレ月曜10時ドラマ・主演磯村勇斗、共演堀田真由、稲垣吾郎、8月11日放送。

6話『カンニングと教育虐待』

 

6話のあらすじ

夏休みが終わりを迎える頃、尾碕(稲垣吾郎)は健治(磯村勇斗)の父・誠司(光石研)と20年ぶりに再会。2人はかつて同じ学校の教壇に立っていた。当時のことを思い返すふたりは健治のことを話す。
2学期を迎える。夏合宿を経て、健治が珠々(堀田真由)を意識するように。健治の思いは、天文部の一部の部員に気付かれているよう。天文部では、整備が終わった天文ドームで、早速観測会をやろうと盛り上がる。するとそこへ鷹野(日高由起刀)と北原(中野有紗)が。健治は北原から犯罪の現場に居合わせたかもしれないと相談を受ける。2人が通う予備校の模試で、有島(栄莉弥)がカンニングするところを目撃したというのだ。
健治から報告を受けた井原(尾美としのり)は信じられず…。有島は医者の息子で医学部進学を目指し、入学当初から優秀な成績を収めていたからだ。しかし、担任の巌谷(淵上泰史)によると、最近は成績が伸び悩んでいたという。普段から息子の成績に目を光らせている父親からは、一般入試から推薦に変更を希望する連絡があったとも。井原たちは有島が学校推薦にふさわしい生徒かどうか次のテストで見極めようとする。
健治がその前に有島を正しい道へ導くべきだと言うと、テスト当日、なぜか健治が教壇に立つことになる。

6話のネタバレ

教団に立った健治はスクールロイヤーとしてカンニングが罪になると説明するも、そのあとに本来なら勉強は楽しいものであり、テストは人を定規で判断するだけの代物だと反論意見を述べてしまう。
テストの結果、有島の成績はふるわず推薦入学は無理だと判断された。有島の父・一彦(池内万作)は納得がいかない。校長らを前にして有島の母のことまで口にする一彦。有島は具合が悪くなる。面談室を飛び出し屋上に向かい、スクールロイヤー室に飛び込む。

そこでは、高瀬(のりせん)と斎藤瑞穂(南琴奈)が将来の話をしていた。瑞穂は看護師になることが目標。高瀬はプラネタリンになることが目標。好きなことじゃなきゃ学べないという二人の会話を聞いた有島はのんきだと全否定する。江見(月島琉衣)は自分の価値観で判断しないで有島に反論。すると、有島は屋上から飛び降りようとする。
珠々らが止めて事なきをえたのだが…。

有島の母は心を病んでアメリカに帰っています。今の母は一彦の後妻です。自分の母のことまで侮辱するような発言に有島は憤りを感じたのでしょう。威圧的な一彦に抗うことができない有島は限界に達していたと感じます。自分の夢を楽しそうに語る高瀬や斎藤に対して嫉妬もあるはず。だから暴言を吐いてしまう。でも、これ一彦とちょっと似てる。親子って怖い。

高瀬は有島が盗撮をしていると健治らに報告する。巌谷(淵上泰史)は教育虐待ではないかと疑っていた。厄介なのは本人が虐待をしていると気づかないこと。実際、一彦は教育虐待をしていた。成績があがらない有島に暴言を吐きまくる。有島は父からのプレッシャーで常に怯えていた。

養護の菊池(西野恵未)の立ち合いのもと、カウンセラー(藤田悠未)が有島から話を聞く。有島は追い詰められ具合が悪くなる。健治と北原かえで(中野有紗)が助ける。北原は有島を仲間だと思っている。だから有島が傷つくのを見たくないと思う。

健治は自分のことを話す。受験の意義はわからないけど勉強は好きだった健治。弁護士になるために大学に入った。緑豊かで人間関係が煩わしくない理想的な大学を選び、在学中に弁護士資格をとった。苦労はしているけど自分で選んだ道だから後悔はしていない。

一生懸命に話す健治の姿が愛おしい。こんなにも人を思える健治のハートが素敵。自分の道は自分で選ぶべき。健治はそう言いたかったのです。でも有島は自分が憐みで見られていると思っていました。
狂ったように頭を抱えて叫ぶ姿は、有島がこれまでどんなにか苦しかったのかと思えます。父という存在から逃げることができない。子どもは親を選べない。言いなりになるしかないかもしれない。でも、どこかに逃げ道があったらと思う。有島の父は一筋縄ではいかない親。有島の苦しみはまだ続くのでしょうか。

有島は狂ったように話す。生みの母からもらったくまのぬいぐるみを一彦は殴っていた。有島に手をあげたら虐待になるからだ。ぬいぐるみはもうボロボロで死んでいると叫ぶ有島はその場で頭を抱えてうずくまる。

有島がぬいぐるみを抱きしめていたのは自分が殴られていたように感じていたから。ぬいぐるみはママとの思い出でもあり大切な存在だったのです。健治は有島から真っ黒な空気を感じてしまい耳をふさぎます。健治もまた心に傷を負ってしまった様子。

結末
・この日は満月。珠々は学校で、誠司は仕事帰りに空を見上げる。
・尾碕は理事長室にいて壁を叩く。
・有島は鷹野らとバスケをする。笑顔を浮かべている。
・健治は満月をじっと見つめている。

有島はバスケ部いにいたこともありバスケが上手。好きなのでしょうね。仲間とのバスケが有島の心を溶かしたようです。ただし家庭問題は何ら解決もしていません。有島のことを久留島(市川実和子)に相談をした健治は自分の力に限界があることを感じています。せめて今夜だけでも幸せを感じてほしいと願っていました。満月を見つめる健治の表情は複雑に感じます。祈りの中に歯がゆさもあり…。ちょっぴり悲しい満月に見えてしまいました。

尾碕はずっと教師として教団に立ちたかった。でも家を継ぐことになり、理事長という椅子に。苦しさが壁を叩くことで感じられるシーンになっています。

【僕達はまだその星の校則を知らない】6話キャストと感想!栄莉弥がカンニング生徒に!
【僕達はまだその星の校則を知らない】6話キャストと感想を紹介します。磯村勇斗主演【ぼくほし】6話のメイン生徒・有島ルカを演じた栄莉弥のプロフィールやドラマ感想を視聴者の声を交えて紹介。フジテレビ・カンテレ月曜10時ドラマ。8月18日放送。

7話『先生との恋は罪か?』

7話のあらすじ

スクールロイヤーとして徐々に教師や生徒から信頼されてきた健治(磯村勇斗)のもとには多くの相談が寄せられるように。珠々(堀田真由)への好意はおかしな行動にも表れるようようになり、山田(平岩紙)にも気づかれる。
健治は、多忙による知恵熱で保健室に駆け込む。そこで、2年の島田聖菜(北里琉)から、教師を好きなるのは罪かと尋ねられる。恋愛のイロハが分からない健治は悩ましげな表情を見せる。養護教諭の菊池(西野恵未)によると、島田は同年代の男子に嫌悪感があり、教室で授業を受けることが困難らしい。それでも、精神的に不安定な母親がいる自宅よりはマシだと保健室登校を続けていた。1年のときの担任だった巌谷(淵上泰史)はそんな島田を今も気にかけているようで…。
その巌谷のもとに、有島(栄莉弥)の父親から、息子には受験に関係ない授業を受けさせないと連絡が入る。それが有島本人の意志ではないと確信した巌谷と健治は、協力して父親の説得を試みることに。しかしその晩、巌谷は青少年保護育成条例違反の容疑で、警察に任意同行を求められてしまう。深夜に補導された島田が巌谷の家に向かうところだったと言ったからだ。2人が個人的に連絡を取っていたことを知った教師たちの間には衝撃が走る。

7話のネタバレ

学校帰り、健治は珠々を待つ。一緒に帰りたいと打ち明けると珠々も同じ気持ちだとわかる。宮沢賢治の話をする珠々は、健治が感じる音や色を知りたいと伝える。

健治と珠々は少しずつ進展です。恋愛がよくわからない健治ですが、珠々先生を待ち伏せしてました。積極的とも思えるけど、健治は恋の駆け引きなどできるわけはないので感情のままに動いていると感じます。珠々はすごく可愛い。連絡先を交換していないことにムズムズしているみたい。いつ交換するのかな?もう少し先かもしれませんね。

健治は巌谷から話を聞く。島田の母はゲームに夢中で面談にも来なかった。巌谷は島田を励まし応援してきた。夏休みに島田が巌谷の家を訪ねてきた。両親は島田のことなど気にすることもなく、母は兄を溺愛していた。死にたいと涙する島田とファミレスで朝まで過ごす。この時、巌谷は島田に連絡先を教える。島田から他愛のないメッセージも届くようになる。
昨日、巌谷は島田にキスをされ好きだと言われた。それを聞いた健治は無理矢理のキスなら島田を訴えることができるとアドバイス。そうすれば、巌谷は清廉潔白となる。しかし、巌谷は島田へ恋愛感情があったことを打ち明ける

巌谷が自分の感情を伝えたのは健治だけ。それも1度しか言わないと覚悟してのことでした。健治だから言えたのかもしれません。健治にはみんなが相談したくなるような不思議なオーラがあります。生徒たちからも相談が増えているのは、健治に魅力があるからに違いありません。
生徒が先生に恋するように、先生も生徒に恋することはあります。ただその気持ちを封印しなければならない。巌谷は健治に打ち明けたことで恋愛感情を封印できたのだと思います。

巌谷は健治の働き掛けもあり罪に問われなかったが、島田の親は激怒し巌谷を退職させろと言い出す。理事長の尾碕(稲垣吾郎)は自主退職を促す。
健治は反論するが理事長は、学校のためだと声を荒げる。世間の評判は学校の人気を落とす。生徒が来なければ学校は運営できない。ひとりの教師のために教師や生徒の人生を狂わせることはできない。
それでもと食い下がる健治に尾碕は今も昔も自分の勝手な言動で周りに迷惑をかけていると激昂。健治は怯えたようになり「ムムス」とつぶやく。

巌谷は生徒に何も告げずに自主退職。健治は鷹野(日高由起刀)らに巌谷は生徒を守るために退職したと話す。

結末
・巌谷の引っ越し。健治は手伝いに。
・両親のせいで辞めさせらたと思う島田は巌谷に謝る。
・来年には18歳になると告げる島田。巌谷は、恋愛感情を持ったことはないとキッパリ告げる。
・健治は島田のあとを追う。距離を保ちながら星めぐりの歌をうたう。

健治は巌谷のことを友達だと思っています。警察に同行を求められた巌谷が連絡をくれたから。祖母の可乃子(木野花)に言わせると「夜に連絡をくれるのは友達」。その言葉を素直に受け止めています。これまで友達という存在もなかったであろう健治にとって、内緒の話をしてくれた巌谷は大切な友達ですね。

自分の感情を抑えて教師として島田に向き合う巌谷の姿に涙がでました。好きな人はこれから現れる、ただ相談に乗ってほしい人がいただけだと島田を諭す。自分をおじさんだともいい自虐的な部分もあり。両親も俺も見返す大人になれと強き言葉が胸を打ちました。島田は失恋という痛手を背負いましたが、巌谷が言うように、いずれは違う人を好きになるかなと思います。生徒と先生の禁断の恋は実らず…。教師の退職という悲しい結末となりました。

島田の母が面談に来なかったと聞いた健治は過去と重ねます。誠司は遅刻したものの面談に来てくれた。スクールロイヤーとして学校に勤務するようになり、教師の仕事がいかに大変で忙しいかを知った健治は、誠司が大変な中自分のために時間を作ってくれたことに気づきます。健治は誠司にありがとうと電話をします。
ふたりの距離は少しだけ近くなったようです。体験して分かること、大人になって分かることたくさんあります。健治も誠司はこれから互いにわかり合おうとしていくことでわだかまりも消えていくと感じます。

8話

あらすじ

天文部の生徒たちは文化祭の準備に励む。健治(磯村勇斗)は生徒たちをサポートしたいと思い、学校へ行く日を増やしたいと久留島(市川実和子)に申し出る。久留島は許可。ただし、生徒のことを思うあまり、学校に不利益をもたらして尾碕(稲垣吾郎)の怒りを買わないようにと釘をさす。
そんななか、珠々(堀田真由)は高3の元議長団・北原(中野有紗)の様子がどこかおかしいことに気づく。2学期になって学校を欠席することがあり、昼食をとらない日もあるようで体調が悪そうだ。
その矢先、北原の父・亘平(神尾佑)と名乗る人物から、娘に会わせてほしいと学校に電話がある。北原の両親は以前からケンカが絶えなかった。財力があり学校にも多額の寄付をしている父親は、母親を侮辱することや、尊厳を傷つけるような発言もあり、北原は我慢の限界に。母親を説得して、妹と3人で家を出ていたのだ。
生活は苦しいが元の生活に戻る気がない北原は、父に会うことを拒否。親の離婚に悩む北原は、どうにかならないかと山田(平岩紙)や健治に助けを求める。
健治は、本人が拒否している以上、きちんとした根拠さえあれば学校が父親に会わせないと判断することも問題ないと助言。
しかし、学校と在学契約を結び、授業料を支払っている亘平は、文化祭を目前に控えたある日、弁護士を伴って学校へ乗り込んできた。

ネタバレは放送後に更新します。

全話まとめ(感想・見どころ)

健治の不思議キャラが魅力的

1話は校則を元にして普通とは何か?と問いかけるストーリー。健治の過去映像がところどころに描かれています。健治が小学生のころに「キモイ」といじめられた過去も。冒頭は健治が女性に打ち明ける場面があり。この女性の顔が見えないのですが、おそらく珠々ではないでしょうか。
健治はとても不思議なキャラ。表現はとても独特です。色や匂いで感じることを言葉にする健治。宇宙とも繋がっているような発言。そんな健治の台詞に胸がくすぐられていきます。一方、尾碕には曖昧さがありません。この対比もまた面白い。教師たちも生徒たちもそれぞれに考え方が違う。そこがリアル。
珠々は宮沢賢治推し。1話にして早くも健治に惹かれている様子。これからどうなる?見逃せません!

【僕達はまだその星の校則を知らない】1話視聴率と感想!面白いと大好評、磯村勇斗に釘付け!
【僕達はまだその星の校則を知らない】1話の視聴率と感想をお届けします。フジテレビ月曜ドラマ7月15日放送、主演は磯村勇斗。視聴者の感想を交え、磯村勇斗、稲垣吾郎にスポットを当てて紹介しています。ぼくほし。

2話はいじめの基準とは何か、失恋の痛手を描いたストーリー。失恋は傷つくものだけど、それはいじめじゃない。そこにたどり着くまでの物語。健治の魅力は2話でもキラキラと醸し出されています。人ごみが苦手な健治は雑音が人より強く感じる様子。「耳たぶスイッチ」で雑音を消します。この耳たぶスイッチの台詞は1話でもあり。どうやら雑音や雑念を消すための行動みたいです。
藤村に真摯に向き合い、素直に自分のことを打ち明けるところも素敵です。健治が素直だから、相手も素直になれるのだと感じます。だから、珠々は健治に何でも話せる。心をオープンにできるから泣いたり怒ったり…。珠々もまた魅力ある女性です。ふたりの恋の行方がかなり気になっています。

3話は盗撮問題。後ろ姿だけでも制服などで個人が特定できてしまうなど、盗撮のこわさを知るストーリーになっています。もう一方で健治の魅力が周囲に伝わり始めていると感じる展開になっています。毎朝、校門を潜り抜けるのに勇気が必要な健治を警備員の小島(諏訪雅)はそっと見守りながら「頑張れ」と応援しています。最初は不審者扱いしていた警備員。健治のことを理解してきたのだなと思うと嬉しくなります。
全校生徒の前で健治は盗撮の決まり「撮らない、撮らせない、送らない、もらわない」を述べます。緊張でいっぱいの健治の背中を押すのが山田先生(平岩紙)。そして珠々はいつも健治と同一目線で向きあっています。三木を始め、健治のことを気に入っている生徒も増えていきそうです。健治の持つ独特の感性がいい意味で周囲を巻き込み、物語を膨らませています。

台詞が心にしみるストーリー

4話は漏えい事件を取り上げたストーリー。教師の罪をどこまで問うかという疑問をも投げかけています。副校長の罪はとても軽くて済みましたが、現実では、解雇されてしまうこともあるのかも?
そんな中、人とのコミュニケーション、言葉の大切さが伝わるストーリーになっています。副校長が芽衣に勉強は世界を広げていくという言葉があります。重みのある言葉ですが重みを感じずすーっと心に入っていく。特に芽衣はとても素直な女子高生なのでストンと受け入れます。芽衣と健治の星を中心とした会話も楽しめます。

5話は健治の過去が描かれ、耳たぶスイッチの由来が判明しました。祖母と暮らし始めても不登校を続けていた健治に祖母は普通じゃなくてもいいけど普通のふりをしなきゃいけないときがあると語ります。そして、健治の耳には不思議なスイッチがあって、ギュッすると魔法のマントが出てきて普通の人のふりができると教えます。健治は耳たぶスイッチをして気持ちを入れかえることを覚え、外出もできるようになりました。今でも耳たぶスイッチは時折していますよね。
祖母の話は心に沁みるわたります。普通じゃないことはいけないことじゃない。でも普通じゃないと生きづらい世の中。いつもあたたかく見守っている祖母は、健治にとって一番の味方。そして、珠々や生徒たちも健治のことを分かってくれる存在になってきています。普通の枠をとっぱらったら、健治はとても魅力的なのです。

教育の現実を問う

6話はカンニングから判明した教育虐待の話。健治から有島のことを知った久留島は子供の問題は学校よりも親子関係や家庭内のほうが多いと話します。家庭内のことは口出しすることはできない。なぜなら、学校は福祉機関ではないから。ましてやスクールロイヤーは何もできない。学歴社会ではなくなってきてはいても、やはり根強いいる。子供の未来は明るくならないという久留島の言葉が重くのしかかりました。でも、好きなことなら勉強できるという素直なストーリーからは明るい未来が見えました。

視聴者の感想も交えてネタバレありで紹介しています。

【僕達はまだその星の校則を知らない】最終回はどうなる?予想と展開考察!

【僕達はまだその星の校則を知らない】に原作はないので最終回結末も白紙状態です。どんな展開で結末を迎えるのでしょうか。気になるポイントを紹介!稲垣吾郎さんが演じる理事長の正体の考察についても随時更新予定です!

理事長(稲垣吾郎)の正体は?

稲垣吾郎さんが演じるのは健治が赴任した濱ソラリス高校を運営する「学校法人・濱学院」の理事長・尾碕美佐雄です。この尾碕は健治と過去に繋がりがあったようです。それが徐々に明かされていきます。

もともと、尾碕は中学校の教師をしていました。もしかしたら、健治の担任教師だったのかも?不登校だった健治に対して「何もしてあげられなかった」という後ろめたさを感じているのかもしれません。

尾碕はかなりクールな男ですが実は教育に熱い思いを抱えている男。経営者としての尾碕と教育者としての尾碕の心の葛藤も描かれていくはず。結末では本来の熱き男に戻り、健治とともに生徒と向き合いながら、高校を運営していくと予想しています。

尾碕に関しての情報は分かり次第更新!考察もお届けしていきます!

1話で尾碕は健治のフルネームを知ると顔色が変わります。やっぱり、健治の担任だったのじゃないかな。

3話にて。尾碕は健治の父のことを気にしていることがわかりました。父とは先輩、後輩の関係か?

5話にて。尾碕と誠司が会うシーンがあり。「久しぶり」と笑顔のふたり。

尾碕と誠司は過去に同じ教壇に立つ教師だったと分かりました。

6話にて。尾碕は誠司から健治が不登校であること、普通とはちょっと違うこと、裁判を起こすと言い出したことを知ります。健治と最初に会ったとき、名前を聞いて誠司の息子だとピンときたのでしょう。
尾碕は健治のことを見守っているのでしょう。

白鳥健治(磯村勇斗)と幸田珠々(堀田真由)の恋の行方は?

健治のサポートをする教師の幸田珠々は、宮沢賢治のファン。宮沢賢治に似ている健治に惹かれていきます。健治は、人との関わりが苦手なようなので、これまで恋どころじゃなかったはず。考えられるのは3パターン。

●珠々の片想いのまま終わる。
●ふたりはよき仕事仲間として結末を迎える。
●健治が心を開き珠々と付き合う。

いい雰囲気に流れていき、健治にも恋心が芽生える。これから付き合うのだろうなぁという余韻を残しつつのラストを予想しています。

ふたりの恋の展開も楽しみですね!

宮沢賢治はキーマン!?

プロデューサーの岡光寛子さんは「スクールロイヤーという仕事、脚本家の大森美香さん、そして教育者でもあった作家・宮沢賢治さんとのめぐりあいをきっかけに、白石プロデューサーと共にこの複雑で臆病な主人公の物語を着想しました」とコメント。相関図にも宮沢賢治の名があり、白鳥健治が似ている設定です。珠々が健治を好きになる原点でもある宮沢賢治の存在は、ある意味キーマンともいえる。

健治が宮沢賢治の生まれ変わりなんて流れがあるかとも思いましたが、ファンタジック過ぎでそれはなさそう。ただ、物語の中で宮沢賢治の書籍や宮沢賢治の世界観がイメージできる星空が登場すると予想しています。

放送後
●「双子の星」は健治の愛読書。
●「星巡りの歌」は健治が口ずさむ歌。母との思い出の歌でもあり。
●「よだかの星」の一部が珠々の台詞の中にあり。
●「銀河鉄道の夜」のアルビレオの観測所の件がでてくる。
●「紫紺染」が珠々の台詞の中に。

最終回結末はハッピーエンドで次へのステップ!

【僕達はまだその星の校則を知らない】は学園ヒューマンドラマ。生徒と向き合いながら健治もまた過去のトラウマと向き合い、家族と向き合い、成長していく姿を描きます。

最終回結末は、健治はスクールロイヤーとして派遣を継続。理事長や珠々たち教師とともに、生徒の悩みを解決していこうと決意すると考えられます。ハッピーエンドであることは間違いないと予想。

『健治は新たな生徒の悩みに向き合い、次へのステップを踏むのでした。終わり』なんてイメージしています。

果たして最終回結末は?

【僕達はまだその星の校則を知らない】の登場人物

白鳥健治(磯村勇斗)
幸田珠々(堀田真由)
尾碕美佐雄(稲垣吾郎)
白鳥誠司(光石研)
広瀬可乃子(木野花)
久留島かおる(市川実和子)
緒川萌(許豊凡)
伊原久(尾美としのり)
三宅夕子(坂井真紀)
巌谷光三郎(淵上泰史)
黒岩宗政(篠原篤)
永井玄也(根岸拓哉)
ジョン・コリンズ(チャド・マレーン)
菊池沙良(西野恵未)
小島敏夫(諏訪雅)

『生徒一覧』
鷹野良則(日高由起刀)
北原かえで(中野有紗)
有島ルカ(栄莉弥)
藤村省吾(日向亘)
堀麻里佳(菊地姫奈)
高瀬佑介(のせりん)
斎藤瑞穂(南琴奈)
三木美月(近藤華)
内田圭人(越山敬達)
島田聖菜(北里琉)
江見芽衣(月島琉衣)

【僕達はまだその星の校則を知らない】生徒役11名キャスト相関図!磯村勇斗の役柄は?
【僕達はまだその星の校則を知らない(ぼくほし)】生徒役11名のキャストプロフィールと役柄、相関図、レギュラー出演者の役柄を紹介します。主演は磯村勇斗、共演に堀田真由、稲垣吾郎ら。2025年7月期、カンテレ・フジテレビの月曜10時ドラマ。

本記事は最終回まであらすじネタバレを更新していきます。放送後に考察や見どころなども紹介します。

フジテレビ
hitomi

ライター歴12年以上。web新聞記事、恋愛やドラマコラム、小説などを手掛け現在dorama9にてドラマ記事を執筆。GP帯ドラマのほか深夜ドラマも鑑賞。恋愛、不倫、サスペンスドラマが好き。視聴者の声をリサーチし、分かりやすい記事を心掛けています。

dorama9【キャスト/あらすじ/視聴率/ネタバレ】