朝ドラ【あんぱん】119話のあらすじと感想を紹介します!
今田美桜主演&北村匠海共演の連続テレビ小説「あんぱん」第24週「あんぱんまん誕生」第119話が2025年9月11日(木)に放送。
柳井家に東海林(津田健次郎)が訪ねてきて、のぶ(今田美桜)は再会を喜ぶ。一方、浮かない顔で仕事をしていた嵩(北村匠海)は、八木(妻夫木聡)たちに悩みを吐露する。
【あんぱん】119話あらすじ
柳井家に東海林(津田健次郎)が訪ねてくる。再会を喜ぶのぶ(今田美桜)に、嵩(北村匠海)の活躍をうれしそうに話す東海林。
そのころ、浮かない顔で投稿作品を整理していた嵩は、八木(妻夫木聡)たちの前で悩みを吐露する。それは『アンパンマン』がなぜ人気を得られないのかという悩みだった。
八木は「テーマは分かるが、何かが足りない」と指摘。それをきっかけに仲間たちもそれぞれアンパンマンの欠点を口にしていく。しかし嵩は「カッコよくても、強くなっても良くない」とヒーロー像に対するこだわりを語るのだった。
東海林は「1つ腑に落ちん作品がある」と以前雑誌で見かけたという「アンパンマン」の話題に。なぜあのようなかっこ悪いヒーローを描いたのかと尋ねる。
のぶは、かつて嵩が「正義を行うなら、自分も傷つくことを覚悟しなければいけない」と話していたと説明。強さを見せつけて敵を倒すのではなく、自分を顧みずに困っている人を救うのが真のヒーローではないかと思うと、伝える。
のぶは「やき、アンパンマンはかっこ悪くてえい。弱くてえい。マントもボロボロでえい。アンパンマンは嵩さんにとって唯一信じられる正義の味方ながです」と話した。
東海林は、(のぶと嵩が入社時の面接で語っていた逆転しない正義を)「やっと見つけたにゃ」と笑顔を見せる。
東海林は「何十年かかけて…やっと見つけた。そうやにゃ?」と確認した。そこに、嵩が帰宅。
東海林は嵩との再会を喜び、2人に「おまんらあは、ついに見つけたにゃ。逆転せんもんを」「もっとこじゃ〜んとあのおんちゃんを描け。のぶはこじゃ〜んと応援せえ。おまんらあが、長い時間かけて見つけたもんは間違っちゃあせん。俺が責任を持つ」と伝える。
のぶは涙を流した。
東海林は穏やかな笑みを浮かべ、柳井家を後にした。(つづく)
【あんぱん】119話の感想
前回118話ラストで現れた、かつての恩人・東海林(津田健次郎)。
119話では、その東海林が、嵩やのぶが大事にしている「アンパンマン」のことを応援してくれました。
東海林の現在は定年退職しているそうですが、背中も曲がり、どこか頬もこけているような…。どこか悪いのかな、と思ったのですが…。劇中では特に体調に触れることなかったですね。
“逆転しない正義”とは何か。2人が追い求めてきた答えは、一般的なヒーローとは違いました。
悪をカッコよくやっつける。そんなイメージとは違いました。
たしかに悪を成敗する、勧善懲悪な方が分かりやすいし、スカッとします。
でもそんな分かりやすい正義にのぶたちは騙されました。
日本も戦争する理屈があって、正義があった。お国のために生きる(死ぬ)ことが美徳だった。
なのに…逆転してしまった。
そのことから「自分を顧みず、弱い人や困っちゅう人を救うのが、真のヒーロー」と、たどり着いたわけですね。
つまり、自分の顔を分け与える『アンパンマン』というヒーローです。
アンパンマンが世の中に受け入れられるまで、もうすぐ、というところまで来た感じですね。
【あんぱん】119話の出演者・スタッフ
出演者 【出演】今田美桜,北村匠海,河合優実,田中俊介,齊藤友暁,妻夫木聡 原作・脚本【作】中園ミホ
朝ドラ【あんぱん】は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語です。