【Dr.アシュラ】第10話ネタバレ感想!父の想い、そして朱羅が下した苦渋の決断にネット民号泣!

【Dr.アシュラ】第10話ネタバレ感想まとめ 主演:松本若菜

【Dr.アシュラ】の第10話が放送されました。
この回には、朱羅の友達が登場します。
そしてその友達には生き別れた息子がいて、病室で奇跡の再会を果たすのですが、そのことに気づいているのは父親のほうだけでした。
メインテーマは親子の愛ですが、もうひとつ、命を繋ぐために朱羅が下した苦渋の決断が描かれています。
ではさっそく、皆さんの感想をみていきましょう!

【Dr.アシュラ】第10話 ネタバレ感想

もしかして、お父さんなの…?

朱羅が親しくしているホームレスの小西達夫。
朱羅だけではなく、帝釈総合病院の救急科メンバーにはおなじみの顔で、タツさんと呼ばれて親しまれている人物です。
ある日、食あたりによる脱水症状の疑いで、朱羅に連れられ帝釈総合病院にやってきます。
そのまま入院となった小西の病室に、肝機能低下による意識障害で搬送されてきた、佐藤健太という若者が運び込まれてきました。
健太の病状は、最悪の場合、移植が必要となる状態で、しかしながら幼いころに両親は離婚、父親とは音信不通、母親はすでに他界、親しくしている親族もいない、ということで、生体肝移植は難しいという状況でした。
このベースの設定が描かれたところで、実は小西が生き別れたお父さんで肝臓を提供する話なのでは、と想像した方がたくさんいました。

まさにその想像通りの展開であり、視聴者に先を読まれてしまった形ではありましたが、ただ普通の臓器提供、移植ではありませんでした。

父の想いと朱羅の決断

小西は健太が息子であることにすぐに気づいていました。
そして臓器提供が必要なコンディションであることを知り、自らの肝臓を提供する準備をしていたのですが、食あたりによる症状が治まり、退院したその日、ホームレス仲間と快気祝いをしているところを若者の集団に襲われてしまいます。
頭部を鈍器で殴打され、心肺停止状態で帝釈総合病院に搬送されてきた小西は、心拍は何とか再開したものの意識は戻らず、いわゆる“脳死”の状態になってしまいました。
生前に小西から実は健太の父親であること、何としてでも命を救ってやりたいという想いを聞いていた朱羅は、ホームレス仲間が届けに来た臓器提供同意カードと二人が親子であることを証明する戸籍謄本を見て、小西を脳死判定し、小西の肝臓を健太に移植する決断をします。
X上には、脳死状態とはいえ目の前で動いている心臓、しかも親しくしている人物の心臓を自らの手で止める決断を下した朱羅、そして救急科メンバーの気持ちを思いやるコメントがあふれました。

父が残した最後の手紙

そして移植手術が成功し、目覚めた健太は、小西が残した手紙を朱羅から受け取ります。
そこには、実は小西が健太の父親であり、ひと目見たときから気づいていたこと、財布を覗き見ていたのは盗むつもりではなく、その直感が正しいかどうか生年月日などがわかるものを探していたこと、父親として何一つしてやれなかった後悔、そして健太の健康と幸せを願う気持ちがつづられていました。
この手紙は、生体肝移植をするつもりで小西が書いたもの。自分自身も生きている前提でつづられた言葉は、許されるものなら、キャッチボールをしたい、これまでできなかったことをいっしょにしたい、と、過去形ではなく現在形でつづられていたことが、より切なさを増すものとなっていました。

そしてこの健太が小西からの手紙を読むシーン、手紙を読み進めるうちに、目が潤み、涙がにじみ、顔が歪み、静かに号泣するという、観ている人たちが自然に引きずり込まれるような臨場感あふれる素晴らしい演技。
台本には手紙の内容の詳細はなく、健太を演じる矢野聖人さん自身の希望で、本番まで手紙の内容を読まずに挑んだ一発撮りのシーンだったそうです。

【Dr.アシュラ】第10話 ネタバレ感想まとめと展開予想

第10話は金剛先生による癒し(?)の時間もなく、ただひたすら涙を誘う切ないエピソードでしたね。
小西の父としての想い、父親の死後にそれを知った息子の想い、そして友達の想いをかなえ、約束を守るために苦渋の決断をした朱羅たちの想い、すべてが切なく、そして人を思いやる気持ちにあふれた温かい物語でした。
次回、いよいよ最終話!
朱羅が負傷し、窮地に陥る模様です。
予告映像には、みんな大好き金剛先生、今週は出番のなかった多聞院長や阿含理事長の姿も見られました。
オールスター登場の、内容てんこ盛りになるに違いありません。期待して放送を待ちましょう!!

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