【じゃあ、あんたが作ってみろよ】3話ネタバレ感想!流石の相性?竹内涼真×中条あやみ!

じゃあ、あんたが作ってみろよ3話

TBS火曜10時ドラマ【じゃあ、あんたが作ってみろよ】3話「変化の扉よ、開け!」」が10月21日に放送されました。

別れから始まった勝男と鮎美の物語、考えさせられてしかもすごく面白いとますます評判ね!

2人が自分自身と向き合っていく姿に共感する人が多いんだろうな。
3話は勝男と鮎美のそれぞれの新たな出会いが描かれたね。

それでは、【じゃあ、あんたが作ってみろよ3話、ネタバレありの感想を紹介します。

【じゃあ、あんたが作ってみろよ】3話の感想

「おでん」からも学んでいく勝男

海老原勝男(竹内涼真)は、山岸鮎美(夏帆)に失恋したショックから立ち直るため、マッチングアプリでマッチングした柏倉椿(中条あやみ)と会いました。
男性をぐいぐいリードするタイプの椿に次はおうちデートと提案され、勝男は椿のために前日からおでんを仕込みます。
具材を出汁で煮るだけなので簡単だと勝男は思っていたおでん作り、実際に作ってみると、大根の面取りや下茹でなど具材の下ごしらえが必要で手間がかかります。
以前鮎美が作ってくれたおでんにはウインナーが入っていたのですが、和食にウインナーは合わないからと食べなかった自分を振り返って、勝男は後悔します。

自分の価値観を鮎美に押しつけていたことや、丁寧に手間をかけて料理してくれていたことへの感謝が足りなかったことを反省するのよね。
実際に自分でやってみて実感するという勝男の実行力と素直さ、すごく良いと思う。

竹内涼真&中条あやみのシーンに感動!

『君と世界が終わる日に』やCMで共演してきた竹内涼真さんと中条あやみさん。
コミカルな会話も、胸に響く感動シーンも、息ぴったりの演技を見せてくれました。

あの勝男が椿におでんを取り分けてあげてる!合コンで目の前にある大皿を当然のように女子の前に置いて取り分けさせてた勝男が!

鮎美だったら驚愕するところだけど、椿は当たり前のようにそれを受け取ってたね。

ビールでいい?と聞かれてワインがいいという椿でしたが、ワインはないと言われた時のセリフが秀逸でした。

椿「ワインがない家飲みなんてパンダがいない上野動物園じゃん!」

その後も、車麩が入ってないだの、コンビニぐらい美味しいかもだの、料亭のおでんには勝てないかもだの、椿は好き勝手におでんの感想を言い放ちます。
その都度、勝男は「こいつ」、「この女」と心の中で舌打ちするのですが、ここのテンポが最高です。
他の店で食べたおでんがいかに美味しかったかとしゃべり続ける椿に我慢ができなくなり、勝男も反撃。
料理するのかと聞くと、毎朝パンを焼いたりお気に入りのパスタソース取り寄せてパスタ作ったりと自慢げな椿。
「それは料理してるって言える?」
「自分だってろくに料理できないじゃん」
勝男の言葉、これが椿にとっての地雷でした。
今までつき合った男たちも、最初はそのままでいいと言いながら結局家事能力を求めてくる、仕事のできる女に嫉妬しているんだと激しい口調になります。
この段階で、2人とも「勝男」「椿」と呼び捨て。
勝男は昨日からおでんを準備していました。
肌寒くなってきたから温まってほしい、いろいろな具材を用意して好きなものを見つけてほしい、丁寧に下ごしらえして染みた具を美味しいと言ってもらいたくて。

勝男「わかった、俺は椿の心遣いのなさに絶望しているんだ」

そう言った勝男でしたが、やがてその言葉は自分に返ってきます。

勝男「待って。それは俺も一緒だ。作った人の気持ちを想像しないで俺は鮎美に…」

これまで何も考えず鮎美にぶつけてきた言葉たち。
おかずが茶色過ぎるとか、レンジでの過熱は味が落ちるとか、おかずと味噌汁の具がかぶってるねとか。
その時の悲し気な鮎美の笑顔を勝男は思い出しました。
「椿は俺だ、鮎美が見てた俺の姿だ」と男泣きに泣く勝男の背中を椿が見ています。

勝男「ああやって毎日、鮎美の心を踏みにじっていたんだ、俺は」
椿「鮎美って元カノ?」
勝男「うん」
椿「勝男、飲もうぜ」

名シーンでした。
椿もまた、元カレを忘れるためにマッチングアプリを始めていて、それでもやはりどうしても元カレと比べてしまう日々を送っていたのでした。
2人は“失恋友達”になります。

渚の「たこわさ」に学ぶ

食べ歩きのデートで甘いものばかり食べるミナト。
「甘いものは苦手」と言い出せないままそれにつき合う鮎美ですが、そのうち耐えられなくなり、途中で「用事ができた」と帰ってしまいます。
落ち込む鮎美に、吉井渚(サーヤ)はたこわさを食べさせました。
鮎美は美味しく食べますが、渚は自分はたこわさが苦手なのだと言います。
自分は苦手だけれど夫の太平(楽駆)がたこわさを好きなので買い置きしている、彼からたこわさの話を聞くのは面白い、伝えることは分かり合うための一歩だからそこに我慢はいらないのでは、と渚は優しく話すのでした。

渚は、本当に良い友達だよね。鮎美が迷ったり落ち込んだりした時に良いヒントをくれたり明るく励ましたりしてくれる。

今の鮎美のそばに渚がいてくれて本当に良かった。
勝男と別れるきっかけになったのも渚との出会いだったね。
渚と知り合うことがなかったら鮎美はずっと勝男に依存していたままだったのかな。

人類のもう半分も友達になれる可能性

渚はおでんのお礼に朝食を作ってくれました。
勝男にとって初めて食べる納豆トーストは思いがけず美味しかったようです。

椿「また勝男の初めてもらっちゃった」
勝男「変な言い方しないで」

椿が2番目にもらった「勝男の初めて」は納豆トースト。
1番目は「女友達」です。
勝男にとって初めての女友達が椿になったのでした。

椿「こういうにおいが気になるもの一緒に食べるってさ本当に友達って感じ」
勝男「女友達ってなんでこんなに嬉しいんだろう」
椿「人類のもう半分も友達になれる可能性があるって知ったからじゃない?」

名言ですね。
勝男は、椿と友達になれたことを嬉しく思う一方で、鮎美とも男とか女とかではなく人と人同士で分かり合えてたら、と悔やむのです。

鮎美はまだ目覚めていない

スーパーで偶然勝男に出会った鮎美は、大好きな彼氏ができたこと、自分の気持ちを伝えられるようになったこと、勝男に感謝していることを一方的に告げて去っていきます。
自分って何だろう、好きってどういうことだろうと考え、気持ちを伝えることができるようになった点は、確かに鮎美も変化しているのだと思いますが、勝男の成長に比べるとそれはゆるやかに感じます。
自分のことを考えるので精一杯な鮎美は、勝男の気持ちを思いやることができていません。

今の勝男が鮎美に好きなものを作って食べさせたいと思っているなんて、想像もしていないだろうね。

思えば、鮎美はずっと自分のことだけを考えているのかもしれないね。
以前は、“勝男に尽くす自分”が大事で、次は“ミナトに告白させること”、今は“自分の気持ちを伝えること”が大事。いつも自分中心で相手を思いやる視線がないのよ。

ただ、鮎美はまだ自分のことでいっぱいいっぱいなのかも。
勝男が今もどれだけ自分を愛しているかを知らないから、新しい彼氏のことを一方的に話してしまったのかもしれないな。

ミナトは信頼できる男?

待ち合わせ場所に来て開口一番、「今日もお洒落で可愛いです」と鮎美を褒めてくれるミナト(青木柚)。
甘いものと可愛いものが大好きなミナト。
勝男と違って事前にデートプランを細かく決めるのではなくその時のフィーリングで動くミナト。
「俺といんのに元カレの話こと考えるの禁止」というミナト。
爽やかでチャーミングで、でもどこか捉えどころのない、魅力的な人。
いつも自分の前を歩いていた勝男と違い、自分と目を合わせてくれる人。
鮎美はミナトにメロメロです。
酒屋で働く明るい好青年。
ミナトを信じても良いのでしょうか。

ミナトってさ、自分の店の商品を卸しているバーの常連さんに手を出していたわけでしょ?しかも2人も。

確かにミナトは魅力的なんだけど、やっぱり危険な感じがするんだよね。
鮎美、大丈夫?って思ってしまう。
勝男はミナトの噂を知って心配そうね。

【じゃあ、あんたが作ってみろよ】3話のまとめ

筑前煮もおでんも上手に作れるようになった勝男、すごいわ。
料理男子というより、料理することで人として大事なことを学んでいるところが偉い!

相手の気持ちを思いやることを学ぶ勝男と、自分の気持ちを伝えることができるようになった鮎美、今この2人がつき合ったら違う関係を築けると思うけど、この先どうなるんだろう。

寒い季節になってきたから、おでんを煮込みながらTVerでこのドラマを何度も見返したいな。

勝男と椿は友情を深め合っていきそうですが、鮎美とミナトはこの先どうなるのでしょう。
次回、波乱の予感がします。
4話の放送は、10月28日(火曜)22:00からです。
どうぞお楽しみに!

TBS

コメディ、サスペンス等のドラマや映画が好きです。日常を彩るエンタメの魅力を心を込めてお伝えしてまいります。
好きな脚本家:木皿泉さん

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